21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 20:22:22.97 ID:hgt8X5Z20


アマガエル

俺の姉は車通勤なんだけど、いつも近道として通る市道がある。
それは河沿いの、両脇が草むらになってる細い道なんだけど
田舎に住む人ならわかると思うけど、そういう道って
夏の雨が降った時とか、アマガエルが大量に出てくるんだよね
アスファルトの所々でピョコピョコ跳ねてて
踏まないように避けて走るのなんて不可能に近いわけ。
で、ある雨の夜。
案の定カエルだらけの道を姉は家へ向かってたんだけど
前方にノロノロ走る軽自動車があったんだって
運転者は姉ぐらいの若い女の人らしいんだけど
10キロぐらいのスピードで、フラフラ走ってて
追い越したくても追い越せないんだって。
「ここ通るの初めてなのかな?カエル避けて走るなんて無理なのに」
と思いつつしばらく後を走ったんだけど、右へ左へフラフラ
時々ブレーキ踏んだりして、全然先に進まない。
姉も我慢の限界で、クラクションを鳴らしたそうな
前の車の女は後続車が来てるのに気づいてなかったらしく
驚いたようにビクッとして、猛スピードで走って行ったんだって
「なんだ真っ直ぐ走れるんじゃん」と言った姉貴はその直後顔が真っ青になった








84 名前: 忍法帖【Lv=26,xxxPT】 [] 投稿日:2011/06/26(日) 20:56:10.47 ID:1yFyDJoY0


>>21
分かんねえ







108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 21:13:16.53 ID:E12Zv+PN0


今更だけど>>21がよくわからん
誰か教えろください







112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 21:16:29.69 ID:TYgcwXwHP


>>108
カエルをワザと踏んでいた
言わせんな恥ずかしい








67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 20:41:39.93 ID:hgt8X5Z20


白いワンピースの女

夏の人ごみってうっとうしいよな。蒸れるし暑いし。
今日も、仕事で疲れてるとこに帰宅ラッシュの電車でダメージ受けて、
うんざりしながらマンションに帰ってきたんだよ。
エレベーターを待ってたのは、
おばさん、じいさん、小学生低学年くらいの男の子が2人、
男子高校生、黒いスーツの男、
背中にガキをおんぶして、幼稚園児の手を引いた若い母ちゃん。
次々に乗り込んで、最後に俺が乗った。
けど、ドアを閉めようとした時、白いワンピースの女がするりと乗ってきたんだよ。
で、「ブー」ってブザーが鳴ったんだよな。定員が九人だからさ。
恥ずかしそうに降りようとするから、代わりに俺が降りてやった。
彼女は「ありがとう」と小さく笑った。それが可愛くてさ。
まぁ、単に俺は満員が狭くて嫌なだけだったんだけどw得した気分w
そうそう、部屋に帰ってテレビつけたらニュースやっててさ、
なんかどっかのOLが行方不明なんだってよ。
それが丁度この辺で、ゾッとしたおかげでちょっと涼しくなったわ。









70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 20:45:23.99 ID:zho020mk0


>>67
分からん。その女が行方不明になってるOL?









72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 20:47:34.81 ID:bKsCLUfj0


>>70
子供は二人で一人計算ということはエレベーターにはすでに…









80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 20:52:14.57 ID:+++ReNfD0


ものしり

俺はものしりだ。
特に有名な人名などは世界一知ってると自負してる

そして今日は学校で友達に織田信長という人物を知ってるか聞いてみた
「は?誰?」
やはり難しかったかな
先生にも聞いてみた
「ん?誰だね?」
学校が終わり彼女にも聞いてみた
「いやいや、誰だし」
やはり難しすぎたのかな?
でも俺の尊敬する両親なら知ってるかも
家に帰って聞いてみた
「あの・・・誰ですか?」

誰も知らないみたい









493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 00:30:17.32 ID:G+kkaiC30


>>80は織田信長が生まれる前の人間ってことか?
で未来を予言したと








498 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 00:31:58.15 ID:+qMbdj+a0


>>493
「俺」のことを誰も知らない









505 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 00:34:46.18 ID:NqUhG49e0


>>493
聞いてる本人が全員に忘れられてる、もしくは知り合いだと思ってる相手は物識り君の妄想って事じゃないのかな?
友達も先生も彼女も両親も「誰?」って答えてるのは織田信長知らないんじゃなく、聞いてきた人の事を知らない








82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 20:54:27.70 ID:hgt8X5Z20


心霊写真

友達と二人で話してたら、
久しぶりに心霊写真を撮ってみたいと誰かが言い出したので、
近くの山道に惨殺事件があってからも
未だに取り壊されず残されてた民家があるので夜中に行ってみた。
玄関から居間、風呂場とトイレ、キッチンに父親の書斎、階段から二階へ行き、
子供部屋からベランダを通り親の寝室、階段を降りて一階へ。
最後に家をバックに一人ずつ。片っ端から写真撮って帰った。

んで今日。出来上がった写真を見て俺達は驚いた。

何も写ってないのだ。
もちろん俺達は普通に写ってる。霊的な物が何も写ってなかったのだ。
「・・おかしくね?」
「もう成仏しちゃったとか、じゃねぇかな?」
「やっぱそうなのかな。じゃあ、あそこ行ってももう心霊写真撮れないって事か。無駄だったなぁ」
「そうでもないよ。行く途中に結構周りから孤立してる民家、一軒あるから。次はそこ行こうぜ」
「おぉ!マジで?そこも廃墟?」
「んな訳ねぇじゃん。普通に人住んでたよ。今日の夜行こうぜ」
「おっけ、分かった。今の内に適当に準備しとくわ」
楽しみだ。かなり久しぶりだから何かワクワクする








