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やらない夫は奇妙な部署に配属するそうです 『コックリさん』捜査 ― ４(2)
カテゴリ:
やらない夫シリーズ
74 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:01:50 ID:q/zeSHq0
＿＿＿_
／_ノ ヽ､_＼ あっ、やらない夫……
oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo 今パイオツがどれくらい大きいか見たろ！？
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ 何というムッツリスケベだお！！
| |r┬-| | (⌒)
| | | | | ﾉ ~.ﾚ-r┐､
| | | | | ノ__ | .| | |
＼ `ー'´ ／〈￣ ｀-Lλ_ﾚﾚ
￣｀ー‐---‐‐´
75 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:02:25 ID:q/zeSHq0
／￣￣＼ ＼ ピーポーピーポー ／
／ _ノ ＼ ＼ ピーポーピーポー ／
| （ ー）（ー）
| （__人__）
/ ｀ ⌒´ﾉ 「遠くから救急車のサイレンの音がする。
／ ヽ ⊂二二￣＼ けたたましいサイレンも、今日ばかりは現実から
／ ＼ ⊂、' ヽ 置き去りにされた俺＋αを救う福音に聞こえた。」
/ ＼＿, ｀7 /
/ へ ＼ !/ /
| ＼ Υ /
| ＼ /＼
| / ＼＿_／.,,_r ヽ、
/ _,,＿_|'"´ ﾚi }
| ｀'"´ ｀¨ー､ /ﾉﾉ
| }ィ ´/
／ ⌒｀＾＼＿＿＿,,.._7 / / , '
何でだお…… ／,, ／￣￣￣￣￣＼ { / / /
. /,／/:: ＃ ﾒ ＼! / / f:
;/⌒'":::.. ＃ / / （ ヽ、
/ /､:::::... ﾒ / {,_ ｀ヽ、＿_,,ゝ
（ ⌒ー-ｨ⌒ヽ、 /⌒`（＿ ｀¨つ
.. ━━━`ー──ゝィｿﾉー‐ヾy＿ﾉ─ ¨ー-'":
76 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:02:46 ID:q/zeSHq0
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） 「西園寺の異変により、俺とやる夫は改めて
. | （__人__） この事件の異常性を認識した。
| ｀ ⌒´ﾉ あれが呪いの力なのだろうか……？」
.ｌ^l^lｎ }
. ヽ L }
ゝ ﾉ ノ
／ / ＼
／ / ＼
. / / |ヽ、二⌒)､
ヽ＿＿ﾉ
77 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:03:33 ID:q/zeSHq0
. ＿＿＿
／＿＿＿＼ ＿＿＿
|:::::::::::::::::::| ／|.| A 102.|
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣ ...／ | ￣￣￣
|||￣||￣||￣||￣||￣||￣|||ﾞ. .| |￣￣￣￣￣.|
||| || || || || || ||| .| | .|
|||＿||＿||＿||＿||＿||＿||| .| 。 | .|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ . .| | .|[i]
.| | .|
＿＿＿＿. .|....())| .|
||￣￣￣=| .| | .|
||] ||| .| | .|
||＿＿＿=| .| | .|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ ﾞ|￣￣￣￣￣￣￣￣
＼||
78 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:03:54 ID:q/zeSHq0
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） ただいま……って誰もいないんだけどな。
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ.
. | }. 「あのあと、到着した救急車に乗せられ、
. ヽ }. 西園寺世界は病院へ運ばれた。
ヽ ノ 万全を期すために信頼のおける人間がいる
/ く 木馬面都大学付属病院に運んでもらうことにした。」
| |
| .|
/:.:.:.:.: :i:.:: :.:.:.:.:/i: :.:.i:.:.:. :.:i. i:.: ::i:.: i:.: ｀;::. ｀,
i.::.:i:.:.:. :.:i:.:.:. :.:.::./ .i:.:. :.:.i:.:.:.:. :.:i:. :.i:.:. :i:.:.::. i.:.: i:.:.:.: .｀,
i:.:.i:.:.:.: .:.:.i:.:.:.:.:.:.:.i i:.:.:.:.:i i:.:.:.:.:.:i:.:. : :.:i:.: :i:.:.:.:: i:.:.: ﾍ:.::. ｀,
:.:.i:.:.:.:. :.:.:i.:.:.:.:.:.:i i.:.:.::i ヽ: :i:.:.::: :.:.i:.:.:ﾊ:.:.:: :i:.:.:. |. i:.:. |
:.:.i.:.:.:.:.:.:::ﾊ.:.:.:.::| ___i;;_,:ｒ-‐<´.:.:i::..:. :.:.i､_i__|:.:.: :i:.:.: |. i:.: .i
.:.:i.:.:.:.:.:.:.i レ‐:ヒ二-‐弋;‐i-､＼:.i :__,/;;/~^|:.:. :.:i:.:.:.. i. |:../
i:.:〉;: i.:.:::| i;;;;ｒ|==テ孑ﾍヾ'､. ＼;;〉=ﾆテVi:.:. :.i.i:.:.: i |:/
:i:.iﾍ:.:i:.:.::i. ´~V;|ﾄｿ::ｒ~ｿ ｀''､. |:.{/:::i:ｿ i i:.:.:/ i:.:../ 「西園寺はすぐに精密検査を受けたが、
:.:}i. {ヽ:i:.:.:i ｒ:iﾄ辷-'ﾟﾞ /';ｒ辷;;´: /／ ./:./ 結果は異常なし。
:.:ハヾヽ:i:.:.i ;;.｀ヽ ; .; .'/ /／ 真紅さんの言葉だから間違いないだろう。」
:/:.:.｀:.:｀^:ト､ヽ､ :> ／｀,
;.:.:.:.:.:.:.::.:.:| ＼ -‐' ／ i: i
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ｀ ､_ , イ.:.::i .i :i
.:.:.:.:.:.::,ｒ'´| ｀ ' .､_,, ｒ'´:::i:.:.::i:.:.:.:i ii :|
.:.:.::.:/ ＼ .ハ.＼:.:.:.i:.:.:.:i:.:.:.i | i i
:.／. ＼ ＼_i. ＼_i:.:i:.:.:.:.i .| | |
79 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:04:25 ID:q/zeSHq0
（⊃￣￣＼
（⊃ _ノ ＼
（⊃ （ ー）（ー） 「結局、俺たちが目にしたもの以外、
| （__人__） 呪いを証明する証拠はなかった。
| ｀ ⌒´ﾉ あの戦慄の経験すら、思い込みが招いた
| } ＼ 幻だったのではないかという気になってくるだろ
／ヽ } ＼ 常識的に考えて……」
／ ヽ､＿＿__ノ ）
／ . | ＿／
| ／￣￣（＿)
＼ ＼ ／| ＪＪＪ （
＼ ／ ／⊂＿）
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） どっこいしょ…ふぅ……
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
. | } 「このままでは現実と非現実の狭間をさまよい続けるだけだ。
. ヽ } いずれ捜査は行き詰まり、迷宮入りとなってしまう。」
＿/⌒ヽ ィ
i'⌒ﾞl | l`ー-一´＼
| |. | | ﾄ ＼
| | （ "￣⌒ヽ、 |＿"￣￣⌒ヽ、
|. ￣￣￣￣|ｿ,),)￣｀ヽ￣⌒ヽ|,),)ｿ
| l .| y |＿ｨ | .|
| | .|.| | | | |
| | |＿__| |_＿| |
|＿＿_＿＿__.|＿__（＿_ﾞ)__{_＿_ﾞ)＿|
80 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:04:41 ID:q/zeSHq0
／￣￣￣＼
／ ＼ どうすればいいんだろうな……
./ ヽ
.l l
l l 「俺は己の無力を呪った。」
.l l
ヽ l
ヽ l
.) __,,..／
／＝＝=､_〈
／ ＼
81 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:04:55 ID:q/zeSHq0
82 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:05:33 ID:q/zeSHq0
┌─────────────
│ ？曜日 ？？：？？
│ 自宅アパート
└─────────────
83 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:05:55 ID:q/zeSHq0
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ○）（ー） んっ…あぁ、あのまま眠ったのか……
. | （__人__） 何だこの音は……？
| ｀ ⌒´ﾉ
.ｌ^l^lｎ }
. ヽ L }
ゝ ﾉ ノ
／ / ＼
／ / ＼ ｼﾞｬｼﾞｬｼﾞｬｯｼﾞｬｯｼﾞｬｯｼﾞｬ ＼
. / / |ヽ、二⌒)､ ｼﾞｬｼﾞｬｼﾞｬｯｼﾞｬｯｼﾞｬｼﾞｬｼﾞｬｼﾞｬ／
ヽ＿＿ﾉ
／￣￣＼
／ ノ ＼ ＼
| （●）（●） | 携帯電話か……
| （__人__） | あれっ、おかしいな。
| ｀ ⌒´ ﾉ 確か電源を切っていたはずだけど……
| } ともかく出てみるか……
ヽ }
ヽ ノ
／ |￣|´ ＼
く ｒｉ＿l ﾋﾟｯ ヽ
＼ >!、_彡
＼ /
84 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:06:19 ID:q/zeSHq0
∩
|| ／￣￣＼
|| ／ _ノ ＼
／〔| （ ●）（●） もしもし？
〔ノ^ゝ （__人__）
ノ ノ^,- ｀ ⌒´ 「俺は、まだ目覚めきっていない頭で
/´ ´ ' , ^ヽ } 電話に出た。」
/ ﾉ'"＼. ⌒
人 ノ ＼／,＿ __ノ
/:::::＼_／l:::::::＼ｰ-.,ノ､ﾞ,
,/::::::::::ﾉ::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
＿＿＿__
.。 ／ ＼
┃ i ヽ 『日府出やらない夫警部補だな。』
.,-' ,‐ｉ" _ノ ヽ､_ i
./ //´l （ー） （ー） i 「男の声だった。記憶を探ってみるが、
.l '-;;;;l （__人___） i 聞いたことのない声だった。」
l │;;;;｜,,'｀⌒ ´ i
l ＼⊥ ,i
/ / ｉヽ, /
.,､ ｉ .' ／,‐'.l＼ ／l )),
.l ＼ .ｉ､ ム ｀‐､_｀￣￣´-‐'´ .ヽ
.l ｀‐-'ｉ _.-ヽ .,-､ｉ ｉ,‐､ . / .｀‐､_
.l .ｉ l l l l l / ｀‐､_
.l .l .l/ ヽ ,' .l/ , , ｀‐､_
/l .l /‐-l . .,.' .,' ,-‐｀ｉ
. ｉ.,' .l ､ l;;;;;;;;l ' , ' ,.' .,.' .ｉ
. / .l ､ l;;;;;;;;l , .' ｉ ,.' ｉ
85 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:07:02 ID:q/zeSHq0
∩
|| ／￣￣＼
|| ／ _ノ ＼
／〔| （ ー）（ー） 『お前が目の前にしているのは、
〔ノ^ゝ （__人__） とてもデリケートな事件だ。
ノ ノ^,- ｀ ⌒´ 捜査一課の連中の手に負える代物ではない。
/´ ´ ' , ^ヽ } そこで我々はお前とやる夫刑事に注目した。』
/ ﾉ'"＼. ⌒
人 ノ ＼／,＿ __ノ ふへぇ…………
/:::::＼_／l:::::::＼ｰ-.,ノ､ﾞ,
,/::::::::::ﾉ::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
∩
|| ／￣￣＼
|| ／ _ノ ＼ 『しかし残念な事に常識という名の足かせに囚われ、
／〔| （ ●）（●） 今一歩踏み出すことができないでいる……
〔ノ^ゝ （__人__） やらない夫……お前はまだ呪いの存在を信じられないのか？』
ノ ノ^,- ｀ ⌒´
/´ ´ ' , ^ヽ } 「俺はまだ夢を見ているのだろうか？
/ ﾉ'"＼. ⌒ この男は、なぜ事件のことを知っているんだ。」
人 ノ ＼／,＿ __ノ
/:::::＼_／l:::::::＼ｰ-.,ノ､ﾞ,
,/::::::::::ﾉ::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
86 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:07:34 ID:q/zeSHq0
＿＿＿__
.。 ／ ＼
┃ i ヽ 『この事件にはお前たちだけでは手に負えないだろ。
.,-' ,‐ｉ" ＼ ／ i そこでだ、こちらで助っ人を用意することにした。』
./ //´l （○） （○） i
.l '-;;;;l （__人___） i ちょっと待て！
l │;;;;｜,,'｀⌒ ´ i 誰なんだ、お前は！！
l ＼⊥ ,i
/ / ｉヽ, /
.,､ ｉ .' ／,‐'.l＼ ／l )),
.l ＼ .ｉ､ ム ｀‐､_｀￣￣´-‐'´ .ヽ
.l ｀‐-'ｉ _.-ヽ .,-､ｉ ｉ,‐､ . / .｀‐､_
.l .ｉ l l l l l / ｀‐､_
.l .l .l/ ヽ ,' .l/ , , ｀‐､_
/l .l /‐-l . .,.' .,' ,-‐｀ｉ
. ｉ.,' .l ､ l;;;;;;;;l ' , ' ,.' .,.' .ｉ
. / .l ､ l;;;;;;;;l , .' ｉ ,.' ｉ
∩
|| ／￣￣＼
|| ／ ヽ､. _ノ 『俺か！？クックックック……
／〔| （ ●）（●） お前たちに注目している『ある組織』の人間だと
〔ノ^ゝ （__人__） 言っておこう』
ノ ノ^,- ｀ ⌒´
/´ ´ ' , ^ヽ } 「ある組織……なんだそりゃ？
/ ﾉ'"＼. ⌒ どこぞのSF小説か！？」
人 ノ ＼／,＿ __ノ
/:::::＼_／l:::::::＼ｰ-.,ノ､ﾞ,
,/::::::::::ﾉ::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
87 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:08:22 ID:q/zeSHq0
＿＿＿__
.。 ／ ＼
┃ i ヽ 『自分を偽るのは良くないぜ。
.,-' ,‐ｉ" ＼ ／ i 自分の目で見たものを信じるんだな。
./ //´l （●） （●） i それが真実に近づく一番の近道だ……』
.l '-;;;;l （__人___） i
l │;;;;｜,,'｀⌒ ´ i おいっ、それはどういうことだ！！
l ＼⊥ ,i
/ / ｉヽ, /
.,､ ｉ .' ／,‐'.l＼ ／l )),
.l ＼ .ｉ､ ム ｀‐､_｀￣￣´-‐'´ .ヽ
.l ｀‐-'ｉ _.-ヽ .,-､ｉ ｉ,‐､ . / .｀‐､_
.l .ｉ l l l l l / ｀‐､_
.l .l .l/ ヽ ,' .l/ , , ｀‐､_
/l .l /‐-l . .,.' .,' ,-‐｀ｉ
. ｉ.,' .l ､ l;;;;;;;;l ' , ' ,.' .,.' .ｉ
. / .l ､ l;;;;;;;;l , .' ｉ ,.' ｉ
∩
|| ／￣￣＼
|| ／ _ノ ＼ あれっ……もしもし？
ﾌﾞﾂｯ! ／〔| u （ ●）（●）
〔ノ^ゝ u （__人__）
ノ ノ^,-u ｀ ⌒´ 「切れてしまった。
/´ ´ ' , ^ヽ } いったい何だったのだろう？」
/ ﾉ'"＼. ⌒
人 ノ ＼／,＿ __ノ
/:::::＼_／l:::::::＼ｰ-.,ノ､ﾞ,
,/::::::::::ﾉ::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
88 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:08:51 ID:q/zeSHq0
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） 「考えようと努力してみたものの、
. | （__人__） いつの間にか睡魔が俺を元の世界に連れ去っていった……」
| ｀ ⌒´ﾉ.
. | }. 眠い……今度はベットで寝よう……
. ヽ }.
