以下の内容はhttp://blog.livedoor.jp/furoisu/archives/cat_11213.htmlより取得しました。


受験のカラクリ

2008年01月22日 15:55

入試に関するいろんなデータを集めてみると「倍率」というのが出ていると思います。

(知らない人のために)倍率には2種類あって、応募倍率と実質倍率があります。
応募倍率=応募者数÷募集人数
実質倍率=受験者÷合格者
という式で算出されます。

センター試験が終わると、各私立大の応募倍率がインターネットで見れたりします。
また、赤本などを見てみると実質倍率が載っていますよね。

とりあえず、応募倍率に関しては応募した人が必ずしも受験するとは限らないこと、合格者は募集人数よりはるかに多く出ることから、全く気にする必要はありません。
まあ、これは皆さんわかっておられると思います。

一方、実質倍率は気にする人が多いですよね。
実質倍率というのは、平たく言えば「何人に1人が合格するのか」を表します。
難関私大になると5〜10倍はザラに出ます。
5人や10人に1人しか受からないって「どんだけ〜」ってカンジで、受かる気がしなくなってしまう人も少なくありません。

でも、はっきり言ってしまうとどんなに倍率が高くても合否を争えるのはごく一握りの受験生だけです。
数字にすると2〜3倍くらいでしょうか。
だからあまり倍率は気にしなくてもいいと思います。
それよりも合格最低点の方が信頼できる数字ですね。

ただ、合否を争うレベルの受験生は1点を争うくらい力が拮抗しています。
本当に「目の前の1問」で勝敗が決してしまいます。
「点数を上げる簡単な方法」でも述べましたが、たった1つのミスが致命傷になってしまいます。
間違ってもミスから自滅することにはならないよう、気を付けてくださいね。


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2007年12月10日 14:48

難関私大を受けるうえで、必ず問題になるのが「悪問」です。
教科書や用語集をいくら探しても載っていない用語が、堂々と選択肢の中に入っています。
はっきり言って、その手の悪問に対処する方法はありません。
聞いたこともないんだから…。

もちろん、「きちんと消去法を使えるかを見る」という明確な意図がある大学もありますが、ほとんどはそうは見えません。
難関私大になってくると、合否を争う受験生(つまり記念受験は除く)は紙一重の差で結果が違ってくるのです。
その差を無理やり作るために、悪問を出題してきます。

「悪問」といっても、どれを悪問と取るかは人によって違います。
でも、ここで声を出して述べたいのは「自分の中で取れる問題と取れない問題を分けること」です。
それは、得手不得手もありますから、一概には言えません。
ただ、自分の中で明確な線引きをしてもらいたいのです。

基準とする本は目標に応じて決めてもらって大丈夫です。
予備校のテキストだったり、山川の用語集だったり、金谷先生の一問一答だったり。

決めたら、腹をくくってください。
その本に出ていないものは「捨てる」のです。
もし過去問で出てきても、無視。

入試は満点を取る試験ではありません。
きちんと取るべき問題を取れれば、確実に合格点には届きます。
自分が選んだ1冊を信じて、逆にその本に出ている問題を間違えたときには猛省してください。

「悪問に振り回されるな。その代わり、取れる問題は何があっても取ること」
これが今日の教訓です。
これを要領よくこなせる人が、合格を勝ち取れる人です。


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2007年12月07日 23:38

私立の受験生は、おそらく正誤問題に頭を悩ませているのではないでしょうか?
合っているものを探そうとすれば全てが正しく見えるし、間違ったものを探すと逆に全て間違っているように見えてしまいます。
それでは途方に暮れてしまいますよね…。

…ということで、今回は出題者の側から正誤問題について考えていきます。

はっきり言うと、「1番目の選択肢にはダミーが多い」ということです。
理由は単純です。
簡単に1番が正解だとわかってしまえば、残りの選択肢の意味がなくなってしまうからです。
したがって、出題者は1番目の選択肢に気を遣うわけです。
正解にしにくいのがわかりますか?

