以下の内容はhttp://labaq.com/archives/51512781.htmlより取得しました。


2010年10月18日 11:00

うそっ…私の英語力、低すぎ…?らばQの英語が苦手なライターが、「1000時間ヒアリングマラソン」に挑んでみました

 


らばQは3人で運営しているのですが、海外ニュースを中心に扱っているにも関わらず、英語に強いスタッフは、実はたった1人しかいません。

「この現状はまずいよな、最近じゃ某IT企業でも社内は英語だけなんてことになってるし…」なんて前々から悩んでいたところ、語学教材のアルクの「 ヒアリングマラソン 」を試す機会に恵まれたので、1ヶ月間真剣に取り組んでみました。

登場人物紹介
らば :らばQのボスでありライター。海外に10年以上在住で、英語はペラペラ。むしろ日本語が怪しくなりつつある。
ぜろんぱ :らばQの編集長。らばの原稿を手直ししたり、英語力をあまり必要としない記事を担当している。東京在住で、英語力は初心者を脱した程度。

私(ぜろんぱ)の英語力は、大学受験で勉強した程度。ここ数年、らばQで記事を書くようになって、英語力の弱さを痛感していました。

そこで、どうしたら英語力を伸ばせるのか、ボスに相談した時のこと。

ぜろんぱ: 師匠! (普段はそんな風に呼ばない)
覚悟を決めて英語を勉強しようと思うんだけど、手っ取り早い方法を教えて!……もとい、教えてください!

らば: 語学に近道などあるわけがない! (ビシッ!)
必要なのは継続と反復。ひたすら聞く、ひたすら話す。すぐに上達なんて甘い、甘すぎるっ! (バシッ!)

ぜろんぱ: ヒイィ、すいません!わかっちゃいたけど、やっぱりそうだよなぁ…。

らば: 仮に時間をかけずに覚えたところで、忘れるのもあっという間だから、じっくりやるのは大切なのよ。

ぜろんぱ: とはいえ、毎日机に向かうのって、時間的にもモチベーション的にも厳しいよー。

らば: 聞くだけなら電車やお風呂でもできるから、わざわざ時間を作らなくてもできるでしょ?

ぜろんぱ: たしかに洋画を英語で聞けたらって憧れるけど、英語って右から左にすり抜けていくし、リスニングはちょっと敷居が高いような…。

らば: …さっき覚悟を決めたって言ったのは誰だっけ?

ぜろんぱ: …す、すいません…。

…と、ボスにヒアリングを勧められました。

確かに受験勉強では全然ヒアリングのトレーニングはしていないし、YouTubeで英語の動画を見ても、何を言っているのかほとんど聞き取れない有様。マスターできれば今後の記事作りにも役立つのは確実です。

じゃあ、何を使ってヒアリングのトレーニングをしようかな…と思っていたら、アルクの「 ヒアリングマラソン 」を試す機会をいただきました。

まずはヒアリング能力のチェック

さて、ただ試してもつまらないので、ここは学習前と学習後でどれだけヒアリング能力が変わるのか比べるために、まずはぜろんぱの今のヒアリング能力を試してみました。

らば: じゃあ、洋画を字幕なしで見たいって言ってたし、『アバター』のトレーラームービーのヒアリングをやってみて。

ぜろんぱ: よ、よっしゃー!

お題:Avatar Trailer The Movie


※余裕がある方は、聞きながらタイプして英語力を試してみましょう(解答はページの下部に)

ぜろんぱ: *'ヮ')ノ できたよー!

