途上国と呼ばれる地域でも近代化は進んでいますが、バランスがいびつなケースも少なくないようです。
人口12億人のインドでは、携帯電話の契約数が5億6373万にのぼることが最近の国連調査から明らかになりました。
しかしながら人口の3分の1が、ちゃんとしたトイレを利用できていない現実があるようです。
途上国と呼ばれる地域でも近代化は進んでいますが、バランスがいびつなケースも少なくないようです。
人口12億人のインドでは、携帯電話の契約数が5億6373万にのぼることが最近の国連調査から明らかになりました。
しかしながら人口の3分の1が、ちゃんとしたトイレを利用できていない現実があるようです。
国連が2008年に行った調査によって、インド人口の3分の1に当たる3億6600万人は、まともなトイレに行く環境がないことがわかりました。
水、環境、保健などについて調査した結果ということですが、国連では、この事実を悲劇であり皮肉であると締めくくっています。
国連はミレニアム開発目標として、2015年までに現在の不衛生な人口を半減しようと計画を掲げており、それにかかる費用は3580億ドル(約33兆円)と見積もられています。
病気の感染により命を落とす5歳未満の子どもは、過去3年だけで450万人にのぼると言い、これらの衛生管理が、子どもの命を救い、健康状態を改善することに繋がるとのことです。
世界的に携帯電話の普及率が上がっているとは感じていましたが、インド人口の半分にあたる利用数には驚きですね。
一方でトイレのない環境の人が、これだけいると言うのは考えさせられます。
India has more mobile phones than toilets