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やらない夫は奇妙な部署に配属するそうです 『オニ』 捜査 ― 4(2)
カテゴリ:
やらない夫シリーズ
17 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 22:35:11 ID:+TDHC8Fy
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犯人像推理
18 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 22:35:51 ID:+TDHC8Fy
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まず、最初の事件で竜宮さんが奪われたのは……？
? 沙都子ちゃん。
? ラッキーちゃん。
? 大切にしていた花壇。
>>
20
19 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:36:12 ID:tHeY+D60
?
20
名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:36:18 ID:2Xdz+Adl
１
21 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 22:37:50 ID:+TDHC8Fy
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そう、沙都子ちゃんだ。間違えるはずがないだろ、
警察的に考えて！
では、公由さんが奪われたものは……？
? 大切にしていた花壇。
? ラッキーちゃん。
>>
25
22 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:38:15 ID:MW/0SV0b
１
23 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:38:18 ID:tHeY+D60
?
24 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:38:26 ID:MW/0SV0b
１
25
名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:38:43 ID:MW/0SV0b
１
26 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 22:41:13 ID:+TDHC8Fy
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大切にしていた花壇だ……あれっ、
本当にそうだったのか？
やばいっ、何だが頭が混乱してきて、
自分の推理に自信が持てない……。
27 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:41:46 ID:NGKln6mQ
皆間違えすぎワロタｗ
28 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:42:13 ID:NGKln6mQ
と思ったら連投か…
29 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:42:13 ID:MW/0SV0b
いや俺なんだけどねｗ
30 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:42:34 ID:tHeY+D60
?で間違いかと思って見直した
31 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:42:36 ID:mh7Ecj3E
あーあｗｗ
32 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 22:42:59 ID:+TDHC8Fy
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よしっ、落ち着けよ俺！！
現在起こっている複数の事件に共通する動機は何か？
? 身代金
? 怨恨
? いたずら
>>
35
34 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:43:28 ID:NGKln6mQ
?
35
名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:43:30 ID:tHeY+D60
?
36 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:43:33 ID:2Xdz+Adl
２
37 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 22:45:17 ID:+TDHC8Fy
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そうっ、怨恨の可能性が高い……
愛するものを奪い、破壊し、
それによって精神的ダメージを与えるという恐ろしい情念……
よしっ、そこから、さらに考えを進めよう。
38 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 22:46:44 ID:+TDHC8Fy
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竜宮さんにとっての娘、沙都子ちゃん……。
公由さんにとっての愛犬、ラッキーちゃん……。
これらは大切なものだと簡単にわかる。
……だがっ、右代宮さんの花壇についてはどうだろ？
39 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 22:48:05 ID:+TDHC8Fy
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ガーデニングを趣味に持つ人は多いだろうが、
それを破壊したところで、竜宮さん、公由さんと同等の
精神ダメージを与えられるかどうかなんて、
普通は分からないのではないか？
40 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 22:49:37 ID:+TDHC8Fy
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にもかかわらず、
怨恨で花壇を狙っということは―――
? 右代宮さんの花壇への愛情を知っていた。 [結 論]
? 他に狙えるものがなかった。 [結 論]
>>
45
41 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:50:14 ID:tHeY+D60
?
42 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:50:28 ID:An8j2RC+
1か？
43 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:50:38 ID:2Xdz+Adl
１
44 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:50:43 ID:2Xdz+Adl
１
45
名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:51:34 ID:y3/epJcx
２
46 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:53:00 ID:mh7Ecj3E
これは…駄目かもしれんね
48 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 22:54:14 ID:+TDHC8Fy
結論！！
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他に狙うものがなかったのか……？
犯人は、手の込んだことまでして、
竜宮さんのもとから沙都子ちゃんを誘拐してるんだ。
他のものだって、狙う事は出来るだろう。
それをあえて花壇を狙ったということは、
右代宮さんが花壇に愛情を注いでいることを知っていた
可能性が高いのではないか？
49 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 22:54:14 ID:An8j2RC+
あれ？回答やべぇんじゃね？
50 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 22:55:06 ID:+TDHC8Fy
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|.:.:./:.::::;ｲ.:.::::.:..://:／_＿ ヽ|::.:.:.:/ ∠__|:ｊ__ |::.:.:l:.::|::::ﾄ､:::::::.:.:.:|
|.:/.::／.:|.::::.:.::/ﾔﾃ;ｱ〒ｵ |:::.:./ 'ｵﾃ:;ﾏ:7 ﾊ::.:|.:.:|::::| ｀ヽ､::::.|
/／.:.:.::|.::::.::/:::|ｉ {o:k::ｊ::| ｊ;／ {okﾉ::ｊ ﾊ:.V:.::7::::| ＼l
´ｊ.:.:.:.:.::{|:.:.:/:.:|:;ｊ ､V:z:;;ｿ, V:z;;7,λ::::::.:./|::::|
|.:.:.:.:.:.:.|::/|:.::::|:ｉ ￣ ､ ￣ ・{::|::::.:/ |::7 つまり、こういうことだね？
|.:.:.:.:.:.:.:ゝﾍ:.::::｀＼ , , ﾉ::ｊ:／ｉ |:7
|.:.:.:.:::.:.:.ｉ:.::.:ﾍ.:.:.:::::＼ `ー'´￣ ,.イ::::::::::::.| ﾘ 「俺が推理を説明すると、
|ｉ.:.:.:::.:.:.:|.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:::＼‐- _,-‐､τ´:::/|::::::::::::.| こなたが身を乗り出して言った。」
ｊ:|:.:.::::.:.:.:|:.:.ｉ:::.:γ⌒ヽ､:.:.:.:.:/ }ー-ｨ､ |:::::::::.:.|
|ｊ:.:.:.::::::.::|.:.|:::./ ｀ｰ-､_ ｀ヽλ､ ,/ ｉ| |:::::::.:.:l
|.:.:.:.::::::.:..|:.:!:/〃ニﾆ〈｀ ｰ-'ヽ 〈 ｉ| |::ｉ:.:.:.ﾉ
|.:.:.:.:::::::::::|.:.:ｊ〃´ニﾆ〈ヽ､＿,ﾉ ）ﾍ､ ﾘ ﾘ|:.:./
／ : : : : : : :/: : :.::|:.ｉ:.:.:.::::|:.:ｉ: : : : : : : : .....ﾍ
／:.:,ｨ': : :/: :.:/:.:.:.:.:/|::|:.:.:.::::|:.:|､:.:.:ヽ:; :.｀ヽ､::.:ﾊ
/::／ /:.:.:::ｉ.:.:..:ｉ::＼:/ |::|:.:.::::::|::| ヽ:;／::.:.:.::.:.:＼::}
犯人は、右代宮さんが花壇をとても愛していた、 |/ /:.:.:::::|.:.:.::|:.:.::/＼ |::|∨:.:::|:| ／＼::.:ﾊ::.ｉ:::.:.:ﾍ!
っと知っている。つまり…… ｊ:.:.:.::::λ:.:.:|::;/＿__｀|:| ∨:.:|:!´_＿__ヽ:.|:.:ﾄ､::.:ﾊ
|:.:.::::/::|::.:.:|;ﾊﾏﾃ弐ｧ` ヽ､:| 'ﾃ弐ﾏ7ﾊ|::|､:V::.:|
|:.::/|:::|:.:.:.:|::ﾊ､Vz::;| ` |z::;ﾘ,' ﾊ:::.:|ﾉ::|ﾍ:|
|:/ ヽ:|ヽ､:|::::ｊ "￣ ' ￣゛・{:::ヽ:|:::.:|
´ |:`:::::ヽ、 ､_､_, ,.ィ:|:::.:|:`:.::|
|.:.::::|::ｉ::::;＞‐ｒ:;-‐r::;＜::::::|:|:::.:|:ｉ:::.:|
|:|.::::|::|ｲ {:" `:} ＼:|:!:::.:|:|::.:.| /´〉
|:.|.::::|:|､ |,.-‐-､| ,|:::.:.:|::|::.:| ﾉ /
ｊ;ﾊ::::|:|.､＼ | | ／ |:.:.::ﾊ:|::.:|（｀Y ,/＾ﾍ、
{ |:.::|ｊ::{＼＼.| |,／／}:|:.:.:| ,}::.:.| .〉 "{ / ,ハ
51 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 22:55:36 ID:+TDHC8Fy
(ヽ三/) ））
＿＿ ( i)))
／⌒ ⌒＼ ＼
／（ ●） （●）＼ ） 右代宮さんとごくごく近しい人物、
.／:::::: ⌒（__人__）⌒::::＼ ということだお！！
| (⌒)|r┬-| |
,┌､-､!.~〈`ー´/ ＿/ 「何故かやる夫も身を乗り出す。」
| | | | __ヽ、 /
ﾚレ'､ﾉ‐´ ￣〉 |
｀ｰ---‐一'￣
. ／￣￣＼
.／ _ノ .ヽ、＼
.| （●）（●） | そうっ、
. .| （__人__） .| 右代宮さんと親しくて、
.| ｀ ⌒´ ﾉ 竜宮さんと公由さんとも繋がりのある人物……
ヽ ._ .}
ヽ_/ } . ﾉ
／､ 〈 く
ﾊ ヽ Y｀ー.､i
{ ヽ_ゾﾉ-‐１
｀¨´┬' . ｜
53 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 22:56:21 ID:+TDHC8Fy
＿＿＿_
, ヘｰ‐- ､ ／ヽ ／ ＼
よしっ、 -‐ノ .ヘー‐-ｨ ／（●.） （● ）ヽ
早速捜査するお、やらない夫！！ ''"/／ヽｰ､ ﾉ .／:::⌒（__人__）⌒::::::ヽ
/／＾＼ ヾ-､.| |r┬-| |
,ノ ヽ,_ ヽノヽ_)＼ `ー'´ ／
/ <＾_,.ｲ `r‐'ﾞ ::::ヽー‐-..､ ,..-‐|、
＼＿＿_,／| ! ::::::l、:.:.:.:.:.ヽ /:.:.:.:.| ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__）. ｒｍ､ あぁ、その通りだろ、
| ｀ ⌒´ﾉｒ川 || 警察的に考えて！！
. | },.! ノ'
. ヽ ｒ / .| 「捜査は完全に暗礁に乗り上げたと思っていたが……
ヽ ノノ ﾉ ほんの少しだけ、光明が見えたかのような気分だった。」
/ ／ .／
| ／
| i´
54 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 22:56:49 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ _ノ ヽ_ ＼
| （●） （●） | 「俺たちは浮かび上がった犯人像に合致する人物を探す為、
| （__人__） | 情報収集することにした。」
| ｀⌒´ |
| } こなたはどうする？
ヽ .}
__,_,,.ヽ＿ ノｰ- ､
ハ / Ｖ又ｲ ::::〉::::::i:
} ヽ 〈 l |;;|ﾉ /::::::::::i -,,_
r iY'ﾉ.;; }::ヽ l|;;| /::::i::::::::}‐ | ||
.|| | ﾉ:::: }:::::::＼|;;;ﾚ'ｰ'' ⌒.:::: ヽ | ||
.|| | {,,;;;; .:::: ヽｰ---ｹﾄ､, へ､:::: | ||
―──.::::::::::::ノ.:::/ / 彡}――─────
"￣｀ﾞﾞ ''ｰ-､'ー----'
_＿
／⌒ヽヽ
__＿ ,、＿＿ |/
‐＝ﾆ_ : : : : ｀Y: :`: : : : : : ｀ ヽ、
, イ: : : : : : : :l: : : : l: : : : : : : : : ＼
／;:／: : : : : : : |: l : : |、: l: : : : : : : : :ヽ
/／/ , : : : : :l_:_/|: l : : l l_:_|_: : : :ヽ: : : : l
/ /: : : :/ 'l:./｀|: l: : { ´l: |､｀ヽ: : l: : : : !
私は、鬼の情報を集めるために、 ,' /| : : /: :/|{ l/l: : | ヽl ＼: : :l : : : l
研究室に戻るつもり…… |/ |: : /: :ﾊr┯┯ l : | ┯┯yl : |: :＼l
. |: :lｲ ;'ハ ｂ::| ヾｌ ｂ::! l l: l｀ｌ:`ﾒゝ
ヽ| ﾚ |: :ｌ ￣ ￣・ ｌ l/ｰ': :l
l.:|: :ゝ､._ ｰ'ｰ' _,.ｨ': : l:: : :|
|.:|: : : :__二７T ¨´lヽ､| : :l: : : |
|.:|: : :|| l´＿__7 |: : |､: :│
|:,ゝ､:ヽ │ / /: :/ !:: :|
|:l＼ヽ: l | / l: :/／.|:: :|
55 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 22:57:23 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ ノ ヽ
| （●）（●） | 分かった。
| （__人__） ｜ また何か発見したら、連絡をくれ！
| ｀ ⌒´ |
ヽ }
__,, -ヽ ノ -､
/⌒ヽ | ＼＞<ﾍl ヽ ＼ .
