∧/|　　∧､
　　　　　　　|ヽ!､ゝ,.ｒ'ニ､ﾝi
　　　　　　　ゝ／　/　 　 ＼
　　　　　　　_L...- '-───'-- ..,,_
　　　　　 ,.へ　ヽ -　L ＝ 」 -　 　/
　　　　 〈　 　,.ゝ --─ri⌒ヽr--..,ｲ　　　　,. -‐-､　　　　雨天続きの後の快晴は
　　　　 　γ´ ,'" _/__,.i:::::::::l |､!_i　ﾄ､　　／ 　 　　:
　　　　 　i　 ,'.　/ ,.-'､.ヽｲﾉ,.-､i / 　i　//　　　　　:　　　　　実に爽快な気分になるな
　　 　 　 |　レ ｲ　ｧ-､ 　 　ｒ､ ﾚｲﾊﾉ.//　　　　　　:
　　.r┐｀|.　(| | |　!'ﾄ_j　　　ﾄﾝ l |.|　//　　　　　　　:
:￣￣￣ |　/i | lゝ､""　 _ 　"ﾝ l.|.|//　　　　　　　　:　　　　さて、それでは、本日も私達二人で
　遊　泳|　 ﾊ_l |.,-!｀ir--r=i'| i | |//　　　　　　　　　:
　禁　止i　ｲ　 /´｀ヽ:.｀^ハ^´:,///　　　　　　　　　　:　　　　　　　番外編の解説を務めていこうか
___________Y　',　ゞ____,ﾉ ＶﾊV <{//　　..,,,,.. ...　　....　　 :
　　 | |.　 | 　 ヽiヽ. 　ヽ､_Ｙ_!-//　　 _____　　　　　　　 :
:::::::::| |:::::::V ヽ,.ｲ!､｀ヽ､______,ﾉ_ﾉ　 /⊂⊃ヽ 　　　　　　:
　 ゛⌒゛　 　 　/ヽ7＞ｰｰ-‐Y､ヽ､ i　≡三 i 　　　　　　 :
,,,....　　　　_／／::::/::::>',￣｀i⌒ヽ:ヽ､三Ξﾉ,,,...　,,,　　 　 :
　　　 ,,,....,く::/:::::::/iｲ^ヽ!_____!_____i_rﾝ､　　　　　　....,,　 　 :
'''-r--rー｀^ヽ＞-'｀￣i二__.i__二!---r---r--──　　 　 :
　 ﾊ /　　　Y　　　　i　i::L__!|::L」|　　 ＼ /　　　　i　　　　　:
　i　',　　　　!　　　　 !ﾊ､::::::ﾉ､::::::!　　　 Y　　　　 ﾊ　 　 　 　:
　i　　ヽ.　　ﾊ　　　　| 　￣　 i￣　　　　ﾊ　　　　　　i　　　　　:
～^'ー～^'ー～^'ー～^'ー～^'ー～^'ー～^'ー^'ー～^'ー-　　:
　~　　　　~~　　　~　~　　　　~　　　~　　　　　　　　　　　　　　　: ∩
　　　～　　　　～～　　　　　　　　　～　　　　　～～　 　　 　 　:ﾄ|

　　　 ＿l　｀ '' ｰ - ,,､. ,, ─..-..ー..／　　l ,,-''´l
　　　　.l::::;!,_　　 ,　　　　｀ヽ､-ｰｰ／ 　　´~　　　.lｽ,､　　／＞
　　　　l::::'､　~｀´　￣￣　 ~｀''iｰ''i´~　 _ ,,､＿　 .l.　',｀' ､ ´　＜´l
　　　 .l::::::::',　　_ ,, - ｰ '' ´￣￣~　ﾆ´.　　 　 ｀ 'ヽ _i _　l　　　　｀
　　　 l:::::::::;'｀ ´　　　　　　　　　 ヽ　 ｀＼ ＼.　　　 ＼ ￣｀l　 -=ﾆl
　　　.l::::::::;'　　 ,　　, ,'　　,'.　 l　　ヽ　 ;ｷ+､. '､　　　　ヽ　-'､
　　　l:::::::;'　　 ,' l　,' l　 ,+=-､l 　　 ',　　l',l　　 '､　 l',　　',.　,'
　　　l:::::::i.　　,'　l ,'　l　　i.　 ,'l 　　　',　 l 'l_　　 i.　 l ',　, i　l
　　 .l:::::::l　,'/!　,ﾚ　 l. 　,'- ,､.l.. .. .. ..iｨ'´~':iヽ.', l. 　l. ', i',l　l
　　 l::,､:::l ,'.'　', l l.　 l ｲ::::::::iヽ　　　　l::::::｡l. ',.',l　　l__l l '.　l
　　 l:l ｀;ﾛ''´~l　i　l　 〈 l::::::::ﾟl　　　　　l:::::::ﾉ./　l　 ﾉ　'/　　l
　　.l::',/:j ',＼l　l.　l 　 i､';__;;ﾉ　　　　　'ｰ-'　⊂⊃　',　　　/　　　　　　　　　おいすー！！
　　l:::::::,'　 }　　l　　'､⊂⊃　　　　　　　　　　　 人,,._l　　 /-,
　　l::;､::',　ﾉ　　l　　 ヽ l',_　　　　　() 　_ ,, - ''´　 ｀i::l 　/ ＿l　　　　　　　　　前回は男ばかりだったね
　 .l::l ヽ-,''´~l. l.　　/~',::i ｀i ''､─ i' ´i ';',　　　　　 l::l　i'~
　､l::' ´l~l｀ー' l　,'￣~ i::',　'ヽ､｀7｡~｀'　 ';;,.　　,.　 l' ｀''l ~｀ '' - ､
　 ｀'' ､l　',.　　l ,' /￣｀';::',　　 ~　　　　　 ';;,　 l　ノ.　　l　　　　　　＞
　　　　｀ '' ｰ ,,_' ,',-''´￣ '~',　　　　　　　　';;,　l´　　　 l,, - ｰ '' ´
　　　　　　　　　 ｀l.　　　　　 ',ｰ-,　　　　　　';;._l,, - '' ´
　　　　　　　　　　 'ｰ ,,＿__,､_l､_ ,!　　　,, - '' ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ ' ´


　　　　iヽ、∧　 ,ﾍﾉヽ、
＜⌒ヽi　 ゝi/へi ｀ｙｲ＞
　 ｀ヽ Y_／--──--ヽ__　　　　開幕それか・・・
　　'／＼ L ﾛ | - | ﾛ 」 /
　 く　　,,-ゝ-───--' ヽ
　　 Y´〈/ﾉﾄ,__,λ　〉,_,　ｲﾉ〉　　　実は、有名な女の革命家も出したかったんだが
　　　i　i rﾉ ─　　─ tﾉｲ
　 　 |　:| !|.,u 　 _　 "ﾉ　|　　　　　残念ながら1910年までには皆死んででな
　 　 |　,| ||i.｀:、--:;.´i| i |
　　　i r'ヽi',/ くヽ｀ｲ>ヽヽ!　　　　　しばらくはホ・・・いや、男くさい話が続きそうだ

　　　　,-へ,　 , ﾍ
　　　　,ヽ_,_i=/__,」
　　　,'　　 ｀ｰ'　ヽ
　　　i <〈」iﾉﾊル.!〉　　　　そのために私達がいるんじゃないか
　　　i　L>´ ｰ｀ﾉiゝ
　　i>i ir^i ｀T´i'i |
　 .i>i　!>^i｀''´'iｲ|
　　 i.ﾙ'ヽr_,ｨ_ｧ'ﾚ'


　　　　　　　　_　　　　　 ,ｨ1 _
　　　　　　　 ＼｀Ｖﾊ　/´￣／
　　　　　　　　　＞‐.H　　く
　　　　　　 r＝＝＝＝＝┐
　　　　　　　Y　へ.冊　 _Yく
　　　　 ／⌒/　　 ｀⌒＼λ＼　　　　　　私達なんかで目の保養になるか？
　　　 / /　 _i_　　 i＿　:/ .|　　 .
　　　 l从　´ ! ハ　!ハ｀（__,ﾉ　　i　　　　　それはともかく、今日の講義では、前回の話でやっと顔見せした孫文が
　　 　 乂 / TT八ﾉT TVノli　　 |
　　　　　|ﾊ　l..l.　　 ｌ..ﾉ |　 |　　 |　　　　　革命家になるまでの道筋を辿りつつ
　　　　　| 入""　.　 "",|　 |　　 |
　　　　　|　 | ｀ニﾆi ´}. |　 |　　 i　　　　　前回の1910年までの革命史を
　　　　　|　 |／ /只ノ　!　 !　 　l
　　　　　|ハ|.__//　 ∨ |ハ|　 i　!　　　　　孫文目線でおさらいしていこうと思う
.　 　 　 /　 ||　`ー‐'⌒Ｖﾙ'　 ｌ　|
　　　　/　　 〉── --'ﾍ　　ｌ ｌ　|
.　　　/　/l /　　　　　　　＼ﾊjﾊﾉ
　　　レ'　/　　　　　　　　　 ＼
.　　　　 /二ﾌ rk ＿＿　　 <二＼
　　　　/二ﾌ__ ＼＼_／ .>　<二ﾆ.＼
. 　　 ムイ´ム｀ト.＼__／／rﾍ.___メ´
　　　　　　　 ､水ｲ1￣ ﾄ水´ﾌ
　　　　　　　　 Y-'ﾉ　　 Y´ ﾉ
　　　　　　　　　~´　　　 ｀~

　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓
　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃
━━━┛━━━┛━━━┛━━━┛━━━┛━━━┛━━━┛━━━┛━━━┛━━━┛━━━┛━━━┛

　　━━━━━━━━━━──────────
　　　　　やる夫が中華民国総統になるようです

　　　番外編　『　第五，五話　　孫文　―前編―　』
　　──────────━━━━━━━━━━



　　　　　　　　/＼＿＿_／ヽ　　　　　　　　　　　　　　―――　孫 文
　　　　　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼
　　　　.　　|（●）,　　　､（●）､.:|　＋　　　　　　　　　　現代の日本人でも、誰もが一度は耳にしたことがあるだろう・・・
　　　　.　　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|
　　　　.　　|　　 ´ﾄｪｪｪｲ｀　 .::::::|　+　　　　　　　　　　　「中国革命の父」と呼ばれ、今なお、台湾と中国で尊敬を集めている人物である
　　　　　　 ＼　　|,ｒ-ｒ-|　 .::::／　　　　　+
　　　　,,.....イ.ヽヽ、｀ﾆﾆ´ーノﾞ-､. 　 　 　 　/＾)　　　　　その生涯は、まさに波瀾万丈の人生そのものであった
　　　　:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　iヽ　__ ‐┘（
　　　　　　　|　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|´⌒　)二 　ﾄ､


　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓　 ┏━┓
　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃　 ┗┛┃
━━━┛━━━┛━━━┛━━━┛━━━┛━━━┛━━━┛━━━┛━━━┛━━━┛━━━┛━━━┛

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━────
　　1866年（同治５年）、太平天国の乱が平定されてから２年後
━━━━━━━━━━━━━━━━━━────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,､-
　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;
..,,,_　　　;;;;;｀　 ｀｀｀"''ｰ､、　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ､‐"｀
　: ﾞﾞ"'ｰ-､,,、　　 　 　 　ヽ ,;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(
　: : : : : : : ｀ﾞ'''ｰ-､,,,、: 　　 .`.''''"｀､　　　　　　　　　　　 　 　 　　　 　　 ,"
: : : : : : : : 　　　　　 `ﾞ'-､、　　　　　　⌒ヽ
　: : : : : : : : 　　　　　　　`ｰ--,．　　　　　　　゛-‐-､　　 　 　 　 　 　 ,､､｀丶　　　　　　　　広東省の香港近辺の寒村、翠亨村に
　　　　 : : : : : 、: .　　　　　　: : ﾞヽ、.　　　　　　　　 ;;　　　γ⌒､.'"
　　　　　　　 丶.－､: . 　　　　　　 `'､、　　　　　　　 ｀｀　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――　孫文は生まれた
　　　　　　::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:ﾞﾞﾞﾞ'''''''‐- ､ ,,,,,_
::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:｀ﾞ''ｰ-　　　　　　　_,,.--ｰ''''''"ﾞ
''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''""''"""'''''"""''""''''""￣ﾞﾞ"'''''―-
''"''''"""''"""'''''"""''""''""",,,,-‐'゛'''''"""''""''''""''"''''""''"""'''''"""''""ﾞ''､,,"'''''―--'''""''"''''"""''"""''''
　　　　　　　　　　　　,,,,-‐'゛,,,,-‐'゛　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ''､,,　　　　　　　　 /⌒
　　　　　　　　　,,,,-‐'゛,,,,-‐'゛　　　　　 _γ;;;;;;ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　｀.　　　 ∧_∧/''"
"''"""'''''"""''""''"""'''''"""''""''''"''"' `‐(*ﾟー)ﾌ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(∀｀
"''"''''"""''"""'''''"""''""　　　　　　　　と　 　つ　　'　'"""'''''"""''""''''""''"''''"".　　　 (　　,)っ ''"""'''''
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　(/＾ヽ）　　　　　　　　　　　　　 　　　　 　　　 (
''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''""''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''"''"""'''''"""''""''''""''"''''
:::....::::::........　.　.::::::... .... ..:::::::::::从 MwM 从 MwMmw M从 MwM 从 MwMmw MwM''"""'''''"""''""''''""''"''''""
从 MwM 从 MwMmwMwM　从WＹWﾉM　MWＹMWﾉWＹWﾉMﾉMＹWWＹWﾉM　MWＹMWﾉWＹWﾉMﾉMＹ

　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　|　　生きるのに精一杯の貧民でｺﾞｻﾞｲﾏｽ
　＼＿＿＿　 ＿＿＿＿＿＿　　　　　　　............::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.............孫文の生家、.孫家は小作人の農民の家であり
　　　　　　　|/　　　　　ミ　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　 ヽ ＼　　　　　　 　　　 .／＼|／／／／／／＼　　　　　　当初は貧農程度であったと伝えられている
　　　　　　　　　　　　.／　＼ ＼　　　.／／／ .|＿__|.／／／／／:::::＼＼
　 　　　　　∧＿∧／　　　　￣　　／∠∠∠∠∠∠∠∠∠／:::::::::::::::::＼＼　　　　
　　　　　　（；´Д｀）　　　　 i i i　　 ￣|　┌┬┐┌┬┐ 　 |::::::::::::::::::::::::::::|￣
''""~"'''"/　　　 ヽ''"~"＿＿i i i--､　.|　├┼┤├┼┤ 　 |::::::::||||||||||:::::::|
　　　　./|　|　　 | |　　￣￣￣ |:::::|　..|　└┴┘└┴┘ 　 |::::::::||||||||||:::::::|
iiiiiiiiiiiii/　＼ヽ／| |iiiiiiiiiiiiii::..　 ﾉ__ﾉ..||￣||￣||￣||￣||￣||　 |::::::::||||||||||:::::::|
　　　/　　　＼＼| |　　　　　　 　 　||＿||＿||＿||＿||＿||＿|＿_.||||||||||:::::::|
　　 /　/⌒＼ し(メ　　　　.i i i　.　..||￣￣||￣￣||￣￣||￣　||　　||乃三三-_
　／ ／　　　 >　）　＼　　ﾉﾉﾉ
/　/ 　　　　/ ／　 　 .＼＿　　ｻﾞｯｸｻﾞｯｸ
し'　　　　　（＿つ　　　/:::::/::...　　ｻﾞｯｸｻﾞｯｸ
　　　　　　　　　　　　ノ・ ./∴:・:
　　　　　　　　　　　''""~~"''
　　↑　孫文の父、孫達成

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,.．-ｰ‐-､._
　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,-'´三三三　｀-､
　　　　　　　　　　　　　　　　／三_,.．-ｰ─‐-､三＼　　　　　　　当時の清国では、貧民の農民で生まれれば、学も金もなく
　　　　　　　　　　　　　　　　/／-''"´￣￣￣｀` ‐-､ヽ
　　　　　　　　　　　 　::_,-''"_,-ｰ''/|l""ヽ￣｀` ‐-､ ｀‐､::::　　　　　 そのまま一生を農民で終えるのが当たり前の時代である
　　　　　　　　　　　／　 ノ:::::／''''''　　　'''''':::::::＼＼　 ＼
　　　　　　　　　 　|　三 三 /|（●）,　　　､（●）､.:|　＼三 Y
　　　　　　　　　　|三三三 /:|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|　:| 　三 |
　　　　　　　　　　＼三三 　 |　　 ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　|:::|ヽ三 |　　　　　孫文も、そのままならば農民として寒村で一生を終える
　　　　　　　　　　　 ＼三 ヽ⌒＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／⌒l三／|
　　　　　　　　　　　　　 ｀`‐- ／｀ー‐--‐‐―´＼／- '´ ∠　　　　　　　はずであった・・・

　　　　――　ところが、孫文より１５歳年上の兄、孫眉が孫文が５歳の時に
　　　　　　　　　　ハワイに労働者として出稼ぎに出てから数年後のこと・・・


　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　／- ､ ! ,. -＼
　　　　　　　　　　　　　 ／ヘ二_爪_二ヘ＼　　　　ちょっくらハワイまで出稼ぎにいってくるわ
　　　　　　　　　　　　／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼
　　　　　　　　　　　　| 　　　 ／　| |　＼　　　 |
　　　　　　　　　　　　＼ 　　　ィﾆニﾆｭ　 　／
　　　　　　　　　　　　,--ゝヘヽ、___ ーーノﾞ-､.
　　　　　　　　　　　/　　|　';　ゝ_____ ノ. |ヽ　　i
　　　　　　　　　　　l　　 |. 　ヽ/ﾞ（__)＼/|　i. 　|
　　　　　　　　　　　|　 　|　 　ヽ. ハ..ノ　|　|　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｿﾝﾋﾞ
　　　　　　　　　　　　　【　孫文の兄　孫眉　】



　　　 ／｀ｰ──一'＼
　　 ,ｒ（●）(､_, )､（●）＼
　　.|　　'"トﾆニﾆ┤'｀ .:::|　　　いってらー！
　　.|　　　|　　　.:::|　 .::::::|
　　.|　　　ヽ　 .::::ﾉ　.::::::::|
　　 ＼　　 ｀ﾆﾆ´ ..::::::／

　　　―━　７年後　━―

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＋
　　　　　　　＋　　　　　　　 円＿円_
　　　　　　　　　　　　　　／ .- ､ ! ,. ＼
　　　　　　　　 ＋　　 ／ ヘ二_爪_二´＼　　　　　ただいま！
　　　　　　　　　　　／　ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ＼
　　　＋　　　　　　￥　　 　 ／　| |　＼　　￥　　　　兄ちゃん、ハワイで大金持ちになっちゃったわｗｗｗｗ
　　　　　　　＋　　＼ 　　　 ィﾆニﾆｭ　　／
　　　　　　　　　　 ノ￣´"''‐ 、 　　　　＜´　　　　＋　　　　＋
　　　　　　　 ＿rく　　　　/癶V⌒!=|￣￣￣￣￣|
　　 ＿_,､=Ｔ下､｀`ヽ　　/‐''"_, -ヘ｜　純　金　｜　　＋
　 /「￣´　 ヽヽ ＼　ヽ/ 　 ´　 _,,厶ﾍ＄＄＄＄∧=､､
　 |八 ＼　　 　 　＿_/　　　　　 ＿,）ヽ＿＿＿/ 　ヽ ``=､､
　∥　＼ !　Ｖ´￣:::::/　　　　　　_,ノk>､｀Ｔ!::::::":::＼＿　　 ∥




　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼
.　　|　（０）,　　　､（０）､.:|　　　えっ？
.　　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|
. 　 |　 　 ｀ー― '　 .::::::::|　
　　 ＼　　｀￣´　 .::::::／

　　　　　　　　　　　　　　　　　────────────────────────────────────
　　　　　____　　くヽﾊﾉ;/)　　　　　　　なんと、兄の孫眉はハワイの農園で契約労働者として働くうちに
　　　∠´　　ヽく三{:i:;ﾊ:;!ﾌ
　　　　 ｀ｰァ'´_｀フ);ヾｯ'ﾆ>　　　　　　　　ハワイのマウイ島で農業や牧場を経営するまでに大成功を収め
-‐-、　 ／／　　｀ﾗ^ﾊ_)´
-‐‐ゝ／／l￣｀ﾄ､ ｀´ﾚ'　　　　　　　　　　　　　ついには、”マウイ王”とさえ呼ばれるぐらいまでに出世していたのだ
-‐'／／　 ヽ、 l　l　　　　　　　　　　　────────────────────────────────────
／／　　　　zヾﾚﾍl　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.:　　　　　　　　　　　_r'⌒(
／　　　 ／く三;:l::j　　　　　　_r‐､　　　　　(⌒⌒ヽ　　　　　　　　　　　　　　.:　　　　　　　　　　　ノ｀...:.:::::ヽ
　く二／!ヽ　｀ﾌﾊﾊ　ヽ､_r'⌒　　(__)ヽ、　　｀ｰ-‐'｀　　　　　＿＿＿_　　　.:　　　　　　　　　　　r'　.:　　　　　｀ヽ
　 ,／　 レ'　　´ ^´　　　　　　　　 .:.:.:::ヽ_ﾉ⌒ヽ、　　　　._,Ｘ,爪_∠　.＼　.:　　　　　　　　　　　　).::.:.　　　.:.:.:::::::::)
　/　　jﾊ/ﾉ　　　　 ミ,ﾊ　　.:.:.::.:.:::::::::::r､___.:.:.:.::::::ヽ、　 左･ハハﾆ･ﾆ 　.＼　　　　　　　　　　　く.:.　　　　.:.:.::::::　　⌒
〃　 〃_:}三　　　 三{jﾊ　.:.:.:.:::::::.:.:.:r‐､)　｀ヽ､___ノ .／ ／　| |　＼　　　　.＼　　　　　　　　　　ヽ　　.:.:.:::::::.:.　.:.:.::::::
　　/ ⌒ﾊ)´　　　　〃ﾊﾘ　.:.:.:.ノ｀ｰ‐'　　　(ン　　 　| 　　ィﾆニﾆｭ　　 　 　　.|　　　　　　　　　　　).:.:.....
￣＼　　´　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ 　　　　　　　　 　　／　　　　　　　　_r'⌒　　　 .:.:.:::::::::.
　　　＼　　　　 /⌒ヽ、lヾﾊ　　　　　　　　　　　　　＿ゝ＞,,,　 　,,,ﾉ￣´,'::::`､-.... ,,_　　_r‐-､!　　....　　　 .:.::::::::::...:.:
　　　　 ヽ　　 /｀￣ ∨ ミ;.ヾ!　　　　　　　　　.＿∠::::::.| ,〉:-;〈　　　 ,':::::::::::ﾞ:､::::::::::￣::７:､:.....　　.:.:.:.:.　　　.:.:::::::.:.:..
____________!ヽ〃　　 ,.-､ﾊｧ､;;ﾘ　i　　　　　.〆√..-‐'";':::|/:.:.:.:.r ､　/:i:::::::::::／:::::::::::::::;:'::::::ﾞ,:::::::::..　　　　...　 ..:.:.:::::::.:.:.:
　　　　　　//｀ヽ、∠__/　ﾍﾊj　.:.)__,,. .／:.:/::::::::::::;ゝ:::|'|:.:.:/　　〉:::::!::::::;:::＼::::::::::::;:'::::::::::::',:::::::::::::...　　　　　 :.:.::::::
　　　　　//　　　ヽ /⌒ヽ　　　:::::::::.ノ::::_,':::::::::::::;'::::::::| |ダi　 /::::::;'::::::@::::/::::::::::,'::::::::::::::::::!....　　　.:.　 .:.:.:.....　.:.:
　　　　//　　　 　 /´ ￣｀｀゛ｰ-､.ノ´:::::,!:::::::::::::;'::::::::::ﾚ;.:､:'y':::::::/::::::::::::: /::::::::::::|::::::::::::::::::::',::.:.　 .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::
　　　//　　　 　 /　　　　　　　　∧ ::::::'::|::::::::::::i:::::::::::|:xX/::::::::;'::::::::::::: /:::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::',---‐'￣￣￣￣￣￣￣
　　//　　　　　/　　　　　　　　　 !::::',:::::::::!::::::::::::l::::::::::::|:':,/::::::::/::::::::::::/::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::',

　　　　　　　　　　　　　　┌────────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　│　それからというもの、孫家には兄から莫大な送金が送られるようになり　　　.│
　※Before　孫家　　　 └────────────────────────────────┘

　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　|　　貧民でｺﾞｻﾞｲﾏｽ
　＼＿＿＿　 ＿＿＿＿＿＿　　　　　　　............::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.............
　　　　　　　|/　　　　　ミ　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　 ヽ ＼　　　　　　 　　　 .／＼|／／／／／／＼
　　　　　　　　　　　　.／　＼ ＼　　　.／／／ .|＿__|.／／／／／:::::＼＼
　 　　　　　∧＿∧／　　　　￣　　／∠∠∠∠∠∠∠∠∠／:::::::::::::::::＼＼
　　　　　　（；´Д｀）　　　　 i i i　　 ￣|　┌┬┐┌┬┐ 　 |::::::::::::::::::::::::::::|￣
''""~"'''"/　　　 ヽ''"~"＿＿i i i--､　.|　├┼┤├┼┤ 　 |::::::::||||||||||:::::::|
　　　　./|　|　　 | |　　￣￣￣ |:::::|　..|　└┴┘└┴┘ 　 |::::::::||||||||||:::::::|
iiiiiiiiiiiii/　＼ヽ／| |iiiiiiiiiiiiii::..　 ﾉ__ﾉ..||￣||￣||￣||￣||￣||　 |::::::::||||||||||:::::::|
　　　/　　　＼＼| |　　　　　　 　 　||＿||＿||＿||＿||＿||＿|＿_.||||||||||:::::::|
　　 /　/⌒＼ し(メ　　　　.i i i　.　..||￣￣||￣￣||￣￣||￣　||　　||乃三三-_
　／ ／　　　 >　）　＼　　ﾉﾉﾉ
/　/ 　　　　/ ／　 　 .＼＿　　ｻﾞｯｸｻﾞｯｸ
し'　　　　　（＿つ　　　/:::::/::...　　ｻﾞｯｸｻﾞｯｸ
　　　　　　　　　　　　ノ・ ./∴:・:
　　　　　　　　　　　''""~~"''

┌──────────────────────────────┐
│　孫家は、広大な農地と小作人を持つ富農階級まで成り上がった　　　　.│
└──────────────────────────────┘

　※After　孫家
　　　 　＿　　　　　　 　 　　　 　 , ､ 　 　 　　　., ､　　 　 　 　 　 、　　　　　　　　　　　　　ｒ
　　　　'Ｆﾆ]ヽ　　　 　 　 　 　 ,／―＼＿＿_,／―＼＿＿＿／―＼_　　　 　 　 ＿　 　,/:
_　　　　l　 |,ｨｆﾞヾ ､　　,ｒュ_,､ -''| l田l |　ｒュ　 | l田l |　　ｒュ　 ! l田ｌ l　`''-ｒュ ,ｨｆ'ﾞ―‐ヾ ,｣ ::
: >　　　|,ｨf'ﾞ.＿__ ヾ ､_|__|＿＿_|＿＿|_,,|_,,|＿|＿＿|＿_ｌ_,,|＿|＿＿.!＿__,l_,,|_ゝ .ｒ┬┐_>"ﾞ:.
; .そ_,ｨf'ﾞ　　|__|_,｣　<ﾆlﾆ!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニロﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆロﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆロ｣　 _ィ'´`＾"ﾞ:.:；
::"..；:ﾍ'_'　　 　 　 　 |==|lＥＥＥＥＥＥＥ|==|lＥＥＥＥＥＥＥ|==|lＥＥＥＥＥＥＥ|==|| <"ﾞ:.:；:::.
"ﾞ:.:；:,”:7|三三三三_|　 ||王|王|王|王|　 ||王|王|王|王|　 ||王|王|王|王|　 || ｣:":: :,”"ﾞ:"ﾞ:.:
:,”:"ﾞ:.:ﾞ':,<||―|―|―||　 ||土|土|土|土|　 ||土|土|土|土|　 ||土|土|土|土|　 ||ｒ'::；:":: :,”ｌ `:::.
:: :,”:"ﾞ:.:ﾞそー|―|―||　 ||i i i i i i i i i ｉ|　 ||i i i i i i i i i ｉ|　 ||i i i i i i i i i ｉ|　 ||ﾞ､；:":: :,”::`"ﾞ:
:,”:"ﾞ:.:ﾞィ　 ￣￣￣~'ｆ==ﾄﾆﾆﾆニﾆﾆﾆf==ﾄﾆﾆﾆﾆﾆニﾆ;ｆ==ﾄﾆﾆﾆﾆﾆニﾆf==ｒ'´ﾞ:":: :"ﾞ:.:；:"ﾞ:
"ﾞ:.:ﾞ'”て =========|―'　,,. -－-　、 ﾞｰ'　 ,,. -－-　、 ﾞｰ'　,,. -－-　、／”:":: :,”::_/ヘ"ﾞ:.:
:,”:"ﾞ:.:ﾞ':ﾍ.、＿＿＿_,!　 /-､.ﾞ､ | / ,.-ﾞ､　 /-､.ﾞ､ | / ,.-ﾞ､　 /‐､.ﾞ､ | / ,.-ﾞ､”:":: :,；l´:_:：,"ﾞ:.:；
:: :,”:":: :,”7,,_||＿||＿|　 |￣|￣||￣|￣|　 |￣|￣||￣|￣|　 |￣|ｒ- ､￣|￣<,ｖ､”:":7　｢"ﾞ:.:；::
:: :,”:":: :,”〉,,_||＿||＿|　 l　ｒ‐､ ||　 |　 |　 |　 |　 ||　 |　 |　_|　<::.:;..:ｒ‐,,!、 !　 |`―'　　ﾞ､"ﾞ:.:
:: _,, ､_:":: ｌ_, ,ィ^´`^''ヽヘ<::;;..;ﾞｒ ､'^"＾''ｽ,.|＿|＿||＿|_,ｒ''´::..＾''=､::.::::.:ｒ‐- ､ . |―――‐<"ﾞ:.:
´　:: :..; ＼' /;;.;;...;.;.;;;..;ｌ::.:::ﾞ､:::;;.;;::.ﾐ ::.;;.::;.ミ|＿＿＿＿ﾐ::..::;＿::;.:...` ､::..;;..:::..ﾐTTTTTTTTTTT
､` ､; :::...:;;:ｌｲ;;.;..;;;::;;:::ｌTTTTTＴＴＴＴＴＴＴｌ三/＿＿__／＾´:::;.. `､:: ｒ┐_::.::...ﾐｒ―――――‐‐
;;.'i:::.ヽ､::;...ｌ`''-----‐---‐---‐---‐---‐---‐--ミ:: ;.:::;..::;;..;;..:. |　　 |-┐|_　　　 ｢￣￣￣
:./::.;;:; ..ｌヾﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ｢::..:::;;..;;..:;;..;;..: .ｒ -‐‐､, !_,,ｌ..　-　 ､ 　　＿
:ﾉ-ｆ'ヾﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾐ:;;..;;..:;;..;;..:;;..／;::.::.::..:::ｆ::...;;::.::.:;;:...::.:ヽｒ.:::::.:
ヾﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆｼ:;;..;;..:;;..;;../::.:...;;;..:::...:ｌ..::.:;;.::.:;;.::.:;;::..::ｌ::...::::

　　―――　そして、兄の孫眉が結婚を機に帰郷した時
　　　　　　　　　　　学のない農民（予定）だった孫文にチャンスが訪れる

　　　　 　　＿＿＿_
　　　　　／- ､ ! ,. -＼
　　　 ／ヘ二_爪_二ヘ＼　　　　孫文、お前も、もう１２歳か・・・
　　／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼
　　| 　　　 ／　| |　＼　　　 |　　　　なあ、孫文、もっと外の世界を見て見たいと思わんか？
　　＼ 　　　ィﾆニﾆｭ　 　／
　　,--ゝヘヽ、___ ーーノﾞ-､.
　/　　|　';　ゝ_____ ノ. |ヽ　　i
　l　　 |. 　ヽ/ﾞ（__)＼/|　i. 　|
　|　 　|　 　ヽ. ハ..ノ　|　|　｜