特に1番目の選択肢には「一見合ってそうなもの」が多いんです。
1番だけを見て「これ楽勝じゃん」といって、残りの選択肢を見ないのは最悪のパターンです。
見事にハメられてます。

このように、いろいろ言ってきましたが、もちろん1番目が正解になることもあります。
しかし、統計を採れば顕著に表れるはずです。
こうなると、出題者との駆け引きですね。

もちろん、全て自分の持っている知識で正解を選べるのが理想ではあります。
でも、世の中に紛らわしい正誤問題があるかぎり、受ける側も攻略法を見つけないといけません。

出題者の足下を見ることで、正答率は必ず上がります。
ぜひ駆け引きに勝って、他の人より頭ひとつ抜け出していってください。


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2007年12月06日 22:50

もう12月になりましたね。
だんだん本番が近付いてきて、過去問をやっている人も多いと思います。
点数に一喜一憂の毎日ですよね。

さて、その過去問ですが「あくまでも過去に出た問題にすぎない」ということを再認識してください。
「過去問を10回やって、パーフェクトに解けます」
だから何ですか?
過去に出たっていうことはもう出る可能性はほとんどないんですよ。
だから、「過去問さえしっかりやれば受かる」という認識は今すぐ改めてください。

では、過去問を解くメリットは何でしょう?
筆者が考えるのは、問題の傾向やクセを見抜くことにあると思います。
それと自分の現状を照らし合わせて、今後の対策を練ります。

たとえば…

文化史が解けない!→文化史対策
近現代多すぎ!→近現代対策
史料まで対策ができていない→史料対策
未見史料が意味不明→未見史料対策

などなど、いろんな問題が噴出してくると思います。
そこから、これから何をしていけばいいのかを考えていってください。


もうひとつ、過去問のメリットは問題を作る先生のクセを見抜くことです。
それぞれの大学で必ず誰かが問題を作っているわけですよね。
専門で誰かがやっているか、持ち回りかのどちらかです。

つまり、同じ先生の問題に当たれば解きやすくなるのではないでしょうか。
大学の先生は細かい専門分野に分かれているはずです。
次に入試を作るときも、自分の専門分野から問題を出してくるでしょう。
そうであれば、前と同じ問題は出せなくても似た問題を作ってくるでしょう。
ここまでは憶測の話ですが。

ということは、過去問で大事なのはその問題よりも“周辺事項”なのです。
具体的な攻略法としては、過去問で出てきた部分を基本書で確認します。
そのついでに、同じもしくは近くのページも勉強してしまうことです。

たとえば、過去問でワシントン軍縮会議が出ていたら、その前後の軍縮について勉強する、といったカンジです。

当たり前といえば当たり前ですが、過去問は受験生にとって大事な資料になるのです。
これをフル活用しない手はありません。
赤本を持っていない人は、今すぐ本屋にダッシュしましょう。
前にも述べましたが、過去問は地図のようなものです。
間違った方向にいくら走ったってゴールはありません。

これからの時期は1分1秒が貴重になると思うので、ぜひ過去問を有効利用して、目標へと突っ走ってください。


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2007年11月01日 22:36

今回は、受験生にとってごくごく当たり前のことについて考えたいと思います。
受験生の皆さんが日々厳しい勉強をしているのは「点数を上げるため」ですよね?
当然、それが入試での合格につながります。

しかし、その方法が2つあることに気付いている人は少ないかもしれません。
その2つとは…

?知識を増やし、得点を上げる
?ミスを減らし、失点を減らす

?は全ての人がやっていることだと思います。
もちろん、知識が増えれば単純に点数は上がります。

しかし、?はどうでしょうか。
失点を減らすことも、イコール点数アップにつながります。
今までに、「知っていたのに答えられなかった」経験はありませんか?

その分の点数を上積みすれば、下手をすれば1〜2割得点が上がったりします。
たとえば模試などのテストで「できた」という手ごたえがあったのに点数が思ったほど取れていないような人は要注意です。
細かく答案をチェックしてみてください。

ミスにも種類があります。
漢字を間違えたり、誤っているものを選ぶはずが正しいものを選んでいたり。
こういったミスは癖になるので、日頃から意識していなければ直りません。

しかし、逆にきちんと常に意識するようにすれば、その分点数が取れるようになるのです。
難しい問題を解けるようになるよりも、はるかに簡単なことでしょう。
どんな方法で点数を上げても、その価値は変わりません。

知識があるのに、ミスなどで点を失うのはとてももったいないことです。
ぜひ、テストなど演習をしたときには「失点」がなかったか細かくチェックしてください。
今日から始めれば本番で大きな差になることでしょう。

自分に厳しく、頑張っていってくださいね。


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2007年10月28日 22:57

「日本史といえば暗記」というのが一般的ですが、少々頭を使わなければ取れない問題もあります。
未見史料といって、初見の史料からいろいろと推理して解かないといけない曲者です。
今回はその攻略法を科学してみたいと思います。