{::: l ＼ ヽ };;{ | | i }
{:::::.. 〈;;,, ヽ V;;;}ﾉ l彡 ヽ
_,,.-‐''" |:::::::: ヽ--､ ＼ >--'⌒ヽ::. }
|| |_,,.ィ'|::::..... }_,,.-‐''"~ヽ_,,.-し':: ）_,
|| | || !:: / .::ﾉ::::::::::. ノ
|| | || _ヽ,, .;::: _,,.-‐''"ー''--''￣
_,,. -‐''" ｀ｰ---''"
／: : : :／ : : : : : : i: : : : : :ヽ : : : : ｰ ､ : : ＼
/: : : ／ : : : : : : : ,ｲ : : : : : : :l: : : : : : : ＼- ､:＼
. /: : : / : /: : : : : : / |: : : : : :| : |､: : : : : : : : ＼ ＼
.' : : :/ : /: : : : : : / ｖ : : : : l : |斗-: : ヽ: : : : ﾍ
|: : :/ : /| : : :― ｘ ∨: : :∧ | ∨: : :ﾊ: : : : :ﾊ
|: :/ : /: | : : : : / ｀ |: : :/ j/- ∨: : :l: : : : : :|
r┴､/:ヽ| : : : / |: :/ 示旡ｱV : :|: :|ヽ: : |
| | : :│: : /|. | / ﾄ::爿/ ハ: :|: :| ',: :| はいっ、わかった。
'vｰく ,ｘ┤: / :|三≧x ｊ/ 込;ﾘ { : | ∧ | ∨ じゃあ、頑張ってね！やらない夫！
／ ヽ. | /: :│ ,／ ' .:・} : |/ i/
| ／⌒}:? : :ﾍ:.:.:. ー'ｰr' ／: : |
{ ／´}_ﾑ: : :≧ｒ ､ .. _ ｰ ' .. ＜/: : : |
ヽ ／ }ﾍ: : ＼＼ 厂}ヽ._/ | : : : |
. ＼ __／ ＼: : ＼＼x-┴く ヽ| : : :.′
／ /ヽ ＼ : ヽ ＼ | |: : :/
/ {ヽ}} ヽ: : } ＼ l |: :∧
56 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 22:57:40 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） おうよ！！
. | （__人__）. ｒｍ､
| ｀ ⌒´ﾉｒ川 || 「そう言ったはいいが……
. | },.! ノ' 目的の人物を探すのは一苦労だろうな、
. ヽ ｒ / .| 現状的に考えて……。」
ヽ ノノ ﾉ
/ ／ .／
| ／
| i´
／ ￣￣＼
／ ノ ヽ
|:::::: （● ） 「俺とやる夫の二人だけじゃ、
. |::::::::::: （__人） どれだけの時間を費やすことになるやら……」
|:::::::::::::: ⌒ﾉ
. |:::::::::::::: }
. ヽ:::::::::::::: }
ヽ:::::::::: ノ
/:::::::::::: く
|:::::::::::::: |
|:::::::::::::::| |
57 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 22:58:17 ID:+TDHC8Fy
／|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／ | |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／ | | ||||||| |||||||
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iｿ ヾ;: ;;:ヽ_;:ゞ | |⌒l⌒| | | . | | ||;;;;;;;;; |;;;;;;;;; |;;;;;;;;; || ゞ:;ヾ;ヾ ゞゞ:;:ゞ;;
;i;:ヽ_;:ゞﾐゞ | | |i.__|___| | |__,| | ||;;;;;;;;; |;;;;;;;;; |;;;;;; ヾヽ::ヾｿ;;;: ;ヾ ゞゞ;.;:ヾ
;ゞil|;;;;;ヾヾヾゞ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ::ヾｿ;;;:;ヾ ゞゞ:;:: ;;:ヾゞ ゞ;
58 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 22:58:29 ID:+TDHC8Fy
||＿＿＿＿＿||＿＿＿＿＿||＿＿＿＿＿||＿
／| .＿＿＿＿＿＿＿＿_ ,＿＿＿＿＿＿＿＿
／ |｜ | .｜ | |
.||／ |｜／／.. ｜／／ .| ｜／／... ｜／／
／ |｜／ ｜／ .| ｜／. ｜／
／ |｜ | .｜ | |
.||／ |｜ | .| ｜ .|
／ .!_|,_＿_＿＿|＿＿＿___| |＿＿＿＿|＿＿＿＿
／ .／＿＿__＿__＿_＿__／＿＿＿＿＿＿＿,／|
|i [工]! ||__｡,,,|ｉ――|| ｏ ||iiiiiiiiiiiiiiii|:::::;;;; | ⊂⊃
／:! |i [工]! ||__｡,,,|ｉ――||￣￣||iiiiiiiiiiiiiiii|----| .|::::..|
i,／／| .|i [工]! ||__｡,,,|ｉ――||／／||三三三|＿＿| .i＿,|
／ | ／￣￣￣￣￣￣￣￣｀￣￣
.i|.. | ／
.i|:::: .. | ／ r====-､ ￣￣￣ r====-､.￣￣￣￣／|
.i|::::: : | ／ ||＿_,||｜＿＿_ ..||＿__,|| | ＿＿__,／／|
.i|::::::／ ／ !-―-E!､ ／ i-―-'E!、 ／ﾚ'゛
.i|／ ／ /三三/∪ ,／ /三三/∪ ,／／||
／ ||￣ i|~￣| ￣￣|||￣ i|~￣|.￣￣||／
／ ||￣￣ 末´ ￣￣|||￣￣ 末´.￣￣||
59 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 22:59:26 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ ＼
| u |
| ヽ ノ u ｜ 「……だが予想に反し、あっけなく事は運んだ。
／´ fト､_{ﾙ{,ィ'ｅﾗ, | なぜなら脅迫状を送られた公由夫人と右代宮さんと
/' ヾ| .（__人__）⌒`/ | 同じサークルに所属していたからだ。」
,ﾞ ／ )ヽ(,｀⌒ ´ | | ヾ、
|／_／ ﾊ ／:} V:::::ヽ
/／ 二二二7 ／u' __ /:::::::/｀ヽ
/'´r -―一ｧ‐ﾞＴ´ '"´ ／::::／-‐ ＼
/ // 广¨´ /' ／:::::／´￣｀ヽ ⌒ヽ
ﾉ ' / ノ:::::`ー-､___／:::::／/ ヽ }
_／｀丶 /::::::::::::::::::::::::::￣`ー-{:::... ｲ
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| u （ ●）（●） 「そのサークルとは『ガーデニングサークル』。
| u （__人__） 俺たちは、サークルの所属者リストを入手して、
| u ｀ ⌒´ﾉ 入念に調べた……」
| }
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::
60 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:00:23 ID:+TDHC8Fy
＿＿＿_
／ ＼
やらない夫…… ／ ─ ─ ＼
ここに書いてある園崎魅音って…… ／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／
／ ＼
_, - ､,_ ,.ィ＜,-―‐--｡､,,,｡､.,_
／ _,> ´ ~"' ｨ＜ ＼
／ ,,ィ" / ,, ＼
/ .:/:'' , / / /'ﾚﾍ. ﾍ,
/ .:/:' / l /| /~"'"I ﾍ,
. / : :l:' ,l ,ｌ / .l, ｌ | / ﾍ, l,
ｌ. .: : l | /,I,,,l,_ ﾍ, | ,ﾉ ∧ , ﾍ l
ｌ. .: : .l |/,,ｬd.l=ﾐｭゝl /,厶｣､./ l | 「『園崎魅音』
l : : :.l / lゞｲ;';';';'l ヽ "6';'!i,|,/ Ν それは竜宮家の隣人の名前だ。
l. : : : | l : . ﾍ,ﾍ',',',ｿ ｌ';';';'; ili/ .: / | 公由さんや右代宮さんとは面識があるらしく、
. l : : : :l .|l. ヾ､ ﾍ, ~~ﾞ ，ヾこｼ/ ノ .:: / 自宅に呼んでお茶をしたこともあるそうだ。」
l. : : : :ﾍ|ﾍ, ﾞ'ｔ-'､ ＿_ ﾙ'" ,ﾘ: /
. l : : : : : : ﾍ l :l＼, .／: /,':,ノ
l. |: : : : : : :ﾍﾍ, .| |_`'・ ､__,,. ・'ﾞl: :. / ,'ﾉ
l |: : : : : : : :.ﾍli, .| lllllllllliii;;|;,,: : : :l: ' / ,ﾉ
. l | : ;｡‐''''''‐- ､入|!!lllllllllllllllll;,,: : :| :/
l. | :/ ､,, 'ﾞ ~'ヾ＝-''"ﾞ'老;,,＿
ｌ | / ヾ:.. . ,,,,_ ~"*;_＼
l.l. l ﾍ:|:..: ~ ﾞ'ヽ）,
l| | ,l|: : ＼
. l λ ﾍ, : . : : : : : : : : . . . .ﾞi,
l | ` ﾍ, . . : : : : : : : : : : : :l . . : : : : ）､
61 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:00:58 ID:+TDHC8Fy
／ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ::.:.:.:.:.::.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.: ヽ.
／／ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.::/:.:|:.:.:.:.::.ｌ.:.:.:.: ヽ.
_／/ /:.: ::.:.:.:./:.:.:/.:.::..|:.:.:.:.:.:.:/^ｖ'|:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.: ',
. / /:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.|:.:.::.:.|:.:.:.:.:.:/ |:.:.:./|:.:.:.:..:.: .:. |
/ :.|:.:.:|:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.ｉ:| |:.:./ |:.:.:.:.:.:. :.: |
| :ﾊ:.:.:.|.:.:.:.:.:.:|:.:.::ﾊ:.:.:.ﾊ:.:.:.:ｉ:| /:./ |:.:.:.:/:.:.::. :. |
| ハ:.:.:.ｌ.:.:.:.:.:.:|,,斗‐'ﾅＴヽ:.:.ｉ| /ﾌ￣｀ト､/|:.:/:.:.: / 「そして、当然ながら竜宮レナさんとも接点がある―――
| | ヽ:.:ヽ:.:.:.:.:＼:|,-=テﾐ ＼| " ,ニﾆ/:/ /:/:.:. / 念のため、サークルの他のメンバーも調べてみたが、
ｌ | ヽ:.:.:.ﾄ､:.:.::.:く弋こｿ ` {:じｲ｢.>.:.:.: / 竜宮レナとの接点は見出せなかった。」
.ヽ| ＼:.∨＼:.:ヽ´￣ ￣”ﾌ:.:.: / /
. ＼∨:ヽｒﾆ=- ｉ ／_;:, イ /
/ :.ヽ:.:.:.:＼.. ー ‐' ￣／.:.:.: |
/ :.:.:.:.:.:./ﾚ＾ ` ｒ ､ _ , イ＾ﾘ::.:.::.:. |
| :.:.:.:.::/ _ ｒ‐-､| |＿|:.:.:.:.: |
., --| :./:.:/￣ ヽノ ヽ |:.:.:.:. /
/ ＼ |ﾊ:.:/ |＿ ヽﾊ:.: 人___
. / ＼ ＼ ＼ ⌒ヽ､_／ ∨ ＼
／￣￣￣＼
／ ─ ─ ＼ 竜宮レナちゃん、公由夏美ちゃん、右代宮さん。
／ （●） （●） ＼ この三名を結ぶ線は園崎魅音だけだお！
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／ 「やる夫が、手帳を操りながら断言する。」
（ ヽ __＿ .／.／
.＼ ＼| .,ﾚ゛／
.＼旨 爻ﾝ
62 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:01:20 ID:+TDHC8Fy
＿＿＿
／ ＼ やらない夫！
／ ＼ , , ／＼ 園崎はかなり苦しい生活をしているようだお。
／ （●） （●） ＼ 悠々自適な生活を送っている公由夏美ちゃんや、
| （__人__） | 右代宮さんを妬む可能性は十分にあるお！！
＼ ` ⌒ ´ ,／
. /⌒〜"￣,￣￣〆⌒,ﾆつ
| ,＿_＿ﾞ＿__､rヾｲｿ⊃
| ｀l￣
. | |
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（●） 確かに…そうだな……。
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 「偏見とは思いつつも、
. | } 俺はやる夫の意見に頷いた。」
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
63 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:01:37 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（● 彼女のことを
| （__人__） もっと調べてみる必要があるだろ、
. | ﾉ 容疑者候補的に考えて……。
| ∩ ノ ⊃
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
＿＿＿_
／_ノ ' ヽ_＼ そりゃそうだお、
／（≡） （≡）＼ 出身地、経歴、誘拐された時のアリバイ、
／ /// （__人__） ///＼ 身長、体重、そして３サイズにブラのカップ……
| |r┬-| |
＼ ｀ ー'´ ／
64 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:02:18 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ﾉ( _ノ ＼
|,'⌒ (（ ●）（●） 前回と同じことを二度言わせるな！
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ ,rっっ ,
／"⌒ヽ ｿ,ﾉ .iﾞ）' 'ｨ´ ｀ ,. ＿＿＿_
ﾞヾ ,,/ { ) 丿 , ゜;,／⌒ ⌒u:::＼ ｡
ィ≒ ｀＼ /'ﾆ７´ スパｧｧ────/(◯.;）; :::::､;（;.◯）);:'::::ヽ‐─────‐‐ ン
／＾ヾ ＼ ./ ﾟ ;i`､ ⌒:（__人__） ⌒:::::;;,´:::| .すうぎゃぁああーーーー！
} _＿＼__＿ ＿＿＿ __＿＿´＿;;{ ;` j|r┬-|:;〉::,,ﾟ， ｡;;:;;|
)ﾝィ⌒￣"￣￣￣ ￣￣ ￣￣￣ ￣￣ ￣￣ﾆ≡┴‐ー-,==ｰ--ｧ人て゜ ﾟ;:，::|: ゜ .