　　　　　　　　　　　　　+　　　　　　+
　ｍ ｎ　_∩　　　　　　　　　　+　　　　　　+　　∩_　ｎ ｍ
⊂二⌒　__）　　+　　/＼＿＿_／ヽ　+　　 　（　_⌒二⊃
　　　＼　＼　　　 ／..::''''''　　　''''''　＼ 　　　　／ ／
　 　　　＼　＼　　|.:　　（●）,　､（●）､|　　／　／　　　　はい、行きたいです！
　　　　　　＼　＼ |.:::: 　 　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,| ／　／
　 　　　　　　＼　 |.:::::::　　´ﾄｪｪｪｲ｀ 　|　 ／　　　　　兄上！
　　　　　　　　　＼＼.:::::　　|,ｒ-ｒ-|　／／
　 　　　　　　　　　＼｀ｰ‐―｀ﾆﾆ´´／
　　　　　　　　　　　/　・　　　　・　/

　　　　　　　　　　 　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ☆
　　　　　　　　　 　 　 　　　　　　　 　 　 .ｎ　　　,丶
　　　　 　　＿＿＿_　　　　パチン 　　　l l
　　　　　／- ､ ! ,. -＼.　 　 　 　 　 　 r'|　!　　　　よし！　俺がお前に世界を見せてやる
　　　 ／ヘ二_爪_二ヘ＼ 　 　 　､_　ﾉ　!　!
　　／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼　　 ヽ_｀ヽ./　!　　　　　　
　　| 　　　 ／　| |　＼　　　 | 　 ノ/ ＼ ヽ｜　　　　　　俺についてこい！
　　＼ 　　　ィﾆニﾆｭ　 　／　 ,ｲ|　＼　" /
　　,--ゝヘヽ、___ ーーノﾞ-､..,r'{ . ヽ　 .／
　/　　|　';　ゝ_____ ノ. |ヽ　　i |ヽ !=,-イ
　l　　 |. 　ヽ/ﾞ（__)＼/|　i. 　| |ヽ , -'".|
　|　 　|　 　ヽ. ハ..ノ　|　|　｜|　　　 ,r|

''"""''''''''''''''"""""''''"''''"''''""''''"''"''"""""'"''''''''"""""""""'''''''''''''''''''"ﾞﾞﾞ""'''''''''''''''''"ﾞ'''''''''''''''''''''::::::;;;;;,,,...;:,,,...._
.,_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.,.;:;::'''""""''''''''"''''"'''''''''''''''':;:;:'''""''''"":;:;''"'';:;,.,.,　　　　"":::::::::.
'"　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _...:;;:''"　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.;:.,..,;:;:;:,.,._,　...,,,...,,,,,,,
.,;:　_...　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.,.,;:;:;:,.,.,_　　　　　　　　　　　　　　　　,,,......,,,,,;:;''"''':::..
　　　　　　　　　　　　　　　　　.....,,,,,;:;'''"'''"　　　　　　　　　　　　　　　....,,_,,,...;:;::''""''''"
　　　　　　　　　　,.,;:;:┌─────────────────────┐
　　　　　....　.,;:,.'""　 │　　こうして孫文は弱冠１２歳にして郷里を出た　　..│:'''""'''';:;;:,.,.,...　　　　...
　　　.....　　　"''''''"""└─────────────────────┘...,,,,...;:;:;;''''"　　　　　　　　　..,:
　　　　　.,,.,;:;:;:;;:'""''''''''''''''""""　　　　:::::::::;;;;;;;;;;;''''''"""'''""""　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ::;
':.,　　…'"　　　"''':;:,.,,.,..,.,.,.,.　　__.,.,.;:'"';:,.__,　　""''''''''':::::......"""''''''"""''''…　　　　　　　　　　　...::::::'''
::'　　　 .,;:'""""""""""'''''""""""　　　　　　""""''''''''''':::::::::;;;;,,,,,....._　　　　　　　　　　　　　"""
　　　　;:,.,.,.,...._　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､､_....,,__,,,..::::;;;;;;;;;,,,,.....　　　　　　　　.......
､､､､､.,;:'''"""　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　""'''''"''''':::::;;;,,..;;::....................__,
＿＿＿＿＿＿＿＿__ _ _　_　　_　　　_　　　　_　　　　　　　　_　　　　_　　　_　　_　_ _ _＿＿＿＿＿＿＿＿＿_
::::::::::::::::::::::::......　........::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.........　　　　　　　　.............::::::::::::::::::::::::::::............. .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...
...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::......　　　.........::::::::::::::::::::::::::::::::::::.......　.......:::::::::::::::::::::::::::::::.......　　　............::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　.....:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..................　　.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.................　　................::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::......　....:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::......
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....................　　........::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..........　.........:::::::
::::::.....:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.............　　　..........:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::........:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　――　到着した先は、アメリカ合衆国のハワイ諸島
　　　　　　　　　　　兄が事業を成功させた地である

　（　　　 ⌒ヽ　　　　　　　　　_,,...-‐‐''""￣　　　　　／　 /　 |　　＼　　　 （　　　⌒)　　　ゝ
　 ゝ　　　　　 ⌒ヽ,,　__,,,....--―-..、　　　　　　　 ／　　 /　　 |　　　 ＼　 ,,.(　　　　　）、,,(
　(　　　　 　　　　 ／　 ,,,,,,,,,;;》》》〉〉ゞ　　　 　 ／　　　 /　　　 |　　　　　（　　　　　　　　　　ゝ
_,,...-‐‐--..,,,_　　 /　ミ''　　　　　　　　　　　／　　　　 /　　　 　　　　　　/>　　/>
>〉〉》》》》>>,, `ヽ、,r'~￣￣`ヽ、￣＋;￣￣ __￣￣　/　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣,,_p/>￣￣
　　　　_____,,,...（,;;）/⌒ヽ、"",,, ヽ、　。..: ＿'. ! ..::::. /　...::::::..　..::::::::........ ｡ﾟ｡,,,_p/> .....:::::::::::::::::::::
,,r''~￣,,,,,,;;;;《《（,;;）;;）彡　ヽ　　彡,,ゝ　／　 |　.:::::　＊....::::...　........＋::::::::.......　...::::::::.　......::::::.....:.:
《《《<""　　,r';i;i/ ..::. 　彡　）　＋:::　　|　 ／...........::::::::..:::::..　。...:::::::::::::.....　.::::::::........　...::::::::::.. ::...
。....　::::: ,r'ww/　:::::::::: 彡ﾉ::.　／￣￣|　　。..::::......　。...::　......＊.....::::::::..:::::..::.....::::::::::::::::...　...:::::::
～；,,｡,r';i;i;i;i;i/　:::::::...　::　　／　　　　 |　.........:::::::::::::::::.........::...:::::::...::::::::::::::.....:::::::::::::。::::::.........::::::::
　 　 /www,'.。....　。.... . .　| 　　　　／。.....ﾟ　.........。・...｡....　。　。。..::::......　。...::::::::... ......::::::::::::::::..
　　/;i;i;i;i;i;,'.　~^^ﾟ～～~ﾟ^ |＿＿／～～・｡,,,,：～"~~。～・"　ﾟ''～｡,,,　。....ﾟ.......　。.....:::::::::..........:::::
　/w;w;w,'　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　~^^ﾟ～・,,｡,,　。....ﾟ......。..。....
/;;;i;;i;i;i;i;i
;w;w;w;ii
;;i;;i;i;i;i;i

┌────────────────────────────────────┐
│　　　この自由で開放的であった、ハワイの生活は孫文の気質に合っていたらしい.... 　 .│
└────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　+　　　　　　+
　　　ｍ ｎ　_∩　　　　　　　　　　+　　　　　　+　　∩_　ｎ ｍ
　　⊂二⌒　__）　　+　　/＼＿＿_／ヽ　+　　　　（　_⌒二⊃
　　　　　＼　＼　　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼　　　　／　／
　　　 　　　＼　＼　　|（●）,　　　､（●）､.:|　　／　／　　　　　　ワイハ最高！
　　　　　　　　＼　＼.|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::| ／　／
　　　 　　　　　　＼　 |　　 ´ﾄｪｪｪｲ｀　.:::::::|　 ／　　　　　　　自由だし、兄ちゃんの金で贅沢し放題！
　　　　　　　　　　　＼＼　　|,ｒ-ｒ-|　.:::::／／
　　　 　　　　　　　　　＼｀ｰ ｀ﾆﾆ´‐―´／
　　　　　　　　　　　　　/　・　　　　・　/



ニニニニニニニニl
　| |　||||||　　||||　　|
　| |　|||||||　　|||　　|　 /＼＿＿_／ヽ　　　　　　　　　　兄の資金力に支えられ、孫文はハワイで英国系のミッションスクールのイオラニ校に入る
　||||||　||||||　||||||　 ／''''''　　　'''''':::::::＼
ニニニニニニニ . |（●）,　　　､（●）､.:|　　　　　　　　　　　　　そこでの成績は優秀、学年で２番であった
||||　||　||　|||.|　　　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|　　 ＿＿_＿＿＿＿＿＿
||　||　|||||　||　||　　|　＿｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　　 ）三三三 ）　　　　　　）　　更に卒業後は、ハワイの学校の最高学府である米国系のオワフ学校に入学
|　|　 r=､ ､　　 , r　ニ- ─‐'､ ´　 .:::::／　 　 　 　 「￣￣「￣￣￣!
|　　 ヽ　ヽ =r'r ' ´　　 　　　 '､-‐一'´＼　　　　 r┴―‐┼―┬ｰ'　　　　　　孫文はこの頃から天才的な学才を示している
ニニ　 ヽ　 '､'､　　　　　　　 　'､ 　 ::::i 　|　　　　{＿＿＿l＿___{___
||　|| 　　ヽ　 '､'､　　 　 　 　 　 '､　:::;;| 　|　　　　|ニニニニ ニ |:.:.:.|
　 　|| 　|　ヽ 　'､'､　　　　　　 　 '､.　ﾉ　 |　　　　|ニニニニ ニ j::.:.:j
||　　||　　　（　）､'､'､　　　　　-‐（ ￣ ／　　　　｢￣｢￣￣￣￣￣￣l
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　※画像はイメージです　　　　....┌──────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　しかし、孫文は勝手にキリスト教徒になろうとするなど　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └──────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //￣'￣￣ヽ.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`i |,＿,　,＿,、 i　.>
　　　　　　　　　 ,.．-──- ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄ|,:ﾆ/ヽ二|'ー!イ.
　　　　　　　　／. : : : : : : : : : ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|￣,.レ,..、　　）7
　　　　　　　/.: : : : : : : : : : : : : : ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ! ''=＝=i　　/'.
　 .ｎi 7　　.,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ `!　!'　,//＼_　　|
l^l | | ｌ ,/)　{:: : : : :i '⌒'　 '⌒' i: : : : :}　　　　　　　　　　　　　　 ＿,―イ＞`'´‐＜ /　 ＼＿
', U ! ﾚ' /　{:: : : : |　ｪｪ　 ｪｪ　|: : : : :}　　　　　　　　　　　　 _/　_/　 /`―「_!―'./　　/　　 `―::、
/　　　 〈　　{ : : : |　　　,.、 　 |:: : : :;!　　　.ｎ　　　　　　　 _/　|i　　　|　 ///'　／　　!_　　　　　 ＼
ヽ　　　　ヽ-っ::: ::i　r‐-ﾆ-┐ | : : :ﾉ　　l^l.| | /）　　　　　ﾉ　　| i　　i'　 ! | |　/　　・'／　i'　　　　イi
　＞'´￣￣´　ゞイ! ヽ 二ﾞノ ｲゞ‐'　　　 | U ﾚ'/／)　　　 >　　| |　　|　 | | | /　　 /===i |　　　　／|
／ヽ､_ｨ-r―‐<　＼` ｰ一'´_|　　　　　 ﾉ　　　 ／　　　　「　　 |　i　　|　| | ﾚ'　 ／　　　 :|　　　　　 |
.＼ 丁‐ｲ　　　ヽ､ 　ヽ=／　 ヽ　　ｒニ 　　　　|　　　　　「`i　 |　ヽ　 |　フ　 ／　　　　　|　　　　　ﾉ
　 ﾚ┌────────────────┐　　 iｸ　`i‐|　　＼／　／┌::..、 ,‐、」　　　、　!|
. !/ │　あまりに自由に生きすぎてしまった.....│　　ト三∃|　　／　／　＿ｺ　＼＼＼　　　　　|
/..　└────────────────┘　　!＼コ'./　/　／　　E＝=　　）　ヽ !　　　　 |
　.l'〃　　　　　/::::/ . /　　　ヽ /ヽ､ l‐"_ lヽ､_／|　　　 ＼＿/　/／　　　iニニ'´／/　　! |　　　　」
　.|　　　　　　/::::/ 　 !　神　 | l､　｜／ ∧--／ヽ　　　　　|　 |　　　　　　`ー‐´V　　　| |_,,..::‐''´
　!　　　　　 /::::/ 　　ヽ､___ン .j　 ア!、,r' /レ---┤　　　　 |　 |　　　　　　　　　　￣￣//　|
./　　　　　/::::/ 　　　　　　　　!/'　　　 ヽ_ハｰ─ﾉ　　　　　|　 |○　　　　　　　　　　　| i　　|
　　　　　 /::::/ 　　　　　　　　/ 　　　　　　　　　　　　　　　 |　i　　　　　　○　　　　　 | |　　|
　　　―――――――　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――――――――
　　　　　ヤハウェ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イエス・キリスト
　　　―――――――　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――――――――

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,　-‐
　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,　-‐　￣ ‐=ﾆ=-
　　　　　　　　　　　　 　　　　＿＿＿_　　　　　　　　　　　_,　-‐　￣‐=ﾆ二ﾆ=-　_,　-‐　￣
　　　　　　　　　　　　　　　／.- ､ ! ,. -＼　　　　　　,～'_,　-‐　￣`ｰ-----― '
.　　　　　　　　　　　　　／　 .,ヘ 斤 ∠ソ＼　　　　_,～'_ｯ'-
.　　　　　　　　　　　 ／ ‐=＝=./ゝ/ ゝ＝=‐＼厂
　　　　　　　　　　　 | 　　　　 /　 ハ　＼　　 ⊃　　　　　　おい、孫文、お前最近調子に乗りすぎじゃねーか？
　　　　　　　　　　　 ＼ 　　 　x=ニ二ユ　 /〉/
　　　　　　　　　　 ／∧￢　　 ,.<))／´二//⊃　　　　　　 キリスト教みたいな邪教に入信しようとしてよ・・・
　　　　　　　　　／ : |　ヽ　　/ ／　 '‐､二ﾆ⊃`
　　　　　, -‐'´: : : : :l　　 丶ｌ　　　　´ヽ〉: : : : ＼　　　　　　郷里の父さん母さんが聞いたら泣くぞ
　　　 ／: : : : : : : : :|　　／_/　　　 __人〉｜: : : : :|
　　 ｢ヾ: : : : : : : : : :l_／:_/ヽ. 　 /´　　 　 | : : : : :|
　　〈＼ : : : : : : : :,、: :/´∨/`ｰ'〉　|＿|　｜: : : : :|
　　　!: : :ミヽ: : :／ `ｙ′.: ',ゝ､_/　　　　　l: : : : : :|
　　　! ⌒ヽ: : : :.ヾ／: :／/: : : :|　　　　　 l: : : : : :|



　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼
.　　|（●）,　　　､（●）､.:|　＋
.　　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　u::|　　 　　　　　兄さん・・・
.　　|　 u ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　+
　　 ＼　　｀ﾆﾆ´　 .u:::／　　　　　+
,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､.
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,　-‐
　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,　-‐　￣ ‐=ﾆ=-
　　　　　　　　　　　　 　　　　＿＿＿_　　　　　　　　　　　_,　-‐　￣‐=ﾆ二ﾆ=-　_,　-‐　￣
　　　　　　　　　　　　　　　／- ､ ! ,. -＼　　　　　　,～'_,　-‐　￣`ｰ-----― '
.　　　　　　　　　　　　　／ヘ二_爪_二ヘ＼　　　　_,～'_ｯ'-
.　　　　　　　　　　　 ／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼厂
　　　　　　　　　　　 | 　　　 ／　| |　＼　　 .⊃
　　　　　　　　　　　 ＼ 　　 　ィﾆニﾆｭ 　 ./〉´　　　　　孫文、一度故郷に帰って頭を冷やしてこいや
　　　　　　　　　　 ／∧￢　　 ,.<))／´二//⊃
　　　　　　　　　／ : |　ヽ　　/ ／　 '‐､二ﾆ⊃`
　　　　　, -‐'´: : : : :l　　 丶ｌ　　　　´ヽ〉: : : : ＼
　　　 ／: : : : : : : : :|　　／_/　　　 __人〉｜: : : : :|
　　 ｢ヾ: : : : : : : : : :l_／:_/ヽ. 　 /´　　 　 | : : : : :|
　　〈＼ : : : : : : : :,、: :/´∨/`ｰ'〉　|＿|　｜: : : : :|
　　　!: : :ミヽ: : :／ `ｙ′.: ',ゝ､_/　　　　　l: : : : : :|
　　　! ⌒ヽ: : : :.ヾ／: :／/: : : :|　　　　　 l: : : : : :|




　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　 ／ ,,,,,,,ﾉiヽ,,,,,,:::i|li:＼
.　　|（○）,　　　､（○）､ :|　＋　　　そ、そんな！！！
.　　|　⌒,,ﾉ(､_, )ヽ⌒ u.::|
.　　|.u　　 (＾・＾>　 ｡.:::::::|　+
　　 ＼ ﾟ　　⌒´　u .::::／　　　　　+
,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､.
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

　　　　　　　　　（::::::::::::　　　ヽ
　　　　,　⌒ヽ　　　　(::::::::::::::::::::::　　）　　　　　　　　　 ┌─────────────────────┐
　　　（::::::::::::　'　　　（:::::::::::::::::::::::::::　　ヽ⌒ヽ 、　　　　│　孫文は、兄に母国へと帰国させられてしまう　 　 .│
　　　 ゝ::::::::::::　｀ヽ(:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　　　 ）　　　 └─────────────────────┘
　　　(::::::::::::::::::　　 :::::::::::::::　､⌒　　::::::::::::::::　　ヽ　　　　　（:::::::　 ヽ
　　(::::::::::::(⌒:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　:::::::::::::　　）　　　　(:::::::::::::::::
::（::: :::::::::::::::::::::::::::　｀):::::::::::::::::::::::::::::　ノ::::::::::::::::::　Y⌒ ヽ::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::)::::::::::::::::::::::::::::　　　　　┌┐　　:::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　 /~'７;; |/~''7　::::::::::::::::::::::::　　　　..┌───────────────────────────┐
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　（　 （￣|　 （　::::::::::::::::::::::::　　　　　│　この時、孫文は５年のハワイ生活を経て１７歳になっていた　　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､___｀t-'ーｲゝ-i　　　　　　　　　　　　　└───────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ]￣二二二７
~^'""~~~~^'""~~~~^'""~~~~^'""~~~~^'""~~~~^'"^~~^'""~^'"^~~~~~~~
　～～~　～～　　　~～～～　　～~~　～～　　～～~　　～~~
　~　～～　　~~　　～～　　　~~　～～~~~　　　　~~　～～～
～　~~~～～　~~　～～~~　　　～～　　~ ～～　　～～　~~~~





　　　　　　　　　　 /＼＿＿_／ヽ　　　 | 　 　　　　───────────────────────────
　　　　　　　　　／''''''　　　'''''':::::::＼ ＿|　　　　　　　　　しかし、ハワイの近代的で自由な生活に慣れた孫文が
　　　　　　　　. |（●）,　　　､（●）､.:| |:::|　 　　　 　───────────────────────────
　　　　　　　　 |　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::| |:::|ｰ､
　　　　　　 . 　 |　　 ｀ﾄｪｪｪｲ '　.:::::::|(ニ､｀ヽ　　　Hallo!　Johnny!
　　　　　　　　　＼　　｀ﾆﾆ´　 .::::: /::/ﾆ　 ﾉ
　　　　　　 ,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ￣|　　 |　　　　　Why don't we go to lunch together?
　　　　　　 :　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　|　　 |
　　　　　　　　　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i､　　　|　　　　　　Oh! Let's Go!
　　　　　　　　　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |ヽ＿ノ

┌─────────────────────────────┐
│　　当然ながら、郷里の伝統的な社会に馴染めるわけがなかった　 　 │
└─────────────────────────────┘

　　　　　　　　田んぼ田んぼ田んぼ　　 ヽ　〈 　 　 　 　 　 　 　 　 .
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 __〉／} 　 　 　 　 　限　界　集　落
　　　　ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰ皆無　　　　　　　 　 　 |　 　 .|　　　　　　　　　　　　 .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 | 　 　 | 　 　 r‐-‐ ､_　　　　　　　　　 　 　 /　Eｦ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　 　 ヽ　 _ﾉ::＿＿::::::｀丶 　 　 　 　 　 ／}　／　　オ　　　　　　　　昆虫大発生
　　　　　ＡＤＳＬすら通っていない 　 　 　 　 　 ', ﾉ:/,,,_　r‐ ヽ ::::::}　 　 　 　 ／ 　 |´　　　　ラ　　　　　地
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ　　 　 {:::(三ﾉヾ三){:::_:/　 　 　 ／　　　ﾉ　　　　　　が　　　　　域
　　電 　 　 　 　 ,.．-‐…‐- ､　 　 　 　 　 |　　　　ヽ:{ ,,'ｰ'''_ヽ l/ノ　 　 　 /　　　／　　　　　　　 村　　　　　　行
　　車　　　　 ／ 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　ﾊ ヽ_／　ﾉ!　　＿ ／　　　/　　コンビニまで２時間　_　_　事
　　は　　　 /　　,．-‐─‐､- ､　 ヽ　　ｼﾞ　　ヽ　　　　　ヽ_l!_.／/￣　　　　　　 /　 自　 　 　 　 ,ｲ三三三三ﾊ　　強
　.　１　　　　{　／　' ｨ≦＝､ゝ::＼　l　 ｬ　　　 |　 　 　 　 !　　 /　 　 　 　 　 ／　 　宅 　 　 　 /三三三三三ﾑ　　制
　　日　　　 V≧=>‐(三三ﾉ　l:::::(ヽ!　　ｽ　 　 |　 　 　 　 ＼_/　　　　　　 ／ 　 　 　が 　 　 ノ三三三三三三ム　　参
　　２　　　/::{=三|!　_ヽ..,,,,,_　!:::::V　　　ｺ　　|　　 　 　 　 ,.．-‐─ - ､／　　　　　 圏　　　 (三三=-──-=三三)　　加
｀丶本　　　|::::｀iー'〉ニノ_ｨｭヾ)|::::::|＿　　　　　|　　　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::￣｀ヽ　　　外　　　寸=!-(三)¨(三)‐|少'
　　　｀丶､|::::八 〈/辻ﾆノ　　 |::::::|　　 ￣ 7　 |　　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　　　　(4{　 ,､(,,_,,)､　 .}7)　　　　
　　　　 ／|:::::::/＼　ー‐ '´　/:::::/　　　　/￣￣/｀ヽ/／´￣｀`´￣￣｀`ヽ:::::::::::::ヽ　 /三三三=.! 〃r===ｧﾍ l=三三
　　　　 ＼|::::::|.　　｀ヽ_川〉'/::::/　 　 　 /　 　/ /￣{:| 二ﾆ､　　 ,ニ二　　ヽ::::::::::::! ./=三三三ﾆヽ　｀ ｰ '　 /ﾆ三三
　　　　　　| ::::!　　 　 |ヽ､　!:::/　 　 　 /　 　 { (ヽ　.|(　 共.ﾉ＝(　 共 ヽ_　 | :::::::::}/三三三三三=＼＿_／=三三ニ
.　 　 　 　 |:::::|＼　　 | ヽ　j::/| 　 　／　　 　 |　｀ｰ/ ｀ ｰ‐(､,,...,,,) ､＿.ノ　ヽ!::::::::/三三三三三三三三三三三三ﾆ
｀ヽ　　　　 ヽ::',　 ＼　!　　 !' .|　 ／　　 　 　 |　　 l　　／　 ー ''´　＼　　 /:, -.〈三三三三三三三三三三三三三
　　 ｀ヽ､　　 |ヾ､　　{_|＼ 　 _l／⌒ヽ　 　 　 ヽ 　.{　 〃r───‐ｧﾍ　　// 〃./三三三三三三三三三三三三三
.　　　　　 ヽ､|　　　　 |　 ＼{　_,．'⌒ヽ 　 　 　 ヽ ヽ　　 辷二二ﾌ　　 　 ´＿／|三三／Y⌒ヽ三三三三三三三三
　　　　　　　 ヽ　　 　 |　 　 |　　 ／⌒l　 　 　 　 ヽ ＼　　　　　　　　　／　　　|三ﾆ/／｀丶､ ',三三三三三三三ﾆ
　　　　　　　　 ヽ　　　| 　　 |　　　　／)⌒￣｀　ー ､＿ヽ 　 　 　 　 ／　)｀ー<￣ 　.}｀ヽ､　 　 }三三三三三三三=
　　　　　　　　　 |　 　 | 　　 ヽ　　 　 /　　　　　 ／ 　 ／｀ ー‐‐　'´　／　　　 ) 　 /ヽ　　　　/三三三三三三三ﾆ

　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　 ／　　　　::::::::::::::::＼
　 . | 　,,-‐‐　 　‐‐-､ .:::|
　　|　 ､_(o)_,:　 _(o)_,　:::|　うわぁ……
. 　 |　　　　::<　　　 　 .::|
　　 ＼　 /( [三] )ヽ ::／
　　　／｀ー‐--‐‐―´＼
.
　＿|￣|＿ 　　　／/ヽ＼
　|　　　　　 '|／　/　ﾉ　　"´￣￣''''‐-...ノヽ
　|__|''￣!　　! 　 　/　　　　　　　　　　　　丶 |
　 　,‐´　.ノ''　　 /　 ,ｨ　　　　　　 　　　　　　＼
　　 ヽ-''"　　　7_／/　　　　　 　　　_／^　､　`､
┌───┐　　/ 　 　 　　　　　／ ､_(ｏ)_,;j ヽ|
｜┌─,　 .|　　/. 　 　　　　　　　 -　　　=-{_(ｏ)
└┘ ﾉ　ノ　　　|/　　 　　　　　,r' ／￣''''‐-..,＞
　　　/／　　　｛　　　　　　　　 i'　i 　　 ＿ 　　｀ヽ　　　　.┌───────────────────────────────┐
　　　　　　　　　￣フ　 　　　　 i' l　　r'　,..二''ｧ ,ﾉ　　　　 │　　孫文は、あまりの世界の違いに衝撃を受けてしまったのだろう・・・　　　..│
　　　n　　　　　 ／ 彡 　　　　　 l　 /''"´　〈/ /　　　　　..└───────────────────────────────┘
　　　ｌl　　　　　_ > .　 彡　　　 ;:　|　 !　　　　i　{
　　　ｌ|　　　 　　 ＼ l　彡l 　 　 ;. ｌ ｜ 　 　　|　!
　　　|ｌ　　　　 　ﾄー-.　　 !. 　　 ; |. | ,. -､,...､| :l
　　　ｌl　　　　　|彡　　　　 ｌ　 　 ; l　ｉ　　 i　 | l
　　　ｌｌ　　　　 iヾ 彡　　 　 l　 　;: ｌ ｜　　{　j {
　　　|ｌ　　　　 {　彡|. 　 　　 ゝ　 ;:i'　｀''''ｰ‐-'　}
.　ｎ.　ｎ.　ｎ　　l　彡　　　::.　　 ＼ ヽ､__ 　　　 ﾉ
　 |!　 |! 　|!　　 l彡|　　　 ::. 　 　　`ー-｀ニ''ﾌﾞ
　 o　 o 　o　 　l　　　　　 :.　　　　　　　　　|

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　――　孫文は、郷里に戻って数ヶ月もしない間に香港の教会まで出かけ・・・

　　　|:|　　　 |:|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:|　　 　|:|
　　　|:|　┃　|:|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:|　┃　|:|
　　　|:|　╋　|:|.　　　 　 　 　 　 ┃　　　　　　　　　|:|　╋　|:|
　　　|:|　　　 |:|.　　　 　 　 　 　 ┃　　　　　　　　　|:|　　　 |:|
　　　 ￣￣￣　 　 　 　 　 　 　 ┃　　　　　　　　 　￣￣￣
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ━╋━
　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　 ､,.　　　 ［二二二二］ 　 　 .､,.
＿＿＿＿＿＿＿∥＿＿___|┌　　┐|＿＿＿∥＿＿＿＿＿＿
.　　　　　　　　 　 ∥.　　　　|＿_______.|　 　 　 ∥
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／;:;:::;:;:::;::;;::;＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　 　／

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　 ,.．-──- ､
　　　　　　　　　　／. : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　/.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　　 ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
　　　　　　　　 {:.: :: : i.'⌒'　 '⌒'　i: : : : :} 　 　　今日から心を新たにして、イエス様との霊的の交わりに入りましょう。
　　　　　　　.　 {::: : : |. ｪｪ　 ｪｪ　.|: : : : :}
　　　　　　　　　{ :: : :| 　　,.、　　.|:: : : :;!
　　　　　　　　 .ヾ: :: :i .r‐-ﾆ-┐ | : : :ﾉ
　　　　　　　　　 ゞイ_! ヽ 二ﾞノ　ｲゞ‐'
　　　　　　　　　　 /::/_` ｰ一'´ト7ー-┐__
　　　　　　　　／/::[￣ｌ丁￣/　/:: :: :: !:::: ::` ｰ ､ _
　　　　　　　/:::/::::/ ￣　｀`′/:: :: :: ::!:: :: :: :: :: :::: ｀丶
　　　　　　./::::/:::/ 　　　　　/:: :: ::_ ∠:: :: :: :::: : :: :: ／|
　　　　　　l::::/:::/ .l .,! .|　　/:: :: ::,ｲ∠ !:: :: :: ::: :: ／:: :: |
　　　　　 /::/:::/ ｜ ! .|　 /:: ._, -X＿.入:: :: :: : :/:: :: :: ::|
　　　　　　　┏─────────┓
　　　　　　　　　 宣教師　ハーガー
　　　　　　　┗─────────┛




　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼
.　　|（●）,　　　､（●）､.:|　＋　　　はい！
.　　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|
.　　|　　 ´ﾄｪｪｪｲ｀　 .::::::|　+　　　　　　　　　　　　... ┌────────────────────────────────┐
　　 ＼　　|,ｒ-ｒ-|　 .::::／　　　　　+　　　　　　　　　 │　両親に断りなく、勝手に洗礼を受けキリスト教徒となってしまったのである　. │
,,.....イ.ヽヽ、｀ﾆﾆ´ーノﾞ-､. 　 　 　 　/＾)　　　　　　　└────────────────────────────────┘
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　iヽ　__ ‐┘（
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|´⌒　)二 　ﾄ､

