実はまだじっくりと乗れていなかった新型Nボックス。で、本日改めてじっくりと乗ることが出来たのが、ボディ同色のカラードホイールキャップやオフホワイトのドアミラー、アウタードアハンドルなどのカラーパッケージ が与えられた、『ファッションスタイル』と名付けられたモデルのFWD仕様。
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ちなみに今度のNボックスには、いわゆる”カスタム”系と呼ばれるちょっと派手目な意匠が与えられたシリーズ中の1モデルのみにターボ付きのエンジンが設定をされていて、今回乗ったのは自然吸気エンジン車。で、それゆえの非力さがちょっと心配ではあったもののいざスタートをすれば、率直に言って「それは杞憂に過ぎなかった」という印象に。

実際、先日の新型スペーシア試乗会の折に「設定をしても選択するお客さまは殆どいらっしゃらなかったので」という理由で、やはりカスタム系の1モデルを除き設定を取りやめたというハナシを開発担当者から耳にしたばかり。しかも、自然吸気ユニットもその最高出力値が58psとスペーシアの49psより明確に大きなNボックスの場合、やはり加速の力感全般もより勝っている印象。

加えれば、エンジンの透過音を筆頭にその静粛性も予想以上に高く、この点だけをとっても「これは”並”の軽自動車とは格が違うナ」と実感させられたもの。市街地や高速道路、山岳路を交えて走った250kmほどの道中でどこも風が弱かったということもあって、「こんなカタチ」なのに直進性や安定性も優れていて、なるほどこれでは巷言われている「Nボックスの出来が良過ぎるので、フィットの売れ行きが今ひとつ」なんていうフレーズも、あながち噂ばかりとは言い切れないのかも。
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でも、「これほどの頭上空間」も「これほど広い後席」も必要ないから、これをベースにもっと軽くてもっと空力に優れた「小ささこそが売り」というモデルを作ってくれたらどれほど素晴らしいのが出来るのか・・・と思っても、そんなトライが販売結果に繋がらないというのは歴史(?)が証明済み。

その他ADAS装備も目を見張る充実ぶりで、パッと見「代わり映えしない」モデルチェンジでもやっぱりこれはさらに『絶対王者』としての適性を高めたことを認めなくてはならないかも。。