ソニーのゲーム子会社、ソニー・インタラクティブエンタテインメント（SIE）は8日、家庭用ゲーム機「プレイステーション（PS）」の次世代機を2020年の年末商戦に向けて発売すると発表した。次世代機の名称は「PS5」で、高精細映像の「8K」に対応する。現行機のPS4のゲームもプレーでき、ゴーグルを使った仮想現実（VR）端末「PSVR」にも対応する。価格は未定。

PS4はゲームをダウンロードして保存するメモリーにハードディスクドライブ（HDD）を採用していたが、より高速な半導体メモリーを使ったソリッド・ステート・ドライブ（SSD）を搭載する。PS4は13年11月に発売し、18年末までに世界で累計9160万台を販売した。

　ソニー、インタラクティブエンタテインメントは8日、「プレイステーション5(PS5)」を2020年年末に発売すると発表した。

　ハードウェアの仕様としては、AMD Ryzen Zen2(8コア/16スレッド)とRDNAベースのGPUエンジンを内蔵したカスタムチップを搭載し、最大で8K解像度の出力に対応。また、光学ドライブとして4KのUHD BDを採用する。加えて、既存のPS4タイトルとの互換性実現に向けた設計になっている。

　コントローラにも新たな工夫が盛り込まれ、これまで以上に多彩な反応をするハプティック(振動)技術を採用。レース中に車がぶつかる感覚と、フットボールで相手にタックルするときで異なる感覚を得られるという。また、L2/R2ボタンは、アダプティブトリガーと呼ばれる、トリガーの抵抗力をプログラムで変更できるものになっている。