デイズはサブタイトル1巻「若君 覚醒」 2巻「若君 求婚」
ナイツはサブタイトル1巻「ナイトフォールダウン」 2巻「フレイムインザダーク」
著者、GMはデイズ:加納正顕 ナイツ:矢野俊策。
プレイヤーはそれぞれ、
デイズ
キョウ:岡本信彦 凛々花:渋沢佳奈 斗月:矢野俊策 風見:中村やにお
ナイツ
瑠璃:若林直美 ラハブ:田中天 ハウント:稲葉義明 志津香:加納正顕

互いに世界観、時代を同じくし、片側では協力者に見えたキャラが
もう片方では敵対していたり、事件がリンクしていたりと対になっている物語。
技の一号・力の二号…ではないが、デイズはキャラが、ナイツは物語が面白い。

デイズは王道の巻き込まれ主人公&ヒロインであり、
物語全般が巻き込まれてからでなければ転がらず、少々硬い印象。
GMが物語を面白くしないと面白くならない。
中村やにお氏がかなり二巻で物語をつつきまわしたのも、そのためだろう。
だがそれでも今ひとつ。物語のアホさを楽しむのならまあまあ。
主人公&風見の大ボケに、つっこみ役がヒロインしかいないというのがなんとも力不足。
これからのストーリーがどう転ぶのだろう?と思う展開にはなっておらず、今後に期待。

ナイツは面白い。田中天のプレイングにはもとより文句はない。
それにしても瑠璃役の若林直美と、田中天のTRPG相性の良いことに驚き。
デイズ側のGM、加納正顕に責任ある立場を割り振るところも良いし、
稲葉義明のキャラ行動も深みがある。
パーティメンバーのバランスが、非常に高いレベルでまとまっている良いリプレイだ。
そしてプレイヤーに全幅の信頼を寄せていなければできない、
プレイヤー離反のシナリオを組むGMも大好きだ。
素人がやると崩壊するこの試み、玄人が苦心惨憺して元鞘に納める姿は実に良い。
…自分の昔のTRPG、パーティ間で離反が日常茶飯事だったような気がするんですが、
どういうことでしょうね友人たち?
ま、まあTRPGが「みんなで一つの物語を作る」ことが本来は最優先なのに、
「いや俺のキャラはこうだから」が第一義になっていたあの頃は…若かった、ということで。

二巻まで読んだイメージ、デイズはナイツの添え物くらいなのだが、
これから変わっていくのだろうか?三巻まで借りているので三巻で完結と思っていたら、
先週第四巻のデイズを渡された。しかもまだ終わってないのか…。
まあこれから変わっていくのか、楽しみにしていよう。
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ここからは駄文。
若林直美って声優さん?というレベルで声優知識には疎い私だが、
あまりに田中天とTRPG相性がいいので調べてみた。
ああ、あのローソン定員さん(←失礼)なアイドル役の声優さんだったのか。
秋月律子というこの眼鏡の二次元アイドルを見るたびに、
思い出すのはもちろん
やる夫の友達が、アイマスに○○万円つっこむようです(それ金さんまとめ)
でこのキャラクタに狂った友人ルルーシュ。
キャラに狂うポイントにシナリオ・キャラ設定・状況・容姿と数あれど、
二次元ならば特に、声がその大きな部分を占めるのは間違いないだろう。
一人のファンを、狂気ともいえるほどに虜にするキャラを演じるというのは凄いな。
…ずっとそのキャラのイメージがついてまわるのも迷惑なのかもしれないが。
ともあれこのリプレイ、田中天との名演が素晴らしかった。
TRPGと相性のいい声優が存在する、ということを知ることが出来た、
それだけでもこのFEARのプレイヤー記名リプレイは良いものだな。

それにしてもデイズ設定…大富豪で全権を一人の老人が握っているって、
「間宮家」設定だな!第二巻は風雲たけし城と、今となっては
「元ネタがわかっている人間、いったい幾つだ」と思うような所から
ネタを引っ張ってくるのは基本なのか。
そしてわかる私も年。
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