ヽ ノ
/ く
| |
| .|
＼
＼
. ＼
. ＼ ＿＿＿＿＿＿＿
＼ r'´.￣￣￣￣￣￣￣ ｀､::. ＿＿＿
l} ､:: ＼ﾍ,___＿ ／￣￣＼＿＿_./::.＿＿| .|＿＿＿＿＿＿＿＿＿_＿
|l ＼:: | | ／ ノ ＼ ＼ ｜､:.. | [], _ .|: [ニ]:::::
|l'-,､イ＼: | | | （＿）（＿） | ｜::.. ﾍ￣￣,/:::(_＿)::
|l ´ヽ,ノ: | | | （__人__） | ,l､::: ￣￣::::::::::::::::
|l | :| | | | ｀ ⌒´ ﾉ l:::::
|l.,＼＼| :| | | ヽ } .ll::::
|l | :| | |,r'",´￣￣￣￣￣｀ヽ､|l::::
|l＿＿,,| :| | | ::::.... ..:::|l::::
|l￣｀~~| :| | | |l::::
|l | :| | | |l::::
|l | :| | | ''"´ |l::::
|l ＼＼[]:| | | |l::::
|l ｨ'´~ヽ | | ｀`' |l::::
|l-''´ヽ,／:: | | ''"´ |l::::
|l ／:: | ＼,'´＿___..:::::::::::::::_`l__,ｲ::::
l}ィ:: | `´::::::::::::::::::::::::::::::`´::::::
89 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:09:41 ID:q/zeSHq0
＼
＼ ＜ﾁｭﾝﾁｭﾝﾁｭﾝ
. ＼ ＜ﾁｯﾁｯﾁｯﾁｯ
. ＼ ＿＿＿＿＿＿＿
＼ r'´.￣￣￣￣￣￣￣ ｀､::. ＿＿＿
l} ､:: ＼ﾍ,___＿ ／￣￣＼＿＿_./::.＿＿| .|＿＿＿＿＿＿＿＿＿_＿
|l ＼:: | | ／ ノ ＼ ＼ ｜､:.. | [], _ .|: [ニ]:::::
|l'-,､イ＼: | | | （＿）（＿） | ｜::.. ﾍ￣￣,/:::(_＿)::
|l ´ヽ,ノ: | | | （__人__） | ,l､::: ￣￣::::::::::::::::
|l | :| | | | ｀ ⌒´ ﾉ l:::::
|l.,＼＼| :| | | ヽ } .ll::::
|l | :| | |,r'",´￣￣￣￣￣｀ヽ､|l::::
|l＿＿,,| :| | | ::::.... ..:::|l::::
|l￣｀~~| :| | | |l::::
|l | :| | | |l::::
|l | :| | | ''"´ |l::::
|l ＼＼[]:| | | |l::::
|l ｨ'´~ヽ | | ｀`' |l::::
|l-''´ヽ,／:: | | ''"´ |l::::
|l ／:: | ＼,'´＿___..:::::::::::::::_`l__,ｲ::::
l}ィ:: | `´::::::::::::::::::::::::::::::`´::::::
┌─────────────
│ 火曜日 午前 ０７：５５
│ 自宅アパート
└─────────────
90 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:10:08 ID:q/zeSHq0
ﾍ,___＿ ／￣￣＼＿＿_./::.＿
| | ／ ノ ＼ ＼ ｜､:.. 「朝日がまぶたを刺激する。
| | | （●）（●） | 目覚まし時計よりも十五分ほど先回りして
| | | （__人__） | ,l､::: 起きてしまったようだ。」
| | | ｀ ⌒´ ﾉ l:::::
| | ヽ } .ll::::
| |,r'",´￣￣￣￣￣｀ヽ､|l::::
| | ::::.... ..:::|l::::
／￣￣＼
／ ノ ＼ ＼
| （●）（●） | 「何だか、あまり寝た気がしない。
| （__人__） | 俺は枕元に置いてある携帯をチェックしてみた。」
| ｀ ⌒´ ﾉ
| }
ヽ }
ヽ ノ
／ |￣|´ ＼
く ｒｉ＿l ﾋﾟｯ ヽ
＼ >!、_彡
＼ /
91 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:10:57 ID:q/zeSHq0
／￣￣＼
／ ノ ＼ ＼
| （○）（○） | 「着信履歴を見ると、ちょうど深夜３：００。
| （__人__） | 発信者は『通知不可能』になっていた。
| ｀ ⌒´ ﾉ やはり、深夜にかかってきた電話は夢ではなかった。」
| }
ヽ }
ヽ ノ
／ |￣|´ ＼
く ｒｉ＿l ヽ
＼ >!、_彡
＼ /
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） 「通知不可能は確か海外からの着信だ。
| （__人__） まさか海外から、あんな手の込んだ電話をかけてくる
. | ﾉ やつはいないだろ常識的に考えて……。」
| ∩ ノ ⊃
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
／ ￣￣＼
／ ノ ヽ
|:::::: （● ） 「判然としない気持ちのまま、
. |::::::::::: （__人） 俺は捜査五日目を迎えた。」
|:::::::::::::: ⌒ﾉ
. |:::::::::::::: }
. ヽ:::::::::::::: }
ヽ:::::::::: ノ
/:::::::::::: く
|:::::::::::::: |
|:::::::::::::::| |
92 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:11:15 ID:q/zeSHq0
| ＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿_ ＿＿＿______＿＿＿______＿＿＿ ::. .: :. :..|: .: ..: .: .: . :..
ｌ |「￣￣￣￣|￣￣￣|￣| l __ | |iﾟ ＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_|＿___ . | : . :. .: .:.:.:.: .:. :.
ｉ |l 「￣￣ l ! .ｉｌ `| |.こ'| |ｌ |┌────────────┐| | |＼:. :. ::..: .: .: .:.
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li.!/l ! |ｌ l_| | | |,ｪｮ'! .. |└────────────┘| |. .: .:＼l | : .: . :.:.:. :. .:
iｌ ゝ . |l | | | lli'tl:| ￣￣「| ￣￣￣￣ ￣ ￣￣「|￣ ￣ .:..:.::|: .: . :.: .＼| : ..: .: .:. . :.
l!v´ ｌ ,､--､ | ｌ | l,lLl.| |.|================|.| .: .:.:.:.:.::|. :. :. . :.: . :. |＼: .: .:. :. .
く> |_l ￣ l＿ ＿＿_.|＿ ＿_ _＼| ￣ .|;| ... ..|;| :. :._:._.:.:_.:_|: .: .: .: .: : .: | l＼ :.. .:
<l <> / .! ,l￣￣ ￣￣￣￣ ￣ ￣￣ ￣ ￣.￣ ￣|.|￣￣￣￣￣￣￣￣|.|￣: .: : .:. : ..ﾞ､ :. :. :.: .: .. | l |
<> / ￣ /￣￣￣￣￣￣￣￣|￣￣￣￣￣￣￣￣ﾞ､ ◎ :.: . :.ﾞ､ :.: : :. :. .. | l |
. 〈> / / 〈〉 く<<> ＿＿ | 「￣」 ﾛ / .､,`; ﾞ : :.ﾞ､ .: .:. ..:.:: .: .. ＼l |
＜ｌ / /_､y'＿＿＿＿＿||l|l|i|l|||＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ､ :..ﾞ､ :. :. . :. :. :. :. .:＼|
l> . / / i､,l ﾟ､,`,. <>> ||l|i|l|l||| 「「「「 」 ,.;`, [o]~ ﾞ ､ ﾞ､ :. :. : .: .: .:. :. :. .
/ / /三三/ kl ,, _,,｡| l￣￣| / ､ ﾞ､ :. :. :.: . :. : .: . .: .:
. / / /三三/ ＼ ﾘ ,ｉHｉ.| l＿三l <> 「」 ﾞ､ ﾞ､ :. :.: . . .: .: .: .. .
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93 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:11:53 ID:q/zeSHq0
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） 「午後にやる夫と共に校舎を捜査するため、
| （__人__） 俺は午前中に書類作成を終わらせた。」
| ｀ ⌒´ﾉ
| }
ヽ }
ヽ ノ
ノ ＼
／´ ヽ カ
| ｌ l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l カ タ
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､. タ
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
┌┬┬┐┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐
,. - ''"|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ρ￣`ｌ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ノ￣￣
／￣￣＼
／ _ノ ヽ 「しかし、書類作成がここまで慣れてしまうと……
| （ ●） | 張り込み捜査とかでミスを犯しそうな気がするな……
| （__人） まず張り込み捜査が出来るかどうかわからないが……。」
| ⌒ﾉ
ﾝ ノ
／⌒ヽ､ _ノ 日府出やらない夫、外で調査します。
/ ﾉ ＼__ィ ´
/ / '|.
（ y |.
＼ ＼ |
＼ｨﾝ､＿＿)、
.| ij ,ﾉ
94 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:12:17 ID:q/zeSHq0
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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:::::::::::::::::::::::|￣|三|￣￣￣|＼:::::::::::::::::::::::
TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTヽ
￣￣￣￣￣|￣|ヽ￣￣￣￣￣￣￣￣￣|＼iヽ
|￣||￣| | | | |￣||￣| |￣||￣| .| ＼iヽ::::::::
|＿||＿| | | | |＿||＿| |＿||＿| .| ＼i::::::::::::::::::::::::
＿＿＿＿＿| | |＿＿＿＿＿＿＿＿＿.| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＿＿＿＿＿| |.|＿＿＿＿＿＿＿＿＿| |:::::::::::::::::::::::::::::::::_,,-'~''^'-^ﾞ-､::::::::
|￣||￣| | | | |￣||￣| |￣||￣| .| |＿＿＿＿ ノ:::::::::::::::::::::::::::ﾞ-_::::::::
|＿||＿| | | | |＿||＿| |＿||＿| .| | ..|＼ i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
＿＿＿＿＿| | |＿＿＿＿＿＿＿＿＿.| |LlLl LlL | i:::::::::::::::::::;;;;;;::::__,,-''~i､
＿＿＿＿＿| |.|＿＿＿＿＿＿＿＿＿| |======= | ゞ:::::::::::::::::::::::|.レ／:::::::i
|￣||￣| | | | |￣||￣| |￣||￣| .| |LlLl LlL | ヾ_:::::::::::_,,-''ｿ／::::::::::;/
|＿||＿| | | | |＿||＿| |＿||＿| .| |======= | |ﾞ-､_::: i;;;;//::::::::,-'~
| | | | |LlLl LlL | | ﾞヽy /_,,-''~
|￣|￣| |￣|￣| | |======= | | |i:|
￣￣￣￣￣￣| | | | |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| | | | | 私立榊野学園
┌───────────
│ 火曜日 午後 ０２：５５
│ 私立榊野学園
└───────────
95 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:12:33 ID:q/zeSHq0
,ｒｎ ／￣￣＼
r｢l l h. ／ ノ ヽ ＼
| ､. !j | （ ●） （●） | 待たせたなやる夫、
ゝ .f, | （__人__） | お前が二日連続早いとは珍しいな……
| | | ｀ ⌒ ´ | んっ……？
,｣ L_ | |
ヾー‐'| ヽ /
| じ_,,ゝ (,_
＼ ´ `ー-一´｀ヽ
＼ , |
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ 「私立榊野学園に到着した俺を待ち受けていたのは、
／（ ○）}liil{（○）＼ 複雑な面持ちのやる夫だった。
／ （__人__） ＼ 昨日のショッキングな出来事を引きずっているのだろうか？」
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／ﾅｾﾞ･･･ﾅｾﾞｱｲﾂｶﾞ･･･
96 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:13:29 ID:q/zeSHq0
| ! | | |
| │ 〈 ! 人
| |/ノ二__‐──ｧ ヽﾆニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ ￣ .Ｙ ￣
/⌒!| =彳ｏ｡ﾄ￣ヽ '´ !o_ｼ｀ヾ | i/ ヽ ! |
! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l |
| | /ヽ! | |ヽ i !
ヽ { | ! |ﾉ /
ヽ | _ ,､ ! , ′ よう、やらない夫。
＼ ! '-ﾞ ‐ ﾞ レ' 奇遇だな。
| ｀! /
人 ヽ ﾞ ￣ ￣ ｀ / |
￣ .Ｙ ￣ |＼ ー ─‐ , ′ !
| | ＼ ／ |
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） あれっ？
. | （__人__） 阿部兄ぃ……？
| ｀ ⌒´ﾉ.
. | }.
. ヽ }. 「なるほど、やる夫が不機嫌？な原因が分かったぜ。
ヽ ノ 彼・阿部高和だ。」
/ く
| |
| .|
97 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:13:54 ID:q/zeSHq0
_,,.､､､､､.,,_
／.:::::::::::::::::::..｀ヽ､
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::. '､
| :::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ{ﾂ 「俺の手前我慢してくれているが、
| ::::::::::::::::::::::::,ｨｩ ﾉ j やる夫は阿部兄ぃのようなタイプが苦手だ。
|::::::::::::::::::::::（ |.! ;{ それとは逆に阿部兄ぃはやる夫のことがえらく
.|::::::::::::::::::rﾘ`l,〉 j}ﾞ 気に入ってるようだ。もちろん違う意味だが……」
}:::::::::::::::ﾉﾞ l /.
,xｧ''ｰ'ﾞ'` '､ /
/ ｰ｀¨`''''ー-- ､｣ﾞ'′＿
''^ｰｧ ､＿＿＿＿_ ￣ ／
`>'､, '''"´￣￣_二ヽ､
/ ／ ヽ
,' , / ﾞ､
l / __ !
l, l く,_ ､ |
＿＿＿_
／::::::::: u＼
／ﾉ└ ＼,三_ノ＼ ,∩__ やらない夫、どういうことだお？
／:::::⌒（ ●）三（●）＼ fつuu 何で変態がここに……
|::::::::::::::::⌒（__人__）⌒ | | |
＼::::::::: ｀ ⌒´ ,／_ | |
ヽ i 丿
/(⌒) /￣￣´
/ ／ /
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） そう言われてもな……
. | （__人__） 俺も何が何だが…………
| ｀ ⌒´ﾉ.
. | }.
. ヽ }.
ヽ ノ
/ く
| |
| .|
98 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:14:21 ID:q/zeSHq0
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ< おいおいっ、何だお前まで……
!∩|.}. '__＿ﾞ` ./'_＿` f＾| 本当に何も聞いてないのか？
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣' |l.|
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ｰ=＝=- /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
／￣￣＼
／ u ノ ＼
| .u （ ●） | そっ…そうだけど……。
. | （__人_）
| ｀ ⌒ﾉ
| }
ヽ u }
ヽ ノ
ノ ＼
／´ ヽ
99 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:14:38 ID:q/zeSHq0
,, - ―- 、
,. '" _,,. -…; ヽ
まったく…… (i'"（(´ __ 〈 }
実は昨日、警察関係者らしき人物から |__ r=_ﾆﾆ`ヽｆﾊ }
電話があってな。 ヾ|! ┴’ }|ﾄi }
お前の捜査協力を依頼されて |! ,,_ ｛' }
来てみたんだが…… 「´ｒ__ｧ ./ 彡ﾊ､
ヽ ‐' ／ "'ヽ
ヽ__,.. ' ／ ヽ
／⌒` ￣ ` ヽ＼_
/ i ヽ ＼
＿＿＿＿＿＿
,,..-‐";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;` ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
|;;;;i "'`~ "`~ `i||i" '' ﾞ` " |;;;;;;|
|;;;;| ヽ` u |;;;;;|
.|;;| ,-;;;;;;;;;;"ﾌﾉ ヾ`;;;;;;;;;;;;;;;ヽ |;;;;| 何かの手違いか……？
,,ト;| ',,_＝＝-､く >ﾞ-＝＝､ |/ i つまらないなぁ…………
|i ､| '￣"彡| || |
|'. (| 彡| |)) |
! ､| i,"(_ ,, ､, |" i 「阿部兄ぃは残念そうにため息をつく。
ヽ_| ` .|_/ 面白そうな事件に首を突っ込めると
.|ﾞ ､,.−-‐ ､,, | 期待していたらしい。」
.i ﾞ､ ' ￣ニ￣ /|
| ､ ￣￣ , ' |
| i ` ､ ( , " |
| ` ー---― "| |
| | i |
100 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:16:00 ID:q/zeSHq0
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） 「義兄の登場に驚いたが、
| （__人__） 冷静に考えてみれば、これはチャンスと
. | ﾉ 言っていいんじゃないのか？
| ∩ ノ ⊃ 状況的に考えて……」
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
, '´ ￣￣ ` ､
i r-ｰ-┬-‐､i 「民俗学者・阿部高和。
| |,,＿ ＿,{| 特に呪術だの幽霊だのといったオカルト関係には
Ｎ| "ﾟ'` {"ﾟ｀lﾘ 洋の東西を問わず、幅広い知識を持っている。」
ﾄ.i ,__''_ !
／i/ l＼ ー .ｲ|､
,.､- ￣/ | ｌ ￣ / | |` ┬-､
/ ヽ. / ト-` ､ノ- | l l ヽ.
/ ∨ l |! | ｀> | i
/ |｀二^> ｌ. | | ＜＿_,| |
＿| |.|-< ＼ i / ,イ_＿__!／ ＼
.| {.| ` - ､ ,.---ｧ^! | |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣l
＿_{ ＿__|└―ｰ／ ￣´ |ヽ |＿__ﾉ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_|
｝／ -= ヽ__ - 'ヽ -‐ ,r'ﾞ l |
101 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:16:20 ID:q/zeSHq0
／..:::::::::::::::::::::::::::..ヽ､
(,､:::::::::::_::::＿,､::::::::::::::..ﾞ:、
じゃあ俺はこの学校のいい男でも .l ｀'＾'´ }::::::::::::::::::i
探してこようかな…… ._ ､＿＿,､ 〈:::::::_::::::::::|
!） ﾍﾗヾ´ ﾞ! /ﾍﾞ!::::::|
.ｿ ｀｀` ｉ ｿ,iﾉﾉ::::::|
ヽ,- ! ｼ_,ｲ､:::::l
「俺は、つまらなさそうに立ち去る阿倍兄ぃを i＝=- ｲ ヾﾍ
引き止めた。」 , ゝ.￣ _,.ィ i
, ´ ﾞ'ーイｼ″ ,
/ 、 ＼ヾ /
i ｀ ＼,ﾒ--─
ﾊ. y /
/ i ﾐ
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） 待って、阿倍兄ぃ！
. | （__人__） 改めて捜査協力をお願いできないか？
| ｀ ⌒´ﾉ 実は本当に行き詰まってるんだ！
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ｍm
/ ￣￣￣ つﾉ
| |￣￣￣
102 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:17:25 ID:q/zeSHq0
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ ちょっ、やらない夫！
／（ ○）}liil{（○）＼ 何を言ってるんだお！
／ （__人__） ＼
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／
／￣￣＼
仕方がないだろ！？ ／ ヽ､_ ＼
今回の事件には、俺たちの常識は… （●）（● ） |
通用しない。 （__人__） |
専門家の意見が必要になる！ （｀⌒ ´ |
. { |
{ ﾉ
ヽ ノ
ﾉ ヽ
/ |
103 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:17:48 ID:q/zeSHq0
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ< そう言われば、仕方がない。
!∩|.}. '"旬ﾞ` ./''旬 ` f＾| 捜査に協力しよう……
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣ |l.|
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ その代わり……
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ｰ_ ‐-‐ｧ' /
. ／} ＼ 二" ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿ __／:::|＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） あぁ、分かってる。
. | （__人__）. ｒｍ､ やる夫、許してくれ……
| ｀ ⌒´ﾉｒ川 ||
. | },.! ノ'
. ヽ ｒ / .|
ヽ ノノ ﾉ
/ ／ .／
| ／
| i´
／￣￣￣＼
／ ─ ─ ＼ えっ……何のことだお？
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´. ／
／ ＼
104 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:18:48 ID:q/zeSHq0
, '´ ￣￣ ` ､
i r-ｰ-┬-‐､i
| |,,＿ ＿,{| ,..、 よし、分かった。
Ｎ| "ﾟ'` {"ﾟ｀lﾘi _,,r,'-ｭヽ 今から待ち遠しいぜ……
ビ リ ﾄ.i ,__''_ !l ,イ彡く,-‐' ﾞi それじゃあまずはこの学校の校長に挨拶だな。
＿＿,,, :-―, ／i/ l＼ ー .ｲ|､― ´￣｀ゝﾆ'ィ,〉
,:f^三ｦ,ｒ一''^ﾆ´､、_｀ーｧ￣ﾍ＞'" ,,..,,、 /lﾄｨﾍ
ﾉ ﾆ､ﾞﾘ ,..,, ｀`''ヽ,,, ''"´ ﾞ''ヾﾐ,r/:.l:.:し′
,ｨﾃ'J´,,..::;;ﾞi, ,;,, ;;; ,,;; ,frｱ:.l:.:ヾ
ﾘ:.:.:.{'" ,ｨﾄ. ';;;;;;;;;;;' ,!;V:.:.ﾉ:.:.:.:
:.:l:.:.:.ヾ='":.:.:l ':;;;;;:' ,;;/;;:.:/:ﾉ:.j:.:.:.