94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 21:01:25.93 ID:icmjtxvCP


>>82
人が住んでる……?どういうこと








97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 21:03:23.21 ID:JjyZmotl0


>>94
会話してる2人は惨殺事件の犯人
民家の人危ない









111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 21:14:33.08 ID:ztykbwQs0


肝試し

俺が小学生の頃の話。
俺が住んでいた町に廃墟があった。
2階建てのアパートみたいな建物で、壁がコンクリートでできていた。
ガラスがほとんど割れていて、壁も汚れてボロボロだったから、地元の人間でも、あまりこの場所に近づくことはなかったらしい。
ある日俺は、友人と肝試しをすることになって、この廃墟に行くことにした。
まだ昼ぐらいだったから、建物の2階まで上がって建物を探索した。
そしたら並んでいる扉のひとつに、文字が書いてあるものがあった。
友人と近づいて確認してみると、扉の前に
「わたしは このさきの へやに いるよ」
と書いてあった。
俺と友人は扉を開けて中に入り、先に進むことにした。
歩いて行くと分かれ道に突き当たって 、壁に
「わたしは ひだり に いるよ」
と書いてあった。
少し怖くなったけれど、俺と友人はそのまま左に進むことにした。
すると両側に部屋があるところに突き当たって、壁に
「あたまは ひだり からだは みぎ」
と書いてあった。
友人はこれを見た瞬間に、半狂乱になって逃げだした。
でも俺はその場所にとどまって、勇気を出して右の部屋に行くことにした。
部屋に入り進んでいくと、突き当たりの壁に
「わたしの からだは このしたにいるよ」
と書いてあった。下を見ると
「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」
俺は急いで、その部屋の窓から飛び降りて逃げた。
それからはもう、その場所には近づいていない。









114 名前: 忍法帖【Lv=26,xxxPT】 [] 投稿日:2011/06/26(日) 21:20:14.06 ID:1yFyDJoY0


>>111
普通に怖いんだが・・








118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 21:21:39.73 ID:E12Zv+PN0


>>111
ん?何か隠された意味があるのか?普通に怖い話だと思うが?







136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 21:32:57.99 ID:gIrtgQ8d0


>>111はちゃんと「意味がわかると怖いコピペ」だよ

指示の後は毎回「と書いてあった。」で〆てるのに
「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」だけはそうじゃない
つまりこの文だけは書いてあったことじゃなくて、誰かが口にしたこと

下を見たら、頭のない体が「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」って








133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 21:31:58.92 ID:hgt8X5Z20


くちゃーに

小学生の頃、5人ぐらいで構成されたいじめのグループがあり、そのターゲットになってるA君がいた。
勉強もスポーツもダメでいつもヘラヘラしているから、いじめられやすかったのだと思う。
性格もおとなしく、いじめられても反撃せずに「やめてよぅ、くちゃーに」と言うだけだった。
この「くちゃーに」ってのは彼の口癖のようで、いじめられる時はいつも決まり言葉のように言っていた。

ある日気の毒に思ったので、彼にどうしてやり返さないのか聞いてみた。
彼はヘラヘラ笑いながら「平気だよ、だって…」と言うだけだったが、その目は笑っていないように思えた。
何しろ人の目を見て鳥肌が立ったのは、後にも先にもその時だけだったから。
翌年彼は転校し、みんな彼のことは忘れていった。

それから20年ほど経ち、同窓会でほどよくアルコールが回ってきた頃「そういえば」と友人が話し始めた。
どうもA君をいじめていたグループが全員亡くなったらしい、しかも全員自殺…と。
その友人も詳しくは知らないが、いじめグループは中学に入った頃から精神的におかしくなり始め、
強制入院させられたが、半年以内に院内で自ら命を絶ったらしい。
そんなことがあったのか、なんか怖いなと思ったとき彼の口癖を思い出した。

くちゃーに…

くちゃーに…







366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 23:25:33.88 ID:nEGwubun0


>>133
これ教えてくだしあ








367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 23:27:23.57 ID:9egSNF3TO


>>366
くちゃーに
くちあに
口兄









146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 21:37:49.73 ID:hgt8X5Z20


妊婦

昼食をとり終えた頃、いい天気なので散歩にでも行こうと思い出た。
歩きだそうとしたとき10メートル先に妊婦がしゃがみこんでいるのが目にはいる。
すぐに駆けつけ、
「大丈夫ですか?」
と声をかけるが返事はこない。
「どうしました?」
またも返事はない。
さすがにまずいと思い
「救急車を呼びますね」
と言い、携帯を取り出した。
そのとき妊婦が口を開いた
「あのー、すいませんこの近くに交番はありますか?」
なぜ交番の場所を聞かれたのか疑問に思いながらも交番の場所をおしえる。
すると
「そうですかありがとうございます。」
と言いながら立ち上がり、続けざまに
「それではまたどこかで」
と言うと妊婦は去っていった。
なんだったのだろうかと思いながら携帯を開く。
その瞬間あの妊婦の言葉の意味を理解して僕はすぐさま家へと逃げ込んだ。
今思い出しても背筋が凍りつく。
もしあの時声をかけなければどうなっていたのだろうか。








