副題に「自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」
原作:柳内たくみ
漫画版は現在、こちら(アルファポリス)で連載中。
この3巻の続きが直接読めます。

異世界からの客を迎えた地球・日本の混乱を描く第三巻。
これまで自分の世界こそが最高、技術も文化も粋を尽くした帝国と自負する姫様と
人の姿をした亜神、エルフ族の娘、魔法使いの少女を伴って、
国会に参考人招致を受ける主人公たち。
時の国会の首相が安倍総理ぽかったり、副総理は麻生太郎ぽい上に
昔の主人公と趣味の上で面識があったりして楽しい。
国会で質問を浴びせてくる議員はまんま蓮舫だし。
アメリカ大統領が黒人でなく白人という所にちょっと違和感があるけど、
原作の時期に合わせたんだろうな。
…悪巧みをする米国大統領、という「絵」は、黒人大統領よりも白人のほうが
よりしっくり来るのはなぜだろうか。

異世界の人間が、国会に呼び出されて詰問される…という状況に軽い既視感があったが、
なにかと思い出せば大長編ドラえもんだった。
呼び出されるのは地球人のほうでしたな。
大気汚染とか海洋汚染とか絶滅生物が人類の責任、ということで
主人公たちがなぜか人類代表扱いを受ける無茶振りだった。
それに比べればこの国会参考人招致なんて軽いもの。
責める対象は異世界の人間で無く、自衛隊の非をあげつらいたいだけだしな。

後は温泉サービスシーンと、やっぱり異世界転送モノで基本の主人公ハーレムと、
これからどう関係してくるのかわからない、主人公の既婚設定の巻でした。
やっぱり種族差別の欠片もなさそうな、日本という国家はいいなぁ。
SF小説やマンガ文化が浸透しまくったせいで、宇宙人にも地底人にも異世界人にも、
キリスト本人やブッダ本人でさえも、普通に生活できると思う国はここしかない。
未来人やサムライニンジャ、古代人も多分いける。
クトゥルフや神々は…人間女性形の化身ならきっと!
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