「エクラノプラン」とはソビエト連邦で開発された地面効果翼機の総称で、冷戦期にはカスピ海に輸送・戦術ミサイル戦力として配備された歴史を持ちます。
平らな地面や水面すれすれを飛ぶことで、高速性と大量輸送を可能とした「エクラノプラン」ですが、独特で奇妙な形状から「カスピ海の怪物」とアメリカ側から称されました。
写真のものは全長73.8mの「ルン」型と呼ばれるミサイル艇。
圧倒的なまでの、その威容をご覧ください。
「エクラノプラン」とはソビエト連邦で開発された地面効果翼機の総称で、冷戦期にはカスピ海に輸送・戦術ミサイル戦力として配備された歴史を持ちます。
平らな地面や水面すれすれを飛ぶことで、高速性と大量輸送を可能とした「エクラノプラン」ですが、独特で奇妙な形状から「カスピ海の怪物」とアメリカ側から称されました。
写真のものは全長73.8mの「ルン」型と呼ばれるミサイル艇。
圧倒的なまでの、その威容をご覧ください。
通常の航空機や船とはかけ離れた、シーモンスターと呼ぶにふさわしい異質な姿。
この「ルン」型は冷戦期は対艦ミサイル3M80「モスキート」6発を積んでいましたが、90年代には救難艇へと転用されたそうです。
上に乗ったところ。スターウォーズの船といわれても違和感ありません。
(2010/3/17)追記:この写真は機体背面に設置された銃座とミサイル発射口だそうです。教えてくださった方、ありがとうございます。
全長73.8mはジャンボジェットと変わらないサイズ。
(ボーイング747型の初期型70.6m、最新型76.4 m)
全高は19.2m。見る位置によって雰囲気がガラッと変わります。
見れば見るほど他の星にいけそうな姿ですが、戦略兵器の主役は長距離ミサイルへと移っていったこと、冷戦後の資金難のため、エクラノプランの開発は中断されました。
実際に走行している姿は以下の映像をご覧ください。
YouTube - Project 903 Lun (Hen-harrier) Missile Launcher WIG