ﾉ/ ≡'' ;;;;（（ 三iiii_iiiiiii))))）て,,;;／ ｡ ;
ヾ __＿＿_＝≒=ー────;‐‐￣/i'只￣/￣|Ｙ‐-<｀ `
＼､ ー ィ⌒￣ ／/ > |≡| / ＜〃 ヽ
∩
|| ／￣￣＼
|| ／ _ノ ＼
／〔| （ ー）（ー） まったく……
〔ノ^ゝ （__人__）
ノ ノ^,- ｀ ⌒´ 「俺は、さっそくダディに連絡を取り、
/´ ´ ' , ^ヽ } 園崎魅音について情報を聞いてみる。」
/ ﾉ'"＼. ⌒
人 ノ ＼／,＿ __ノ
/:::::＼_／l:::::::＼ｰ-.,ノ､ﾞ,
,/::::::::::ﾉ::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
65 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:02:52 ID:+TDHC8Fy
＿＿＿__
.。 ／ ＼
┃ i ヽ
.,-' ,‐ｉ" _ノ ヽ､_ i 「それによると、沙都子ちゃんが誘拐された日、
./ //´l （ー） （ー） i 彼女が学校を出てから、
.l '-;;;;l （__人___） i 最後に公園で目撃されるまでの時間帯、
l │;;;;｜,,'｀⌒ ´ i 園崎魅音のアリバイは立証できなかったという。」
l ＼⊥ ,i
/ / ｉヽ, / そうか……情報ありがとう。
.,､ ｉ .' ／,‐'.l＼ ／l )),
.l ＼ .ｉ､ ム ｀‐､_｀￣￣´-‐'´ .ヽ
.l ｀‐-'ｉ _.-ヽ .,-､ｉ ｉ,‐､ . / .｀‐､_
.l .ｉ l l l l l / ｀‐､_
.l .l .l/ ヽ ,' .l/ , , ｀‐､_
/l .l /‐-l . .,.' .,' ,-‐｀ｉ
. ｉ.,' .l ､ l;;;;;;;;l ' , ' ,.' .,.' .ｉ
. / .l ､ l;;;;;;;;l , .' ｉ ,.' ｉ
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） やる夫、
｜ （__人__） 犯人が残した証拠品を当たってみよう！
| |r┬| .}
| | | | } 「今の時点で園崎魅音に対して、
,..-'ヽ ｀ﾆﾆ } 任意での同行や家宅捜索を行うのが得策とは思えない。」
./::"::::`ヽ､.,＿＿ __ノ ﾞ
/::i::::::::::::"'弋'!ｰ',イ>|'_ノ´｀ｰ -,,＿ _
. }:::ﾞ|::::::::::::::::::::~ﾞ:_戈;f" 、 ｲ/ `i
/:::::::!;:::::::::::::::::::/',r.ﾃ ＼xｰ.ｫ､__ノ
::::::::::::ヾ!:::::::::::::l .l r' ` ､_冫y"
:::::::::::::::::＼o:::::l .ﾄ、 ヽ,＿ﾉ"ｰ'
:::::::::::::::::{::::{＼代 l>ｰ､,_ノ
66 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:03:20 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） 「もし、失敗すれば彼女に警戒されて
. | （__人__） しまうだろう。
| ｀ ⌒´ﾉ 彼女が犯人であれば、その時点で沙都子ちゃんの
.ｌ^l^lｎ } 身に危害を及ぼす可能性だってある。」
. ヽ L }
ゝ ﾉ ノ
／ / ＼
／ / ＼
. / / |ヽ、二⌒)､
ヽ＿＿ﾉ
／￣￣
／ _ノ ＼ ＼ 「俺は、犯人から送られてきたファックスのコピーや
| （●）（●） | 手紙を取り出した。」
. | （__人__） |
| ｀ ⌒´ ﾉ やる夫。これらの証拠品から、
. | } 園崎魅音が犯人だって言う証拠を見つけられるか？
. ヽ }
ヽ ノ |────┐
／ /⌒ﾉ （ ）
| / / | │
67 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:03:56 ID:+TDHC8Fy
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼ 手紙とファックスだけでかお？
／ （ー） （ー） ＼ うーん…………
| （__人__） |
./ ∩ノ ⊃ ／ 「やる夫は、蹴られた首の痛みを我慢しながら、
( ＼ ／ ＿ノ | | 声をあげた。」
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／ｸﾋﾞｶﾞﾄﾃﾓｲﾀｲｵ･･
＿_
／ 〜＼
／ ノ (／)＼ 「書かれている情報量はあまりにも少ない。
. ｜ (.／) ⌒）＼ 内容から犯人を特定するのは難しそうに思える。」
. ｜ （__ノ￣ ＼
＼ |
＼ /
. ＼ ⊂ヽ∩
/´ (,＿ ＼.
/ ＼. ＼
./ / |. ＼ソ
（ y' .|
68 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:04:24 ID:+TDHC8Fy
／￣￣
／ _ノ ＼ ＼ 「封筒と便箋からは指紋を検出できなかった。
| （ー）（ー） | 加えて封筒も便箋もコンビニで売られている市販品
. | （__人__） | ということが判明した。
| ｀ ⌒´ ﾉ そしてファックスに至っては、
. | } 文字以外は何も手がかりが無い。」
. ヽ }
ヽ ノ |────┐
／ /⌒ﾉ （ ）
| / / | │
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） 「数少ない証拠品から園崎に繋がる痕跡、
. | （__人__） 見つけることはできるのだろうか……？」
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､ ＼
69 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:05:27 ID:+TDHC8Fy
┏━━ ┏━ ┃ ┏━
┗━┓ ┣━ ┃ ┣━
━━┛ ┗━ ┗━ ┃
┏━┓ ┃ ┃ ┏━ ┏━ ━┳━ ┳ ┏━┓ ┃＼ ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┣━ ┗━┓ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ＼ ┃
┗━＼ ┗━┛ ┗━ ━━┛ ┃ ┻ ┗━┛ ┃ ＼┃
証拠品に残された痕跡
70 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[] 投稿日：09/07/25(土) 23:05:54 ID:+TDHC8Fy
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,, 、 ｌ
ゝ_ _/ .. ＞..、 l
`''''''‐" _ __ ﾆ:＿丶 1
/ 、 ＾''''ー ､__ ゝ │
/ . ｌ 丿 l'"! 、 、 '''-ｰ-､ ´ ^ｰ-..､ .
| 」 | | || ! ! ｌ │ ' ,ｒ _..,, ｆ.
`、 '、 ゝ ﾉ / l ..′ ,´ | l│l .ｉ
｀- − ﾞ‐'′ --" ,ﾍ ∪ ﾉ l.
´ /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ファックスと二通の手紙の共通点はあるのか？
? 送りつけられたのが全員女。
? 似たようなイメージの文。
>>
75
71 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 23:06:42 ID:tHeY+D60
?
73 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 23:08:38 ID:2Xdz+Adl
２
74 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 23:10:19 ID:An8j2RC+
2
75
名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 23:11:38 ID:2Xdz+Adl
２
76 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 23:11:46 ID:qXxu4Irt
2
77 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:13:33 ID:+TDHC8Fy
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,, 、 ｌ
ゝ_ _/ .. ＞..、 l
`''''''‐" _ __ ﾆ:＿丶 1
/ 、 ＾''''ー ､__ ゝ │
/ . ｌ 丿 l'"! 、 、 '''-ｰ-､ ´ ^ｰ-..､ .
| 」 | | || ! ! ｌ │ ' ,ｒ _..,, ｆ.
`、 '、 ゝ ﾉ / l ..′ ,´ | l│l .ｉ
｀- − ﾞ‐'′ --" ,ﾍ ∪ ﾉ l.
´ /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
それぞれの被害者に送られた文字に何の意味が
あるのだろうか……？
? 特に意味はなさそうだ。
? 必ず意味はあるはず。
>>
80
79 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[] 投稿日：09/07/25(土) 23:14:55 ID:7CWqwMl2
2
80
名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 23:15:00 ID:tHeY+D60
?
81 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 23:15:01 ID:2Xdz+Adl
２
82 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:17:01 ID:+TDHC8Fy
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,, 、 ｌ
ゝ_ _/ .. ＞..、 l
`''''''‐" _ __ ﾆ:＿丶 1
/ 、 ＾''''ー ､__ ゝ │
/ . ｌ 丿 l'"! 、 、 '''-ｰ-､ ´ ^ｰ-..､ .
| 」 | | || ! ! ｌ │ ' ,ｒ _..,, ｆ.
`、 '、 ゝ ﾉ / l ..′ ,´ | l│l .ｉ
｀- − ﾞ‐'′ --" ,ﾍ ∪ ﾉ l.
´ /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
では文字に何の意味があるのだろう？
? メッセージ。
? 嫌がらせ。
>>
85
83 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 23:17:13 ID:tHeY+D60
?
84 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 23:17:24 ID:2Xdz+Adl
１
85
名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 23:17:29 ID:juap0OLM
２
86 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 23:17:32 ID:2Xdz+Adl
１
87 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:19:54 ID:+TDHC8Fy
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,, 、 ｌ
ゝ_ _/ .. ＞..、 l
`''''''‐" _ __ ﾆ:＿丶 1
/ 、 ＾''''ー ､__ ゝ │
/ . ｌ 丿 l'"! 、 、 '''-ｰ-､ ´ ^ｰ-..､ .
| 」 | | || ! ! ｌ │ ' ,ｒ _..,, ｆ.
`、 '、 ゝ ﾉ / l ..′ ,´ | l│l .ｉ
｀- − ﾞ‐'′ --" ,ﾍ ∪ ﾉ l.
´ /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
嫌がらせに違いない。
しかし、それだけの理由でわざわざリスクを冒すような
マネをするのだろうか……？
第一、この結論からは園崎につながる証拠は見出せない。
別の方向から考え直してみるか……
88 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:21:33 ID:+TDHC8Fy
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,, 、 ｌ
ゝ_ _/ .. ＞..、 l
`''''''‐" _ __ ﾆ:＿丶 1
/ 、 ＾''''ー ､__ ゝ │
/ . ｌ 丿 l'"! 、 、 '''-ｰ-､ ´ ^ｰ-..､ .
| 」 | | || ! ! ｌ │ ' ,ｒ _..,, ｆ.
`、 '、 ゝ ﾉ / l ..′ ,´ | l│l .ｉ
｀- − ﾞ‐'′ --" ,ﾍ ∪ ﾉ l.
´ /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ではっ、他の方法を検討してみよう。
ファックスと手紙を比較すると、
二通の手紙にはいくつかの手がかりが残されている。
それは―――
? 封筒に残された消印。 [結 論]
? 封筒に張られた切手。 [結 論]
>>
90
90
名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 23:24:04 ID:to8ZbQeC
１
91 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:28:44 ID:+TDHC8Fy
結論！！
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,, 、 ｌ
ゝ_ _/ .. ＞..、 l
`''''''‐" _ __ ﾆ:＿丶 1
/ 、 ＾''''ー ､__ ゝ │
/ . ｌ 丿 l'"! 、 、 '''-ｰ-､ ´ ^ｰ-..､ .
| 」 | | || ! ! ｌ │ ' ,ｒ _..,, ｆ.
`、 '、 ゝ ﾉ / l ..′ ,´ | l│l .ｉ
｀- − ﾞ‐'′ --" ,ﾍ ∪ ﾉ l.
´ /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
消印は4ch、別名鹿骨市―――
そういえば園崎魅音の出身地は鹿骨市だ。
初めて会ったとき、そのようなことを言っていた。
だが、まだ足りない。
園崎につながる証拠が他にも必要だ。
92 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:29:02 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー) 「封筒に張られた切手……。
. | （__人__） 切手……。」
|, ｀ ⌒´ﾉ
│ ｝
ヽ､ ｿ
ｲ斗┴r┐｀ .;
／￣`ーゞ､ / |__ 〈ー─r､
/ ＼ ∨＼ |,ベ._ / |
｛ . : : : . ヽ＞ｰ＼[￣{ 〉＼|､_
| ｀丶}＼ __＼_]~∨'＼｀ヽ
:| ._ ＼_}/r‐-}＼ ﾞ,`''く l ﾞ,
ﾄ､: :./ ／￣｀` ぐ└f'二）::{ ', | !,ゞ┐
`､∨ ´ ,.､-''"~￣}_｛‐''く:::{_ ', _|_|_,rｰ'､_
}｛ ／ _､-'''"~￣{_＼;;;;;ｊ;＞＜;:::::＼:::ﾍ}＼
}∨: ／ _､-''ﾞ~￣￣ ＼::::},之_ ヽ
〉∨ ／ ,.､イ;;ノ_ ｀ヽ}
{: ＼,/＼ -‐ '" ／｀￣ :.:｝
／￣￣＼
／ . u:_ノ｀ ,,＼.