らば: どれどれ…

ぜろんぱのヒアリング結果:
Jake sally? let's talk ~~~ flesh start a new world
make ~~~ defense ~~~ hardship ~~~ myself
ladies and gentlemen!
you are ~~~ more ~~~ your faces
~~~ のびー ~~~ できん
villege ~~~ finding ~~~ sollution ~~~ DNA
Avater body ~~~ need ~~~ real eggs
how yes sir. ~~~ this is your avater
※これ以上は見苦しいので前半のみ


らば: がくっ…。マジ?マジメにやったの?
…採点?えっと…うん、明日からがんばろうよ。 (遠い目)

ぜろんぱ: …うそっ…私の英語力、低すぎ…?

わかってはいたことだけど、この現実にはヘコみました…。正直こんな醜態を人様にお見せしていいものか迷いましたが、見せてしまった以上は「やってやる!」という気合いで、がんばってみます!

「ヒアリングマラソン」って?

さて、今回試すアルクの「 ヒアリングマラソン 」は、毎月届く、旬の話題を使った英語教材。アルクによると、1982年の開講以来、延べ100万が受講した人気No.1の講座だそうです。

ポイントはネイティブがしゃべる生の英語をとにかくたくさん聞くこと。目安として、年に1000時間を推奨しています。…って1000時間!?

これを知った時点で、続けられるかちょっと自信が揺らぎました…。
…が、これからもらばQを続けていくことを考えると、この程度でくじける訳にはいきません。

教材の内容は、コースガイドと、毎月送られてくるテキスト、マンスリーCD、テストCD、そして副教材の月刊誌『 イングリッシュジャーナル (CD付)』。

メインとして使うのは、70分程度のマンスリーCDとテキスト。1ヶ月の間、マンスリーCDを何度も繰り返し聞き、テキストで解説や問題に挑み、英語力を固めます。また、コースガイドには、英語のレベル別の最適な学習方法が書かれているから、ちょっと英語に不安を感じている人でも大丈夫そう。

マンスリーCDの中身は、英語の発音の基礎や海外ドラマや洋画の一部など、いろいろな素材を使ったコーナーがあり、内容もただ聞くだけではなく、リピーティングやシャドーイングの練習があるなど、トラックも細かく分かれていて、自分のレベルに合ったものを負担なく重点的に聞けるようにできています。

そして1ヶ月の学習の最後には、テストCDを使って、テキストの最後に用意されたヒアリングテストに挑み、成果を確認する…というのが基本的な流れ。

テスト結果と解答・解説のブックレットは、締め切り日の約1ヶ月後に別途送られてきます。

実際にやってみると…

実際に始めてみると、やはり最初の数日は結構しんどいというか、特にテキストを見ないでマンスリーCDを聞くと、容赦ないネイティブ英語にさっぱりついていけず、集中力も散漫で大丈夫かなと一抹の不安を感じました。

しかし、テキストを見たりしながら何度も繰り返し聞いていくうちに、最初は単語の断片のみだったのが、「あれ、今フレーズ(熟語)単位で聞き取れたかも!」なんて風に、慣れが出てきます。

もちろん意味まで聞き取れるようなレベルには程遠いんですが、 一度聞き取れたフレーズはその後はずっと聞き取れるようになる ので、RPGで地道にレベルアップをしているような充実感を覚えました。

旬の話題でバラエティに富んでいることもあって、特にドラマや映画の話の流れがある程度つかめてくると、 かなり楽しくなってきます 。そして1週間、2週間と経ってくると、必死に聞いたりテキストにかじりつく必要がなくなり、負担はグッと減ってきます。

マンスリーCDはPCやiphone、携帯などに取り込めば、通勤中やジョギング中など、耳の空いている時間を活用できるので、リスニング時間の負担は思ったほど大きくありません。

さらにマンスリーCDで物足りない人には、月刊誌『 イングリッシュジャーナル 』で更なる英語力アップも。TOEIC対策のような毎月役立つ特集から、対訳付きの有名俳優のインタビュー(CD音声も付属)など、かなり分厚くて内容が盛りだくさんでした。

そんなこんなであっという間に1ヶ月が経過。そこで再び、『アバター』のヒアリングに挑戦してみることに。

ぜろんぱ:*'ヮ')ノ 今度はばっちりだよー!

らば:どれどれ…

黒字:前回聞き取れた箇所   青字:今回聞き取れた箇所   赤字:らばによる訂正箇所
You Jake Sully?
I'd like to talk about fresh start on a new world.
You'll be
making a difference.

I became a marine for the hardship -- told myself I can pass any test a man can pass. All I ever wanted was a single thing worth fighting for.

Ladies and gentlemen, you're not in Kansas anymore,
you're on Pandora.

You should
see your faces.

We have an indigenous population called the Na'vi. They are very hard to kill.

This is why we're here -- because this little gray rock sells for 20 million a kilo. Their village happens to be resting on the richest deposit, and they need to relocate. Those savages are threatening our whole operation. We're on the brink of war and your supposed to be finding a diplomatic solution.

The
concept is to drive these remotely controlled bodies called avatars. They're grown from human DNA mixed with DNA of the natives. Marine in an avatar body, that's a potent mix.
You get me what I
need, I'll see to it you get your legs back. Your real legs.

Hell
yeah, sir.

Looks like you, this is your avatar.

Just relax and let
your mind go blank. That shouldn't be hard for you.

らば:おお、単語の量増えたねー。結構耳についてきたね。間違いもまだまだあるけど着実に進歩したよ。ということはさらに同じ時間費やせばもっともっと伸びるっていうことだな。ここで止めずに頑張るんだぞ。

ぜろんぱ:*'ヮ')ノ お、おうー…!

採点してもらったら思ったよりも間違いだらけで、ちょっと悔しい結果に。でも、初回の絶望的に無理なころに比べれば、なんとなく聞き取れる部分が確実に増えたなーって実感はあります。

さすがに1ヶ月で「ネイティブの英語が苦もなく聞き取れるようになった!」みたいな魔法のような変化があったわけじゃありませんが、洋画や洋楽を聞いてるときに意識しなくてもフレーズを拾おうとする癖ができていて、ちょっとうれしい瞬間でした。また、早いテンポの英語についていく副次効果として、テキストの英語を読むスピードも上がったと思います。

正直言うと、もっと聞き取れたつもりでいたので悔しさを感じるとともに、さらにレベルアップしたいという強い欲求が湧いていて、 英語が楽しくなってきていることが一番嬉しい成果かもしれません。

ヒアリングマラソン 」は、生活の一部に英語を取り入れたい、スマートに英語を身につけたいという人にはもちろん、やる気を持って挑む上で、もっと続けてみたい、取り組んだ時間は裏切らないという手ごたえを感じさせてくれる教材だと思いました。

もちろん成長にはこれからの継続が大事。これからもずっと続けて、大きく成長した頃にまた続きを書く…かも?

アルク「1000時間ヒアリングマラソン」

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