![アメリカの経済が落ち込んで、意外なところに影響が](https://livedoor.blogimg.jp/laba_q/imgs/9/2/92d754a6.jpg)
サブプライム問題や原油高騰により、アメリカの経済は下降の一途をたどっています。
終わりを告げようとしているブッシュ政権も、経済の悪化に加担しただけという結果になりました。
そんなアメリカに嫌気が差して、良いのか悪いのか、違法移民者が自分の国に帰り始めているというのです。
サブプライム問題や原油高騰により、アメリカの経済は下降の一途をたどっています。
終わりを告げようとしているブッシュ政権も、経済の悪化に加担しただけという結果になりました。
そんなアメリカに嫌気が差して、良いのか悪いのか、違法移民者が自分の国に帰り始めているというのです。
アメリカでは、長年に渡って違法入国者の増加に悩まされてきました。ところが経済低迷の余波が違法移民者の減少に影響していることがわかっています。
ダラスにあるメキシコ領事館によると、今年だけですでに400家族が帰国するための書類転送を申請したそうです。
この数字は劇的に増えており、2005年には162家族、2006年には199家族、2007年には270家族と言いますから、今年は去年より倍増するのが確実になっています。
もちろんこれらの移民は違法であるため常に追われる身であり、日の目を見ないような生活を強いられています。そして経済が低迷した今、アメリカに魅力がなくなり自国へ帰る人が増えたのです。
合衆国側では、移民者が帰国したことによるアメリカ経済への影響はない、という見方をしているようです。
しかし長い歴史の間で国の力が変わるときの現象に似ている気はします。人のシフトチェンジというのは何らかのサインなのかもしれません。
これはアメリカとメキシコの話でしたが、将来の移民受け入れ問題を抱える日本も、決して他人事ではありません。
More Mexicans leaving U.S. under duress | Dallas Morning Newsより