ギロチンとは↓

2本の柱の間に吊るした刃を落とし、柱の間に寝かせた人の首を切断する斬首刑の執行装置。
フランス革命において受刑者の苦痛を和らげる人道目的で採用され、以後フランスでは1792年から1981年まで使用された。「断頭台」、「断首台」とも呼ばれるが、これらはより正確に言えば斬首刑の執行の際に用いられる台全般を指し、ギロチンに限らない。またギロチンのような断首装置の原型は13世紀のヨーロッパにはすでに存在した。





実はギロチンは人道的だった！？

ギロチンというと恐ろしいイメージがありますが、ギロチンが導入される以前のフランスでは八つ裂きの刑や車裂きの刑、絞首刑、斬首刑などもっと恐ろしい刑が執行されていたのです。

このことから欧州ではギロチンは人道的な死刑装置と位置づけられており、使用されなくなったのは比較的近年に入ってからなんだとか。

ちなみにギロチンはフランスだけでなく、ドイツ、ベルギー、スウェーデン、アルジェリア、ベトナムなどでも使用されていたそうです。

実は日本でも1930年代から1945年までの間、ナチス・ドイツの影響を受けてギロチンに基づく斬首刑の導入が検討されていた時期もあるそうです。

フランスでは死刑制度自体が廃止される1981年9月までギロチンが稼動していたというから驚きですね。