/ （ ◯）（Ｏ): ……そうだっ！切手だ！
.:| j（ （__人__）
:| ＾ ､｀ ⌒´ﾉ:
| u; ﾞ⌒}:
ヽ ﾟ " }:
ヽ :j ノ: ｉ |ｉ |
／⌒ ヽ | || | |
:: ／￣￣ヽ :: ＼ || |i
:: （｢ ｀rﾉ :: ＼ ||i ＼
:: ヽ ノ :: ＼ ＼
ガタッ！ | | r ｢＼ ＼ ＼
| | | ﾉ ＼ ＼＿＿ ＼
ヽ＿ノ /||| l ＼_, ｀ヽ ＼
|| ｉ / | ||| | (＿つ￣と_ノ) ＼
|| || | | ||| | ＼
93 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:29:34 ID:+TDHC8Fy
＿＿＿_
／ u ＼
／ ／ ＼＼ はっ……どうしたのやらない夫？
／ し （○） （○） ＼
| ∪ （__人__） J | 「俺がいきなり大声を上げたので、
＼ u ｀⌒´ ／ やる夫はびっくりして顔を上げた。」
＿_＿__ ━┓
／ ― ＼ ┏┛
／ノ ( ○) ＼ ・
. ｜ ( ○) ⌒） u | あっ、あの……切手が、どうしたお？
. ｜ （__ノ￣u /
. ｜ ∪ /
＼＿ _ノ＼
/´ |
. | / |
94 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:30:13 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
. _ノ,､ ＼_ ＼
( ●）（ ●） | まだ、可能性の問題だが……やる夫、
（__人__） | 手紙に切手を張るとき、どうする？
(｀⌒ ´ |
{ |
{ /
ヾ /
ｿｇﾍ二ﾆ=7⌒￣"⌒￣〆"⌒ﾆつ
∧ii/ oィ/" 〃 （乙ﾉ≠＾ｿﾉ
/ .|/／＝ ゝー─〜ﾞ─‐ﾞ〜'´
l |｡ ｀~/
/ |｡ /
/ｿ |｡ （
/ ﾘ∠＼＿＿__ﾆゝ
＿＿＿_
／ ∪ ＼
γ⌒) ノ三三三ゞ(⌒ヽ えっ？ええっと……
／ _ノ （●）三（●） ＼ `､
（ <:::∪:::::（__人__）:::::∪| ）
＼ ヽ ::∪::::｀ ⌒´∪::／／
95 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:30:30 ID:+TDHC8Fy
＿＿＿
／ ヽ､_ ＼
／（○ ） （● ） ＼ まぁ、そりゃあ……こう
／:::⌒（__人__）⌒::::: ＼ 裏をペロッとなめて……って……
| ｌ^l^lｎー'´ ∪ |
＼ヽ L ∪ ／
ゝ
／
＿＿＿＿＿
／ ＼ ┌┐┌┐
／ ヽ ､: : , / ＼ | │| │
／ ゝ_ﾉ: : :ゝノ ＼ ヘ | │| │
／ ( ○ ):.:.:.:.( ○ ) ヽ ─┼─ ／ ＼ | │| │
| / ! ヽ | ／ヽ/＼ ＼／ └┘└┘
| ゝ _ノ ゝ _ノ l j | ＼/＼ | □ □
＼ |!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!| ／
／ l!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!| ＼ 「やる夫も俺の意図を理解したらしく、
/ ー――‐ ' ヽ 大声で叫んだ。」
96 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:31:14 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ ノ ＼ ＼／｀i
| （●）（●）./ ﾘ そうだ。封筒に張られた切手から、
. | （__人__）..| / 犯人の唾液を摂取できるかもしれない。
| ｀ ⌒´ ﾘ ﾋ
. ヽ ／/ ,｀弋ヽ
ヽ - ′.Ｙ´ , ｀ヽ｀.ｌ
/〈 `ｰ〈::....ノ Ｖ
| ヽ_ｰ ､ ｀ヾ＿/ //
| ﾌ-､｀ｰ┴‐-〃
`ー‐一′
＿＿＿_
／ ＼
／─ ─ ＼
たっ、確かに……その通りだお！ ／ （●） （●） u ＼
| u （__人__） u |
＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ )
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
97 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:31:30 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） ただし、それが園崎魅音のものだと
. | （__人__） 証明できないと意味はないんだけどな……
| ｀ ⌒´ﾉ
.ｌ^l^lｎ }
. ヽ L }
ゝ ﾉ ノ
／ / ＼
／ / ＼
. / / |ヽ、二⌒)､
ヽ＿＿ﾉ
＿＿＿_
／_ノ ' ヽ_＼ むむぅ、園崎魅音の唾液かお……
／（≡） （≡）＼
／ /// （__人__） ///＼
| |r┬-| |
＼ ｀ ー'´ ／
98 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:32:07 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | （ ●）（● ） | やる夫……お前へんな想像してないか？
. | （__人__） │
| ｀⌒ ´ |
. | |
. ヽ /
ヽ /
> <
| |
| |
＿＿＿_
／ ノ ＼＼
／ （●） (●）＼ きっ、気のせいだお！
／ ∪ （__人__） ＼ 気のせい……
| ｀ ⌒´ |
＼ /⌒)⌒)⌒) ／/⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) ./ / /
／´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/
| ｌ | ノ / ） /
ヽ ヽ_ヽ /' / ／
ヽ ＿＿ ／ / ／
99 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:32:40 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） ならいいが……
| （__人__）
. | ﾉ 「切手に付着した唾液が園崎のものかどうか
| ∩ ノ ⊃ 知るためには、
／ .／ ＿ノ 園崎の唾液を入手する必要がある。」
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
／￣￣＼
／ u ノ ＼
| .u （ ●） | しかし、どうやって―――
. | （__人_）
| ｀ ⌒ﾉ ? 園崎が吸ったタバコを入手する。
| } ? 園崎が噛んだガムを入手する。
ヽ u } >>
105
ヽ ノ
ノ ＼
／´ ヽ
100 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 23:34:46 ID:Mr1B3Ocq
1
101 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 23:34:46 ID:Mr1B3Ocq
1
102 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 23:34:53 ID:An8j2RC+
2！
105
名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[] 投稿日：09/07/25(土) 23:37:40 ID:7CWqwMl2
2
106 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:38:11 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ ヽ､. _ノ ＼
| （●）（●） |
| （__人__） ｜ 唾液はあるぞ、やる夫！
| ｀ ⌒´ |
| |
ヽ |
人＿__＿_ノ"⌒ヽ
／ ＼
/ へ ＼
（ ヽγ⌒) | ＼ ＼
＼＿＿
＿＿＿_
／ u ＼
／ ＼ ／＼ えっ、どこにだお？
／ し （○） （○） ＼ まさかひそかに採取してたのかお？
| ∪ （__人__） J |
＼ u ｀⌒´ ／
107 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:38:37 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） そんなわけないだろ、常識的に……
. | （__人__） 覚えてないか？
| ｀ ⌒´ﾉ 彼女……いつも、何か噛んでなかったか？
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ﾋﾞｼｯ
/ く＿＿,-ｭ__ て
| ＿＿＿ 三） （
| | ￣ ´
＿_＿__ ━┓
／ ― ＼ ┏┛
／ノ ( ●) ＼ ・
. ｜ ( ●) ⌒） | 噛んで……？
. ｜ （__ノ￣ / やる夫はパイオツしか見てなかったからな……
. ｜ /
＼＿ ⊂ヽ∩＼ 「一生懸命思い出そうとするかのように、
/´ (,＿ ＼.＼ 手を口に当てるやる夫。つうかどこ見てるんだよ！」
. | / ＼＿ﾉ
108 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:39:06 ID:+TDHC8Fy
＿＿＿_ ヽ v /
／⌒ ⌒＼ -（ｍ）-
／／・＼ .／・＼＼ ≡
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼ そうか！ガムだお！
| `ー'´ | 園崎魅音が噛んだガムを手に入れれば
/ ∩ノ ⊃ ／ いいわけだお！！
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
／ ヽ､. _ノ
| （ ●）（●） そういうことだ！
｜ （__人__） 急ぐぞ、やる夫！！
| |r┬| .}
| | | | }
,..-'ヽ ｀ﾆﾆ }
./::"::::`ヽ､.,＿＿ __ノ ﾞ
/::i::::::::::::"'弋'!ｰ',イ>|'_ノ´｀ｰ -,,＿ _
. }:::ﾞ|::::::::::::::::::::~ﾞ:_戈;f" 、 ｲ/ `i
/:::::::!;:::::::::::::::::::/',r.ﾃ ＼xｰ.ｫ､__ノ
::::::::::::ヾ!:::::::::::::l .l r' ` ､_冫y"
:::::::::::::::::＼o:::::l .ﾄ、 ヽ,＿ﾉ"ｰ'
:::::::::::::::::{::::{＼代 l>ｰ､,_ノ
∩＿
〈〈〈 ヽ
＿＿＿_ 〈⊃ }
／⌒ ⌒＼ | | おぅ、だお！！
／（ ●） （●）＼ ! !
／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼| l
| |r┬-| | ／
＼ ｀ ー'´ ／／
/ ＿＿ /
(＿＿＿） /
109 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:39:52 ID:+TDHC8Fy
, -―- ､
/ ＼
/ ＼_ |
「園崎魅音の唾液が採取できれば、 (●) （●） |
証拠が得られる。」 ((_人__) /
l｀⌒´ /
| ヽ
__!､＿___／ ＼
／､ ヽ r ､ ヽ
ﾊ ヽ Y｀l | > Y
{ ヽ_ゾﾉ | ﾚi i i}
｀¨´ ヽ ハ `'''
> / ﾍ
/ /ヽ ﾍ
_,/ / ご_ノ ﾓｷｭﾓｷｭ
（ ヽ /
＼__ノ
/: :ｲ: : :/:::: :i: : : : ,ｲ: :l'＾~¨1: : ﾄ､: : : :|: : : :}: : : l:::
. /. :/l::: :/:::i:: : l::.: : l l: :! l: : l '.: : : ﾄ;: : ,::: : : l:::
「園崎魅音に初めて会ったとき、 i: / .l::::/::::::'、: l:::.: :! l: :| j: : j ＿}:_:_!_|:: ,::::l: : l::::
彼女はずっとガムを噛んでいた。 | { .l::::|::::::::::＼:｢: :|￣ヽﾄ :l: /'´ l: :l |:/:::::l:: :l:::::
それも一枚や二枚ではない。 l l l::::|::::::'、::::::ﾄ､:|r;三ﾑ! ,|/_zr;三!: lﾏ/::::::::lV::::::
彼女の出したゴミの中に、ガムが混じっていれば、 ﾘ l::::ﾄ､:::::＼:::ヽ戈＝'-`´ -`≠|/ｲ::::/.::::l::::::::::
そこから唾液を採取できる。」 ﾍ::| '.::::::::ヽ-＼ i /／:::::::::|:::::::::
＞┴----,:::ヽ｀ r--ｯ- _／/.::::::::::ﾊ|:::::::::
_ 二､＼─ ､¨´:::::::|`＞､´¨¨´ ｲ::::::::::::/::::::::::::::
/ _ ｀ヽ＼ヽ､_`ｰ,≠l´ , ＞ - ´ l::::::::／ﾊ::::::::::::::
, ′ }´ヽ ＼＞∠ﾌ:::::l:ｌ ／/ j :l::::/: :/: ﾊ::::::::::::
／ / _＞' |::i::::l' l／ |:/ ／. : : ヽ::::::::
110 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:40:25 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー） ） 「ただし、指紋等取扱規則という法律によって
. | （__ﾉ､_） 強制的に被疑者の指紋等を採取することはできない
| ｀ ⌒ﾉ ことになっている。」
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●） ） 「そういう場合、捜査陣は秘密裏に証拠を
. | （__ﾉ､_） 採取しなければならない。」
| ｀ ⌒ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー) 「被疑者に知られることなく指紋や唾液を採取する―――
| （__人__） 秘匿採取。
. | ﾉ 決して褒められた方法ではないが、
| ∩ ノ ⊃ 一応は黙認されている。」
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
111 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:41:32 ID:+TDHC8Fy
／＼
／ へ、＼
／／ ＼＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／／. ＼＼三三三三三三三三三三三三
／／ ＼＼三三三三三三三三三三三
／／ ＼＼三三三三三三三三三三
／／＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,＼＼三三三三三三三三三
／三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
／三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
￣|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |￣￣￣￣￣￣￣￣
| [ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ]. |
| __ || // || /|| __ |
｜ |__| || / || /./ || |__|. |
┌──┬──┬──┬──┬──┬┬──┬──┬──
|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|工]工匚冂|工匸]□l|
| |丁匚工Τ工∃匸工|
| |冂工匸冂∃工□三|
|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|丁匚工Τ工∃匸Τ|
|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|土土土土土土土幵|
| ┌――――――‐―┐ i丁,「:::￣￣￣￣::::::::::::
| | |￣￣￣￣￣￣￣| | |工|::|￣￣￣￣￣￣
| | |―――――――| | |円|::| |￣| |￣￣￣￣
| | |ﾞ￣￣￣||￣￣￣ﾞ| | |工| | | | |
| | |, || ,| | |工| | | | |
112 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:41:44 ID:+TDHC8Fy
,へ＿_＿＿_＿＿＿＿,へ
_, -=-二二二二二二二,,,,二ニﾆ==,,‐‐{,_ﾉ
, '" // ヾ ｀ﾞ､
／ // ｌｌ ii
＿ ／ //＿__ ｌｌ ﾘ,
{,,_／＿＿==＝==＿=＝==- //´＿__} ｌｌ ぃ
_, ' " ￣ ,,,,,,,,,,￣￣￣￣￣￣￣,￣￣ ﾄ´ｰ───‐十─'''''´ |
, '＿ ｀ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ´ ＿＿_' O | ﾞﾞﾞ`i {}|
{ ﾞｌ､─────‐, ｉ´ ｌ｀ヽ, | | |
,'´￣￣ 二二二,,,￣ ￣￣￣￣ '二ｰ, ト‐‐──── |ｰ-,,--.<ｉ
ｌｌ￣ ｀ｌ l￣| |￣｀ｉ. ｌ￣￣ｌ |〒ゝ:;:| ｌ /:;,~i iｊ
ｌヽ、__ｌ l:;::└‐──┘:;::;:;| | ,ﾉ |-" < ｌ:| ｌ |:;:iＩ､{ｌ:ｌ
| ＿_ `==========＝" __二二 ｌﾌ､ﾟ人ｌ:|-───ﾆ二二二}:;ｌ}ﾞ{ｌ:ｌ
ﾞ--ﾞ===ﾞ──────--ﾞ＝＝ﾞ＿＿ｌヾｌ ｌノ:;ｉ=＝-─ ''''￣ ｌ::;;:ヾ"::ﾉ
ヾ,,,,＿:;:;ノ ヽ;;;;;;;;;;;;;ノ ｀ﾞ─‐"
114 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:42:21 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） 「俺とやる夫は園崎魅音の家が見える場所、
. | （__人__） それでいて、向こうからは見づらい場所に車を停め、
| ｀ ⌒´ﾉ 張り込みをしていた。」
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） 「夜明け前から張り込みを続け、数時間―――
. | （__人__） 今、ようやく太陽が顔を出したところだ。」
| ｀ ⌒´ﾉ
.ｌ^l^lｎ } ふわぁ……んっ！？
. ヽ L }
ゝ ﾉ ノ
／ / ＼
／ / ＼
. / / |ヽ、二⌒)､
ヽ＿＿ﾉ
115 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:42:43 ID:+TDHC8Fy
/ ／ ／ ＼
l / / ヽ ヽヽ
l / / / │∧ ヽヽ,
l │ / / / │││ / │
l l / /l /─'l ﾉ l / ﾉ│ l
l │ │l ｌ＝、l / ﾉ=l, / / /
l l ﾊ ｌ< l l=└ ﾉ/ ﾉ/// //l / ……………………
l l ハ ヽ ヽ │=ﾉ l / ／/ｌ /
l ハ ＼ ＼─~ , l／ / ｿ
l ＼ │＼、 ー ﾉ /
│ │ヽ │ ／ , /
│ │＼ |─-、/＞イ│//
ｌ └ハ │ﾉﾉ┌ 、l, ｿ
ｌ...----¬~~~ヽ ヽ l 、 ハ ｌl l.ヽ 、____
/ ヽ ヽ ヽヽ/ ヽｌﾉ ヽ ヽ ヽ
│ ヽ ヽ /l l l, ｌ
│ ノ、 / ＼ │ l / ＼ │
／.:￣￣￣￣￣ ＼
／: : : ＼
／: : : : ＼ やらない夫、
／: : : : : : ＼ 園崎魅音が出てきたお！
/ : : : : : : : .._ _ ＼
|: : : : : : ´⌒＼,, ;、､､／⌒｀ l 「どうやら太陽に続いて被疑者が出てきたようだ。」
|: : : ::;; （ ● ） ﾉヽ （ ● ）;;::: |
|: : : : : ´"''" , "''"´ l
. ＼ : : : : . . （ j ） ／
＼: : :: : :.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／
/ ヽ
/⌒＼へ_,,､-ｰ "´ ￣ ￣ ｀" ｰ-､,,__／ヽ／ヘ
/ ＼ ＼ヽ）,,-ｰ "´ ￣ ￣ ｀" ｰ-､,,（/ ／ ／ ヽ
/ ＼ ＼ ）ﾉ ＼＼ ／／ ∨／ ／ ﾍ
116 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:43:23 ID:+TDHC8Fy
／ _ ヽ
. / .:. ﾊ -‐=ニ二 ＿､
/ 厶:V.:::::. .
