南太平洋の島出身の45歳の男性が自ら局部にワセリンを注入したため、大掛かりな手術を余儀なくされたと、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州にあるセントビンセント病院の医師が明かしたと海外ニュースサイト『Daily Mail』が9月19日に報じた。同記事によると、男性は5日間局部にかゆみがあり、吐き気も感じたため医師の元を訪れたそうだ。

　医師が男性の局部を診ると、膿が蓄積し、腐敗していたという。医師が男性になにか心当たりがないか尋ねると、男性は「局部を大きくするため、2年前、自分でワセリンを注入していた」と明かしたという。医師は感染症が原因で皮膚や組織が急速に腐敗する「フルニエ壊疽(えそ)」だと診断した。

　男性は3度の手術を受け、その後、複数回にわたって皮膚移植手術を受けたのち、1カ月後に退院した。同記事の取材に対し医師は「局部を大きくするためにワセリンを注射しフルニエ壊疽を引き起こす事例は、過去にもいくつか報告されている。特に南太平洋の島ではワセリンを注入すると局部が大きくなると信じられているようだ」と語っている。

海外には、独自の方法で局部を大きくしようとし、最悪の結末を迎えた事故がある。

　2018年11月、当時28歳のオーストラリア人の男性が死亡したのは、局部にシリコン注射をしていたからだったと海外ニュースサイト『Metro』が報じた。同記事によると、男性は局部を大きくするため、自分で局部にシリコンを注射していたそうだ。同記事では男性がSNSに掲載したという男性のパンツ1枚の姿を掲載しているが、男性の局部はこぶし4つ分ほどの大きさに見える。
その後男性は死亡し、シリコンを局部に注入していたことが死因だと判明したそうだ。