一つ目の糸口が「元号」です。
大抵の史料には今で言う日付のようなことが書かれています。
たとえば、「天平○年」といったら聖武天皇の時代だと想像がつくでしょう。
この元号をできるだけストックして、だいだいの時代を推測しようという方法です。
少なくとも、史料集に出てくる元号は全てわかるようにしておきたいですね。

二つ目の糸口が「別名」です。
たとえば「白河」といったら松平定信の名前がパッと浮かびますよね。
史料では当時の官位や役職で呼ばれている場合が多くあります。
むしろ本名で出てくる方が少ないですよね。
こちらも史料集や過去問から覚えていくべきでしょう。

最後に、出題者の弱みを突いた攻略法があります。
いや、攻略法と言うに値しないほど単純です。

よく考えてください。
出題者は、いくら史料が未見であっても問題を作らなければなりません。
まさか史料が意味不明で問題も意味不明なんてことはありえないですよね?
そんなことをしたらバッシングされて大学の品格を下げてしまいます。
だから、問題やその選択肢などに史料の読解に繋がる用語や文章が入れられるはずなのです。

つまり、問題が逆に史料を読み解くヒントになるのです。
先に問題をざっと見てしまえば、史料の内容(最低でも時代くらい)を推測することができます。
長いので引用はできませんが、今年の早稲田の政経の問題もそうでした。
史料から読んだら意味わからないけど、問のところでヒントが散りばめられていたので、そこから読んだ人はずっと楽だったでしょう。
本番で緊張すると必要以上に不安になっていますから、ひとつ「わかった」と思うだけでも精神的に大きく違います。

本当にここで例を出せないのが恐縮なのですが、このように前からだけでなく後ろから攻めるのも大事な戦略なのです。
ちなみに、未見史料を扱った問題は非常に少ないです。
万が一過去問で出会ったら対策を考える程度でいいと思います。

その未見史料対策を掲載した参考書は、筆者が見た中では「眠れぬ夜の土屋の日本史」だけ(しかもごく一部)です。
出題校を発見し次第、ここで紹介いたします…。
眠れぬ夜の土屋の日本史








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2007年10月17日 13:25

昨日、mixi上で受験相談についてのトピックを立ち上げたところ、初日から多くの方から質問をいただきました。
結構焦っている方も多かったので、必死に対応させていただきました。

では、どうしてこの時期に日本史で焦ることになるのでしょうか。
まだ直前期でもないのに…。
実は、そこには大きなカラクリが隠されているのです。

多くの人が、学校や予備校で日本史の授業を受けていると思いますが…。
質問させてください。
「その授業では今は何時代をやっていますか?」

「もう全部終わっている」という人は少数派だと思います。
なぜなら、学校や予備校のカリキュラムは1年で通史を終わらせる、すなわちカリキュラム上ではまだ歴史の途中で当たり前だからです。
学校の授業は最後まで終わる前にタイムアップ、ということも少なくありません。

だから、それに従って忠実に復習していても、まだ空白の分野が多く残っています。
当然ながら、過去問を解いてみると知らない時代がガンガン出ている…だから焦るのです。

しかも、現実はそんな真面目な生徒に厳しく「近現代重視」が明らかです。
戦後史を細かく聞いてくる学校も少なくありません。
予備校のカリキュラムだと戦後史は12月に入るでしょう。
それから対策をするのでは苦戦は免れません。

ちなみに、それでも予備校がガンガン合格者を出しているのは、このことに気付いている受験生が極めて少数だからです。
みんなが近現代が終わってないから、多少慌てれば何とか助かっていたのです。
「みんなができていないから大丈夫」ということになる。
これが受験生の多数派なのです。

話が少しそれました。
では、どうすれば「その他大勢」から抜け出せるのでしょうか。

簡単な話です。
今からでも独学で先に進み、通史を早く終わらせることです。
決して「学校や予備校の授業を切れ」と言っている訳ではありません。
その授業は「復習用」と位置付けを変えればいいのです。

もう一度言います。
1日でも早く、通史の勉強を終わらせてください。
でないと、満足に過去問演習もできず、志望校対策もままなりません。
自分の苦手な分野を補強することもできません。

そうしないと、来年も予備校に大金をつぎ込まなければならなくなります。
もしかしたら、これこそが予備校の本当の狙いなのかもしれませんね…。

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2007年01月10日 13:48




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