:.:l:.ﾐ:.:.∨:.:.:.:ヽ、 人＿＿,,,;;;;;ノ/N/:/:.ｨ:.:.:.
:.:ﾄ:.ﾄﾐ:.:ヽ:.:.:.:.:ト-―ﾃ" ⌒ `ヾj ::;;;;}/:.:.:.:/:/ ヽ:.:
:.:ト､:.:.:.:.:ヽ:.:.:.l ' -:十:‐' ﾞl, 〃:.:.:/:.リ ﾞi:.:
:.:l:.:ヽ:.:.:.:.:ヽ:.:.l ｔ,,__,災＿,ﾉl f:.ﾘ:.:./:.j ,ｲ ヾ
＿＿＿_
／ ノ ヽ＼
／ （○）}liil{（○） ちょっ、この人また服を脱ぎ始めたぞ！
／ （__人__） ヽ 待ちどおしって何が！？
| |!!il|l| |
＼ lｪｪｪl ／
/ ヽ
しヽ ﾄ､ﾉ
| __ |
!___ノ´ ヽ__丿
105 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[] 投稿日：09/06/24(水) 23:18:48 ID:vIZzymr6
供物ですね。わかってます
106 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:19:01 ID:q/zeSHq0
||[[[[[[[[[[[[[[[ || ||[[[[[[[[[[[[[[[ || ||［[[[[[[[[[[[[[[[[[.||
||==========|| ||==========|| ||============||
||[[[[[[[[[[[[[[[ || ||[[[[[[[[[[[[[[[ || ||［[[[[[[[[[[[[[[[[[.||
||==========|| ||==========|| ||============||
||[[[[[[[[[[[[[[[ || ||[[[[[[[[[[[[[[[ || ||［[[[[[[[[[[[[[[[[[.||
||==========|| ||==========|| ||============||
ｉ⌒⌒⌒⌒⌒ｉ|| ||[[[[[[[[[[[[[[[ || ||［[[[[[[[[[[[[[[[[[.||
i'--、_______, -'、 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
i丶_丶 丶＼＼ ＿＿＿＿ ＼
｣＼| |-----ヽ| | |＼ ＼,.-､ ＼
l＼￣￣￣￣￣￣＼ | ＼ ＼} ＼
| | .＼＿＿＿＿______＼ | ＼ ＼ ＼
| |-----------| | ＼ |￣￣￣￣| ＼
.i~⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒i ＼ | | ＼
.（ヽ~ヽ:i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l ＼|＿＿＿＿| ＼
ヽ.＼ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!ヽ . ＼
＼ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::) ＼
107 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:19:31 ID:q/zeSHq0
_____
,. ‐''三ヾ´彡ｼ,=｀丶、
／'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
/／.:;:彡:f'"´‐------ ｀`'ｒ=:l
/〃彡_彡′,.=､￣￣ ,.=､ |ミ:〉 やぁ、お待ちしておりましたよ。
'ｙ=､､:ｆ´===tr＝=､.___,. ==､._ゞ{ 刑事さん。
{´yﾍl'′ | /⌒l′ |｀Ｙ}
ﾞ､ゝ) `''''ﾂ_ _;`ｰ‐'ﾞ:::::ｌ{ 「あれっ、私立榊野学園の校長・安西 光義は、
. ヽ.__ ,ｨnmmm､ .:::|! 昨日とは打って変わった態度で、
,.ィ'´ﾄ.´ ´｀"｀"｀ﾞ″ .::::;' 俺たちを受け入れてくれた。」
イ´::ﾉ|::::l ＼ "' :::/
::::::::::::|:::::l ヽ、 ..:: .:::/.､
:::::: ::: |:::::ヽ ヽ、.......::::／..:::／!＼＼
::::::::::: |::::::::ヽ ｀`''‐--ｧt''′ |!:::ヽ:::＼
:::::::::::::|::::::::::::ヽ、 /i|iﾄ､ |l:::::::ヽ:::::＼
:::::::::::::|::::::::::::::/:ヽ、 ∧|i|i|i|〉. ||::::::::::ヽ:::::::＼
＿＿ ／ノﾉﾉﾉﾉﾉ`−､＿
／ヽヽヽ ソ ﾉﾉﾉ丿ﾉﾉノ丿ﾉ丿ﾉ＼
/ヽヽヽヽヽヽ＼ノﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉノ彡＼
/ミﾐ ─-＿＿＿ ≡｜
|≡= ── ＿ ＿＿─ =≡|
.|彡 ＿ ＿_ ミミ| 昨日は大変だったそうですね。
|彡 ノ,─丶 ´─ヽ ミミ| さきほど西園寺さんのご両親から
.|彡 ┌───┐ ┌───┐ ミ| 連絡がありまして、
ゝ━─┤ ├==┤ ├─━/ 無事退院されたそうです。
,-` | | . .| | . |＼
|(/ └───┘ └───┘ ヽ）|
|6| / ヽ |》|
＼| ￣`─´￣ |/
| /////| | | | ヽヽヽ .|
.| |
.ヽ /
.ヽ /
ヽ `───- /
ヽ ./
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
108 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:20:58 ID:q/zeSHq0
／￣￣＼
／ _ノ ＼ そうですか……
| （ ⌒）（⌒） それは良かったです……
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
,| } 「校長は西園寺が倒れたということしか知らない。
／ ヽ } 彼女のあの変貌ぶりを知ったら、
く く ヽ ノ 学校側はどういう対応を取るのだろう？」
＼ `' く
ヽ、 |
| |
/ ,ﾆ三―=三ﾃ !
//ﾆ二 ‐=三 _二ニ＿ ニニ !
ﾚ／／/／／ ,.=＝== ､ , ﾊ ところで……
iﾋ-､＿_／＿＿--≠rﾃ宏,.｀Y==f辷示､ 捜査協力の先生というのは、
Y⌒ヽ三￣￣ ｀ !｀ニﾗ r厂`ゞｨ { ﾘ そちらの方ですか？
! ﾉrう, `ー―ﾈ }ーY
{ { （ u ノ{_rっ ｨﾉ、 !
||ﾄ⌒' r{i!i｛｛从仆ﾘ ,'
_|{!､ゞ ‐ｧ ＼ `::::: /
/ ＼ゝ ＼ ヽ /
／￣/ ＼ ヽ ヽ Ｙ
／ ヽ ＼ 人
ヽ ＼ ＼＼ ＼ イ ＼
, '´ ￣￣ ` ､
i r-ｰ-┬-‐､i
| |,,＿ ＿,{|
Ｎ| "ﾟ'` {"ﾟ｀lﾘ
ﾄ.i ,__''_ !
／i/ l＼ ー .ｲ|､
,.､- ￣/ | ｌ ￣ / | |` ┬-､
/ ヽ. / ト-` ､ノ- | l l ヽ.
/ ∨ l |! | ｀> | i
/ |｀二^> ｌ. | | ＜＿_,| |
＿| |.|-< ＼ i / ,イ_＿__!／ ＼
.| {.| ` - ､ ,.---ｧ^! | |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣l
＿_{ ＿__|└―ｰ／ ￣´ |ヽ |＿__ﾉ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_|
｝／ -= ヽ__ - 'ヽ -‐ ,r'ﾞ l |
＿_fﾞ/／￣￣ ＿ -' |＿＿＿＿＿ ,. - ￣ ＼＿＿__|
| | - ￣ ／ | _ |￣￣￣￣ ／ ＼ ￣|
＿__`＼ ＿＿ ／ ＿l -￣ l＿＿_ ／ , / ヽi＿__.|
￣￣￣ | _ 二 =〒 ￣ ｝￣ ／ l | !￣￣|
＿＿＿＿＿__l -ヾ￣ l／ l| |＿＿_|
109 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:21:22 ID:q/zeSHq0
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ○）（○） 「えっ、なぜ校長は捜査協力の人間が来るのを
. | U （__人__） 知っているんだ？
| |r┬-| 俺たちでさえ、さっき知ったばっかりなのに……？」
. | ι `ー'´}
. ヽ u }
ヽ ノ
/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)
_____
,. ‐''三ヾ´彡ｼ,=｀丶、
／'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
/／.:;:彡:f'"´‐------ ｀`'ｒ=:l
/〃彡_彡′,.=､￣￣ ,.=､ |ミ:〉 意外でしたね。
'ｙ=､､:ｆ´===tr＝=､.___,. ==､._ゞ{ もっとお年を召した方がいらっしゃると
{´yﾍl'′ | /⌒l′ |｀Ｙ} 思っていましたから……
ﾞ､ゝ) `''''ﾂ_ _;`ｰ‐'ﾞ:::::ｌ{
. ヽ.__ ,ｨnmmm､ .:::|! 「俺の驚きをも知らずに校長はのんきな
,.ィ'´ﾄ.´ ´｀"｀"｀ﾞ″ .::::;' 感想を述べる。」
イ´::ﾉ|::::l ＼ "' :::/
::::::::::::|:::::l ヽ、 ..:: .:::/.､
:::::: ::: |:::::ヽ ヽ、.......::::／..:::／!＼＼
::::::::::: |::::::::ヽ ｀`''‐--ｧt''′ |!:::ヽ:::＼
:::::::::::::|::::::::::::ヽ、 /i|iﾄ､ |l:::::::ヽ:::::＼
:::::::::::::|::::::::::::::/:ヽ、 ∧|i|i|i|〉. ||::::::::::ヽ:::::::＼
＿__ ＿
-‐''"´￣ ｀ ｀''ヽ=､
,.‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r（:::::::::::::::::,、_ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゞ, ｒｒ〜ヅ ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
おっ、いい感じの男じゃないの？ l __,,. -─¬,〈::::::::::::::::::::::::::::::
さっそく挨拶をしないと…… 〉ﾞﾞ`'''Tjフ￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::::::
. / ,.‐'" }:::/ /ヽ ﾊ:::::::
/.. "´ ２ﾉ/ l:::::
. ヽ.ﾆ,｀ __／ :l::::
. 'ｰr_‐;ｧ ｨ l:::
〈.. /:{ ヽ
｀} ／:: ! i
丶、,､. イ:::::: !
110 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:21:37 ID:q/zeSHq0
, '´ ￣￣ ` ､
i r-ｰ-┬-‐､i ┌┐ ...ロロ┌┐ ...ロロ┌┐ ...ロロ ┌┐ ...ロロ┌┐ ...ロロ┌┐ ...ロロ ┌─┐
| |,,＿ ＿,{| ││ ...││ ...││ ││ ...││ ...││ ...│ │
Ｎ| "ﾟ'` {"ﾟ｀lﾘ │└──┐ │└──┐ │└──┐ │└──┐ │└──┐ │└──┐ | .. |
ﾄ.i ,__''_ ! │┌──┘ │┌──┘ │┌──┘ │┌──┘ │┌──┘ │┌──┘ └─┘
／i/ l＼ ー .ｲ|､ ││ ...││ ...││ ││ ...││ ...││ ...┌─┐
,.､- ￣/ | ｌ ￣ / | |` ┬-､ └┘ ...└┘ ...└┘ └┘ ...└┘ ...└┘ ...└─┘
/ ヽ. / ト-` ､ノ- | l l ヽ.
/ ∨ l |! | ｀> | i
/ |｀二^> ｌ. | | ＜＿_,| |
＿| |.|-< ＼ i / ,イ_＿__!／ ＼
.| {.| ` - ､ ,.---ｧ^! | |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣l
＿_{ ＿__|└―ｰ／ ￣´ |ヽ |＿__ﾉ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_|
｝／ -= ヽ__ - 'ヽ -‐ ,r'ﾞ l |
111 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:22:43 ID:q/zeSHq0
l ｡|. :,:'
l |. .|
. l |. - ‐‐- ,. ‐''´ .| l
━ 〃 .| l
━ ┃ i' .| l ＿ r'^>/^ゝ r-、 ,、 ＿ r'^>/^ゝ r-、 ,、
━┛|. .| l | `l / // / / / く ヽ | `l / // / / / く ヽ
━ 〃 ,. - ‐- ‐- | l '! Lニ＿｀'' 「`L_ 'ー-' `ー'' '! Lニ＿｀'' 「`L_ 'ー-' `ー''
━ ┃|. /´ﾌ｀:， | l '! ,、＿7 i ｀`゛''ー、 .'! ,、＿7 i ｀`゛''ー、
━┛ |. し'､,.､j | l 1 | | l｀￣｀'' 1 | | l｀￣｀''
｀ｰ-､_ ', |. |!': .;;| .| l i＿」 'L_」 i＿」 'L_」
┃ヽ、l.| : ;;| | l ,, r-、 ,、 ＿ r'^>/^ゝ r-、 ,、
┃､ ヽ! ;!l l / / / ヽ | `l / // / / / く ヽ
┃ ヽ ﾞ､ .| l／ ／ 「`L_ 'ー-' く_/ '! Lニ＿｀'' 「`L_ 'ー-' `ー''
･ ＼ i;;;.| / ／ i ｀`゛''ー、 .'! ,、＿7 i ｀`゛''ー、
ヽ ､ ＼ ヾi/ / ／ | l｀￣｀'' 1 | | l｀￣｀''
｀ｰ-､＼ ,ゝ-'! /／´ 'L_」 i＿」 'L_」
｀´｀′ } ,.. j
ヾ､ ! .:.:ﾉ
,.ゝ.:i:.:.:'.:.
,. ' ,. ':,.;;;i;;;;;_:.:..､ヽ
／￣ ￣＼
／ ＼
112 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:22:55 ID:q/zeSHq0
〃 i, ,. -‐
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈 ／
! :l ,ﾘ|} |. } / .や
. {. | ′ | } l
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ< | ら
!∩|.}. '"旬ﾞ` ./''旬 ` f＾| |
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣ |l.| | な
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ |
. }.iｰi ^ r' ,' ノ い
!| ヽ. ｰ=＝=- / ⌒ヽ
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ l か
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼ ヽ
113 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:23:22 ID:q/zeSHq0
/ ,ﾆ三―=三ﾃ !
//ﾆ二 ‐=三 _二ニ＿ ニニ !
ﾚ／／/／／ ,.=＝== ､ , ﾊ はっ……
iﾋ-､＿_／＿＿--≠rﾃ宏,.｀Y==f辷示､ えっ…………
Y⌒ヽ三￣￣ ｀ !｀ニﾗ r厂`ゞｨ { ﾘ
! ﾉrう, u u `ー―ﾈ }ーY
{ { （ u ノ{_rっ ｨﾉ、 !
||ﾄ⌒' u r{i!i｛｛从仆ﾘ ,'
_|{!､ゞ ‐ｧ ＼ u `::::: /
/ ＼ゝ ＼ ヽ /
／￣/ ＼ ヽ ヽ Ｙ
／ ヽ ＼ 人
ヽ ＼ ＼＼ ＼ イ ＼
／￣￣＼
／;;;;;;; _ノ ＼
|;;;;;;;;;; （ ●）（●） 「やばい、このままだと新たな犠牲者が……
｜u （__人__） 俺は急いで話を振った。」
| u |r┬| .}
| u | | | } 校長、ご存じだったんですか？
,..-'ヽ ｀ﾆﾆ } 捜査協力の件？
./::"::::`ヽ､.,＿＿ __ノ ﾞ
/::i::::::::::::"'弋'!ｰ',イ>|'_ノ´｀ｰ -,,＿ _
. }:::ﾞ|::::::::::::::::::::~ﾞ:_戈;f" 、 ｲ/ `i
/:::::::!;:::::::::::::::::::/',r.ﾃ ＼xｰ.ｫ､__ノ
::::::::::::ヾ!:::::::::::::l .l r' ` ､_冫y"
:::::::::::::::::＼o:::::l .ﾄ、 ヽ,＿ﾉ"ｰ'
:::::::::::::::::{::::{＼代 l>ｰ､,_ノ
114 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:23:46 ID:q/zeSHq0
_____
,. ‐''三ヾ´彡ｼ,=｀丶、
／'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
/／.:;:彡:f'"´‐------ ｀`'ｒ=:l
/〃彡_彡′,.=､￣￣ ,.=､ |ミ:〉 えっ……えぇ、もちろん。
'ｙ=､､:ｆ´===tr＝=､.___,. ==､._ゞ{ 専門知識を持った民間の協力者が
{´yﾍl'′ | /⌒l′ |｀Ｙ} 刑事さんに同行するがよろしく頼むとの事でした。
ﾞ､ゝ) `''''ﾂ_ _;`ｰ‐'ﾞ:::::ｌ{
. ヽ.__ ,ｨnmmm､ .:::|!