′ i | | , '.
i :i | | ! / , i
| . i _ﾊ l l /.l _ / l
| i i､ l‐､- l､ ├ 7 卞 /_ i 「園崎魅音は少し小奇麗な洋服に身を包んでいる。
l :! :. く ﾊ 云ヽ ﾄ |,ィ云j.厶ｫ / / ' どこかへ出かけるつもりだろうか？」
ﾄ. :::.､ {､又_ノ ｀ 又_ノ/' ,/ / }/
ヽl ヽ::::::＼ ヽ￣￣ ￣￣7 ／.:: / ′
､::::::::ヽ ＼ '_ ／イ.:::::::/
ﾄ:::i.:::::::ﾄ､｀ ´ ｀ ／ｌ::::/l:/
ｌ V::::､:|:::｀i . __ . イ::| {:/ /′
l ::::::.::!::/ゝ､_ _ノV. /′
ヽ __::ィﾉ /,ムﾄv ヽ-､__
_.．. : ! {{! //!:.:.:.!l{ /.ﾊ !: :ヽ､
, -イ: : : : : :､ ､ゝ' ハ_:._!､v' / ,: : : : : ﾞト- ､
/ ヽ: : : : : : ､ヽ' :!:.:.:! ヽ' ノ. : : : : : ! ﾊ
′ v . : : : : ヽ l:.:.:.l ｢: : : : : : :ノ/ !
. :.|: : :i: :i: .:|:ヽ .: :i .ﾄ: : .y: : : : : : : : : :i.i: : : :
.: :.i: .: :i: : .i: :|: .i : :.i ﾊ: :ヽ: : : : : : : : i i: : : :
: : ｨ: .: :i: : ヽ i..- .i .: : i : i:ｲ: .i: : : : : : : / i: : : :
: :.ハ: : :i: :_..イ: :|____ i : : i .i: ｨ:ﾊ.i: : : : : :./ i: : : :
「彼女は早足に玄関から表通りへと出た。 : :i i: : :-": ｨｦｲjjjkijｱ .i .: :./ .i: : ﾊｨ:y: : : : / .i: : : :
その手には―――」 : :i ﾊ: : ﾄ: :./|l~っii,、 .i : :/ :i: : .i: :t:yj: ／ .i: : : :
: :ﾊ .ﾊ: :i: :＼ ＼_y .i : :ｲ .: i: :.i: : : : :ﾋ^^l i: : : :
: :ハ .ﾊ:i: : : :.ﾄ "" .i: :ｲ : :i: :.i: : : .ヽ _ .i: : : :
: :i ﾄ i: : : : : i .i/: i .: : :i :i: : : .／ ヽ .i: : : :
.: :i .ﾊ i: : : : y i : : :i:i:i: : ／ ＼ i: : : :
、:i ﾊ .i: : : :- .. ,ｧ i : : :i: y: :／ 彡~＼＿_ .i: : : :
ヽ:i .ﾊ .i: : : : :.~￣- . i .: : i .＼／ 彡-:~／ .ヽi: : :
＼ ﾊ .i: : : : :i ＼ｲ .: : :i Kヾ 彡／／: .＼:
117 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:44:24 ID:+TDHC8Fy
＿＿＿
／
i´￣｀＼ ／ ヽ､.＼ やらない夫、
ヽ ＼ （ ●）＼ 園崎魅音はゴミ袋を持っているお。
ヽ 〕 (__ﾉ
＼ / ／ /7 「やる夫は園崎に聞こえないように、
/ ＼/´⌒｀,￣￣´￣￣´〆⌒∨/／´￣ ￣￣ ひそ
ヽ ヽ ＿ﾞ＿＿_､ィヾｲｿ） 潜めた声で言った。」
ヽ ヽ ト´￣ ヽ 〉7
ヽ ヽ ヽ `' 〔
ヽ ｀＼ ヽ ＼__
ヽ ヽ ヽ <¨ゝ ｀i
ヽ ヽ ヽ,,,､| |,,,,,､／
（⊃￣￣＼
（⊃ _ノ ＼
（⊃ （ ●）（●） そうかっ……
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 「ちなみに、
| } ＼ 俺らが張り込んでいることをいく夫警視は知らない。
／ヽ } ＼ 唯一、ダディに伝えているくらいだ。」
／ ヽ､＿＿__ノ ）
／ . | ＿／
| ／￣￣（＿)
＼ ＼ ／| ＪＪＪ （
＼ ／ ／⊂＿）
118 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:44:44 ID:+TDHC8Fy
/ : : : : / ／ ゛r^ヽ
./ : : : : / ./ .＼
.| : : : : :i: / .i ﾍ、 .ヽ
| .: : : : |: : : :i : | | トム: .、
| : : : :ﾊ: : :.i : :ﾊ .ﾊ /: : :|: i
| : : : : ﾊ: :.| ∧ _:_ﾑﾆtt-| |: : :i: .ｲ .ﾄ .i
i : : : : : ﾊ:ﾘ /: ヽゞﾘ|||irjﾐ:iﾘ: ﾆ_.ﾙ:.i ﾊ.i.ヽ.i 「園崎魅音は、ゴミ回収所の方へ歩いていく。
.| : : : : : : : :トｿ: : : ﾄ:i==ﾉ ゛ ｨlirﾄ:ｲ ハ::.i .i | 俺たちが監視していることに気付いた様子はない。」
| : : : : : : : ハﾘ: : :i＼ i.シｲ: ｲ: :.ｿ ｿ
.| .: : : : : : :i ＿|: : :|: __ ′ /ｲ:./ i: / /
.| .: : : : : : i .|: ﾊ: : :L.ト..... イ: :./ .ｿ
.| .: : : : : .Kくﾐﾐ.ﾊ: :ﾘﾙﾒﾘ .i: :/
.| .:--イ＿ : :ミミルリ√ﾘt-__|:.i
.| ./ ヽ . : :ﾐﾐﾐ.ﾚﾊｲヽi: Yﾘ
.|.i ＼ : : :ヽ:|: :ソくヽ、
/ /i : : : : : :i: : l ｌ: : : ﾊ::: : ::;: : : : : : : :ヽ::::l::: : : : :
// l: : : : : : : :ｌ: : ﾄ､: :l ｌ: : / ';:::::::::ﾊ:: : : : : : : :i:::l::: : : : :
〃 l: : : : : : : : '; : :l i :l ｌ: ﾅニl￣/`ｌ::::: : : :::::: : lﾉ:: : : : :
/ l: : : : : : : : : ヽ:ｷ三:| _ |/ ,r"|フ`o l::i:::: :::::::::: : l:::: : : : :
「園崎魅音の姿が、死角に入った。 l: : : : : : : : : :ヾ<./''ﾊ9 lﾉ､;;ﾂﾚ::::::::::::::::: : l:::: : : : :
その辺りはゴミ捨て場があるはずだ。 l: : ﾊ::: :: ::＼::::ヽ`弋｡j -｀＝/:::／::::::::/l l::::: : : : : :
息を潜めたまま、彼女の動向を観察する。」 '; l i:: ::::::::::::＼ヽ`:::´ , ::::::::/／l:::::::::::/:::::l::::: : : : :
';l ヽ::::lヽ::::::::`ﾐ` ー‐ 〃 ｲ::::::://:::::::::::: : : : : :
l ヽ:l. ヽ、:::::::l` - ､ , ／ l:::::::://::::::::::::: : : : : :
ヽ !:::::::ｌ ` ｰ ヽ l:::::〃`ヽ::::::::::: : : : :
l:::::l ／￣） l::::/ ヽ::::::: : : : : :
119 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:45:11 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ ＼ 「そのまましばらく彼女が戻ってくるのを待った。
|:::::: ｜ ほんのわずかな時間が何時間にも感じられる。」
. |::::::::::: ｜
|:::::::::::::: ｜ ....,:::´, .
. |:::::::::::::: } ....:::,, ..
. ヽ:::::::::::::: } ,）:::::::ノ .
ヽ:::::::::: ノ （:::::ソ: .
/:::::::::::: く ,ふ´..
-―――――|:::::::::::::::: ＼ -―,――ノ::ノ――
|:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´
／ ￣￣＼
／ ノ ヽ
|:::::: （● ） 「遠くで犬の鳴き声が聞こえる。
. |::::::::::: （__人） もう一度時計の針を見てみると、
|:::::::::::::: ⌒ﾉ すでに三分が経っていた。」
. |:::::::::::::: }
. ヽ:::::::::::::: } 三分か……
ヽ:::::::::: ノ
/:::::::::::: く
|:::::::::::::: |
|:::::::::::::::| |
120 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:45:36 ID:+TDHC8Fy
／.:￣￣￣￣￣ ＼
／: : : ＼
／: : : : ＼ やらない夫、ゴミを出すだけにしても
／: : : : : : ＼ 少し遅すぎるんじゃないかお？
/ : : : : : : : .._ _ ＼
|: : : : : : ´⌒＼,, ;、､､／⌒｀ l
|: : : ::;; （ ● ） ﾉヽ （ ● ）;;::: |
|: : : : : ´"''" , "''"´ l
. ＼ : : : : . . （ j ） ／
＼: : :: : :.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／
/ ヽ
/⌒＼へ_,,､-ｰ "´ ￣ ￣ ｀" ｰ-､,,__／ヽ／ヘ
/ ＼ ＼ヽ）,,-ｰ "´ ￣ ￣ ｀" ｰ-､,,（/ ／ ／ ヽ
/ ＼ ＼ ）ﾉ ＼＼ ／／ ∨／ ／ ﾍ
／￣￣＼
／ ＼ ＼
.（●）（● ） u. |
そっ、そうだな…… （__人__） u |
.(｀⌒ ´ |
{ |
{ u. /
＼ /
ノ ＼
／´ ヽ
121 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:45:59 ID:+TDHC8Fy
＿＿＿＿＿
／ ＼
／ ＼
／ ‐-､ ,.-‐ ＼ もしかして気付かれたんじゃないかお？
／ ., ーヽ ,'. ｰ-、 ＼
／ （ ● l l ● ） ＼ 「やる夫の発言で、
| ｀ｰ ノ ヽ.ｰ ' | 焦燥が不安へと変化する。」
| "⌒（_＿__人_＿__）⌒ﾞ |
＼ ! ,-ｰ- 、! ／
＼ ｀ーｰ ´ ／
/ 〈
/
/⌒＼へ_,,､-ｰ "´ ￣ ￣ ｀" ｰ-､,,__／ヽ／
/ ＼ ＼ヽ）,,-ｰ "´ ￣ ￣ ｀" ｰ-､,,（/ ／ ／
/ ＼ ＼ ）ﾉ ＼＼ ／／ ∨／ ／
／￣￣＼
／ u ノ ＼
| .u （ ●） | 「俺は―――」
. | （__人_）
| ｀ ⌒ﾉ ? 様子を見に行くことにした。
| } ? もう少し待ってみることにした。
ヽ u } >>
125
ヽ ノ
ノ ＼
／´ ヽ
125
名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 23:48:09 ID:Mav5k0qF
１
126 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:49:44 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| u （ ●）（●） 「もしかしたら、張り込みに気付かれて、
. | u （__人__） 逃げられてしまったのかもしれない。」
| u ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
／￣￣＼
／ _ノ ＼
|u （ ●）（● 「いやっ、それならまだいい。
| u （__人__） 逃げたということは、
. | u ﾉ すなわち園崎魅音の容疑が確定する。
| ∩ ノ ⊃ 追い詰められた犯人がとる行動は……。」
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| u （ ●）（●） 行くぞ、やる夫！
｜ u （__人__）
| u |r┬| .} 「俺は慌ててドアを開けようとした。
| | | | } しかし……。」
,..-'ヽ ｀ﾆﾆ }
./::"::::`ヽ､.,＿＿ __ノ ﾞ
/::i::::::::::::"'弋'!ｰ',イ>|'_ノ´｀ｰ -,,＿ _
. }:::ﾞ|::::::::::::::::::::~ﾞ:_戈;f" 、 ｲ/ `i
/:::::::!;:::::::::::::::::::/',r.ﾃ ＼xｰ.ｫ､__ノ
::::::::::::ヾ!:::::::::::::l .l r' ` ､_冫y"
:::::::::::::::::＼o:::::l .ﾄ、 ヽ,＿ﾉ"ｰ'
:::::::::::::::::{::::{＼代 l>ｰ､,_ノ
127 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:50:06 ID:+TDHC8Fy
/ﾍ､
/::::::r' _ __
{_::::/ /:/ /:r'
// 〈;;/ /:::i
. // r':ヽ /:::::l
// 7:/ ｀ヽ' , - ､ __,-
. /::l /:/ ,._ , ｰ ､ /、 丁 ,.ノ
l::::l /:/ r'::ﾉ r'ヽ , ｰ､f ｀l l |_,ｨ'´
. j::::l /:::l l::i /::/ |ヽ ｀〈l ﾄﾞ､ l _／
. /::::::l l::::::l L:j 「:ﾝ;へ、 ／ ｀ 、 ゝ ! ｀´rｩ- '´
|::::::::l .ヽ／ _／:／>_/ 1_,/｀‐' ''" _...
ヽ::／ ヽｰ ' | r'
l ＿, -‐ '´厶
ト-‐ｩ-‐' ＼ ィ´ ｀t
｀ゝ_| ! 」 ヽ /
__＿」 |∧ ／
" !ヽﾍ _／ ﾞ;
まっ、待つんだやらない夫！！
128 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:50:32 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ○）（○） なっ、どうしたんだやる夫？
. | U （__人__） 俺の手をいきなり……
| |r┬-| おいっ、やる夫！？
. | ι `ー'´}
. ヽ u }
ヽ ノ
/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)
＿＿＿_：
：／⌒三 ⌒＼：
「振り向くと、やる夫は先ほどまでとは ／（ ○）三（○）＼：
うって変わって真っ青な顔で、 ：／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼：
ガクガクと震えていた。」 ：| |r┬-| |：
：＼ `ー'´ ／：
129 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:51:11 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ u ノ ＼
| .u （ ●） | おっ、おいやる夫？
. | （__人_） どっ、どうしたんだ！？
| ｀ ⌒ﾉ
| }
ヽ u }
ヽ ノ
ノ ＼
／´ ヽ
／ ￣￣￣ ＼：
：:／ ::::＼：
;： | :::::::| ： なっ……何か……変だお……
＼.....::::::::: ::::, ／
r " .r ／
：|::| ::::| :::i：
：|::|: .::::| :::|：
：`.|: .::::| :::|_：
：.,': .::（ :::}：
：i `.-‐"
130 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:51:48 ID:+TDHC8Fy
＿_ ━┓
／ 〜＼ ┏┛
／ ノ (●)＼ ・ 変……だとっ！？
. ｜ (.／) ⌒）＼
. ｜ （__ノ￣ ＼ 「やる夫は、何か恐ろしいものを感じている
＼ u u | かのように震えている……。」
＼ u u /
. ＼ ⊂ヽ∩
/´ (,＿ ＼.