151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 21:41:52.65 ID:mNSAjOoAO


>>146
詳細もとむ









162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 21:52:23.07 ID:hgt8X5Z20


>>151
妊婦になりすました殺人犯
近くに交番がなかったら殺されていた








157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 21:45:44.94 ID:hgt8X5Z20


パーキングエリア

小腹が減っててさ、ちょっと眠かったからコーヒーも欲しいなと思ってたんだ。
そんな時、丁度看板が見えたから、一服してい行こうと思ったわけ。
で、駐車スペースに車が止まってなかったからさ。
ド真ん中に車を止めたんだよ、気分良いじゃん?なんか。
そこまでは良い気分だったんだけどさ…
…中に入ると、なんか混んでるんだよね。無駄に。
席も一つしか空いてなくてさ、仕方なくそこに座ってうどんを啜ってたんだけどさ。
でさ、食っている途中にも何かビシバシ背中に視線感じるの。
なんつうのかな、「此処はお前の居る場所がねーよコラ」的な視線っての?
もう居心地悪くてさ、うどんも半分くらい残して出発したよ。
あのうどん結構美味かったんだけどなー。あ、後コーヒーも買い忘れ
某高速道路、某パーキングエリアでの出来事。








309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 22:57:52.76 ID:3Vg9QtZS0


>>157
わからん…








321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 23:02:08.85 ID:9egSNF3TO


パーキングエリアってのは高速道路(車でしか渡れない道路)の途中にある休憩所な
つまり車がないとパーキングエリアには入れない








183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 22:07:21.85 ID:hgt8X5Z20


透視

ある日、地方に住んでいる6歳の幼女が1人行方不明になった
母親が公園で主婦友達と話している数分の間に公園から居なくなった
どこを探しても居ない、警察も検問を各地に配置したが一向に見つからない
警察も半分諦めていた
1ヵ月後、諦めきれない親がとうとう最後の手段とも言える
アメリカで有名な透視能力者を大金を叩いて招いた
早速両親は娘が今、どこにいるのか透視して貰った
透視能力者は透視を始めた
何分か経って透視能力者は一言
「この子は元気ですよ」
この言葉に両親、親族は大喜び
さらに透視能力者は
「この子の周りには豪華絢爛な家具が見えるので多分、裕福な家庭にいる事が推測されます」
この言葉に両親、親族は多少の疑問を抱きながらも喜んだ
そして母親が核心に迫った
「娘は今、どこにいるのですか?詳しい場所を教えて下さい」と熱の入った口調で言った
透視能力者は一言こう言った
「あなたの娘さんは世界中にいます」







187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 22:10:19.72 ID:icbdmoQc0


>>183
結局、娘は死んでるってことか?天国にいるって意味?







189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 22:11:54.75 ID:up4D37N+0


>>187
臓器を売買されてるんだと思う








206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 22:18:38.33 ID:ZDd2Qsqd0


着信音

この前、ホンモノの交通事故に遭遇しちゃったよー!!(泣)
 地元の横断歩道で、そんなに大きくない道のわりには交通量の激しいトコ。前から事故も多かったみたいで、同級生から悲惨な目撃談とかきいてた場所です……。
 事故にあったのは結構若い?男性。一緒に信号変わるのを待ってる時にチラッと見ただけだから、確証はないけどたぶんそんな感じの人。若い?って、ハテナつけたのはその人が杖持ってたから。でもお年寄りじゃなさそうだったからなあ。脚でも悪かったのかなあ。
 ボーッと信号待ってたら、私の携帯電話がいきなり鳴り出したんだ。ピーコンピーコンみたいな電子音がすごい音で鳴っちゃったから、ちょっと恥ずかしくて、あわてて携帯出そうとしたんだよ。
 でもストラップが服に引っかかっちゃっててなかなか取れないから焦ってモゾモゾして、やっと電話を取り出したら非通知。なんだよー誰だよーとか思って携帯をしまおうとしたんだ。
 そしたら、いきなりブレーキの音と鈍い音。
 えッて思って携帯から視線外したら、血のついたサングラスが割れて足もとに飛んできてたんだよ(泣)
 で、案の定、杖もってた男の人が数メートル先で血まみれになって倒れてた……。トラックの運転手さんも「どうして急に飛び出してきたんだ!」って怒鳴ってて……。
 なんなのコレ?自殺?
 すごくショックな出来事でした。








236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 22:32:43.10 ID:eeGuyJ0f0


>>206
これどういうこと?








