以下の内容はhttp://epicyaruo.blog.fc2.com///blog-entry-502.htmlより取得しました。


やる夫はアフリカで奇跡を起こすようです 第十四話 「言語と教育」






     / ̄ ̄ ヽ,
    /        ',
    {0}  /¨`ヽ  {0}',     我が国も独立したんだし、
    l   ヽ._.ノ    ',     教育には力を入れていきたいものでチュ。
   リ   `ー'′   ヽ    麻呂大臣はどうでチュか?
  (            )
   |           |
    |           |





          i三へ:;:;:;:;:;l:;:;:;:;:;:;:;:;:;:_x彡'三三|
          |三 r=ミー‐r==く ̄ ,:三三彡イ|
          Ⅳ ,.二´  `一"  ゙=彡彡⌒i
            リ ゝェミ、.i | 才ァ-、   彡彳ソ/    ジュウシマツ大統領の言う通りでおじゃる。
            1    ̄イl |::.ゝ~ ̄    彡「´ノ    教育は重要でおじゃる。
           ヽ.  /:: ` 、      彡i"′
         /ィヘ  ヽ--='  _     彡ト、
       .. "´{ l//∧ 、____ , `  イ j/∧ミx
  .. "´    ヽ \//\こ二´  / / ////} }`  、
/         \ \//`ー一 ´ ノ./////j /    `ヽ


前も書いたとおり、新独立国のほとんどは教育にはそれなりに力を入れていた。
独立して好転した、数少ない分野の一つである。





114* 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 19:34:31 ID:W4TuLyPU0


              __
           ,  ' ´::::::::::::::::::::::`  、
       /::::::::::::::::::::::::::::::::::、::::::::\
      /::::::::;::::::::::::::::;::::!::::::::::丶:::::::::::丶
      ,/::::::::/:::::::/:::::/|:::|::::::::::::::::ヽ:::::ヽ:::ヽ
     /::::::::/:::::::/:::,ィi !::|i::::::::l::::::::::i::::::::i::::::',
.   ,′::::::!:::::::,!:::/,l:! !::ト!、:::lヽ::::::l::::::::l:::::::!   赤ん坊をお寺へやってはいやぞな。
   i::::::!::::|:::::ムイ| l:::!l::::`..トi::::::l::::::::!::::::|
   l:::::|:::::|::,′!_;! !  ヽ!ヽr_、!_ヽ_:|:::::::|::::::|   おっつけウチが勉強してな、
   |:::::!:::::|::i‐r=ミ、     ,ィ==rァ}:::::::}、:::!
   lハf、:::::!::!弋zぅ}    cヒz.ぅ' /:::, イ !::::|   お豆腐ほどのお金をこしらえてあげるぞな。
      l:::`丶! ////  .    ////ィ::::::|ノ:::::l
     |i:::::::ハ     __      !:::::::|::::::::l
      ハ:::::::::丶    i/´ ヽ    /l::::::::l、:::::l
    i, ヘ::_:::__l` 、 ` ー '  ,/ / _:::::!:.丶 l
  ,.イ:.:.// )_):.| i. ー--‐ ブ  i久 ヽ!:.:.:.:.:丶、
  !:.:!:.〈 ′/ ,ノY! 丶  /  (^ヽ  〉:.:.:.:/:.:i
  l:.:ヽ:.ヽ   ′{:l.  ×   ( `   /:.:., ':.:.:.:.:.|
  ヽ:.:ヽ:.}_    }:.! /こ_ハ  /{.  ,/、/:.:.:.::.:.:.:|、
   ハ:.:.:V:.:\  ノ:.:V//! l、V:.:.!、 /:.:.Y:.:.:.:.:.:.:.:.!:ヽ
  i::{:.:.:.:!:.:.:.:.:.ヾ_}、:.!{ i | | i. }:.(/:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:l:::::i

           秋山好古


これは国民も歓迎した。
「勉強すればえらくなれる」という考え方は、なにも日本だけのものでもない。
むしろ、ほぼ世界共通の考え方である。
余裕があれば、親は学校に子供を通わせることをためらわなかった。

ただし、内実には大きな問題があった。





117 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 19:38:05 ID:W4TuLyPU0



||   ∧ ∧
||   (*゚ー゚) 【課題】岐阜県の知名度を全国40位くらいにまで上げる
||_  (o  o__________________________
  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  |          |
||三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三

       _              __  ∧∧       ___ ∧,,∧
      |\  ̄ ̄ ̄\     |\ ̄(  ,,)\      |\ ミ   ,ミ
      |ヽ|ニ| ̄ ̄|ニ|     |ヽ|ニ| ̄ ̄|ニ|     |ヽ|ニ| ̄ ̄|ニ|
         |  |──| |         |  |──| |         |  |──| |

    ___ ∧_∧          ____ ∧∧       .___ .∧_∧
   |\ (,   .)\      |\  (   .)\      |\ (   )\
   |ヽ|ニ| ̄ ̄|ニ|      |ヽ|ニ| ̄ ̄|ニ|     .|ヽ|ニ| ̄ ̄|ニ|
      |  |──| |         |  |──| |.         |  |──| |


「教育は重要だ」とは、よく言われる。
とくにアフリカ支援においては、よく。

では、その教育とは、「どうやって」おこなわれているのだろう?
もっというと、「何語で」おこなわれているのだろう?





121 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 19:41:43 ID:W4TuLyPU0




                            
                 公用語       
                       |
                    ┌─┴───────────┐        
                   共通語                共通語
                    |                   |  
          ┌────┴───┐───┐     ┌─┴───┐
          |        |      |     |     |       .|
       民族語  民族語  民族語  民族語  民族語    民族語
                           



そもそも、アフリカの国家ではほとんどの国で、言語は三層かそれ以上の構成になっている。
まあ、だいたい三層で見ておけば問題ない。
「公用語」-「共通語」-「民族語」という構成である。






123 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 19:44:58 ID:W4TuLyPU0



                    ∧_∧
       ________.(゚Д゚::)__________
                _| ̄ ̄|:::::)__
                / .|__r,,-,-,-i /|
               /      | l | l|/ /./|
               | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~|/-'
               |_| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |_|
      ∧_∧  _ /|_______/|_  ∧,,,∧
     r( ゚Д) /_| .|      /    | |_ ミД゚ 彡
     | l   つ .品_|/ ___  /     |/_品⊂   .ミ l
     | (_ ./ /二/三三/| / /三三/|   / / __,l .|
     |_r― ./    /三三/lll / /三三/lll   /|./_-―、_l
        /    |___ll/./ |___ll/  / /
        /―――――― /―――――‐/ /
    ∧_∧  /|       /   / /|三/|∧_∧
   (;;;゚д)_| .| /二/   / ./二/|_| |_l/(д゚=)_
   r(#;;;;;;;つ,_|/      ./  /二/|/品 ⊂  =l l
   | (_ / /三/|     /       ̄ //  __,l l
   |_r―/ |_,|/     /     /二/ // /,--、l


公用語は政府の言語であり、
公的文書や政府内文書はすべてこの言語でおこなわれる。
英語やフランス語といった、旧宗主国の言語を使うことがほとんどである。




124 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 19:47:36 ID:W4TuLyPU0

| |:田: |E|  |\    | ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|   |  / l    l| | |  |_______
| |:田: |E|  |  \  | \:::::::::::::::::.. ○ ..::::::::::::::|   |/   l__l| | |_|::::::::::: : : :
| |__,,|E|_| .::::::::::\|  l]\   ○○○     |/ll |      |  | | |居|:::: : : : :
すや    :::|`ヽ.:::::::::::::|  ___`_l'_´__.!..::|l       |  | | |酒|二二二二二
 ̄| ̄| ̄l,,| |  l ̄ l::::: /´:_:_:_::_:_:_:_:_:_:`ヽ、  l  ̄l...::|  | | |屋||----/||---
:`l´_l_`|_|_|:|::: \::ヽ:/ ._________ ヽ::ヽ/::ノ :|  | | |--||___||___
:::| l| |_|_| |:::  ヽ::<: |[|| 歌舞伎町一番街]|]| :>::,, /  :::|  | l ilお|::::::::::::::: : : :
TTTT,;|_|_| |::::::  ヽ::ヽ_ . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__ノ::ヽ、   .:::::|  | | |好|:::::::::::::::: : :
:::=||,l |_|_| |______  /::/::::::::::::::::::::ヽ::ヽ . : ::|  | | |み|_______
:::===l |_|_| |__ |::,l` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´|::||   : :::|  | | |焼|  PRONTO
:::三ll| |_|_| |:::::::  |[]l |  |]」|i i!+|  l二l[l[ ll!|ll (=) |   : :::|  | | liき|、_____
:::三ll| |_|_| |:::::::  | l | ( ).|]]l]":::::| 88 +[l[l"' ̄' | l |   : :::|  | |  ̄"|     i//
:::三ll| |_|_| |:::::::  | l | 只8 8 8 8 ∧∧,;"「」 []  λλ  |  | | ,,,,,    l/
:::三ll| |_|_| |: ∧∧  ,、,、 n n ∧∧(  ,,) (*´ロ`) (´v`*) ノリレ,, ノリルレ ,   |
 ̄ ̄ ̄    (*´ⅴ) (-^* )::::::::) ∧∧(∩_∩ (~ ノ-(  ノ (-・ (゚- ゚*ノリ.  |//
     ,-'" (   ヽ(゚*  ) )   ( `ー) (∀・,,) vvv 〉 ノ 〉   l i_)(Y ノ..........i/...........
___,-"´   ノ  〉 (   )    (   ) (   ) (v` )         Y ノノ~~'ゝ ∩∩ .∧∧
  ∧w∧  ▲,,,▲  (  (    (/`ヽ) 〈 ヽ (   )ノリルリ λλ (__) し`J (::::::::::).(:::::::::::)
 ( ・∀・)(∀`  )    ∧_∧  ∩_∩  し' Jノリ゚ ー゚(ー ` )   ∧∧ ∧_∧::::::::つ
 と    )(    )    (@Д@* )(´∀`*)     ( つ (v,と)   (   ´)(゚   ):::::::::|
  Y  人  Y  人    (つ<V>)と  <v>)    /~~~~ Y 人   と  | |   |∪∪
  (_)`J (_)`J    |  | |  人  Y     ^^Uヽ)(__)ヽJ   |   ~ |   ~


共通語は、商業取引や都市生活といった、
複数の民族が混在する地域で使われる。

その地方の交易や交渉の必要上自然に生まれてきたものが多く、
各民族語との距離が公用語ほどは離れていないので、
その地方の人ならわりとマスターしやすい。





127 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 19:50:38 ID:W4TuLyPU0

_,,.--ー''''''"゙゙ ̄~゙"'ー-、
..'"゙~゙'ー、、 : : : :  :  `'~゙"'ー-、
  : : .: `゙ヽ.,_、:    : : : :     ゙゙̄"'''''―-、
: : : : : : : : : : `'i、               : : `、,、    ,.ィ''''"'"~''゙''ー-
: : : : : : : : : : : `ヽ:      : : : : :   : : : : : : : : : `゙''‐'"゛: : : : : : : :    :~゙"'ー-'i,  :
: .`" : : : : : : : : ゙、:゙lヽ、、: : : .: : : : : : : :    `''''',,,,,、 : :  : : : : : : :,,,,-‐'゛`゙''ー-
   .``'ヽ‐.i、 _、,,.:`゙"" ゙̄'--、..ー―---、、,__: : `゙''、   : : : : : 、、、,、::;.:".:;.:'"゙:.:゙,
 .,Y、: へ,、'``" :": : 、,`'`: : : : : : `゙^'--、、---"'゙‐'"   : : : : 丶     `': :~゙"'ー
、.ー'"′``゙ン 、丶、.,,;": 、ヽ、、: : : : : : : .゙: : : ::;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.
"、 : 、`.、'、``" ゙:: : 、`'':,、、:,,,v,、: : ::.`-ー'''--,,、: : : : : : :    : : : :
.‐``'',;'',;'',;'',;'',;'',;'',;'',    ` `` `  '',;'',;'',;'',;'',;'',;'',;'',゙゙゙゙''''''''''''"'"~''': `''ー- `: :`゙^'--
           ∧_∧   ∧_∧         ∧∧      ∧,,
           (`  ,,)   (∀・ ,,)         (ー゚* )     ミ∀・
          ( [二],)  ⊂( とロ .        と  lニ]   ミll ((,ミ
   ''"""'''''".""'' し'ヽ)''"""'''U U ''"""'''''"""''"" (/ヽ)''"""''''' (/^ヽ)''"""'''''"""''""''''""'
   ''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''""''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''""
    :`:、 ゙''、,, ``'.、 `:、  ,:`:、  `:、 ゙''、,, ``'.、 `:、  ,:`:、  `:、 ゙''、,, ``'.、 `:、  ,:`
    :::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... ....:::::::::
     ''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''""''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''"
     ̄  -  ;;;;;;;;;;;;;-  ;;;;;;;;;; -  ̄  - ;;;;;;;;;  三- ;;;;;;;;; - 二   二    ̄
        三-:::;;;;;;;;;;;:   ̄;;;;;;;;;;; -     三 ;;;;;;   ̄  -;;;;;;;   二    ̄  -  ̄
    ̄  -   ̄    ̄  -  ̄  -        ̄      -   ̄
        三-   ̄  -     -   ̄  - 三-   ̄  -   二    ̄
 -   ̄  - -   ̄-  三-   ̄