,.ィ'´ﾄ.´ ´｀"｀"｀ﾞ″ .::::;'
イ´::ﾉ|::::l ＼ "' :::/
::::::::::::|:::::l ヽ、 ..:: .:::/.､
:::::: ::: |:::::ヽ ヽ、.......::::／..:::／!＼＼
::::::::::: |::::::::ヽ ｀`''‐--ｧt''′ |!:::ヽ:::＼
:::::::::::::|::::::::::::ヽ、 /i|iﾄ､ |l:::::::ヽ:::::＼
:::::::::::::|::::::::::::::/:ヽ、 ∧|i|i|i|〉. ||::::::::::ヽ:::::::＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒) よろしく頼むって……
. | u （__人__) 誰が言ったんですか？
| |r┬|}
| | | |}
. ヽ ｀ﾆ}
ヽ ノ
/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)
115 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:25:20 ID:q/zeSHq0
iｲ彡 _＝三三三ｆ ヽ
!ｲ 彡彡´_ -_=＝{ 二三三ﾆﾆﾆﾆヽ
fｲ 彡彡ｨ 彡ｲ／ ｨ_‐- ､ ￣￣ ヽ 昨日、あなた方が帰られた後に、
ｆ彡イ彡彡ィ／ ｆ ＿￣ ヾﾕ fヱ‐ｫ 別の刑事さんがいらしたんです。
ｆ／ミヽ＝＝＝＝＝＝<|-'いシ lr＝〈ｆラ/ !ﾌ ちょっと軽薄そうな若い刑事でしたよ。獣臭も…・・
ｲｲレ､´彡ｆ ヽ 二 _rソ 弋_ { .ﾘ 警察手帳と令状を見せていただきましたので
ｆﾉ ／） 彡! ｨ ﾉ￣l 間違いありません。
ﾄヾ__ら 'ｲf ／_ヽ,,テtt,仏 !
|l|ヽ ｰ '/ rfｲｆ〃ｲ川ﾄﾘ /
r!lﾄ､{'ー‐ ヽ ´ ヾミ､ /
/ ＼ゞ ヽ ヽ ヽ /
./ ＼ ＼ ヽ /
／〈 ＼ ﾉ
-‐ ´ ヽ ヽ ＼＼ ＼ 人
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| u （ ー）（ー） 「いったい誰だ？そんな事をしたのは……？
| u （__人__） 俺たちに協力しようなんて奇特な刑事は
. | u ﾉ 捜査一課にはいない。」
| u ∩ ノ ⊃
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
＿_＿__ ━┓
／ ― ＼ ┏┛
／ノ ( ●) ＼ ・ 「やる夫の方も同じらしく、
. ｜ ( ●) ⌒） | 俺と目があっても、かぶりを振るだけだった。」
. ｜ （__ノ￣ /
. ｜ /
＼＿ _ノ＼
/´ |
. | / |
116 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:26:36 ID:q/zeSHq0
／ ￣￣＼
／ ノ ヽ
|:::::: （ー ） 「知らないところで誰かが動いている。
. |::::::::::: （__人） 親切心からなのか……それとも…………」
|:::::::::::::: ⌒ﾉ
. |:::::::::::::: }
. ヽ:::::::::::::: } その刑事の名前はわかりますか？
ヽ:::::::::: ノ お礼を言いたいので……
/:::::::::::: く
|:::::::::::::: |
|:::::::::::::::| |
/ ,ﾆ三―=三ﾃ !
//ﾆ二 ‐=三 _二ニ＿ ニニ !
ﾚ／／/／／ ,.=＝== ､ , ﾊ いやっ、それが…………
iﾋ-､＿_／＿＿--≠rﾃ宏,.｀Y==f辷示､ よく思い出せないんです。
Y⌒ヽ三￣￣ ｀ !｀ニﾗ r厂`ゞｨ { ﾘ 確かに聞いたはずなんですが……。
! ﾉrう, `ー―ﾈ }ーY 申し訳ありません。
{ { （ u ノ{_rっ ｨﾉ、 !
||ﾄ⌒' r{i!i｛｛从仆ﾘ ,'
_|{!､ゞ ‐ｧ ＼ `::::: /
/ ＼ゝ ＼ ヽ /
／￣/ ＼ ヽ ヽ Ｙ
／ ヽ ＼ 人
ヽ ＼ ＼＼ ＼ イ ＼
117 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:27:04 ID:q/zeSHq0
_____
,. ‐''三ヾ´彡ｼ,=｀丶、
／'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
/／.:;:彡:f'"´‐------ ｀`'ｒ=:l
/〃彡_彡′,.=､￣￣ ,.=､ |ミ:〉
'ｙ=､､:ｆ´===tr＝=､.___,. ==､._ゞ{
{´yﾍl'′ | /⌒l′ |｀Ｙ} ただっ……
ﾞ､ゝ) `''''ﾂ_ _;`ｰ‐'ﾞ:::::ｌ{ 一つ気になったことがあるんです。
. ヽ.__ ,ｨnmmm､ .:::|!
,.ィ'´ﾄ.´ ´｀"｀"｀ﾞ″ .::::;'
イ´::ﾉ|::::l ＼ "' :::/
::::::::::::|:::::l ヽ、 ..:: .:::/.､
:::::: ::: |:::::ヽ ヽ、.......::::／..:::／!＼＼
::::::::::: |::::::::ヽ ｀`''‐--ｧt''′ |!:::ヽ:::＼
:::::::::::::|::::::::::::ヽ、 /i|iﾄ､ |l:::::::ヽ:::::＼
:::::::::::::|::::::::::::::/:ヽ、 ∧|i|i|i|〉. ||::::::::::ヽ:::::::＼
＿_ ━┓
／ 〜＼ ┏┛
／ ノ (●)＼ ・
. ｜ (.／) ⌒）＼ 気になったこと……
. ｜ （__ノ￣ ＼ それは何です？
＼ |
＼ /
. ＼ ⊂ヽ∩
/´ (,＿ ＼.
/ ＼. ＼
./ / |. ＼ソ
（ y' .|
iｲ彡 _＝三三三ｆ ヽ
!ｲ 彡彡´_ -_=＝{ 二三三ﾆﾆﾆﾆヽ
fｲ 彡彡ｨ 彡ｲ／ ｨ_‐- ､ ￣￣ ヽ その刑事さんから持ってきた
ｆ彡イ彡彡ィ／ ｆ ＿￣ ヾﾕ fヱ‐ｫ 令状なんですが……
ｆ／ミヽ＝＝＝＝＝＝<|-'いシ lr＝〈ｆラ/ !ﾌ 日付が四日前のものだったんです。
ｲｲレ､´彡ｆ u ヽ 二 _rソ 弋_ { .ﾘ
ｆﾉ ／） 彡! u ｨ ﾉ￣l
ﾄヾ__ら 'ｲf u ／_ヽ,,テtt,仏 !
|l|ヽ ｰ '/ u rfｲｆ〃ｲ川ﾄﾘ /
r!lﾄ､{'ー‐ ヽ ´ ヾミ､ /
/ ＼ゞ ヽ ヽ ヽ /
./ ＼ ＼ ヽ /
／〈 ＼ ﾉ
-‐ ´ ヽ ヽ ＼＼ ＼ 人
118 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:27:30 ID:q/zeSHq0
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） 「四日前と言えば、黒田光の遺体が発見された日だ。
. | （__人__） すると、その刑事は、俺たちが捜査に行き詰まるのを
| ｀ ⌒´ﾉ 四日前から予告していて、ご丁寧に捜査令状を
.ｌ^l^lｎ } 取っていてくれたのか？」
. ヽ L }
ゝ ﾉ ノ
／ / ＼
／ / ＼
. / / |ヽ、二⌒)､
ヽ＿＿ﾉ
,r-――-､
／ ヽ_
/ 〉l^l^) 「いったい、どういうことだ？
l //ﾉ ｿl まさに狐に包まれたようだ。」
ﾊ_ノ ヽ_ / /
/(●) (●)l lヽ
/ ﾍ（__人__） ﾑ ｲ `ー―-､
/ / ＼⌒´＜´ | .l / ∨
/ / ﾍ l | ,' l
. / ,' ∧ | | ﾉ ﾊ
/ .l / ヽ | ﾚ' ノ l
/ l ノ ヽ | ／ }
∧ / ,〆 ﾍ l / l
ヽ､＿,ﾉ'´ ∨l / ﾉ
', | / ,'
ﾄ､ ノ ﾉ
`ー'
119 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:28:48 ID:q/zeSHq0
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ< なるほど……
!∩|.}. '"旬ﾞ` ./''旬 ` f＾| 【予知能力】者か……
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣ |l.|
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,' 「阿部兄ぃが本気か冗談か分からない口調で
!| ヽ. ｰ=＝=- / 呟く。」
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） 「大きな疑問は残るが、
. | （__人__） 立ち止まるわけにはいかないだろ、
| ｀ ⌒´ﾉ. 警察官的に考えて！」
. | }.
. ヽ }. 校長、今日も校長の立会いのもと、
ヽ ノ 校内を調査したいのですが…？
/ く
| |
| .|
120 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:29:18 ID:q/zeSHq0
/ ,ﾆ三―=三ﾃ !
//ﾆ二 ‐=三 _二ニ＿ ニニ !
ﾚ／／/／／ ,.=＝== ､ , ﾊ はいっ、かまいません。
iﾋ-､＿_／＿＿--≠rﾃ宏,.｀Y==f辷示､ 令状が出ていますし……
Y⌒ヽ三￣￣ ｀ !｀ニﾗ r厂`ゞｨ { ﾘ
! ﾉrう, `ー―ﾈ }ーY
{ { （ u ノ{_rっ ｨﾉ、 !
||ﾄ⌒' r{i!i｛｛从仆ﾘ ,'
_|{!､ゞ ‐ｧ ＼ `::::: /
/ ＼ゝ ＼ ヽ /
／￣/ ＼ ヽ ヽ Ｙ
／ ヽ ＼ 人
ヽ ＼ ＼＼ ＼ イ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼ 「そうと決まれば、どこから調べるか……？」
| （ ●）（●
| （__人__）
. | ﾉ ? 狐塚を調べる。
| ∩ ノ ⊃ ? 図書室を調べる。
／ .／ ＿ノ >>125
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
125 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/06/24(水) 23:32:54 ID:f2fhSDyH
?
126 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:33:31 ID:q/zeSHq0
,, -‐ ､
/' ヽ
／￣￣＼ ./ i
／ ._ノ ヽ､＼ / ...........i よしっ、狐塚を調べましょう！
| （●）（●） | / ..:::::::::::::::|
| （__人__） | / ..::::::::::::::::::l
.| ｀ ⌒´ .} ./ ..::::::::::::::::::::! 「俺たちは、まず手始めに清浦刹那の霊が
| }/ .::::::::::::::::::::/ 眠る狐塚を調べることにした。」
ヽ ./ .:::::::::::::::::::/
.ヽ . .／ .:::::::::::::::::::/
,. ‐'"´ `'‐,r''"~ .:::::::::::::::::／
..:.／,. -‐‐- ､ l′ ..:::::::::::::／|
:,' ／ !.:::::::／:i..:..l
r ､ / !::::::::::: i..:..i
l .......`:i i !:::::::::: ﾞ､:.i
! ::::::::::/ i i:::::::::: ヽ:i
.! ::::::::/ i .....i::::::::::: ヽ
.ヽ ::::::| `､ `､ .....::::::::::::l:::::::::::: `,
/ ＼:::l. `､ ヽ::::::::::::::::::::l::::::::::: /'''ー─----､
`ヽ `､ .::::＼:::::::::::::::|::::::::: /,, ,. ‐;''
127 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:33:53 ID:q/zeSHq0
, -┬- 、- ― ‐― ――― ―――‐―‐―――――――――.…..... .. ...
. ／|! || || ＼ ＿＿ ＿＿ . . . . . : : : : : :___ : :: : : : : : :: ＿ :: : : :: :: :: : ::: : : : : `
./ .|ﾚ＝¬=、 |＼ . : : : : : : : : : : :: :: ::: :: :: : : : : : :: : : : : ::: : ::: : ::: : : :
/ｌ／ ＼| |￣￣￣|｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣|｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣|｢￣
/l/ | |＿＿＿|ﾕ.＿＿＿＿＿＿＿＿__|ﾕ.＿＿＿＿＿＿＿＿__|ﾕ_＿
ｌ/ ＿」-‐T￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
」! __ィ王 {≡ﾄ、＿＿＿＿_ _＿＿＿__.{≡}＿＿＿__ ＿＿ _＿
|| _ィ壬三_≦]. ┌┤ |＼.||＿||＿|| ||＿||＿||／||＼|l＿||＿|| ||＿||＿
||ｪ=壬|ｌ=┬‐T’ | | ｜ |_|| ＼ | ||＿||_.／＿||___l＼_||＿|| ||＿||_／
, - -――‐┴┴┴┴-..」. | | ｜ |_|| ＼ | ||___／_」|＿||___||__.＼._.|| | ／__.|
/ｌ|ﾋｌ ＼ 、 : : : : : : : : :::::: ＼||┐.」 ｜ |_||＿＿_.＼l| |／_||___||＿||___||＿||_＼. |／_||＿|
lﾚ'.|ﾖ| トｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｲ| |￣￣￣￣￣￣￣￣ ＼／ ＼／
j!!コｺｺﾆ≠IIIIIIl]]]]]￣￣]]]□＿| | : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__| ﾊ,,ﾊ,,, ,,ﾊ,,ﾊ,,,
| ||..:::| | | | | |￣￣￣￣￣| | : : : : :.:.:.:.:.:.:.::::::::::::: ::::::| _＿ __＿ ＿_ ＿__ 彡炎ﾐy'彡炎ﾐ
| ||:::::| | | | || |:::||￣~||￣~|]| | : : : : : :.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::| |＿__||＿__| |_＿_||_＿_| 彡;災ミ彡;災ミ
‐┴===‐┴ー-ニ」|__|:::]]]]]]]]]]]]]]|..| : : : : : :.:.:.:.:.::::::.:.:::::::::::::|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__|＿|ｌ|＿＿|ｌ|
. ￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ^"" "~゛
" '' : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : :::: ::: :: ::: ::: :: ::: ::: ::: ::
。 : . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::: ::: :: ::: ::: :: ::: ::: ::: ::
「校舎裏の方は誰もいなかった。
静けさが不安を誘う……。」
128 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:34:08 ID:q/zeSHq0
/ ,ﾆ三―=三ﾃ !
//ﾆ二 ‐=三 _二ニ＿ ニニ !
ﾚ／／/／／ ,.=＝== ､ , ﾊ 昨日の落雷のこともありますので
iﾋ-､＿_／＿＿--≠rﾃ宏,.｀Y==f辷示､ 生徒たちには立ち入り禁止と伝えてあります。
Y⌒ヽ三￣￣ ｀ !｀ニﾗ r厂`ゞｨ { ﾘ
! ﾉrう, `ー―ﾈ }ーY
{ { （ u ノ{_rっ ｨﾉ、 !
||ﾄ⌒' r{i!i｛｛从仆ﾘ ,'
_|{!､ゞ ‐ｧ ＼ `::::: /
/ ＼ゝ ＼ ヽ /
／￣/ ＼ ヽ ヽ Ｙ
／ ヽ ＼ 人
ヽ ＼ ＼＼ ＼ イ ＼
129 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:34:48 ID:q/zeSHq0
;;;⌒,.:;:`:::::::"`"';) ;:':':':':':'::::::':':':':':::::':':'::::::::::::::-::::::::::::::::::::';''"'"'i;i;il;l;";!;!i;i;i;;'"' "'''.'(;;:'(;;i:;:;...):'ヽ;:'(i;;ヾ' );:' ):
;;;;;ヾﾉｿ:;⌒) :;⌒) ) :.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.: ::: : : : ';i;i;i;''"'"' "'''.(;;:(;;:i';:' )::..)'(;;:';:' )';;;;ヾヾ)
ﾉ：、li":; ／ " `;:;");) .:.:.::::::::::::::::::::::::::::-:::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:. : : : : : : : : : :-:::;!;!;!;!;i;:;(;;:';(;;;:ii' /....):::|iii:::::::::::::::
:: li⌒) ⌒;) ;;(;;; :⌒;;) ::::::::::::::::::〜:::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.: : : : : : : : : : : : : : : ::''"'"(;;:''.';:' );:' ).. ):::|iii' "'''.':::::
ﾉｿゝiliヽﾉ;/;;;;; :;;(;;; :ノ ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::-::::::::::.::::::::.〜 : : : : : : : : : : : : : : : :::''"'"' "'''.'::|!ii::::::-:::''|!i|' "::::::::::
;;;ヾilili; ;;));ノ;;;; .:.:.:::::::::: 〜::::::::::::::::〜::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._::::::''"'"' "'''.': .....:|i!i:: ' "'''.~~'::::::: ::::
:|liｌｉ;!|;ヾ);;;);;;;;) :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-:::::::''"'"' .;'":;.;'ヾiﾂｨヾiﾂｨ:,,,....､........ﾂｨ''"'"' |!ii::.':::::::::::ヾiﾂｨ ::
:.:.|ｌｉｉ;ｉ|;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::-:::::::::::::''"'"' "'''.'''.;'":ｿ''.':,､,､::::::｡.． :::ヽｼｿ ::::::''"'"' "'''.':::ヽｼｿヽｼｿ ﾉﾉ
'.''|liliｌｉ|ｉ;''.'''"'ヽヾiﾂｨ "'''ヽヾiﾂｨ:::ヽヾiﾂｨ ,､ ｡.． ,､ ．.． :ヾiﾂｨヾiﾂｨ''.'''"'"' "'''.ヽﾉｼｿ ﾉﾉﾉ :::::::
130 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:35:14 ID:q/zeSHq0
＿＿
／￣ ＼
|;;;;;;;;; :::|
|;;;;;;;;;;;; ::::|
|;;;;;;;;;;;;;;; :::::|
|;;;;;;;;;;;;;;;;;; ::::::|
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;; :::::|
| :::::::|
| :::::::|
| :::::::::|
| ∬ ∬:::|
| ii ,,≦≧､ :ii :::::|
_ | 旦‖===‖旦::::::| _
-W-----┘二二二二二二二二二└--ff---\--
「狐塚が見えてきた。
落雷の跡がまだ生々しく残っている。」
131 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:35:49 ID:q/zeSHq0
_ -───- _
, '´ ｀ヽ
／ ＼
/ ヽ
/ __, ィ_,-ｧ__,, ,,､ , ､,,__ -ｧ-=彡ﾍ ヽ
' 「 ´ {ハi′ } l
| | | |
| ! | |
| │ 〈 ! あれが狐塚か、やらない夫？
| |/ノ二__‐──ｧ ヽﾆニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
/⌒!| =彳ｏ｡ﾄ￣ヽ '´ !o_ｼ｀ヾ | i/ ヽ !
! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l | 「阿部兄ぃは何かに魅入られたように
| | /ヽ! | |ヽ i ! 瞳を輝かせていた。
ヽ { | ! |ﾉ / 研究者としての血が騒ぐのだろうな……」
ヽ | _ ,､ ! , ′
＼ ! '-ﾞ ‐ ﾞ レ'
｀! /
ヽ ﾞ ￣ ￣ ｀ / |
|＼ ー ─‐ , ′ !
| ＼ ／ |
_ -‐┤ ﾞ､ ＼ ／ ! l |`ｰr─- _
_ -‐ '" / | ﾞ､ ヽ ＿___ '´ '│ ! | ﾞ''‐- ､,_
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） 「俺は阿部兄ぃの調査の参考になるよう、
. | （__人__） 狐塚にまつわる噂を補足した。」
| ｀ ⌒´ﾉ.
. | }.