262 名前: 忍法帖【Lv=19,xxxPT】 [] 投稿日:2011/06/26(日) 22:42:23.70 ID:G2Y78lSi0


>>206の解説
サングラスは視覚障害者。
横断歩道が青になったときの音楽と着メロを間違えて赤のまま横断歩道歩道を渡ってしまった









221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 22:25:23.61 ID:ZDd2Qsqd0


青い花柄のワンピース

「お姉ちゃん、お母さんが怖いよ」
「大丈夫、私が守ってあげる」
私はそう言ってアザだらけの妹を抱きしめた。
私たち姉妹は母に虐待を受けていた。
父が死んで以来、母は精神的に病んでしまい、
自分が誰なのかすら理解できていないようだった。

そんなある日、学校から帰ると廊下に何かを引きずったような赤黒い跡。
と、ほんの一瞬、何かが視界の隅をよぎる。
赤い液体の滴る袋を引きずりながら、廊下の角を曲がっていく女。
あの青い花柄のワンピースは…母だ。間違いない。
袋の中身は…いやそんなはずはない。
赤黒い跡を追い掛けてみるとタンスの前で途切れていた。母の姿は見えない。
意を決してタンスを開くとそこには袋があった。
…恐る恐る袋を開けて愕然とした。
袋には夥しい数のぬいぐるみが詰まっているだけだった。
「そうなんです。私には妹なんていなかったんだ。そうなんですね?先生」
「はい、そうです。だが、あなたはまだ気づいていないことがある。」
私は混乱し、うつむいて青い花柄のワンピースのすそをぎゅっと握った。








253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 22:38:50.46 ID:QjaIAiIKI


すまんが>>221が分からん










264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 22:42:58.59 ID:9egSNF3TO


>>253
最後にしゃべってる女の人、確かに妹はいない
むしろ娘が2人(?)いた

その娘は、細かい肉片になってぬいぐるみの中









258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 22:41:18.54 ID:eO3BkMU+0


>>253
主人公は姉ではなく母
妹は確かに居ないが娘が居た
元ネタは映画








249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 22:37:48.82 ID:hgt8X5Z20


キャンプファイヤー

中学2年の夏、学校の行事で山に1泊2日のキャンプに行くことになった。
夜はバーベキューの後、キャンプファイヤーをしながら歌を歌うことになっていた。
食事が終わった生徒から焚き木の周りに集まってきて全員いると確認とれたみたいだ。
でも火をつける寸前、歌詞が書いてある旅のしおりをテントに忘れたことに気づいて取りに戻った。
テントは少し離れた小高い丘にあってそこからさっきいた場所が見下ろせる。
見ると既にキャンプファイヤーは始まっていた、かなり盛り上がってるみたいだ。
ドーナッツ状に燃える炎がきれいだ、早くみんなのところに行こう。









268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 22:44:01.57 ID:ffYquu4y0


>>249
ワカンネ









274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 22:45:39.65 ID:4tgPI2bW0


>>268
キャンプファイヤって普通真ん中に火があるだろ

ドーナツ型ってことは…








287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 22:49:18.26 ID:hgt8X5Z20


落ちる

終電車の中で眠ってしまい目を覚ますと、見知らぬ女性が俺の肩に頭を乗せてもたれかかるように眠っていた。
見ると黒髪ロングでかなりかわいい。貞子とかの不気味な黒髪じゃなく、綺麗な感じ。
正直言って悪い気はしなかったので、しばらくそのまま乗っていた。俺の降りる駅はまだ先なので大丈夫だろう。
二駅、三駅を過ぎ車両には俺と、俺にもたれて寝ている女性の二人だけになった。
彼女はどこで降りるんだろう、起こしてあげた方がいいかな……そう思った俺が体を動かしかけると、
「動かないで……」
と、目を閉じ頭を肩に乗せたまま女性が言った。
さらに続けて、
「もう少しこのままでいたいな……」
って。初対面の人に言われて不思議だったけど、女の子にそんなこと言われて理由を聞くほど俺は野暮じゃない。黙って肩を貸してやった。
でもさすがに自分の降りる駅が近づくと心配になってきてさ、とりあえず「どの駅で降りるの?」と聞いてみた。
すると「落ちる駅?」と返してくる。
「違うよ、落ちる駅じゃなくて降りる駅」
「降りる駅が落ちる駅だよ」
また意味不明な答え。さらに彼女は「貴方の降りる駅が、私の落ちる駅」と続けた。
ひょっとして、自殺でもするんじゃないかと思ってさ。この娘は俺の降りた駅で飛び降り自殺をするんじゃないだろうか?
どうしても気になったので、彼女に「落ちちゃいけないよ」と言ってみた。
すると彼女は「貴方が降りたら私は落ちる」と脅迫めいたことを言ってくる。仕方がないので「じゃあ降りないよ」と言ってあげた。
彼女は嬉しそうに、「ありがとう、約束だよ……破ったら貴方も落ちてね?」と言う。
この言葉に俺はゾッとしたが、今は彼女を落ち着かせることが優先だ。自殺を食い止めたい一心で、俺は「わかった、約束するよ」と言った。
そのとき、電車が揺れた。
そして彼女の方を見た俺は、彼女の不可解な言動のすべてを理解した。
しかしもう遅い。
降りたら彼女は落ちる、そして俺もまた落ちるのだから。








319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 23:01:53.04 ID:N8I6Lpy30


>>287がわかりますん








329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 23:05:00.05 ID:eO3BkMU+0


>>319
これは2通りある
女は生首のお化けであり、男が電車から降りれば女の首は落ちる、降りないと約束した男は殺される
または、男は女の姿を見た途端、恋に「落ちる」








355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 23:19:56.37 ID:hgt8X5Z20


息子に届いた手紙

精神病棟にいる母親から、息子に届いた手紙らしい。
  ↓
大介、イタリアの生活はどうですか。お母さんはフツウ。
守護神ジス様のおかげで、元気です。お医者をだまして何でも食べちゃう。
隣人達めケッコウ気さくでいい人ばかり。安心しれ。明日は仕事で、皆
船が来るて、喜んどる。毎日楽しいです。給料でるし飯も固くない。
ね、ね!!病棟生活だからって悪いことないわ、わりと私にはいい老後です。じゃね。