そして民族語は、各民族の住む村や、居住する地方においてつかわれる。
各民族はもちろん民族語は全員使えるし、共通語もかなりの人が操れるが、
公用語は必ずしも普及しているとは言えない。





130 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 19:53:23 ID:W4TuLyPU0



      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
      |                            |
      |                            |
      |     英語 小テスト            |
      |         25点以下、島流し      |  ∧∧
      | 10:15まで                  | (д@,)
      |_____{工}________________| (l y l)
                  [_] [_]            |  |
                                      し`J

   ∧∧       ∧∧       ∧∧        ∧∧
  (   ,,゚)_   (;;;;;;;;;;)_    (;;;;;;;;;)_     (;;;;;;;;)_
  (   っi /!   (;;;;;;;っo/!   (;;;;;φ /!    (;;;;;;;;;) /!
  l二二l三/i  l二二l三/i   l二二l三/i    l二二l三/i
  || し || ii   || し || ii    || し || ii      || し || ii


さてこの状況で、教育は何語で行われているか。

結論から言うと、ほとんどの国で「公用語」による教育が行われている。
教育カリキュラムも宗主国のほうが整っているし、
そもそも独立するまでもほとんどの国では公用語による教育しか存在しなかった。

それを引き継いでいるだけである。

しかし、これが大変な問題を引き起こした。
なにしろ、生徒の大半が公用語がわからないのである。





133 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 19:55:35 ID:W4TuLyPU0



民族語で教育する場合であれば、こうなる。




                            ニ=―=ニ
                         =‐ ¨       ¨ ‐=
                           /   yヽ、        ¨ ‐=
                        /    r/.:.:.:.ヾ⌒ヽ、         ヽ
                          {  ノ^.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:ヽ`ー 、      ‘,
                        l /.:.:.:.:./`ヽ.:.:.:.:.:.:',.:ヽ} .:.: `ニ=-   ‘,
                        У:{.:.:i.:{'""^i.:.ヽ.:_.ヽ:\i.:.::\    }
                       {'l:.:.:.:|.:{‐- ヽ{´ヽ_ヽ`ー`-:.:.:.:\_  /
                           ノ}.: Ⅵィて}   ´{ し}ヾ.:| ぅ}:\ ̄/   はい、じゃあ教科書の6ページを見てください。
                      /イ:/|.: ! ゞ'    ゞ‐'}'.:.:i イヽ.:.:}´
                           ノ′}ハ 丶 __   ノ .:{.:.:.:.:.:.ヽ`ー―- 、    「太郎君がりんごを3つ、
                         ノ .:. >  ∨ ノ ┌} :. | ̄ ̄}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',    花子さんがりんごを5つ持っていました。
                             /.:.:.:.:.|  ≧‐<|ノ.:.:.:|   /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i    全部でりんごはいくつですか?」
                         / .:.: ハハ  _ ノー/.: ノi.:{  '}ー<.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|   
                            {.:.:.:.:.| ヾ{ /===ッ,{.: { l |       ‘,.:.:.:.:.:.:.:l    なのはちゃん。
     <\ ___                ヽ.:.: |   ノ|!  c|| ヾ} ノノ       i.:.:.:.:.:.:.:.:\
      \ゝヘ `¨ヽ              |\{/:: ゝ== '':: } /イ       ‘,.:.:.:.:.:._}_
        `{`iノ    i             |./:: /イ'/∧\{     /ミ 、、. ‘,.:/ /.|
          }    」='¨¨\       /,' :::: {_i /::i i:::::} }、    |`` -ミヽ_У_/  .|
          ` ーr/     `ー―‐  i::::::::::::| |:::| |:::::|__|::ヽ    |     l ̄l     |
              /            人:::::::::l_j::.j_j ::::::::::::: ‘,  |     l  l     |
          〈                  /` ャー::::"::- :::::::::::: "} /|     l  l     |
             `ヽ        __,/  |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |     l  l     |
              `ー 、   //    |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/\  rf1f1f1  /
                  ̄   /  r ,彡} ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: {ヘ `ヽ| !l.j !l !イ!
                         i'   |;;`>x::::__ ::::::::::::::::___ヾ=iヽ ゝニ イ 八
                         |   .` <;;;;/ィ ̄>'¨o;;;;{.;;;;;;;;;;;;;∧ `ヽ 二彡′\
                       ノ     /{ r ´;;;;;;;;;;;;;;;;o;;;};;;;;;;;;;;;;;;;;;〉        \



135 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 19:56:44 ID:W4TuLyPU0


          |\    ___                    __
          |  \∠ _:. :. :. \                     /   /
          |  >:':.  ̄ ̄:.ヽ、:. :ヽ.             /     /
             j/:. :._:. :.--:. 、:. :. ヽ:. :.ー:. :.‐:.- 、      /       /
         /:., .: ¨:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. : \   /  /  /
          /:/  :. :. /:. /:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.ヽ j /  /     はいっ!
        j〃    / :./:. :. /:/:. /:. :. :. :. :. :. :. :. :. :ヾム.≦ _
        l   :. : , ' :. /:. :. . /. ./. ./.. ..j  i   ヽヽ  : : マj- _:. :. \    りんごは全部で8つです!
       /| :. :. / :. :/:{:. ; 斗:.十-j:、:. ハ:. , r‐-:.、!:.',:. :, :. } \  ヽ:. :. \    
      /:. :.|:. :. :/l:. :. :,':. l:/ :/l: /l:. ∧:..l ヽ: l \::.iヽ}:. :.',: lヽ \. \:. :. \
    /: .:.:.:.∧:. :.l ハ:. :.lヽ:jl:. :.l l/ .j:/_ ヽj  ヽ!__ ',l:. l:. :. l:.j ヽ  ヽ   \:. :. ヽ
    /:. :. :./ ヽ:.j |.ム:. |,:. :.>、:j_r==ミ     z==.、j:./:. :.//\   l    ',:. :. :.',
.   {:. :. :./    レヘ:.!ヽ/: ハ´ wwx     xww ヽ/:. :〃  \  |    . l:. :. : :l
    .j:. :. :.l       `j l:. :i:ハ      _' _    ∠: イl     \j    j:. :.:.:.:.|
    l:. :. ハ           |:. l:小、   l    〉     /:. //            /:. :. :. :l
    ヽ:. :. ヽ          |:. l: |. 丶、 ヽ._ ノ   イ:. ,:./        _/:. :. :. :/
     \:_:, ゝ      ヽ l: |__ェ=i> _-_ <i=/:. :/         ̄フ:. :. :./
                ヽj  ̄ ̄ ̄   ̄ ¨/:./7       ∠  -
               ィ7.ゝ- 、   z― ,〃=く
             /// ヽ二ヽ  z― 、//  _ ヽ
           ,r≠ ┴'、     /   〈∠, /   ¨ マヽ


                      ニ= ―……‐- 、
                        /     ,.イ  __  \
                       /      /ヾ{ /.:⌒ヽ.  ‘,
                   /       イ.:.:.:.:.>、.:.:.:.:.:.:.ヾー、 \
                  /    /:.:}.:.:.:.:/^^i.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:‘, /
                  /    /.:.:.:.,.:.:.:.:/   ',:.:.:、ヽ.:.:.:.:.∨
               {  ー=彡ノ.:.:./.:.:.:/  ̄ ヽ.:∧.:.:.',.:.:.:.:.\    たいへんよくできました。
               ‘,   /'.:.:.:./.:.:.:.i'ィてぅヽl/ ヽ.:.:l .:.:.:.|^ヾ
                 ー=彡:.: イ´!:.:.:.| 辷ノ    ぇ笊 :.:.:. |
                 ヽ'.:.:.:.:. `|.:.:{ヾ       , 辷ノ'/}.:.:.:.!、
                 /.:.:.:.:.:.: ,' .:.|―┐丶. __  /.:.i.:.:.:|i ヾ 、
                   / .:.:.:.:.:. /.:.:│  |、     ィ、.:.i.:. 八  ))
               /.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.i  /}}≧ァ    \iノ|.:.:∨/
                _ ノ/.:.:.γ¨| .:.:.:.:.', \}}}__ __丿 |.:.:.:.ヽ
       -.:.:.:.: ̄_.:.:.:.:´ :.:.:.:.:/ │.:.:.:.:.:.',  {i二二ハゝ  ヽ |.:.:.:.:.:.i


民族語が教育言語だと、これで済んでしまう。




136 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 19:59:13 ID:W4TuLyPU0



しかし、もし公用語が教育言語だと…


                            ニ=―=ニ
                         =‐ ¨       ¨ ‐=
                           /   yヽ、        ¨ ‐=
                        /    r/.:.:.:.ヾ⌒ヽ、         ヽ
                          {  ノ^.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:ヽ`ー 、      ‘,
                        l /.:.:.:.:./`ヽ.:.:.:.:.:.:',.:ヽ} .:.: `ニ=-   ‘,
                        У:{.:.:i.:{'""^i.:.ヽ.:_.ヽ:\i.:.::\    }
                       {'l:.:.:.:|.:{‐- ヽ{´ヽ_ヽ`ー`-:.:.:.:\_  /
                           ノ}.: Ⅵィて}   ´{ し}ヾ.:| ぅ}:\ ̄/    Please read from 6 pages of a textbook.
                      /イ:/|.: ! ゞ'    ゞ‐'}'.:.:i イヽ.:.:}´
                           ノ′}ハ 丶 __   ノ .:{.:.:.:.:.:.ヽ`ー―- 、  「Taro have three apples
                         ノ .:. >  ∨ ノ ┌} :. | ̄ ̄}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',  and Hanako have five apples.
                             /.:.:.:.:.|  ≧‐<|ノ.:.:.:|   /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i  How many apples are in all?」
                         / .:.: ハハ  _ ノー/.: ノi.:{  '}ー<.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|   
                            {.:.:.:.:.| ヾ{ /===ッ,{.: { l |       ‘,.:.:.:.:.:.:.:l   Miss nanoha.
     <\ ___                ヽ.:.: |   ノ|!  c|| ヾ} ノノ       i.:.:.:.:.:.:.:.:\  
      \ゝヘ `¨ヽ              |\{/:: ゝ== '':: } /イ       ‘,.:.:.:.:.:._}_
        `{`iノ    i             |./:: /イ'/∧\{     /ミ 、、. ‘,.:/ /.|
          }    」='¨¨\       /,' :::: {_i /::i i:::::} }、    |`` -ミヽ_У_/  .|
          ` ーr/     `ー―‐  i::::::::::::| |:::| |:::::|__|::ヽ    |     l ̄l     |
              /            人:::::::::l_j::.j_j ::::::::::::: ‘,  |     l  l     |
          〈                  /` ャー::::"::- :::::::::::: "} /|     l  l     |
             `ヽ        __,/  |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |     l  l     |
              `ー 、   //    |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/\  rf1f1f1  /
                  ̄   /  r ,彡} ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: {ヘ `ヽ| !l.j !l !イ!
                         i'   |;;`>x::::__ ::::::::::::::::___ヾ=iヽ ゝニ イ 八
                         |   .` <;;;;/ィ ̄>'¨o;;;;{.;;;;;;;;;;;;;∧ `ヽ 二彡′\
                       ノ     /{ r ´;;;;;;;;;;;;;;;;o;;;};;;;;;;;;;;;;;;;;;〉        \



137 名前: 怖~い夏のホラー短編祭り、八月二十三日から開催だお [sage] 投稿日:2013/08/01(木) 19:59:55 ID:0wa6vxjg0
日本語でおk