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　f⌒ヽ-=＝≡--､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ミﾐヽヾヾヽ＼j⌒ﾄ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ミﾐヾヾヽヾヽヾヾヽ》》》ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i ヾミﾐ/ミﾐヽヾヾヾヾ ヽ》》 ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/￣|ヽ　　　　　 iﾐf⌒ヽ乍ミﾐj´⌒　　ヽﾘ /　　　　　　そして・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　i　|　　　/￣ミ|(　ｿﾐ丿⌒　,-=.__　　/
　　　　　　　　 r-､f⌒ヽf^ヽ=----._/　　/　|__　　i　　i/i､_,　　　　　 -､__,'　/-i
　　　　　　　　 i　ﾉt__ノi　　）ー=-_/　　/ 　 | ￣ヽヽ/､　 ヽ　　　　　　　-'"i-'
　　　　　　　　/ヽ○f^ヽr-ｿ-=___,/　 　i　　|彡i, -'"ヽ　ヽ　ヽ　　　　/　-､ﾉ
　　　　　　　　{　ﾉ´ヽソ_ノ￣｀-=i　　　{二二ミヽミﾐヽ　　＼　ヽ　　　丶-'
　　　　　　　/　ヽ_ノi　　）-=_-==Lヽ／　　　　ヽヽミﾐヽ　　 ヽ　ヽ___,,ノ´
　　　　　　 {､_ノ○⌒ヽノ__､､､､､/／　　　　　　 i　 ミﾄﾐi　　　､　/i|~ ヽ
　　　　　 /　f⌒ヽ_ノ（_）=-_-=／　／　　　　　　i　ﾉミﾄﾐi　　　ヽ// ≡i
　　　　　 ヽソーノ（　ヽ=─／　　/　　　/　　　/　 |三乍i　　　ｿ/ 　lﾐli
　　　　　f´ヽ_ノ´⌒ヽソ／　　　./　　　/　　 ./　　 |三i≡i　　 //　　lﾐl i
　　　　　ヽf⌒}､__ノ ／　　　 ／　　　./　　 /　 r´￣二二ヽ　//　　 lﾐi j
　　　　 （　i､_ノヽ-､i　-='⌒ヽ-^──── ､ノ´　　　_,---' //　　 　ﾘソ､＿＿＿＿＿
　　　　　ヽノ{､_ノ　 i　　　　　　　　　　　　　 i　　　　　 ,--'─────────ヽf=/￣ヽ
　　　　 （´　ﾉ ヽｨ＜i　　　　　　　　　　　　　 i　＿＿,.-''''''ﾞ　　　　　　　　　　　　//⌒ヽ/ヽヾヽ
　　　　　ヽ-=-ソ__ノi　ヽ-=-'　　　　　　　　　i´　 ノミミ乍三二≡=────-''///-､ f^ヽヾヽj
　　　　　 （__ﾉ´ ヽ=-ヽ　　　　　　　　　　　　ﾉ　/ミミノ＿＿三二三三三三三j彡´＿j_,i
　　　　　　　{､ソ＿＿,ヽ　　　　　　　　　　　/　jヽ／　　　￣￣￣ヽ_ヽ_ヽヽノ
　　　　　　　￣´´　　/　ヽ　　　　　　　　　/　 ヽ　　　　　　　　ﾉ　　￣ﾞ｀｀ﾞ|
　　　　　　　　　　　/　　/ヽ　　　　　　　　i　　ﾉ　　fii　　　　-''　　i　ﾉ　　 l
　　　　　　　　　　　{ 　/　　￣ヽ＿　　　 i　　/j￣''´ ﾞ￣￣´　＼　 |　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　ヽ/_,､　　　　　 ヽ　 ノ--'二三二)^j^)⌒i　　 ヽ ヽ 　　 ノj
　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　ノ//^ヽヾi　　　 ヽ二二',,ノ
　　　　　　　　　　　　　　　―――――――――――――――――
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　村の儒教の金花夫人の像
　　　　　　　　　　　　　　　―――――――――――――――――

　　 ..　/⌒i　　　　　　　/`l　_ 　 ,､
　_,,..､　.|　 / ,..-､　,､. 　 l　 |/ 〉 .〈 .|　　,.-､|　| |　　　　　　 /　　　　　　　／
　l 　 l　| /´ l,､_ノ ,l |　　l　 |ﾚ'　_,,」 .｀'´　　 〉　| |　 　 　 　 /　　　　　　／
　|　 i'　'´_,,、　　 ,!　L.-ヾ=,'　　l､_,.. ､ 「Zノ　 |　|　　　　 　 /'!　　　　 ／
　.|　 し''´　」 _,.-'´　 _, - '_´　　　　　ﾞl_,〉 　 |　|　　　 　 ./　!　 　 ／／
　.|　 ,,.-''´　(_,.- '´|　L-'´ _)＼　　　　 |＼　　 |　　　　 //| |＿＿＿
..　|　.|　　　　　,.-'´　 ,.-'"　　 ＼　 　 |　 ＼　|　　　 .// .l＿　　 ／
　..l､_ﾉ　　　　｛,.- '´| |　　　＿＿＿＿|　|＼＼／＼//　　／ ／
　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　＿＿__|　 ＼／＼/　／ ／　 ＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ ＼　 　 　 　 　 　 ／　　￣￣　 ＿＿　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ ＼　　__lV ､＿　￣￣￣￣￣―　""　　 ／　―――
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 /　,　>　 へ´　　｀ ､￣￣ 　 　 　 　 ／　――
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 /／/　 Y　l＼　　　　＼　　 　 　 　 く　――――――
　　　　　　 {､_ノ○⌒ヽノ__､､､､､/　　／./　　　　!　 ＼　 |￣　　　　　　　　 ＼
　　　　　 /　f⌒ヽ_ノ（_）=-_-= /　／ //￣￣7〃　　.|〃　　　　　　　─┐　　／
　　　　　 ヽソーノ（　ヽ=─／/／　..//　／／＼　　　|＼　───　　　　　／
　　　　　f´ヽ_ノ´⌒ヽソ／　/　　　//／／　　　＼.　　|　＼　　　　　　＿／
　　　　　ヽf⌒}､__ノ ／　/　/　　　/　／　　 ｌ　∥ｌ　　　　　＼ | 　 　 　 　 ＼＼
　　　　 （　i､_ノヽ-､i　-='⌒ヽ-^──── ､ノ´　　　_,---' //　　 　ﾘソ､＿＿＿＿＿
　　　　　ヽノ{､_ノ　 i　　　　　　　　　　　　　 i　　　　　 ,--'─────────ヽf=/￣ヽ
　　　　 （´　ﾉ ヽｨ＜i　　　　　　　　　　　　　 i　＿＿,.-''''''ﾞ　　　　　　　　　　　　//⌒ヽ/ヽヾヽ
　　　　　ヽ-=-ソ__ノi　ヽ-=-'　　　　　　　　　i´　 ノミミ乍三二≡=────-''///-､ f^ヽヾヽj
　　　　　 （__ﾉ´ ヽ=-ヽ　　　　　　　　　　　　ﾉ　/ミミノ＿＿三二三三三三三j彡´＿j_,i
　　　　　　　{､ソ＿＿,ヽ　　　　　　　　　　　/　jヽ／　　　￣￣￣ヽ_ヽ_ヽヽノ
　　　　　　　￣´´　　/　ヽ　　　　　　　　　/　 ヽ　　　　　　　　ﾉ　　￣ﾞ｀｀ﾞ|
　　　　　　　　　　　/　　/ヽ　　　　　　　　i　　ﾉ　　fii　　　　-''　　i　ﾉ　　 l
　　　　　　　　　　　{ 　/　　￣ヽ＿　　　 i　　/j￣''´ ﾞ￣￣´　＼　 |　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　ヽ/_,､　　　　　 ヽ　 ノ--'二三二)^j^)⌒i　　 ヽ ヽ 　　 ノj
　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　ノ//^ヽヾi　　　 ヽ二二',,ノ

┌───────────────────────────────────┐
│　友人の陸培東と、なんと村にあった儒教の偶像を破壊するという奇行を起こす　 　 │
└───────────────────────────────────┘

　　　　　　　 .l::::::::.__:::::::::::::::::::::::/|::::::::/|:::::::::／｀ヽ:::::::::::::::::::::::::,'
　　　 　 　 　 ヽl'"／:::::::::::::::::::/. |:::::/　|::::::/　　　|:::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　./::::::::::::::::::::::::l　 |::::l　 .|::::/ 　 　 .|:::::/|:::::::::::::|
　　　　　　　　　l:::::::::::::::::::::::::::|ニﾐ::|　　|:::l　　　　.|::/　|::::::::::::ヽ、　　　　　孫文、お前の言う通りだ！
　　　　 　 　 　 .l::::/|::::::::::::::从￣ヽミﾐ、ヽ|　 _,,≦ミﾐ　.|::::::::::::::::::ヽ、
　　　 　 　 　 　 ヽ| |:::::::::::::::::', 　 ''" rヽﾞ 　''"rヽ｀ヽ　.,':::::::::::::::::::lヽヽ　　　　この村の、くだらん信仰の象徴など破壊してしまえ！
　　　　　　　　　　　 ヽ::::::/ |:::',　 ｀ ￣´　 　 ｀￣ ´　,'::lヽ:::::::::::::::', .',|
　　　　　　　　　　　 　 ',:::ヽ|::::',　　　　　〈 　　　　　.,'::::|/:::::::::::::::::|　|　　　　　　はーっはっは！！！
　　 　 　 　 /:l　　　　 /::::::::::::::'.,　　 　_,,.-''´/　　 ./:::::::::::::::::::::::::/
　　　　　　 l::::ヽ、＿ノ::::::::::::::::::::ヽ、　 ｀''‐''´　　／|:::::::::::::::::::::::::l　　 ﾄ、
　　　　　　 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|｀''-.,,＿,,.-''´　 .|:::::::::::::::::::::::::｀''‐'':/
　　　　　　 ヽ __::::::::::::::::::::::::,-、__ .|　　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::::::::-''´
,--、　　　　 .／:::::::::::::::,-‐/　.|‐''´|　 　　　　　　　 ｀￣/ヽrt＿:::::::｀ヽ、
|　 .l　　　 　 l::::::::::::::::::::l　　　 ＼―-..,,_　 v　._,,..-―‐/　　/　./｀lヽ、:::',
| .r┴.、＿_　|::／ ヽ、:::ヽ、　　　＼――――――／　__/ .／　.l　 ヽ__l_
.',|　　| .,-、ヽ_　　　 .｀￣、　＼__　.＼.‐┐┌―.／　　 ｀￣／　/　　＿＿ヽ
　', 　.|/　 | r┐ヽl⌒l　　　｀''-..,,_ ｀_,,-‐.lγl-―‐.、--‐''"´　　,,..-''"||　　 ｀ヽ、
　 ｀　|　　| .|　|　.|　 |￣￣￣￣　/　 ／ヽ/｀ヽ　 ヽ￣￣￣￣　　　 ||　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　┏─────────────┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾘｸﾊﾞｲﾄｳ
　　　　　　　　　　　　　　　　孫文の友人　　陸培東
　　　　　　　　　　　　　┗─────────────┛

　　　―――　この奇行と、キリスト教徒への入信は、郷里の有力者や両親を激怒させ
　　　　　　　　　　孫文は、半ば郷里から追い出される形でハワイに戻ってきたのであった


　　　　　　　＿＿＿_　そ
　　　 　　／　- ､ ! ,.＼　て.
　　 　 ／　ノ二_爪_二｀＼　　　　　おいばかやめろ！
　　 ／　ヾﾆ ﾆハ ハﾆ ﾆﾌ＼
　　 | 　　　　 ／　| |　＼　　 |　　　　　早くアイツをこっちに連れ戻してこい！
　　 ＼ 　 u　 ┌──┐　 ／
　　,ﾍ´イ.ヽ.　.└──┘ノﾞ-､
　/　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　l　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　|　 　|　＞　 ヽ. ハ　 | 　 |｜


…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━

　　 　 　 　 　 　 　 　　　 　　＿＿＿_
.　　　　　　　　　　　　　　　／- ､ ! ,. -＼
　 　 　 　 　 　 　 　　　 ／ヘ二_爪_二ヘ＼　　　　我が弟よ、どういうつもりだ？
.　　　　　　　　　　 　 ／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼
　　　　　　　　　　　　| 　　　 ／　| |　＼　　　 |　　　　自分がなにをしたか理解しているのか！？
　　　 　 　 　 　 　 　 ＼ 　　　ィﾆニﾆｭ　 　／
　　　　　　　　__,,,　 -‐'7ゝヘヽ、___ ーーノﾞ､ｰ-　,,,,__
　　　　　　　/ﾞ: : : : : : :./: : :|　,ｨヾ 　　ノ|: :ヽ､: : : : : ヽ.
　　　　　　 /: : ヽ: : : :./: : : .l /iﾍ;}_ ,,/;;ﾞ､ l : : ;ゝ: : : :/: : ヽ
　　　　　　 { : : : :`､ : : ＼／|!. ﾞ'､{;;;;}ｨﾞ ﾍ}＼/ : : : :/: : : : i
　　　　　 　 ! : : : : :ヽl: ／.: : l　　l::::|.　　l : : :＼: i/: : : : : l
　　　　　 　 l : : : : : :ヾ:.}: : : : |　 |:::::| 　.|: : : : :/: l: : : : : :.|



　　　　　　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　 ／　''''''　　　 ''''''　＼
　　　　　　 │:::::::（ー）,　　､（ー） l　　　　　はい
　　　　　 　│/') 　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,, │　＋
　　　　　　　 /‐:::　　｀-=ﾆ=- '　/　　　　　　いささか粗暴なやり方でしたが
　　　　　　_,,,l ;! |:::＿＿__＿＿/ 　　　　+
　　 , -‐'ﾞ゛　i::.. 　| .ヽ/;ヽj!　`‐-､_ 　+　　　　　私は正しい行動をしたと考えています
　　 l 　　　 ﾉ::.　.:|、 .ヽ,:ヽ|　　 <゛~ヽ、
　　,:''`` ''"ﾞ.|;;:‐''ﾞ|.ヽ、 ヽ;::|　　 /　 .|ﾞl
　 ,:　　　　 ヽ::il;;!　　ヽ､ヽ|　　/　　 | :|

　　　　 　　＿＿＿_
　　　　　／ゝ､ ! ,.＜＼
　　　 ／二,ゝ_爪_√二＼　　　　・・・まったく反省していないようだな！
　　／‐=＝=lliilliilliill=＝=‐＼
　　|　ﾉ(　 ／　| |　＼　　　 |
　　＼⌒　　ィﾆニﾆｭ　 　／
　　,--ゝヘヽ、___ ーーノﾞ-､.
　/　　|　';　ゝ_____ ノ. |ヽ　　i
　l　　 |. 　ヽ/ﾞ（__)＼/|　i. 　|
　|　 　|　 　ヽ. ハ..ノ　|　|　｜



　　　　　　　　　　　 /＼＿＿_／＼
　　　　　　　　　　／　／　　 　ヽ ::: ＼　　　反省？
　　　　　　　　　　|　（●）,　、（●）、　|
　　　　　　　　　　|　　,,ノ(、_, )ヽ、,, 　 |　　　　兄上、私に何を反省しろと言うのですか？
　　　　　　　　　　|　　　,;‐＝‐ヽ 　 .:::::|
　　　　　　　　　　＼　　｀ニニ´　 .:::／
　　　　　　　　　　／｀ー‐--‐‐―´´＼
　　　　　　　　　　　　　　　　.ｎ:n　　　 ｎｎ
　　　　　　　　　　　　　　　nf|｜| 　　　| | |^!n
　　　　　　　　　　　　　　　ｆ|.| | ∩　　∩|..| |.|
　　　　　　　　　　　　　　　|: ::　 ! }　　{！ ::: :|
　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　,イ 　　ヽ　 :イ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_　　　　　 　 　._,,　　　　まだわからんのか！
　　　　　　　　　　　　　　　 　　／- ､ ! ,. -＼　　　 　 　　ｌ;ｌ
　　　　　　　　　　 　　 　　　／ヘ二_爪_二ヘ＼　　　＿,_,|,|_,　　　　お前が反省を意を示すまで
　　　　　　　　　　　　　　 ／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼　ト-=y 　丶
　　　　　　　　　　　　　　.| 　　　 ／　| |　＼　　　 |　ヽ `ｉ,￣‐^ｌ　　　　お前に生活費はやらんぞ！
　　　　　　　　　　　　　　 ＼ 　　　ィﾆニﾆｭ　 　／　　ヾ~　`　 ｉ,
　　　　　　　　　　　　　　　 ,,ゝ　　 　　　　　,ｿﾄ,,__　 　ヽ、　　 ;ｉ,
　　　　　　　　　　　　　　 ,/r-'"j　　　　／ ／ｉｉ,　`ヽ､-x,,゜r　　;ｉ
　　　　　　　　　　　 ,,／'/__.L、　　　　／ヾ、"ｉ　　　`ヽ　`;ｉ　　ｉ,
　　　　　　　　　　,／　 /_ｉｰﾍ,ヽ､ , ／ｉ"　ヽ、 ｉ　　　　 `、'ｉ　　 ｉヽ、
　　　　　　　　　_,） ヽ　"　　　ﾈﾒ、_ｉｉ"~　　　　　　　　＿Yrｉ　　　ｌ, ヽ、
　　　　　　　 _,,,>t 、ヾ、　　　　　ｿ　　　　　　　　　／　 ,￢　　　 V⌒ｌ
　　　　　　 ,y`;,,__　　 ,ｉ　　　　　ﾍ　　　　　　　　　／　r-／|　　　　ｌ　ｌ



　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼
　 . |<でiﾝ,　 　､<でiﾝ､..:|　＋　　　　そうですか、兄上
　　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|
. 　 |　　 ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　+　　　　　　ご自由にどうぞ
　　 ＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／　　　　　+
,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､.　　　　　　　　・・・私は母国の香港で学問を続けますから
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|　　　　　　　　私の学力なら奨学金ぐらい貰えるでしょう
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

　　　　　　　＿＿＿_　そ
　　　 　　／　- ､ ! ,.＼　て.
　　 　 ／　ノ二_爪_二｀＼　　　 　　人人人人人人人人人人人人
　　 ／　ヾﾆ ﾆハ ハﾆ ﾆﾌ＼　　＜　　　　ま、待て！！！！　　　　 ＞
　　 | 　　　　 ／　| |　＼　　 |　　　 Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`
　　 ＼ 　 u　 ┌──┐　 ／
　　,ﾍ´イ.ヽ.　.└──┘ノﾞ-､
　/　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　l　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　|　 　|　＞　 ヽ. ハ　 | 　 |｜


　　　　　　　　　　　　　　　　 　＿＿＿_
.　　　　 　 　 　 　 　　　 　　／- ､ ! ,. -＼
.　　　　　　 　 　 　 　　 　／ヘ二_爪_二ヘ＼　　　　　　　お前をそのまま大陸へ帰すワケにはいかん！
　　　 　 　　　　　　　　／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼
　　　　　 　 　 　 　 　 | 　　　 ／　| |　＼　　　 |　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　＼ 　　　ィﾆニﾆｭ　 　／　　 ＿＿_　　　　　　お前が反省するまで、船代も出さないぞ！
　　　　　　　　　　　　　／''>＞ﾆｰ-:ｧ⌒ヽ､｣ァ:ﾂ´/:::::::::::::::＼　　　　
　　　　　　　　　　　　└＜／,,　< > >､:::ノｿ　`''ヾ、:::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　 |:::::::ヽ ハ　ノ .ﾘ　　l　　└ ､::_:::::::::::::::ヽ、
　　　　　　　　　　　_,,ィ''´::::::::::::|/／__ヽ| ､　 j　　 ,　 ｜ヾ::::::::::::::::l
　　　　　　　 _,､-''´::::::::::::::::::::::::ヽ} ´　｀- ､ _/ 　 / 　 ﾉ　 |l::::::::::::::::|
　　　　　 ,ィ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ＿（_〕）___／　／　 _,,ﾘ:::::::::::::::j
　 　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｏ:::::::::￣::::::::`弋´､- '´:::::::::::::::::::/
　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/

　――　孫文は帰国するための船代すら、兄に出して貰えなかったが

　　　　/＼＿＿_／ヽ　 　（　こ
　　 ／　　　　::::::::::::::::＼
.　　| 　,,-‐‐　 　‐‐-､ .::::|　 ┼'っ　　　　　構いません
.　　|　 '"⌒` ,:　'"⌒`　:::| 　 l
.　　|　　, ､＿:< ＿_,､　 .::|
　　 ＼　/＼i_i_i_／ヽ ::／ 　l　|
　 　 ／｀ー‐--‐‐―´＼ 　　 ﾉ


┌──────────────────────────────────────┐
│　　香港の宣教師達に帰国資金を出してもらい、無事に香港へと辿りついたのであった　　....│
└──────────────────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,.．-──- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　／. : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　 　　　 /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　　　　　 　　　,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
　　　　　　　　　　　 　　　{:: : : : :i 　‐'　 ー i: : : : :}　　　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　 　　　{:: : : : |　ｪｪ　 ｪｪ　|: : : : :}　　＜　俺らに任せとき！
　　　　　＿＿　　　.　　 　{ : : : :|　　　,.、 　 |:: : : :;!　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　/l　　　ヽ　　　 　　.ヾ: :: :i　r‐-ﾆ-┐ | : : :ﾉ::'''""'''""''''::::..,,,
　　　/| | 　 　 ｜　　_,,,　　　ゞイ! ヽ 二ﾞノ ｲゞ‐′::::::::::::::::::::::::::::::~'':､
　　／ｌV　.____ノ　　,:ﾐ::::　／|￣＼` ｰ一'´丿´￣|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::~''':::.,,,
　〈　　　　　 ノ `ー┴＜ 　 ‐- ...__`┬―'ﾞ__,,.. -'┐:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::~'':､
.／　　 ｀￣￣￣￣｀ヽ　 ＼|　　　=-l⌒⌒l-=　　　|'':;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::':,
ヽ --　　　　　　　 　.ﾉ"~　_/l_,,.. -'''"‐┬‐'"'''‐ ..,,__ｌ　ﾞ''-::;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::"';
/　　　 ｀￣￣￣￣｀ヽ 　〈/　　| 　　ニ.|ｏ=ﾆ.　　　|　　　　 `､;;;:::::::::::::::::::::::::;;;;;::-''′
＼--　　　　 　 　 　 ﾉーﾍ.　　　|.　　　 |`　　　　　|　　　　　　/';::::::::::::::::::~''::､ヽ
/,/　　　 ´￣￣￣｀!､　 　 ヽ　　 | 　　　|　ー--''　|　　　　　 /　|`､::::::::::::::::::::`､`、
| |＼― 　　,. ---イ　＼ 　　　　　|　,,ﾆ=|ｏ.　　 　｜　　　　/ 　 |　`､;;;:::::::::::::::::::＼
| |l　 `ｰ‐''"-／,' /　　　＼ 　 　　 |　￣ |　￣　　/　　　　/　　 |　　　`ヾ::::::::::::::::::::`、

ムカツクｗｗ
年齢的に高二病かｗ

　　　　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
　　　　　　　　　　　　　　孫眉もあまりの孫文の強情さに呆れ果て
　　　　　　　　　　　結局は改心を諦めて、孫文の学業の支援を続けたという
　　　　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝


　　　　　　　　　 　 　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　 ／ ､ ! ,.. - ＼
　　　　　　　　 　 ／｀二_爪_二ヘ ＼　　　　まったく強情な弟だ・・・！
.　　　　　　　　／｀ﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ.　＼
.　　　　　 　 　|　　　／　| |　＼ 　　 　 |　　　　だが・・・・
　　　　　　 　　＼ 　　ィﾆニﾆｭ 　 　 ／
　　　　　　　_. -: ´Λ　　　　 _.へ｀ 丶　　　　　　　あいつを西洋文化に触れさせたのも俺だしな・・・
　　　 　 r＜　　　 / | :、 ￣r'　 　 ＼＼_
　　　　/　　ｌ 　　　　＼`（:::）L>、　 　 >ﾍヽ
　　　　|　　 ﾄ､　　　　│ﾉ:::ヽ/　`ｰ／ 　 Vヽ
　 　 〈　　　 _ -￢-－―-､　 く r ､.　　　 V ｝
　　　 /　　_ン´　　 ＼ ,___, ｨ ）　　`く 　　ヘ|
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／''''''　　　'''''':::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ☆─　＞,　 　 ､（●）､.:|　＋
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . 　 |　　 ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　+
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／　　　　　+
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

　　　　　─────────────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　こうして、孫文は無事に香港に辿りつく
　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　ﾛﾎﾞｻﾀﾞ(ﾙｰ・ﾑｰｼﾞｭﾝ)
　　　　　　　　帰国後、すぐに１８歳の盧慕貞と出会い結婚、後に一男二女をもうけた

　　　　　　　　　　　　　　　　　この時の孫文は１９歳であった
　　　　──────────────────────────────────

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　――　また、ちょうど孫文が結婚した1884年頃、清国では清仏戦争が起きている

ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}: : : : : : :o: : : : : : : : : : : : : :
: :ｿ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大　清　帝　国　　　　 丿: : : : : :°: : : : : : : : : : : : :
: :｀ｰｲ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ノ: ∩: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : :|　　 　 　 　 　 　 r‐--‐､　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,- - '´: : ∪: : : : : : : : : : : : : : : : :: : : :
: : : : :|　 　 　 　 　 ,r'´~ : : : : : ヽ　　／￣＼／￣r'´｀ヽ'´~: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : :: ',　　　　r-‐'´ : : : : : : : : : : )　│　 ｼ　│ { : : ⊂⊃: : : : : : : :{｀}: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : |　　　,ﾉ : : : : : : : : : : : : : ｀‐´ヽ　ｬ　 │　 .ヽ. : : : : : : : : : : { .{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : :: ',　　ﾉ : : : : : : : : : : : : : : : : : : |　ﾑ　│乂 清仏戦争　　 : : ヾ二ヽ: : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : し'´∧ : : : : : : : : : : : :o : : : : | r'´｀ヽ　　,ノ: : : : : : : : : : : : : :o し': : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : し': : : : : : : : : : : : : : : : : :{. {: : : : ｀レ'~: : : : : : : : : : : : : : : : : :r'~~~}: : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :o : : : ｀ヽヽ: : : : : : : : : : : : : : : : r-､: : : : : し'´´: : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾐ｀ヽ : ＼ヽ、: : : : : : : : : : :r‐´ 　 ｿ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :｀ヽ ヽ: : :'., ヽ: : : : : : : :r‐´　　　く: : : ＿＿: : : :o : : : : : : : : : :

　　　　　　　この戦争は、ベトナム南部に勢力を築いてきたフランス軍が
　　　　突然ベトナム北部の国境まで侵攻、国境付近の清軍との間で起きた戦争だった
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

>>319
結果論だけど、ここで形式的にでもいいから一回勝っておけばなぁ・・・

うわー、実は結構フリーダムって話は聞いてたけど、詳しく聞くと引くレベルだわｗ

　　　　　　　　　　 ,／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ　　　　　　侵攻してきたフランス軍に対して
　　　　　　　./::::::::::::::;ﾊ:/ゝ、::::::::::__:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾘｭｳｴｲﾌｸ
　　　　　　　i::::::::::::;ﾍl　ヾ　　,,'ﾆ¨--¨ﾆ､‐-''´ヽ:::::::::::::::::!　　　　　清軍側は、秘密結社上がりの劉永福率いる
　　　　　　　!:::::::::::l　ﾞ　..:.:.:7"::;:::::＿::､ヾﾞi::　:.: ,.ヾ､:::::::ﾊ　　　　　　
　　　　　　　::::::::::::iゝ. .:.:.:.:.l::::k'_´_o__ﾞ,!:::7　　7;:::＼ﾞ¨" ,!　　　　　　現地武装勢力を主力として抵抗した
　　　　　　　::::::::::::lゝ　:.:.:.:.:ﾞー───‐'.:.:.:.: k'^ヽ、ﾞi　 ﾉ
　　　　　　　::::::::::::ゝ　　:.:.ｧ''''":::￣￣::''ー'':::ヽ｀ﾟ'-ﾞ_,!　丿　　　　　　
　　　　　　　:::::::::::::::〉.:.:　 ,ｎ　:.: rャ:.:.:: z､ :.:.:. .:.:ヾ､:.:.: ,ﾉ　　　　　　　　ちなみに、この軍は、軍旗に黒地に北斗七星を象った旗を用いたため
　　　　　　　l:::::::::::::i.:.:　　|:::| .:.:.|::::| :.: i:::::|.:.:.:.;ﾍ.:.:.:. ,ヾ }
　　　　　　　|::::::::::::l:.:　　_レﾍ:.:.|:::::!:.:. !:::::|.:.:.:l:::;!.:.:./::i 〉　　　　　　　　　　黒旗軍と呼ばれている
　　　　　　　}::::::::::::!:.: ´　 .:　,}:.:|:::::l:.:. !::::::!.:.:,!::;!.:.:,'.:.:,',!
　　　　　　　!::::::::::::l.:.:......:.:　/:l.::l::::::!:: l:::::::|:.:,!::;!:.:,'.:.:7.!　　　 ,ﾊ
　　　　　　　:::::::::／i :.:.:　 ,/::::ゝl::::::し':::::::i.::,!::;!.:;',!:/　｀ー‐'"　}
　　　　　　　:::／ 　 ｀ー､"::::::::::::::::::::::::::::::｀´:::ﾚ':!;/:.:.:.:......:.:　,/
　　　　　　　:::l　:　 :　　:: ゞ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｿゝ.;,;＿,,,,／
　　　　　　　:;'　;　　:　　::　　｀ヽ、::::::::::::＿::::::::/　l
　　　　　　　;　,'　　; :　　::　　　　￣￣:::: ,' ￣　;　i､
　　　　　　　　┏─────────────┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾘｭｳｴｲﾌｸ
　　　　　　　　　　　清国　黒旗軍　　劉永福
　　　　　　　　┗─────────────┛

　　―――　当時の孫文も、この戦争では、清国人の一人として清国側を応援していた

　　　　　　　　　　　　　　　+　　　　　　+
　　　ｍ ｎ　_∩　　　　　　　　　　+　　　　　　+　　∩_　ｎ ｍ
　　⊂二⌒　__）　　+　　/＼＿＿_／ヽ　+　　　　（　_⌒二⊃
　　　　　＼　＼　　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼　　　　／　／
　　　 　　　＼　＼　　|（●）,　　　､（●）､.:|　　／　／
　　　　　　　　＼　＼.|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::| ／　／　　　　　がんばれ劉永福！
　　　 　　　　　　＼　 |　　 ´ﾄｪｪｪｲ｀　.:::::::|　 ／
　　　　　　　　　　　＼＼　　|,ｒ-ｒ-|　.:::::／／　　　　　がんばれ黒旗軍！
　　　 　　　　　　　　　＼｀ｰ ｀ﾆﾆ´‐―´／
　　　　　　　　　　　　　/　・　　　　・　/　　　　　　フランスなんかに負けるな！