359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 23:22:42.31 ID:fKFYIXQX0


すまん…
>>355が全くわからんのだが…教えてくれろ









360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 23:23:08.56 ID:WVB+VN79O


>>359









363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 23:24:06.04 ID:eO3BkMU+0


>>359
介護人が、イジめる!タスケて!
はだしで フまれるわ
何日も私 食事ない








372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 23:29:57.88 ID:hgt8X5Z20


姉のアトリエ

美術の教師をしていた姉がアトリエ用に2DKのボロアパートを借りた。
その部屋で暮らしているわけではなく、絵を描くためだけに借りたアパート。
せっかく借りてるのに住まないなんてもったいない!
そう思った私は姉に頼み込んでその部屋で一人暮らしをさせてもらうことにした。
一人暮らし初日。わくわくしながらアトリエに帰宅。
くれぐれも戸締りに気をつけるようにと言われていたため帰ってすぐに玄関に鍵とチェーンをかけた。
その後夕飯を作ったり本を読んだりして楽しく一人の時間は過ぎていく。
気付くともう夜も更けていたため、もう一度戸締りをチェック、ガスの元栓も締め眠りについた。

しばらくして、多分夜中の2~3時だったと思う。玄関がガチャっと開いた。
どうやら姉が絵を描きに来たらしい。
こんな時間に頑張るなあと、ウトウトしながら思っていると、私が寝ている隣の部屋に入っていった。
隣の部屋は画材やらキャンバスやら置いてある部屋。
そこで、姉はブツブツ言ったりクスクス笑ったりしてる。
うーん、やっぱり芸術家と怪しい人って紙一重だよなぁ、と、酷い事wを思いながらいつの間にか寝てしまった。

朝、目が覚めると姉はもう帰ったようで居なかった。
姉の絵に対する情熱は尊敬に値するよなぁ、と思いつつ出掛ける準備をして家を出る。
玄関の鍵を閉めた時に、突然恐怖に襲われた。

それ以来、私がそのアトリエに足を踏み入れることはなかった。









395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 23:39:24.61 ID:sgvnd3cb0


>>372
姉じゃなかったのはわかるがどういうことだ?








397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 23:40:47.85 ID:3Vg9QtZS0


>>395
チェーンまでかけたのに…










380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 23:32:28.79 ID:hgt8X5Z20


写真

俺の誕生日に、ホームパーティを開いたわけ。
その時、家の中で皆の写真をとってみたら、変なものが映っちゃったのよ。
背後の押入れから見知らぬ真っ白い顔して真っ赤な目の女が顔を出して、こっち睨みつけてんの。

これやべーじゃんってことで、霊能者に写真を鑑定してもらった。
そしたら、「この写真からは霊気を感じない。心霊写真でも何でもないよ。」だとさ。

あ~あ、ビックリさせやがって全く。









387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 23:36:17.00 ID:4tgPI2bW0


>>380
ああああああああああああああああああ









388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 23:36:32.72 ID:gIrtgQ8d0


>>380
幽霊じゃない方がやべえええええええええええ










449 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 00:09:23.59 ID:re5j0VID0


何でお嬢ちゃんは起きているの?

ある村で少女が言った。
「大変、みんな寝たままなの。」
確かに周囲の民家を調べてみると、村人全員まだ昼間だというのに寝ていた。
老若男女村人全員が寝ているのだ。不思議に思った私は少女に尋ねた。
「何でお嬢ちゃんは起きているの?」
少女は答えた
「だって私の髪は長いもの」
私はしばらく考えた、なるほど、そういうことだったのか。








456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 00:15:34.79 ID:+XpGil1e0


>>449
これまじで意味わからん








469 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 00:20:50.36 ID:i9e76RUB0


>>456

英語の「Wake up」って熟語には
「起きている」って意味と「(髪を)上げる」って意味がある。
だから少女は「何でお嬢ちゃんは起きているの?」って質問を
「何でお嬢ちゃんは髪を上げているの?」と解釈して答えた。
序盤の描写は意味無し










463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 00:17:00.08 ID:re5j0VID0


色紙

今日は親友のA君が転校するのでお別れ会をやった。
みんなと別れるのが寂しいのか、A君はちょっと落ち込んでるみたいだった。
お別れ会はとても素晴らしいものだった。
途中、歌が得意なM君が歌を歌って盛り上げてくれたり、
学級委員のS子が詩の朗読をして雰囲気を作ってくれた。
そして、お別れ会のクライマックス。
親友の僕がA君にプレゼントを手渡す瞬間だ。
プレゼントはクラス全員で書いた寄せ書き。
昨日、出席番号順で周ってきたその白い綺麗な色紙に、僕は今までの思いを込めて
「ありがとう」と、一言だけ書いた。
親友なのにそれだけ?と思うかもしれないけど、その言葉だけで気持ちは十分伝わるはず。
僕は綺麗な袋に入った色紙をA君に渡した。
「元気でね、A君・・・」
「今までありがとう、W君・・・」
A君はちょっと照れたような表情を浮かべて、袋の中の寄せ書きを見た後
感極まったのか号泣してしまった。
そんなA君を見て、たまらず僕も号泣してしまった。
プレゼントをこんなに喜んでもらえるなんて、本当に嬉しい。
二人して泣いてる姿が滑稽だったのか、クラスの皆がニヤニヤしながらこっちを見ている。
僕は急に恥ずかしくなって、照れ笑いをした。
本当に、とても素晴らしいお別れ会になりました。