141 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 20:03:39 ID:W4TuLyPU0



                   、_
           -―‐-、\ヽ、
           ̄.>ー-、 ヽ} r‐-v-―- 、
          /.:               :.\ ,、ィ´ ̄.\
           '//.: /.:           、彡Yヽ ̄`ヽ:.\
        / イ.: /.: /.:           :.∨,ハ__ >   \:.\
      // /.: /.: 〃/.: //.: /l|   :ヽ. :.V }'       \:.ヽ
      ./ ./  ! .:ハ:. /.:/.: ./メ、/人|匕人::.|ハ.:,'           Y :.ヘ    え、えーっと…
     /ハl   ∨ l,| !:::./ ○     ○ ヽイ//         |ハ }
             リハヘ:;'.""       """Y'「)             ノ    たろー…はぶ…
                 〈:.ト 、  r―‐、   イノ´
                .从 >、 ̄ ̄_ イ |'
                 _rト三 トハ、
                ,r<´  V ^ V  `ヽ、
               ∧     ∨∨     `>、
                ∧ ヘ    ∨     ./ , ヘ
             ./ V:∧_ /7ⅳ\ / Y   ',



142* 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 20:07:15 ID:W4TuLyPU0


      ___________
    /  / _______,/  /ヘ
   /_/          /_/  .l |
   | ̄ |  /        | ̄ |  /.l |
   |___|/         |___|/  .| | _/
    i |                   .| | `ヽ       __n_   _ n_
    | |                 | |  }| ̄| | ̄| 7,仁l己  l リ r┐|
    | |                       | |  /.|  | |  |. 〈ハ⊆广 └1」 L」
    |/  /            /  / | | ∠ |  | |  |  __      _n___,、
  /_/          /_/  | |  )  ̄   ̄  l |  n  └i n ト、>
  | ̄ |  /二二二二二| ̄ |  /_|_|  /.□  .□   .L.ユ U     U U.
  |___|/           |___|/    ∠_        .n    n
                     //   \      _」 己  /厶__
                   / /     <ノヽ、 (⊆广′└'^ー┘
                  /  /           ! /ヽ、_
     `           /   /           | /    ヘ
      \ ,,_人、ノヽ/ .|l   l l|    / ,ィ     |/      ∨⌒ヽ/
       )ヽ    (  |l   l l|   / /{//       / /
    - <       >|l   l l|  / /  // /      //i ,'
       )     て |l   l l|. {! //  // /       /// / /
      /^⌒`Y´^\ |l  l  l| |i r=‐-/、,'       /./  レ'! ,ィ‐-ァ
              .l|l!   l.l| |i | ̄ ̄`i-, ィ≦´ ̄ `¨.{二`ヽ/__ノ´
              .|  !  !| |i |   /::::::::..     i.||i` ̄|,ィゞ二二>
              |l   l  l|. |i |  ./::,ィ./::/::::::::::::::::i|::|i .|i!.|:::::::i`ヾヘ
              |l!l|l!   l| |i l  i::::! /::/:::/!:::::i:::: |i::|i .|i.|ヘ::::| .}::::}
              |li l   l l| |i ',   |::i 从/!/ .|.::/∨Vj|i. |l.|::l::/  !::::|
              |lli  l  l| |i  ',  l::ハ ー- i/ -‐一|i |l.|::i/  /:::/
              l|l!    ill| i| i|.∨レ ∧o゚ r-‐" ̄ヽ゚ ',i .|i |ソ .//
              |  !  li!| i| il |∨  > 、___},イi lli |,ィ /
              |l   l  l| i| i| i| \   /ヽ、 , イ ! ij .|i|
              |l!l|l!   ll|. ll .!| i| i!.\_,//  ̄ /  ',l| .|il
              | li| l  ll| || .!| i|    {         _|
              .| ilj  l  ll| || ||.     ト-───-‐'"  |
               | l l i l  |  | .|.     |    廴_ノ  .|
               |li! | l  ll|  |  |     |       7ノ 入
       .       l i!l l |  l|   |  ',     |_      /   /
               |', ll l l  |   ',         >‐- 、_y-‐"ヘ
               ゝ、ヾ ゝ !   ',.     //::./:: i:: :: ',:: :: ∧
                ヽ', ヽ \.      /ノ´:: ::/:: ::|:: :: :', :: ::.∧
                ヽ ヽ `ヽ、     辷_ァzz,/:: :: :|__,ノ__,,ノ
                 ヽ ` 、丶    /`ヽ、レ'!_ノr'":::::::::::::::;ゞ
                   ヽ、 `丶  {::::::::::/`ヽ/:::::/ ̄ ̄
                     ` -   `ーヘ,:::::::::::}zイ´
                              ̄ ̄


こういうことになる。

足し算でこの状態である。
しかも、ここからどんどん難しくなっていく。

考えてみてほしい。このスレを読んでいる人で、
英語で微分積分を説明されてわかる人が何人いるだろう?
ちなみに1は日本語でもわからない。





144* 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 20:10:23 ID:W4TuLyPU0


             、ー- ..,,
           ヽ:.:.:.:.:.:`''ー- ..,, _                     __
              >=-:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:'':.ー- 。.          > ´  /
         >.:´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:` <     > ´     {
        /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ  /       /
       ´ .フ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:y'       /
         //.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:!{ー -- ==<´
      ///.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ {:.:.:.:.:.:.ト、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:{リ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
      /  /.:.:./.:.:.:.:/.ヽ:.:/  ',:.:.:.:.:.| ヽ:.:.:.ミ、:.:/.:.:.:.:.:.:,:.:.:ゞ ̄ ̄ `゛'' 、:.:.:\
          ,:.:.:/{.:.:.:./!.:.:.::`ト.  ヽ:.:.:.:i  \:.:.',ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:.:,へ/!`ヽ  ;.:.:.:.:.:.
      /{.:.:; !:.:.:.{:ハ:.:.:.:.:! \ ヽ:.:.!   .メ:.} !:.:.:.:,:.:.:.:.:/  ヽ ヽ ', }:.:.:.:.:.:,   いいもん!
     /.:.:.:.!.//!:.:.:| !:.ヽ:.:.!  \,、ヾ! {、/  ヾ }:.:.:/:.:!:.:.:\   \ ソ  !:.:.:.:.:.}
     !:.:.:.:.レ// ',.:.:! ヽ.:ル{  ○        ○   !:.:/:.:/}/ \   \  リ:.:.:.:.;   学校なんかやめて、
     |.:.:/:.:.:{ \ヾ:! |:.ソ , , ,  _____  , , ,|イ:.:/´     \  / /:.:.:.:/   わたし魔法少女になるもん!
     |:.:ハ:.:.:.!  \ lハ     iVVVVVVハ.   ,j:.:./       / `´   /:.:.:.:/
     |/ ',:.:.!.    ヽ|:.:.ヽ.,,_}         !_/:.:./     /       /イ:.:/
       ヾ{       |:.:.{ ト、 |_____} /:.:,' ヽ   /      ノ:./
               レ' }ー-   }.:.://__ノ/:.:/=ォ.  r ´     /'"´
              \ノ  =-r_ソー- ==ァ:.:/  {!{  |
                  /{__,,.ィ7 }ヽ`゙  /:イ、____ヾソ
              / く._// ヽ!. ヾー'   ゝ
              `ー- 、/  ヾ ̄__,..イ
                ノ、         八
                 ,..イ_}       /___ゝ..
            /               \
           /    /        ',      \


当然、ドロップアウト率も非常に高い。
授業で何を言っているかがわからないのだ、無理もない。

小学4年までのドロップアウトが新入生の半分を超える国すらあるのだ。





149* 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 20:12:18 ID:W4TuLyPU0




          ___
           ´ 二ゝ、\-‐:::--..,   ,. -‐-、
         /:::::::::::::::::::::::::::::::::::`:>/:::::::::::::::ヽ
        /://::::::!::∧:::::::::::::::::::{l{:::::::::::::::::::l
        i/:::{{::::/ノi/  ∨ヽ:|:!:!::::}ヘ:::::::::::::::::|    三十路過ぎて魔法少女なんて、
        レ'VllV ●   ●从:::イ \::::::::::::|    ムリがあるよ…
         ヽ从 | |、_,、_, | | |:!:!::ノ   |:::::::::|
      /⌒ヽ__ |::ヘ| | ゝ_)| | リl::i/⌒i |:::::::::|
      \ /::::トヘ|._>. __...,.. ィi/l/  /  |::::::::|
       /::::::// ┬ヽ只/ ∠ ヘ、__∧  |:::::::l
       `ヽ<..ヽー┤|ヘ /|├:j {ヾ:::彡'  |:::::::|



しかし、いい仕事に就くためには当然教育を受けている必要がある。
若いころにできていた仕事でも、年を取るとだんだんできなくなっていく。
そうしたときに教育がないと、路頭に迷う可能性が高くなる。





153 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 20:15:45 ID:W4TuLyPU0



 ',彡'/ r' ノヽヾミ三三三三三彡'   _,,,,,,、ヽ;:;ィ''|
  彡'|.|(‐'''" 'iミニニ三彡"´ ̄     `゙゙ー'  u |
.  彡i、ヾ ('  ヾミニ三'          __,,、 ....ノノ /
  彡ゝ `'' "  |ミミミ'    U  ‐'"ひi,;'´  ,ィ;;ァ''
   '彳`ー‐i  |ミミミ'          ``‐シ   |、ニ'
 --、/    i  |ミミ         .,,r‐''"   | ノ   え…
 く'ノ    :i  ミミ         ´  ., '   |'
 、\     .l  ヾ   u        .ノ(_,,、.   |    だって、教育ってそういうものでおじゃろう?
 :\ヽ,   ヽ          /   `t‐一'
 ::::ヽ ヽ   `::.       ,; '      .:i
 :::::::ヘ ヽ    `::.        ''"⌒゙''一ノ
 ::::::::::ヘ.ヽ    ヽ、       ` ー'ーノ
 ::::::::::::::ヽヘ     `ー┬‐一;;''""´ 
 \、:::::::::ヽヽ      /::ヘ ) `゙'ー、_. 
 〃`゙ー、;;;;\\   /i:::::::丿 ' , ' , '`゙


まずいことに、新政府の高官はすべてこの教育を受けた人々である。
つまり、この教育方法についてこられた人だけが高官になっている。

よって、彼らはこれがさほど重要な問題だとは思わなかった。





157 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 20:18:26 ID:W4TuLyPU0



  |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:_;:;」
 ├r―――┴――一 ''' ""三 ̄´::::::ヾ
 /::{  ィ'三)   (三ヽ   ,ッミ::::::::::::::::ヽ
 {:::シ ~´           `ヾ、:::::::::::::::::l
 l:::l ,. ニ 、 :.  .: ,r ニ 、   ミ:::::::::::::ム、
 l:::! 'イでiン、 : :. ,イでiンゞ:.:.  ミ::::::::::/^い   ま、ついていけないやつなどどうでもよいでおじゃる。
. l::l :.`^"´ノ.:  :. ヽ`~´ノ:.:.:.  ミ:::::::イ  リl
. ヾ! ` " ´ /  ::. ` ´     ミ:::::/ム_ノ/   公用語を自由に操れるというのが
  'i,     ,'  '^ヽ       ミ::::l 'ー' /    「教育を受けた」ということでおじゃるからのう。
   'i    ヾ'ー ''"く、      j::::クーf′
   l        `ヽ     {:::リlミ:::ヽ、
   ヽヽ ,ィニニ丶、_ ゙:      "´fミ≧ゞ
     ヽ ^ヾ二´ノ´ _,ィ ,.ッ  //イぅ-、
     丶 `"   "´  ,/ ,.ィ" , -‐'",ノヽ
      `ト、 ___,, ィ"彡,r'´ , -'":.:.:.:.ヽ
       l    =ニ彡,ァ'",-'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:L..、、
       ハ ヾ    / /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,, -''"  )
     , ィ'l l ヽ  / /:.:.:.:.:,, - '"´  , - ''"丶、



つまりは、こういう意識なのである。
政府の文書もジャーナリズムも、すべてが公用語で行われる。
対外交渉は言うまでもない。

教育=偉くなる手段なのだが、この時期のアフリカにおいては偉くなる=政府関係の職に就く、である。
つまり、教育=政府関係の職に就く、が成立する。
そして政府とは、公用語ですべてが動く社会である。