. ヽ }. 阿部兄ぃ、実は……カクカクジカジカ…
ヽ ノ
/ く
| |
| .|
r（ ,、_
ゞ, ｒｒ〜ヅ´ ﾐ
ﾌﾊ _ ﾐ
. ｜_.. -'_"-'´＼ r'⌒ヽ
ふむふむぅ……ほぉほぉ…… ﾞi`'''Tjフ } ﾐトｰ }
そうか、この学校にはそんな噂が…… ,' ,.‐'" { {い) / ﾉ_
,' ゞﾞ ｆ ｸｧ ―`‐- 、.._,､
〈.､,.. ,.‐'´ `' 、｀`丶､
)__.. -ｧ ／
Y´_ ./ ＼ ＼＼
ﾞiﾞ { ＼ ＼＼
丶、,､イ ＼ ＼＼
{ ＼ ＼＼
132 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:36:15 ID:q/zeSHq0
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;!ﾞ`''〜^〜ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;!
|;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;|
_ゞ;! r─-- ､ ,rｪ--- ､ﾐ;ﾘ いいか、やらない夫。
!ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀ ,ｨ '"世ﾝ ｢ヽ 事実が事実として認められないまま時を経て、
!(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ 噂ばかりが巨大化してしまうのは非常に
ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ 危険なことなんだ。
`| ^'='^ ﾑ'′
,rﾄ､ ー- ─-: /|
_..／ i| ＼ === ,ｲ.:ﾄ､
／ i| ﾞ､＼ ; ／ﾘ.:;!:::＼､＿
ﾞ! ﾞ､ `ｰ─''ﾞ:::;:'::::|::::::::::＼
ﾞ､ :::/::::::|::::::
`ヽ、 ﾞ､ ./ .| ,-､、
,, - ―- 、
,. '" _,,. -…; ヽ
(i'"（(´ __ 〈 }
噂は噂を、憶測は憶測を呼ぶ。 |__ r=_ﾆﾆ`ヽｆﾊ }
こうして成長した噂が心理的重荷となり、 ヾ|! ┴’ }|ﾄi }
当事者をはじめ、様々な人間に |! ,,_ ｛' }
のしかかってくる。 「´ｒ__ｧ ./ 彡ﾊ､
ヽ ‐' ／ "'ヽ
ヽ__,.. ' ／ ヽ
／⌒` ￣ ` ヽ＼_
/ i ヽ ＼
133 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:36:35 ID:q/zeSHq0
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ< 最初は小さな愚痴や、ひがみであっても、
!∩|.}. '__＿ﾞ` ./'_＿` f＾| そうなると立派な『呪い』となる……。
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣' |l.| この学校には呪いを培養するだけの立派な
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ 土壌が存在していたわけだ。
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ｰ=＝=- /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
＿＿
／￣ ＼
|;;;;;;;;; :::|
|;;;;;;;;;;;; ::::|
|;;;;;;;;;;;;;;; :::::|
|;;;;;;;;;;;;;;;;;; ::::::|
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;; :::::|
| :::::::|
| :::::::|
| :::::::::|
| ∬ ∬:::|
| ii ,,≦≧､ :ii :::::|
_ | 旦‖===‖旦::::::| _
-W-----┘二二二二二二二二二└--ff---\--
うーんっ……
これだけ高木がある中でこの塚に
落雷したようだな……
こいつは奇妙だな……
134 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:37:44 ID:q/zeSHq0
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ< 「阿部兄ぃは興味深そうに塚を眺めた後……」
!∩|.}. '"旬ﾞ` ./''旬 ` f＾|
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣ |l.|
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ｰ=＝=- /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
／ | ,! !
.l l ! ／
／! ,,.rｧ .l ,l .lr'
,,,,_＿__,.．-'''-／ lﾞ ,,､r'´ / lﾞ／
／ ヽ | l_,.r''´ /
, -ｰ- ．._ / | ,.､r'! /
_,‐' ＼＿,,／ i,,l ,,r'’ l /
r´ ,、 ;ヽ 、____,.．.／ .lﾞ l ./
ゞrr-'''" ヾ .ｒ 、 ヽ, ,, ／ ./! l! lﾞ／
｛ /ｒｨｧ ﾘﾒ、_ﾉ＝、 r'´ ./ .| |
｀i }_,,__ ／ | ./ | |
i´ヽ''´ /ヽー―、i | ./ | |
| ヽ-´ ヽ ヽ＿,,,,／レ' | /＼
| ;__,,, ＿/ゝ __,,,, |./ |
ヽ、__ ﾉ ヽー――ﾌ＿__"'-,-'{＾~ヽ | _,,.rｧ
ヽ、 ゝ--、 | 〔 ﾉ | | r''´! ./ﾞ /
＼_i ~"''' ‐- __〕 / | ／| .| ,l / ./
＼____ ／ /__ | | |／./ . /
~""''' ‐-‐ '''""~ /; .| ./ ./ ./
l/ / ./
;'_／
「なでたり、叩いたり、何故か全裸で殴りつけたり……
思いつく限りのことを試し始めた。」
135 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:38:10 ID:q/zeSHq0
,... -ｰ-､
. ／⌒ ｰ-､ :,'´;.;;;.;;,;;,ｨ;;.ヽ
／ ヾ ､､､ヽ〉 :l;厶_ ___ヾ;;| 「阿部兄ぃのことを変人扱いする輩が多いが、
／／ 7ヽ_|｣」ﾉ fi! r=! `'‘- .ﾘf） 今回のように常識が通用しない事件において、
/ ,′ / ヽ', ' " y! その見識は大いに役立ってくれる。」
. / ,ム-.､ |､ こ'″/ |
..ヽ ￣ ￣⌒ヽ_,ィ! `ーイ ヽ.、
＼ ヽ、__.. ､ Y!､ /L _＿_,,`ｰ-.､
`ヽ、-== ､ У i!/´フ 〃 ',
`ー-､/ Θ''´ l
/'´￣ ）／ヽ
./ Ｙ/´ /,へ、
く、 {./ // ├(⌒ヽ
＼ ヽ ヾ」 | ./ /
ヽ ヽ !! /Ｙ {
｀ヽヽﾉヽ( ( ）ヽ
＼ i , '´ ￣￣ ` ､
. i ｝ i r-ｰ-┬-‐､i
| :{ | |,,＿ ＿,{| ふーむ。
. |: :| Ｎ| "ﾟ'` {"ﾟ｀lﾘ 落雷の原因になるような鉱物が
|: : :| ﾄ.i ,__''_ ! 含まれているわけではなさそうだな。
i.| :: |／i/ l＼ ー .ｲ|､
. | : | ＼´￣`／ ´ .ヽ
/ .|::... ヾ ﾞヾ;;::;" ..::＼
/ ヽ...}ﾞl:::::::::::... : :;" :::: ､
{ . ﾉ ヽﾉ :､:::::::::･;: ;;;;''､,::::･ ;:ﾉ.. ヽ
ヽ::/: ヽ.........::ｿ "ﾞ''ｰ--'''''" ゛::; "゛'...}､:::: |
ヽ:::...:::::::::::::_／::゛'ｰ＿ ,,;;;!､ ,,;;; ,､:::ﾉ
￣ｰ─'i::::::: .ﾞﾞ,,､ ;::''"`;:::;'''゛゛` /
136 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:38:43 ID:q/zeSHq0
_,,.､､､､､.,,_
／.:::::::::::::::::::..｀ヽ､
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::. '､
| :::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ{ﾂ
| ::::::::::::::::::::::::,ｨｩ ﾉ j 「周囲が呆気にとられているのには目もくれず、
|::::::::::::::::::::::（ |.! ;{ 阿部兄ぃは狐塚の周辺をくまなく這うように
.|::::::::::::::::::rﾘ`l,〉 j}ﾞ 調べだした。」
}:::::::::::::::ﾉﾞ l /.
,xｧ''ｰ'ﾞ'` '､ /
/ ｰ｀¨`''''ー-- ､｣ﾞ'′＿
''^ｰｧ ､＿＿＿＿_ ￣ ／
`>'､, '''"´￣￣_二ヽ､
/ ／ ヽ
,' , / ﾞ､
l / __ !
l, l く,_ ､ |
（⊃￣￣＼
（⊃ _ノ ＼
（⊃ （ ●）（●） あっ…あのっ…阿部兄ぃ、
| （__人__） 何を調べてるんだ？
| ｀ ⌒´ﾉ
| } ＼
／ヽ } ＼ 「たまりかねた俺は、
／ ヽ､＿＿__ノ ） 皆を代表して尋ねてみた。」
／ . | ＿／
| ／￣￣（＿)
＼ ＼ ／| ＪＪＪ （
＼ ／ ／⊂＿）
137 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:39:55 ID:q/zeSHq0
＼＼ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::
r'::::::::::::::::::::;;:;;:;;:ｯ､:::::::::::
＼ レ''''jrTf" lﾐ::::::::
あった…あったぞ！ | 〈ﾐ::::::::
＼ |､_ ｬー‐__二ゞ ヾ::、
｀` ゞ:} ￣'互.ヾ }:j ん
l/ """"´｀ )ﾉ
「質問に答えるように阿部兄ぃ が =-- / l (ノ
歓喜の声をあげた。 =＝ `弋"__,....._ ! !
ﾞ､`ー‐' ,' ＼
''"´ ﾞ､￣ ／ ,' ＼
／ ヽ＿_／::;' ,' ノ ｀ヽ
／／ ヾ_,'∠..,,__
／／ // ／´
, - − - _
／:::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
/::/¬ｰ-ｧy､_::::::::::::::::::::ヽ
./::/ 〃/〜=y､_:::::::ヽ
_/::/r;‐-...._ , （{ハ `ｰ1:::!
/ri｀ﾘ ﾞ'=ミﾆ､f′ {ﾄ､ j::::{
{ ﾉv ｀/ "ﾐ_-ﾐ丶､ j:::::i ほらっ。
い/ ノ ｀ﾞヾﾐ｀ｰ!_:/´ 見て見ろ、やらない夫。
} ' 'っ;:､} /厶
ｿ 辷ｰ-､ ,ハ}
ハ 、 ｀ ヾ‐ /ﾆﾉ
ｉ ﾍ ｀' " 厶:公
───- ! i ヽ / ／〃ﾌ
) / ! ｀‐- ..＿, イ ハ/
｀丶､ | / /、
--─ニ三三Ξ＝- ヽ ! ／ / ＿｀ヽ＿＿
,三三＝=三三ー-｀ヽ｀ヽ' 」''"三三Ξ三三三ミ､
─＝＝=== ､...三Ξヽ＼ヽヽ '／ 二三三三Ξニ＝ミ',
￣｀"''ｰｯ｀く_" ^ヽv--＝─── '' ￣￣￣ ラ
/ ￣７' ／｀ヽ
/. / ／
/ / ,.イ
｀ヽ.、 / / / / _＿ ∠ﾊ
ト、(^ヽ / ／ / ,.-─'" ヽ
｀＝'′ / / /
/ ／ /
138 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:40:18 ID:q/zeSHq0
/⌒ｿ/⌒ヽ、
. / // ..＼ ._,
/ // .｀ヽ,.._,ィ''´ ｀'ｰ- 、 /i
/ // ＼,. _..ノ .|
. / // ⌒´ .|
/ // ｜
/ // |
. / // .|
/ // . |
/ // .|
./ // . |
/ // |
ッ芝ヾｼ⌒ヽ、 |
.ヾﾆジ ＼ ._,.イ⌒ヽ |
｀ヽ,.._,ィ''´ ｀'ｰ- 、 . |
.＼,. _., ､ . .ﾘ
⌒´ ＼._,ノ
先日、お前から札を受け取ったろ？
今回もまたどこかにあるんじゃないかと思ってな……
「でっ、阿部兄ぃの推測は的中したわけだ。
しかし、肝心のお札は中心から焼け焦げていて
全部は読めない。
…………まぁ、焼けていなかったとしても、
到底読めそうにないのだが…………。」
139 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:40:37 ID:q/zeSHq0
, - − - _
／:::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
/::/¬ｰ-ｧy､_::::::::::::::::::::ヽ
./::/ 〃/〜=y､_:::::::ヽ
_/::/r;‐-...._ , （{ハ `ｰ1:::!
/ri｀ﾘ ﾞ'=ミﾆ､f′ {ﾄ､ j::::{ なになにっ……
{ ﾉv ｀/ "ﾐ_-ﾐ丶､ j:::::i たとえ やえ えきしん じゅそ
い/ ノ ｀ﾞヾﾐ｀ｰ!_:/´ 『仮令、生霊、野狐、疫神、 咒詛、 怨霊、
} ' 'っ;:､} /厶 なおぎょうえきるうぎょうしんとう
ｿ 辷ｰ-､ ,ハ} 悪鬼、邪神、尚行疫龍神等の祟りありといえども、
ハ 、 ｀ ヾ‐ /ﾆﾉ とくどうたいさん
ｉ ﾍ ｀' " 厶:公 速やかに得度退散消滅…………』
───- ! i ヽ / ／〃ﾌ だめだ。ここからは焼けていて消失しているな。
) / ! ｀‐- ..＿, イ ハ/
｀丶､ | / /、 「阿部兄ぃの口から、わけのわからない言葉が
--─ニ三三Ξ＝- ヽ ! ／ / ＿｀ヽ＿＿ 次々と紡ぎだされる。」
,三三＝=三三ー-｀ヽ｀ヽ' 」''"三三Ξ三三三ミ､
─＝＝=== ､...三Ξヽ＼ヽヽ '／ 二三三三Ξニ＝ミ',
￣｀"''ｰｯ｀く_" ^ヽv--＝─── '' ￣￣￣ ラ
/ ￣７' ／｀ヽ
/. / ／
/ / ,.イ
｀ヽ.、 / / / / _＿ ∠ﾊ
ト、(^ヽ / ／ / ,.-─'" ヽ
｀＝'′ / / /
/ ／ /
140 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:41:35 ID:q/zeSHq0
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;!ﾞ`''〜^〜ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;!
|;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;| 『…………となり守護を加えし給え、
_ゞ;! r─-- ､ ,rｪ--- ､ﾐ;ﾘ はしょまぞく えしょ
!ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀ ,ｨ '"世ﾝ ｢ヽ 破諸魔賊、壊生、死軍
!(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ ねんびきょうおうりきしゅうおんしつたいさん
ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ 念彼経王力衆怨悉退散』
`| ^'='^ ﾑ'′
,rﾄ､ ー- ─-: /| ほぉ…………
_..／ i| ＼ === ,ｲ.:ﾄ､
／ i| ﾞ､＼ ; ／ﾘ.:;!:::＼､＿
ﾞ! ﾞ､ `ｰ─''ﾞ:::;:'::::|::::::::::＼
ﾞ､ :::/::::::|::::::
`ヽ、 ﾞ､ ./ .| ,-､、
＿__ ＿
-‐''"´￣ ｀ ｀''ヽ=､
,.‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r（:::::::::::::::::,、_ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゞ, ｒｒ〜ヅ ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::::::
いいかっ、やらない夫。 ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
こいつは狐退治の経文だ。 . l __,,. -─¬,〈::::::::::::::::::::::::::::::
〉ﾞﾞ`'''Tjフ￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::::::
. / ,.‐'" }:::/ /ヽ ﾊ:::::::
/.. "´ ２ﾉ/ l:::::
. ヽ.ﾆ,｀ __／ :l::::
. 'ｰr_‐;ｧ ｨ l:::
〈.. /:{ ヽ
｀} ／:: ! i
丶、,､. イ:::::: !
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） 狐退治…………！？
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ.
. | }. 「やはり…また狐か……」
. ヽ }.
ヽ ノ
/ く
| |
| .|
141 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:41:56 ID:q/zeSHq0
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ< 校長、この塚は相当年代物のようですが、
!∩|.}. '"旬ﾞ` ./''旬 ` f＾| 何かご存知じゃないですか？
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣ |l.| 例えば、昔話とか伝承とか……
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ｰ=＝=- /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
iｲ彡 _＝三三三ｆ ヽ
!ｲ 彡彡´_ -_=＝{ 二三三ﾆﾆﾆﾆヽ
fｲ 彡彡ｨ 彡ｲ／ ｨ_‐- ､ ￣￣ ヽ …………えぇっ、
ｆ彡イ彡彡ィ／ ｆ ＿￣ ヾﾕ fヱ‐ｫ あるにはありますが……。
ｆ／ミヽ＝＝＝＝＝＝<|-'いシ lr＝〈ｆラ/ !ﾌ
ｲｲレ､´彡ｆ u ヽ 二 _rソ 弋_ { .ﾘ
ｆﾉ ／） 彡! u ｨ ﾉ￣l
ﾄヾ__ら 'ｲf u ／_ヽ,,テtt,仏 ! 「校長の答えは、とても歯切れが
|l|ヽ ｰ '/ u rfｲｆ〃ｲ川ﾄﾘ / 悪いものだった。」
r!lﾄ､{'ー‐ ヽ ´ ヾミ､ /
/ ＼ゞ ヽ ヽ ヽ /
./ ＼ ＼ ヽ /
／〈 ＼ ﾉ
-‐ ´ ヽ ヽ ＼＼ ＼ 人
142 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:42:45 ID:q/zeSHq0
_____
,. ‐''三ヾ´彡ｼ,=｀丶、
／'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
/／.:;:彡:f'"´‐------ ｀`'ｒ=:l
/〃彡_彡′,.=､￣￣ ,.=､ |ミ:〉
'ｙ=､､:ｆ´===tr＝=､.___,. ==､._ゞ{
{´yﾍl'′ | /⌒l′ |｀Ｙ} 我が校の評判にも関わることですので、
ﾞ､ゝ) u `''''ﾂ_ _;`ｰ‐'ﾞ:::::ｌ{ くれぐれもご内密にお願いしますよ。
. ヽ.__ u ,ｨnmmm､ u .:::|! この塚も本当はずっと前に取り壊すつもりだったんですが、
,.ィ'´ﾄ.´ u ´｀"｀"｀ﾞ″ .::::;' いろいろとあいましてねぇ……
イ´::ﾉ|::::l ＼ "' u :::/
::::::::::::|:::::l ヽ、 ..:: .:::/.､
:::::: ::: |:::::ヽ ヽ、.......::::／..:::／!＼＼
::::::::::: |::::::::ヽ ｀`''‐--ｧt''′ |!:::ヽ:::＼
:::::::::::::|::::::::::::ヽ、 /i|iﾄ､ |l:::::::ヽ:::::＼
:::::::::::::|::::::::::::::/:ヽ、 ∧|i|i|i|〉. ||::::::::::ヽ:::::::＼
/ ,ﾆ三―=三ﾃ !