俺の名を言ってみろー！！

　　　　　 　 　 　 　 ,.r=＝:､
　　　　　　　　　　 ,ｸ::::::::::::ヾ
　　 　 　 　 ,r=-=､'|:::::::::::::::,!|
　 　 　 　 ,;':::::::::::::ﾊ;､_::::_,.ｨﾉ^!　　　　　　　　　　　　　　　_,...........,__
　 　 　 　 |i:::::::::::::::,ﾘ^ '''',"　　l!　　 　　 　 　 　 　 　 ,.ｨ'" ...:::;;;;;;;;;;;~`:;、
　　　　　　ヾｰ-‐彡,. ィ"　!　　':,　　　　　　 　 　 　 /　　...::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;',
　　　　 　 　 ＼ :ハ　　 　 '、　 ':,　　　　　 　 　 　 | ,rrｪヒﾐ〈;;;:リﾅナｸ,;:l!
　　　　　　　　　＼ '､　　　,:'､　　':,　　　　　　　　　!斥ｙ'r｡xﾂﾍ '･`,,,ｼﾐ;:;;:|　　　　 兄の国、清国より優れた国など
　　　　　　　　　　 ＼ゞ '"　::ヽ　　':,　　 　 　 　 　 |ﾄﾆ斗ﾃi"| :;ﾌﾊｺ=7-i;;|
　　　　　　　　　　 　 ヾﾄ､　 ::::ゝ　　i　　　　　　　　:|::ll::::l!:|l|ﾊ::;;| | ! !| li　,l、　　　　　存在しねぇ！
　　　　　　　　　　　　　`ヾ-'"　　: ::|^y'ヽ、 　 　 　 |ﾄ|!:::l!:||ｋｷ;|干!,!,!ﾉﾉ:,!;l
　　　　　　　　　　　　　　　`yr'^!　:::〈 ミｼ|、　 ,';, 　 !|ヽヾヾﾄ'＾"~'' ,'' "//;;;;'、
　　　　　　　　　　　　　　 r'" ﾍ ﾍ、:::二;;;;ﾘ　 /:;;| ,r'-:ゝ ,ｨ;'　 ,.-...,,;:,,'　/l::::;;;`
　　　　　　　　　　　 　 　 ゞイ..`,.＞'"ﾘ、/　-'ー-'ﾐ　　,:':;/ヾ､　　.,,.　,,_;:' l!
　　　　　　　　　　　　　　 `t　　ゞ.-'" ｙ;;!ｒｰ'''''''ｰミ::`:'";;,'　　`:;､　:;;:　,;'　.,!
　　　　　　　　　　　　　　　 〉　　〉.-‐"ﾉ^:,　　　　 ^:､　ゞト､　　:,! ':;;, ;;'　 '"!
　　　　　　　　　　　　　　　,!＾ヾー‐‐'"ゝ;;;ヽ'"~`ヾ､　`ﾄr=ミ:;､　!　 ':;; ;　　: |
　　　　　　　　　　　　　　　|ﾊ;;;;;ミi'"~;;;;ﾘ;;;;;;ヽ、　　`､ :ﾊ　　い　`!　　　　　|
　　　　　　　　　 　 　 　 　 '!ﾊ `ｰ'-'''";;;;;;;;;;;;;;;`､　　 :!:::::i､..,,_ﾉ　::;
　　　　　　　　　　　　　　　 !ヾ;､`　.....::::::;;;;;;;;;;;;;;;i　　　ﾚ!
　　　　　　　　　　　　　　 ,ｨ'　ゞ=;!: : : : :::;;;;;;;;;;;;;ﾘ､..,::; ; i
　　　　　　　　　　　　　　;!　　`　l|: : : : : :;;:::;;;;;;;;;!;;::''"ﾘ,!
　　　　　　　　　　　　　　|　', `- ;!　: : : :::;;;;;;;;;;;;;!/　;: /
　　　　　　　　　　　 　 　 ヾ　　/:::::;;;;;;;;;;;;;;;;-''",!_,.-'"
　　　　　　　　　　　　　　　ヾ;:/　　　　　　　 ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　`-^ト ､　　　,r'"
　　────────────────────────────────────
　　　　　　　　　黒旗軍は劣勢な装備ながらも、フランス軍相手に奮戦した
　　　　　さらには、広西の鎮南関やベトナムのランソンでフランス軍に大勝さえしている

　　　　　　　　この勝利は、フランス本国の政権を崩壊させる程の衝撃であった
　　────────────────────────────────────

　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　 . イ´ : : : : : : : : : ミ.. .
　 　 　 　 　 　 ／: : : : :　-―‐-　. : : : : :＼　　　　　しかし・・・
　　　　　 　 ／ : :/イ´ ..　----　.. ｀ヽヽ:　: :ヽ
　　　　　　/ .　: / イ´ : / : :l: :| i : : ｀ヽ､i:　: : : .
　　　　　 .′ : /: :/:　. ｲ:　:　: | |i: : .ヽ: : l: . : :i i
　　　　　 i.! : : i|: :|: : : i |. :| . . l :|| : . .|| :｜: : :| l
　　　　　 || :|: :|! :|! : _｣ L⊥: ⊥ハ: : :|! : || : : |:.|
　　　　∧||: |: :|:／´　 _ノ　　　　　￣ ｀ヽ|l : :i.|:.レﾍ　
　　　 〈.　|l i:l:. :{　　　　　　　　｀^ｰ 　 　 |l: : ﾘ: |　ノ　　　　　もう講和じゃ講和、大越なんぞ西蛮共にくれてやれ
　　　 　` |从. : l　　　　　　　 　 　 　 　 j.l : 从:|´
　 　 　 　 |.:.{`ト{　≡≡′　 　 `≡≡'　ｲイ }.:.:!　　　　　　　（これをダシに目障りな恭親王を失脚させてやるわい）
　　　　 　 |.:|トミ.!　　　　　 　 　 　 　 　 ﾚノ.i.:.:′
　　　　 　 |小: :.:.:､　　　　　'　　　､　　 ﾉ:.: :/:/
　　　　 　 |:.:ハ :_ :＼ 　 ｰ､―‐ノ　 ／--v':.l{
　　　　 　 |/:.:.:i´ i｀{:.i`i　.　 ￣　ィ:´i:.j　　}:.:.|
　　　　 　 }:.:.:.:.|　　|:.|i:}　　 ￣　 {:.:.l|:|/　ハ:.l
　　 　 　 ﾉ:.:.:._:|　　レ' 　 　 　 　 ` ｰ|　 ト :.:.|　　　　　　　　　┌────────────────────────────────┐
　　　　 f:.￣::.::.|, -､} ___　　　　　　__/　 j::.::.` ー..､　　　 　 　 │　　李鴻章や西太后らは早急に不利な条件で講和してしまったのである　　　..│
　　　 /⌒ヽ::.::.::|: :ハ　　｀　....　 ´　/⌒{::.::.::.::.::/ヽ}　　　　　　└────────────────────────────────┘
　　　.′　　},.‐┤ : : i　　　　　　　 i : : :ﾚ‐ ､::./　　 .
　 　 |　　　 l{（::.| : |: :ト.... ＿＿＿ .|: : : |⌒j }'　　　 |

　　・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
　　　　　　　　　後に、孫文は、この清仏戦争における清国の無残な敗北が
　　　　　　　　　　　　　革命を考えるきっかけになったと残している
　　・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━


　　　　　　　　　　　　　　　　　：/＼＿＿_／ヽ ：
　　　　　　　　　　　　　　　 ：／''''''　　　'''''':::::::＼：
　　　　　　　　　　　　　　　：.| （◯）,　　 ､（◯）､.::|：　　　ま、負けた・・・！？
　　　　　　　　　　　　　　　：.|　" ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,"".:::|：
　　　　　　　　　　　　　　　：.|　　　　　 　　　　.:::::|：　　　　　どうしてなんだ！？
　　　　　　　　　　　　　　　：.|　　 ´,rｪｪｪ､｀　.::::::::|：
　　　　　　　　　　　　　　 …＼　　|,ｒ-ｒ-|　 .:::::／…　　　　　　清朝宮廷のせいか！？
　　　　　　　　　　　　：/ ! `":::::7 ヾ｀ﾆﾆ´　／|:::::::"'ヽ：
　　　　　　　　　　　 ： |　| :::::::::::::ﾄ＼　( . /　／:::::::::::::| ：
　　　　　　　　　　　 ： !　| ::::::::::::::l::.ヽ　　/／::::::::::::::::::| ：

　　　　　　　/!_/!,.へ､ｰ/|／!　 /!
　　　　　 /!/ .／:::::::::::＼::::｀ヽ/　|
　　　 　.〈　 /_,,..-::r7'￣￣ 7｀"''ｰ!､_
　　　　　_>''"l::-‐::'::::::::::::::::/::::::::::::::/
　　　　　 !::!:::_;: -''"" ￣ ｀""'''ｰ- 〈　　　　　　　　　　　　　　　ﾘｭｳｴｲﾌｸ
　　　　　　>'　　i´｀'ｰ.､ヽ　ヽ､　 　｀ヽ.　　　　　ちなみに、この劉永福は
.　　　　　/　/　ﾊ　　ﾊ　ﾊ_,.ｨ　ﾊ　 ',　',
　　　 　 i　ｲ　i､!_ヽ､|　,ｨ'￣'iヽ!　!　!　|　　　　　　日清戦争でも黒旗軍を編成して
.　　　 　|　i 　i ;:=-　　　ゞ-' ´ |,ﾍ　|　|
.　　　 　|　!ﾍﾊ| ,,　　_　　　　" !　!/　 |._ノ´)　　　　台湾の防衛を担当しているぞ
　　　 　 Vﾚ'.|　!､　 ヽ￣ﾉ　 ,.ｲ　 |　/´　 ,ｲ､
.　　 　 　　 |　|　|.｀＞ｒ-=.＜!7　 i'"!　 　､ヽヽ､　　　　清国が敗戦して台湾の割譲が決まった後も
　　 　　,.､　|　|　|イ:::!ヽ/:::::::/　/　 iヽ､｀ヽヽ.ﾝ´
　　 　　|　| |　|>､|く7､ハ::::::::!　/　　!ヽ､＞-'´　　　　　　進駐してきた日本軍と交戦したりしている
　　　,.ｲとヽ|. /　 /ヽ/ムヽイﾚ'ヽ､___ン´|
　　　l　 ﾉ｀ i　!､_,.!:::〈/Ｙ＼〉::ヽ､/　　ﾊ　|
　　　｀'く　 ヽ' 　〉::;::::::::::::::::::::Y::!　/　ﾚ'　


　　　　　　　　　　　　　　,ﾍ　　　,へ、
　　　　　　　　　　　　　く< 'ゝ-イ/ |<
　　　　　　　　　　　 , ' !｀ヽy)_,,=＝ｲ',ヽ
　　　　　　　　　　 .,' 　! !　　、　、 ヽ ', .',　　　　この時の台湾では日本割譲に反対するため
　　　　　　　　　　 i 　,'./-λﾙ-i-ｲ　i」　i
　　　　　　　　　　 iﾙLi ○　　 ○ ｀Yi、 i　　　　　台湾民主国という独立国家を作って
　　　　　　　　　　 ﾉ｀ﾘ "" ､＿,　""ｲ !ﾉ.i
　　　　　　　　　　/ノ:|,:ゝ､ ,____ ,　く_,ﾉ | i　　　　　　日本に抵抗しようとする運動も起きていたんだ
　　　　　　　　　　lXl ﾚｲr' /LY_ノ ./｀ヽlXl
　　　　　　 　　　 ﾉ ,.' .〈 i　 |： 　!i .| 　i　l　　　　　　　でも、結局は多勢に無勢・・・本国の清国政府からも見放され
　　　　　　 　　　|>/　,λ. . i： λi/|　 ||><|
　　　 　 　 　　　.|/　ﾉi/::::::v::::／ヽ|　 |　l　　　　　　　　日本軍に平定されてしまったんだけどね
　　　　　　　　　 ［＿{,'ヽ::::::i:::::ヽ／|＿]　l
　　　　　　　　　 (_ノ/ヽ､>::i::::::::::::::::ヽ_） l

　――　話は戻って、その後の孫文

ニニニニニニニニl
　| |　||||||　　||||　　|
　| |　|||||||　　|||　　|　 /＼＿＿_／ヽ　　　　　　　　孫文は香港では、香港で香港中央書院（後にクイーンズカレッジ）に入学
　||||||　||||||　||||||　 ／''''''　　　'''''':::::::＼
ニニニニニニニ . |（●）,　　　､（●）､.:|　　　　　　　　　　　　　さらに向学心を満たすため、広州で広済医学校に入学した
||||　||　||　|||.|　　　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|　　 ＿＿_＿＿＿＿＿＿
||　||　|||||　||　||　　|　＿｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　　 ）三三三 ）　　　　　　）　　　　香港にも西院書院という医学校が開校されると、
|　|　 r=､ ､　　 , r　ニ- ─‐'､ ´　 .:::::／　 　 　 　 「￣￣「￣￣￣!
|　　 ヽ　ヽ =r'r ' ´　　 　　　 '､-‐一'´＼　　　　 r┴―‐┼―┬ｰ'　　　　　　　住み心地の良い香港へと転学、引き続き医学の勉強に励み
ニニ　 ヽ　 '､'､　　　　　　　 　'､ 　 ::::i 　|　　　　{＿＿＿l＿___{___
||　|| 　　ヽ　 '､'､　　医学書 　 '､　:::;;| 　|　　　　|ニニニニ ニ |:.:.:.|　　　　　　　　　医者を目指した
　 　|| 　|　ヽ 　'､'､　　　　　　 　 '､.　ﾉ　 |　　　　|ニニニニ ニ j::.:.:j
||　　||　　　（　）､'､'､　　　　　-‐（ ￣ ／　　　　｢￣｢￣￣￣￣￣￣l
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.へ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r=´＞' .ﾍ ',　　　　 ,.-、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、く　　',i_____ _／へヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,..-"' 、ヽ iゝ__イ∠_ヽ 〉〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, "　　　　ヽ、i__　)　　ﾛ　」 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　 ｀'ｰ＝==' ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'　/　,-+ 、,'　 ,　　,　　ヽ　　、 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　,'.　', r;ヽ.i__,/L-〈ｰ- ! ',　　i　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i'LLゝi ' ﾋﾉ　　 r;=-;、ｲ. i', i　.|　.|
　　　　　　　　　　　　　　　　あれ、なんで医者を目指したの？　　　 　 '　,ｲ.ｲ" 　 .　 　 ヒﾝi く_/　i　 |　.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ 　.'、　　、　 　""/　/　,' ｲ 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾚ、_ｲ__ヽ、　　 　., " , '　 / i .　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / ,' i ／/~<7 ∠,__ｲ_」-' ,'　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / .,' ,i///'く,ﾍ' 　 ／　>,λ　i　 　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,'　/〈 i/　　/　｀'´　 //　｀ヽ,.! 　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'　　　　　i/　　 　〉, 　　|


　　　　　　　　｀ヽ:::Y:::/::::::::::::::::::::';::ヽ/／
　　　　　　　　　ｒ─-'--=== ､..,,,_:|::::::i':/____
　　　　　　　　_,,!_:::!]:::::::lｺ:::::::::r-､｀"'':::::::::::::::｀ゝ
　　　　　　　／　　｀ヽ,.-､_;;:: -‐- ､::/〉:::::/::::::,'
　　　　　　/'　　　　　/::::::::ヽ.　　｀ヽ.｀ヽ/::::::,'　　　　　　実は、孫文も軍人の道を考えていたそうだが
　　　　　　i　 !　/|　ﾊ_;:::::::::::i 　 ',　 ', 　',｀ ', ヽ
　　　　　　i　/::/ |/´_ ',:::::i::::ﾊヽ､!_　i　　i 　i　',　　　　　この当時は清国にはまだ軍学校がなかったんだ・・・
　　　　　　i　i:::ﾊ,r;ｧ-!､ﾊ:::|/　!　ﾊ　 |　　| 　|　|　
　　　　 　 i　ﾚ|:::|　!　r}　|/　 'ｧ='-!､ﾊ 　 |　 i　|　　　　　清国初の士官学校は、やる夫が日本から帰国した1906年に
　　　　　　ヽﾍ|:::!" ￣　　　 　 !__,r!/ i,へ! 　|´ |　
　　　　　 　　 |从　　　 ,　　 　 　 " /::::|　　!　 |　　　　　　設立された通国陸軍速世学堂だからな
　　　 　 　 　 |:::::|＼　　ｒ-､　 　 .／/:::;'　 ,' 　 |
　　　　　　　ﾉ|:::l:|　.i｀ヽ.,__　,. イ |7:::::/　./i　　|　
　　　　　　/_,.|:::l:|,.ｧイ´ヽ､　 _ |>':::::/　 /　|　 |　　　　　　軍人以外で、ちゃんと西洋式の学校があるのが、医学の道だけだったそうだ
　 　 　 ／´　 ';:::ヽ:;:ﾍヽ､　｀ハﾝi:::::i｀ヽ/　 ! 　|
　　　 / 　　　　〉::::i::ン＼>7 ﾊ ',|:::/i｀ 7｀ヽ! 　|　　　　　　また、西院書院には西洋人のクリスチャンの教師も多く、孫文の性に合ったのもあるだろう
　　　 〉ン､_　 　レ'Y:::ゝ-'/ /　| 〉:::::Y　　 　〉 |

　　―━　西院書院　━―

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　○　＼　　　　　　　　‐―　 ○ －　‐
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／.へ／:＼へ.＼　　　　　　　　　, '　ヽ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　へ|l||l_＾_l||l|へ　＼ 　 　 　 　 ,　　　　ヾ
　　　 　 (´（　⌒　⌒　) 　 　 ／||.へ|_._|l|／＼|l|_._|.へ||＼　　　 , '
　　　　　　　　　　　　　　　　　　||　 |田|.|田田|.|田|　 ||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　||　 |田|.|田田|.|田|　 ||　　　(´（　⌒　⌒　)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　||　[_[_〈＿＿＿〉_]_]　||
　　　 ／二二二二二二二二二||;;'　 　|l|　 　 |l|ﾞ 　 　||二二二二二二二二二＼
　　／三三三三三三三三三三||　 |田|.|田田|.|田|　 ||二三三三三三三三三三＼
　　二二二二二二二二二二二||　 |田|.|田田|.|田|　 ||二二二二二二二二二二二
　　三三三三三三三三三三三||　[_[_〈＿＿＿〉_]_]　||三三三三三三三三三三三
　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　　　　　　　　　　　#; ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　|田|　|田|;' |田|　|田|　|田|　 　|田田|　|田田|　 　|田|　|田|　|田|　|田|　|田|
　　　|田|　|田|　|田|　|田|　|田|　 　|田田|　|田田|　 　|田|　|田|　|田|　|田| ;;|田|
　　ⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢ] 　 |田田|　|田田| 　 [ⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢ
　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　'';;　　　　　　 　 　 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　|田|　|田|　|田| 　|田田|　　|￣￣| |￣￣| |￣￣| 　 |田田|　 |田|　|田|　|田|
　　　|田|　|田|　|田| 　|田田|　　|　 　 | |　 　 | |　 　 | 　 |田田|　 |田|　|田|　|田|
　　;;　　　　　　　　　 ;;;,,　　　　ii≡≡≡≡≡≡≡≡≡ii　　　　 ,;;　　　　　　　　 ,,..;
　　────────── ii ≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ii ──────────
　　￣l´l＾l´l￣l｀l￣l´l＾l´l￣l｀l￣l´l＾l´l￣l｀l￣l´l＾l´l￣l｀l￣l＾l´l￣l｀l￣l´l＾l´l￣l｀l￣

　　　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
　　　　　　　　　　当時、香港にあったアリス病院の、付属学校である
　　　　　　　　　　　　　　　　後に、現香港大学医学部となる
　　　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,,..　--─‐─- ､__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.　'"´　　　 　　　　　　　 ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　,.‐'"´￣￣￣￣｀ヽ､　　ヽ.
　　　　　　　　　　　　　　　　./　 　　/／''"´￣￣￣￣`＼＼　　',
　　　　　　　　　　　　　　　 /　 　　 / __ ﾊ　　　! _,. イ| 　 ヽ|　　 !
　　　　　　　　　　　　　　　,' 　 　　7´ _.」_|.　　/ ｧ‐-'､!　/　.!　 　|　　　　　―　アリス婦人　―
　　　　　　　　　　　　　　　|　 ,! 　 |7´ｧ‐､|__／ 　 i´ ﾊ∨　 |. 　　!
　　　　　　　　　　　　　　　|　八.　 !l　! _,ﾘ　 　 　 ゝ-ﾟ'/　　,'　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ'.　 ＼|⊃´　 　'　 　　 ⊂⊃　 ｊ　 　　!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./'!、　　 　‐- 　　 / 　　ﾊ　 　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 !＞ 、　　　　 ,'　 　,.ｲ　',　 　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 ﾊ　　|＞-ｒｧ　|　　/ .|　 |　 　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |／　.|. __」／ |_／.|／―‐―‐､　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /"￣　　　|:::::::::::::::::/　　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ./　　　　　/ [二]|:::::::|　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　/:::::/|| ヽ::::::|　　　　　　 　　　',
　　　　　　　　　　　　　　　/　　　 　 /::::::/__||_/::::::::',　　　　　　　　　　',
　　　　　　　　　　　　　　/　　　　 　/::::::::::::| |:::::::::::::::ヽ　　　　　　　　　 i
　　　　　　　　　　　　　　|／ヽ/＼,/|:::::::::::::[ﾆ]::::::::::::::::::＼/＼_/ヽ／＼/＼
　　　　　　　　　　　　　　|／ヽ_/＼/|`:::::::::::| |:::::::::::::::_,. ｲ＼＿/ヽ／＼/ヽ/

　　　　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
　　　　　　　　　　　　　　　　この学校は、香港の名家の出身で　　　ﾅﾝｹｲ
　　　　　　　　　　　　　英国へ留学経験を持つ、著名な医者、何啓の亡妻
　　　　　　　　　　　　　　　英国人のアリスを記念して建てられたという
　　　　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

　　　　　　　　　　　　　　　　 .＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　／　:::::::::::::::::::::::::::::::／ｌ　
　　　　　　　　　　　　　　iiil二二二二二二二ｌ／
　　　　　　　　　　　　　　iii ｿ　''''''　　　'''''':::: 丶
　　　　　　　　　　　　 .　　|（●）,　　　､（●）､.:|　＋　　　主席余裕でした
　　　　　　　　　　　　 .　　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|
　　　　　　　　　　　　 .　　|　　 ´ﾄｪｪｪｲ｀　 .::::::|　+
　　　　　　　　　　　　　　　＼　　|,ｒ-ｒ-|　 .::::／　　　　　+
　　　　　　　　　　　　 ,,.....イ.ヽヽ、｀ﾆﾆ´ーノﾞ-､. 　 　 　 　/＾)
　　　　　　　　　　　　 :　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　iヽ　__ ‐┘（
　　　　　　　　　　　　　　　|　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|´⌒　)二 　ﾄ､

　　　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
　　　　　　　　　　　　　　　　　この学校で、孫文は西洋医学を学んだ

　　　　　　　　　　　　　　西院書院の学業は厳しいと知られていたが
　　　　　孫文は優秀な成績を残し、最終試験まで残った４人の卒業生のうち１番であった
　　　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　　　,　´　　　　`　､
　　　　　　　　　　　 　 /　　　　 　 　 　 ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 j　　　　　　 °°　',　　　　　　　この頃、孫文は医学生時代に
　　　　　　　 　 　 　 r'-､　 ,.ｨ､　　°°　 !
　　　　 　 　 　 　 　 i:⌒!　 /ヾ､　°°,〃i　　　　　　　　後の革命の同志である
　　　　　　 　 　 　 　ヽヾ､ ﾊ.　 `｡., ,.｡'´//　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　`ヽ　　 ｀`　　ー:ｲ　　　　　　　　　　　ﾁﾝｼｮｳﾊｸ　ﾃｲｼﾘｮｳ
　　　　　　　　　　　＿,ｨソ′ ､.,｀ ‐ '. ｲ　　　　　　　　　　　　 陳少白や鄭士良などの学友と出会い
　　　　　　　　_,. イ　　　ﾍー-ﾐ､_rﾆ＞￣`ヽ_　　　　　　　　　　　
　 　 　 　 _,ri!　　　　　　　ヽ: : : : : : : :j　　　　ヽ__　　　　　　　　よく何人かで集まっては、革命談話をしていたと伝えられている
　　　　 ノ!: :ハ　　　　　 ヽ　 `ヽ､: :／　　　　　/',ﾊ_　　　　
　　 ／　 ∨ヽ:ﾍ　ﾍ　　　 ﾍ　　　 `　　,.-､∨,ノ: : / ヽ　　　　　　
　 i -､_　≦ヾ､_,.-‐i'　　　　｀`ヽ､　　.{ 清 }i___;.イj　.._',
　　ヽ　　　　 ／ヽ　|　　､　 ヽ　　＿　＞＜.|￣＼　　/　　　　　　　　　　　　　　 ,．'"´￣￣｀`丶.　　　　　　　　　　　　　　　
　　　 ヽ､　 /: : r-'--､_,.　-----{,: : :}---ｨ´¨｀ヽハイ　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　 　 　 ﾞ､.　　 　　　　　　　　　　　
　　　　　 `ヽ､/　　　 t!-‐──7:./¨ﾍﾍ‐-!ﾉ 　,ﾉ¨´　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　 　 　　 ', 　 　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　＼ ､_-7 　 　 　 |: |.|i|　|:.|　ﾍﾉ /　　　　　　　　　　　　　　　　ノ　 　 　 ＿　　　 __　　 !　　　　　　　　　　　　　
　 　 　 　 　 　 ヽ-′　 　 　 |: |.|i|　|:.|　ハ´　　　　　　　　　　　　　　　　,ﾚ^ヽ 　∠:::::::.＼　ヽ･ ヽ |　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　┏────────────┓　　　　　　　　　　　　　 / ,ヘ　　 ⌒`ﾄ､:::.ヽ　￣　 |　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾁﾝｼｮｳﾊｸ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　い 　　　_,,,L・｀ヽ:ﾙ ﾉィﾉ　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　学友Ａ　　陳少白　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　 　　　　 ー─-　 ‘ｰ1
　　　　　　　┗────────────┛　　　　　　　　　　　　　　 >‐‐'. 　 　　　　 ､__,ゝ ,′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ 　 　 ', 　 　 　 `二'　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 　　　｀丶､　　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ノ 　 　 　 　 　 ｀`ｰr‐'ﾞ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 　 　 　 　 ＼ 　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_∠_ ＿＿ _ ,,,､､､-──‐┴-､､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 厂　ー──'''"´￣ ,　 ﾆ二二ﾆヽ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,′　　　　　 　 　, ｲ　　 　 　￣｀`ヽ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　 /　　　　　　　 　 //　 ｀）　　 　 　 　 ',　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┏────────────┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ﾃｲｼﾘｮｳ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 学友Ｂ　　鄭士良
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┗────────────┛

　―――　卒業後、孫文はマカオや広州でしばらく医者稼業に務めた

　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿＿__　
　　　　 　　　　　 , '"　　　　　　 　 ｀､　
　　　　 　　　／ |　　　　　　　　　 　 ,l　　　　　　　　　　　　
　　　　 　　/　　|　　　　　　　　　　　 ヽ　
　　　　 　 .!　　 | i i＿　　＿l__'_'　　　　|
　　　　 　 |,ｨ´　|￣ ＿＿＿＿＿＿＿ }　　　　　　メス、カンフル用意！
　 l､ 　i､|ｰ|, -'"|￣| ,,-‐=､‐-,　 ｷ‐,=-,!'
　 .＼､ﾞヽ　　,-､| 　|::::（●）,　　　､（●）|　　　　　　　　r‐､
　｀ｰ`=-　　 | Ｃ| ｜＿＿ ,ﾉ(､_, )ヽ､＿j　 　 　 　 ,-,l´ﾞ!　|'｀!　　　　 ┌────────────────────┐
　｀ｰ｀=-　　 ｀ｰP￣　　 　 ―-　i:　　,{　　　　 　|　|　|　|　!　　　........│　孫文の医者としての腕は知られていないが 　 .│
　ヽ_￣　　　　_ｿ　　　　　　　　r.　　 ||　 　 　 　 |　|　}　|　|　　　　....└────────────────────┘
　　　￣＞‐''´ 〉　　　　　 ―‐┼‐　　|-､.　 　 　 | ｜ l　l　|,‐ｧ
_,.．-'''"､_　＼|_　　　　　　　- ┤‐　　|　 ''‐- _　 |　' 　 　　| /
　　⌒ヽ　｀''‐｀-￣｀ ‐- _　　　 | _,.．''　　ﾘ' 　 ＼|　　　　　　|　　　 . ┌──────────────────────┐
　　　　|　　　　　　 　　　　｀ -‐'　　‐-'''"　　　 ハ 　 　 　 　l　　　.....│　貧民には無料で診察したという美談も残っている......│
　　　　i　ヾ、 　　　　　　 　　　　　　　　　‐-''" 　〉　　,,,.,, 　|　　　　 └──────────────────────┘
　　　　ｌ　 　　　　　　　　　　　　,,‐―'￣￣￣└v' 　 　 　 ,/
　　　　　　　　　　　　　　　　　_ﾉ　　　'' '' 　　'"　｀''┐ 　 /
　　　　　　　　　　　　　_,.．-''　　　　　　　　　_,,-―┘_,,ィ
　　　　　　　　　　　 ／|　　　　　　　　　　　　ﾉ‐i''￣　　|
　　　　　　　　　　／ 　|　　　　　　　＿＿＿/'　|　　　　|

　　　　　　/＼＿＿_／ヽ　　　　　　　　　───────────────────────────────
　　　　 ／　　　　　　 :::::::＼　　　　　　　　　　また、孫文は引き続き読書や勉強も怠らず、仕事の暇を見つけては
　　　　.|　　　　　　　　　　.::::|
　　　　.|　 ''''''　　　''''''　　 .::::|　　　　　　　　　　　　　政治系の新聞雑誌へ投書する生活を送っていた
　　　　.|（●）,　　　､（●）､::::|　　　　　　───────────────────────────────
　　　　 ＼　,,ﾉ(､_, )ヽ､,,.:::::／　　　　　　
　　　　　／｀｀ｰﾆ=-'"一´＼
　　　＿/((┃))＿＿＿＿_i　|＿　ｷｭｯｷｭｯ
..　／ /ヽ,,⌒)￣￣￣￣ （,,ノ 　 ＼
／　 /＿＿＿＿＿＿＿＿＿ヽ.. 　＼
.￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣



　　　　 　 /＼＿＿_／ヽ
　　　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼
　　　 . |（●）,　　　､（●）､.:|　＋　　　　　　　　　この頃の孫文の投書内容は
　　 　 .|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|
　　. 　 |　　 ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　+　　　　　　　　　 政府の政策に関する見解や、新たな農業政策などばかりで
　　　　 ＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／　　　　　+
　　　　　／ヽ、ﾆ__ ーーノﾞ＼_　　　　　　　　　　後のような過激な主張は見られていない
　　　　.|￣￣￣￣￣￣￣￣.|　　ﾄﾝ
　　　_（,,)　　　　　　　　　 　 (,,）_　　　　　　　　 当然ながら、過激な主張を投書しても掲載されるどころか、
　..／.　|　　ちょっとだけよ... |　 ＼　　　　　　　
／　　...|＿＿＿＿＿＿＿＿.|　　　＼　　　　　逮捕される危険さえある時代であったのも、その理由の一つである

　　　　　　　　　──━━　ここまでの孫文は、革命思想寄りの無名医者でしかなかった　━━──

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　''''''　　　 ''''''　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│:::::::（ー）,　　､（ー） l　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│/') 　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,, │　＋
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/‐:::　　｀-=ﾆ=- '　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,,,l ;! |:::＿＿__＿＿/ 　　　　+
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, -‐'ﾞ゛　i::.. 　| .ヽ/;ヽj!　`‐-､_ 　+
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l 　　　 ﾉ::.　.:|、 .ヽ,:ヽ|　　 <゛~ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,:''`` ''"ﾞ.|;;:‐''ﾞ|.ヽ、 ヽ;::|　　 /　 .|ﾞl
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,:　　　　 ヽ::il;;!　　ヽ､ヽ|　　/　　 | :|



　　　　　──━━　だが、清国を揺るがした大事件が、彼を行動する革命家へと変貌させたのである　━━──

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　 |（●）,　　　､（●）､.:|　　＋
　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　 　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|
　　　　　　　　　　　　　　＿∧　　　　　　 　　 |　　 ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　 +　　　　　　∧　　　ﾁｬｷｯ
　　　　　　　　　　　　　　(　　　＼　　　　　　　＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／　+. 　.　 　／/~⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　|( ● )|　i＼　 　　　_,,ノ|､　￣／/／ / ＼　　　　 ／i　|( ● )|
　　　　　　　　　　　　　　＼＿ノ　^i | _,,..r''''" ﾉ　| ＼`', ／ 　/　　/￣`''ー | i＾　ゝ＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　　|＿|,-''iつl/´　 　 ヽノ|　／＼ 　 /　、│　　　　 ｌ⊂i''-,|＿|
　　　　　　　　　　　　　　　　[__|_|／〉ヽ、　　／　|/ ）;;;;/＼/　　 'く　　　　/〈＼|_|__］
　　　　　　　　　　　　　　　　　[ニニ〉　 ',　　ヽ. ｜ /⌒|　/　　　ﾟ／　 　 / 〈二二］