公用語のできない人は、つまり出世レースからそこで外れる。
勝者が救済に動くわけがなかった。

エリート主義の教育の誕生である。




161 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 20:21:44 ID:W4TuLyPU0



      /"'-..,;;;;;;;;;;;;;`''-..,,_;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;..|
       ト:::::::::`''- ..,, ;;;;;;;;;;;;`'' -...., . .- ''´|
      i:::::::::::::::::::三  `'' - ..,,;;;;;/;;;,,..-'イ;,
     /ニ、::::::::::::::::三    、;;;;;; `"´ ,,,,, i;;;i
    { ( _',::::::::::/          "" |/
    ', '<i ヾ:::::::i  、、,,三、     ,,.-、 i   やっと麻呂の偉大さがわかったでおじゃるか
     ',、ヾヽi:::::i   '-ヽソヾ   /,'ッフ、i
     ヽ__.. i::::i    、  ̄ノ  | ;ニ ノ.i    ←じつはケンブリッジ卒、博士号持ち
     ノ,.-| i::i          |   i
.       i,ィ''"',    /、_  ::::   /
       /',',',  ',  /   ヽ_ノ  /
.      イ',',',',', ', ', ( ,.---::;;;;、_,. } /
     / '',',',',',', ', ',- 、 ,.__`ー´ノノ
   ,.-イ  ''',',',.',', ',:',    ,ノ /、,,、
  (  {´    ',',',',', :',.','---─ '´リ  ', ヽ
''´´ヽ((''- ..,  ',',',',', .',.',ソ  ./ /   ',) }ー..,,,


確かにこのやり方だと、全世界に通用する人材の育成は可能になる。
そりゃあそうだろう、こんな無茶なやり方で勝ち残った奴の頭が悪いわけがない。

それに旧宗主国の言語は英語やフランス語などの大言語が多いので、
マスターしてしまえばすぐに研究の最前線に出られるのだ。




163 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 20:25:04 ID:W4TuLyPU0



  l::::::::::::::::::|_!::lヽ::::::::: ハ::::::::::::::::::::::::::::::::i、::!
  !:::::::::::::::::l-‐ェ!;ト ヽ:::::l ´!:::::::::::::::::::::::::::::l `
  l:::::::::::::::::「(;;;)ヽ、__、::レ'´l:::::::::/l、:::::::::::::l
  !:::::::::/l:::l__,,,rタ"゙、;!)、__!::::/ノ 〉、::::::::l
   l::::/ lヽ!    _ _   l;/´  ! >、::l
  ノノlヽ、_!    r――‐┐   /_ノ:::|
    l::::::>、   レ,二二ェ!  /i:::::::::::l     __
    l:::/ /::ヽ、 `ー-―-' ,ィ'::::!\:::::l    (ヽ>r‐ 、
    レ' ム-''´lヽ、  _,,./! ゙ヾ!__ヽ!    ヽ´ヽ、ヽ
            !   ̄     レ;'´  |  (,ゝ、 \ ヽ l、
        /| _,,.-/´  ;; .,,,-!  ヽ、 ヽ、 | | ! l
       / 斤'"〇 /´    ,;;:''" _,l_   ヽ ヽ/  l | l
      /; l、」_,,/     '' ゙;;/  ヽ、   〉  `ヽ  l/
      /!,r''´!/  /     ';,/"゙''':;,,,,;;'' \ /     ,!
    / l ,;;  |l  /`'';, ,,   /   ,;;''"゙''   l     /

セネガル大統領 レオポール・セダール・サンゴール



というわけで、カーマもそうなのだが、
基本アフリカの政府の高官は超エリートばかりだったりする。
留学経験は当たり前、博士号持ちはごろごろいる。
セネガルのレオポール・セダール・サンゴールのようにセネガルどころかフランス語圏有数の詩人として名を馳せ、
アカデミー・フランセーズに推薦されたような人までいたりする。




164 名前: 怖~い夏のホラー短編祭り、八月二十三日から開催だお [sage] 投稿日:2013/08/01(木) 20:27:05 ID:0wa6vxjg0
ゾマホンも超のつくエリートだっけか


165* 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 20:27:38 ID:W4TuLyPU0


                 ____
              _,、r'´:::‐、`ヾ‐、`丶、
             /:::::l、:{⌒ヾヽ::ト、:ヽ:::::ヽ
            //!:::i:l:!::ヾ、::::::ヾ::!`ヽ:ヽ:::::ヽ
           〃:!:l::::l!:ト、::::liヽ、:::リ:!::i:::ヽ:ヽ::::i
           i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:、:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
           l!::!:!:iト:::!:i:j/代トト、l:ハ::升ト!:l::!:!lj   僕みたいな優秀な人材が、
           li::l::N{:ヾVヘ「 ̄` lハ ソr‐テハ!:l/   アフリカに戻るって?
           !:l!:ト、l::l{`         !  j川/ 
           ヾト辷N!      ‐ノ  !:l/    ハハハハ
              Yl:ト、    ヾ==r  ノ/
             iN \.  ` ニ′/}'
              丨   丶、  /
           ノ ̄´"''‐ 、   `¨´¦
        _rく    /癶V⌒!=| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
   __,、=T下、``ヽ  /‐''"_, -ヘ|      |
  /「 ̄´  ヽヽ \ ヽ/   ´  _,,厶ヘ       ∧=、、
  |八 \      __/      _,)ヽ___/  ヽ ``=、、
 ∥ \ ! V´ ̄:::::/      _,ノk>、`T!::::::":::\_   ∥

               アフリカ人エリート



が、これは猛烈な問題をはらんでいた。
なにしろアフリカ諸国の多くは、そもそも国家というものがうまく成立していない。
国民意識、それ以前の国全体の同族意識、そういったものがない状態でエリート層を育成すると、
彼らは何に忠誠を誓うだろう?





166* 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 20:29:58 ID:W4TuLyPU0


        .〃:.:.:.l/:.:/:.:.:.;':.:.:.:.:.:.:|:.!:.:.:.ヽ.:.:..:.:.::\|:.!.:.:..:.ヾ:..:. l:.:..:`.
       /:.ハ:.:.|:.:.:/:.:.:.∧、:.:.:.:.:.:!:|.:.:..:.:..`:.ミ.、.:.:..l ト.:.:..:.:..';:..:.|.:.:..:.:.',
      ./.:/!:l:.}:.:!:./:!.:.:/:.∧ヽ:.:.:.:!:!`:.:.、.:.:..:.:.:.:.\:l !:.\.:.:.l.:..:l:..:.:..:.:.',
      .,'.:/:.l:.l∧:V:.:|:/l:./ Vヘ\|:!:\:.|`丶、ー=:ミl:!.:.:.:.\!..:.l..:.:..:.:..:.',
      .,':.:'.:.:.!:.V∧V://!:'_  .Vヘ l:ト、:.:.:ト、:..:/≧.、l|ヽ、:.:.:!:.:.l.:.:.:.!:|.:.:.',
    .,::.;.:.:.:.|、:.V∧∨ l;仁≧ミ ヽ|lハヽ:.lヾX >==<、:.\:.|:.:.l\ l.:!:.:.:.',
     .l:.:!:.:.:.:l∧:.V:.ゝミ,《 (:い:)ヾゝl!=メ{{、イ,イ{ (:い:) .》`メ、Y、:l:.:.:.:.!:|、:.:.:l
     .|:.l:.:.:.:.l':∧:.\ :.ヽミ≡彡 .,イ 、  ヾ  `ミ≡彡'" //:!:.ハ:.:.:.:l:l.、:.、:!      クニって何だよ!
     .| ト:.:.:.:l:.: ∧:.:.:ヽ「     人: : ` .        /;ハ!:.l:.}:.:.:.!:l:.:.:.、ヽ
     .|:l.!:.:.:.:!:.:.l、.:\:.:.ヽ.     (::ノ::): :ヽ :)        / .|:/ノ.:.:.:.}:l:.:.:.:.ハ}      ■■■しろオラァ!
    .l八:.:.:.!:.:.|.:、:,人⌒        ヽ  ´          lハ:.:.:. ハl.:.:.:.:|
      \:!:. l:.:.:ヽ:.ゝ {.,ィ _rー― -‐―- 、 、    /  }:.:./, !:.:.:.:.l
        ヽ:.l.ヽ. ハ   ‘、(ヽ _,、_, _  `ヽ}        l.:/ リ:.:.:..,′
         !ヽ:.:\!.   ヽー'´:::::::::::::::::::::::`丶く|      リ/ィ:.:.: !.,′
         |八:.:.:.:',.     Y Y:.:.:.ヽー:.:.:.:⌒Y ヲ     //:.:.:.:.:.:ハ'
            .\.:',    に{、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:イ,/     ,/ィ:.:.:.:.:.:./
            }:∧.   ゝ`ー=ー‐r‐-イ.ノ       イ .!:./:.:.;'
            V:.l::.     ヾミ _ 彡'      ./   |/:.:.:'
               .V:.:.ヽ   冫ー 二二 イ     /:.:'   .ハ/:,
                  ';!:: .\           /:.:.:.:'   { } |
              |:.  :. \         ,ィ.:.:.:.:.:.:'   :.:l!ハ!
             」:.:.. :.   ` ー = イ:.:.:.:.:.:.:.:,'   :.:.r 、|
             _, イ7 ! :.:.:. :.:.   :.::.:.:.:.:..: ' " .:.:.:,'    >  ト ._
        ._, イ:::::::::::〉 `ゝ、 :.::.:.  ´" "´  .:.:.,:´ _. <     |:::::::>..、
   _ , イ::::::::::::::::::::/    ` <:.:..     .:.:.,' イ´         !:::::::::::::::::`ヽ、


答えは「彼らの部族」または「対象がない」である。
国家などというものに忠誠を尽くす人間はほとんどいない。

それはそうだろう、まだ「国家」というものは、
彼らの国では空想上の概念と大して変わらない。

結果、せっかく育ったエリートはほとんどが自国に戻らないか、
戻っても自分や自分の部族のためだけに動くことになる。




167 名前: 怖~い夏のホラー短編祭り、八月二十三日から開催だお [sage] 投稿日:2013/08/01(木) 20:30:52 ID:iy/F9Zns0
うーむ折角エリートを育成してもこれか


168* 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 20:31:26 ID:W4TuLyPU0


                   , -―、                            |      __|_
                    (  f⌒}                              |   , .:::::::::::::::::::::
                  l  r ゙                            |/.:::::::::::::::::::::::::
                | _」__                           /.:::::::::::::::::::::::::::::::
                    r '´  |                 , - 、r―‐- 、  ;::::::::/l:::::::::::::::::::::::
          -―‐- 、|   |              /.:::::::::、vi::::::::::.、`{:::/リ ∨ヽ:::::::ト、:
        /.;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|    ト、 __               /.::::::;:イ:/  l:::::::::::.ヽVl //////}::::::| }
      /.:.:.:{.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.::|  /`  \ ̄` < ̄ヽ   /イ::/‐{/  ‐ヘト:::::::::::! | ,. -‐┐ |::::::lノ::
      ,:.:.:.;ィヘ:.:.:.ト、--:.:.:| .〈:.、.. .. 、\    \:|     /:/― L/ ―- \ト、}:{〈    | |::::::l:::::
       {.:´:lリ '; .:| rァく 、:.|/:ヘ:.\:::::..\:.\:..:..:..:.i|    イ::/- '´ ゙ー- -‐' |:::::::ヽ\. | |::::::l:::::
      l/l:.代:)ヽ! `ー' ト{:::::/\|` ー_|::::::ト、::::}:|l   レ{    ,、       |:::::::::::>r┴、!:::::::::::
         V:.   _    l:.リl::|‐-r┐'´  lァ::::| V.::!:!.    |:\ l__〉     」::::::;、:::} |:::::{/〉::::::::::
          }.:ヽ ヽ ) ノ./ |L..ノr‐〒―'|:::::::l_ノ::::l::\  リ|::/>――ァ ´ ヘ::/>、|::::::/ヽ:::::::::
 __   、__ノ:.}:}:.:|>r '/:ノ.:.:l::ト、 l l   |::::::::l::::/ ̄ヽ>_」ノヘ jr‐'´ 〉、 /.:/ |::::,′ }ヘ:::::
./ (_,ヘ   7ノ/>ァ'7 (:(  ノ.:::::::トl__j_ . イ:::::::::} l    )/   ∨    `/.::::/   |:::′ l l::::
{    ノ  /f(イ ,' / ノノ(:::::::::;:イ,.ィ::「 lノ::::::/|   ノr{,    '      /.::::/,    l::{  ,′l::::
.ヽ  {  (rヘrァ! {,ノ ,(:{   >:ノ| { {:::l 〈::::::く r┴‐-〔 /    /       {::::::l/    .|::l  ,′ l::::
 l  」┐  /   |/ ` (:< l lイ::::! |>:ノ 」_   /     ,′      l::::::l    |:::! !   |::::
.<⌒´ノ!/{   |    /  ̄  〉 !::::l | ̄ 「  ` ー |              l:::::l    l::::l|   l ::
 l ̄  ト、 l    |     /    ,′l:::::l.|  |   |    l       /.::::{    |::::l ト、 |:
 |   |ヽl  r'   /     {   ';::::',.!   |    |     l     /.:::::/!     |::::l| \l:::
 |     l  }    ,′    l   ';::::',  |     |     l     〈:::::/ |    |::::| |   |:::