//ﾆ二 ‐=三 _二ニ＿ ニニ !
ﾚ／／/／／ ,.=＝== ､ , ﾊ 私も人づてに聞いた話でしてね……
iﾋ-､＿_／＿＿--≠rﾃ宏,.｀Y==f辷示､ これは私の祖父が、そのまた叔父から
Y⌒ヽ三￣￣ ｀ !｀ニﾗ r厂`ゞｨ { ﾘ 聞いた話なんですが……
! ﾉrう, `ー―ﾈ }ーY
{ { （ u ノ{_rっ ｨﾉ、 !
||ﾄ⌒' r{i!i｛｛从仆ﾘ ,'
_|{!､ゞ ‐ｧ ＼ `::::: /
/ ＼ゝ ＼ ヽ /
／￣/ ＼ ヽ ヽ Ｙ
／ ヽ ＼ 人
ヽ ＼ ＼＼ ＼ イ ＼
143 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:43:06 ID:q/zeSHq0
／／/l ﾊ ー--- 、／ ／／ ／
／／／//､_＼ ――― ノ／, ／
／／ 」_ﾉ|| __､,ヽ -― イ ／
/ / 「､ |l ￣ヾ ＼ ＼ -― ' ∠＿
/ / / ＿ ll:::::::::::::::. ｀ト､＼ー―――イ￣￣
/ / | l―ヽ ll:::::::::::::::: | ﾄ､二ニ＝-/
'./ ｌ l ＿j ヽ:::::::::: / /_ } ﾉ /＿_
| | | l { ノ ヽ / /--イ ／==ｭ: : :｀ヽ
| | | ￣ ＼/ / l ／: : : : | |: : : : :.＼
| | /｀ｧ､＿ /､/ /: : : : : : //: : : : : : : ヽ
| | / / ￣ ／／＼ /|: : : : : :// : : : : : : |: : :ヽ
V / / ／／､ |:|、＿_ _/: : : : : : : :.|: : l: :ﾄ､
, / ／／ ヽ ｜ヽー:l }: : _:. : :. : :.!: :ﾉ: :ヽ ヽ
| | ／／ ヽ. |: : : : ﾉ_ﾉ／ｌ｀ヽ、: :.|: : : : : :.l ,
| | ／／ ｊヽ |: :. :ｒ': : : :.:┴-､ ＼ｊ: : : : : : | |
|.／／ ／l ハ:.:./: : : : ､＿{＿＼_>: : : : : | |
／ /＼ /: : { 〉: : : : : : : : : : ヽ ヽ; :. :. :. | |
／ ./ ＼ ｌ: : : :.＼／: : : : : : : : ー- ,:.ヽ」 :. :. :.:| |
／ /ヽ. ＼ >､＿／/: : : : : : : ,--―-､::＼|: : : :./ ,
／ ./ ＼ ＼／ / |:/: : : : : : : ノ: : : : :｀ヽィ: : : :l ,
／ / ＼ / / j' : : : : : :／: : : : : : : : :.|: : : :.| /
./ ./ ＼/ / { : : : : : /: : : : : : : : : :.:.:|: : : :.| |
それは源平の時代まで遡るといいます。
当時の権力者に溺愛された一人の少女が狐憑きとして
処刑されたのです。
144 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:43:23 ID:q/zeSHq0
, '. .
:;:, .:.
パチパチ… . . .:', .:.
.::... . . .':::;:, .:.
':;:. :::. . ..:.:λ:: :: .;;.'; ::,)､::.:;.:,:;.:
..':;ヾ::.:ｿ)人ノ 从:. ｿ）ノ ）:.: .;,.'
.::V (ソ ﾍ （::.:.:'.,; :. .
',:; .::） て:;;':.
..:.（ノ （::..
. . .::::） ,ゞ.:.
.;: . .:::: .:ｿ ○ （: :.
. . .::.: :::..::..:（ │ ）:::...
西洋でいう【魔女狩り】のような蛮行が、
この日本でも行われていたのです。
まだ偏見も多い時代だったので、
ほんの些細な寄行を狐憑きとこじつけたのかも
しれません。
145 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:43:46 ID:q/zeSHq0
／／/l ﾊ ー--- 、／ ／／ ／
／／／//､_＼ ――― ノ／, ／
／／ 」_ﾉ|| __､,ヽ -― イ ／
/ / 「､ |l ￣ヾ ＼ ＼ -― ' ∠＿
/ / / ＿ ll:::::::::::::::. ｀ト､＼ー―――イ￣￣
/ / | l―ヽ ll:::::::::::::::: | ﾄ､二ニ＝-/
'./ ｌ l ＿j ヽ:::::::::: / /_ } ﾉ /＿_
| | | l { ノ ヽ / /--イ ／==ｭ: : :｀ヽ
| | | ￣ ＼/ / l ／: : : : | |: : : : :.＼
| | /｀ｧ､＿ /､/ /: : : : : : //: : : : : : : ヽ
| | / / ￣ ／／＼ /|: : : : : :// : : : : : : |: : :ヽ
V / / ／／､ |:|、＿_ _/: : : : : : : :.|: : l: :ﾄ､
, / ／／ ヽ ｜ヽー:l }: : _:. : :. : :.!: :ﾉ: :ヽ ヽ
しかし、その少女は酷い迫害を受けた揚句に、
複数の男たちによって殺害されたそうです。
その少女が生前に何人もの人間を殺したという説も
ありますが、何せ大昔の噂ですので、
どこでどう捻じ曲がっているやら、
わかったものではありません。
146 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:44:00 ID:q/zeSHq0
＿＿
／￣ ＼
|;;;;;;;;; :::|
|;;;;;;;;;;;; ::::|
|;;;;;;;;;;;;;;; :::::|
|;;;;;;;;;;;;;;;;;; ::::::|
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;; :::::|
| :::::::|
| :::::::|
| :::::::::|
| ∬ ∬:::|
| ii ,,≦≧､ :ii :::::|
_ | 旦‖===‖旦::::::| _
-W-----┘二二二二二二二二二└--ff---\--
少女が本当に狐憑きだったのかも定かではありません。
ただ、この狐塚が少女の霊を鎮めるために今も
残っているのは事実です…………。
147 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:44:18 ID:q/zeSHq0
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ< ふーん……。 いわ
!∩|.}. '"旬ﾞ` ./''旬 ` f＾| この塚には、そんな謂れがあったのか。
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣ |l.|
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ｰ=＝=- /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） なぁ、阿部兄ぃ。
. | （__人__） 狐憑きって……あのっ……
| ｀ ⌒´ﾉ
. | } 「同じ言葉を聞いたのを思い出し、
. ヽ } 阿部兄ぃに尋ねた。」
ヽ ノ ｍm
/ ￣￣￣ つﾉ
| |￣￣￣
148 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:45:23 ID:q/zeSHq0
_ -───- _
, '´ ｀ヽ
／ ＼
/ ヽ
/ __, ィ_,-ｧ__,, ,,､ , ､,,__ -ｧ-=彡ﾍ ヽ
' 「 ´ {ハi′ } l
| | | |
| ! | | そうだな…………。
| │ 〈 ! わが国には古来より、狐に関する
| |/ノ二__‐──ｧ ヽﾆニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ 民話・伝承・階段が多い。
/⌒!| =彳ｏ｡ﾄ￣ヽ '´ !o_ｼ｀ヾ | i/ ヽ ! 良しにつけ悪しにつけ、狐は我々の祖先に
! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l | 少なからぬ影響を与えてきた。
| | /ヽ! | |ヽ i !
ヽ { | ! |ﾉ /
ヽ | _ ,､ ! , ′
＼ ! '-ﾞ ‐ ﾞ レ'
｀! /
ヽ ﾞ ￣ ￣ ｀ / |
|＼ ー ─‐ , ′ !
| ＼ ／ |
_ -‐┤ ﾞ､ ＼ ／ ! l |`ｰr─- _
_ -‐ '" / | ﾞ､ ヽ ＿___ '´ '│ ! | ﾞ''‐- ､,_
,, - ―- 、
,. '" _,,. -…; ヽ
人が唐突におかしな行動を取ると、 (i'"（(´ __ 〈 }
それを『狐憑き』と呼び、 |__ r=_ﾆﾆ`ヽｆﾊ }
理解のできない事態を納得してきたんだ。 ヾ|! ┴’ }|ﾄi }
|! ,,_ ｛' }
「´ｒ__ｧ ./ 彡ﾊ､
ヽ ‐' ／ "'ヽ
ヽ__,.. ' ／ ヽ
／⌒` ￣ ` ヽ＼_
/ i ヽ ＼
149 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:45:52 ID:q/zeSHq0
_,,.､､､､､.,,_
／.:::::::::::::::::::..｀ヽ､
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::. '､
| :::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ{ﾂ
| ::::::::::::::::::::::::,ｨｩ ﾉ j 現在は医学も発展し、
|::::::::::::::::::::::（ |.! ;{ 多くの現象は説明できるようになったが、
.|::::::::::::::::::rﾘ`l,〉 j}ﾞ 昔は狐憑きを妖怪変化の仕業と考えて
}:::::::::::::::ﾉﾞ l /. いたわけだ。
,xｧ''ｰ'ﾞ'` '､ /
/ ｰ｀¨`''''ー-- ､｣ﾞ'′＿
''^ｰｧ ､＿＿＿＿_ ￣ ／
`>'､, '''"´￣￣_二ヽ､
/ ／ ヽ
,' , / ﾞ､
l / __ !
l, l く,_ ､ |
／￣￣＼
／ _ノ ＼ 「阿部兄ぃの解説は、妖怪変化説を否定
| （ ●）（● しているかに聞こえた。」
| （__人__）
. | ﾉ
| ∩ ノ ⊃ じゃあ、阿部兄ぃは狐憑きは何が原因だと
／ .／ ＿ノ 思ってるんだ？
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
150 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:46:21 ID:q/zeSHq0
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | } 奇異な現象を即、妖怪変化の仕業と考えるのは
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ< 安易で愚かな行為だが、流布するからには何らかの
!∩|.}. '__＿ﾞ` ./'_＿` f＾| 真実が混ざっているに違いないと俺は考えている。
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣' |l.|
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ｰ=＝=- /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
＼＼ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::
r'::::::::::::::::::::;;:;;:;;:ｯ､:::::::::::
その真実の部分が今回の事件の要因と ＼ レ''''jrTf" lﾐ::::::::
なっているような気がする。 | 〈ﾐ::::::::
この狐塚を取り巻く環境には、 ＼ |､_ ｬー‐__二ゞ ヾ::、
人を狂わせる『何か』がある…… ｀` ゞ:} ￣'互.ヾ }:j ん
l/ """"´｀ )ﾉ
=-- / l (ノ
=＝ `弋"__,....._ ! !
ﾞ､`ー‐' ,' ＼
''"´ ﾞ､￣ ／ ,' ＼
／ ヽ＿_／::;' ,' ノ ｀ヽ
／／ ヾ_,'∠..,,__
／／ // ／´
151 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:46:42 ID:q/zeSHq0
::::::... ..丶
:::::::.... ...＼
:::.' ──-.. ＼
:::::::... ⌒__丶 ＼ まっ、まさか阿部先生は、
:::::::::.... .'::. ）.ヽ .ヽ 大昔に亡くなった狐憑きの少女の【怨霊】が
:::::::::::.... __ ..丿 ヽ 次々と生徒を自殺に追いやったと考えてるのかお？
:::::::::::... ヽ .ヽ
:::::.._ ﾉ ヽ.___＿丿 .丶
::::::::::::::.... ..::ﾉ .） 「やる夫は震える声を隠そうともせず、
:::::::::::.. ../ .ﾉ 質問する。」
:::::::::.⌒ " ..ﾉ
:::::::::::::::::.... ....::::::../
:::::::::::::::::::::.. ......::::.／
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;!ﾞ`''〜^〜ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;!
|;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;|
_ゞ;! r─-- ､ ,rｪ--- ､ﾐ;ﾘ 大正解だ！！！！！
!ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀ ,ｨ '"世ﾝ ｢ヽ
!(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ
ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ
`| ^'='^ ﾑ'′
,rﾄ､ ー- ─-: /|
_..／ i| ＼ === ,ｲ.:ﾄ､
／ i| ﾞ､＼ ; ／ﾘ.:;!:::＼､＿
ﾞ! ﾞ､ `ｰ─''ﾞ:::;:'::::|::::::::::＼
ﾞ､ :::/::::::|::::::
`ヽ、 ﾞ､ ./ .| ,-､、
＿＿＿
／⌒ ⌒＼ ━━┓┃┃
／（ ￣） （＿）＼ ┃ ━━━━━━━━
／::::::⌒（__人__）⌒:::: ＼ ┃ ┃┃┃
| ゝ'ﾟ ≦ 三 ﾟ｡ ﾟ ┛
＼ ｡≧ 三 ＝=-
-ｧ, ≧=- 。
ｲﾚ,､ ＞三 ｡ﾟ ･ ﾟ
≦｀Vヾ ヾ ≧
｡ﾟ /｡･ｲﾊ ､､ ｀ミ ｡ ﾟ ｡
152 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:47:19 ID:q/zeSHq0
＿＿＿_
／ .u ＼ えっ…ちょっ…やめてほしいお！
(（○）) (（○）) えっ…そうなの…やっぱりそうなのかお！？
/⌒)⌒)⌒. :::: （__人__） l_j :::＼ /⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / /／
| :::::::::::(⌒) U .| | | ／ ゝ :::::::::::/
| ノ | | | ＼ / ） /
ヽ / └ー.┘ ヽ / ／
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | } …………と言いたいところだが、
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ< そうとは限らない。
!∩|.}. '"旬ﾞ` ./''旬 ` f＾| もしそれならとっくの昔にここは
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣ |l.| 呪われた地になっているはずだ。
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ｰ=＝=- /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
,, - ―- 、
,. '" _,,. -…; ヽ
最近になって突然怪異現象が起こる (i'"（(´ __ 〈 }
というのはどうも不自然だ。 |__ r=_ﾆﾆ`ヽｆﾊ }
呪いを引き起こす何らかのきっかけが ヾ|! ┴’ }|ﾄi }
あったのなら話は別だが………… |! ,,_ ｛' }
「´ｒ__ｧ ./ 彡ﾊ､
ヽ ‐' ／ "'ヽ
ヽ__,.. ' ／ ヽ
／⌒` ￣ ` ヽ＼_
/ i ヽ ＼
153 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:47:57 ID:q/zeSHq0
／￣￣＼
／ _ノ ＼ 「呪いを引き起こすきっかけか……。」
| （ ●）（●）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ. ねぇ、阿部兄ぃ、
. | }. コックリさんが……コックリさんが、
. ヽ }. そのきっかけになったとは考えられないか？
ヽ ノ
/ く
| |
| .|
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | } なるほど、コックリさんか。
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ< 確かに、あれは一種の降霊術だ。
!∩|.}. '__＿ﾞ` ./'_＿` f＾| この地に眠る霊を呼び起こしたとしても
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣' |l.| 不思議はない。
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ｰ=＝=- /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
154 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:48:19 ID:q/zeSHq0
＼＼ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::
r'::::::::::::::::::::;;:;;:;;:ｯ､:::::::::::
＼ レ''''jrTf" lﾐ::::::::
問題は誰の霊が降りてきて、 | 〈ﾐ::::::::
何を目的として女生徒たちを自殺に ＼ |､_ ｬー‐__二ゞ ヾ::、
追いやるのかだ………… ｀` ゞ:} ￣'互.ヾ }:j ん
l/ """"´｀ )ﾉ
=-- / l (ノ
=＝ `弋"__,....._ ! !
ﾞ､`ー‐' ,' ＼
''"´ ﾞ､￣ ／ ,' ＼
／ ヽ＿_／::;' ,' ノ ｀ヽ
／／ ヾ_,'∠..,,__
／／ // ／´
_,,.､､､､､.,,_
／.:::::::::::::::::::..｀ヽ､
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::. '､
| :::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ{ﾂ 「誰に言うでもなく呟き始めたかと思うと、
| ::::::::::::::::::::::::,ｨｩ ﾉ j 阿部兄ィは狐塚を見つめる。」
|::::::::::::::::::::::（ |.! ;{
.|::::::::::::::::::rﾘ`l,〉 j}ﾞ
}:::::::::::::::ﾉﾞ l /. これは想像以上に根の深い事件なのかもな……
,xｧ''ｰ'ﾞ'` '､ /
/ ｰ｀¨`''''ー-- ､｣ﾞ'′＿
''^ｰｧ ､＿＿＿＿_ ￣ ／
`>'､, '''"´￣￣_二ヽ､
/ ／ ヽ
,' , / ﾞ､
l / __ !