468 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 00:20:45.26 ID:ua11nbQz0


>>463
わからん









471 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 00:22:41.13 ID:NqUhG49e0


>>468
回ってきたのに白い色紙…








503 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 00:33:17.94 ID:re5j0VID0


キレイな顔

30代男性が意識不明の重態

そう聞いて仲間と救急車を飛ばしてやってきたのは閑静な住宅街だった
「ああ、やっと来てくれたんですね!」
玄関から勢いよく出てきたのは、20代半ばくらいの化粧の濃い女性だ
「私が帰ってきたら主人が倒れてて・・・」
「救命処置などは行いましたか?」
「はい、元ナースでしたので、一通りのことはしたんですが、意識が戻らなくて・・・」
「とりあえず、ご主人を運びましょう」
家の居間のソファーには男性が横たわっていた
私は男性の顔を見ると思わず
「キレイな顔をされていますね」
と言ってしまった
「え?」
女性は呆気に取られていたが、徐々に女性の顔が青ざめていくのが分かった








513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 00:37:57.25 ID:ua11nbQz0


>>503
全くわからん







518 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 00:40:16.98 ID:+XpGil1e0


>>503
化粧濃いんだから人工呼吸したら口紅つくだろ
つまり見殺しにしたってことか










696 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 02:04:33.29 ID:CVI8sui/0


落石事故

ある家族が妻の実家に遊びに行くために田舎までのバスに乗っていた。
山のふもとあたりまできたときに、子供が「おなかへった」とだだをこね始めたので、
しょうがなく途中のバス停で降りて近くの定食屋で食事をすることにした。

食事が終わり定食屋に設置されているテレビをふと見ると、
さっきまで家族が乗っていたバスが落石事故で乗員全員死亡というニュースが流れていた。
そのニュースを見た妻は、「あのバスを降りなければよかった…」と呟いた。
それを聞いた夫は、「何を馬鹿なことを言っているんだ!」と怒鳴った この時は









715 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 02:12:38.86 ID:ZMUHd0ch0


>>696がわからん








719 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 02:14:08.62 ID:G+kkaiC30


>>715
バスを降りるために自分達がバスを一旦とまらせることがなければ
落下してくる岩はさけられた

多分バスの後ろに落下してくると思う








710 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 02:10:25.58 ID:re5j0VID0


廃病院

2人の女がビデオカメラを携えて心霊スポットに入った。
「え?これで撮れてんの?」
「撮れてる撮れてる。」
「今私たちは廃病院に来てまーす!!」
「来てまーす!!」
「やっぱ怖いねー。」
「うん。雰囲気あるよ。」
「ほら、ここ多分手術室だよ。」
「うわっ。マジ怖っ!!無理!!」
このまま1時間ほど廃病院を探索した。
「何も映らなかったねー。」
「うん。このあとどうする?」
「家帰ろっか。うち来る?」
「そうするよ。」
「え?いいの?」
「いいよー。」
「じゃあ行くー。」
2人の女は病院を後にした。







712 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 02:11:57.89 ID:+gFzQ1rw0


>>710
一人多いいいい








717 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 02:13:37.08 ID:/9O5NY9g0


未来予知能力

もう昔の話だが、ガキの頃はいつも親友のAとお喋りしながら学校から帰っていた。
俺「なぁ来週テストだろ?明日一緒に勉強しようぜ」
A「わりぃ、明日はドラクエ1の発売日だから学校サボって買いに行くわw」
俺「お前毎日徹夜でゲームばっかやってて授業中も殆ど寝てるクセに、成績いいよな」
A「・・・俺、実は未来予知能力があってさ。テスト内容分かるからいい点取れるんだ・・・」
俺「はぁ?wそんな能力あるんなら俺にくれよ、競馬当てまくって金稼ぐわー」
A「・・・バカ、冗談だよw」
俺「つまんねー」
次のテストで、Aは満点を取った。今思えばそれは当たり前の事だったのだ。









765 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 02:30:20.96 ID:dAgNdbDe0


>>717
わからん








724 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 02:16:07.75 ID:bfzEYzWEO


>>717
ドラクエが連作になるのは誰も知らないのに1








777 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 02:34:56.42 ID:re5j0VID0


必ず幽霊に会うトンネル

あるところに通ると必ず幽霊に会うトンネルがありました。
 トンネルの近くにある中学校の女生徒が三人、そこに肝試しに
行くことにしました。
 夜行くと怖いのでお昼間に行きましたが、お昼に見てもトンネルはやっぱり
怖く、三人手をつないで走り抜けることにしました。

 トンネルを走り抜けた後、息を切らしながら三人は声をそろえて言いました。

 「真ん中でよかった」









783 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 02:35:57.36 ID:G+kkaiC30


>>777
あああああああああ







784 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 02:36:08.49 ID:+gFzQ1rw0


>>777
両端に誰かいる








865 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 03:16:06.98 ID:E6H7u/xcO


>>777
ははは
手を繋いで輪になって走り抜けるとは器用な奴らだな







866 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 03:17:19.37 ID:zscDT9t10


>>865
台無しだわwwww







872 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 03:22:03.77 ID:re5j0VID0


砂嵐


深夜、テレビの放送が終わると砂嵐と呼ばれるサーッという放送になる。

これは実話なんだが、
あるとき地方テレビ局の中の人が夜勤のとき、砂嵐の時間帯に、暇だからということで見て楽しもうと思ったアダルトビデオをうっかり公共の電波に流してしまったことがあった。

もちろんすぐに数十件の電話が殺到した







885 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 03:28:52.80 ID:VUg5G2iC0


>>872
数十件も深夜の砂嵐を見てる奴が居るのか・・・?







