環球網など複数の中国メディアによると、河北省保定市の病院のモニターに「日本万歳」などと表示される騒動があった。警察は31歳の男を拘束し、取り調べを進めているという。

報道によると、同市にある高陽県医院の救急外来入り口に設置してあるLEDモニターに8日、「打倒中国帝国主義、日本万歳、中国を支持するものは愚か」などの文字が表示される騒動があり、その様子を撮影した動画がネット上で出回った。

動画では、制服を着た警備員が撮影者に対して「撮らないで、撮らないで」と呼び掛ける様子も映っている。病院側はすぐにモニターの電源を抜いて警察に通報。警察は同日午後3時ごろ、31歳の李（リー）容疑者を拘束した。

ネット上では「精日（精神日本人。中国人でありながら精神的には自分は本人だと考える人）分子だ」と批判する声の他、詳細な情報が報じられていないことから、「どうやってこんなことできたんだろう」「いたずら？。命が惜しくないのか」「病院に対する恨みか？」など、動機や手口を推測する声が多く上がっている。（翻訳・編集/北田）