                 ある程度教育を受けた一般人たち


それに、産業化するには、
どうしてもあるていどの教育のある庶民が大量に必要になってくる。

しかしこのやり方だと、宗主国でも通用するような天才たちは出てくるが、
一般人となるべき、教育を受けた平凡な市民がいなくなってしまう。


このスレを見ている俺やお前がいなくなってしまうのだ。





171 名前: 怖~い夏のホラー短編祭り、八月二十三日から開催だお [sage] 投稿日:2013/08/01(木) 20:32:26 ID:woYrZlVk0
メタタァw


178 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:00:25 ID:W4TuLyPU0



      |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.一:;:;:;:;:;:;:;ヽ
      |:;`:;ー:;:r:;一:;":;:;:;:;:;:;:;:;x彡彡ハ
     にト 、__l:;_:;_:;…" ̄彡彡彡彡:1
     弋i fニ; :  こフ  ゙`ヾ三三彡ヘ     まあ、それほどいうのであれば、
       | __ ヽ  __    彡彡ィ }}
      ゝ"ゞト|  ,ィゞシ   ゙彡”ツ リ    ためしにやってみるのもありかのう。
        i、 ノ"|  \     彡ftイ
       :、 ̄ .!   、     彡レ\
       ヽ ー一'" ヽ     ///::::ヽ
           、_l!__ 、    .イ//::::::::::「!
          ヾニ¨ニ     / //:::::::::::刈
           __>rr‐一 ´ .イ,:'::::::::/  ヽ
      .. ´ /  {::ゝ.   /::::::x≦ /


それでも、一応民族語教育を行おうとした国はけっこうあった。
確かに、理念としては非の打ちどころがないのだ。

しかし、これがかなりの国でうまくいかなかった。




181* 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:03:50 ID:W4TuLyPU0



                    ., -ー-, _i ̄Z,
                 ._, 、し,ニ>ノ_!-, ,='=, .,-、 _
                 / i',,,ノ .) l/ .l=ニニ,./ _/_/ /-、__
               /  / _, -'--'--'' ''''ー''Z,__ノ  /=`'V> (⌒⌒)
               `'ー''~ ̄      /~ ヽ, . - 、`~`''~'-ニ、,<./)/
              /~ ̄ ̄`>    .l r-、, -、  }       \)
             ./       ̄ ̄ ̄`l l  / _ノ_, --、        _
             l            .l ~ /  /    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,/
             .\           レ'~ ./  {____    ./
               `ー-、,,,,,,,, -,      /       _/    /
                     /      /      l ̄    _ノ
              , -ー-、 ./     /      /   r-''~
             ./   (_ノ     ,/_,,,,,、-ー''''''''~   /
             .l        , -' ~/* P O O R +,,,/
             ..ヽ、_   _, -''~ ./    _,,,,、-一'''~
                ~ ̄   ./_,, -ー''''~
                   ./-~                    |
       /\___/ヽ                           l
      /:::::::       \                  /\___/ヽ
.     |:::.   ''''''   ''''''  |                 /       :::::::\
.     |::::.,(一),   、(一)|                |  ''''''   ''''''   .:::|
.     |:::::: ノ ,,ノ(、_, )ヽ、,, |                  |(●),   、(●)、.:::|
      \:::::.ヽ`-=ニ=- ' /                |   ,,ノ(、_, )ヽ、,,  .:::::|
     /   `一`ニニ´-,ー´                    \ `-=ニ=- ' .:::::/
     /  | |   / |                       `ー`ニニ´-一´ヽ、
    /   | |  / | |                      /    _    l
    /   l | /  | |                     /  ̄`Y´   ヾ;/  |
__/    | ⊥_ーー | ⊥_ _____________,|    |    |´  ハ
   |  `ーヽl_l_l.} ヽl_l_l.}                         |    |    |-‐'i′l
  (、`ーー、ィ   } ̄`   ノ                       |__ |   _|   7'′
    `ー、、___/`"''-‐"       ⑩             (   (  ̄ノ `ー-'′\
                     ⑤ ①            ̄   ̄          \


民族語は、ふつうどの国でも4つか5つはある。
そのすべての言語で教材をそろえ、教員を準備し、教育を行う。

公用語教育を広めるのさえ四苦八苦している政府にできる話ではなかった。





183 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:07:32 ID:W4TuLyPU0


                            ニ=―=ニ
                         =‐ ¨       ¨ ‐=
                           /   yヽ、        ¨ ‐=
                        /    r/.:.:.:.ヾ⌒ヽ、         ヽ
                          {  ノ^.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:ヽ`ー 、      ‘,
                        l /.:.:.:.:./`ヽ.:.:.:.:.:.:',.:ヽ} .:.: `ニ=-   ‘,
                        У:{.:.:i.:{'""^i.:.ヽ.:_.ヽ:\i.:.::\    }
                       {'l:.:.:.:|.:{‐- ヽ{´ヽ_ヽ`ー`-:.:.:.:\_  /
                           ノ}.: Ⅵィて}   ´{ し}ヾ.:| ぅ}:\ ̄/   はい、じゃあ教科書の6ページを,
                      /イ:/|.: ! ゞ'    ゞ‐'}'.:.:i イヽ.:.:}´     先生の後について読んでみてください。
                           ノ′}ハ 丶 __   ノ .:{.:.:.:.:.:.ヽ`ー―- 、    
                         ノ .:. >  ∨ ノ ┌} :. | ̄ ̄}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',  「12人も妹がいるなんてありえません」
                             /.:.:.:.:.|  ≧‐<|ノ.:.:.:|   /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i   
                         / .:.: ハハ  _ ノー/.: ノi.:{  '}ー<.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|   
                            {.:.:.:.:.| ヾ{ /===ッ,{.: { l |       ‘,.:.:.:.:.:.:.:l    
     <\ ___                ヽ.:.: |   ノ|!  c|| ヾ} ノノ       i.:.:.:.:.:.:.:.:\
      \ゝヘ `¨ヽ              |\{/:: ゝ== '':: } /イ       ‘,.:.:.:.:.:._}_
        `{`iノ    i             |./:: /イ'/∧\{     /ミ 、、. ‘,.:/ /.|
          }    」='¨¨\       /,' :::: {_i /::i i:::::} }、    |`` -ミヽ_У_/  .|
          ` ーr/     `ー―‐  i::::::::::::| |:::| |:::::|__|::ヽ    |     l ̄l     |
              /            人:::::::::l_j::.j_j ::::::::::::: ‘,  |     l  l     |
          〈                  /` ャー::::"::- :::::::::::: "} /|     l  l     |
             `ヽ        __,/  |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |     l  l     |
              `ー 、   //    |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/\  rf1f1f1  /
                  ̄   /  r ,彡} ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: {ヘ `ヽ| !l.j !l !イ!
                         i'   |;;`>x::::__ ::::::::::::::::___ヾ=iヽ ゝニ イ 八
                         |   .` <;;;;/ィ ̄>'¨o;;;;{.;;;;;;;;;;;;;∧ `ヽ 二彡′\
                       ノ     /{ r ´;;;;;;;;;;;;;;;;o;;;};;;;;;;;;;;;;;;;;;〉        \


       ,.  --――――---
     /                 `ヽ、
    /                     l__
    !                      |    |
    ',         ,. -------         | ○ /
    ',     /´          `ヽ    |  .△、
     ',  /          /   ;:..   \  | / l^ヽ
     ∧./       / ;/   }::::... ヽ ∨ ∧__|ヽ \
    { /     / / . . ;ィ /  :|`ヽ.l:.i l  !∧ ∨:.:.} i  ヽ
    | / / ./ / /: : :.//:./: :./l|  |:.ト、}. | .} ∨.:| !  i    「12人も妹がいるなんてありえません」
    |イイ . { . :;イ: : :.//:イ: :./ .|| ,斗七|: |_ノヽヽⅥ !  |
    }/:{ . :「.:7ァ|、//イ/:.:/ 、_l|,ィ示ァト、!:. ト }}、_ ! |.:;.   |    …先生、この教科書なんか変だよ?
    |!イ:.:/|.:/ 乍匁:} //   / {心ノ:} |:. |ノ:.:|:.|ヽ∧: :. /
    / !イ!:l/{. 弋辷ノ      ゞ=‐'  |:. |¨ヽ|:从| ∨/
   {:. { | .:}                |:. }:.:.:./ヽ   }〉
   |:. !.| | .:|\              //,イ::/   \/
   l:. ト{. !  ト、:..> 、_  ⌒    イ /イ:.:/      ヽ
   ヽ| ` ト、 |ヾⅥ |:.:.:.:¨¨¨]zヒ':::::::::::.:.:./
     `    ヽ   |:.:.:.:.:.:f⌒ヽヽ:.:.:.:.:./
                |:.:.:.:.:.弋ー' ノ:.:.:.:/



このため、民族語で教育をしようとしても、教科書や教員が確保できないことが多かったのだ。
特に、教科書や教材がひどかった。

内容が公用語に比べて劣っていたり、
そもそも教材が準備できないことも多かった。

その結果、せっかく民族語教育を始めても、理解度に違いが現れなかったところも多かった。





188 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:11:45 ID:W4TuLyPU0




     |┃三          /::::::::ハ、\、::::::::\\::::::::::::',
     |┃            i:::::::イ  `> ー─--ミ::::::::::::|
     |┃            {::::::::|    ::\:::/::::  \:::リ-}   民族語教育なんかダメデース!
 ガラッ. |┃            ',::r、:■■■■■■■■ イ
     |┃  ノ//        |:、`{  `> .::  、      __ノ    グローバル人材を育てるためには英語デース!
     |┃三          |::∧ヘ  /、__r)\   |:::::|
     |┃            |::::::`~', 〈 ,_ィェァ 〉  l::::::》
     |┃            |:::::::::::::'、  `=='´  ,,イ::ノノ从
     |┃三         ノ从、:::::::::`i、,, ... ..,,/ |::::://:从

                  モンスターペアレンツ



そして、何よりもまず親が、民族語での教育に反対した。
彼らにとって教育とは、なによりも出世の手段である。
そして出世とは政府機関に勤めることであり、
政府機関は公用語を使う場所である。

つまり、民族語で教育を受けても出世の役に立たないのだ。

民族語教育は強烈な抗議にさらされた。





189 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:14:38 ID:W4TuLyPU0


            |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:||;:;ヽ,ヽ,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
            l;:;:;:___jl|_ヽ,ヽ,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l       そんなっ・・・!
           ,イ::7´ ,r=ぅ   r- 、ヽ,ヽ,`i丶、;:;:l      バカなっ・・・! バカなっ・・・!
          /::::シ  "´ u   ` ~´ ヽ,ヽ,ミ:::`'i!      なんで抗議っ・・・・・・!
          )::/ ,. -- 、   , -- 、  ヽ,\:::::},
          l:::l.:.,ィ'。`> y'.:  ィ'。`'ァ、:.:.. \.\l       なんでこんな・・・・・・
、_          }::l:.:.` ̄,.:'´ .: :u`ミ ̄ .:.:.:.:.:. l:::\ \    あってはならないことがっ・・・・・!
、_`'-、_      l::l   , ' ,r'  ヽ、u   :.:.:. }:::/^\ \
 `' -、,`' -、   N! u   /゙'^'- '^'゙ヽ      l::fク //.\ .\   どうして・・・ 抗議・・・・・・
     `'ァ、\  l l!   /  ,..,_,..、 丶 |j~  .l:lぅ,ノノ   \ .\  なんで・・・ 市民のためにやったのに・・・
       \ \.しi  i   ,イエエエ>、 ヽ    ,l:ゝ- '    \ \   こんな・・・・・・・・・
        \.\ヽ. l l l{、:.:.:.:ノ:.:.:l) l   イ::ノ       \ \
          \.\ ! l ヽゝェェェァツ  }   ,/:::ヽ         \ \こんな理不尽なことが
           \.\.  `ー-‐ '" ノ ,ィ'{^~゙゙´          \. \麻呂の身ばかりにっ・・・・・・!
            人. \ u      ,ィ" Y lト、            \ \
           _/:.:.:ヽ\ \--‐ '"´    / ハ             \ \
         _,,‐〈:.:.:.:.:.\ \ \   |j~/ /:.:.\、,,__          \. \
   ,r‐-‐ ''"^ヽ 丶、:.:.:.:.:\ \ \u   //:.:.:.:.:ヽ } lー-- 、、      ',  ',
,, - '"      丶、 `` ー- ゝ ヽ\ \∠∠.:-ュ:.:.:_,:ノ /    ` 丶、    ヽ ヽ