825 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 02:53:42.52 ID:re5j0VID0


エイプリルフール

今日はエイプリルフールだ。特にすることもなかった僕らは、
いつものように僕の部屋に集まると適当にビールを飲み始めた。
今日はエイプリルフールだったので、退屈な僕らはひとつのゲームを思い付いた。嘘をつきながら喋る。
そしてそれを皆で聞いて酒の肴にする。
くだらないゲームだ。
だけど、そのくだらなさが良かった。
トップバッターは僕で、この夏ナンパした女が妊娠して実は今、一児の父なんだ、という話をした。
初めて知ったのだが、嘘をついてみろ、と言われた場合、人は100%の嘘をつくことはできない。
僕の場合、夏にナンパはしてないけど当時の彼女は妊娠したし、一児の父ではないけれど、
背中に水子は背負っている。
どいつがどんな嘘をついているかは、なかなか見抜けない。見抜けないからこそ、楽しい。
そうやって順繰りに嘘は進み、最後の奴にバトンが回った。
そいつは、ちびり、とビールを舐めると申し訳なさそうにこう言った。
「俺はみんなみたいに器用に嘘はつけないから、ひとつ、作り話をするよ」
「なんだよそれ。趣旨と違うじゃねえか」
「まあいいから聞けよ。退屈はさせないからさ」
そう言って姿勢を正した彼は、では、と呟いて話を始めた。
僕は朝起きて気付くと、何もない白い部屋にいた。
どうしてそこにいるのか、どうやってそこまで来たのかは全く覚えていない。
ただ、目を覚ましてみたら僕はそこにいた。
しばらく呆然としながら状況を把握できないままでいたんだけど、急に天井のあたりから声が響いた。


831 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 02:55:26.38 ID:re5j0VID0


古いスピーカーだったんだろうね、ノイズがかった変な声だった。
声はこう言った。
『これから進む道は人生の道であり人間の業を歩む道。選択と苦悶と決断のみを与える。
歩く道は多くしてひとつ、決して矛盾を歩むことなく』
って。で、そこで初めて気付いたんだけど僕の背中の側にはドアがあったんだ。横に赤いべったりした文字で
『進め』
って書いてあった。
『3つ与えます。
ひとつ。右手のテレビを壊すこと。
ふたつ。左手の人を殺すこと。
みっつ。あなたが死ぬこと。
ひとつめを選べば、出口に近付きます。
あなたと左手の人は開放され、その代わり彼らは死にます。
ふたつめを選べば、出口に近付きます。
その代わり左手の人の道は終わりです。
みっつめを選べば、左手の人は開放され、おめでとう、
あなたの道は終わりです』
めちゃくちゃだよ。どれを選んでもあまりに救いがないじゃないか。
馬鹿らしい話だよ。でもその状況を馬鹿らしいなんて思うことはできなかった。
それどころか僕は恐怖でガタガタと震えた。
それくらいあそこの雰囲気は異様で、有無を言わせないものがあった。
そして僕は考えた。
どこかの見知らぬ多数の命か、すぐそばの見知らぬ一つの命か、一番近くのよく知る命か。
進まなければ確実に死ぬ。
それは『みっつめ』の選択になるんだろうか。嫌だ。
何も分からないまま死にたくはない。
一つの命か多くの命か?そんなものは、比べるまでもない。


833 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 02:57:26.93 ID:re5j0VID0


寝袋の脇には、大振りの鉈があった。
僕は静かに鉈を手に取ると、ゆっくり振り上げ
動かない芋虫のような寝袋に向かって鉈を振り下ろした。
ぐちゃ。鈍い音が、感覚が、伝わる。次のドアが開いた気配はない。もう一度鉈を振るう。
ぐちゃ。顔の見えない匿名性が罪悪感を麻痺させる。
もう一度鉈を振り上げたところで、かちゃり、と音がしてドアが開いた。
右手のテレビの画面からは、色のない瞳をした餓鬼がぎょろりとした眼でこちらを覗き返していた。
次の部屋に入ると、右手には客船の模型、左手には同じように寝袋があった。床にはやはり紙がおちてて、
そこにはこうあった。
『3つ与えます。
ひとつ。右手の客船を壊すこと。
ふたつ。左手の寝袋を燃やすこと。
みっつ。あなたが死ぬこと。
ひとつめを選べば、出口に近付きます。
あなたと左手の人は開放され、その代わり客船の乗客は死にます。
ふたつめを選べば、出口に近付きます。
その代わり左手の人の道は終わりです。
みっつめを選べば、左手の人は開放され、おめでとう、
あなたの道は終わりです』
客船はただの模型だった。
普通に考えれば、これを壊したら人が死ぬなんてあり得ない。
けどその時、その紙に書いてあることは絶対に本当なんだと思った。
理由なんてないよ。ただそう思ったんだ。
僕は、寝袋の脇にあった灯油を空になるまでふりかけて、用意されてあったマッチを擦って灯油へ放った。
ぼっ、という音がして寝袋はたちまち炎に包まれたよ。
僕は客船の前に立ち、模型をぼうっと眺めながら、鍵が開くのをまった。
2分くらい経った時かな、もう時間感覚なんかはなかったけど、人の死ぬ時間だからね 。たぶん2分くらいだろう。
かちゃ、という音がして次のドアが開いた。


