昨日の続きです。

10、だんだんとこのくくりを大きくし、何度も限られた範囲を完璧にしていくことによって、完璧な一冊が完成する!
1〜9までの方法を行うと、150個の英単語を2〜3時間で覚えることが可能です。この方法は覚えられる個数ずつ細かく分け、間違えたものに集中的に勉強時間を割くために短時間に多くの英単語が覚えられます。この方法を応用して、「一冊を、完璧に」する方法を書いていきます。
この方法はワンセットを「150個」にしていますが、簡単に書くと以下のようになります。

1、覚えていない知識を選び出し、覚えられる個数を1セットとして覚えていく。(今回はその個数が10個。10個ずつ覚える。)
2、その覚えられる個数で5セット覚えたのち、5セットで総復習。(10個を5セット、50個総復習。)
3、5セットで総復習を3回したら、15セット進んだところで総復習。(50個を3セット、150個で総復習。)

これが今回の一連の作業の骨子なのですが、英単語帳の1番からこの作業をすると、150個覚えたとき、英単語帳の番号で言うと、人によって異なるのですが、200番〜400番ぐらいまで完璧になっていることになります。「え?150個覚えたのに、400番まで完璧になるってどういうこと?」と、思うかもしれません。その理由はこの作業の一番はじめに「わからない単語をピックアップする」という作業をしているために、わからなかった単語を150個覚えているため、実際、わからない単語が150個揃うには、1番から200番、もしくは400番ぐらいまで進まないと150個も間違えることはないと思います。そのため、この作業を1日で進めたとしても、少なくても200番まで、多ければ400番ぐらいまで完璧になっていると思います。そういうことを確認したうえで、具体的に英単語をどういうペースで完璧にするかを書いていきます。少なく見積もって、1日で200個完成するとしたら以下のようなペースが可能です。


1日目 1−200
2日目 201−400
3日目 1−400 ※1
4日目 401−600
5日目 601−800
6日目 401−800 ※1
7日目 1−800 ※2

さて、このペースで行くと、一週間で800個の英単語が覚えられるペースになります。このペースは実際に実現可能で、武田塾の生徒は基本的にこのペース、もしくはこのペース以上の速さで単語を覚えてきます。しかしみなさんが疑問に思うのは一日の勉強する英単語の量が400個だったり、800個だったりする※1と※2の部分だと思います。「そんなに一日でできるか!」と言うように思われるかもしれませんが、実際にはこのペースは可能です。
実はこの話を書くために、ここまで長い話を書いてきたのです。今回の「10、だんだんとこのくくりを大きくし、何度も限られた範囲を完璧にしていくことによって、完璧な一冊が完成する!」というのはこの「※」の部分の説明をしたかったからなのです。これから核心に迫っていくのでもう少し読み進めてくださいね。
英単語の覚え方は1日に150個ぐらいなら覚えられるというものです。細かく10個ずつに分けて覚えれば、その日に50個覚えることは可能で、それを3セットやれば150個になるのです。しかもその150個というのは、ある一定の範囲を自分で確認し、その中で間違えたものだけを150個覚えます。つまり、当たったもの、一回目のテストで正解した単語と言うのはその日に覚えるべき単語にはならないのです。そのことを頭に入れながら先に進みます。
まず、1日目に1−200番を覚えますが、まず手順としては1−200までの英単語を自分でテストし、間違えたものだけをピックアップして、その単語を10個ずつ覚えます。ここではおそらく150個ぐらい間違えるだろうとおもって、1日の範囲を200個にしています。2日目は201−400までの単語をテストし、そこでわからないものだけを覚えます。ここでも200個の中で、150個ぐらいわからないものが出るだろうという考えです。では、3日目の1−400の部分を覚えるとき、1日目や2日目に比べて覚えるのは大変でしょうか。数は400個でも、例によってまずこの中で分からない英単語を自分でテストすることによってピックアップし、その単語だけを覚えるのですから、400個と言えども、間違えたものしか覚えなくていいのです。しかもこの範囲は1日目と2日目で既に覚えた範囲ですから、ある程度は正解できるはずです。たとえ、150個間違えたとしてもいつもと同じ数ですし、一度はもう覚えた範囲ですから、もう一度覚えるのも早いはずです。そのため、一日の範囲を広げることが可能なのです。さらに、※1の場合は2週目ですが、※2の場合は3週目になります。そのため、一度ではなく、二度も覚えた範囲なので、正解率はさらに高まる可能性もありますし、間違えたとしても二度も完璧にした範囲なので、覚えなおすのもさらに速くなります。そのため、一日の範囲が800個などと言うことになっても大丈夫なのです。今回の話をまとめると以下のようになります。

まとめ1 2週目は一回の範囲が大きくても、正解率が高いため、一日に覚えられる量を超えない。
まとめ2 2週目に例えたくさん間違えたとしても、一度は覚えたものなので覚えなおすのは早い。
まとめ3 3週目、4週目はさらに正解率などが高まるため、さらに大きい範囲にしても覚えきれる。

ということになります。では、英単語をこのペースで覚えていくとどのような計画になるのか書いてみます。前半戦は知っている単語も多いと思いますが、後ろのほうになるとほとんどそういう単語もないと思うので後半はペースダウンさせます。そう考えると、以下のようなペースになります。シス単の4章までの数、1972個をモデルに作ってみました。

1日目 1−200
2日目 201−400
3日目 1−400 
4日目 401−600
5日目 601−800
6日目 401−800 
7日目 1−800 
8日目801−950
9日目951―1100
10日目801−1100
11日目1−800
12日目1101−1250
13日目1251−1400
14日目1101−1400
15日目801−1400
16日目1401−1550
17日目1551−1700
18日目1401−1700
19日目1−800
20日目801−1700
21日目1−1700
22日目1701−1850
23日目1851−1972
24日目1701−1972
25日目1000−1972
26日目1−1500
27日目800−1972
28日目1−1972

このように、少しずつ戻りながら、だんだんとひとくくりを大きくし、最終的には一冊すべてが学習の範囲になるのです。最終日の28日目には1−1972までを自分でテストをしても、そこまで間違えないと思います。間違えて200〜300個の領域に来ているはずなので、その間違えた約200〜300個の単語を、その時に覚えなおせば、その瞬間、その単語帳は完璧になるのです。

ここからもまだまだ説明したいことがあるのですが、ここまでできれば単語帳は完璧になります。この方法は他教科にも応用します。
皆さんの成績が良くなければ、つまりこの方法ができていないからなのです。なぜなら参考書を完璧にして成績が伸びないわけがないのですから。

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