こうして、まともに機能しないうえに抗議の嵐にさらされて、
民族語教育は幕を閉じてしまうところも多かった。




192* 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:17:07 ID:W4TuLyPU0



         ,,、-‐‐‐‐-‐、
        /:::::::::::::::::::::::::ヽ、
       /:::,、r'''" "''' ‐ 、::::::`;
       |::/       .:.i:::::::i
       リ' _,,,,,_  ,,,,,,,__ .:.:!::::::l
       {i ;,rrェ; ::;ィ:tァ、,,.:`;;:ノ-,    なんで俺がリストラされて
       'l  .: .:.:... '' .:.:..::/ /    ガーナ人がブロマイドになるんだよ
        l   ‐ァャ;;'  .:.:.:../ノ
        '、,ノリリ川iャ: .:.::/ヽ
        \ ''''''゛ .:.:/:::::::ヽ
         入‐--‐''"/:::::::::::|::\
     ,,,、-'''"::/ヽ、___/:::::::::::::::::|::::::::` ヽ 、
   /:::::::::::::::/ ノ;;;;/::::::::::::::::r‐‐'::::::::::::::/::
  /::::::::::::::::::/ r';;;;f/:::::::::::::::ノ:::::::::::::::::::/:::::::::
/ヽ:::::::::::::::::/ i;//::::::::::/:::::::::::::::::::::/::::::::::::
::::::::::i:::::::::::::/   /::::::/:::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::
::::::::::|::::::::::/;;|  /::/::::::::::::::::::::::::::::::;;;;|::::::::::::::


近代日本語の確立者って司馬遼太郎が言ってた(昔はブロマイドが高かった)


この状況を防ぐのに一番いいのは、もちろん各言語で高等教育まで全部してしまうことである。
日本語などはこのタイプで、母国語で高等教育まで一貫して受けられることが
教育レベルの向上と産業化をもたらす原動力となった。





193* 名前: 怖~い夏のホラー短編祭り、八月二十三日から開催だお [sage] 投稿日:2013/08/01(木) 21:19:27 ID:cxrQfX5c0
この辺は明治の言語学者や哲学者が頑張って技術用語や概念を造語含めてバンバン和訳してくれたおかげだよね


194 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:20:22 ID:W4TuLyPU0



                    _
    /l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|   
     [三三三三三三三三三三三]/i   
    |     | 英語専門書 |     |  |   
    |     | 完売しました |     |  |   
    |     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     |/   
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

           ___
         /  /|_____       
            | ̄ ̄l./  ./  ./|      
        / ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|/|    
      | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|/|    
      | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|/|_   
    /| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|/ /l   
     [三三三三三三三三三三三]/i    
    |     | ナントカ語  |     |  |    
    |     |   95%OFF  |     |  |    
    |     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     |/    
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


しかし、これはアフリカ諸言語では不可能に近い。
自言語で高等教育を行うためには、
まずその分野を自国語で行えるだけの単語および記述法が整備されていなければならない。
それには、その言語で専門書が発行できるだけの市場が必要である。

しかし、使用者が少ない言語の場合、これができない。
専門書を書いても、買ってくれる人がいなくては採算が取れない。
それなら使用者数の多い言語で書いたほうがいいということになる。

津軽弁や鹿児島弁で書かれたマニュアルと日本標準語で書かれたマニュアル、
どちらが使用者が多いかということである。





196 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:23:20 ID:W4TuLyPU0




         ___
       /      \
      /  ノ   \ \          英語ならともかく、 
    /    (●) (●) \
    .|   u.  (__人__)   |    __   民族諸語で学術論文なんか、
     \     ` ⌒/ ̄ ̄⌒/⌒   /   どうすりゃいいんだお…
    (⌒      /     /     /
    i\  \ ,(つ     /   ⊂)
    |  \   y(つ__./,__⊆)
    |   ヽ_ノ    |


それに、アフリカ諸語はこれまで産業化にさらされていなかったため、
高等教育を行うには単語と書き方の整備が必要な場合が多い。

岐阜弁や津軽弁で大学の教科書を書くことを想像してみればいい。
そもそも語彙(ことば)が圧倒的に足りない上に書き方が定まっていないので、
そのままでは教科書にならないのだ。




198 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:27:03 ID:W4TuLyPU0



次善の策として、共通語で初等教育を行う方法がある。
共通語である程度の教育を行い、そこから公用語にスイッチするわけである。

具体的に言うと、こういうことになる。



                            ニ=―=ニ
                         =‐ ¨       ¨ ‐=
                           /   yヽ、        ¨ ‐=
                        /    r/.:.:.:.ヾ⌒ヽ、         ヽ
                          {  ノ^.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:ヽ`ー 、      ‘,
                        l /.:.:.:.:./`ヽ.:.:.:.:.:.:',.:ヽ} .:.: `ニ=-   ‘,
                        У:{.:.:i.:{'""^i.:.ヽ.:_.ヽ:\i.:.::\    }
                       {'l:.:.:.:|.:{‐- ヽ{´ヽ_ヽ`ー`-:.:.:.:\_  /
                           ノ}.: Ⅵィて}   ´{ し}ヾ.:| ぅ}:\ ̄/   はい、じゃあ教科書の6ページを見てちょーよ。
                      /イ:/|.: ! ゞ'    ゞ‐'}'.:.:i イヽ.:.:}´
                           ノ′}ハ 丶 __   ノ .:{.:.:.:.:.:.ヽ`ー―- 、    「太郎君がりんごを3つ、
                         ノ .:. >  ∨ ノ ┌} :. | ̄ ̄}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',    花子さんがりんごを5つ持っとりゃーす。
                             /.:.:.:.:.|  ≧‐<|ノ.:.:.:|   /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i    全部でりんご、いくつあるかね?」
                         / .:.: ハハ  _ ノー/.: ノi.:{  '}ー<.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|   
                            {.:.:.:.:.| ヾ{ /===ッ,{.: { l |       ‘,.:.:.:.:.:.:.:l    なのはちゃん。
     <\ ___                ヽ.:.: |   ノ|!  c|| ヾ} ノノ       i.:.:.:.:.:.:.:.:\
      \ゝヘ `¨ヽ              |\{/:: ゝ== '':: } /イ       ‘,.:.:.:.:.:._}_
        `{`iノ    i             |./:: /イ'/∧\{     /ミ 、、. ‘,.:/ /.|
          }    」='¨¨\       /,' :::: {_i /::i i:::::} }、    |`` -ミヽ_У_/  .|
          ` ーr/     `ー―‐  i::::::::::::| |:::| |:::::|__|::ヽ    |     l ̄l     |
              /            人:::::::::l_j::.j_j ::::::::::::: ‘,  |     l  l     |
          〈                  /` ャー::::"::- :::::::::::: "} /|     l  l     |
             `ヽ        __,/  |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |     l  l     |
              `ー 、   //    |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/\  rf1f1f1  /
                  ̄   /  r ,彡} ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: {ヘ `ヽ| !l.j !l !イ!
                         i'   |;;`>x::::__ ::::::::::::::::___ヾ=iヽ ゝニ イ 八
                         |   .` <;;;;/ィ ̄>'¨o;;;;{.;;;;;;;;;;;;;∧ `ヽ 二彡′\
                       ノ     /{ r ´;;;;;;;;;;;;;;;;o;;;};;;;;;;;;;;;;;;;;;〉        \


199 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:27:46 ID:W4TuLyPU0



            _____
.           ヘ`ヽ::::::>.、-::―::-..,     /|
         ム<::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ  /   !
.         /::::::::::::::::::/:!:::::/:::::U::::::::::∨ ∠.._       えーと…
       ,.イ:::::::/:::__/i_|:::∧__/::::ヘ:::::ヘヘ:\´ヾヽ、
.       /::/:::/!::::::::/ノ ヽノ ∨ヽ |:!:!::l::}  |  ヾ:ヘ    全部でりんごは8つあるがね…
      i::/ レ'.レ∨:V. ○    ○u '|从ノイヽノ   }::}
      |:{    .∨'ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃ |::! }′    i:/
      ヾ.        /⌒!.. __, ...,.ィァ|リ,ノ       /
              /  /|:::仆、:::jイ ヽ
            |  l イ 八ト┘ヒ::::彡,



                       ニ= ―……‐- 、
                         /     ,.イ  __  \
                        /      /ヾ{ /.:⌒ヽ.  ‘,
                    /       イ.:.:.:.:.>、.:.:.:.:.:.:.ヾー、 \
                   /    /:.:}.:.:.:.:/^^i.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:‘, /
                   /    /.:.:.:.,.:.:.:.:/   ',:.:.:、ヽ.:.:.:.:.∨
                {  ー=彡ノ.:.:./.:.:.:/  ̄ ヽ.:∧.:.:.',.:.:.:.:.\    よーできたでなも。
                ‘,   /'.:.:.:./.:.:.:.i'ィてぅヽl/ ヽ.:.:l .:.:.:.|^ヾ
                  ー=彡:.: イ´!:.:.:.| 辷ノ    ぇ笊 :.:.:. |
                  ヽ'.:.:.:.:. `|.:.:{ヾ       , 辷ノ'/}.:.:.:.!、
                  /.:.:.:.:.:.: ,' .:.|―┐丶. __  /.:.i.:.:.:|i ヾ 、
                    / .:.:.:.:.:. /.:.:│  |、     ィ、.:.i.:. 八  ))
                /.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.i  /}}≧ァ    \iノ|.:.:∨/
                  _ ノ/.:.:.γ¨| .:.:.:.:.', \}}}__ __丿 |.:.:.:.ヽ
        -.:.:.:.: ̄_.:.:.:.:´ :.:.:.:.:/ │.:.:.:.:.:.',  {i二二ハゝ  ヽ |.:.:.:.:.:.i



おわかりいただけただろうか。
このように、母語ではないにしろなじみのある共通語だとすこしは理解が楽になる。

それになにより、利用者数が国民の大半を占める場合、
文書にしろ教科書にしろ1言語分余分に作るだけで済むのだ。





200 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:31:56 ID:W4TuLyPU0





      ┌─┐  ┌─┐ にっぽん!.        ┌─┐  ┌─┐
      │●│  │●│.        にっぽん! │●│  │●│
      └─┤  └─┤.  __      __  ├─┘  ├─┘
      _   ∩   _  ∩  |. ● |     |. ● |  ∩   _   ∩    _
    ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡.  ̄ ̄|      | ̄ ̄   ヽ(゚∀゚ )  ヽ(゚∀゚ )
 ┌─┬⊂彡┌─┬⊂彡      ヽ(・∀・)ノ      ミ⊃┬─┐ ミ⊃┬─┐
 |●|    |●|                         |●|    |●|
 └─┘    └─┘                         └─┘    └─┘


  _____     ______  ______  ______  ______ 
  |  ____,  |   |______  |   |______  |  .|______  |   |______  | .
  |_|      |  |           / /           / /        ./ /           / /
         |  |     | ̄|/ /     | ̄|/ /      | ̄|/ /     | ̄|/ /  
          / /       |  ,_/       |  ,_/       |  ,_/        . |  ,_/      
       / /      //        //         //          //       
  \    ̄          ´          ´           ´             ´        
  ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,|、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,,、,,、,|、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,
  二二 ∧_∧ [|:::::::|] ∧_∧ ∩_∩ ∧_∧∩∧_∧∩∧_∧ ∧_∧ ∧_∧∩/ ̄ヽ ∧_∧∩
  _∧_∧∩ /二二∧_∧□__∧ ∧___/{:::::::::::::::}∩∧_∧ ∧_,,,,∧_∧∩ Π_Π∩ ∧_
  (    )ノ(   (    )   )(   (    )ノ(    )(    )   )ノ(    )ヽ(  
  /ヽ__//ヽ__/ヽ/ヽ__/ヽ'ヽ__/ヽ/ヽ__/ヽ'ヽ__/ヽ__/ヽ/ヽ__/ヽ__/ヽ__//ヽ__/ヽ/ヽ
      〈     .〈     〉    〈       〉     〉   . 〈     〉   〉  〈     〈  