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　　　　＼　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .,
　　　　　　　　 ,. ～ｰ､_ノ^＼､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. , ﾞ ､..
　　　　　　　／　　＿　ヽ　⌒'＼　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾞ　,　 ' . .ﾞ. ' ,' ....
　　　　＜￣ヾ､　(:::::::.~L_ﾞ　　 ∽＼　　　　 r====i_　　　　　　　　　　┌────────────────┐
　　　　　 ）　 　 　 ヾ;:::::::::)　 r_ノ ＼＼ 　　 F‐z‐zF"　　　　 　 　　　│　　　1894年　日清戦争　勃　発　　........│
　　　　　（ 　ﾞ⌒_,.ヘ､_二ﾍ_ノ　　　　彡＼,　ﾍ:.っ丿　　　　　　　　　　└────────────────┘
　　　　　　`～'"　　　　　　　　 　 　 |ヾh^`)ﾞ~￣~`z　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.､　ﾞ, '.　 '',
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 l::::|/ﾞ`ー-‐￢{　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. ," ､' .: `,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｌ::::'.::/!.::::::::::: |　　　　　　　　　 : ､' .　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,..､　 .:､　 , "
　　　, :; ､　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾞｰ'"　lｰ-‐'''~l 　 __,,,_　　,' . ､　　' .､ ､..　　　　　　　　　_,,,,.. -‐''''"// ~ヽ　､:ﾞ . '　.
　　'., ﾞ' ､ ′', ､　　　　　　　　　　　　　　　/ﾌ'ﾌ'''"~ ﾞ"~.::::::::）　　. , ﾞ　､' , ; '　　　　_,,,.. -‐ '''~　　　　 . . l i　　 |　　　 .´
　　　 ` ,､' ;. ､　.-_　　　　　　　　　　　　　'く/.:::::::､,._;;:: -‐フ　　　　　' ﾞ_,,;:.. -‐ ''''~　　　　　　. . . .......::::::ヽ＼_ﾉ　. `, ､
　　. ,.　　　　,' ; "､｀ .ﾞ.‐　　 　 　 　 　 　 　 |.:::::::／　("_く _,,,.. -ｧ-‐'''~　　　　　　　. . . . ........:::::_;;;:: -‐'''~ ` ~　. :　, ´.,
　 .｀;: .ﾞ`. ,' ^; ､ .;′　　　　　　　　　　　　　 l::::::/_,,.. -‐''''~　　 li　　　　　. . . . .......:::::_;;;:: -‐ '''~　　　　　　　,' ;ﾞ 　,　. 　,ﾞ
＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　　 _,,,.. -／:::丿　　　 　 　 　 ﾞ､ . . . ........_;;;::: -‐''''~　..　　　　　　　　　　　　　: '　　: '.
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ |　　_,,.. -‐'''''~　 　 /￣7　　　　. . . ......:::::;;;`ﾞ_zｧ '''~　　　　　 .　, ､
　　. . . . . . .......:::::::::;;;;|'' ~　　　　　 　 . . ,' 　/ _,,..:､､;､;､: _;;;:: -‐''''~　　　　　　　　　　.'' ..　 ' : ､.　 .
　　. . . . . . .......:::::::::;;;;|　　　　. . . .......:::::_l　 L´.:::::::::::::....::..^'' ‐..､　　　　　　　. , _　. ､ .　､ ＿＿＿＿_　　　　　　　 ＿,,,,....
　　. . . . . . .._,,､..､､:､;;| . . ......:::::_,ノ''"~~.:::ﾞｰ'''"＞'.::-､:_:;;:::::..__;;:::ﾞ_"''':::..､､､. .: ﾞ. :. .ﾞ: ', : ' ; | . . . ......::::;;|--‐‐'''''~~￣　　　（ ﾉ
　　. . . . . . ,!..::::::;;;;;;::.."`'～^.＜(::;;;:<~`''..::^''"...::::::::::::::...ﾞ厂.:::::;;;;;::`.:::ヽﾞ二::~:::;;ﾌ`'''ｰ‐-....､ミ:.,,　....::::;;|__,,,..　--‐‐'''''~~￣
～^`ｰ-r‐～: ､::_:::::;;;;;;;;:......　_;:::て_;::)､､;:::､;:::､ -～ｰ'''!,´.::::::__.:::::::::::_.._;）:::::::::::ﾞ'‐;::::;;;::::::_;;::､` .: `,: .:,:┘ 二)二)二)二)
,,';.~.(~.::::::::::／...｀｀'ｰ::ヾ '.:~::::,,）::::::'､.:.,..;;::::;､::-:::‐;;;-｀'''^（::::::｀..::''"..::::::`ヽ-''"ﾞ个_;;二;;:::::､ヘ ｰ-‐'ヽ'ﾞ）二）二）二）二）
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────┐
│　相次ぐ祖国の敗北、北洋水師の降伏・・・ 　 │
└───────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ill　.,,,, .,ilﾞ,ll‥
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ll,ﾞﾞlll,,,,,、　,,llll,llﾞﾞllllﾞll／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ll　 .”″ .'ﾞﾟ.,,,,_　　 ﾞﾞﾞﾞﾞ°
　　　　　　　　　　　　　　　　　　lliill,,,,,il｀ .,il!ﾞﾞﾞ ,llliilﾞﾞﾞﾞll丶 .__,,,,,,、　ドオォォォオオン………
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾞﾞﾞﾞﾞﾞ!′.,,,.lil!　 .ﾞﾞ: :;;,,,;;:'ﾞﾞllll,,,,,,,,,,、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ，　　　　 l!ll,!li､: : ;;:;;,,ll!!;;:ﾟﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ￣
　　　　　　　 　 　 　 　 　 l'ﾆ,Ｌ,|_、.l''l　 ｒ'"ﾞ!lllliii,,,､lll’: :,,,,〔二]━
: : :: : 　　　　　 ＿＿＿{ﾆエ＿＿､,|,,,|,,|＿,ﾐ,,,,,)､{ﾆ/''"'￣￣￣￣￣/
.,,,iiiiillllllllllii,,,,　‐――ｰ'''￢―----.----―￢''''''―---､,,u----――――----､,,,,,,,y,,,,------､,,,,,,.
.ﾞﾞﾞlil!ll!llllllllll!lliii,,　: : : : : : : : : :
: '!!ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ!llllllllll!lli,:;lllllii,,..,,,,,,,,_　: :::::: : : : : 　　"ﾞﾞﾞﾞ￣ﾞﾞﾞ'''～　　　　.,,,,,----―ｰ''''''ー-,,,,,_　　　　　　 _、
　: : ;;;;;;;,ll|ﾞlll!ﾞ;:ﾞ!li、;;;ﾞﾞ!iilﾞﾞﾞﾞllli,;;;;;;,illllllllllii,,,,,,,,,iii,,,,,,,,,,,,,,,,,,_　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ﾞﾞ"　　 ''''"゛｀゜
: : : : 　 ”: '!″;;;lll: : 　.l!lﾞﾞﾞ!llll;;:;;::: : 'l!!ﾞﾞﾞ!lll!ﾞﾞﾞ!!llil,ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾟﾞﾞ!!ii，:
　　　　　 : ;;: 　: ;;: 　　　 : '!″: 　 ,,,,_: : ｀　　.ﾞﾞﾞ′ : : : : : : ┌''''''-､_　 　 　 　 　 ,,,,,,,,-------,,,,,、
　 : :::::　　　_　　　 　 　 　 　 　 /゛　｀ﾞl　　　: :,il!:;;　　: _　 │: : 　　`''-､_
　::,,,、;;;: .,, lll;: 　　　　　　　　　 │: 　 .ヽ　　,;;,lll,,,iill!",iill,: : ｀''-、: 　　　 ｀ﾞ'ｰ､_　　　　　　 ._,,,―''"'''
..ll!lll",,,,iil!ll,il!;;: 　,,　 : : ,:;;　　　　ﾞl:;: 　　 ヽ、: :!!!!llllllllllllllil丶　　`-,、: : 　　　　｀''ｰ､_　　　 ｀
: : !!l!lﾞﾞ!!!lll°;: : .lll: ::,i,;,,illi､,i,, : ;: │: 　　　ヽ、　　 'l!lﾞﾞﾞﾞ゜　　　　　｀'-、: ,: 　　　　　｀''ｰ､_
　: : :,,ii!lllll: : :_,,,il!l,i,,illlll!!l,,iilllll: ;: : ﾞl:::::　　　 .ヽ　　　　　　　　　　　　 ｀'-、;;: : 　　　　　　｀''ｰ､_
　: ::'!ﾞlll!ﾞ’,,,,,llﾞ!!lll!!!ﾞﾞﾞﾞ｀.ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ｀　　 ﾞl:;;: 　　　　.ヽ　　　　　　　　　　　　　 ＼、;;;: 　　　　　　　 ｀ﾞ''-､_
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　/´〉,､　　　　　|￣|rﾍ
　　　　　　　　　l､￣￣了〈_ノ<_/（＾ｰヵ　L__」L/　　 ∧　　　　　 /~7 ／）
　　　　　　　　　　二ｺ ,|　　　　　r三'_」　　　 r--､　（/ 　 /二~|/_/∠／
　　　　　　　　　/＿＿」　　　　　　　　　　　_,,,ﾆｺ〈　 〈〉　/￣ 」　　　　／^ヽ､　／〉
　　　　　　　　　'´　　　　　　　　　　　　　 （__,,,-ｰ''　　　　~~￣　　ャｰ-､フ /´く／／>
　　　　　　　　　　　　　 ,.-ｰ''"~"'i,　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `ｰ-､__,| 　　　`"
　　　　　　　　　　　 ／~　　　..:::::::!.,___　　　　　　　 ,,..､-､,
　　　　　　　　　　／　　　 .::::::::::::::`::::::~~""''''ｰ-,／~:::::::::.`i,
　　　　　　　　 ／　　　　 .:::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::　i　　　　　　───────────────────────
　　　　　　 　 /　　　　　 .:::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::..　|
　　　　　　　,/　　　　　　 :::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::.　i　　　　　　　その衝撃は、康有為ら若者の科挙人達と同様に
　　　　　　 ,l'　　　　　　 ::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::. |
　　　　　　 l　　　　　　　 ::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::: i　　　　　　　　　　孫文の魂にも火をつけたのであった
　　　　　　 i,　　　　　　 ..:::::::::::''''''::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::　! 　　
　　　　　 _,,.i　　　　　 ..::::::::::（●）,::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::'''''':::::::: i'　　　　　　───────────────────────
　　　 ／~　 'l,　　　 ..:::::::::::::::::::::::::::,,ﾉ(､_, )ヽ､,,:::､（●）､:　,i'　　　　　　　　　　 ／~＼
　　／,.､-ｰ ､;i,　　 .::::::::::::::::::::::::::::,ﾉ::::::::::::::::/:::::::::::::::::::　/~＼　　　　　　　　　/　　　 i.,_
　/'／　..::::::::|::' .,　 :::::::::::::::::::::::::-<⌒￣`>丿:::::::::::::::::　/:::::::.. ＼　　　　　　　,i　　　　.::.. ＼
i'　 .::::::::::/:::::::`･､., :::::::::::::::::::::::,｀ﾆﾆ´;;;;;::::::::::::::::／;;;;;;:;:::::..　ﾍ　　　　　／　 .::::....::::::::.　`.,
,i/（　.::::::::::::i,::::::::::::;;;;;; ~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::-''";;;;;;;;;;;;;;;:::::.. 　 ＼　　／　　.:::::::::::):::::::::..　ﾍ

　（　　　 ⌒ヽ　　　　　　　　　_,,...-‐‐''""￣　　　　　／　 /　 |　　＼　　　 （　　　⌒)　　　ゝ
　 ゝ　　　　　 ⌒ヽ,,　__,,,....--―-..、　　　　　　　 ／　　 /　　 |　　　 ＼　 ,,.(　　　　　）、,,(
　(　　　　 　　　　 ／　 ,,,,,,,,,;;》》》〉〉ゞ　　　 　 ／　　　 /　　　 |　　　　　（　　　　　　　　　　ゝ
_,,...-‐‐--..,,,_　　 /　ミ''　　　　　　　　　　　／　　　　 /　　　 　　　　　　/>　　/>
>〉〉》》》》>>,, `ヽ、,r'~￣￣`ヽ、￣＋;￣￣ __￣￣　/　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣,,_p/>￣￣
　　　　_____,,,...（,;;）/⌒ヽ、"",,, ヽ、　。..: ＿'. ! ..::::. /　...::::::..　..::::::::........ ｡ﾟ｡,,,_p/> .....:::::::::::::::::::::
,,r''~￣,,,,,,;;;;《《（,;;）;;）彡　ヽ　　彡,,ゝ　／　 |　.:::::　＊....::::...　........＋::::::::.......　...::::::::.　......::::::.....:.:
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　　　　１８９４年　１１月２１日　　ハワイ、ホノルル
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　 　 /www,'.。....　。.... . .　| 　　　　／。.....ﾟ　.........。・...｡....　。　。。..::::......　。...::::::::... ......::::::::::::::::..
　　/;i;i;i;i;i;,'.　~^^ﾟ～～~ﾟ^ |＿＿／～～・｡,,,,：～"~~。～・"　ﾟ''～｡,,,　。....ﾟ.......　。.....:::::::::..........:::::
　/w;w;w,'　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　~^^ﾟ～・,,｡,,　。....ﾟ......。..。....
/;;;i;;i;i;i;i;i
;w;w;w;ii
;;i;;i;i;i;i;i

　　　　　　　　　　　　　 /＼＿＿_／＼
　　　　　　　　　　　　／　⌒　　　⌒　::＼
　　　　　　　　　　　　|　（●）,　､ （●）､ ::|　　　今日は、よく集まってくれた
　　　　　　　　　　　　|　　,,ノ(､_, )ヽ､, 　 :::|
　　　　　　　　　　　　|　　　ト‐＝‐ｧ' 　 .:::|
　　　　　　　　　　　　＼　　｀ニニ´　 .::／
　　　　　　　　　　　　／｀ー‐--‐‐一''´＼



.　　　　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
.　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'
　　　　 　 ´:::::::::::::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::::::::::'
　　　　 /::::::::::::::::::::::／::/　　 ' ::::::::::::::::::i
.　 　 　{::::/:::::::::::: / /::/　　 　 '::::::::::::::: |　　　　おう、久しぶりだな孫文！
.　　 　 i:/|::::::::::::::}ミ ｘ′ 　 　 _j::::::::::::::ﾘ
..　　　　　{N::::::::「 ｒ=tzﾐ｝i{ztﾁ フ }:::::::::|　　　　　元気そうでなによりだ
　　　　 　 L:::「 ヾ. ｀¨´　i　｀¨´　/＾ヽノ
.　 　 　 　 　 ｀ ｰ’ 　 　 ｊ__ノ 　 ;｀⌒
　　　　　　　 　__」ト　　｀ﾆ´　 彡 ＾ ｰ=-　　__
　　　-‐=ﾆ　 　 / }　ﾐミミ彡＾/　ヽ　　　　　　　 ﾆ=‐-
´　　　　　　　　ト　　　　　　　　　 〉　　　　　　　　　　/-
　　　､ ＼ 　 　 '　　｀ヾ ､_　〃´　′　　　 　 　 　 　 ′　　ヽ
.　　　 ＼ ＼　　　,　 　 　 　 　 /　　　　　 ／　　 　 i　ミﾐ 　 ,
.　　 　 　 　 ＼ 　 丶　　ｉ{:　　/　　　　 ／　　　　i|　|　　　　　､

　　　　　　　　　　　　　　　　　,.　----　､
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　 ｡　｡ 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　, ′　　　｡　｡ 　 　　､
　　　　　　　　　 　 　 　 i　z_　　　｡　｡　 ,x=z i
　　　　　　 　 　 　 　 　 i　マヾx,_　 　,ィ=ﾍ''´ i　　　　はい、孫文さん！
　　　　　　　　　　　　 7ﾊ　 {　　Oヽ ｨO 　 i γヽ
　　　　　　　　　　　　 {(ｲi　ヽ--　　　　-- '　'y'7　　　　あなたがお呼びとあれば、どこへでも！
　　　　　　　　　　　　 乂_',　　　 r--- ｧ　 　_ノ
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 八　　　`ー '　 　,ｲ
　　　　　　　　　　　　 ＿_,. -＞　 　 　 .イ_,.-､_
　　　　　　　　,.. -＜: : :7　　 　 ',:::￣:::,'　　 ∨ヽ＞ｘ　_
　　　　　　 ／V : : : : : {ー--　i__', 　 ,'_,. --- V : : : : :/＼
　　 　 　 ,ｲ:::::::∨:,-､: :.{-:..__　　　　　　　 __,..-}: : : __/::::::∧
　　 　 　 j ＼:γ'´_,.ヾ!:.ﾍ::::::::::￣￣￣:::::::::::／: :./ /￣`ヽ {
　　　　 /　　　{　 '　 / Y: ﾍ:::::::::::::::::::::::::::／: : : : y､_￣ 　.i ∨
　　　 ,.'　　r:ｲj　　''　, ﾉ7: : :＼:::::::::::::::／ : : : : :.∧,　　 　 ﾄ､∨


　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　　
　　　　　　　　　　　　 ,．'"´￣￣｀`丶.　　　　　
　　　　　　　　　 　 /　　　　　　 　 　 ﾞ､.　　 　
　　　　　　　　　　 /　　　　　　　 　 　　 ', 　 　
　　　　　　　　　 ノ　 　 　 ＿　　　 __　　 !　　　
　　　　　　　　　,ﾚ^ヽ 　∠:::::::.＼　ヽ･ ヽ |　　　　　よう！　また、学生時代のように
　　　　　　　　 / ,ヘ　　 ⌒`ﾄ､:::.ヽ　￣　 |　　　
　　　　 　　 　 l　い 　　　_,,,L・｀ヽ:ﾙ ﾉィﾉ　　　　　　　※”大砲”でもぶっ放すために呼んだのかい？
　　　　　　 　　ヽ　 　　　　 ー─-　 ‘ｰ1
　　　　　　　　　 >‐‐'. 　 　　　　 ､__,ゝ ,′
　　　　　　　　 / 　 　 ', 　 　 　 `二'　/
　　　 　 　 　 /　 　　　｀丶､　　 　 ／
　　　　 　 　ノ 　 　 　 　 　 ｀`ｰr‐'ﾞ
　　　　　 ／　　 　 　 　 　 ＼ 　|
　　 　_∠_ ＿＿ _ ,,,､､､-──‐┴-､､　　　　　　　　　※孫文の学生時代のあだ名で、大法螺吹きという意味
　 　 厂　ー──'''"´￣ ,　 ﾆ二二ﾆヽ＼
　　 ,′　　　　　 　 　, ｲ　　 　 　￣｀`ヽ ＼
.　 /　　　　　　　 　 //　 ｀）　　 　 　 　 ',　 ヽ
　/　　　　　　　　　//　 .:/　　　　／　　 i:::.　 ﾞ,
　|　　　　　 　 ／ 〃 .:.::/　　　／　　　　i|::!　　!
　|i　　　　　／　 〈〈 .:.::/　　／　　　 　 /1ﾉ　　|

　　　　　　　　　　　　　 /＼＿＿_／＼
　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　::＼
　　　　　　　　　　　　|　　─　　　─　　　|　　　聞いたか？
　　　　　　　　　　　　|　（●）,　､ （●）､　|
　　　　　　　　　　　　|　　,,ノ(､_, )ヽ､,,　.::::|　　　　朝鮮での敗北を、北洋水師が壊滅したという話を
　　　　　　　　　　　　＼　　 ｒ‐=‐､ 　.:::／
　　　　　　　　　　　　／｀ー ｀ﾆﾆ´一''´ ＼



　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　 　／
　　　　　　　,イ　　　　　　　　　　　　 　　/
　　　　　 ／/　　 　 　 　 　 　 　　 　 　 |　　　腹　　あ
　　　　　　/　　　　　　　　　,ｨ介i　 　 　 | 　 　の　　あ
　　　　　　{. |l　　　　　,ｲ　 ///|｜ 　 　 | 　 　立
　　　　 ,-.､Vl　 　 　 / |　///　| |　　　 ｣　　　つ
　 　 　 lこ!l　! ﾄ　　　ト.l　| !i　　| ヽﾄ､＜　　 　話
　 　 　 |　 l　Vヽ　　ﾄjヽ＼!l　　　,＞‐_ニヽ　　だ
　　　　 |　 |　　　＼　! く__・､jiLノ・_´フ　.|｜　ぜ
　　　　 |　｜　__ 　 ヽ｝　-‐　　　-─‐ 　ﾚﾍ.　 !!
　　 _r‐j 　 >イ fヽ　　l　　　ﾉ　 __　　　 ,ｲ-ﾊ　　
　 / ′､ 　 i 　 {ノ-､　ヽ　　｀t_／　　／| /´ヽ　
　〈　ヽ 　 　l 　 |　　}　　 ＼　　　　-' j　 |　　 ＼
　 ヽ　 　　　 　 　 /　 　　 |　￣　　　　　L
　　ヽ　 　　　　　/ -─ フ′　 　　 　　 　 ｀ヽ─- ､
　　　ヽ　　　　　ヽ　　／｀ｰ-､　　　,. -─ '/　　　　ー- ､
　　　 f‐--── 'ヽ　{　　　　　~　　　　／　 ／, -──‐-＼
　　／| 　　 　　 　 |　ヽ　 　　 　 　 ／　/／／　　　　　　　 ヽ

　　　　　　　　　　　　 　 　 ,.　-　　 ￣　　　_
　　　　　　　　 　 　 　 , : ´　 　 　 　 　 　 　 ｀　、
　　　　　　　　　　　 , '　　　　　　　　 　 　 ｡　 　 ヽ
.　　　　　　　 　 　 /　　　　　 　 　 　 　 　｡　　ﾟ　　',
　　　　　　　 　 　 i　　　　 　ゝ=ミヽ　　　 ｡ 　 ﾟ 　　 !
　　　　　　　　　　ﾉ⌒ヽ　　 　 / ｀ヾ:ﾄ､　';:　　ﾟ -　__,}
　　　 　 　 　 　 / '::,ﾊ　ﾞ　 　 i{ 　 　 tｯ､　　_,.ｨ::__:: /　　　　　僕は日本よりも
.　　　　 　 　 　 {　〈/-'　　＿_`ｰ　 _ 　 `´ﾉゞ'´　,'./
　　　　　　　　　 ヽ ヽ-､　　　 ￣｀ -　　　　　--' /　　　　日本なんかに負ける
　　　 　 　 　 　 　 ｀iーr' 　 　 　 　 __　　 　 丶 ,′
　　　　　　　　　　　,'　ハ　　　　 　 `ｰ　ｺ　　　,'　　　　清国政府に腹が立ちますね！
　　　　 　 　 　 　 / 　 　:ト .　　　　　 　 　 　 ｲ
　　　　　＿__,.　 '′ 　 　 ',:::::＞ ,　 　 　, ＜
__,. r=＜:_: : :＼　　　　　　 ',　　::::::::￣{
: : : : : : : :.｀　､: ＼＿＿ 　　 ､　 ／　ｉ ＼--､
: : : : : : : : : : :..＼: ＼　　￣　　- ､　/　　 ヽ: ＼- ､




　　　　　　　　　　　　 /＼＿＿_／＼
　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　::＼
　　　　　　　　　　　|　　─　　　─　　　|　　　うむ、私も同意見だ
　　　　　　　　　　　|　（●）,　､ （●）､　|
　　　　　　　　　　　|　　,,ノ(､_, )ヽ､,,　.::::|　　　　このままでは、我が国は滅亡してしまうだろう・・・
　　　　　　　　　　　＼　　 ｒ‐=‐､ 　.:::／
　　　　　　　　　　　／｀ー ｀ﾆﾆ´一''´ ＼

　　　　　　　　　　　　 /＼＿＿_／＼
　　　　　　　　　　　／''''''　　　　　''''''::＼　　　　これから、私は一つの演説をする
　　　　　　　　　　　|（へ）, 　 　、（へ）、.|
　　　　　　　　　　　|　　 ,,ノ(、_, )ヽ、,,　.:|　　　　　その内容を聞いてから、私の意志に賛同して革命行動に参加するか
　　　　　　　　　　　|　　 ｀-=ニ=- '　 .:::::|
　　　　　　　　　　　＼　　｀ニニ´　.＿／　　　　　　　君たちに決めてもらいたい
　　　　　　　　　　　 （｀ー‐--‐‐―/ 　）.|´
　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　|　　ヽ|
　　　　　　　　　　　　ゝ　ノ　　　　 ヽ　 ノ
　　　　　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　 ／＼　 ,　'ヽ
.　　　　　 ／　　　ゝ、＿_ヽ
　　　　／　　　　　　　　　￣¨'''_‐-_､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｾｷｼﾞｬｸ
　 　 , '　　　　　　　　　　　　　＝≡=ヽ _　　　　　　　『　すでに中国の積弱は限度に達している　』
　　/ 　　　　　　　　　　　　　　,',r:ﾐ〟　 /　　　　　　　　　　　　　　　　ｲﾝｼﾞｭﾝｺｿｸ　ﾌﾝｼｮｸｷｮﾁｮｳ
　/　　　　　　　　　　　　　 ,-‐{ {::::j i　　{　　　　　　　　『　上はすなわち因循姑息、粉飾虚張、下はすなわち無知蒙昧で先を考えない　』
...′　　　　　　　　　　　　　 　 ヾﾆン　__｀ヽ　　　　　　
..i　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　j､_,,　ﾉ　　　　　　　『　近年の国辱的敗北で堂々たる中国が隣邦と同列におかれず　』
. i　　　　　　　　　ヽ、　　　　　　-rイ_ , ‐ゞ,　　　　　　　　　ﾌﾞﾝﾌﾞﾂｲｶﾝ
　i.　　　　　　　　　　i　　　　　　　|　`‐‐-く　　　　　　　　『　文物衣冠も異族（外国）に軽んじられている。　』
.　〉─-　　　　　　　 i　　　　　　　｀_,,`ﾆ＞'　　　　　　
..,,}─- ､　　　',　　　 ｀　　　　　　　　　 ヽ
.i::::::::｀::::::｀ミ､ヽ`ー‐- ､　　ヽ､＿　　　　 j
l:::::::::::::::::::::::::::`丶｀丶　、　　　　 　 ,r‐''"
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶､ `　、 _ ィ´
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`　､　｀ー'r-､
ﾞ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::` ､ 　 i　 ヽ
.ﾞ;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､ i、_,,〉
　 ;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::¨ く ヽ

　　『　有志たちよ、手をこまねいていられようか。　』

　　　　　　　『　四億の民と数万里の豊かな土地があれば、奮発して天下無敵の雄になりうるのだ。　』

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　(.｀ヽ(｀＞ 、　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　／''''''　　　'''''':::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　`'＜｀ゝr'ﾌ＼　　　　　　　　　　　　　　　 　　＋　　|（●）,　　　､（●）､.:|　＋
　　　　　　　　　　　　　　⊂ｺ二Lﾌ^´　ノ, ／⌒)　　　　　　　 　　　　 　　　　　|　　,,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|
　　　　　　　　　　　　　　 ⊂l二L7_　　-ゝ-')´　　　　　　　　　 　　　　　　　.+　|　　 ｀-=ﾆ=- '　.::::::|　+　.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼_　　､__,.ｲ＼　　　　　　　　　　　＋　　　　 ＼　　 ｀ﾆﾆ´　 .:::／　　　　+
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(T＿_ノ　　 Tヽ　　　　　　　 , -r'⌒!￣ `":::7ヽ.｀- ､　　　./|　　.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ￢.　　　/　ﾉ`ｰ-､ﾍ<ｰ1´|　 ヽ　| :::::::::::::ﾄ、 ＼　(　　./ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼l__,.／　　 　 　 i　l.ヽ!　|　　　.| ::::::::::::::l ヽ 　 ｀７ｰ.､‐'´ |＼-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ|　　　　　　　 ヽ |　{　l　　　l ::::::::::::::::l　ヽ　 ,ﾍ,',',',ヽ　 l:::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽl　　　　／　　　＼ ヽ､　　/ ::::::::::::::::::ヽ　∨　.〉‐〈 ヽﾉ|::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽニ二..＿＿　　 `ｰ=ゝｿ :::::::::::::::::::::::ヽ.　　 l,',',','l 　 l::::::::

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ヘ　　　　　 　　 　 ,:ﾍ.
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /: :　＼　　　　 　 ／::　 !　
　　　　　　　　　　　　　　　　 /::::.....　　＼--―‐'.:.:::...　　!　　　　　　『　しかるに、売国奴は国を誤り、人民は苦しみ、国の衰退はその極にある！　』
　　　　　　　　　　　　　　　 /::::::　 _　　 　　　　　　_ 　 　 ',　
　　　　　　　　　 　　　　　 ,':ノ（　　´⌒＼,, ;、　　､､／⌒｀.i　
　　　 　　　 　　　　　　　.i::::⌒　 　 '''''''　　　　ﾉヽ　 ''''''' 　　!
　　　　　　　　　　　　　　!:::. 　 　 　（◎　）, 　　　､（◎　）､　!　　　　　『　いまや列強は、中華の富や物産を虎視眈々とねらい　』
　　　 　 　 　 　 　 　 　 |::::..　　 　 　´"''".　,,ﾉ(､_, )ヽ"''"´　 l　
.　 　 　 　　 　 　 　　　　i;::::..　　　　 　 ./~""''‐- -‐ｧゝ 　　 !　
　　　　　　　　　　　　　　 ':;::::... 　 　 　 /t‐-. 　 　 ‐｛　　　/.
　　　　　　　 　　　　　　 　.＼:::::.....　 　ゝ'"￣￣￣"イ　／　　　　　　　　　　　　　　ｻﾝｼｮｸｹﾞｲﾄﾞﾝ
　　　　　　　　　　　　　　 ,r''" ｀ゝ:::::........ 　　　　　......／ト､　　　　　　　　　『　それを蚕食鯨呑するため、競ってわが国土を分割しようとしている。　』
　　　　　　　　　　　　　　f!: : : : :: : :　　　　　　　　　　　　　ヽ.　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　i!: : : !: : : : : 　　　　　　　　　　　　　l　
　　　　　　　　　　　! i　./: : .i i: : : : :: : ;!ii:::i:　　　　　　:i:i　　　i　
　 　　　　　 　　　　| i!i/: : : : !l|ｒ"-'"-i| i`i|‐､　　　　　:i'　　　 i,　　　　　　　　　　
　 　　　　　 　　　　|,ｲ|,,.．r''"!l|　　i!　　|ヽi　 `i　　　 :,./.　　　 ',　 　 /
　　　　　 　 　　 ,ｒ'''! |i!　　　　　　 ii |　　| |`i　 i:　:／/　',　　　 ヽ.r"/.
　　　　i､　 　　 /　 !　　　　　　 ,,,,.i! l-ー|--i!､ .i:／ ./　:'i,'.,.,,,.r'"　/
＼　　 i ＼　　/i　　　　　,,.．r''"　 i! i. 　 !　 i! l .i　 ./::　;;ir''"　　/　ヽ　 .
　 ＼　!　 .＼/ .:i.　　 　　　　　 　　　　　|　　 i ヾ､./:r''"　　　　/　　　ヽ.
　　　`'　 　 / .::/　 　　　　　　　　　　　.!|,,.rヾ､,,ノ　　　　　　 /ヽ.　　　　ヽ、
.　　　　　　〈 .::::i　 i　　|　　　　,,.．-‐ ''"|i　　　i　　　　　　　/　　ヽ、　　 　.ヽ
　　　　　　　ヾ;::ヽ､i　　!　　　　　　　　　　　　/　　　　　　/,,,,....． -－''' "´
　―－―――ヾ;::::i 　 ! 　 !|i　　　　　　　 !|/ヾ;― =＝
　　　　　　　　　 ヾ:i, 　|i.　 !||　 　 i |i　,,.ｒ"!| 　 〉
　　　　　　　　　　 `i、 ||　　|i　　　i ||'"　　　　/
　　　　　　　　　　　 .ヽ||　　　　　　　　　　　i|'
.　　　　　　　　 　　　　 i'ヽ、　　　　　　,,.r''"!i
　　　　　　　　　　　　....:::::::::ヽ|i,,,,,|,,..r''":::::::.......

