副題に「自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」
原作:柳内たくみ
漫画版は現在、こちら(アルファポリス)で連載中。

異世界へ行った自衛隊vsファンタジー世界第二巻。
今巻は野盗の軍勢に襲われた、帝国の街を救うため
攻撃ヘリが盗賊たちを近代兵器で殺戮する。
普通なら道理も道義もかなぐり捨てられる「文明差」を、
この程度の虐殺で済ませられるのは、やはり自衛隊だからと言わざるをえない。
連載初回の、異世界からの襲撃で、少なからず一般人の被害を出して、
紳士的な侵略を続けるあたりは、納得できるようなそうでないような。
自衛隊なら、「一見人道的に見える非殺傷兵器」の支給だけで
異世界に行けやと命令されそうで。
暴徒鎮圧は当たり所が悪ければ死ぬ、死ななくても重い障害が残るゴム弾のみとか。

どうも何かが足りないという印象のあったこの物語だが、
二巻になっても結局その正体はわからないまま。
面白いというには一歩足りない。
…やる夫スレでこの内容なら、読むか読まないかギリギリのライン。
(まさかこの作品ないだろうな…と思ってぐぐったら、予告だけはあった)
ファンタジー世界設定のありきたりさ?
主人公の本心が韜晦キャラでよくわからないから?
異世界勇者モノにしてはあまりぶっ飛んでない辺り?
うーむ、ちょっと判断保留。この面白くない部分を言葉に書き換えるのは難しいなぁ。

あ、ちょっと良かったのは三コマぐらいしか出てこない、
メデューサ少女なメイド。これはそうそう他では見ないオリジナリティ。
希少種族の亜人種の中でも迫害を受けてそうな、特殊な習性と異質さ。
少ないコマでも想像力を喚起させるキャラクタだった。
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