以下の内容はhttp://labaq.com/archives/50791186.htmlより取得しました。


ニュース解説 / kosh_ian / URL
2007年10月15日 18:17

暴走TBS──取材を受けると被害にあうテレビ局

 
ウソツキ!

このところTBSの評判が非常に悪いです。TBSは東京キー局のひとつであるテレビ放送局で、昔は「報道のTBS」として名の知れた局でした。

ところがこの数年、ヤラセや印象操作、スポーツの妨害などなど、どうにも悪い面ばかりが目立っています。いったいTBSはどうしてしまったのでしょうか。

ということで、ちょっとTBSの「悪さ」をまとめてみました。以下よりどうぞ。

TBSの暴走っぷりがネットで目立つようになったのは、2003年の石原都知事発言の捏造からです。

石原都知事発言捏造事件

TBSサンデーモーニング 石原都知事発言捏造報道問題

これはサンデーモーニングで、都知事が「私は日韓併合の歴史を100%正当化するつもりはない」と発言したものを「私は日韓併合の歴史を100%正当化するつもりだ」と字幕を付けた上、語尾の音声を聞き取れないように小さくした、という事件です。

公式には「メモのミス」ということで片付けようとしたようですが、誰も信じてないですね。

当時は動画なども上がってたのですが、いまはさっぱり見当たりません。おそらく著作権侵害ということで削除になったのでしょう。

きちんと裁判で争えば公正な引用として認められる範囲だとは思いますが、大企業相手に個人が裁判を継続する事は難しいので、引用も著作権侵害ということになってしまうんですね。

ハニカミ王子問題

ピンポン!、およびみのもんたの朝ズバッ!でゴルフの取材に「ハニカミ王子」の愛称で知られる石川遼選手の取材で起きた問題。

情報番組「ピンポン」で福澤朗が半泣き謝罪

石川選手の同伴競技者に盗聴マイクを付けるように依頼したり、取材ヘリコプターを石川選手に近付けプレーを中断させたりした問題で、これも有名ですね。

また、みのもんたさんがTBSの朝ズバッ!でハニカミ王子目当ての観戦者のマナーの悪さを批判して「お前が言うな」と一斉にツッコミが入ったことでも有名です。

ボクシング亀田三兄弟問題

テレビのピエロ・亀田興毅

ボクシングの亀田三兄弟は、人気あるボクサーでしたが、世界戦の不自然な判定、TBSの独占放送、また亀田三兄弟はTBSが幼少の頃から追いかけてきた家族ということもあり、TBSによるヤラセだと疑われています。

ボクシング界からも亀田三兄弟のような素行の悪いボクサーの名が売れるのは好ましくないという声もあるようです。

J-CAST取材拒否問題

これは悪さというより姿勢の問題ですが、J-CASTがTBSに質問を送ったところ、

「問い合わせについては答えません。それ以外についても、今後一切ノーコメント」

と、単に「ノーコメント」というだけではなく、今後は、セクハラ問題に限らず、一切J-CASTニュースの取材には応じない、という答えが返ってきた。記者が「今後一切取材拒否」の理由を聞くと、

「週刊誌の内容をもとに質問してくるような姿勢は心外」

なのだそうだ。

という受け答えが帰ってきて、今後一切取材拒否になってしまったらしいです。

ところが……

取材拒否TBSが何故か J-CASTニュースに取材

取材拒否してる相手に自分は堂々と取材する、という姿勢がうかがえます。

不二家捏造事件

数あるTBSの「悪さ」の中でもこれは最悪です。不二家の消費期限切れ材料の使用問題についての捏造とヤラセです。

Wikipediaによると、発端は消費期限切れ材料使用の報告書を、内容が不自然であったために公表してなかったところ、マスコミにリークされたということです。

ここからマスコミからのバッシングを受けることになりましたが、その内容のほとんどがウソ、デマカセ、ヤラセでした。特にみのもんたの朝ズバッ!では「自称元従業員」が出演してて、洋菓子作りではありえないウソの証言をさせた事が問題となりました。

こういったマスメディアによるウソの報道により、不二家は身売りする事となり、いくつかの店舗は閉店に追い込まれ、多数の人の人生を狂わせることになりました。

しかし、TBS自身も番組自身も、まったく変わらず今も放送を続けています。

初音ミク印象操作事件

そしてこれが最新のTBSの「悪さ」です。

TBS「アッコにおまかせ」の初音ミク特集に批判相次ぐ

YAMAHAの開発した歌声合成ソフトVocaloidにアニメ声優の声をサンプリングしたは、その歌声の自然さとかわいらしさからニコニコ動画を中心に大ヒット。コンピュータで音楽を作るDTMの世界に新風を巻き起こしてるソフトウェアです。

それをTBSのアッコにおまかせ!で紹介するというのでメーカーのクリプトンや、mixiの初音ミクコミュニティの運営者が協力したところ、聞いてた話とはまるで違う、ただのオタク趣味をあざ笑うだけの放送になっていたということで、ユーザーからの批判が猛烈な勢いで出てきています。

VIPのスレに降臨したtask氏の全発言という記事によると、ほんのおまけ程度でやったことだけが誇張されて笑い者になるように編集されたようですね。

クリプトンのブログにも抗議や訴訟に出るべきといったコメントが寄せられ、担当者の佐々木渉氏がお詫びのコメントを書き込むといった自体になっています。

初音ミクの「中の人」である声優藤田咲さんも、ご本人のブログでファンたちを励ます言葉を述べられています。

TBSの取材に答えてはいけない

上にあげた以外にも、いくつもの不祥事があります。下記サイトを見てみると、それこそ1968年からの不祥事がずらずらと並んでいます。特に近年の不祥事の数は尋常じゃないですね。

TBSの捏造・不祥事の歴史

どうやらTBSの取材姿勢としては、

  • 取材時だけ相手には印象よくしておく
  • 取材した内容からおもしろおかしくできるとこだけ抜粋
  • 取材内容がおもしろくなければヤラセ捏造
  • 取材相手の都合や利益は無視
  • 訴訟はされない、されても潰せるという自信がある(?)

というあたりのようですね。

私も町角でTBSの取材依頼にあったことがありましたが、急いでたので無視して去った事があります。あれも取材を受けていたら、どんな放送のされかたをしたのかと不安でなりません。

特に初音ミクを開発したクリプトン社とYAMAHAは、今後の経営上の損害を被ったといっても過言ではないでしょう。ボクシングやゴルフにしても、プレー妨害や競技そのものへの不信感などを広める結果となっています。不二家にいたっては倒産同然まで追い込まれてるわけで。

ネットではTBSの放送免許剥奪を求める声も少なくありません。

TBSの取材は、すべて断った方が身のため、ということですかね、これは。

関連記事

 
Twitter facebook はてブ コメント ご意見 TB
 
コメント欄を表示する(0)