シカゴで鳥が人を襲っているとのニュースです。
Telegraphによると、歩行者や自転車に乗る人の頭などをつついたり、引っ掻いたりする被害がでているそうです。
いったいどんな鳥なのでしょうか。
容疑のかかったこの鳥たちはハゴロモカラスと言います。名前にカラスとつくものの、カラスの仲間ではなくムクドリモドキの一種です。
全身が黒いことから、「ブラックバード」"Blackbird"と呼ばれおり、オスの肩翼には少し赤い部分があります。
体長は20センチほどで、それほど大きくない割には、タカやミサゴなどの自分よりずっとサイズの大きな鳥を襲うとして知られているそうです。
一見かわいらしいこの鳥がタカやミサゴを襲うなんて信じられないと思いましたが、確かに襲っていますね…。
被害は自転車に乗っている人が一番多いらしく、ひどいケースでは100メートルほども頭を突付かれたり髪の毛を引っ張られたりしながら追いかけられたと報告されています。
特に巣作りのシーズンになると、襲われた報告が増えるらしく、強い縄張り意識が原因のようです。ヒッチコック映画の「鳥」ほど危険はないとしていますが、攻撃的な鳥は「ヒッチコック」というあだ名がついているようです。
鳥類学者によると、もし襲われたなら鳥をじっと見返すか、それで効果のない場合は、犬のように吠えるといいらしいです。
しかし犬のように吠えている姿はあまり見られたくないものですね。