以上の点が過去問演習で気をつけるべきことだが、要は過去問演習というのは今まで身に付けてきた知識のアウトプットの練習である。そしていままで身に付けた知識が綺麗にアウトプットできればいいが、そう簡単にいかないものである。そのため、様々な修正をこの段階ですることになる。「この分野が解けない」「自分は時間が足りなくなるタイプみたいだ」「選択式なら解けるが、正誤になると全く解けない」などということが十分にありえるのである。そのため、十分にこの「修正期間」とも言うべき過去問演習の時間をとりたい。そのためには一刻も早く入試の全範囲の武器を揃えるべきである。しかし、予備校では武器が揃うのは年末であるし、ある一定レベルを通年もしくは1学期間かけて行う。ある講座のテキストのレベルというのは、参考書のように守備範囲は1〜2レベルの範囲であり、それを通年で行うわけだが、そのペースで間に合うのかをみなさんに考えてほしい。文法のレベル武器を揃えるとき、通年で文法が終わるのである。早慶大英文法という講座があったら、1年間かけて難関レベルの文法の武器をそろえることになるわけだが、1年間かけてファイナル英文法問題集をやる生徒がいるのかを考えてほしい。どの教科も、武器が揃うのが遅すぎるし、年間でほぼ一定レベルの講義というのは逆転が不可能である。
武器が揃ってからではないと過去問は出来ない。しかし予備校ではほんとに直前期まで揃わない。武器を揃えようにも、自分のレベルに合うレベルを極めることしか出来ない。階段のように一段ずつは上れない。つまり、集団授業の通年授業では様々な点で置いて不利である。講習講座、ビデオ授業のように集中的に自分のレベルを揃えられるほうがずっと効率的である。そこを覚えておいてほしい。
この修正期間を経ると、正解率がぐっと上がり、合格点に達するようになる。この演習で、正解率は1割から3割伸びる可能性があるといってよい。ここで合格を手にするのである。


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