それに、共通語での教育にはもうひとつ、
巨大な利点がある。

「国民」が作りやすいのだ。





202 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:34:18 ID:W4TuLyPU0

                                   ,,,ィ
                              /  ....:::ニ'=―-              __,ノ
       人_,、ノL_,iノ!               |i/::::::::::::::::::::::::`ヽ             ).
             /                  !:::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ::>           ソ  お 首
        だ 大  {                r:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:マ          ,)   い
.       !!. 将   ヽ                ノ:::::::::::::::::::::::::::ィ(c7::爪ヾ=≠≦ヽ    ⌒ヽ. て
        . 首    >       _  イ´/::l 〉:::::::::::::::::::::::: ̄r/ リ )从  圦     _,ノ  け
                  /      从7ミヽ:::::::i::::! !:::::::::::::::::::::::::::::j/:::::!! !| j  i!ノハ   ⌒ヽ
   ⌒)         ィ      ィミ) ヽ:::::::::}::弋ヽ:::::ヽ:::z- -メj::::// .i!    !| イト、    ヽ         
   、- '   だ 大   L_     r三`ヽ::::::::::::::::::|:::::::::)〉::::::::::::::::::::::::::!' ノイ i   |l  ク!    __,ノ  な
   _ )   ろ .将   く   /: 三: : ::::::::>==7¨`!:::乂::::::::::::::::::::::::::((  /   ,| // ∧   ヽ.  あ
   ).    う  首   (_ , '::( ̄ ̄ ̄7{入 イ ヾノ人:::::::::::::::::::::::::::::::::ノ /    /!  ノ ∧    )
   ´)   !?      .,'::::::/―――{ :| !´ .|  ヽ:::::::`ヽ、::::::::::::::::::::弋以>  /:::\  イノ〉   Y⌒
    )          (i::::::i      ∨´\ \  }ァ⌒ __〉::::::::::::::::::::::ー――ァミミニ) !  /∧
  j`‐'          ィ 代:::>     ヾ>‐ つ‐し':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ヾ `ミ! / ∧
、- '  お 大 な   L_ヾ三≧=ニ三>‐' ̄´ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽニニ 爻   ト、
_ ).   ま 将 あ   く             }::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/    \ ニ刹ニ //!
)     え 首     (_              )::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}}      )少  / / 7
´)     だ     ,ニ=-            |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ      \ ヾ三≧ソ 八
 )      ろ     (_             ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::リト-      \}:::::::::}   i
⌒)-、 ,. 、       〈             /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ:::::)      i:::::::::::、  l
    ′ ヽ/⌒ヽ'⌒ヽ「           r:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ\       .|:::::::::::入 !

                     ※意味は「こんにちは。よいお天気ですね」




                                 /:|.              /:|
                               /  .:::|             /  :::|
      +激しく驚愕+               |  ...:::::|           /   ::::|
                               i       ̄ ̄⌒゙゙^――/   ::::::::|
                              /_,,___       . _,,,,__,_   :::::::::::\
        ヘ               ヘ     /   ゙^\ヽ..  , /゙   ¨\,.-z  ::::::::::\
       /:::ヽ             /::ヽ     「 ●    | 》  l|  ●    ゙》 ミ..   .::::::\
      /:::::::ヽ            /::;:::ヽ  /i,.      .,ノ .l|  《       |´_ilト    ::::::::::\
      / ::::::::::::ヽ           /::::::::::ヽ / \___,,,,,_/ .'″  ^=u,,,,_ v/        :::::::::::::l!
     / ::::::::::::::ヽ______ノ.:::::::::::: |            ̄ ,,、         i し./::::::::.}
    /   _  :::::::::::::::::::::::::::  _   :::|  / ,,____ _,/ ̄ \ \      ノ (  ::::::::::|
  /  /。  ヽ_ ヽ V /::: / 。ヽ  :::|  |.. | /└└└└\../\  \    '~ヽ ::::::::::::::}
 /  / ̄ ̄ ̄/  ____ ヽ ̄ ̄ ̄\ :::|   .∨.|llllllllllllllllllllllllllllllllllllllll|           ::::::::::{
 | :::::::::::::::::::: /  / ┬ーーー| ヽ  ::::::::::::::::::|    |.|llllllllllll;/⌒/⌒  〕          :::::::::::}
 | :::::::   :::   |ヽ´      |   :::     |    |.|lllllllll;   ./ .   . |          ::::::::::[
 | ::::     :: |  |       | | ::      .|   |.|llllll|′  /    . |    .|      :::::::::::|
 | :::       | |  ⊂ニニ::ヽ| |       .|   |.|llll|    |     .∧〔   /    :::::::::::::/
 .| :       | |    |::::::ヽ:::::::| |      / }.∧lll    |    ../ /  /   :::::::::::::::::\
  | :        |    |:::::::|::::::::|      /   /| \┌┌┌┌┌/./ /:::      :::::::::::::::::\
  .| :       | ┌┌┌┌┌ |         ( ゙゙^^¨^¨゙゙¨  ̄ ̄ ̄ /:::::::::::         ::::::::::\
  \      ├―----‐-――┤         ヽー─¬ー~ー――― :::::::::::::



「国民」をつくるためには、
まずその集団(この場合、国)に所属している人々に仲間意識を作る必要がある。

そしてそれに重要なのは、言語である。
その集団内で同じ言葉をしゃべる…つまり、意思疎通ができることは重要だ。
というより、意思疎通ができない相手を仲間とみるのはわりと無理がある。

スイスのように国内で言葉が違ってもまとまっている国家もあるが、
正攻法としてはやはり言語統一は必要だ。

公用語がこの役目を果たさない以上、共通語にこの役目が期待されるようになるのだ。





204 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:37:54 ID:W4TuLyPU0



                            __
          ,/\     ,/\      ./".:::::::`i
          / ヽ.\   / i  \    / .::::::::.. ,!
        /   ゝ ヽー"└  ヽ   / .::::::::. ,/
       /              ゙i ,/ .:::::::::. /
       i'  -─  、      ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      i' ...::::::::::::::::.. i一''^γ":::| ふぁんふぇふぉんふぁふぉふぉおい
     _,,l,,_..:.:::::::::::::::::: }   ノ .::< ふぁふぇふぁあふふぉあ?
    i' ........ ゙i::::::::::::::;: ノ-‐'"  :::::::|_________________
    l ::::::::::: |ゝ             i′
    | ::::::::::: |              |


         /|\从/ /|
       /  .|___/  |
       /ilil ,   、  \_/
      |  ´   `ヽ. l |
      |   厂\   J |     なに言ってんだかわかんねぇ!
       \_ゝ _ノ _∠
       /::::::::|スフ´:::::::::::::\
       /:::::l::::|: : i:::::::::::l::::::::::|
      /:::::::|::::|〉〈|:::::::::/::::::::::|
     /::::::::::|::::|: : |:::::::/::::::::::/'
     厂`ヽ/|::::|: : |:::::/⌒ヽ/
    〈  ノ 〈::∧_ノ:::〈  ノ


しかし、これもまたうまくいかなかった。
共通語というのは、あくまでもそのあたりの広い地域で通じる言葉というだけなので、
国境と重なっているわけでは必ずしもない。
コンゴ民主共和国やナイジェリアのように、共通語が国内に3つも4つもあったら、
民族語で指摘したのと全く同じ問題が起きるだけである。




209 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:41:09 ID:W4TuLyPU0


         |:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::|
          |_____________,l_|
        ,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::|
        /_,, --―――‐t―――----┴-{
        /三ミミ三三三三三     r―、  rミ、          国内最有力の我がマロ人の言葉こそが
       ,'三ミミ三三三三三彡'   ` ̄   ヾ'i          共通語にふさわしいでおじゃ!
      ,'三ミミ三三三三シ´  _,. - 、 :   _ l、
      ,'ミミ.r==、三三三ミ  .:.:.:.:ィ'ら"i、.:. :,らッ'          皆のもの、
      l三{/ノ入 \三三ミ  .:.:.:.:.``=゙^ .:  'iー{          雅なマロ語で勉強するでおじゃるよ!
      ',三!l fラ人 ヾ三ミ            ', ゙',
      ヾ:tヽんぅ  ',三シ         ,r __  ) !
       丶丶二,ノ l三'゙    /  ,. `´ 'ーイ,'       ,r‐- 、
        ヾミ   ',三 ,'  ,:'´ト、    _,,__,/      ,、<_ー 、   ',_
         l三   `'" /   ト、二二,ーアノ/      |   `´ ィ  ヽ、
        ,l^`'    .:.:.:.:l ,' ,. h、:.:゙':.:.lf´,' /       ヽ、_ ノ:.:    `' 、
       /7   .:' ,::' .:.:.:.:; :;  :, ヾゞzェソ ;/        / .|:.:.:.:.:.:.:       |
       ∧',  ,'   ,. - 、   丶 、_`'一' /.         /  | :.:.:   /    l l
   __/:::ヽヽ、  .::.::.::.::丶、     ゙゙゙゙ /       /   |     {    |  ヽ
  rf   (::::::::\\   .::.::.::.::.::`'.: ,-、--―くr-、      ヽ    /   ヽ  `} 〉j
-‐(丶、_ `丶、::::,ゝ \____/ /:::::::::::ノ ノー-- 、  "lヽ/    /:. ̄´ /ノ
                                  l/ ,   、イ:.:.::./  /
                                  人 | ンヽ二ニ´-─ ''



【審議拒否】  /\/\/\/\/\/\
       ./  ./| /| /| ./| ./| ./|     なんでマロ人どもの言葉で
      ∴\/./ . /  /  / /  /    勉強しなきゃいけねえんだよ!
      ゚∵ |/∵|/; :|/:;;;|/.;. |/ ;.;|/
     _, ,_  _, ,_  _, ,_  _, ,_  _, ,_  _, ,_       おじゃおじゃ言ってんじゃねえぞ、
   (ノ゚Д゚)ノ゚Д゚)ノ゚Д゚)ノ゚Д゚)ノ゚Д゚)ノ゚Д゚)ノ      このお歯黒野郎!
  /  / /  //  //  //  //  /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




国内全域が一つの共通語でまとまっている国も多いが、
そういう国でもこれはうまくいかなかった。

セネガルのウォロフ語やマリのバンバラ語、ウガンダのガンダ語のように、
そういう言語は国内最有力の民族の言語であることが多い。
しかし、有力といっても国の3割から4割程度しか人口がいない場合、
他の有力民族から強烈な反発を食らってしまうのだ。

生活上使うのはしかたがないが、教育や行政までそれでされたくはないということである。





210 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:44:18 ID:W4TuLyPU0



しかし、この「共通語での初等教育体制の整備」ができた国が、
アフリカにただ1国だけあった。
ボツワナではない、その国の名は…





         __〉、__.ィ≦ニヽ.}) j〉
      ,ィ彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ニ'く__
    、__)';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ミミヽ
      /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ミ iトリ
      ,'イ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ハ ゙!
      ノj;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{ i! l        「フッフッフッフフフ・・・
      {!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ヾ.}. !       独立を望み、宗主国の支配構造を破壊する者・・・」
      '^ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ト. |
        ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;(.  |::ヽ}
         ヘ;;;;;;;;;ノイソ` ├‐′
.          / ̄ ̄ ̄\ |
           {_,.= ‐‐=ー 、\__.-―-、
        /                 ‘,
        /                      ‘,







    /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{;;!ハlト,'/ゞミ{;ヘヘ/   ヾ.! ノリ゙、;;;;;;;;ト、
    ,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;! l;!'   |;!       };!   ミ;;;;;;;リ|`
   ノイ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ム;! {;!、   ヾ!     __リィ=-、 i;;;;;/j'
   ,厶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡、 ゙l!ヾ、  ヾ!   ∠イ´_  !;;/′
    ノ;;;;;;;;;/;;;;;;;;;/ ヽ !___,,,ィメ'''  ,' ィチ=ク  !'
    ハ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∧ /'`二二ム‐ \ { ' ゚¨´  .!
    リヘ;;{ ̄`ヽ;;;゙、    《 辷ノ ゝ   !      !    「そして、植民地主義者の野望を打ち砕く者」
      ヾ!ゝ`!:.!\;゙、           ヽ     !
      ヘヽ.ヾ::ムヾ、        ,   、   !
       '"\、`¨_/`、       .::{ __ /  , ,'
        ノム;;ト`   \     ,   _ / ,'
       イソ人{___ ヽ   '`ー ´__   ;
       / ̄ ̄      >.、> .   ´ ___,'___
        /____      >._>"´      `ヽ.
.      /二ニ=― >――‐‐" ̄               \





    /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{;;!ハlト,'/ゞミ{;ヘヘ/   ヾ.! ノリ゙、;;;;;;;;ト、
    ,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;! l;!'   |;!       };!   ミ;;;;;;;リ|`
   ノイ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ム;! {;!、   ヾ!     __リィ=-、 i;;;;;/j'
   ,厶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡、 ゙l!ヾ、  ヾ!   ∠イ´_  !;;/′
    ノ;;;;;;;;;/;;;;;;;;;/ ヽ !___,,,ィメ'''  ,' ィチ=ク  !'
    ハ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∧ /'`二二ム‐ \ { ' ゚¨´  .!
    リヘ;;{ ̄`ヽ;;;゙、    《 辷ノ ゝ   !      !
      ヾ!ゝ`!:.!\;゙、           ヽ     !     「聞きたいか? 我が名は―――」
      ヘヽ.ヾ::ムヾ、        ,   、   !
       '"\、`¨_/`、       .::{ __ / 、  '
        ノム;;ト`   \        _. -イ ,'
       イソ人{___ ヽ   'ー=´- '´  ,'
       / ̄ ̄      >.、> .   ´ 二 _,'___
        /____      >._>"´      `ヽ.
.      /二ニ=― >――‐‐" ̄               \