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.　　-‐‐-　 _
　　　　　　　　.γ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, : ´　　 　 　 　 　 ｀: ､
　　　　　　　　l　　『　危機は目前にある。　』 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.:'　　　　　　　　　　　 　 ヽ
　　　　　　　　ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／`　..γ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　, -､!　　　　　　　　　　　　　　　　　､ﾞヽ　　　l　　『人民を水火の苦しみから守り、まさに倒れんする国を支えよと、』　　│
　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ`!　　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
　　　　/⌒>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾞ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{　　 　 　 　 ﾟ　　　 ﾟ　　 　 　 　 !
　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ',　　　　　　 ﾟ　　　ﾟ:/　 　 　 　 !: ´Y
　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　γヽ',i r:::::ｘ　 ヽ.ﾟ　 　ﾟ,′　,ィ::::::}i .},ｲ:i !
　　　i　　/　　　　　　　,i! ﾊﾊ　　 ,!i　　　　　　　　,'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 { {ヽ.'　┬<:＼_　　 ,　　,ィ＞'´Y　/Y}　}__　　_ ノ:７
　　　'､　{!,　i　　　　　 ,! l l l .l　 /! l　 ,ｨ　 　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハ { ) ',　! 　 `tｯx,j_i_zゞﾘ　　 /　,'／／: : ＼: : : :7 ､_＿
　　　　`ヽ! ヽj､　　　　 Ｈ,,!､! .l　/'! l　,!-ｊ/ｊノ　　i　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄ､＿,-:.´:.＼ヽ ', ヽ--_-　　 　 -─=' 　 ' ィ:ハ: : : : : : : :.{::::::::::::::了
　　　　　　　　`'!,　 　i !ｒ',.､＼l/　 ｊノ∠ﾞ`'l i　　 '､　 )ヽ　　　　　　　　　　　　　{: : : : : :./: : :.｀i-.',　 　 　 　 　 　 　 　 .'!　i: : :.}: : : : : :.／::::::::::::::/
　　　　／（　　　ｊ　 （i　i `''ﾟ`''` ｰ'''"ﾟ-" / ｌ）　　 `'''ﾞノ　　　　　　　　　　 ト-≦::i: : : : : i: : : : :{　i∧　　 　 - ￢　 　 ,.ｲ i　 !: : i: : : : : : 丁:::::::::::/＼
　　　　（　　`''-'"　　 '! ﾊ　　 　 ｊ　 　　 /ｌ .! 　　　　`ヽ　　　　　　　　　　　{::::::::::::7: : : :.|:|: : : :|､　 　＞　　　　 　 ＜ 　 　 ｲ: : : : : : : : : :|::::::::::ハ
　　　　　`＞　　　　　 Ｖ ﾞ＼　 ｰ -　,／　Ｖ　　　　　　 `ヽ　　　　　　　　　∨:::::::::}: : : :.|:|: : : :|', `　 _ﾍ　　`￢´　/ -‐'´,ｲ::|: : : : : : : :.i : !:::::::/　 ',
　　,ｒ''~￣　　　 /　,'　　　　| `''－ ''"　|　 _　.γ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼＼_　 ｀ ヽ､__,. ' ´　_,.イ:::::::|: : : : : : : :.|:.ﾘ:::::/　　 }
　/,ｒ'７　　　　 ,'　ﾊ（ｰ'ﾞｒ`┘､__　　__,, ﾞくﾉ ヽl　　『　声を大にして叫ばずにはいられない。　』 │:::ヽ,､＿,...　-‐:::::::::::::::::/: : : : : : : : |/::::/＿,..
　'､!　!____ｒ''Ｔ"!､ !　`ｰ' ｌ----------／　　ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/: : : : : : : : : ｝:::/　‐-､
---''"　　i､　`:,､ﾞ`'' ＼　'!､　　　　,,-'' ／` ｰ'--'" ﾉ　 `ﾞヽ,　　　　　　　 〃　 ,.:'　　＼∨: : : : : :∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾄ､/: : : : : : : : : :.|／　　 　 ',

　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ヘ　　　　　 　　 　 ,:ﾍ.
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :　＼　　　　 　 ／::　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　/::::.....　　＼--―‐'.:.:::...　　!　　　　　　　　『　ここに集まった諸君、中華の復興のため　』
　　　　　　　　　　　　　　　/::::::　　　　　　　　 　 　 　 　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　,'::::　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 i　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　.i::::　　　 　 '''''''　　　　 　　 ''''''' 　 !　　　　　　　　　　　　　『　智恵と力を合わせようではないか。　』
　　　　　　　　　　　　　　!:::. 　 　 　 （●）, 　　 　　 ､（●）､ !　　＋　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　|::::..　　 　 　 　　.　,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　 　 l　　　　　　　　　　 　 _,-,.、
　　　　　　　　　　　　　　i;::::..　 　 　 　 　ﾉ 　　 ___,,,:: -ｲ 　　!　　　　　　 i´ヽ 　 　い {,-ゝ.
　　　　　　　　　　　　　　　':;::::...　　　　　　ヾ二--‐＜/ 　　/　　+　　 　 l　,人　__,!...!_}ゝ l
　　　　　　　　　　　　 ＿　 ＼:::::....　　 　 　 ヽ..＿_,,/ 　 ／　　　　+　 　 ヽ. '´　　　　｀ /
　　　　　　　　　　 ／　　　｀ヽ　｀ゝ:::::........ 　　　　　......／_ 　 　 　 　 　 　　/　　　 ｧ-- '
　　　　　　　　　　 i::.....　　　　;＼!..-ー 、 /⌒ヽ　　　　　 ､＼　　　　　　／　　　 .:/
　　　　　　　　　　　` '''''ｰ- ､::::/ ,..　.　 `/:::　 　〉‐ 、　　　＼ ＼　　　／ 　 　 ..::ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　.ｿ'　　　 :　/::.　 　/::　　〉　　　　 ＼＼,／ 　　 　 .:/
　　　　　　　　　　　　　　　/i:. 　 　 　 :,'::.　　 /:: 　./ヽ　　　　 　 ＼!　　　　 ..:;'
　　　　　　　　　　　　　　 / |:: 　 　 　 |ヽ.:..　　　　:'::／　　　　　　　＼　 　 .::/
　　　　　　　　　　　　　 /　 !::.　　　　i::.:.:`:‐"ｰ､_,ノ　　　　　　　　　　＼:::／
　　　　　　　　　　　　　/ ,／ヾ;:.... 　 /:.:.:.:.:／:::.:..　　　　　　　　　　　　　ヽ、
　　　　　　　　　　　　 | :i　　　`ー::':.:.::.:.:./＼:::::.:.:.　　　　　　　　　　　　 　 ':;

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人人人人人人人人人人人人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜　『　同志諸君、決起せよ！』　　＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／｀ｰ──一'＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｒ（●）(､_, )､（●）＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　'"ｰ=ﾆ=-'｀ 　　.::|　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　 ｀ﾆﾆ´　 　 .:::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 　 　 　 　 　 .::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　 .::::::／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／｀ー‐--‐一 ´＼　　　　　　.,,i*jlilllﾀw,,、_.,r-=-r
　　　　　　　 'ﾞ~｀｀:''ヽ,,,,√　　　.~ﾟ'､， .l,,lc／｀　　　　　　　　´´＼i､　,,r"　　　　　,ﾚ'″　　 .li
　　　　　　　 、　　　 .'《ﾞＮ,,,、　　　 .ﾟ'llﾞﾞmr----　　￣￣　=｀ﾞﾆ-r/"　　　　　,r'°　　　　 'l
　　　　　　　 ﾞl,、　　　 l　 ｀'私　　　　　　　　　　　 ﾞﾞﾟ''l*ﾞ＾　　　　　　　　　　　 ,rlﾞﾞﾞﾞ≒,,,,,,,,,,,wll'
　　　　　　　 : ﾞﾟ'━'#'┷ｘ,_　.ﾞ私，　　　　　 　 　 　 　 l　　　　　　 　 　 　 　 ,il_,yｰ'''''''ｰ＿、　|
　　　　　　　　　　 ,l′　　ﾟﾘh,,,,|l,　　　　 　 　 　 　 　 lﾞ　　　　　 　 　 　 　 ,lllﾞ°　　　　 　ﾞ''ll
　　　　　　　 ヽ-rf°　　　　　 ,,ﾞﾞ%、　　 　 　 　 　 　 ,l、　　　 　 　 　 　 ,,ll!e,、　　　　 ._,,,r
　　　　　　　　　　｀`':i､＿_,,,,,广　 'ﾞl,,,,、　　　　 ._,,,wllll|,llli,,,,,,,,,,,　　 　 ._,,,llll″ .ﾟﾗiぁwr='“｀

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※蒋介石秘録より、興中会の設立宣言を引用

　　　　　　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
　　　　　　　　　　孫文は２９歳にしてハワイで興中会を設立、革命組織の指導者となった

　　　　　　　　　　当初は２０人程度であったが、数ヶ月も経たずして会員が百人を越えた
　　　　　　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

　　　　　　　　　　　―――　興中会結成から１年も経たぬ翌年の十月
　　　　　　　　　　　　　　　　　さっそく、孫文達は日清戦争敗北の混乱利用して
　　　　　　　　　　　　　　　　　　広州で最初の起義（広州起義）を起こす

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　　 〃ﾆ;;::`lヽ,,_　　　　　　　　　　　≡　／''''''　　　'''''':::::::＼　　　　　　
　　　　　　　　〈 (lll!! ﾃ-;;;;ﾞfn　　　　__,,--､_.　　　　|（●）,　　　､（●）､.:|　＋　≡
　　　　　　　 ／ヽ-〃;;;;;;;llllll7,,__／"　　＼三=ー　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|　　 　　≡　　　　清国は今、日清戦争で動揺している！
　　　　　　　 >､/:::/＜;;;lllメ　　　＼ヾ、　　ヽTf=ヽ`　　 ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　+
　　　　　　 j,,　ヾて）r=- | ヾ:　　 :ヽ;;: 　　　 | l |　 l ＼　　｀ﾆﾆ´　 .::::／　　　　　+　　≡
　　　　　 ,ｲ　ヽ二)l(_,＞"　l|　　　 ::＼;:: 　　　| |　 |　　ヽ,,-‐、i'　 ／ V　　　　　　　　　　　　　チャンスだ！　手始めに広州で革命を起こそう！
　　　　　 i、ヽ--ｲll"/　,, ,//,,　　　　:;;　　　l //　 l く> /::l"'i::lll1-=::::￣＼
　　　　　 ヾ＝=:"::^::;;:::／;;;;;;;;;:::::::::::::: :::::ゞ ﾉ/　　 L／〈:::t_ｲ::/ll|─-=＝　ヾ
　　　　　　 ＼__::::::::／::::::::::::＿;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ　　　ﾍ　　　>(ﾞ ）l:::l-┴ヾ、ヽ　 ）
　　　　　　　　　￣~~￣￣／　:::|T==--:::::　 ／／　　/　ﾄ=-|:|-─ （ l　　 /
　　　　　　　　　　　　　／　::　 ::l l::::::::::::::::::/ /:::::::::::/:::::(ヽ--─　 /　|　 /　　　　
　　　　　　　　　　　　　ヽ＿=--"⌒￣ﾞﾞヾ:/ /:::::::／:::::::::`<==--　ﾉ　/　/　　　　
　　　　　　　　　　　　　 ／　　　／　　　＼/:::::::::::::::::::::::::::::￣'''""::／／　　　　　
　　　　　　　　　　　　／　　　／　　　　 :::: ヾ::::::::::::::::::::::::::::べ__;;;--



　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　 　／
　　　　　　　,イ　　　　　　　　　　　　 　　/
　　　　　 ／/　　 　 　 　 　 　 　　 　 　 |
　　　　　　/　　　　　　　　　,ｨ介i　 　 　 | 　 孫文！　ここは俺に任せておけ
　　　　　　{. |l　　　　　,ｲ　 ///|｜ 　 　 |
　　　　 ,-.､Vl　 　 　 / |　///　| |　　　 ｣　　清国など一ひねりにして
　 　 　 lこ!l　! ﾄ　　　ト.l　| !i　　| ヽﾄ､＜　　
　 　 　 |　 l　Vヽ　　ﾄjヽ＼!l　　　,＞‐_ニヽ　ぶっとばして
　　　　 |　 |　　　＼　! く__・､jiLノ・_´フ　.|｜
　　　　 |　｜　__ 　 ヽ｝　-‐　　　-─‐ 　ﾚﾍ.　　お前を広州の支配者にしてやる
　　 _r‐j 　 >イ fヽ　　l　　　ﾉ　 __　　　 ,ｲ-ﾊ
　 / ′､ 　 i 　 {ノ-､　ヽ　　｀t_／　　／| /´ヽ
　〈　ヽ 　 　l 　 |　　}　　 ＼　　　　-' j　 |　　 ＼
　 ヽ　 　　　 　 　 /　 　　 |　￣　　　　　L
　　ヽ　 　　　　　/ -─ フ′　 　　 　　 　 ｀ヽ─- ､
　　　ヽ　　　　　ヽ　　／｀ｰ-､　　　,. -─ '/　　　　ー- ､
　　　 f‐--── 'ヽ　{　　　　　~　　　　／　 ／, -──‐-＼
　　／| 　　 　　 　 |　ヽ　 　　 　 　 ／　/／／　　　　　　　 ヽ

　　　　　　　　　　 　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　／- ､ ! ,. -＼
　　　　　　　　　 ／ヘ二_爪_二ヘ＼　　　　　金なら出してやる
　　　　　　　　／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼
　　　　　　　　| 　　　 ／　| |　＼　　　 |　　　　　　死ぬなよ・・・孫文・・・
　　　　　　　　＼ 　　　ィﾆニﾆｭ　 　／
　　　　　　　　＿＞､-―, _ ､ ― ＜＿
　　　　　　　,::'ー'/:fｼ:ヽ‐'7:ｨ‐/:ｷ::l:_‐`､　　　
　　　　　　 ,':::::l::::－／::ヽl::::ｌ/:::ヽ┘:l::::l　　　　　
　　　　　　,l:::::::|:::=t,`:::､、'::/::::／三l:l::::l　　　　　　┌───────────────────────────────┐
　　　　　　 ヽ::::!::::::ﾟ::::::::::`::'／l三王l:l:ノ　　　　　....│　　　起義のための資金は、兄の孫眉や華僑の事業家達から調達した　......│
　　　　　　 　 ｀!:::::::::::::::::::::|o::::＋O::::!　　　　　........└───────────────────────────────┘
　　　　　　　　 l::::::::::::::::::::::|o:::::::::::::::::|

　　　　　　　　　　ﾄｖ'Ｚ -‐z__ﾉ!＿　　　　　　────────────────────────────
　 　 　 　 ． ,.'ﾆ.Ｖ _,-─ ,＝=､､く`　　　　　　　　しかし、起義計画は裏切り者の密告によって
　　　 　 ,.　/ァ'┴'　ゞ !,.-｀ﾆヽ､トl､:.　,
　　　 rｭ. .:{_　'' ヾ ､_ｶ-‐'¨￣ﾌヽ｀'|:::　 ,.、　　　　広州の総督に暴露され
　 　 ､　 ,ｪｒ<`ｉァ'＾´ 〃 lヽ 　 ﾐ ∧!:::　.´
　　　 　 ゞ'-''ｽ. ゛＝､、、､ "　_/ノｆ::::　　~　　　　セメント樽に隠されたピストル６百挺も押収されてしまい
　　　 r_;. 　 ::Ｙ　''/_, ゝｧナ=ﾆ､ ﾒﾉ:::　｀　;.
　 　 　 　_　 ::＼,!ｨ'ＴV　=ｰ-､_メ:::: 　r､　　　　　最初の起義は失敗に終わった・・・
　　　　　　 ﾞ　::,ｨl l. ﾚﾄ,ﾐ _/L `ヽ::: 　._´　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾘｸﾊﾞｲﾄｳ
　 　 　　 ;. 　 :ゞLﾚ':: ＼ `ｰ’,ｨｧト.::　 ,．　　　　結局、７０人の逮捕者と陸培東を含む２人の死者を出してしまった
　　　　　　　~ ,．　 ,:ｭ.　`ヽﾆj/l |/::　　　　　────────────────────────────
　　　　　　　　 　_　　.． ,､　:l !ﾚ'::: ,. "
　　　　　　　　　　　　　 ｀’　`´ 　 ~

　―――　孫文は一夜にして犯罪者へ、その身柄を当局に追われる立場となり
　　　　　　　　当時の清国人の亡命先のメッカの日本へ逃亡を計る


　　　　　　　　　　　　　　　　　.： /＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ：／　-‐'　　'ｰ-　 ＼
　　　　　　　　　　　r⌒ヽ､　 ：|　（◯）,(､_,)､（◯） ::|.：
　　　　　　　　　　/　＼　　＼|　　∪ /,.ｰ-‐､i∪:::::|.：　　つわぁあああぁぁああ
　　　　　　　　　_/　/　ヽ 　.：|　　　 //⌒ヽヽ　　.::|.：　　　あああぁぁああぁぁぁああ
　　　　　　　　〈__／ 　.　|.　.：| 　　　ヽｰ-‐ノ　　:::::|.：
　　　　　　　　　　　　　/ 　　.：＼　　　￣i⌒＼ .::／.：
　　　　　　　　　　　　./　　 ／ ⌒ヽ, ＿.ヽ　 .＼.：
　　　　　　　 ._＿　　 r　 ／　 　　　|／ｰ､＼ 　 ＼
　　　　　　　."ヽ |　　i,　　　　　 　 ﾉ　　　.＼＾　　　i
　　　　　　　　 .| ヽ./ ヽ､_../　　　/　 　　 .　 ヽ､__ノ
　　　　　　　　 .i　/　　／/　　.／
　　　　　　　　 .ヽ､_.／ ./　 ／
　　　　　　　　　　　　 ./ ／
　　　　　　　　　　　.ノ.＾/　　 ﾀﾞｯ
　　　　　　　　　　　|_／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.へ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r=´＞' .ﾍ ',　　　　 ,.-、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、く　　',i_____ _／へヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,..-"' 、ヽ iゝ__イ∠_ヽ 〉〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, "　　　　ヽ、i__　)　　ﾛ　」 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　 ｀'ｰ＝==' ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'　/　,　　　,'　 ,　　,　　ヽ　　、 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　,'.　', r;-ｲ__,/`ｰ〈-|l||l! ',　　i　 i
　　　　　　　　　　　　　なんで揃いも揃って中国の革命家や政治犯って　　　　 i'LLゝi.'ｰc--　　ｰc--､ｲ.i', i　.|　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '　,ｲ 7　ｰ-　　　ｰ-- く_/　i　 |　|
　　　　　　　　　　　　　　日本へ逃げるのかねえ・・・？　　　　　　　　　　　　　　　/ 　 '、　　　　　　u/　/　,' ｲ.　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾚ、_ｲ__ヽ、ヽつ　, " , '　 / i .　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / ,' i ／/~<7 ∠,__ｲ_」-' ,'　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / .,' ,i///'く,ﾍ' 　 ／　>,λ.　 i　 　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,'　/〈 i/　　/　｀'´　 //　｀ヽ,.! 　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'　　　　　i/　　 　〉, 　　|


　　　　　　　　 　　∠_ンY7=r'─--- ､:;;__________!__ヽ/／-‐ｧ
　　　　　　　　　　　　　 ,ﾊ:::::|l:::::::::r-┐:::::::::::::::::::::7::二7,／
　　　　　　　　　　　 ,.:'"　ﾍ.,_!!______::::::::::::[]:::l]::::::/::::::::/､
　　　　　　 　　 　,:'　 ,　　　　　　/ ￣￣"''' ｰ-'-‐ ''"^　ヽ.
　　　　　　　　　/　 /　/　 /　;　!:.:.:.:.:.:.:.:!　',　ヽ.　　､　 　 ':,
　　　　　　　 ,.ｲ 　 ,'　 ,' ､,_!_/」,.ﾊ:.:.:.:.:.:.ﾊ　_!__ 　',　　':,　 　 ',.　　　　当時の日本はなにより清国に近くて
　 　 　 　 　　 | 　 !　 !　/|/　 |./　';.:.:.:/ |.´ﾊ　 `ﾊ　　 ', 　 　i
　　　　　　　　 ! 　 !　 ﾚ'r‐'ｧ‐-=､　!:.:/　 !/_,」_/_　!　　 i.　 　|　　　　　清国との国交が正常化されるまでは取締りも緩かった
　　　　 　 　　 ', 　,.!　ﾊ ヽ !　Jﾘ　 ﾚ'　 7´ i´　Jｱ'ｧ　　,' i 　 !
　　　 　 　 　　 V`'ﾚ'|:.:.:!　 ｀ｰ '　　　　　 　'､_,ン ｲi　 ,ﾊ | 　 !　　　　　　革命に同情的な日本人や華僑も沢山居たし
　　　　 　 　 　 　　! .|:.:.!'"'"　 　　　,　　　 　　,.,.,. ﾊくﾀく! 　 |
　　　　　 　　 　 　 | .|:.:人　 　 　 ___　　　　　　　/:|　| 　! 　 |　　　　　　　筆談なら通じたので、清国人にとっても比較的、他より暮らしやすかったそうだ
.　 　 　 　 　 　 　 .! .|:.:.:.| `: ､ 　　` 二フ　u　,ｨi:.:.:|　! 　: 　　!　
　　　　　　　　　　,' 　|:.:.:.|　 |　.>.､,　 　　,. イ　 |:.:.:.!　i　 i　 　|　　　　　ちなみに、日本以外では、取締りの緩い英領の香港やシンガポールとかが
　　　　　　　　 　/　 ﾊ.:.:.!　 ! /r'|､_｀ﾆ_´　 ,ｨ|ヽ.|:.:.;'　 |　 !　 　',
　　　　　　　　 ,.'‐'"￣';.:.!イ"く /__ 　 　 __/|:::::::ﾚ'_____!_　! 　 　',　　　　　アジアの革命家達の避難先・活動拠点になっているぞ
　　　　　 　 ／　　　　 ﾚ' /､!::::::ヽ､　　 ン:::!7"´i /　　　｀ヽ､,　 i

　―━　１８９６年　日本　横浜　━―

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾊ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　///∧
　　　　　　　　　　　　　　　 　 I┴┴I
　　　　　　　　　　　　　 　 　 不ｽｽ不
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　 　 |　　 _r‐=＝'^ ∧ー- ､　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 r7＿
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　 　 |- '´..:..:..:..:..:.. f二j..:..:..:.ヽ ＿ r ､　　 　 　 　 ,. -─一￢二三//:..:..:
　　　　　　　　　　　　　　　r ｰ|　 　 |:..:..:..:..:..:..:..:..:..|　 |.:..:..:..:..:..:..:..:..: ｀ー-- ､＿/ 同:..:..:..:. 内ﾊ..://..:..:..:.
TTTTー--一Fﾃ三] ｢|-‐'´..:.. |　 　 |.:..:..:..:..:..:..:..:..:.|　 |:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..|叭≧≦片爿:ﾚ'.:..:..:..:.
立立立立立立立立≧、 :..:..: |　 　 |..:..:..:..:..:..:..:..:..:|　 |..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.上士士士士士士士士
工工工工工工工]　　　L≧　|［］　 |三三三三{r二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
二二二二二二二二二二二二二二ュ_ ..: :.:. ....:.:. :.:. ..:.:.: :.:.:. ... :.: ..:.:.:.: ::.: .:.:.:.: :..:. .:.::.:.: :.:.:. .:.::.: ..::.: . :.:.:. :
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|: ..:.: :.: ...:.:.: :.: ....:.:. . .:.:.: :.:.:.:.: .:.:. ..:. :.:.: .:.: .:.:.: ..:..:: :.:.: : .:.: :: .:.:: .:. :
. :::.:. :. .::.. :. ...::.: : :. :::.: : ::.. .:.:...::::. : .:: : ::.:.: ..:.: :.:..:. ..:.:.: : ..:.: :.:.:. .:.: .:.:..:. .:.:.:.: ::.:..:.:. .:.:. :.: . .: :.:.: :.:.: :.:.: .:.: :.: .
:...: .. ::.:.: ...: ::..: :::: :. :. :..:::. .: :.::. : . . .: .:. :.:.: .::.: . :.:.:.::....::.: .:.:.: .:.:.:.:. :.:.:.:: :: .:.:.: :.:.:.:.:. :::.:.: .:.:.: :.:. .:. :.: .: :.: ..:.: .:
.. ::.:. . .: : :. :.: :. ::::.:. . :. :. :....:::.: : . :...::: : .:. . :.:. .:.:. :.: .:.:.:. :.:.:. ..:. :.:.:.: . ..:.: ..: ..:. ::.: . :. :.:. .:.:.: .: .:.:.:.:. :.: :.:.: ..: :..

無駄に（？）行動力があるのはやる夫にそっくりだなぁ
ていうか孫文本人より兄者がすげー気がするんだけどｗ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾃｲｼﾘｮｳ　ﾁﾝｼｮｳﾊｸ
　―――　こうして孫文は辛くも難を逃れ、同じく亡命に成功した鄭士良と陳少白らと共に
　　　　　　　今度は日本を革命活動の拠点として、その活動を続けたのであった

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　＼
　　　　　　　／　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　 ＿＿　　　　U　|
　　　　　　〃　 　 　 　 　 　 ・ ・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　 ﾍo ノ　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　 ・ ・　　　　 :!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| iﾆ＼ ゛　 ／二/　　 _|
　　　　　　|　　　　　　 ＼ 　 ・ ・　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　! oy|ﾚ／o　 /　　/f |
　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　 　 　 }　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.|　￣/ " ￣　　　　)Oﾉ
　　　　　 r f　　　 　 {{　 ○ 　 　 　 Ο }}　　　　　　　 ついた！　　　　　　　　　　　　　|　 ъ　　　　　　　Ｊ＼
　　　　　l{ (:　　　　 {{廴　　　　　　　=彡|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　 ーヽ　　　　/　　|
.　　 　 　 ､ゞ　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　゛　　　／　　　|
.　　　　 　 ー ､　　ι　 　／￣￣ }　　　　　　　　　/＼＿＿_／ヽ　　　　　　　　　／二＼ _.＼_＿／ /　　／
　　　　　　　　＼　　 　 （　　　　 ﾉ　　 ｲ　　　　 ／ ,,,,,,,ﾉiヽ,,,,,,:::i|li:＼　　　　　　 _/ /　／/;/ ﾉ､　　／　／;;/
　　　　　　　　　　ヾ　　 　 ￣　　_　＜　　　　　 . |（●）,　　　､（●）､.:|　　　　　　　 ＼;;;;;|＼ ヽ　　　 ／;;;;/
.　　　　　　　 　 　 ﾉ　　 　 　「　　　　　　　　　　|　⌒,,ﾉ(､_, )ヽ⌒ u.:::|　　　　　　ヽ　ー＼＼;＼ー―/;;/;;/／
.　　　　　　 ―≠ミ､　　　　　ゝrt―　、　　　. 　 |.u　　 (＾ｰ＾>　 ｡.::::::|　　　　　　　　　　　ヽ ＼;＼ /;;/／
　　　　／　　 　.＼:＼‐- 、　__} ｝　　 ヽ　　　　　 ＼ ﾟ　　⌒´　u .:::／　　　　　　('＼　 ヽ　 ＼ ￣￣￣　＿
.　　　./　　 　 　 　 ＼:＼ 　 　 } }　亀　i　　　,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､.　　　　 ('＼＼　　　　　 ∠

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／''''''　　　'''''':::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ☆─　＞,　 　 ､（●）､.:|　＋
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . 　 |　　 ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　+
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／　　　　　+
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

　　　　　─────────────────────────────────
　　　　　　　　　ついでに、亡命生活中、同じ興中会の革命家にして美人の秘書
　　　　　　　　　　　　ﾁﾝｻｲﾌﾝ
　　　　　　　　　　　　陳粹芬（１８歳）という女性に身の回りの世話をしてもらい

　　　　　　　　　　　　　　　　のちにこの女性とも結婚もしている・・・
　　　　　─────────────────────────────────

　　　　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　　　　 ／:::::::　　　　　　 ＼　　　革命を続けるためには
　　　　　|:::.　　 ''''''　　　''''''　 |　　　　
　　　　　|::::.,（●）,　　　､（●）|　　　　もっと多くの同志と資金が必要だ
　　　　　|::::::: ノ　,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　|　　　　　
　　 　 　 ＼:::::.ヽ｀-=ﾆ=- '　／　　　　　そのためには、世界各地の華僑の力を借りるのが一番だろう
　　　　　/ 　 ｀一｀ﾆﾆ´-,ｰ´　　 　 　 　 　 　
　　　　 /　　|　|　 　 /　|　　　　　　　　　　世界で経済力のある華僑が住む場所・・・
　　　　/　　 |　|　　/ |　|　 　 　 　 　 　 　 　
　　　 /　　　ｌ　|　/　 |　|　 　 　 　 　 　 　 　　それは・・・アメリカや英国だな・・・
＿＿/ 　　　| ⊥_ｰｰ | ⊥_ ＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　|　 `ｰヽｌ_ｌ_ｌ.}　ヽｌ_ｌ_ｌ.}　　　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　（､`ｰｰ､ｨ　　 }￣` 　　ﾉ　　　　　　①　 　 　 　 ＼
　　　 `ｰ､､＿__/｀"''－‐"　　　　⑩　　⑤　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼



　　　　　 　 　 　 /l^j^j^ｊ、
　　　　　　　　　 ( ｀_てノ
　　　　　　　/＼/　/＿／ヽ　
　　　　　 ／::::::/　/　　　　 ＼
　　　　　|::::.　/　/''　　　''''''　 |　　　　よーし、アメリカに行きたいかーーーー！？
　　　　　|:::: /　/.）,.　　 ､（一）|
　　　　　|:::/　/. ,,ノ(､_, )ヽ､,,　|　　　　　　　オー…
　　　　　 /　/:.　｀-=ﾆ=- '　／
　　　　　/ 　 ｀ー-｀ﾆﾆ´-‐´
　　　　 /.　　　 　 　 /　|
　　　　/.　　　　 　 / |　|
　　　 /.　　　　　 /　 |　|
＿＿/.　　　　 　 ｰｰ | ⊥_ ＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　|　 `ー―-､ 　ヽｌ_ｌ_ｌ.}　　　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　（､`ｰｰ､ｨ　　 }￣` 　　ﾉ　　　　　　　 　 　 　 　 ＼
　　　 `ｰ､､＿__/｀"''－‐"　　　　　　　⑩　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　⑤　①　 　 　 　 　 ＼

おい最初の嫁どうしたｗｗ

　　―――　下関条約の締結を受けて日清の国交も復交されたことで監視も厳しくなったのもあり
　　　　　　　　　孫文は日本は部下に任せて、世界遊説の旅へと出たのであった


　　　　　　　　　r'´￣｀＜二＞'^ヽ
　　　　　　　　　!ﾊ : : : : : : : :r=ﾆ〈
　　　　 　 　 　 }ﾋ.三三三三三三|
　　　　　,. 　 -┴------------┴--　､
　　　 ∠: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,.　'´　　
.　　 　 ｀ー=__.|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|　　　+　　　ちょっと世界に革命を広めてくるわ
.　　　　　　 　 |　　 ｀-=ﾆ=-　　.:::::::|　　＋
　　　　　　　　 ＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／
　　　　　　　　　　ヽ　―――´ノ
　　　_, ､ -― ''"::l:::::::＼　　｀,､.ﾞ,i ､
　　/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_　l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
　丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||::::: /::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::i
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丿;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::＼::V::/:-―- l:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::ﾞ'' ﾚ::::::::::::::::!:::::|

