錦織圭（にしこり けい）選手が、2月17日に米フロリダ州デルレービーチで、男子テニスツアーでは松岡修造以来、日本人16年振り二人目、ツアーの優勝を飾りました。
爽やかなイケメンで、まだ18歳の若さ。「聞いたことないし、まぐれじゃないの？」って思う人もいるかもしれませんが、2年前の16歳の時点ですでに、杉山愛に「一ファンとして彼の試合を楽しみにしている」、松岡修造に「誰が見ても圭は世界のトップ10に入れるテニスをしています」と言わしめた程の凄い逸材だったんです。
去年はハニカミ王子、一昨年はハンカチ王子が話題になって、何でも王子つけりゃいいんかい、みたいな感じでしたが、今後は彼が注目浴びると思います。というかこの快挙でマスコミが大きく取り上げないなら、マスコミなんて必要ないと言っていいでしょう。でも頼むから安易に王子とか付けないでくださいね、マスコミ様各位。
プロフィールやエピソードを軽くまとめてみましたので、どんな人物なのか今のうちからチェックして話題を先取りしておきましょう。
苗字の錦織は「にしきおり」では無く「にしこり」と読みます。※ゴジラ松井の顔とは関係ありません。
昨年10月にプロに転向したばかりの18歳、ランキング224位にして、決勝では同12位のジェームズ・ブレーク（米国）を破り、欧米マスコミでも驚きの18歳ニューカマーがショックを与えたという見出しで一杯です。おそらく112位にジャンプアップするだろうとのこと。
身長177cm 68kg 島根県松江市出身 2006年には16歳にして18歳以下の全仏オープン男子ジュニアダブルスで日本人初の優勝、シングルスでもベスト8。
女子に比べて、男子の層はものすごく厚いので、ジュニアとはいえ凄い快挙であり、このまま成長すれば4大大会で活躍できる素材だと言われ続けていた、その彼が18歳と1ヶ月でいきなりツアー優勝を果たしてしまったのです。
ツアー初優勝の記録は、松岡修造が25歳、最強のフェデラーでさえ初優勝は19歳、ナダルが18歳2ヶ月なのだから、どれだけ凄いことかわかるかと思います。
冒頭で2年前に「世界のトップ10に入れるテニスをする」と松岡修造にコメントされたと書きましたが、実は松岡修造が主催する「修造チャレンジ」というジュニア育成キャンプに参加していて、そこで見込まれ奨学制度でアメリカ留学したそうです。
そんな彼が、松岡修造以来のツアー優勝を果たしたのですから、修造氏の無駄に体力使った喜びようが目に浮かんでしまいますね。
男子テニスの4大大会で日本人が活躍するのは夢のまた夢という感じでしたが、メジャーリーグの野茂、セリエAの中田のように、彼がテニス界を切り拓いて盛り上げてくれるかもしれないと思うと、今からわくわくしてしまいます。
それにしても2年経っても、まだ若干二十歳なのか、恐るべし…。
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