/ ＼. ＼
./ / |. ＼ソ
（ y' .|
＿＿＿_
／ ∪ ＼
γ⌒) ノ三三三ゞ(⌒ヽ なっ、何故だかわからないお……
／ _ノ （＞）三（＜） ＼ `､ とてもイヤな感じがするんだお。
（ <:::∪:::::（__人__）:::::∪| ） やらない夫、ここはもう少し、様子を見た方が―――
＼ ヽ ::∪::::｀ ⌒´∪::／／
131 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 23:52:24 ID:nZNkM7lH
霊感かなにかか
132 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/25(土) 23:52:35 ID:+TDHC8Fy
＿
..:...::.／:..:..:..::＼.::..:..:..::::..:..::.:..:...::..::..:..:..::::...:....
.::.／.:..:.._ノ::::..:..＼.:..:...::.:..:..::::....:::..:..::::..:.:..:...
:..|:::.... （ ○）（○）.::..:..:..:..::::..:..::.:..:...::...::::..:.:..:...
.: |:::.... u （__人__）.::..:..:..:「やる夫がこんなに怯えるとは……
::. |::u:. (.::..:..:..::::..:...:..:::::尋常ならざる何かが起こっているのか？
.::. |:::.....u ｀ ⌒´ﾉ.::..:...:..:だが……」:::..:..::.:...:..::::..:...:...
::..:.ヽ:::..... }.::..:..:..:..::::..:..::..::::..:..::.:..:...::..:...
.::..:...ヽ::..... /
::..:..:..:/::.. |
.::..:..: |::...
::..:..:..:|:::..... |ヽ、二⌒
._ _ _
(ヽl_l_ll_l,l
ヽ ｒ
│ |
|／￣￣＼
／ ＼ ノ だったら、なおさら行くべきだろ、
| （ ●）（●） 警察的に考えて！！
. | ノ（ （__人__）
| ⌒ ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
l/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)
133 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:53:02 ID:+TDHC8Fy
, r ' ⌒ ヽ､
. ／ ヽ,
/ ,，ヽ､_ヽ
. | __,ノ 彡（○ ） 「あの向こうで何か起きているのだとすれば、
| （○ ） 彡 | ここでじっとしているわけにはいかない。
. | 入,__） 例え何か待ちかまえているのだとしても……。」
|. ﾞ'ｰ'´
. | ﾞヽ､__ﾉ
ヽ､ ﾉ＼.
／::ヽ､＿ ／ﾉ:::::|
. /:::::::,::::＼ゝ､◇ノ::::i:::|
. |:::::::::|:::::::::＼¶/::::::::|:::|
. |:::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|:::|
. |:::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|:::|
＿＿＿_
／ u ＼
／ ／三三＼＼ けどっ…けど……
／ し （○）三（○） ＼
| ∪ （__人__） J |
＼ u ｀⌒´ ／
134 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:53:16 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ ＼ ノ ＼
. | （ ●）（● ） | あぁ、もう分かった！
. |ノ（（__人__） │ 俺一人で行ってくる！やる夫はここで待ってろ！！
|⌒ ｀⌒ ´ |
. | |
. ヽ /
ヽ /
> <
| |
| |
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ r ⌒j まっ、待つんだお！
／（ ○）}liil{（○）＼ / / やらない夫！！！
／ u （__人__） u ＼/ / ／ ）
| u |i|||||||i| u / / ／ ／
＼ |ｪｪｪｪ| / '` ´ ／
r´ (⌒'ー―- イ′ ´廴
/ ＞ 、 ヽ _ ￣￣￣)
/ -､ } ( ￣¨´
/ ヽ._ __ ＼
｀ --‐'´ ｀ﾞ' 、_.)
135 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:54:11 ID:+TDHC8Fy
―― [] []
| ｌ￣ | | ／￣￣＼
|_| 匚. | ／ ＼三三/
| | | （ ○）（○) . 「俺はやる夫の手を振り解くと、
|_| | （__人__) 車を飛び出した。」
| ｀ ⌒´ﾉ .
[] [] ,-, | } .
／／ ヽ }
匚／ /￣ヽヽ ノ ,.r-､
/ ⌒＼ P{三）
/ヽ/＾y /＼ ＼/＼ﾉ
(､､J / / ヽ / /
/ / ＼___/
从从 （ /
Σ ヽ、 __へ ＼
Σ / ￣ ＼ ＼
Σ_ノ ＼､＿_ ／ ＼ ヽ
＼ 〉
/ /
/ /
/ /
＼二フ
136 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:54:35 ID:+TDHC8Fy
―― [] ] ／￣三＼
| ｌ￣ | | ／ ＼三/＼
|_| 匚. | 三 （ ○） （ ○） 「俺はゴミ捨て場のある曲がり角を目指し、
| | 三 u （__人__） ただ真っすぐに走った。
|_| ≡ ｀ ⌒´ﾉ ほんの数メートルの距離が随分長く感じる。」
二 }
[] [] ,- ニ ｒヽ，
／／ r⌒ヽ ／ |
匚／ 三 ヽ 三 /
三 ヽ三 ／
三三 三 ／|
三 ≡､__.／ |
r |
三 |
三 |三 |
ニ へ三 .|三. ヽ
二 | ≡ / 三 ヽ
ﾆ＿ノヽ＿＿ノ 三 ヽ
三 ）
三 /
三 /
ニ ーヽ
＼＿ ノ
137 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:55:08 ID:+TDHC8Fy
..￣￣￣￣￣￣|..屋|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.. |..良| ＿＿＿＿＿
|..内| [ 生ゴミ
|..科| ￣￣￣￣
l____.| ヾＭ/ ヾＭ
|l l ll| ／/ヽ~＼／/ヽ＼
＿＿＿＿＿|l l ll|＿＿| | . |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
_| | ヽ＿＿／ヽ＿_.
／￣￣＼
／ _ノ三 ＼
| （ ○）（○） 「ゴミ捨て場には何もなかった……
. | （__人__） ﾊｧ 夜の家に出されていた白いゴミ袋の
| ｀ ⌒´ﾉﾊｧ 山を作っているだけ……。」
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
138 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:55:24 ID:+TDHC8Fy
/ :/::::::::::
,/ ::/::::::::::
/ :/::::::::::
,/ ::/::::::::::
/ :/::::::::::
,/ ::/::::::::::
/ :/::::::::::
,/ ::/::::::::::
139 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:55:41 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ _ノ三 ＼
| （ ○）（○) ﾊｧ 「いやっ、その白い山の影から何か棒のようなものが……
| （__人__）ﾊｧ 白いもの……あれは何だ……？」
. | ﾉ
| ∩ ノ ⊃
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
140 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:56:11 ID:+TDHC8Fy
, -‐､ , -.､
／ ﾉ ノ ﾉ
/ ､_.ノ .／ ､_.ノ´
/ ﾉ ／ .ﾉ ,,-‐'⌒i
. / __ノ / /⌒ｉi´ ／､_ .ノ´.
l. `ｉﾉ / .|／ ,.'~´ .
| ,,,|./ 丿 ､_ノ ,-‐'´⌒)
. l. |｀`''' / .ﾉ ./ 丶,-‐'´
| ,___l |､. / / ､,,/
. | ﾉ | ｀` '´-､ ,ﾉ
| _/ | ）
| / ヽ |
| . ヽ::::.｀ ､,|
| :. |:::: |
| :: |:::: |.
λ::: ﾉ:: 丿
/ , ::::::'/
/ :/:::::::::/
,/ ::/:::::::::/
141 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:56:33 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／:::::::::_⌒u ＼
|::::::::: （ ○）（○） 「……手！
|::::u:::: （__人__） あれは……人間の手だ……！！
|:::::::u:: ｀ ⌒´ﾉ 誰かが倒れているのだ。」
|::::::::: }
ヽ::::::::: }
ヽ::::::::: ノ
.> <
| |
| |
／￣￣￣＼
／ノ ヽ､ ＼ やっ、やらない夫……！
／ （ ○）}liil{（○） ＼. どうしたんだ、やらない夫！！
| （__人__） |
＼ ヽ |!!il|!|!l| / ／ 「後ろからやる夫が走ってきた。
／::ノ"''ﾌ:ﾉ|ﾞ x ''|ヽ!:::_,,,L,,ﾉ,,ﾉ_ノﾞ>i、 どうやら待ち切れずにやって来たようだ。」
. i／ﾍ" ﾑﾉ:::::| i::::! |-''"::::/ ﾞヾノヽ
/（:::::::ﾞソ"_;;;;;;ﾉ: :V: :ヽ ''"ヽi、 をノ
（::::ヽ,ノ"!,,_::;／: :i: :i: : :ヽ_;;:::::"ヽi、
^ﾞ''" ／::::;ｼ: : : : i , -ii !、＼::;;ノ::::）
（::::ヽへ、: : : i i/ ﾞ''ヽ,/
142 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:57:18 ID:+TDHC8Fy
／￣￣＼
／ ノ ＼ ＼／｀i やっ…やる夫……あれっ……
|:::: （○）（○）./ ﾘ
. |:::: （__人__）..| /
|:::: ｀ ⌒´ ﾘ ﾋ
. ヽ:::: ／/ ,｀弋ヽ
ヽ - ′.Ｙ´ , ｀ヽ｀.ｌ
/〈 `ｰ〈::....ノ Ｖ
| ヽ_ｰ ､ ｀ヾ＿/ //
| ﾌ-､｀ｰ┴‐-〃
`ー‐一′
＿＿＿
／_ノ ヽ＼
／ （○）}liil{（○）＼ あれって……ヒィ！！
／ ::::::::::（__人__）:::::: ＼
| u |i!i!i!i!| u | 「俺が指さしたものを見て、やる夫が固まる。」
＼ u |;;;;;;;;;| ／
／ ｀⌒´ ＼
(<<<) （>>>）
|、 i、 ,i /
ヽ＿/ ヽ__/
| |
143 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:58:12 ID:+TDHC8Fy
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l;;l｀ー､＿l;;;;;;;;;;;;;l:l;;;;;;;;;;;;;;;;;;l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l;;l:l;;;;;;;;;;;;l .l;;;;;;;;;;;;;;;;l:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:./;;;;;;;l:.l;;;l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l;;;l:.:.:.:.:.:.:.l｀ー､ __ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l:.:.:.:.:.:.:.:.:l;;l:l;;;;;;;;;;;;l､ ヽ;;;;;;;;;;;;l:.:.ｲ:.:.:.:.:.:.:./;;;;;;;;;l:l;;;;,l-‐'"´:.:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l;;;;l:.:.:.:.:.:.l;;;;;;;;;;;;;;;!｀ー､ __;;;;;;;;;;l:.:.:.:.:.:.:.l;;;l:l;;;;;;;;;;;l ! ｉ .);;;;;;;;/:./;l:.:.:.:.:.:.:/;;;;;;;;;_l:l‐';l:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.､ーl―.l―−l――――−､ヽ _;;;;;;;l:.:.:.:.:.:.l;;;;ll;;;;;;;;;;l ! l l;;;;;;;/:./;;l:.:.:.:.:.:./;;;;;;／;l:l;;;;;l:.:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｉ:.:.:ヽl .ヽ:.:.:.:.l ./::::::::::::::::::ヾ｀ｰ､;l:.:.:.:.:.:l;;;;ll;;;;;;;/ !l;;;;;;/:/;;;;l:.:.:.:.:./;;;／;;;;;;;ll;;;;;;l:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.lヽ ヽ:.:.:.l /::::::::::::::::::::l ＼｀‐l､ _:.:.l;;;;;!;;;;/ ./ l;;;;//;;;;;;l:.:.:.:.:/∠,..-―ll―.l‐､:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
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:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.l;;;､ヽヽ ヽ:l ￣ _＿,,､ヾ__;;;;;;ヾ:l __ . l;;;;;;;/:.:／!:::::／ / .／;l:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ll;;;;ヽ;ヽ＞ヾ _＿__,,...-'""ゝ;;;;;;;;;;_,-'"´/ ＼´ ヽ ヽ/／､__ ￣ . ／;;;;;;l:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:
:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l;;;;;;;;;/ヾ＝=‐- ／_,.-‐ゝ'_,-‐'´ . ｀ /ﾍヾ;;､ｰﾐヽ､.__／｀ヽ;/l/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〃:.:
:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ;;/ /,..-‐'";／ ＼ヾ｀;l- //':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.://:.:./
:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ., ,..-‐ /;;;;;;;;;／ ｉ ヽ;｀;ヽ . //:.:.:.,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.://:.:./:.:
「倒れていたのは……園崎魅音その人だった。
うつむいて倒れた彼女を抱き起こした。
園崎魅音の顔は、赤く赤く血塗られていた。
出血は頭部からのもののようだ……
ちょうど髪の生え際の辺りから流れ出した血が、
彼女の顔を伝い俺の手を濡らしていく……。」
144 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:58:51 ID:+TDHC8Fy
＿＿＿
／_ノ}liil{ー ＼ うっ……
／（ ○） （○）｡ ＼
／:::::: r（__人__） ､ :::::＼ 「背中越しにやる夫が顔を背けるのが分かった。」
| { l／⌒ヽ |
＼ ／ ／ ／
／￣￣＼
／::::::: _ノ ＼
|:::::::: （ ○）（○） 「俺は呼吸を確認すべく、
. |::::::: （__人__） 慌てて園崎魅音のその口元に手を当てた時……」
|::::::: ｀ ⌒´ﾉ
. |::::::: }
. ヽ:::::::: }
ヽ:::::::: ノ ｍm
/ ￣￣￣ つﾉ
| |￣￣￣
145 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:59:11 ID:+TDHC8Fy
うぅっ……うぅ……
「彼女の口から呻き声が発せられた。
＼{ ヽ:. :.:.:∧￣ __ ／.:.:.:.:.:.: :∧:|:.:.:./:.!