211 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:46:56 ID:W4TuLyPU0




            ./ , -‐=彡'⌒ __彡'⌒
         { {乂彡'⌒>::/:::::::::::ミ=ー
.        、_乂\(::::(::::::/:::::::::::::::::::::ミ=--
         .⌒メ:.:.:/"^\|'"ヽⅥ::::::`ヽ::\
          ./イ:{_         .ミ\\\j   ※長いのでカットで
          刈  ノ    `ヽ ミミ=ーミハ
          .从 .●   ● ..ミィ⌒Vし
            ヘ⊃ 、_,、_, ⊂⊃.ミ廴,ノリ
               /⌒l,、 __, .イ 乏彡ハ
.             /  / |三/ /  ヽ
             |  l ..∨ /

 タンザニア連合共和国大統領 ジュリウス・ニエレレ





212 名前: 怖~い夏のホラー短編祭り、八月二十三日から開催だお [sage] 投稿日:2013/08/01(木) 21:47:25 ID:f5F22vuM0
これはまた伏兵


214 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:49:27 ID:W4TuLyPU0


        _>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ソ
         ア:::::::::::::::::::::イ::::::::r::::::ヘ:;;;;::::く⌒
          Z:::::::/::::::rr´Τ ̄|! ̄´ | !}:::::ヽ
        ノィ:/::::::::ア{ │  {    } ノ i:::::ハ
         {::::::::::::z   __⊥,,  'r= !::|     「国民」を1から作るためには…
         イ:::::::::l  ´rヒzデ  イtテ ハリ
            从⌒、l       |   l      共通語を作って、
           ヽ ヘ      , 〉   ′     国民すべてが同じ言語を話せるようにする必要があるな。
            `ーヽ    _ _  /
             从 、    ,  /
              ル  ヽ __;_;_'イ
              │     ├ 、
               / j    /  H ヽ__
              // /   /    |  l \
     __ -‐ / /      /!  V   ‐- __
   /      /   ∧、___ ///|   V        \
.  /      /     | ///////////|   V         \
  {       \   |/////////// |    V           |



ニエレレは、「国民意識」の育成に何よりも力を注いだ政治家だった。

タンザニアの民族比率も、この政策を推進するのに有利だった。
最大民族でも10%台で、弱小民族がダース単位で存在し、
リーダーシップをとれる民族がいなかったのである。




217 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:52:23 ID:W4TuLyPU0


   ___________
  ||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||
  || C I V I L I Z A T I O N ||
  ||衫|∧ |「「|「|   「|| |l 答ド||
  ||-ノ--〉 !l 「|「| 冂「|| |l答竺||
  ||ヨ:--∧城ト:| 廴:| x≦竺竺||
  ||:廴/:.:.i====→…卞ニニニ l||
  ||::::::l:.:.:.:V/   f林≧====||
  ||::Ⅵ:.:./     .イΠΠΠト||
  ||::::::l:/      ト..     ||
  ||<> [HJ]     乂|lト---- ||
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

このスレで一番知名度の高いであろうスワヒリ語




この状況でニエレレが目をつけたのがスワヒリ語である。
スワヒリ語は海岸部諸都市(スワヒリ都市)の母語で、
交易用言語として国内全域で薄く広く利用者がいた。
スワヒリ人自体は人口が少なく、言語と民族とのつながりもかなり薄かったのだ。

ニエレレは、このスワヒリ語を公用語に採用した。
そして教育から行政に至るまで、すべてをスワヒリ語で行ったのだ。

語法も整備され、高等教育まで可能な言語へとスワヒリ語は成長した。
ただし、高等教育まではニエレレも手を付けられず、英語教育のままになったが。





218* 名前: 怖~い夏のホラー短編祭り、八月二十三日から開催だお [sage] 投稿日:2013/08/01(木) 21:53:14 ID:4WqQPhXw0
高等教育まで日本語でできる日本人は恵まれてるんだね


219 名前: 怖~い夏のホラー短編祭り、八月二十三日から開催だお [sage] 投稿日:2013/08/01(木) 21:53:58 ID:ZO9erU1k0
着眼点がいいというのは政治家にとってほんとに大事だな。


221 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:55:23 ID:W4TuLyPU0


   <:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V}
    /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::くー、
    ̄ア::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、ヽ
   ー=ニ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;::::;;;;;;;;;;;r‐-ー '  ̄} ̄ l::::::ト、} }
    /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Z |!   |!      |  |::::ハ メ、
   ノイ::::::::::::::::::::::::::::::::::ア   |{   {        }  _i:::l |  }
    ハ::::::::::::::::::::::::::::/    从   ヽ       ノ/ |:::! ノ
     И::::/⌒ヽ::::::/   ´ ̄丁¨==ァ   チ=' ハヘ
      リ::| ⌒  ';:::l     z===彡  .. {^   l
        ハ  ( i:::|            ´ ::: |    ′
         ト  ハ::!           ..::: 〉   ′
         |:::\_`           ー '  /
.        从:::|  l      、___  -ァ ′
           N   \     `ー─‐ ´ /
           r┴、    \             /
        /   \    >   ;  ; , 'ノ



国民意識が生まれたのと、公用語を地元の言語にしたこと、
どちらが先だったのかはわからない。

どちらにせよはっきりしていることは、
この政策によってタンザニアで言語が統一され、
確かな国民意識が生まれたことである。

経済政策や官僚の統制がボロボロだったので
タンザニアは成長しなかったが、
少なくとも民族の深刻な対立は影をひそめた。
各民族に代わり、「タンザニア人」が生まれたのである。




224 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 21:57:30 ID:W4TuLyPU0




              公用語 
                    |
                    |   
              共通語=民族語 




で、厳密に共通語教育を打ち立てることができることができたのはタンザニア一国だといったが、
実はもう一つ、共通語教育ができる場合がある。
民族的に均質で、ある一言語の使用者が全体の大半を占める場合だ。
大半の母語がそのまま共通語になるわけである。
ボツワナはズバリこれに当てはまった。

つまり、国民の8割の母語で、90%以上が問題なく使えるツワナ語を共通語にすれば十分なのだ。




226 名前: 怖~い夏のホラー短編祭り、八月二十三日から開催だお [sage] 投稿日:2013/08/01(木) 22:00:05 ID:BUYKycYA0
ボツワナすげー。
資源云々の前に社会状況が恵まれてるな…


227 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 22:00:51 ID:W4TuLyPU0



                    ∧_∧
                   ( ・∀・)
                   /;::::::v:::::、
               |\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
               |  \________\
               |    |             |
               |    |             |
               |\  |             |
                   \|             |
                     | |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.l |

                ∧_∧            ∧_∧             ∧_∧
          ___(    )      __ (    )       __(    )
         |\_⊂〔 ̄ ̄ ̄〕     |\__と〔 ̄ ̄ ̄〕      |\_⊂〔 ̄ ̄ ̄〕
         | `l |ニ_ l | ̄| |       | `l |ニ_ l | ̄| |       | `l |ニ_ l | ̄| |
         | |.| | l\| |_| |       | |.| | l\| |_| |       | |.| | l\| |_| |
           | | | `l __ |        | | | `l __ |        | | | `l __ |
            l | |_|  |_l           l | |_|  |_l           l | |_|  |_l



ボツワナでは、小学校4年生まではツワナ語で教育が行われ、
それ以降は英語での教育になる。

しかし、これは同じように言語が統一されている国家
(レソトやスワジランド、マダガスカルなど)
では年数の違いはあれどこでもやっている政策で、
とりたててボツワナがどうこうというわけではない。





229 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 22:03:25 ID:W4TuLyPU0

                  __
           //\  /ヽ: : :`ヽ
          /: :/- ~ ̄ : : : i: : : : : \
            /: : ::,': : : : : : : :ヽ:|: : : : : : : ヽ
        /': : : |: : : : : ' ' ' ' ' |: : : : : : : : ',
          /   |/       |,/. . . : : : トヽ
       /: : : : ::{:/ :/||: |: :|:|ヽ\:}: : : : : ::',      ツワナ語とか、わからへん…
      ,': : : : : : |‐/-t|::|: :|:T''ヽ-.|: : : : : : }
      |::∧ : : :::',─-t: |: :|:|-─-|::/::/ヽ|.
      |/ |\|\|  |  ̄ ̄ |  |´|/: ::}ヽ::|
           |: : : :|,|  |     | /|: : :::ト..ヘ|
            | : : :|::`-t,⊂二⊃´./:|: : :/::::::::/∧
         | : :::|:::::::::::::|'=─=''/:::|: :/:::::::://::∧
           |',::::::|::::::::::::::ヾ===/:::::|:/:::::::://::/|:/
           | ヽ: {::::::::::::::::ヘ /:::::::/:::::::://::/ |
         |ヽヽヽ::'''´-:::::∨:::::::....二__/::/.  |
       .   | ヽ::::t'''´- ´□` -'' ー:::_::/   |


それに、残り3%のサン人たちにとっては、
ツワナ語教育は決して良いものではなかった。

語法も大きく違っているうえ接点も少ないので、
ツワナ語を自由に操れる子供がそんなにいないのだ。
結果、サン人のドロップアウト率は非常に高い。





230 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 22:06:20 ID:W4TuLyPU0



        ____
      /⌒  ⌒\
    /( ●)  (●)\
   /::::::⌒(__人__)⌒:::::\           ツワナ語の新聞もラジオもあるし、
   |     |r┬-|     |               最低限不自由はないお。
__ \      `ー'´     /     ___
ヽ  ̄`"¬ー--、,,,_   _,,,、-ー"´ ̄´....,., /   英語使ってるやつも多いんだけどね。
 ∨ ;:;:;;;;:;:;:;::;:;;;:;:;;:; `Y´ ;;::;;:::;:;:;:;:;;;:;:;:;::; /
  ', ;:;:;::;::;:;;;:;;:;:;::;;:;;:;: i ;;:;:;:/ ̄ ̄/;;:;:;: /
   ', ;:;::;;::;::;:;;::;;;;:;:;;:;: i ;;:;:/ijknw/;;:;::: /
  {⊃;;:;:;;:;::;:;;;:;::;:;;::: l ;;:;;:;;:;:;:;;;:::;:;;:;⊆}
   ヽ⊃) ̄7;;:;:;:;::;;:;: l ;:;:;:;;:;::;:;::;;::; ⊂ノ
   / /__7;;:;;;:;;::;;;; l ;;:;;:;:;:::;:;;::;;;:;: /
   / ;:;:;:;;;;::;:;:;:;::::;;;:;:; ! ;;:;::;:;:;;:;;:;::;:; {
  ノ / ̄/ ̄/ii7lkl/7 i []ikllihXCV ヘ、_
   ̄`"¬--、,,,.__¬ }L ]_,,,、-ー"´ ̄
             ̄`´ ̄


ただ、言語や民族がほぼ均質であることは、
教育の普及や国民意識の形成には明らかにプラスに働いた。
カーマがどうこうというより、もともと条件が整っていたというほうが正しいが、
この二つはボツワナが近代国家となっていく上では重要な役割を果たすことになる…





231 名前:Opqr ◆XLjdU8ssbY [] 投稿日:2013/08/01(木) 22:06:48 ID:W4TuLyPU0
今回ここまで。

しかし、やる夫とやらない夫が
そろそろ「MORE」「DEBAN」とプラカードでも掲げそうだ…


239 名前: 怖~い夏のホラー短編祭り、八月二十三日から開催だお [sage] 投稿日:2013/08/01(木) 22:14:32 ID:oFbx3PjQ0
乙でした
詰みゲーかと思われていたボツワナって、実は文化基盤的にはむしろ恵まれた状態だったんだな


242 名前: 怖~い夏のホラー短編祭り、八月二十三日から開催だお [sage] 投稿日:2013/08/01(木) 22:16:12 ID:7kbyoT/E0
おつです

政情の安定、不安定の原因って沢山あって語るのが難しいと思うんだけど
毎回1つずつ丁寧に解説されていて素晴らしいですね




関連記事



以上の内容はhttp://epicyaruo.blog.fc2.com///blog-entry-502.htmlより取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14