836 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 03:01:55.29 ID:re5j0VID0


左手の方がどうなっているのか、確認はしなかったし、したくなかった。
次の部屋に入ると、今度は右手に地球儀があり、左手にはまた寝袋があった。
僕は足早に紙切れを拾うと、そこにはこうあった。
『3つ与えます。
ひとつ。右手の地球儀を壊すこと。
ふたつ。左手の寝袋を撃ち抜くこと。
みっつ。あなたが死ぬこと。
ひとつめを選べば、出口に近付きます。
あなたと左手の人は開放され、その代わり世界のどこかに核が落ちます。
ふたつめを選べば、出口に近付きます。
その代わり左手の人の道は終わりです。

みっつめを選べば、左手の人は開放され、おめでとう、
あなたの道は終わりです』
思考や感情は、もはや完全に麻痺していた。
僕は半ば機械的に寝袋脇の拳銃を拾い撃鉄を起こすと、すぐさま人差し指に力を込めた。
ぱん、と乾いた音がした。ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、ぱん。
リボルバー式の拳銃は6発で空になった。初めて扱った拳銃は、コンビニで買い物をするよりも手軽だったよ。
ドアに向かうと、鍵は既に開いていた。何発目で寝袋が死んだのかは知りたくもなかった。
最後の部屋は何もない部屋だった。
思わず僕はえっ、と声を洩らしたけど、ここは出口なのかもしれないと思うと少し安堵した。やっと出られる。そう思ってね。
すると再び頭の上から声が聞こえた『最後の問い。
3人の人間とそれを除いた全世界の人間。そして、君。
殺すとしたら、何を選ぶ』
僕は何も考えることなく、黙って今来た道を指差した。
するとまた、頭の上から声がした。


841 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 03:03:55.79 ID:re5j0VID0


『おめでとう。
君は矛盾なく道を選ぶことができた。
人生とは選択の連続であり、匿名の幸福の裏には匿名の不幸があり、匿名の生のために匿名の死がある。
ひとつの命は地球よりも重くない。
君はそれを証明した。
しかしそれは決して命の重さを否定することではない。
最後に、ひとつひとつの命がどれだけ重いのかを感じてもらう。
出口は開いた。
おめでとう。
おめでとう。』
僕はぼうっとその声を聞いて、安心したような、虚脱したような感じを受けた。とにかく全身から一気に力が抜けて、フラフラになりながら最後のドアを開けた。
光の降り注ぐ眩しい部屋、目がくらみながら進むと、足にコツンと何かが当たった。
三つの遺影があった。
父と、母と、弟の遺影が。
これで、おしまい。
彼の話が終わった時、僕らは唾も飲み込めないくらい緊張していた。
こいつのこの話は何なんだろう。
得も言われぬ迫力は何なんだろう。
そこにいる誰もが、ぬらりとした気味の悪い感覚に囚われた。
僕は、ビールをグっと飲み干すと、勢いをつけてこう言った。
「……んな気味の悪い話はやめろよ!楽しく嘘の話をしよーぜ!ほら、お前もやっぱり何か嘘ついてみろよ!」
そういうと彼は、口角を釣り上げただけの不気味な笑みを見せた。
その表情に、体の底から身震いするような恐怖を覚えた。
そして、口を開いた
「もう、ついたよ」
「え?」

「『ひとつ、作り話をするよ』」







845 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/27(月) 03:06:13.52 ID:1sI2mIjM0


>>841
GYAAAAAAAAAAAAAAAAA







850 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 03:09:59.41 ID:dg36zdMS0


>>841
これなんか好きだ









213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 22:21:55.44 ID:+BKvISJQO



井戸

762 (’A`) 2007/07/15(日) 01:42:14 0

ある日、泣き声がしゃくに障ったので妹を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた 5年後、些細なけんかで友達を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた 10年後、酔った勢いで孕ませてしまった女を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた 15年後、嫌な上司を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた 20年後、介護が必要になった母が邪魔なので殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていなかった
次の日も、次の日も死体はそのままだった


774 (’A`) 2007/07/15(日) 20:11:35 0


>>762
これどういう意味??


790 (’A`) 2007/07/16(月) 13:17:25 0


>>783
主人公が殺して死体を捨てた井戸は、強酸が湧き出てる井戸だった為
夜のうちに全て溶解し死体が溶けて無くなっていた。
しかし母親を殺して捨てた時は、母親の体が金で出来ていた為
溶解することは無く、母親の死体だけは井戸にずっと残る事になった。








216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 22:23:11.88 ID:ffYquu4y0


>>213
なんで母親の体金でできてんだよ









215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 22:23:06.99 ID:Fnlenov90


>>213
ワロタ




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