この時期には、政治史は一段落した人も多いでしょう。
しかし、実は文化はまだやっていない、という人も結構いることでしょう。
胸に手を当てて、よーく振り返ってください(笑)。
そんな人は、冬に文化史を一気に詰め込んでしまいましょう。
今回紹介するのは、それにピッタリの1冊です。
「文化史には流れなどない」「丸暗記あるのみ」なんて考えている人は間違いです。
文化史は政治史と密接に関わっているので、切っても切り離せない関係にあるのです。
たとえば聖徳太子が仏教を奨励したから飛鳥文化が栄えたんですよね。
そして、文化の中身も決して単純ではなく、「理解」が大切なのです。
仏教界の対立などがその典型です。
したがって、政治史と同様、理解のない暗記は点数を生み出さないのです。
「実況中継」の5巻も悪くはありません。
ただ、問題が付いていないのが玉にきずです。
CD問題集も、5巻だけは出ていないですからね…。
そこでオススメしたいのが「日本文化史の整理と演習」(河合出版)です。
説明の部分は、左側がテキスト形式で覚えるべきものがリストになっており、右側は先生の講義になっています。
よって、この本でも予備校の授業を受けているのと同じ効果が期待できるのです。
また、演習も充実していて、各時代の文化を勉強したらすぐにその範囲を演習できるようになっているので便利です。
ボリュームは少なくないですが、文化史を重視する大学・学部を志望している人には欠かせない1冊だと思います。
どんどん寒くなってきましたが、そんなときこそ家でじっくり文化史の暗記、というもアリだと思いますよ。
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