l, l く,_ ､ |
155 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:48:28 ID:q/zeSHq0
＿＿
／￣ ＼
|;;;;;;;;; :::|
|;;;;;;;;;;;; ::::|
|;;;;;;;;;;;;;;; :::::|
|;;;;;;;;;;;;;;;;;; ::::::|
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;; :::::|
| :::::::|
| :::::::|
| :::::::::|
| ∬ ∬:::|
| ii ,,≦≧､ :ii :::::|
_ | 旦‖===‖旦::::::| _
-W-----┘二二二二二二二二二└--ff---\--
156 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:49:36 ID:q/zeSHq0
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::（ ）::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: キーンコーンカーンコーン
:::::::::::::::::::::::|￣|三|￣￣￣|＼::::::::::::::::::::::: キーンコーンカーンコーン
TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTヽ
￣￣￣￣￣|￣|ヽ￣￣￣￣￣￣￣￣￣|＼iヽ
|￣||￣| | | | |￣||￣| |￣||￣| .| ＼iヽ::::::::
|＿||＿| | | | |＿||＿| |＿||＿| .| ＼i::::::::::::::::::::::::
＿＿＿＿＿| | |＿＿＿＿＿＿＿＿＿.| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＿＿＿＿＿| |.|＿＿＿＿＿＿＿＿＿| |:::::::::::::::::::::::::::::::::_,,-'~''^'-^ﾞ-､::::::::
|￣||￣| | | | |￣||￣| |￣||￣| .| |＿＿＿＿ ノ:::::::::::::::::::::::::::ﾞ-_::::::::
|＿||＿| | | | |＿||＿| |＿||＿| .| | ..|＼ i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
＿＿＿＿＿| | |＿＿＿＿＿＿＿＿＿.| |LlLl LlL | i:::::::::::::::::::;;;;;;::::__,,-''~i､
＿＿＿＿＿| |.|＿＿＿＿＿＿＿＿＿| |======= | ゞ:::::::::::::::::::::::|.レ／:::::::i
|￣||￣| | | | |￣||￣| |￣||￣| .| |LlLl LlL | ヾ_:::::::::::_,,-''ｿ／::::::::::;/
|＿||＿| | | | |＿||＿| |＿||＿| .| |======= | |ﾞ-､_::: i;;;;//::::::::,-'~
| | | | |LlLl LlL | | ﾞヽy /_,,-''~
|￣|￣| |￣|￣| | |======= | | |i:|
￣￣￣￣￣￣| | | | |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| | | | | 私立榊野学園
157 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:49:49 ID:q/zeSHq0
／￣￣￣＼
／ ＼
./ ヽ 「夕日が赤々と校舎を照らす。
.l l その色はいずこかへと消え失せた
l l 自殺者たちの血液を連想させた。」
.l l
ヽ l
ヽ l
.) __,,..／
／＝＝=､_〈
／ ＼
／ ヽ
.ｉ ､ . l
158 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:50:01 ID:q/zeSHq0
＼. |
＿＿＿＿＿＿＿＿ __＿＿＿＿＿＿. |￣￣| |
| //. .:; || || | |. |. | | | | |. l二|￣￣||￣￣|
|.// .|| || | |. |. | | |＿＿| | | || |
| || || | |. |. |／ .／. | | || |
| || || | |. |／ ／ ＼. |l . || |
| || || | | ／ ／ .＼| || |
| || || | ／ ／ ＼ ||. ］|
| 〔i| || |,／ ／ ＼|| |
| || // || ／ .＼ |
| ||. //.／ ／ ＼,|
| || . ／ ／ ＼
| ||／ ／
| .／ ' ／
| ／ ／
|,／ ／
／
／
／
159 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:50:13 ID:q/zeSHq0
…………さん、おいでくださいませ。
コックリさん、コックリさん、おいでくださいませ…………。
160 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:51:10 ID:q/zeSHq0
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
;.:; ;.:;
;.:; ;.:;
;.:; ;.:;
============================== ;# ＿＿
┌──┐ ┌──┐ | ＿＿＿＿_＿＿＿＿_ |3-4 |
│三三│ □□ │三三│ | |┌──┐|┌──┐| ￣￣
│三三│ □□ │三□│ | |│ │|│ │| ＿＿
│三三│ □□ └──┘ | |│ │|│ │| |!┏ﾟ|
└──┘ | |└──┘|└──┘| ||⌒||
============================== | | | ||消||
:;.;; | | | ||＿||
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿|＿＿＿＿|＿＿＿＿＿＿
161 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:51:27 ID:q/zeSHq0
コックリさん、コックリさん、おいでくださいませ…………。
コックリさん、コックリさん、おいでくださいませ…………。
162 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:52:41 ID:q/zeSHq0
／￣￣＼
／ ＼ ＼
.（●）（● ） u. | いっ……
（__人__） u | 今の声は…………？
.(｀⌒ ´ |
{ |
{ u. /
＼ /
ノ ＼
／´ ヽ
／￣￣＼
／ u ノ ＼
| .u （ ●） | でもっ……
. | （__人_） 間違いない！
| ｀ ⌒ﾉ
| }
ヽ u } 「どこからだ？
ヽ ノ 放課後の校舎にコックリさんをする女生徒の
ノ ＼ 声が響き渡る。」
／´ ヽ
163 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:52:56 ID:q/zeSHq0
＼. |
＿＿＿＿＿＿＿＿ __＿＿＿＿＿＿. |￣￣| |
| //. .:; || || | |. |. | | | | |. l二|￣￣||￣￣|
|.// .|| || | |. |. | | |＿＿| | | || |
| || || | |. |. |／ .／. | | || |
| || || | |. |／ ／ ＼. |l . || |
| || || | | ／ ／ .＼| || |
| || || | ／ ／ ＼ ||. ］|
| 〔i| || |,／ ／ ＼|| |
| || // || ／ .＼ |
| ||. //.／ ／ ＼,|
| || . ／ ／ ＼
| ||／ ／
| .／ ' ／
| ／ ／
|,／ ／
／ 「特に大声で叫んでいるわけでもないのに、
／ その背徳的で密やかなる声は、
／ ぼくたちの耳に届いた。」
164 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:53:15 ID:q/zeSHq0
/ ,ﾆ三―=三ﾃ !
//ﾆ二 ‐=三 _二ニ＿ ニニ !
ﾚ／／/／／ ,.=＝== ､ , ﾊ コックリさんは校則で禁じたはずなのに……
iﾋ-､＿_／＿＿--≠rﾃ宏,.｀Y==f辷示､
Y⌒ヽ三￣￣ ｀ !｀ニﾗ r厂`ゞｨ { ﾘ
! ﾉrう, `ー―ﾈ }ーY 「いくら校則を作ったところで多感な時期の
{ { （ u ノ{_rっ ｨﾉ、 ! 少年少女を押さえつけることはできない。」
||ﾄ⌒' r{i!i｛｛从仆ﾘ ,'
_|{!､ゞ ‐ｧ ＼ `::::: /
/ ＼ゝ ＼ ヽ /
／￣/ ＼ ヽ ヽ Ｙ
／ ヽ ＼ 人
ヽ ＼ ＼＼ ＼ イ ＼
＿_ ━┓
／ 〜＼ ┏┛
／ ノ (●)＼ ・ 「それよりも今問題なのは誰がコックリさんを
. ｜ (.／) ⌒）＼ しているかだ。」
. ｜ （__ノ￣ ＼
＼ u u |
＼u u /
. ＼ ⊂ヽ∩
/´ (,＿ ＼.
/ ＼. ＼
./ / |. ＼ソ
（ y' .|
165 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:53:27 ID:q/zeSHq0
. ＼ | | //:: ／ ／ ／
＼ | | //::: ／ ／ ／
＼ ＼ | |__//::::. ／ ／ ／
. ＼ ＼ ￣ ／＿／ ￣￣￣＼
|| ＼ ／:::::::::::::::::::::::::: ＼
|| |＼. ＼. ／ |:::::::::::::::::::::: ＼
|| | |.＼, ＼＿＿＿＿／l二ｌ |:::::::::::::::::: ／
|| | | || | | |:::| |:::::::::::::: ／
|| | | || ||￣| .| |:::| |:::::::::::: ／...:
. ￣￣ ￣￣ !l | .| |:::| |::::::::: ／...::::
／. ￣￣￣ ＼ l:::| |:::::::: ／...:::::::
＿ ／ ヽ:| |:::::: | |:::::
／| ／ ＼|:: | |::::: _＿
| ／ ￣￣￣￣| |::: _＿_|
|. ／ | |: _＿_|＼ ヽ
| ／ ヽ|＿＿|＼ ヽ
166 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:54:34 ID:q/zeSHq0
:.:ハヾヽ:i:.:.i ;;.｀ヽ ; .; .'/ /／
:/:.:.｀:.:｀^:ト､ヽ､ :> ／｀,
;.:.:.:.:.:.:.::.:.:| ＼ -‐' ／ i: i ……さぁ、早く血を…………。
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ｀ ､_ , イ.:.::i .i :i
.:.:.:.:.:.::,ｒ'´| ｀ ' .､_,, ｒ'´:::i:.:.::i:.:.:.:i ii :|
.:.:.::.:/ ＼ .ハ.＼:.:.:.i:.:.:.:i:.:.:.i | i i
:.／. ＼ ＼_i. ＼_i:.:i:.:.:.:.i .| | |
~'廴::::ヽゝ 〈 /::|:::::::,!::|::::: !
｜:::::::::~ヽ ___ /::::|:::::/: :::ゝ:: !
!、┐:::::卜､ _,イ::::::|::::|::::::::::| ヽ＼
でっ、でもっ…… ＼ !:::::::ヽ:::ヽ-､__ ／ |::::::,l:/"::::::::::| i::|.
光や七海だって………… !!、::::::|:::::::::.::::::`‐ ､＿, -' .|___L ヽ:::::::::,| !:|
| ヽ_::ヽ::::l: ::::::._,l ', . ヽ: :::::::::::| l,:|
!:::::::ヽj, イ::_r' ,' ! ＼:::::::,! |:|
l::::::::::::, -'~ Г ! ''ｰ'ヽ-､ .||
ヽ,r‐" ,' / ＼
_,-ァ" ! r' ／ヽ､
／ ! |‐--‐ ､ r--/ ,/ ＼
／ ｜ | ,/ / ヽ
.|i|i.:.:.:;iヾ;ヽトヽ￣ . .~￣ /イi.:.:|i.:.::.:.:.| .ｉ
.|i |:i.:.:.:.:i..:`,ﾐ:ト､ i: ' /V::./.:.:.:.:.:|| i
|i .|.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:トト`: .､. -:‐ , ｒ'´.:::|.:.:/.:.:..:.::|| i
|i |:.:i.:.:.::.:.:i.:.:.::i.:|;:;:;:;::`i ､ __ , . ｒ'´;:;:i:;:;;:/:/.:.:.:.::.:.:|.:| ii …………あの子たちは儀式を拒んだから
. |i |;:;:;i:;;:;:;:;:;:i;:;:;:i:;|_,／ i :ト､;;;;i;;;//;:;:;:;:;:;:;:|;:;::| .ii 死んだのよ
.|i .|;:;:;:ﾄ;:;:;:;:;:;:;:i;:;::i:| ＼/';:/;:;:;:;:;:;:i;:;:::| .ii
|i .|;:;:;:小;:;:;:;:;:;:;::i;:;::|＿,,...,,_ ._,,,＿＿:/;::/;:;:;:;:;:/:|;:;:;::| .ii
ﾉ'´ |:ﾊ;:;:;:;:;:;:;:;:i :|`ヽ, , ｒ'´/;:/;:;:;:;:;;:/;:/＼;::| ii
. / |:| .ヽ,;:;:;:;:;:;:;i:|= =`=､ ,ｒ'´ _./;:/;:;:;:;:;;:/;::/ ＼ .
167 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:54:54 ID:q/zeSHq0
／￣￣＼
／ _ノ ヽ
| （ ●） | 「女生徒たちの囁き声が折り重なる。
| （__人） 次第にボリュームが大きくなってきているのは、
| ⌒ﾉ 俺たちが目的の場所へ近づいている証拠だ。」
ﾝ ノ
／⌒ヽ､ _ノ
/ ﾉ ＼__ィ ´
/ / '|.
（ y |.
＼ ＼ |
＼ｨﾝ､＿＿)、
.| ij ,ﾉ
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（● 「そして、俺たちは声の発信地たる教室に
| （__人__） たどり着いた。」
. | ﾉ
| ∩ ノ ⊃ さてどうするか……
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
168 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:55:13 ID:q/zeSHq0
iｲ彡 _＝三三三ｆ ヽ
!ｲ 彡彡´_ -_=＝{ 二三三ﾆﾆﾆﾆヽ
fｲ 彡彡ｨ 彡ｲ／ ｨ_‐- ､ ￣￣ ヽ
ｆ彡イ彡彡ィ／ ｆ ＿￣ ヾﾕ fヱ‐ｫ
ｆ／ミヽ＝＝＝＝＝＝<|-'いシ lr＝〈ｆラ/ !ﾌ
ｲｲレ､´彡ｆ ｕ ヽ 二 _rソ 弋_ { .ﾘ
ｆﾉ ／） 彡! ｨ ﾉ￣l 刑事さん、早く開けてください！！
ﾄヾ__ら 'ｲf ｕ ／_ヽ,,テtt,仏 !
|l|ヽ ｰ '/ rfｲｆ〃ｲ川ﾄﾘ /
r!lﾄ､{'ー‐ ヽ ｕ ´ ヾミ､ /
/ ＼ゞ ヽ ヽ ヽ /
./ ＼ ＼ ヽ ｕ /
／〈 ＼ ﾉ
-‐ ´ ヽ ヽ ＼＼ ＼ 人
|┃三 ／￣￣＼
|┃三 ／ ＼,_. ＼ 「校則違反に憤慨する校長がそれを許さなかった。
|┃ （●）（● ） | 俺は扉を開けた。」
|┃ （__人__） |
ｶﾞﾗｯ .|┃ ヽ｀⌒ ´ |
|┃ { |
|┃三 { /
|┃ ヽ /
|┃ . ﾝ ヽ
|┃三 ／ |
|┃(⌒二_／| . |
169 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:55:24 ID:q/zeSHq0
|| |: |│ │|│ │|
|| |: |└──┘|└──┘|
|| |: | | |
／ |＿＿＿＿＿. | | |
／ ／ ／|＿|＿＿＿＿|＿＿＿＿|＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ／ ／／
／ ／ ／／ ＿＿_ ＿＿_
／ ／ ／／ ／ ／| || ／ ／| ||
／ ／＿＿＿_ ／／ ／ ／ ／￣|| ／ ／ ／￣||
／ ／／ ／|／／ |￣￣|| |￣￣|| |￣￣|| |￣￣||
／／ ／ |／
／／ ／ | ＿＿_ ＿＿_
／ |￣￣￣| ／ ／ ／| || ／ ／| ||
|＿＿ | ／ ／ ／ ／￣|| ／ ／ ／￣||
／|＿|／ |￣￣|| |￣￣|| |￣￣|| |￣￣||
／
／ ＿＿_ ＿＿_
／ ／ ／| || ／ ／| ||
／ ／ ／￣|| ／ ／ ／￣||
|￣￣|| |￣￣|| |￣￣|| |￣￣||
170 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:56:13 ID:q/zeSHq0
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ○）（○） 「犯人は、すぐに見つかった。
. | U （__人__） 教室の中には三人の少女……」
| |r┬-|
. | ι `ー'´}
. ヽ u }
ヽ ノ
/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)､
171 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:56:27 ID:q/zeSHq0
_,. -ー- ､、
／ ＼
/ _>、_,ｨー-- ､,_
| _,.-‐'"/ ヽ `ト､
_イ´／ ＼ ＼ __,,.、 -- ､、_
／ / : ＼:. ﾍ _,.ィ'"´ `'ト、
/ | :.:| :| |＼:.. ヽ、 :.:∧. ／ ＼
. / / / :| :.:| -┼--＜_ |:. i, / ..: ..:: ..i ..:.＼
l .:/ :.:| :..|／ :.:| :.:./-ｪ,＿ '|:.:.:.|:.:.:|:.、 ヽ. / ..:.:.: ..:.:.: .:.| .::.:.:∧
| ./! :.:.|:.::./＼ :.:.|:../ ｲi爪心､|::.:.:|:.:.:|:.｝＼::.＼ j ..:.: .: ..／:: .:.::ﾄ､ .:.:.:.:.:.:ﾍ
|| | :.:| :.:.:|r'示Y:.!/ {l:.O:ﾘ /／|:.:/V ＼_ ＼ | / .:.:.:.:／ .:,イ.:./!:..| i :.:.:.:.:.:.: i,
|{ l :.| :.:.:l{ ﾔo:}＼ `-‐' / jﾚ' 人.. ` '──--| .:.:./.:.:. ／/ .:／/.:./ |:./ } :.:.:.:.:.:.:.:.::|
ヽ ＼ V :.ﾍ Vﾉ x_／:.:..＼:.. ＼ | .:.:.:/.: ／--─‐‐ ''/" l/＼ | :.:.:.:.|.:.:.:.:: |
. ＼＼∧ ' /.＼:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.＼.. ＼.| :.:./:.:/ ,ｨ=＝rｧ ／ ／_,_ `ﾄ、:.:.|::.:.::.|::|
/ l/:.:.ﾍ、 ⌒ ｲヽ.:.:..＼:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.＼:.. .| :.:.:j:.:.:.:.l'"ﾄz::ﾟﾘ ィテﾗﾄ| :.:.: |.:.:.:..|.:|
| /|:.:.:..:.:.＞ 、 _. ∨:.＿＼:.::. ＼ ＼ _| ..:.:|:.:.:.:.{ `-‐' ﾋ:::ﾟｿ /}:.:.: l＼:.//
| ヽ:.:.:.:.:.:.:.＼＞'"i ／￣ ＼＼ ） ) !| :.:.:| :.:.:.ﾍ、 ~ /,ﾉ:.:.::.∧ ＼
| ＼ ＼:.:. ＼ /〉 ／ ___,,.イ:＼. /.／ ／| :.:.:| :.:.:.::}へ、 __ ' _ ｲ : /二二＾ ＼
. | ＼ ＞'／ ＜ ／::::::::::::::::::::ﾍ / メ | :.:.:| .:.:.:.:.lト､ ＞､_ _,. ＜:.:..:..〈 ー‐-、 ﾍ
＼ v-､, ／_イ、 ／::::::::::::_＞‐--ﾍ. / :.:.:.| :.:.:.:..| ＼ 了＼__:.:.:.:.:.:.:`l斤＼ |
/ V⌒~ 〉 /::::::::_＞'" i｝ / :.:／|:.:.:.:.:.:|ﾍ rー--ﾍ、 ＼:.:.:.::.:..| ト---‐┴､
｛ヽ ノ弋__ノ 〉 /::: ／ | /..／::::::|:.:.:.:.:.:| ＼{ ー-＜⌒)'二＼::.| {::::::::::::::::::::::|
／/ ﾊ ＼ __＞‐┬┘:/ ／ | /../:::::::::: |:.:.:.:.:.:|＼ ＼ __,,.ィ`-K-- .__).| |::::::::::::::::::::::|
. /／ ／人. ﾍ / |::::::./ ／ j /..:｛::::::::::::::|.:.:.:.:.:.|:.:.:＼／___ノ ﾉ ＼-- ＞.|:::::::::::::::::::::|
/ ﾚ-‐''" } ）／ !:::::.l ／ /./..:.:.:|::::::::::::::＼:.:.::.i,:.::.::.ヽ ::`ー''´:::ﾍ Y´:::::::＼:::::::::::::::::j
〈 l.／ |::::: |/ ／ /..:.:.:.:ﾍ.::::::::::::::::.＼:.:＼:.:.::.）:::::::::::::::::::ﾍ }::::::::::::::::＼ :::::::: |
「うち二人は知った顔だった。
彼女らの他には誰もいなかった。
西園寺世界、桂言葉…………。」
172 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:56:43 ID:q/zeSHq0
,-ヽ
／:::::::ヽ
／::::::::::::::::!、
_, --/￣￣￣￣~"'''‐?_
=〃::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ､_
_,-‐' :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ､_: ::::::::::::::ヽ
,-'´::::::::::_,/ :::::::::::::::_:::::::::::::::::::::::::::::::::＼: ::::::::::::＼
／::::::::::: ／ ::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ_:::::::::::!、
／ ::,::::::::r"::::::::::::::::::::::::::::l,:::::::::::::┐:::::::::::::::::::::::::::::ヽ､:::::::ヽ
,r'::: / ::::::/::::::::::::::::::,/ :::r::::: ', ::::::::::::ヽ､:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::＼
,r':::::|":::::,r':::::::::::::::::::/::::::::|:::::::,! !:::::=: ::::::ヽ ､_:::::::::::::::::::::: ::ヽ::::::: !