　　──────────────────────────────────────
　　　　　　　孫文はホノルル、サンフランシスコ、ニューヨークを経由してロンドンまで旅をし
　　　　　　　そこで資金集めや遊説、興中会支部の設立など、様々な活動を行っていった
　　──────────────────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_＿
　　　　　　　　　　 __　　　　　　 xwx‐'´　　　'＝─ぇ___r=-､__　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　/￣　｀''ｧ_,z─￢′　　　　　　　　　　　　　　　￣￣¨＼　／　 ￣¨￢¨¨`ー─── ､
　　　ﾛﾝﾄﾞﾝ r'´　/|__,.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿__　 ＿,．´V　｀7　　　　　　　　　　　/⌒' r‐､_
━→ ○j幺　XzZr'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　厶　　|_/..　　　　　_>'´￣｀ヽ.　　　　　　 }＿_r'　　 ＼
　　　　　 r'´　　　　__　　　_　　　　　　　　　　　　　　　/ﾄ　,:'　　 ｀　' ' ﾟ ´　　　　　 ゝ.　　　　　　　　　　_,,.-'
　　 　 rｰ' r-､ ｯ､_厶ｱ　 〈〈 °　　　　　　　　　　　,．' rｧ''´　　　　　　　　　　　 ｻﾝﾌﾗﾝｼｽｺ　　　　　　/ﾆｭｰﾖｰｸ
　　　 弋z乏X｀': └┐　　Ll　　　　　　　　　　　々ﾉ _z○横浜━━━━┳━━→ ○━━━━→ ○━━→（一番左へ）
.　　　/　　　　`''＾'''ﾍ∨　ｘ＿　　　　　　　　　　　} ...;　　　　　　　　　　　 ↓　　　　　　　＼ 　　 ,-=-j'
　　 /　　　　　　　　∧',　 　〉￣V　　r‐､ 　 r─'′　　　　　　　　　　　　○ﾎﾉﾙﾙ　　　　　 ＼　|_rｧ　::...
.　　{　　　　　　　　　　＼zZ　　　|　f´　 丁_）　 ;Tl　　　　　　　'　　　　　　　　　　　　　　　　`''‐､¨|_￣__''';;
.　　 ＼＿,..,_　　　　　　　 /　　　:∨o　　 j}’　r､.ヾ　.　.　。.　 .　'　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣}´　｀ヽ.__
　　　　　　 ; |　　　　　 ／　　　　　　　　 ﾏｯ 〔_ﾉ『公ー､_. . .　　' ''　　　　　　　　　　　　　　　　 '''　 |　　 　 　｀ー┐
　　　　　　　 ∨　　 　 |　　　　　　　　　　　`-=-　　ヽー'` : : .　　 '　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　 　 　　,ﾉ
　　　　　　　 〈　　　　r' /!　　　　　　　　　　　　 /＾′∨|　　　: 　　.　''　　　　｡　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　 |

　　─━　１８９６年　９月３０日　ロンドン　━─

　　　　　　　 　 　 　 十　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　十
　　　　　　　 　 　 　 ｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜
　　　　　　　　　＋ 　Λ.　＋　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＋ 　Λ.　＋
　　　　　　　　　｜ ./ ∧. ｜　　　　　　 ＿＿　 　 　 　 　 　 　 ＿＿_　　　 　 　 　 　 ｜ ./ ∧. ｜
　　　　　　　　　Α/ 爪ΛΑ.　 　 　 　 |‐┼‐l　　 　 　 　 　 　 |‐┼‐| 　 　 　 　 　 　 Α/ 爪ΛΑ
　　　　　　　 　 l冂| |冊| l冂| 　 　 　 　 ￣￣|　　　　　　　　　　￣￣| 　 　 　 　 　 　 l冂| |冊| l冂|
　　　　　　　 　 ｌＬ |ｺ二ｺ|Ｌ |＿＿＿＿＿＿_|＿＿＿_ｎΑｎ＿＿＿_|＿＿＿＿＿＿_ｌＬ |ｺ二ｺ|Ｌ |
　　　　　　　 　 ||　|L冊L||　|XXXXXXX|　|XXXXXXX| 豆 |ＸＸＸＸＸＸＸ|　|ＸＸＸＸＸＸＸ||　|L冊L||　|
　　　　　　　 　 ||　|=ｒｒｒ=||　|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三||　|=ｒｒｒ=||　|
　　　　　　　 ／|ニ|_mm_|ニ|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|ニ|_mm_|ニ|＼
　 　 　 　 ／ｌ／Ｗ/　　 Ｗ/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 Ｗ/　　 Ｗ/＼l＼
　 　 　 ／ｌ／　 |ﾆl ＦＦF ｌﾆ|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |ﾆl ＦＦF ｌﾆ| 　 ＼l＼
　 　 ／ｌ／　 　 l　ｌ　　　 l　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 l　ｌ　　　 l　|　　　 ＼l＼
　 ／l／　　　　 l　l ＦＦF l　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 l　l ＦＦF l　|　　　 　 ＼l＼
／l／　　　　 　 |ﾆlニニｺ|ﾆ|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |ﾆlニニｺ|ﾆ|　　　　　　 ＼l
l／　　　　 　 　 l　l ＦＦF l　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 l　l ＦＦF l　|
.　　　　 　 　 　 l　| xzzx l　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 l　| xzzx l　|
　　　　　　 　 ┌≦l￣￣l≧┐　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ┌≦l￣￣l≧┐
‐┬┬┬┬┬ lエエエエエエ!┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬‐v┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬‐lエエエエエエ!┬┬┬┬┬
,ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| ｒ┘ｒ┘ ｒ┘ｒl ▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽八▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ | ｒ┘ｒ┘ ｒ┘ｒlﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　　　　　 | ｒ┘ｒ┘ ｒ┘ｒl／ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾞヽ | ｒ┘ｒ┘ ｒ┘ｒl
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

　　　　　　　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼
.　　　　　　　　|（●）,　　　､（●）､.:|　＋　　さあ、よってらっしゃい！　見てらっしゃい！
.　　　　　　 　 |　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|
.　　　　　　　　|　　 ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　+　　　　これから孫文の革命演説が始まるよ！
　　　　　　　　 ＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／　　　　　+
　　　　　　　　　 /￣/7!､　 /`ー-､
|￣￣￣￣￣￣￣￣|`ー‐'ﾉヽ　.　|
|　冷やし革命 .　　　|　 　|　|　 彡i
|　始めました.☆ ..... |　/ ||　|　;:　|　　
|＿＿＿＿＿＿＿＿|　!;::||　 | /　ﾉ
　　　　　ﾐ三!'､:::::::::ヾ`ｰ-､ i　,,:'ﾌ'ー､　　
　　　　（:　||　､~~`‐-､_＞ｰ-/　/　 　|
　　　　...ｰ.||､　ー　ミ　`''ｰ,"!jjjj―､'"
　　　　　　||　`ー--､＿;;;:-'"`ー-､_|
　　　　　　　　　　 =＝＝＝＝=
　　　　　　　　　　　V 　　　　/
　　　　　　　　　　　　￣￣￣

　　　　　　　　　　　 {　　　　　　　　　　}
　　　　　　　　　　/┘　　　　　　　　　└ヽ
　　　　　　　　　《　、＼_　　　　　　 爪 　　》
　　　　　　　　　 ヽ　＼三三三三三ィ　 ／　　　　あのー　すみません
　　　　　　　　　　 ＼≡≡≡=＿＿＿／,!
　　　　　　　　　　 ,{ 　//!斧ヽヽ, |ヾ| | ,| |、　　　　　あなたは孫文さんですね？
　　　　　　　　　　/l{ 从　｀´　 ｿl | l/'1 l l 》
　　　　　　　　　　{ヽ|　∧　　 _l_　.' l　ﾚ/　}
　　　　　　　　 ／{:.:.ﾐ. 　∧ ー‐一, |,/.:.:.:.:.｀ヽ
　　　　　　_／:.:.:.:.|:.:.:.| :i:.|　｀ .ー='　| |:.:.:.:.|:.:.:.｀ヽ、、
. 　　,==一':.:.:.:.:.:./:.:.:.| :i:.|　　===　//∧、:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.＼
　　{:.:.:!::.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:..ﾚiﾂヽ　》‐《　|ﾘ、:.:.:.ヽ、|.:.:.:.:.:.:.:.i.:｀}
　　|:.:.:!::.:.:.:.:.:.:.:.'－――ﾍ　ヌ　乂/ l:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:.:.::i:.::.}
　　|:.:.:!::.:.:.:.:i::.:.｀ヽ、:.:.:.:.:.乂《　》 '　/:.:.:.:.:.:.:..l : :.:.:.:.:.:.:i::.:.}
　　|:.:.::!::.:.:..:i::.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.ヽ｀´　/:.:.:.:.:.:.:.:./ :.:.i.::.:.:.:.:.:...l》
　 《:.:.:.:! .:.:..:i:: .:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.:.:.:.廴/::.:.:.:.:.:.:../ .:.:..:i::.:.:.:.:.:.:.:..|
　 {l:..:.:.:.:.:.:.:i::.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.／ ::.:.:..:i::.:.:.:.:.:.:.:.l}
　,{l.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾚ!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀:.:.:.:.:.:.:.／ゝ:..:.:.::.:.:i::..:.:.:.:.:.:..l}
　l/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.介:.:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.＿／:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.ﾚ!.:.:.:.:.:.:..l}
. {l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'　l.:.:.:.:.:.:./:.::.:.:.／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./　i:.:.:.:.:.:.:.l}



　　　　　　　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼
.　　　　　　　　|　（●）,　　､（●）.:|　＋　　そうですけど
.　　　　　　 　 |　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|
.　　　　　　　　|　　 ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　+　　　　なにか？
　　　　　　　　 ＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／　　　　　+
　　　　　　　　　 /￣/7!､　 /`ー-､
|￣￣￣￣￣￣￣￣|`ー‐'ﾉヽ　.　|
|　冷やし革命 .　　　|　 　|　|　 彡i
|　始めました.☆ ..... |　/ ||　|　;:　|　　
|＿＿＿＿＿＿＿＿|　!;::||　 | /　ﾉ
　　　　　ﾐ三!'､:::::::::ヾ`ｰ-､ i　,,:'ﾌ'ー､　　
　　　　（:　||　､~~`‐-､_＞ｰ-/　/　 　|
　　　　...ｰ.||､　ー　ミ　`''ｰ,"!jjjj―､'"
　　　　　　||　`ー--､＿;;;:-'"`ー-､_|
　　　　　　　　　　 =＝＝＝＝=
　　　　　　　　　　　V 　　　　/
　　　　　　　　　　　　￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {三三三三三三三　　 　　　　　　　　　}
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{三三三三三三　　　　 　　　　　　　　,}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ,{三三三三　　　　　　　　　　　　　　　,}
　　　　　　　　　　　　　　　　　,===￣￣ /＼、三_　　　　　　　　 　　 　　　　　 }
　　　　　　　　　　　　　 　　　{__＿＾ヽ、 ヽ、:::::"";;;;"＝＝＝=＿＿＿＿＿＿＿ ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　／ン'　,,　 　 }　　ヽ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}　　｀＼
　　　　　　　　　　　　 ／　 ｀ヽ　リ　 .}　　　　｀"""==ー=::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:::::::,}　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　/　　 ー―＿ヘ ﾘ　＼　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣　 　　　　　}
　　　　　　　　　　/　　'＼　　ノ::::| |/ __ノ ￣￣ー≡＝_ニ――――――――――ー‐ ,/
　　　　　　　　　/　　ﾍ、　　ヽ::_,ﾘ::／|　|.　　 .|ヽ=ﾋﾁヾ　==┼──≡≡＝＝＝＝＝ｰ‐'
　　　　　　　　 /　　// ヾ＿/:::::／..　|　|　　　|　｀￣´ 　 　..|ヽ　|ｰヾﾂｿT| .　|　 }
　　　　　　　 ./　　//　 L／￣ .　 　 |　|　　lリ　 　 　　 　　|　　}　｀￣´| |_ 　　,}　　　　　
　　＿__「ー――――一'>.. 　　　　　|　|　　ﾄヾ　　　　　_　　ヽ/ 　　 　 |ﾘｿ　ﾍ }
　<ー‐」――――ー―‐ﾍ　　　 　　 |　|　.l}ﾘ　　 、　　　　　　　　　　　/　　　|ｿ　　　　おお、あなたがあの有名な孫文様ですか！？
　l　:::::::ヽ　　　　　　　　/　　　　　　 .|　|　 l}ﾘヾ　　ヽ、―ｰ―‐,ｨ 　.／//.　 　|
. /ー―ヽ、　　　　　　,/　　　　　　,ｰ| . |　 l,l　ﾄヽ　 　￣￣￣ 　 ／ｲ　ｿ |　　|　　　　よろしければ、私の家で詳しく革命の話をお聞かせできませんか？
..{　　「」 ＞　　　　　 /　　　　　 ／　.|　 {　ﾍ　|　 ＼　　　　　 ／　 ｌ|　 / }　　|
/ ￣￣　　　　　　　/　　　　 ／　　　|　 {ヽ ﾑ《|　 　｀ . ー‐ '　 　　/　/ 　,} 　|　　　ロンドン在住の著名な中国人も呼んでありますので
　　　　　　　　　 　/＿＿ ／　　　　　L＿,{　}　ヽ　　　　　　 　,;'　/　/　 川.　|
　　　　　　　　　　ラ　 .／　　　 　　 /:::::/::ヽﾘ　　ヽ_　　　　 　,;'_,/｀,/　, /ヾ| .|
　　　　　　　　　 /　／　　　　 　　 /::::::::::::::ヽﾘ　　 ＞一ー―'　.//:::://.　　| ,|｀ヾヽ、
　　　　　　 　　./／＿＿__、　 　 ,/ : ::::::::::::|ヽﾘ　　ﾍ 　 　}　　 /　/::lﾘ　　　| | 　 ヽ ＼.　　＿




　　　　/＼＿＿_／ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌──────────────────────────┐
　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼　　　いいよ！　　　　　　　....│　孫文はロンドンで、広東語で話しかけたきた男に誘われ　 　 .│
.　　|（●）,　　　､（●）､.:|　＋　　　　　　　　　　　　......└──────────────────────────┘
.　　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|
.　　|　　 ´ﾄｪｪｪｲ｀　 .::::::|　+
　　 ＼　　|,ｒ-ｒ-|　 .::::／　　　　　+　　　　　　　┌──────────────────────┐
,,.....イ.ヽヽ、｀ﾆﾆ´ーノﾞ-､. 　 　 　 　/＾)　　　　..│　つい、ホイホイついていってしまったのである　　　....│
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　iヽ　__ ‐┘（　　　　.....└──────────────────────┘
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|´⌒　)二 　ﾄ､

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||......... ;'''';,,||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||.....,._.,`ii"i||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||........,._.,.....||　　　（○
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣￣￣￣　　　V/　　　　　　　　　　 ∩[] ∩
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ~人~/　　　　　　　　　　|| || ||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿　　（(ﾟーﾟ,,)）_　　　　　　　　 ヽlVW/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /θθ/|| ／ヽ＿ノ／|　　　　　　　　 .|`ー‐'|
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/θθ/ || |冊冊冊|〆|　　　　　　　　 .|!!!!!!!!|
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /θθ/ △,| l二二l |ｌｌｌｌ|＿＿＿＿＿＿|　 　 |＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／|土土土|／　　　　　　　　　 ー―'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ ／　　　'""　　　　　　　　　　'　 ."'
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／　　　　　　　　　　'':,;:
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／二二'、　　　　　　　　　　　　　　 .l　　　　　　　　　　　　　 　　　　　/:.:.:.:.
:＼　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　{＼、　　　　　　　　　　,,＝=!ヽー‐=!　　　　　　　　　 　　　_/:.:.:.:.:.
:.:.:.:.＼　　　　　　　　　　　　　{　　　　　ヽ、:.:.｀￣＝＝＝＝="":.:.:.:.}　　　　ヽ　　　　　　　　 　　　/:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.＼__　　　 　　　　　　　ヽ　　　　　　ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:., ／　　　　　,}　　　　　　　 　　　 /:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼__ 　　　　　　　　　 ＼　　　　　　ヽ=========＝'　　　　　　／　　　　　　　　　　／:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼、　　　　　　　　　∧、　　　　　　　　　　　　　　　　辷／,　　　　　　　　　_／:.:.}:.:.:.:.:.:.:.　　　
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.》ミﾐﾐヽ、__===＝.:.{｀一斧ﾊ＿＿＿.＿＿＿＿__,／!　｀}.:.ヽ　　　＿＿／、:.:.:./:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| |:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、:.:.:.:.:.:.:..l . 　lヾ"'　 .＼￣「'=ﾓﾗ ! 介　 .:i;.　 }:.:.:.└ー':.:.／|:.:.:.{__}:./:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.《.:.:.:.:.{⌒}:.. |::.｀＼ .:.:.|　　|　　　.:i:　＼|　｀"´　.| | 　 :i:　/l:.:.:.ヽ:.:.:./:.:.::.|:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼、:.:."":.:...|.:..:.:.:.└ﾙ 　 |、　　《 _ 　　　　　 / |　　:i: /:.:.:.:.,}／:.:.:.:.:.::..＼__/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼_:.:.／:.:.:.:.:.::.| ,|＼、|ヽ　、＿＿＿,　　 /／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ ,|＼　ヽヘ　｀ー―'　　 ＜　　さあ、お上がりください、皆が待っておられます
、＼、＿__:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ /:::::::＼、｀｀辷ヽ　　,／　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　＼、:.:.:.:.ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ /::::、:::::::::::ヽー｀弋 彡__　　 /｀一＿／::::::::::::::::::::::ソヽ,、:.:.:.,／
　　　＼、:.:.:.:.｀ヽミ、_:.:.:.:.:.:.:.:./___{、::::ー一 ,＿＿::::ヽ、７　 ,/　,＿＿_＿===´:::::::::/ヽ、「」／:.:.:.::..:.:.:.:.:.:.:./
　　　　　｀ヽ、:.:.:.:.:.:.:.{＼＿_/一 |　ヽー＝=｀つ　　＼リ　 /　 ,/　 |　,__＞::::::::::::::/、:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／
　　　　　　　 ヽ:.:.:.:.:.:.{l:.:.:.:.:.:.:.:.:...|　　　 | | |￣　　　 /ヾ'　レ／　 ./ | 《＿==＝／:.:.:.ヽ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.／
　　　　　　　　 ｀ヽ:.:...{l:.:.:.:.:.:.／:.:.ヽ. .　!| l/　　　　 {　　 }　　　　/:.:..|/:.ヽ　　..|ヽヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／
　　　　　　　　　　｀ヽ {l:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.|　 /:.:.:.:.＼　　 /　　 |　　　./:.:.:.':.:.:.:.ヽ1 　|:.:.｀:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.く

　　　 ／｀ｰ──一'＼
　　 ,ｒ（●）(､_, )､（●）＼
　　.|　　'"トﾆニﾆ┤'｀ .:::|　　　そうかそうか！
　　.|　　　|　　　.:::|　 .::::::|
　　.|　　　ヽ　 .::::ﾉ　.::::::::|　　　　　皆を待たせるわけにはいかないな！
　　 ＼　　 ｀ﾆﾆ´ ..::::::／
,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ーーノﾞ -､
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜




　　―――　孫文が案内された建物に足を踏み入れた、その瞬間・・・・・・！

　　　　　　　　　　　　',:::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ.　　 ｌ::::::::::::::::::.:.: !
　　　　　　　　　　　　 ヽ:::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ　　　ｌ:::::::::::::::::.:. !
　　　　　　　　　　 　 　 ｉ::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.: ｌ 　 　 ｌ:::::::::::::::.:.:ｌ
　　　　　　　　　　　　　 ｌ::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ　　　 ｌ::::::::::::::.: ｌ
　　　　　　　　　　 　 　 !:::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ｌ　　　 |::::::::::::.:. ｌ
　　　　　　　　　　――'　､::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ 　 　 ｌ:::::::::::.:. ｌ
　 　 　 　 ／　´ ￣ ｀　　､　ヽ::::::::::::.:.:.:.:.ｌ.　 　 ｌ:::::::::::.:. ｌ
　　　　　/　.ィ≦≧=- ､　　　､ ヽ.:.:.:.:.:.:.:ｌ.　　 /:::::::::::::.:.:ヽ
　　　 　 ｌ<///////////ヽ､　 ヽ ｀ヽ.:.:.:.ｌ　　〈::::::::::::::::::::/
.　　　 　 !//////////////ヽ　 ヽ　 ＼:ｌ　　 ｌ- ´ 　｀Y
　　 　 　 V///////////////ヽ　＼　 ｌ!　　 |　　　　 ',
.　 　 　 　 ＼///////////////＼　ヽ ｌ　　 ｌ　　　　　ヽ
　　　　　　　 ｀ ＜//////////////>､ }!　　 !｀　ー―　1　　　ﾄﾝｯ
　　　　　　　　　　 ￣｀　 ＜////////V　　　｀　ー―　´

　　　　　　　　　 /＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　　／／　　　　　ヽ:::＼
　　　　　 .　　|（●）,　　　､（●）､.:|　　　　　　　　　あ、あれ？
　　　　　 .　　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.:::|
　　　　　 .　　|　　 ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|
　　　　　　　　＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／
　　　　　　　　　 ｀ー‐--‐‐―┤
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　 :::::　　＼　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　＼:::::　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼::::: 　＿ヽ ＿_ 　 ＿　　　　　ｶﾁｬｯ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ／,　 ／＿ ヽ/、　ヽ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 // ／<　 ＿＿） l -,|__) >　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 || ｜ <　 ＿＿）_ゝJ_)＿>　
　　　　　　　　　　　　　　　　＼　||.｜　<　 ＿__）_(＿)_　>
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼|　|　 <_＿__ノ_(＿)＿ )　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾヽニニ/ー--'/　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |_|＿t＿|_♀__|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ９　 　∂　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　６　　∂ 　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (9_∂

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.,ィ　 ／i:　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／》＿＿====＝'.:´:.:.:.:.:.:.／´_ _／.　 |　 　 ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ィ'￣´ ／　:i:.　　 |　　 　:ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《　　　 ヽー――＝ィ￣　　／　　 .:i:　　 .|ヽ、　　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ、＿＿＿＿＿＿==＝"ヽ　|　　|i::.:　　|lﾘ ）　:!: ,|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　==┌＝＝ヾ ヾ　　ﾍﾋﾁ!ｌ | 　 }i :. 　 !|ｱ/ 　.:!: ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{、　|ﾋnｱ}＼＼、ヽ´.| | | ./1:.:. 　|.ｲ. .:| | :!:　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Vヽ:| ￣ :i;　ヽ、＼ヽ｀' j/　|　 　.|l ヾ |　 ヽ　　)＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽヽ/、 .:i:　　　　　　｀　　 |.　　 | |l| .|:i: :i:.ﾘ　'／:.:ヽ
　　　　広州で騒乱を興した首謀者め！　　　　　　　　　　　　　∨八 　､:. _　　　　　　　 |　　.:|　|//:i: :i ／"':.:.:.:./
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　 {　　ヽ、 　＿＿　　 　 /ｌ　　.:| |l,/:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:/
　　　　　　お前には清国から指名手配がされている　　　　　　{　　:i: ＼｀￣￣｀　　,/ !l 　　|!l/:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/}
　　　　　　　今ここで逮捕し、本国へ送還する！　　　　　　　　 | l　 :i:　.|｀ヽ＿＿...ィ　 j ./　:|i|/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{/-.、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| |　 :i: . |:＼ 　 、　　_ /./　 i:|/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| {　 :i: ! |:.ヾヽ.{ ヽ／　|/|　/ﾚ:.｀ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:./:!::.／:.:.:.:.｀:.:ｰ .._
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　lﾉ{　.:|/}:|:.:.:.:.:.｀l￣｀ヽ ' .| /:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:/ :!::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞ー
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l{　:i: l/:.:.:.:./..|　　 /　 ./.::/⌒ト、:.:.:.:.:.:.:{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.ｌ ､ |:.:.:.:.:../　 }.へ/　　 ',:.:|、:.:.|:.:.ヽ、:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿／:./:.ヽ:.:.:.:.:/　 /　　|　　 /:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.|:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:.:.:.:.:.:.//:.:.:.:.:.:. /.　/ 　 . |　　 l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.

おいｗｗ

　　　　　　　/＼＿＿_／ヽ　　　　　　.......┌─────────────────┐
　　　　　 ／:::::::　　　　　　 ＼　　　　　　.│　なんと孫文が足を踏み入れたのは　　...│
　　　　　|:::.　　 ''''''　　　''''''　 |　　　　　　└─────────────────┘
　　　　　|::::.,（一）,　　　､（一）|
　　　　　|::::::: ノ　,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　|
　　 　 　 ＼:::::.ヽ｀-=ﾆ=- '　／
　　　　　/ 　 ｀一｀ﾆﾆ´-,ｰ´　　　　　　　　　　　　┌─────────────────────────┐
　　　　 /　　|　|　 　 /　|　　　　　　　　　　　　　...│　清国の公使館であり、孫文は監禁されてしまったのだ　　....│
　　　　/　　 |　|　　/ |　|　　　　　　　　　　　　.......└─────────────────────────┘
　　　 /　　　ｌ　|　/　 |　|
＿＿/　　　 | ⊥_ｰｰ | ⊥_ ＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　|　 `ｰヽｌ_ｌ_ｌ.}　ヽｌ_ｌ_ｌ.}　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　 ┌───────────────────────────────────┐
　　（､`ｰｰ､ｨ　　 }￣` 　　ﾉ　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　　　　│　のちにこの拉致監禁は、清国政府によって事前に計画された陰謀だと判明する　　│
　　　 `ｰ､､＿__/｀"''－‐"　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　 　 └───────────────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 　 　 　 　 ＼



　　.／ ￣/〃＿＿〃　　　／ ￣/〃 　　　　 /
　　　 ―/　　＿＿　＿／　　　./　――　/　/
　 　 ＿/　　　/　　　/　　　＿/　　　 ＿/　/＿／
　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼
　 . |（○）,　　　､（　 ）､.:|　＋　　　　　　　獄中の孫文は助けを求めて、なんとかして外部へと連絡を取ろうとしたが
　　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､||　.::::|
. 　 |　　 ｀-===- '◎.:::::::|　+　　　　　　　 全て公使館の人間に妨害されてしまった
　　 ＼　　 | |∪し　.:::::／　　　　　+
,,.....イ.ヽヽ、∪__ ーーノﾞ-､.　　　　　　　　このままでは本国に連行され、処刑されるのも時間の問題である
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

　　　　　　　　＼　　／
　　　　　　　　　　Ｘ
　　　　　　　　／ ∩.　　 /＼＿＿_／ヽ
　　　　　　 ／　（ ⊂) .／''''''　　　'''''　　＼　　　────────────────────────
　　　　　　　　　　|　|　|（●）,　　　､（●）､.:|　　　　　　しかし、孫文はここでめげる男ではなかった！
　　　　　　　　　 ﾄニｨ |　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|　　 ────────────────────────
　　　　　　　　　 |　　i |　　 ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|
　　　　　　　　　 ＼　　＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／
　　　　　　　　　　　＼　　｀ー‐--‐‐―´
　　　　　　　　　　　　　 ン　ゝ　''''''/＞ー､_
　　　　　　　　　　　　　/　イ（　／　　/　　 ＼
　　　　　　　　　　　　 /　　| Ｙ　 |　　/　入　　＼
　　　　　　　　　　　　（　　 | ：､　|　 /　/　 ヽ、　l
　　　　　　　　　　　　　j　　| ： 　 | /　ｨ　　　 |　 |
　　　　　　　　　　　　 くV　ヽﾍ_　ヽ　　＼　　仁 」
　　　　　　　　　　　　　　ー　〕　　　＼　 〉（⌒ノ
　　　　　　　　　　　　　　　／　　ヽ　　　|
　　　　　　　　　　　　　 ／　　／　',　　 |
　　　　　　　　　　　　　/　　<　　　 ',_　 ヽ
　　　　　　　　　　　　 /　　　|　　　　ヽ　　＼
　　　　　　　　　　　　/＿＿」　　　　　 ﾕ　　 >,
　　　　　　　　　　　「＿_,ｈ_」　　　　　<＿-,ｨ_/

　――　孫文は清国公使館の、英国人の老事務員を説得して協力者とし
　　　　　　　外部と連絡を取ることに成功したのだった

　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　 ／　　　　::::::::::::::::＼
.　　| 　__,,,,,.ノ　 ヽ、,,,_.:::|　＋　　ということなんです・・・
.　　|　 .ﾞ ＿"　 |ﾞ＿ " :::|
.　　|　　ひ　　` '　　　 ::|　+　　　　　このままでは、私もきっとアルメニア人のように
　　 ＼　 /ヽニﾆ='ヽ::／　　　　　+
,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､.　　　　　　　虐殺されてしまうでしょう
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜


　　 　　+++++
　　　／　 ＿＿ ＼
　　 /　　 ――　 ヽ
　　｜　／　　　＼｜　　　そうかい・・・
　 （｜　⊂・　⊂・ |）
　　｜　　　　∪　　| 　　　　それは同じクリスチャンとして
　　　|　　／　ワ＼|　
　　　　、　　　　　ﾉ 　　　　　　助けないワケにはいかんのう
　　　　　 ー―

たとえがアルメニアなのかｗ

　　　　　　　　　　　　　 ,.．-──- ､
　　　　　　　　　　　　／. : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　/.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　　　　 ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
　　　　　　　 r､r.r {:: : : : :i　'⌒'　 '⌒'i: : : : :}
　　　　　　 r |_,|_,|_,|{: : : : |　　ｪｪ　ｪｪ|: : : : :}
　　　　　　 |_,|_,|_,|/.{ : : : :| 　　　,.、　|:: : : :;!　　 　なるほどなるほど･･･
　　　　　　 |_,|_,|_人そ(^i :i　　 r‐-ﾆ-| : : :ﾉ
　　　　　　 |　)　　 ヽﾉ　|ｲ!　　ヽ二ﾞ ｲゞ　　　　　　これは大変なことになったぞ！
　　　　　　 |　　`".｀´ 　ﾉ＼ ` ｰ一'丿 ＼
　　　　　　人　　入＿ノ　　 ＼___／　　　/｀丶´
　　　　 ／　　＼＿／　＼ 　 /~ﾄ､　　 ／　　　 l ＼
　　　　　　　　　　／　　　 ＼/l::::|ハ／　　　　　l-7 _ヽ
　　　　　　　　　/i　　　　⊂ﾆ''ー-ゝ_`ヽ、　　　 |_厂　_ﾞ:i
　　　　　　　　 /｜　　　 >‐-￣｀　　　　＼.　　| .r'´　　ヽ
　　　　　　　　/　|　　　　丁二＿　　　　　7＼､|ｲ　_／￣ ＼

　　　　　　　┏──────────────┓
　　　　　　　　　　　　牧師　英国人　カントリー
　　　　　　　┗──────────────┛

　―――　牧師にして、孫文の恩師でもある英国人のカントリーに、孫文拉致の知らせが届くと
　　　　　　　　カントリーは私設刑事を雇い、清国の公使館を囲い込ませて騒ぎを起こし
　　　　　　　　　　さらにロンドン・タイムズ社に出かけ、孫文の拉致監禁について告げたのである


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,-~::　::　::　::　::　::　::　::　::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,"::　::　::　::　::　::　::　::　::　::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 "::　::　::　::　::　::　::　::　::　::　::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`,:　::　::　::　::,;---'''''";i::　::　::　::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,'::　:::i::,;-'"~　　　　　　;i::　::　::　::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（::　:/,.-...,　　　　　　　　;i::　::　::　:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（::;/'´　　`i　　　　　　　"i::　::　::　::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i:: i　　　　　　　　　　　　　i::　::　::　::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いi',エエ　　　　　　　　　　L::　::　::　::
　　　　　　　実力行使で救助は無理だ・・・　　　　　　　　　 !!'i 　　 　　　　　　　　　　 i,::　::　::　::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i/　'　　　　　　　::::::::　　　`-'~`-'i~::　::
　　　　　　　　彼を救うためには　　　　　　　　　　　　　　　　/ ..,,　　　　　　　　:::::::　　　　　iソ|::　::　::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(; σ`)　　　　　;;;;;;;::::::::::::::　　　l-i }::　::　::
　　　　　　　　　英国の世論に問うしかあるまい　　　　　 `|i "　　　　　　;;;;;;;;::::::::::::::: 　＿,;ﾉ::　::　::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,,,,,,,,,,,,,,,,, i',----､　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::　　　　::　::　::　::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;-'''.~ '-;_ ＝.`i￣`i.-　|　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::　　　., ::　:::　::　::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i ≡ l　.　| ＝ i|　　|--'　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::　　`''--''~'-,,,ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i"-i＝ | ≡|　　 i|i￣i|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 ;i.r-| ＝|i￣i.i`=="`、___＿____＿;;-　::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　　`-"i r-i`=="　!　　　　 I,,,,,,, ,）、;;:::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`i　　　 .`-"　　　 i..;--'"""　　　　＼::::::::::

