昨日、mixi上で受験相談についてのトピックを立ち上げたところ、初日から多くの方から質問をいただきました。
結構焦っている方も多かったので、必死に対応させていただきました。
では、どうしてこの時期に日本史で焦ることになるのでしょうか。
まだ直前期でもないのに…。
実は、そこには大きなカラクリが隠されているのです。
多くの人が、学校や予備校で日本史の授業を受けていると思いますが…。
質問させてください。
「その授業では今は何時代をやっていますか?」
「もう全部終わっている」という人は少数派だと思います。
なぜなら、学校や予備校のカリキュラムは1年で通史を終わらせる、すなわちカリキュラム上ではまだ歴史の途中で当たり前だからです。
学校の授業は最後まで終わる前にタイムアップ、ということも少なくありません。
だから、それに従って忠実に復習していても、まだ空白の分野が多く残っています。
当然ながら、過去問を解いてみると知らない時代がガンガン出ている…だから焦るのです。
しかも、現実はそんな真面目な生徒に厳しく「近現代重視」が明らかです。
戦後史を細かく聞いてくる学校も少なくありません。
予備校のカリキュラムだと戦後史は12月に入るでしょう。
それから対策をするのでは苦戦は免れません。
ちなみに、それでも予備校がガンガン合格者を出しているのは、このことに気付いている受験生が極めて少数だからです。
みんなが近現代が終わってないから、多少慌てれば何とか助かっていたのです。
「みんなができていないから大丈夫」ということになる。
これが受験生の多数派なのです。
話が少しそれました。
では、どうすれば「その他大勢」から抜け出せるのでしょうか。
簡単な話です。
今からでも独学で先に進み、通史を早く終わらせることです。
決して「学校や予備校の授業を切れ」と言っている訳ではありません。
その授業は「復習用」と位置付けを変えればいいのです。
もう一度言います。
1日でも早く、通史の勉強を終わらせてください。
でないと、満足に過去問演習もできず、志望校対策もままなりません。
自分の苦手な分野を補強することもできません。
そうしないと、来年も予備校に大金をつぎ込まなければならなくなります。
もしかしたら、これこそが予備校の本当の狙いなのかもしれませんね…。
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