ハ:.:.:.:.:.:.:ﾊ ヽ ￣｀ ァ ／-ｰ:.´:.:.:. .:.// |:.:/:.:
/ ∧:.:.:|:.:.:|＼ ゝ-- ' イ:.:.:.:.:.: .:.:∧ ,j/ ＼:.
. ｌ ヽ ＼l:.:.:| ＞ ､ __,. ＜´ /:.:.:.:.:.:.:.:/ ヽ __ --ﾐ
', ＼ !:.:.| / 丁 | | /:.:.:.:.:.:.:.:/ ／ ',:
〉 ヾ:.:.|′ | ! !/:.:.:.:.:.:.:.:/ ／ l
／￣￣＼
／ ＼ ＼
.（○）（○ ） u. | 大丈夫！生きてるぞ、やる夫！
（__人__） u |
.(｀⌒ ´ | 「俺は振り向いてやる夫に声をかけた。」
{ |
{ u. /
＼ /
ノ ＼
／´ ヽ
146 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/25(土) 23:59:26 ID:+TDHC8Fy
＿＿＿
／ノ ヽ､_＼ やっ、やらない夫……
／（ ○）}liil{（○）＼
／:::::::: （__人__） :::::::＼
|::::::: ヽ |!!il|!|!l| / :::::::::|
＼::::::: |ｪｪｪｪ| :::::::／
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒) どうしたんだやる夫？
. | u （__人__) 少し落ち着けよ！
| |r┬|}
| | | |}
. ヽ ｀ﾆ}
ヽ ノ
/ く ＼
| ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､
147 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/26(日) 00:00:57 ID:s03NRcMk
うわぁ・・
148 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/26(日) 00:01:05 ID:YIg0lhqF
：＿＿＿_
：／ノ ヽ､_＼
：／（ ○）}liil{（○）＼： 「やる夫は真っ青な顔をして俺と園崎魅音を
：／::: （__人__） :::::::＼： 見つめる。
：|:::::: ヽ |!!il|!|!l| / ::::::::|： 身体全身がガクガクと震えている。」
：＼:::::: |ｪｪｪｪ| ／：
：, -‐ (_).ヽ:::::: ー‐ ｨヽ だっ、だって……ほら……
：ｌ_ｊ_ｊ_ｊ と) i： 目が……園崎魅音の目が……
： ￣`ヽ ﾉ | |
/ / ／/ヽﾚヽ ＼
'::::: / ' ﾚ ´ ゝ:i ' ヽ
l:::::::/ | / │ | / ',
|::: / ::| / | | / ﾄ !
|::/ ∧ / l | l ハ. │ヽ l
ﾚ _ ｨ =＝ '' ! | `ﾃ＝= -.|､ / | ,.│
| / '´| ! /___ ', │ ,'_∠._ | ' | i ﾉ
| / | , V ”;;;;”;;＼! ／ィ_==. ､ | ／ ! / 「やる夫の指がゆっくりと園崎魅音を示す。
| ' ﾊ イ _＿__,ィ”;;;;”;;;;”;;;; _＿__,ィﾝ , 俺も慌てて園崎魅音に視線を戻すが、
l ハ :＼ `Y ”;;;;”;;;;;;;;”;;;;”;;;;”;;;;”;;;; ﾚ / 彼女は気を失ったままだった。
| ':::::ヽ ::::: ＼ ＼ : ， ／,.. イ , もちろん目なんか開けているはずも無い。」
V :::::::::: V :::::::ゝ _＼ イ:::::::::/ | /
:::::::::::: |:::::::::l:::ゝ _ ＿＿ イ:::::::/ ,.ｲ , '
! ::::::::: |:::::::::|::r-l.ゝ. ィ |:::::, / ﾚ
! ::::::::ハ:::::: |ﾉ:::: `―` ─ '-- ! |::::: /
| l:::::::::::::: ヽ::::ﾄ ,:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ ..._|:::::ﾚ
| l::: ,. ´丁＼ ＼:::::::::::::::::::::::ノ │:/ __
| _ イ | `─── '′ !/ | ` …- ､
149 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/26(日) 00:01:24 ID:YIg0lhqF
＿_ ━┓
／ 〜＼ ┏┛
／ ノ (○)＼ ・
. ｜ (.／) ⌒）＼ 彼女の目がどうかしたのか？
. ｜ （__ノ￣ ＼
＼ |
＼ /
. ＼ ⊂ヽ∩
/´ (,＿ ＼.
/ ＼. ＼
./ / |. ＼ソ
（ y' .|
＿＿＿_
／ u ＼ あれっ……そんな……
／ ／ ＼＼ さっきは確かに……
／ し （○） （○） ＼ 確かに真っ赤に光って……
| ∪ （__人__） J |
＼ u ｀⌒´ ／
150 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/26(日) 00:02:06 ID:YIg0lhqF
／￣￣＼
／:::::: _ノ ＼
|:::::::::: （ ○）（○） 「真っ赤な目だと！
. |::::::::::u （__人__） それじゃあ、古手梨花ちゃんが証言した鬼女の
|:::::::::: u ｀ ⌒´ﾉ 特徴と一致するじゃないか。」
. |::::::::u }
. ヽ:::::::: }
ヽ:::::::: ノ
.> <
| |
| |
／ ￣￣＼
／ ノ ヽ
|:::::: u （○ ） 「しかし、今はゆっくり考えている時ではないだろ、
. |::::::::::: u （__人） 現状的に考えて！
|::::::::u::::: ⌒ﾉ 園崎魅音は命に関る重傷を負っているかもしれないのだ！！」
. |:::::::::::::: }
. ヽ:::::::::::::: }
ヽ:::::::::: ノ
/:::::::::::: く
|:::::::::::::: |
|:::::::::::::::| |
／￣￣＼
／ _ノ ＼
|:::::: u （ ○）（○） 「やる夫が見たという真っ赤な目について、
. |:::::::::: （__人__） ひとまず置こう。
|::::::::: ｀ ⌒´ﾉ そして、俺は―――」
.ｌ^l^lｎ }
. ヽ L } ? 園崎魅音を介抱する。
ゝ ﾉ ノ ? 不審者を捜しに行く。
／ / ＼ >>
155
／ / ＼
. / / |ヽ、二⌒)
ヽ＿＿
152 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/26(日) 00:03:24 ID:s03NRcMk
１だろ
153 名前：
名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/26(日) 00:03:35 ID:0Vp40NS3
２
154 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[] 投稿日：09/07/26(日) 00:04:41 ID:DA12wbLz
2
155
名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/26(日) 00:04:45 ID:eQ4U08fb
1
156 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/26(日) 00:05:22 ID:YIg0lhqF
. ／￣￣＼
.／ _ノ .ヽ、＼
.|::: （○）（○）::::| ここは俺に任せてくれ、
. .|::: （__人__）::::| やる夫は近くに不審者がいないか探してくれ！
.|:::::: ｀ ⌒´ ::::.ﾉ
ヽ:::: ._ :::::.}
ヽ_/ } . ﾉ
／､ 〈 く
ﾊ ヽ Y｀ー.､i
{ ヽ_ゾﾉ-‐１
｀¨´┬' . ｜
＿＿＿_
／ ノ ヽ＼
／ （○）}liil{（○） わっ、わかったお！
／ （__人__） ヽ
| |!!il|l| | 「俺の指示を受けて、
＼ lｪｪｪl ／ やる夫は慌てて近辺の調査に駆け出す。」
/ ヽ
しヽ ﾄ､ﾉ
| __ |
!___ノ´ ヽ__丿
158 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/26(日) 00:05:58 ID:YIg0lhqF
|| ／￣￣＼
|| ／ _ノ ＼
／〔|::::::::: （ ○）（○） 「それを見届けてから、
〔ノ^ゝ::::::: （__人__） 俺は最初に１１９番へ連絡し、
ノ ノ^,-:::: ｀ ⌒´ 救急車を手配した。」
/´ ´ ' , ^ヽ:::: }
/ ﾉ'"＼. ⌒ もしもし、はいそうです。
人 ノ ＼／,＿ __ノ お願いします！
/:::::＼_／l:::::::＼ｰ-.,ノ､ﾞﾞ,
,/::::::::::ﾉ::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
＿＿＿__
.。 ／ ＼
┃ i:::::::: ::::::ヽ
.,-' ,‐ｉ" _ノ ヽ､_ ::::::::::i 「次に俺はダディに連絡を入れることにした。
./ //´l:::（ ○) （○） :::::::i 捜査本部は俺たちの関与を知らないし、
.l '-;;;;l::: （__人___） ::::::i 快く思わない。
l │;;;;｜,,'｀⌒ ´ ::::::i 唯一の協力者であるダディに意見を聞くべきだと判断した。」
l ＼⊥ ,i
/ / ｉヽ, /
.,､ ｉ .' ／,‐'.l＼ ／l ))
.l ＼ .ｉ､ ム ｀‐､_｀￣￣´-‐'´ .
.l ｀‐-'ｉ _.-ヽ .,-､ｉ ｉ,‐､ . / .｀‐､
.l .ｉ l l l l l / ｀‐､
.l .l .l/ ヽ ,' .l/ , , ｀‐､
/l .l /‐-l . .,.' .,' ,-‐｀ｉ
. ｉ.,' .l ､ l;;;;;;;;l ' , ' ,.' .,.' .ｉ
. / .l ､ l;;;;;;;;l , .' ｉ ,.' ｉ
159 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/26(日) 00:06:48 ID:YIg0lhqF
|| ／￣￣＼
|| ／ ヽ､. _＼
／〔|::::::::: （ ○）（○） 「早朝であるにも関らず、
〔ノ^ゝ::::::: （__人__） ダディはすぐに電話に出た。」
ノ ノ^,-:::: ｀ ⌒´
/´ ´ ' , ^ヽ:::: } 『どうしたんですか、センパイ？
/ ﾉ'"＼. ⌒ こんな時間に？』
人 ノ ＼／,＿ __ノ
/:::::＼_／l:::::::＼ｰ-.,ノ､ﾞﾞ,
,/::::::::::ﾉ::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
＿＿＿__
.。 ／ ＼
┃ i :::::ヽ
.,-' ,‐ｉ"ヽ､. _ノ :::::::i 「俺はダディに事の次第を説明した。
./ //´l （○） （○） :::::::i すべての話を聞き終えてから、
.l '-;;;;l （__人___） :::::i 彼は現場の保存を優先するようにと告げた。
l │;;;;｜,,'｀⌒ ´ :::::i 後の手配は全部彼の方でやってくれるということだ。」
l ＼⊥ :::::,i
/ / ｉヽ, / そうかっ……助かる！
.,､ ｉ .' ／,‐'.l＼ ／l ))
.l ＼ .ｉ､ ム ｀‐､_｀￣￣´-‐'´ .
.l ｀‐-'ｉ _.-ヽ .,-､ｉ ｉ,‐､ . / .｀‐､
.l .ｉ l l l l l / ｀‐､
.l .l .l/ ヽ ,' .l/ , , ｀‐､
/l .l /‐-l . .,.' .,' ,-‐｀ｉ
. ｉ.,' .l ､ l;;;;;;;;l ' , ' ,.' .,.' .ｉ
. / .l ､ l;;;;;;;;l , .' ｉ ,.' ｉ
160 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/26(日) 00:07:53 ID:YIg0lhqF
/ / ／/ヽﾚヽ ＼
'::::: / ' ﾚ ´ ゝ:i ' ヽ
l:::::::/ | / │ | / ',
|::: / ::| / | | / ﾄ !
|::/ ∧ / l | l ハ. │ヽ l
ﾚ _ ｨ =＝ '' ! | `ﾃ＝= -.|､ / | ,.│
| / '´| ! /___ ', │ ,'_∠._ | ' | i ﾉ
| / | , V ”;;;;”;;＼! ／ィ_==. ､ | ／ ! / 「園崎魅音は完全に気を失っているようだ。
| ' ﾊ イ _＿__,ィ”;;;;”;;;;”;;;; _＿__,ィﾝ , 何度か声をかけてみたが、
l ハ :＼ `Y ”;;;;”;;;;;;;;”;;;;”;;;;”;;;;”;;;; ﾚ / 意識を回復する気配はない。」
| ':::::ヽ ::::: ＼ ＼ : ， ／,.. イ ,
V :::::::::: V :::::::ゝ _＼ イ:::::::::/ | /
:::::::::::: |:::::::::l:::ゝ _ ＿＿ イ:::::::/ ,.ｲ , '
! ::::::::: |:::::::::|::r-l.ゝ. ィ |:::::, / ﾚ
! ::::::::ハ:::::: |ﾉ:::: `―` ─ '-- ! |::::: /
| l:::::::::::::: ヽ::::ﾄ ,:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ ..._|:::::ﾚ
| l::: ,. ´丁＼ ＼:::::::::::::::::::::::ノ │:/ __
| _ イ | `─── '′ !/ | ` …- ､
. | /;;;;;;| /;;;;;;;;;| | .l;;;;;;;;;;;;;/ |;;;;;;;;;;;;;| ﾊ |
‖ /;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;;;| .l| |;;ヽ;;;;;/ |;;;;;;;;;;;;;;| /;;;|.|;| l
.|;| |;;;;;;;;;;|.|;;;;;;;;;;;;;;;;| .|;||;;;;;;ヽ;| l;;;;;;;;;;;;;| . | /;;;;;|.|;;| l:
|;;广'ー-.L;;;;;;;;;|.|;;;;;;;;;;;;;;;;;;| .|;;|lﾞ;;;;;;;;ﾞﾋ l;;;;;;;;;;;;| .|| /;;;;;;;||;;;;| l:
|;;;| | ｀ﾞ'ヾtｋ､.;;;;;;;;;;;;;;| |;;|l;;;;;;;;;;ﾊ. l ヽ､;;;;;;;l l;;| /;;;;;;;_|ﾚ-广￣ /:
|;;;;| .l,,,,,,;;;;;;;;;|l;ヽ､ヽ､;;;;;;|, |;‖;;;;;;;|: | | /;;;;;;;| l;;l /;;;;;／||;;;;| /::
-亠iiiiiii''´￣l!!!!!!!!!l;;l!lllllliii,､ヽ |;;;‖;;;;l `l .|;;;;;;;;;| l;;;| ./／';;;;;||;;;;| /:::
|. `|!llﾞﾞi´￣| /´ﾍﾞl;iヽﾞﾞ!lli,,,,ﾞヽ、 |;;;;|;;;;;/ l;;;;;;//;;;;| /／;;;;;;;||;;;;;| ./:::
「傷口はかなり深いもののように思える。
それに頭部の怪我だ。動かさない方が良いだろう。」
161 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/26(日) 00:08:21 ID:YIg0lhqF
●△■▽◆○▲□▼◇●△■▽◆○▲□▼◇●△■▽◆○▲□▼◇●△■▽◆○▲□▼◇●△■▽◆○▲□▼◇
____
／::::___:｀ヽ.