　　　　　　　　　　　　　 　 {　　　　　　　　　　　　　　}
　　　　　　　　　　　　　＿┘　　　　　　　　　　　　　└ヽ、
　　　　　　　　　　　／￣　 !ヽ、　　　　　　　　　　／}　　 ＼
　　　　　　　 　　 　{　　　　{、:.:.｀￣＝＝＝＝==":.:/　　　　}
　　　　　　　　　　　{l　　　　ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./　　　　/
　　　　　　　　　　　＼　　　　　ヽー―――――"　　　　/　　　　　　　　　な、なんだ！？
　　　　　　　　　　　　 ｀>＝、　　　　　　　　　　　　　　／l}、
　　　　　　　　　　　　/:.:.:/ l"====斧==＿__,孑,===／　l}:＼　　　　　　　　　公使館の回りにマスコミや刑事が・・・！？
　　　　　　　　　　_／:.:.:.:{、|　弋 ｀ー'/／ ﾚ ｀"　 ||/ |.　l:.:.:.:.＼
　　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:> |　 |、 　　'　:i:　　　　/'　｀l /:.:.:.:.:.:.:.:.＼　　　　　　　　どうなっているんだ！
　　　　　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./..　i|::::、、＿＿___,　 / { 　 }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/　　!|:::::ヽ弋ー―‐' ∧ .|　　|／＼＿＿ﾐ≡=ゝ
　　 _／':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./　　　.|:::::::::::::、＿　,∧.:::.i|　　∧==＿＿.:..:.:.:.:.:.:.｀ヽ
　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{l　　　/:::::::{、:::::.{　} :::::::::::::|　　ハ:.:.:.－:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ
　{l￣￣:.ヽ、 :.:.:.:.:.:.:.:.:.l/l　|　|r‐ｨ＝==》ｰﾔ.:::::::::::.|_/.| 　｀ﾌ :.:./:.::..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l}
　|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、:.:.:.:.:.' ...| .|ﾚ　/:.:.:..:.ヾ:.:.＼}辷==、'、| 　/::.:::/:.:.:.::..:.:.:.::..:.:.:.:!:::.:.l}
　|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.｀ヽ、:.:/.ﾚ'　./.::.:.:.:.:.:.:.｀ー‐＼:.:.:.:.＼｀='.:::.::/:..:.:__:.:.:.:.:.:.:..:.:.:!:::.:.l}
　ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ===/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.ヾ}/::.:./=＝＝==ヽ:.:.:.:.:!:..:./　　　ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ
　ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.::..:.:.:.:.:.:.:.:.￣￣ヽ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ..:.:. 《l
　　ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::..｀ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.ヽ



./　　　　　　　 　 , ｨ ＞ィノへ 〈
l　　　　. . : : : :/´　　　　　　　 l:ト
l　. : : : : :/こV ､　 　 ⌒＼　　 l|
V: : : : : /　 〉　　｀¨`７＾5ﾐ V　ﾉ
　v: : : ∧　l　　　　　{　ゞ' /ﾏﾌ　　　　　　ここが、革命家でキリスト教徒の孫文氏が
　 ヽ: : : : 〉,　　　　　 ` ー'　〈
　　 }: :／〈　　　　,　　　 - ,ノ　　　　　非情で人権意識のカケラもない清国政府に監禁されている現場です！
　　ﾉｲ　　　、　　　　⌒こｲ
／＾ヽ　　　　＼　　　　 /´__
l　　　 ＼　　 　 ＼__　／::::::::＼
:l　　　　　＼　　 / 　/::::::::::::::::::::',
:::l 　 　 　 　 ＼〈＼ {:::::::::::::::::::::::}
:::::l　　　　　　　 人 l V|￣￣￣￣|　　　　　　　 ┌────────────────────────────┐
:::::::l　　　　　 ／　ﾊ / |＿＿＿＿|　　　　　　　 │　英国のマスコミはこの事件に飛びつき、連日報道をした　　　　　　.│
:::::::::l、　　 ／ﾍ.__/ l:l / 　 r ┐　/　　　　　　......│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
:::::::::::l＼／　　/　l　l::￣/´￣￣｀!　　　　　　　 .│　事態は大事になり、そして清英間の外交問題にまで発展する　.......│
:::::::::::::l　　 　 /　 |　ｌ::::/　´￣￣｀l　　　　　　　..└────────────────────────────┘

・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━

　　孫文は２週間の監禁の後、すったもんだあって、結局は無罪で解放された
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾛﾝﾄﾞﾝ
　　そして、孫文は、この監禁体験を「倫敦被難記」として出版する

　　この「倫敦被難記」は世界中でバカ売れし、孫文は一躍して有名人へとなったのであった

・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼　　
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |（●）,　　　､（●）､.:|　＋　
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　 ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　+
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／
　　　　　　　　 　 .＿＿／￣￣￣　　　　　　￣￣￣￣）＿＿
　　　　　　　　 〃　 .／／￣￣￣/　　　 /￣￣￣ / / 　 　 〃⌒i
　　　　　　　　 |　 ./　/　　　　　/　　　 /　　　　　/ /　　　 .i:::::::::::i
　　 ＿＿＿＿|　 .しU　/⌒＼./　　　 /　　　　　/　| ＿__＿|;;;;;;;;;;;i
　　[__]＿＿＿|　　　　/　/-､ .＼_.　 /　　　　　 Uし'［＿］ 　 　 　 |　　/ヽ/lヽヽ
　　 | ||　　 　 |　　　 /　/i　 i　　　　/　　 　　 　 　 　.| ||　　 　 　 | 　 ヽ从丿ノ
　　 | ||＿__＿|＿___/　/ .|　.|＼＿ノ ＿＿＿＿＿＿. | ||　　 　 　 |　..,,,..,,,.||,,...,,,..
　　 |（＿＿＿_＿ノ　/＿.|　| ＿＿＿＿＿＿＿＿＿ | ||　　 　 　 | ［￣￣￣￣］
　　 | LLLLLL／　__）LL |　|LLLLLLLLLLLLLLLLL| ||＿_＿_＿|　|￣￣￣￣|
　　 | ||　　　 (＿／　 　 ./　i　　　 　　.　　　　　　.　　| ||　　　　| ||　.|　　　,.　　|
　　 |_||　　　　|_||　 　 ／　.ﾉ.　　　　　　 　　 　　　 　 |_||　　　　|_||　.|＿＿＿__.|
　　　　　　　　　 　　 (＿／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　／! 　　　/|
　　　　　　　　　　　　　　 　ﾄ､ /　 | 　 ／　!／|
　　　　　　　　　　　　　　＿|　＞ ┴─-＜　 /__
　　　　　　　　　　　　 　 ＼／::::::::::::::::::::::::::＼／
　　　　　　　　　　　　　＿/:::::::＿＿＿＿_|＿_＼__
　　　　　　　　 　　r_,,.. -‐::'''"´::＝＝:::::::::::::::::::::::::::「＼
　　　　　　　　　 　 |::::::＞''"´　7´￣ヾ´￣￣｀"'＜|:::::::＼
　　　　　　　　　　　|／　　　　,ﾊ:::::::::::ﾊ 　 　　 　 　 ＼:::::＼
　　　　　　　 　 　 , '　　./ 　./ 　|::::::::::::|＿　＼ 　 ヽ. 　＼:::/
　　 　 　 　 　 　 /　　　|　 / -‐ |:::::::::/|_＿ 、　ヽ 　 ',.　　Y　　　　　　起義を起こしたとはいえ、中国に無数に存在した革命組織の
　　　　　　　　　,'　 　　 ! ./ ｧ=､八::::::7´ ｧ‐‐､ヽ　|　　!.　　|
　　　　　　　　 ,' ./　 　 |./'7 l´ﾊ 　＼| 　|ﾉ　,ﾘ〉∨　 /　 　|　　　　　　　指導者の一人でしかなかった孫文が有名になれたのは
　　　　　　　 　ﾚ'| 　　./:;ﾊ.　j__ｿ 　 　 　 ゝ‐ﾟ'　!:::|／　　 　!
　　 　 　 　 　 　.|　／|::::7"　　 　 '　　 　 　 ""|:::'､ 　 　 　 ',　　　　　　　この公使館拉致事件がキッカケだったんだ
　　　 　 　「|　 　∨　 |:::八　 　 　ｒ´￣｀ヽ　 　八::::＼ 　　 　'､
　　　 　　 |_| 　 　 　 /::::／＼ 　 　､_　_.ノ　／|　 ＼:::ヽ.　　 　ヽ.　　　　　　ここから、孫文は中国を代表する革命家として台頭していくのさ
　　　 _,ｒァ 7´| 　　／:::/　.　　|＞､,_　_,,. イ|　/　　,ﾊ:::::::| 　　 　　＼
　　ｒ〈_|_/_/ 　!　 /::::::::|／　　 |＿_/「 　／:::＞‐ｧ'"´|:::::/、 　　 　 　 ' ､
　　 Y 　（ 　 /　 |:::::／-─ｒイ´:::::/　／::::::/ /:/　　 |／　 ' ､　 　 　 　 |
　　　ヽ.,_　　 |.　 ﾚ'/　　 |/:::| |::::::!_/::::::::::/ /:::|　　　　　　 　＼.　　　 /

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ﾍ　　　,へ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 く< 'ゝ-イ/　<
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , '´｀ヽy)_,,=＝ｲ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,' 　, ,　　、　、 ヽ ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　,'./-λﾙ-i-ｲ　i .i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 iﾙLi'´｀. 　'⌒'ﾄ.-i　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 災い転じて福となす、か　　　　　　　　　　　　　　　.ﾚ〈人.　ｰ　 "ﾉｲ| . |　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |,:レr｀T ";く_/,」　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 なんか、どこかの伍長さんと似てるね　　　　　　i.r' /LY_ノ ./｀ヽ, ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !〈 i 　 |： 　!i-=ｲ ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ iλ . i： λi　　', i',/ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }>]ﾉi/￣v￣／ヽrｰヽ),-:'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }><{,'ヽ/　i　 ヽ／し,_ﾉ i<{

　　　　　―――　釈放後、孫文はしばらく英国で大英図書館に通い詰め、読書に耽った

ニニニニニニニニl　　　　　　この間に三民主義の着想を得たとも言われている
　| |　||||||　　||||　　|
　| |　|||||||　　|||　　|　 /＼＿＿_／ヽ
　||||||　||||||　||||||　 ／''''''　　　'''''':::::::＼　　ﾌﾑﾌﾑ
ニニニニニニニ . |（●）,　　　､（●）､.:|
||||　||　||　|||.|　　　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|　　 ＿＿_＿＿＿＿＿＿
||　||　|||||　||　||　　|　＿｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　　 ）三三三 ）　　　　　　）
|　|　 r=､ ､　　 , r　ニ- ─‐'､ ´　 .:::::／　 　 　 　 「￣￣「￣￣￣!
|　　 ヽ　ヽ =r'r ' ´　　 　　　 '､-‐一'´＼　　　　 r┴―‐┼―┬ｰ'
ニニ　 ヽ　 '､'､　　資本論　 　'､ 　 ::::i 　|　　　　{＿＿＿l＿___{___
||　|| 　　ヽ　 '､'､　　 　 　 　 　 '､　:::;;| 　|　　　　|ニニニニ ニ |:.:.:.|
　 　|| 　|　ヽ 　'､'､　　　　　　 　 '､.　ﾉ　 |　　　　|ニニニニ ニ j::.:.:j
||　　||　　　（　）､'､'､　　　　　-‐（ ￣ ／　　　　｢￣｢￣￣￣￣￣￣l
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　――　１８９７年、孫文はカナダを経て日本へ到着、二度目の来日を果たした

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_＿
　　　　　　　　　　 __　　　　　　 xwx‐'´　　　'＝─ぇ___r=-､__　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　/￣　｀''ｧ_,z─￢′　　　　　　　　　　　　　　　￣￣¨＼　／　 ￣¨￢¨¨`ー─── ､
　　　　　　 r'´　/|__,.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿__　 ＿,．´V　｀7　　　　　　　　　　　/⌒' r‐､_
←━○幺　XzZr'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　厶　　|_/..　　　　　_>'´￣｀ヽ.　　　　　　 }＿_r'　ｵﾀﾜ
　　　　　 r'´　　　　__　　　_　　　　　　　　　　　　　　　/ﾄ　,:'　　 ｀　' ' ﾟ ´　　　　　 ゝ.　　　　　　　　○←━━━
　　 　 rｰ' r-､ ｯ､_厶ｱ　 〈〈 °　　　　　　　　　　　,．' rｧ''´　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　.┃　/
　　　 弋z乏X｀': └┐　　Ll　　　　　　　　　　　々ﾉ _z○←━━━━━━━━━━━━━━━┛ /
.　　　/　　　　`''＾'''ﾍ∨　ｘ＿　　　　　　　　　　　} ...;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ 　　 ,-=-j'
　　 /　　　　　　　　∧',　 　〉￣V　　r‐､ 　 r─'′　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　 ＼　|_rｧ　::...
.　　{　　　　　　　　　　＼zZ　　　|　f´　 丁_）　 ;Tl　　　　　　　'　　　　　　　　　　　　　　　　`''‐､¨|_￣__''';;
.　　 ＼＿,..,_　　　　　　　 /　　　:∨o　　 j}’　r､.ヾ　.　.　。.　 .　'　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣}´　｀ヽ.__
　　　　　　 ; |　　　　　 ／　　　　　　　　 ﾏｯ 〔_ﾉ『公ー､_. . .　　' ''　　　　　　　　　　　　　　　　 '''　 |　　 　 　｀ー┐

なんか最近現在の中国でも似たような話があるような…
100年前から進歩してねぇ！

　　　　　　　　　　　　.′　　　　　　　, ｨムイ 　 　 　 　ヽ　|
　　　　　　　　　　　　}　　　 {　＞　´　　　　　　　　 　　 |　{、
　　　　　　　　　　　　ﾟ。　 　 V　　　　　　　 　　 　 　　 .'　/!
　　　　　　　　 　 　 　 ﾟ。r.ミ }　　..＿　　　 　 ､__.ｨ二ヽ}.イ
　　　　　　　　　　　　　 `!　 }|‐- y'￣￣｀Yzzz{　fTヽ H .j　　　　　　　　ﾐﾔｻﾞｷﾄﾗｿﾞｳ
　　　　　　　　　　　　　　.}　　　　ゝ..＿__ノ　　|ゝ--- '/./　　　　　　 私が宮崎寅蔵
　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　.,、　　　　　　 _ .〉　　　 ﾚ′
　　　　　　　　　　　　　　　 ｀Tﾊ　　　　　　　　　　　./　　　　　　　革命に憧れる日本の事業家だ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ|ヽ　　 ｀¨¨二¨” 　 /
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　ﾟ　　　　　　　　 /!　　　　　　　ハヤオ？　だれだねそれは
　　　　　　　　　　　　　　　　 r┤　ヽ　　　　　　ノ .ト､
　　　　　　　　　　　　　　 .　-ﾍ ￣　 三三¨T二 --ｲ＼
　　　　　　　　　　　_　ィ´:::::::::::|ー-- .＿__,オL_. - ｲ|:::::ヽー-ミ、
　　　　　_.　-‐:::￣::::::/::::::::::::::::ﾏー----／ ,|　 ＼　.|:::::::::＼:::::::::＞　._
ー- 　 ´::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::＼　 .／　　{　　　ヽ{::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::｀ー-----ミ、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::ヽ/　　　.ﾊ　　　　＼:::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::/　　　〈　|　　 　 　 ヽ:::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ

　　────────────────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾐﾔｻﾞｷﾄﾗｿﾞｳ
　　　　二度目の訪日で、孫文は宮崎寅蔵という事業家と出会い、互いに意気投合する

　　　　　　　　これ以後、宮崎を通じて、孫文と日本人の有志達との繋がりが生まれ
　
　　　　　　　　　　　　　　　　長い付き合いが始まるのであった・・・
　　────────────────────────────────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(<、,,> ":::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～〈／::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〃::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　~そ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､_　,, /::::::::::::::::::::::::、,ゝ=＝=く
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /＼＿＿_／ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`V::::::::::::::::::::､_γ　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／''''''　　　'''''':::::::＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ::::::::::::::::::::::く( 　 r,J三;ヾ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ☆─　＞,　 　 ､（●）､.:|　＋　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～v,ん:::::::::::::::´:::::::=; {三●;=
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l:::::::::::::::::::::::::::::ゝ≡三＝イ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . 　 |　　 ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　+　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ､m,.. ,ゞ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／　　　　　+　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ´　" ~ ﾍ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜
　　　　　─────────────────────────────────
　　　　　　　　　　　　また、この頃、孫文は日本の下宿生活中に
　　　　　　　　家の女中だった浅田春（１５歳）と付き合っていたらしい・・・
　　　　　─────────────────────────────────

ﾆ二三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二ﾆ
ﾆ二三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二ﾆ
三三三二ニ＝-―　　 ¨￣￣￣￣￣￣　　　　 　 　 　 　 ￣￣￣￣￣￣￣¨ 　　―-＝ニ二三三三


　　　　「不屈の革命家にして、一人のロリコン男でもある孫文の活躍は、後編へと続く！」

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　私は革命のために全てを捧げる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⌒|/⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ /＼＿ ＿_／ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／''''''　　｜:'''''':::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |（●）,　　｜:､<でiﾝ､..:|
　　　　　　　　　　　　　　 表　　　 |　　 ,,ﾉ(､｜, )ヽ､,,　.::::|　　　裏
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　 ｀-=｜ﾆ=- '　.::::::|　　　　　　＋
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　｀｜ﾆ´　 .:::::／　　＋
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣　 ￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　たまにはロリコンもいいよね！



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第五．五話　「　孫文　―前編―　」　おわり
＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿＿
三三三二ニ＝―-　　　＿＿＿＿＿＿ 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿＿＿＿＿　　　-―＝ニ二三三三
ﾆ二三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二ﾆ　
ﾆ二三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二ﾆ

おつー

今度は15歳…昔の数え方で15なら今だと13でもおかしくないぞ！！
ベアード様早くー！！ｗ

まぁ当時の日本なら15歳でももう半分成人みたいなもんだが…
うっぜえｗ

　　　　　　　_,,,...∧.....,,,_.
　　　　,.':"::´:＜.龍.＞:::::｀ヽ､.
　　 　 i:::::::::::::,,|,.ヘ.|,,__,:::::::::::::',
　　　　〉'"´u　　　 ,　 ､｀ﾞヽｲ　l.　　本日も読んでいただき、誠にありがとうございました！
　　　 ,' ,' u　i ./!　ﾊ !　! ﾊ　ヽﾉ
　　　 l ﾊ ﾊri-!､L_i riｰ-!､」ゝ |　　　紹介がてらに簡単に国父も書いておこうと思ったら
　　　 L_'ｲ .i ○ 　　 ○ ﾚｲ.　 |
　　　　　(人"　　____　".ﾉｲ |　.|　　　　　蒋介石が目じゃないレベルの奇天烈な人生で面白く
　　　 　 /(Y＞､i´__,,.)イYr- ､. |
　　　　 / .Yi r/ゝtイ (ｲ/　　 ', |　　　　　　長くなってしまったでございます・・・・・・
　　　 /^l､}><.{´ ∞ .}><{､____,;' |
　　　 l　|r､_ﾉ iゝキ:::::_,..イl　 |　|　　　　　　　　なるべく後編を早めに挙げて、本編に戻りますよ
　　　 ',　)ﾉ ｀ _く__iヽ､____,,|　 |　|

英雄色を好むってかｗｗｗ孫文の下のゆるさ異常だろｗｗｗ
乙です

破天荒だねー
漢の高祖っぽい
中国の英雄って皆こんな感じ

乙でした
キリスト教徒にもならず大成功した孫眉は傑物だな
>しばらくはホ・・・いや、男くさい話が続きそうだ
新規女キャラの話は出ても次の文だけで済まされたじゃないですかー（アリス以外）

乙
なんていうか・・孫文努力家で行動派なのはわかったが
女に手出すのはやw

>>例えがアルメニア人

ちょうど1894年にオスマントルコ内でアブデュルハミト2世によりアルメニア人が多数殺傷されたばかりだから。
虐殺の例えとしては当時はそれが一番インパクトが強かったんだろうね。

　　　　　　　　　　　　　　　○
　　　　 　　　　　　　　　 o
　　　　　　　　　　　　 ﾟ
　　　　 　 　 　　　　｡
　　　　　　　 　__r｡ｧ
　　　　　　　　 ｀ｪｪ'
　＼　 ／　　, --─- 、　　　ＧＷ明けは生活リズムが崩れて寝れず
　　(⌒)　　( ,..-ｰ☆ -'、
／￣￣|　　i LレLﾊﾉﾘ」 　　　　コメント返信が遅れて申し訳ないでございます・・・
|　||.　　|　　i l§ﾟ ρﾟﾉi!　 　　
＼＿＿|　　|i （つ旦O============　　
　|　　　|　　ﾚ と／ ※※※※※※※＼
　 ￣￣　　　　~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

>>316 >>320
キリスト教徒に興味を持ち、儒教の偶像を破壊という辺りまでは
洪秀全と被ってたりしますね

>>323
軍旗が黒地に北斗七星でジャギ様余裕でした！

>>333
ここで勝っていれば、日露戦争で日本が得た
「東洋の国が西洋諸国相手に正規戦で初勝利」という栄光を
清国が得ていたかもしれないのに・・・

でも、有利な条件で清国が勝てていれば、もっと延命できたかといえば疑問ですけども

>>359
孫文の青年期までの人生の中で、おそらく最も重要な人物でしょうね
もしこの兄が居なければ孫文は一生貧農だった可能性が高いです

>>363
一応、1915年までは正式な夫婦ですｗ
ちなみに、他の革命家達も同様で、立場上、世界中を転々するケースが多いので、
気づいたら現地妻だらけの一夫多妻状態になっているのは珍しくなかったそうですｗ

>>386
最近、ありましたね
中国では、20世紀から人権観念はあまり変わっていないような・・・

>>390　>>391
一応、孫文をフォローすると、
「十五でねえやは、嫁に行き」の赤とんぼが作曲されるのが約２０年後なので
当時では、そこまで異常ではありません

今なら、女子高校生と付き合うぐらいの感覚・・・なのかな？
それでも若いですけどもｗ

>>394
しかも、ここまでで、まだ半分です

>>395
建国期の英雄は、皆どこかしら豪快というか、どこかブッとんでる部分がありますよねｗ

>>397
孫文の偉大な兄、孫眉（百度百科より）


ちなみに孫文の叔父二人も、カリフォルニアの金鉱に出稼ぎに行っていたりと
世界中に華僑社会を築いた広東人の底力がここでも垣間見えます
他にも、英国人を嫁にしてきたアリス病院の何啓も、結構凄い人だったり・・・

孫文の嫁二人と愛人一人は尺の都合上カット（あまり参考文献もないので）しましたが
残りの嫁達は、ちゃんとした物語付きで参考文献が残っており、中には重要人物もいるのでちゃんとＡＡ付きで出しますよ

>>398
やる夫歴史物で、いままで孫やる夫が出ていないのが不思議なぐらいの人物ですｗ

>>378　>>400
＞オスマントルコ帝国のアルメニア人弾圧
ちょうど同時期に起きており、英国世論を憤慨させています
孫文の機転もあれど、やはりキリスト教徒であったのが有利に働いたケースでしょうね

学もコネも皆無な貧農出身の出稼ぎ労働者（しかも非キリスト教徒）が
ほんの数年でハワイの大富豪に…って、どんなチートコード使ったんだよ兄貴！

ハワイ王国では砂糖が重要産業ですぞ、プレジデンテ！
労働力不足を補うために東洋から移民を奨励いたしましょう！（CV：江原）

→ねらう夫「……ビジネスの話を始めてもらおうか」

てことじゃないの？ｗ

浅田春さんだけど、下の名前が漢字なんだな
この時代なら「浅田ハル」でありそうな気がしないでもないんだがと思った。

あと前々からの疑問なんだが、何で中国人は苗字は一文字だけなんだ？

>>405
二字姓も有りますぜ
例：諸葛・司馬・夏侯・公孫・欧陽・皇甫・淳于etc・・・
最近じゃほとんど聞かないけど

ソースがwikipediaなので微妙だが、
現在でも二字姓は100ほどあるそうだ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%A2%E5%A7%93

　　　　　　 ＿____
　　　　, '´　 Λ＿ ￣ ｀ ' ─- 、
　　　/　 ＜ 困 ／　　　　　　　ヽ、
　　 .i　　　_|/＼|─- 、ｲ___　,　　ﾉ
　　　ゝ,-´　　　　　　　　 ヽ,｀￣ヽ,
　　r´　　　　/r　, 'ｰ-|-ヽ 　ゝ　|　|　　　　執筆が難航しているため
　　!　 　i _イ| Lﾚ　-┬--,　ｲ.」　　|
　　i__ﾚLヽ,rイヽ　　 丶_ノ　,ｲ」　　 |　　　　もうしばらくお待ちくださいませ・・・
　　 　　 | i 　`'　　　　　　u　ｲ 　 　|
　　　　　,ｲゝ　　 －　　　　くｲ 　|　 |　　　　　後編は孫文と支援した日本人や
　　　　　|｀ﾝ´|｀,.ｰ─,　_ ´/(ｲ. 　 |　 |
　　　　　|.(ｲ´|　|r／'ー- ´ｲﾉヽ,　||　.|　　　　　同盟会結成の話になるもよりです
　　　　　[ゝｲﾉ//!i(><ｲ'[ゝｲ]ｲ　ヽ.|　 |
　　　　　 ﾉ」 ./⌒(⌒ヽ、くｲ　　　 iｲ_/

>>403
＞兄、孫眉
まさにアメリカン、ハワイアンドリームの体現者というところでしょうか

>>289の７年後というのは間違っていたようで
「孫文と神戸」によると、兄孫眉は１６歳でハワイに渡って
２４歳で自分の店を構えるぐらいまでになり、３０歳頃には農園王になったと書かれています
それでもとんでもない商才ですがｗ

>>404
マウイの孫眉は、まさにトロピコにシムシティ状態だったのでしょうかｗ

>>405-407
＞浅田春
確かに、浅田ハルでもおかしくないですねー
この女性に関しては、あまり資料がないので、もしかしたらハルかもしれませんね

＞苗字が一文字
うーん、残念ながら私にも分かりません・・・
当時の慣習や風俗関連の資料を探ってみようかと
漢民族と満州族でも違うのでしょうか？

章安麟といえば日本での内田良平や権藤成卿といった右翼との親交もあったな

宮崎＝ムスカとはこの人も一筋縄ではいかなそう・・・
後、孫文ともやる夫とも関わりの深い日本人といえば頭山満ですね。AAが何になるか楽しみ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　(○)
　　　　　　　　　　　　　　　　＿____ヾ|〃
　　　　　　　　　　　　　 , '´　 Λ＿ ￣ ｀ ' ─- 、
　　　　　　　　　　　　 /　 ＜ 龍 ／　　　　　　　ヽ、
　　　　　　　　　　　　.i　　　_|/＼|─- 、ｲ___　,　　ﾉ　　　　　　　　　　お久しぶりでございます、執筆が遅れて申し訳ありません・・・
　　　　.(○)　　　　　　ゝ,-´　　　　　　　　 ヽ,｀￣.ヽ,　
　　"'" ヾ|〃　　 　　r´　　　　/r　, 'ｰ-|-ヽ 　ゝ　|　|　　　　　　　　　　　現在、日本人有志編と国父ロリコン編まで完成して
　　　　"'"" 　　　 ( !　 　i _イ| Lﾚ　 ―― 　ｲ.」　　|　"'"　　　　　　
　　　　　　　　　　ヾ|i__ﾚLヽj ／　　　　　　" ,ｲ」　　 |　 　 　 　 　 (○)　　 最後の中国同盟会結成編を製作中でございます
　 　 　 "'"'"　　　　　　　| i"　　　　　　　Ｕ,ヽｲ 　　 |　 　 　 　 　 ヾ|〃
　　　　　　　　　　　　　　 ,ｲゝ、　　￢　　　 くｲ　 |　 |　　　　　 　　 ''"'"　　　 来週の日曜日、6/3日の２１時に投下予定です
　　　"'" . 　 　 　.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(○)
　　　　　　　"'"　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 "'" 　 　 　　ヾ|〃
`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,

>>405
どうやら、日本では『山田ハル』が正しく
『山田春』は中国系の参考文献でした
以後、山田ハルで統一しますね

>>411
北一輝のような国粋主義者や黒龍会も中国革命家達と交友がありますね
日本のアジア主義者・右翼団体と中国革命家の関わりは興味深いです

>>412
頭山満も出ますよ～
物語上、出番は短いですけれども・・・


近頃では、中国同盟会の内情をもっと知りたくなり
大学図書館で見つけた『宋教仁の研究』という参考文献を読んでいたのですが
同盟会内での孫文の立場、孫文と宋教仁らの革命戦略の違い、辛亥革命の経緯等々、かなり目から鱗で
今までの蒋介石秘録ベースのプロットに結構変更が出てます

次回投下日把握
＞国父ロリコン編
これは酷いｗ

お待ちしております

ところで中国共産党の初期幹部連はこの頃どうしていたのでしょう
こちらも日本留学生が多かったそうだけど

完全排他な国粋主義者なんてめったには居ないんだから、戦前戦後ひっくるめた反欧米的なアジア主義者に関しては
アジア右翼で定義してもいいんじゃないか。
そうすれば国家社会主義を含めても違和感がない。

　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,　 ´￣￣｀　　 ､
　　　　　　　　　　　　 　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉
　　　　　　　　　 　 　 　 　 !::::::::」＼_::::::::::::::::::::::,.ｲ、
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 / ７ ナ＾ｰ'r── ＜ ＼ﾊ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 '　 l　{　　　!　l ﾄ､　i !　 j　'.
　　　　　　　　　　　 　 　l　N_ノⅤ}､/ト＜,_}__}1　ﾊ 　 ､　　　　
　　　　　　　　　 　 　 　 1､　ﾍx=　　r＝=x∨ !ノ　　　ﾊ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼xwx ､___　xwx!_ﾉ　　　　　 ､
今から、投下しますよー　　 ! L＞ ､'´＿ ,. 「 )　　　　　　'.
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _rﾍ(__)´/::x-＜ 7_)ﾍ　 　 　 　 '.
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 l !　 1-}::::::::::::::ﾍ(_ﾉ　 '.　　 　 !　l
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｀ー'「Z}{Z}:::::::::Yゝ7 ノ　　　　l　 !
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　ﾚ､ﾉ:::- ､:/⌒7ﾍ　　　　∧ ﾉ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |ﾍ　 T ￣ 7　 /_,ノ!　　　 |　|!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨ﾉ￣ /　 /-イ１､　　 1
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1:::::::{l＿ﾉ:::::::!｜| ﾄ､　!
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |:::::::::::::::::::::::::!｜| |　V

今日までに結成編が間に合わず、さらにあまりにも１話辺りの量が増加したため
本日は、予定を変えて”後編”ではなく”中編”といたしまして、製作分を投下します
申し訳ありません・・・

>>416
後の中国共産党の面子が活動を始めるのは、もう少し後の革命後からですね
後々、共産党だけの番外編を設けるので、詳しくはそちらでやりますよー