2009年のパリ航空ショーでボーイングが発表したFASTR(Folding Advanced Stopped Tilt-Rotor)コンセプト。
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プロップローターのブレードを折り畳む事で、ティルトローター機の高速化を狙った物だが、実はオスプレイの発展型という訳ではない。

フォールディングローターというアイディア自体はXV-15が製造される以前からあったからだ。
1972年2月、ベル社はNASAエイムズ研究センターでフォールディングローターの折畳み/再展開の評価試験を行っている。
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1980年代にはベル・ボーイングがフォールディングローターを装備した超音速(!)ティルトローター機のコンセプトを発表している。
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boefoldtiltrotor
カナード!前進翼!ティルトローター!中二魂全開!(笑)

Bell concept, c1987
1987年のベル社コンセプトアート

Boeing_Tactical_Stop_Rotor
年代は分からないがおそらく同時期のボーイング案

エンジンは胴体後部に搭載し、高速時はジェット推進、離着陸時はシャフトドライブによるローター使用が予定されていた点もオスプレイとは別系統の技術だ。
だがその切り替えが出来るエンジンが存在しなかった事、折畳み機構の複雑さ・重量増大が最大のネックとなっていた。


FASTRは将来的にAH-64、UH/MH-60、AH-1、UH-1の後継となるJMR(Joint Multi Role)の案の1つとしてDARPAで研究が進められているが、その優先度は低いと言われている。
ボーイングでも高速ディスクローター(high-speed DiscRotor)機の研究の方が先行しているそうだ。
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なんか中途ハンパじゃないスか! やだー!