./:／ ヽ;:',
/:/ __,.ﾍ､___!___
,. |/'"´::::|:::::ヽ::::::::::::｀"'' ､
,. ,. ''::::::!:::::::::/|:::::::::i:::::::::::::::::::､:::::ヽ､
'´ ／::::::::::::::::/ﾚ|:::::::::i:::::ヽ､ヽ;:::::＼:::::',
でもっ、声をかけられた人が大人だった場合、 /:::::::::::::::::::/|￣i::::::::::|＼￣i｀ﾍ::::::::＼i
その人はその場で鬼に切り刻まれてしまうんだって…… ,'::::::::/::::::/:/__!_.ﾊ::::::::| ＼!__ﾊ::::::::::::::ヽ.
i:::::::/!::::::i/「i￣'T ヽ::::|. ｲ"￣「'!ヽ＼:::::::::',
!::::/::i::::::::ﾊ. ﾋ__r! ヽ! ﾋ___r! !＼::::!へﾊ!
V'! ｲi::::::/!:!"" ""・ﾊ:::ﾍ:::!:|
ヽ! ヽ!::|::i>､. __ ,.イ:::|:::::ﾚi::|
|::|:::|::::::｀7:.r--r 7´|:::|::::|::::::::|::|
.|::|::::|:::;:イヽ!__／::::｀>.,|::::|:::::::|::|
|:::|::::|く＼::::::!/::::::／／|::::ﾄ.:::::|::|
●△■▽◆○▲□▼◇●△■▽◆○▲□▼◇●△■▽◆○▲□▼◇●△■▽◆○▲□▼◇●△■▽◆○▲□▼◇
／ ￣￣＼
／ ノ ヽ
|:::::: （○ ） 「不意にこなたから聞いた情報が、
. |::::::::::: （__人） 俺の脳裏に甦る。
|:::::::::::::: ⌒ﾉ まさか、これが鬼の仕業なんてことは……
. |:::::::::::::: } 今の状況では否定も肯定もできないだろ、
. ヽ:::::::::::::: } 常識的に考えて……」
ヽ:::::::::: ノ
/:::::::::::: く
|:::::::::::::: |
|:::::::::::::::| |
162 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/26(日) 00:08:36 ID:YIg0lhqF
,r-――-､
／ ヽ_
/ 〉l^l^)
l //ﾉ ｿl 「その場で考え込んでしまった俺の耳に
ﾊ_ノ ヽ_ / / 救急車のサイレンがあざ笑うかのように
/(○) (○)l lヽ 囁きかけてきた。」
/ ﾍ（__人__） ﾑ ｲ `ー―-､
/ / ＼⌒´＜´ | .l / ∨
/ / ﾍ l | ,' l
. / ,' ∧ | | ﾉ ﾊ
/ .l / ヽ | ﾚ' ノ l
/ l ノ ヽ | ／ }
∧ / ,〆 ﾍ l / l
ヽ､＿,ﾉ'´ ∨l / ﾉ
', | / ,'
ﾄ､ ノ ﾉ
`ー'
163 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/26(日) 00:09:34 ID:YIg0lhqF
.,,,,y,、 ＿ ,,,y．
r┐ ﾞl|,,,ﾞl! | .lﾞ .||,,,ﾞl!
| .|.__,,,,,,,--ﾐ′ r‐―ｰ".――ﾆ、
| .,ﾆ--ｰ''"″ r‐-----------、 ｀ﾞﾞ二¨〕 广二ﾞ″ .r‐-----------，
| .| ﾞ'''''''''''''''''''''''''''''''" .ノ丿 .| .| ｀'i､ヽ ‘''''''''''''''''''''''''''''''"
| .ﾞl,,,,,,,,,,,,,,,,,, /,,/ .| .| ｀ヽｿ
`―――ｰ″ 凵
＿┌┬┬┬┐ ＿
――┴┴┴┴┴―、
.,,,,y,、 ＿ ,,,y．
r┐ ﾞl|,,,ﾞl! | .lﾞ .||,,,ﾞl!
| .|.__,,,,,,,--ﾐ′ r‐―ｰ".――ﾆ、
| .,ﾆ--ｰ''"″ r‐-----------、 ｀ﾞﾞ二¨〕 广二ﾞ″ .r‐-----------，
| .| ﾞ'''''''''''''''''''''''''''''''" .ノ丿 .| .| ｀'i､ヽ ‘''''''''''''''''''''''''''''''"
| .ﾞl,,,,,,,,,,,,,,,,,, /,,/ .| .| ｀ヽｿ
`―――ｰ″ 凵
164 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/26(日) 00:10:07 ID:YIg0lhqF
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃┌───────────────────────────────┐┃
┃│ │┃
┃│ │┃
┃│ 『オニ』 │┃
┃│ │┃
┃│ │┃
┃│ 捜査 ― ４ 終了 │┃
┃│ │┃
┃│ │┃
┃│ 捜査 ― ５へ続く… │┃
┃│ │┃
┃│ │┃
┃└───────────────────────────────┘┃
┃ :::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::: ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┳━━━┳━━━━━━━━━━━━━━┛
┃ ┃
┃ ┃
━┻━━━┻━
165 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/26(日) 00:11:11 ID:YIg0lhqF
___|二ニｰ-､、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
/rヽ三三三三三─‐-- ､;:;:;:;:;:;:;:|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
',i ,-三三三三三、 _,.ニ､ｰ-､!;: -‐二￣彡
',､、ヾ三三'"￣￣ `ー‐" ヾ-'" .〉
ヽ ヽヾ三,' :::..,. -‐- ､ _,,..-‐､、,' 以上で投下終了でおじゃる。
｀ー',ミﾐ ::.弋ラ''ｰ､ i'"ｨ'之フ l′ >>1め麻呂の叫びを聞いたのか、
／:l lﾐﾐ ::::.. 二フ´ l ヽ､.ノ ,' 今回の話に1レスだけ麻呂を出しおって……
,.-‐フ:::::| |,ミ l / 少し嬉しいでおじゃるよ。
／r‐'":::::::::| |ヾ ／__. l
_,. -‐"i .|::::::::::::::::::',.',. ＼ ⌒ヽ､,ノ /ヽ,
" l ヽ:::::::::::::::::ヽヽ. ＼ ＿,＿,.､〃 ／l | ｀ﾞ'ｰ-､
',＼＼:::::::::::::::ヽ＼ ＼ ､.￣⌒"￣／:::::| | ｀ヽ
＼＼＼;::::::::::::＼＼ ｀､.__ ￣´￣／::::::::::l |
ヽ ＼｀ｰ-､::::::ヽ ヽ ￣フフ::::::::::::::ﾉ ./ ｀ヽ
｀ー-二'‐┴┴､＿_／‐'‐´二ｰ'".
￣｀ー─--─‐''"
|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
/｀ヽ、;,;,;,;,;,;,;,;,;,;|;,;,;,;,;,;,;,,-ー'|´::
i:::::::ﾐ ,,,,,,''''''''''''',,,,,,:::::::::ﾉ::::::::
..i::::::::ﾐ ´- ′ '- '´:::::::`丶::::ﾄ、 しかし、あの『Yes We ZIP!』というＡＡがまさか本当にあるとはなぁ…
|.i::::i'' --- 、, , --- 、:::::::`i::::r/ 夢にも思わなかったでおじゃるよ。
ヽi:::i -<写-、 |::::,/冥`;::: :::::i:::ﾘ.| 情報提供ありがとうでおじゃる。
ﾄ、i ''_,ノ |::::::、__ノ ;::::i:::i
|_ii , 、::::: ;:::::::::i:i_
li /,,,、 ,,ヽ::::: :::::::::::i:
| ''';'' ヽ::::::::::;/
丶 -―-一ー )::::::/゛
1、 --一 ノ:::::ﾉ/ ﾉ
,,ノヽヽ、 ,,ノ::/ /;:;:;:;:`,,
ノ;:;:l | `ヽ::::::;;;;;;;;::::::／ /;:;:;:;:;:;:;:r
,,, -''''´'i;:;:;:;i ヽ ;;;;;::／／;:;:;:;:;:;:／::::ﾉ ヽ
,,-−''' rー-ﾄ、'、;ヽヽ ;／ /;:;;:;:;:,, -'' ン 'ヽ
,,／ ト、_r-- ''''''--'-ー-''-''''ﾄ-''''' ,,／ 'ヽ
l ヽ、__ ￣
166 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/07/26(日) 00:11:56 ID:YIg0lhqF
| ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
l､__;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
,'三ﾆ'￣｀¨` ''ー-'-一'' "¨ﾞ´￣三三
l三ミ ∠三) (三ヽ ｨ三三
l三ｼ′ . :: . . :: . ヾ三三} 次回の掲載は未定じゃ。
i^l三 _,-‐-、 , -- 、 'ミ三ﾑ 詳細が決まり次第、
','l三 ,ｨ'でoゝ、: :. ,ｨ'でoｭ、 '三/i ', 詳細が決まり次第、このスレか宣伝スレに掲載するそうじや。
Yヾ' ミ三ﾃ' / ', ヾ三彡' l::/ il ,! それでは……
l ',;i .: :. l:lｿﾉ
丶ｲ ,ｨ ヽ l:l
li, / `^'ー'^'丶 l:し
', し j
ヽ ,r=＝=､ ﾊ
ヽ K!::::::::l,} ,ｨ' ﾘ ﾄ
,小､' , l:.L::::ノﾉ ,. ' ,/ l/ /:.
, -/ ll ヽ',ヽ'二'ﾝ ,:' ,／／ /:.:.:.:.ヽ- ､
_,／イ:.:.:ヽ 丶.,＿＿,,. ノ ／ ,/:.:.:.:.:.:.:.:.ノ
,,. -‐ ''"´{、 ヾ､:.:.:.:丶、 ／ ／:.:.:.:.:., - '" /｀ 丶
'"´ {｀丶､｀ ' ‐ゝヽ,＿＿,∠ -―'一 ''"´ ／ ｀丶､
ヽ､ ｀` ' ー―-----―― ''"´ _,, - '" ｀丶
｀ ` ' ――-------―― '' ´
ﾄ､;;;;;;;;;;;;;;;｀ ` '' ー -- ‐ '' ";;;;;;;;;,:ィ;:;
,';:｀`' ‐ｮ ､ ,_ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; , - '"l;:;:;:;:
l;:;:;:;:;:;:;ﾐ ｀ ` '' ｰ -‐ '" ,ﾘ;:;:;:
l;:;:;:;:;:;:;:ゝ く三) (三ｼ ｀ヾ;:t
fﾐ{;:;:;:;:f'´ _＿ ,,.ノｨﾘ!iヾ､.,,＿＿ };f
l ﾄl;:;:;:;:l ､,ィ或tｭ､ﾞミ:::::{,'ィt或ｱﾁ l:l, 二日間つきあってくれてありがとうでおじゃる。
ﾞi,tヾ:;:;:! ｀ヽ 二ノ :::::::::ﾄ ` ‐t"i´ l:l:f >>1には麻呂から注意しておくでおじゃるよ。
ヽ`ｰ};:l ） ） ,r':::::::::ヽ ） ） ﾘ_） それではまたでおじゃるよ〜〜〜〜！！
｀"^l:l （ （ ,/ﾞｰ､::::::;r'ヽ（ （ 皆のもの、お休みでおじゃるよ〜〜〜〜〜！！
ﾞi ）ノ `'" 丶 ） ,
ﾞl､ （ （,ィ─＝＝─ヽ （ ,}
',ヽ, ） ）ヾ┼┼┼,ｼ' ） ）
} 丶（ `ﾞ＝=＝'′ /ノ:.:.:
/l 丶、 ,.ｲ:.:.:.:.:.:.:.:丶､
,r'"^l ! ` ー‐;オ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.,ノ ,}
,. -ｧ＝く（:.:.:.l l ／/:.:.:.:.:.:., - '" ,／ ヽ
167 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/26(日) 00:13:23 ID:eQ4U08fb
乙だべ
168 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/26(日) 00:13:26 ID:NreSsh+z
乙乙
169 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/26(日) 00:14:17 ID:DtmDLVAn
乙です
Yes We ZIP!がそんなに気に入ってもらえるとはｗ
面白い麻呂ＡＡ見っけたら報告するわｗ
170 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/26(日) 00:14:31 ID:0Vp40NS3
乙
171 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/26(日) 00:23:51 ID:s03NRcMk
乙、わからなくなってきたな
172 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/26(日) 00:25:11 ID:KOE7bq3i
乙！
173 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/26(日) 00:26:57 ID:qbqIdH+z
乙〜
174 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/26(日) 01:08:29 ID:4jq4MjWr
長い長い残業こなして帰ってきたら既に終わっているだと・・・？
とにかく、遅ればせながら乙させて頂く！
175 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/26(日) 03:40:37 ID:j99V1TYB
乙でした
176 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/26(日) 06:29:09 ID:ACpIC3bf
乙
177 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/07/26(日) 11:40:55 ID:T4sIJbg6
遅くなりましたが、乙でした
しかし右代宮の奥さんの、花壇の植物へつけた名前が
ルシファーとかマモンって・・・
悪魔でも最悪な魔王の名前じゃねーか！
奥さんもかなりヤバイ気がしてならん
元スレ：
http://yy701.60.kg/test/read.cgi/yaranaio/1248528290/l50
以上の内容はhttp://blog.livedoor.jp/aamatome/archives/727141.htmlより取得しました。
このページは
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