落し物や忘れ物があっさり見つかるかどうかは、拾った人が正直者かによります。
日本ではあとから出てくることもありますが、海外では見つかる可能性はぐっと減ります。
特に現金となると返ってくる可能性は皆無に近いのですが、アルゼンチンで32,500ドル(約320万円)の現金を見つけたタクシードライバーが、正直に届け出たというニュースがありました。
落し物や忘れ物があっさり見つかるかどうかは、拾った人が正直者かによります。
日本ではあとから出てくることもありますが、海外では見つかる可能性はぐっと減ります。
特に現金となると返ってくる可能性は皆無に近いのですが、アルゼンチンで32,500ドル(約320万円)の現金を見つけたタクシードライバーが、正直に届け出たというニュースがありました。
アルゼンチンは、いろんな意味で腐敗の激しい国で、そのまま現金が届けられるというのはとても珍しいことなのです。
サンティアゴでタクシーを利用した老夫婦を降ろしたあと、運転手は現金の入ったかばんを見つけました。そして数日後なんとか夫婦を見つけ出し、かばんを返しました。
この話には後日談があり、広告会社に勤める青年二人が、そのタクシーの運転手に対する感謝の気持ちを表現するためのウェブサイトを立ち上げ、そのおかげで何千人もの人がアクセスし、メッセージと共に彼に寄付をしたのです。
「他の大勢もあなたみたいな人でありますように」などと書かれたメッセージが届き、14580ドル(約140万円)もの金額になったそうです。
お金のほかに彼にいろいろな申し入れをする人も多いそうで、現在彼はとても戸惑っているそうです。
治安が悪かったり民度が高いとは言えない国では、正直者は損をするというイメージが強いですが、誠実な行動には心を打たれる人々も多いことがよく現れた一例でした。
Nothing To Do With Arbroath: Honest taxi driver reaps rewardsより