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2010年06月24日 16:30

マラドーナ監督どころじゃない…迷走しまくりのフランス代表ドメネク監督の驚くべき珍エピソードいろいろ

 

レイモン・ドメネク監督
サッカー代表のお騒がせ監督と言えばマラドーナ監督が群を抜いた知名度ですが、地区予選での低迷ぶりとは裏腹に、W杯本戦でのびしっと決まったスーツ姿や予選グループ全勝という好成績も相まって、評価はうなぎ登りとなっています。

一方で前大会で準優勝したフランスですが、今大会中に監督にアネルカ選手が暴言を吐いたとして協会から追放処分され、それに反発した全選手が練習をボイコットするなど前代未聞の内紛が起こり、全く良いところなく敗退してしまいました。

そんな悪い意味で世界の注目を浴びたレイモン・ドメネク監督ですが、実は以前からキテレツさでは世界屈指と言える評判の持ち主だそうです。

そんな暴走伝説とでも言うべき彼の珍エピソードをまとめてみました。

2004年に代表監督に就任するもドイツW杯予選では苦戦、一度代表を引退したジダンらのベテランを復帰させることでW杯予選を突破、ドイツ本大会でも準優勝という好成績をもたらしたレイモン・ドメネク監督。

しかしドイツ大会では、ジダンという求心力に頼った部分が多く、当時から選手との確執など問題は多かったようです。

以下、ドメネク監督の珍エピソードをご紹介します。

  • 選手選考は星占いを重視していると公言。「さそり座が2人いると互いに殺し合う」と言う理由で、実際にドイツワールドカップ時にメンバー選出された「さそり座」は1人だけ。
  • 2008年欧州選手権では好調だった選手を招集しない一方、A'代表という代表予備チームを作って大量に選手を招集。
  • グループリーグで1勝もできずに最下位で敗退(オランダに1-4、イタリアに0-2)。イタリア戦では突然サイドバックの選手をセンターバックに起用。
  • さらに試合後の辞任の意思を問われるインタビューに対し、脳天気に女子アナウンサーの恋人にプロポーズ。もちろん世論からもメディアからも猛批判を浴びるも、なぜか続投。
  • 2010年のW杯直前の合宿では雪山登山、自転車、バギーレースなどの様々な珍トレーニングを敢行。自転車トレーニングでは雨の路面にすべったFWアネルカが転倒するも、幸い無傷。バギーレースではDFギャラスがクラッシュしてあわや大事故の横転、かすり傷を負う。
  • 開幕直前にシステムを4-3-3に変更、ベストメンバーで臨んだ強化試合で2軍の中国に0-1で敗北。
  • 選手からも責任者不在と批判されたドメネク監督は、新聞を読んだ選手に50ユーロ(約5500円)の罰金を科す。
  • ドメネク監督の下で2006年のドイツ大会を準優勝したジダンは「好感を抱いたことは無いが、監督として尊重した」と、かなり微妙な表現。
  • 2010年のW杯の本大会では2戦目にメキシコに完敗、ハーフタイム中に戦術に不満を抱いたFWアネルカが監督に暴言。重くみた協会がアネルカを追放すると、反発した全選手が練習をボイコット。チームディレクターは泣きながら辞任。サルコジ大統領が事態の収拾に乗り出すほどの混乱に陥るも、ドメネク監督はこれと言った手段は何一つ打てずに終わる。
  • 混乱のまま迎えた最終戦(南アフリカ戦)も完敗しグループリーグ最下位に終わると、試合後に歩み寄ってきた南アフリカのパレイラ監督の握手を拒否し、険悪ムードに。(Youtube映像

以上、フランス歴代で最多となる約80試合を指揮してきたのに、すっかり評価が失墜してしまったドメネク監督。なぜ今まで解任されなかったのかと不思議に思うでしょうが、どうやら協会の権力争いが絡んでいるとのことです。

我らが日本代表の歴代監督も成績が振るわない度にさんざん叩かれますが、こうして見ると恵まれている方なのかもしれませんね。フランスと比べるのが間違っているかもしれませんが……。

やっぱり次の監督には、未来につながる日本のスタイルを確立して欲しいものですよね。

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