,l::::::,i"::::/::::::::::::::::::::::/::::::::,ｲ:::/ ヽ ! .＼:::::ヽ＼::::::::::::::::::::ゝ::ヽ :,|
,!::/7:::::::|::::::::::::::::::::::,!::::::::,! ゝ:| ヽ ! ヽ:: ! ヽ:::::::::::::::::ヽ:::::: !:|
?/ ,|:::::::,!::::::::::,l::::::::::|::::::::,l |:::l ~ﾍ＿､ノ┼tｰ＼-丶:::::::l,:::::l,| 「最後の一人は見たことのない少女だ。
. | /:::::::l:::::::::::l:::::::::人::::,' 入| " __,.-ヾ三λ::::::::::::|:::::/ いや、どこかで会っているような……」
｜ |::::::::|:::::::::::|:::::::::,l |ｰ匸＿_レ ´,-'~弋_ヽ::::::::::入l
ヽ::::::| !::::::::|::::::: ! ヽ┼二- ~ :::::::::::::}ヽ:::::::::l : ）
!:::::| l,::::::: !:::::::| .∨::弋_ﾞ､ ､:::::::::::/ .l,::::::::! /
.l,:::| !、::::| ､_:| {:::::::} ￣~" |::::::::|-':!、
ヽ| .!、:| :へ|ヽ ヽ-‐' イ::::::|＼::::!
ヽ ~'廴::::ヽゝ ` /::|:::::::,!::|::::: !
｜:::::::::~ヽ ⌒ /::::|:::::/: :::ゝ:: !
!、┐:::::卜､ _,イ::::::|::::|::::::::::| ヽ＼
＼ !:::::::ヽ:::ヽ-､__ ／ |::::::,l:/"::::::::::| i::|.
!!、::::::|:::::::::.::::::`‐ ､＿, -' .|___L ヽ:::::::::,| !:|
| ヽ_::ヽ::::l: ::::::._,l ', . ヽ: :::::::::::| l,:|
!:::::::ヽj, イ::_r' ,' ! ＼:::::::,! |:|
l::::::::::::, -'~ Г ! ''ｰ'ヽ-､ .||
ヽ,r‐" ,' / ＼
173 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:57:39 ID:q/zeSHq0
_____
,. ‐''三ヾ´彡ｼ,=｀丶、
／'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
/／.:;:彡:f'"´‐------ ｀`'ｒ=:l
/〃彡_彡′,.=､￣￣ ,.=､ |ミ:〉 キミたち！！
'ｙ=､､:ｆ´===tr＝=､.___,. ==､._ゞ{ コックリさんは校則で禁じられているはずだぞ！！
{´yﾍl'′ | /⌒l′ |｀Ｙ}
ﾞ､ゝ) `''''ﾂ_ _;`ｰ‐'ﾞ:::::ｌ{
. ヽ.__ ,ｨnmmm､ .:::|!
,.ィ'´ﾄ.´ ´｀"｀"｀ﾞ″ .::::;'
イ´::ﾉ|::::l ＼ "' :::/
::::::::::::|:::::l ヽ、 ..:: .:::/.､
:::::: ::: |:::::ヽ ヽ、.......::::／..:::／!＼＼
::::::::::: |::::::::ヽ ｀`''‐--ｧt''′ |!:::ヽ:::＼
:::::::::::::|::::::::::::ヽ、 /i|iﾄ､ |l:::::::ヽ:::::＼
:::::::::::::|::::::::::::::/:ヽ、 ∧|i|i|i|〉. ||::::::::::ヽ:::::::＼
_,,.-==ﾆﾆﾆﾆﾆ''_ｰ､
／ ｀ﾞ ヽ､
／ ＼
_,,.-‐''"i ヽ ヽ￣｀ﾞ''ｰ-､_
, -'"／ i ヽ ＼ ＼｀ヽ､
／ / / ヽ ヽ ヽ:. ヽ
,ｲ .:/: i ヽ ヽ ヽ.::.:.＼
/ .:.: .:.:.: i:. :.:ヽ ヽ 、 、 ヽ.:.: ヽ
/:./.::: .:: .:::::: :ﾊ::: :..:.. . : .:i:.:ヽ:ヽ :. : :.: ＼:.:ヽ
/:./.::: .:: .::::,ｨ:: ::i .|:::i:..:..:.:.:. :..:.:i:.:.:i.: :.i: ヽ:. :.:.ヽ＼:.ﾞ､
/:./.:::. :.:i.: :.:.:ハ:.:.:| !:.ﾄ､:ヽ:.:.:. :.:.:ﾊ.:.:i:.:.:i:: :ﾄ:.: :.:.:', ヽ!
i:.:|.:.:i.:. :.:i:.:.:.:.:i ';::.| ';.:!ﾍ:.:ヽ:.:..: :.:.:i .l:.::!::::i:. :.:.iヽ:.:.:!:| !
|:.|:.:ﾊ:.::.:.i:.:.:.:.i_,.-弋!'"＼ﾞ､＼ヽ:.::.::./｀ﾒ/!:.:i:.: :.::| i:.:.::| …………だから？
|::| l ::!:.:.:i:.:.:.:.|_____-＼-- ヽ､ ｀ }:::.ﾉ-/-ﾉｲ'|:.:.:.:ﾉ .}:.:.|
| iヽ ::ﾄ.├､:.:.i￣i;;:}￣￣ ﾚ' I;:!￣ｲi:.l:.:.::/ ﾉ:./
// ::{入Ｙ:＼ﾞ､､″ _ノ ヽ ″ ノ ﾚ'.:ノ /／
//:: ::＼ヾっ ヽ ￣ ￣ ﾙ'i ／'"
//!: :.:.:i::.:｀ｰ弋 ゝ ハ:|
// | : ::.:i:.:.:.:i:.:.:.::ヽ ヽ_;フ , ｲ i ﾊ|
// | :::.:.:.i:.:.:.:i:.:.::.:.:.|＼ ,イ:.:i.:. i ﾊ
// |:.:.:.:.:i.::..:.:i:.:.:.:.::.| ｀ ､ __, ィ:.i:.:.:i:.:.:i:.: iハ
,' { |:.:.:.:.:i:.:.:.::i:.:.:.:r'ﾉ |ヽ､::i:.:.:i:.:.:i:.::. ハ
174 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:58:05 ID:q/zeSHq0
/ ,ﾆ三―=三ﾃ !
//ﾆ二 ‐=三 _二ニ＿ ニニ !
ﾚ／／/／／ ,.=＝== ､ , ﾊ なっ、何だね、その態度は！！
iﾋ-､＿_／＿＿--≠rﾃ宏,.｀Y==f辷示､
Y⌒ヽ三￣￣ ｀ !｀ニﾗ r厂`ゞｨ { ﾘ
! ﾉrう, `ー―ﾈ }ーY
{ { （ u ノ{_rっ ｨﾉ、 ! 「西園寺の態度に校長がたじろぐ。」
||ﾄ⌒' r{i!i｛｛从仆ﾘ ,'
_|{!､ゞ ‐ｧ ＼ `::::: /
/ ＼ゝ ＼ ヽ /
／￣/ ＼ ヽ ヽ Ｙ
／ ヽ ＼ 人
ヽ ＼ ＼＼ ＼ イ ＼
175 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/24(水) 23:58:25 ID:q/zeSHq0
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） 「西園寺が退院したのは聞いていたが、
. | （__人__） まさか登校しているとは……。
| ｀ ⌒´ﾉ. とりあえずは…………」
. | }.
. ヽ }.
ヽ ノ
/ く
| |
| .|
/.:.:.;:.:/.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:::.:.:.::i.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:;,ｲ..:.:|｀;.:.:.:.:i.:.:.::.:.:i.:.:.:.:i::|
:.:.;:.:/.i.:.:.:.:.:.:.:ｉ.:::.:.:::.:.:.::i.i..:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:i.:._,/_,|_;_;i .i;..:.:.:i:.:.:.::.:.:i.:.:.:.:i::|
:.::.:/ i.:.:.:.:.:.:.:ｉ.:::.:.:::.i.:.::,i,ｒi;::.:.:i.:..:.:.:.:.:i.:::/ .i:.:./~`i:､.:.i:i:.:.:.::.:.:i.:.:.:.:i::|
:.::/ i.:.:.:.:.:.:.:ｉ.:::.:.:::.ﾚ'´i 'i..:.:i..:.:.:.:i.:.:/ ｧ-i:./=ｪ;_i;;｀ﾒ,i.:.:::.::.:i.:.:.:.:i:.::i
::;| .|.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:/| ヾ;|ｪ=ﾃﾐ､i.::.:.:i/ // ﾒ､ |.:.::.:.:i:.:.:.::∧;:｀､
.ｉ| |.:..:i.:..:.::i.::.:.:.:| ,ｸ ーーー / ーーー .i::::::i.ｊ.}｀|:..:.:/i.:.:.:/.ヽ
. i ｀;.:.:i.:.:.:.:iヽ.:.:|i{ .|':（?）: :| |':（?）:| |.:.:/ ; |:.:/:';.::.:.:ヽ;;ｒ';、
. ヽ.:.i.:..:.:i ト;:::i ====== ====== /:/-'.//.:.:.:丶.:..:.:ヽ｀ｉ
＼.:.:.:ﾄ､‐ト;i , ...::::::.... /'´/''/'ヽ､.:.:.:.::i.:.:.:.:.:i.::::}
＼;i,＞'i｀;..＼::ｖ || |:‖ -__w ヽﾘﾞﾘﾞ|j:‖´,/.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ､::i.:.::.::.::ii;|
／ :/ ｀､ ヽ,, ''|'''_ :::ｿ/ .／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ｀ヽ､.:.:.:i i
/i | :.::｀ ､ Vri ri | ‖iヾｿ '´/.:.:.:.:.:.:.:.:.: _,lt;:.|
./ i | :.:.:.:.:.:.:｀i ｰ､ . _, .'´ /.:.:.:.:.:.:.:.:: ／ .ヽ
/ i | :.:.:.:.:.:.:| ヽ, ／.:.:.:.:.:. ./ ヽ
.i i | .:.:.:::.:ﾄ､_ _, ｒ／ ./ ヽ
i ; .i| i ｀ '´／ / 〉
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） 「昨日のような異常は今のところ
. | （__人__） 見られないようだが…………」
| ｀ ⌒´ﾉ.
. | }.
. ヽ }.
ヽ ノ
/ く
| |
| .|
176 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/25(木) 00:00:03 ID:S1kG32A5
/ : : : : : : : : : : :/: : :| : : : : : : :/.:: | :| |: :|:: |: : : : : : : : : : : :l
. / : : : : : : : : : : :/: : : :| : : l : : :/.:: │:| |: :|:: |: : :| : : : : : : : : l
/: : :/ : : : : : : : /: : : : :| : : i : :/.:: ! :| |: :|:: |: : :| : : : : : : : : l
. /: : ,ｲ : : : : : : : / : : :/: :| :._⊥/-─‐ ! :l .|: :| ──- .. |:|: :l!: : :l : : : : : |
/: :/ │: : : : ｌ : : !: : : :|:,.イ´.: l/.:::::::::: /:/ |: :|:::::::::::::... ｀メ |: :|!: : :l : : : : : |
,' : ,′ | : : : : ｌ : : |: : :.イ:/|: : :/-─＜ /:/ |: :| ＞─‐--､｀下y'| : : l: : : : : :| 刑事さん……
│: | | : : : : | : : |: : : :|:.:_,.ｨ≠≦三ﾐ ／'" |: :l 彡三≧ｪx |/ ヽ: : :l : : : : :|! まだ事件のことを調べてたんですか？
│: | | : : : : | : :│: : :l,ｲィ'::l|li|l|li|!:| | / |::l|il||i|li:ヾ;､ | : : :| : : : : i:!
│: ｌ ｌ: :/: : :| : : l : : 〃 {:::::l|l|l|l|l|::| j,′ |::l|l|l|l|l|::::}ヽゝ : : :l : : : :,ハ
|: :,′ ∨: : : :l : : l : : : l: .∨:!!|l|ll!!::| |:::!l!|l|l!!::/ /} : : /: : : :/ : :l 「たいして興味も無さそうに尋ねたのは
|: ′ ∧ : : : |∨ l: : : :|: :',∨:::::::::::j_ {::::::::::::::/ // : :/| : : :/ :| : l 桂言葉だ。」
i,′ / ヽ : : | ∨ : : : |!.:ハ＞=≦三三 三≧==＜. //: : /: | : :/ : :| : |
／ | ＼| : ∨ : : ﾊ : :{三三三三 三:. 三三三三ムイ: : :| :/ : : :| : |
| : |: : : :|＼: {＼乂三三三 i!三三三三三三三/ :| : : :|/ : : : :| : |
| : |: : : :| : :ヽ＼ ￣ ＿Ξ三三三三三,/| : |: : : : | : : : :| : |
| : | : : : |: : : :|｀ |lヽ、 ´￣｀ 三三三三:,イ: :| : |: : : : | : : : :| : |
| : | : : : |: : : :| : |l |: |li:..、 三三三三才il| :l : :| : |: : : : | : : : :| : |
177 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/25(木) 00:00:17 ID:S1kG32A5
／:::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､::ヽ:::::::::::＼::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::/::::::::::::::::: /::: ∧:! ヾ:::＼:::::::::::ヽ:::::::::::::::::::ヾ::::::::::::::::::::::::::::::＼
|:::i:::::::::::::::: / ::::::| |::! ＼::＼::::::::: !::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
|:::|:::::::::::::: ':::::::::::| j_| .. -─十::|:｀ ､ :| ::: ::::::::::::::|:::::::::::::::::::i::::::::::::
|:∧::::| ::::::|:::::::::√i::l _ __ |::::|::::::| :::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::i:::::::::::
「桂は西園寺の異変を知っている。 |:| |:::| ::::::|:::::::ハ j/ｨ≡tiミ |::,ｲ!:::i| :::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::i::::::::::
それでもなお西園寺と一緒にコックリさんとは |:| |:人 ::::|::::: |:::::/ l | i/ |:::::i| :::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::i:::::::::
神経を疑いたくなる。」 |:| i::::| ＼l:::::::|:::::i ､ ﾉ / |:::从 :::::::| ::::::::::::|:::::::::::::::::::::::i::::::::
ヾ.､ ヾ:＼ ＼乂:, ´,,,, |/;;/:! : :::|:: ::::::::::|::::::::::::::::::::::::i:::::::
＼ ーゝ ゞ:/＼ ´ ;/ ;|::::::::|:: ::::::::::|:::::::::::::::::::::::::i:::::
く /;;;;;| ::/ :::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::i::::
＼ __ ;;;;;|:::/ :: ::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::i::::
＼ ,;;; j/ :::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::i:::
＞,. ─…；イ ::::::::::::::::::|::::::::::::::::l::::::::::::i::
／√ | :::::::::::::::::∧::::::::::::::l::::::::::::i:::
／ / ｲ :::::::::::::::::| ゝ:::::::::l::::::::::::i:::
／:::::::/ 〆 | :::::::::::::::::::::| ::::::::＼::::l::::::::::::i:::
/ ::::ノ ／ ィ:::::: | :::::::::::::::::::::| ::::::::::::::＼::::::::::::i
178 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/25(木) 00:00:41 ID:S1kG32A5
_,,,,,,∠;;;;;;;;;;;;;,,ﾞ＼
,,,,;;ii-'"""::::::::::::::::::::::::ﾞ~"ﾞﾞ-?
／;'--'''''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::"'''-,,,,
,,,/''"":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::"'?
,,;;'":::::::::::::::,,r:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-,,,::::::::::"'i?
,,r':::;;:::::::::::,,r!"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ'丶,,::::::::'!i、
,;i";;;;rﾞ:::::::,,r"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ`i,、::::`l
,i!';/'/':::::::,,i":::::::::::::::::::::::::;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ!i、:::ﾞl
;!;/',i"::::::,,l"::::::::::::::::::::::::.;i!ﾞ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::l
,i!' ,i!"::::::,i!':::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::;:::::::,,l::::::、:::::::i、::::::::::::::::::::::::::::!;:.l
,i!'::::::;i!ﾞ:::;;:::::::,/::::::::::::/:::::::::::./::::::.i!'l:::::::lii;::::::ヽ＼::::::::ヽ:::::::::::ﾞl:l
,l::::::::,,l:::/::::::::,lﾞ:::::::::::::i!::::::::,/ﾞl::::.:/ ﾞl::::::l ヽ::::::::ヽヽ::::::::l::::::::::::ﾞ!|
.,l::::.,r'i!:;:l::::::::.l":::::::::::,ｉl::::::/. l:::/ .ﾞ!;::::l ＼;;:::ﾞi ﾞ'i:::::::l::::::::l::ﾞ:!i けっ、刑事さん…………？
l::;i!' .l:,!l::::::::l"::::::::::/,l;;;∠,＿l,_,,_,,,. ､i__l,＿,,,ヽ__l,,,,l;::::::l::::::::li;::ﾞl この人たち、刑事の人なの…………！？
l;!" |:l'l:::::::::l::::::::::,lﾞ,l;;iilllllllll!!!!llﾞ￣'' l::iiiiilllllil!!!!!iiiil;;::::l:::::::::l::ｌ::l
' ll ﾞl:::::::,l::::::::::i!'ﾞﾞllﾞiilllllllliii! ﾞ ﾞ!lﾞﾞlllllllliiiii::ﾞ!!li､:l::::::::,l::::l:l
l:::,lﾞ l::::::/!i ::!!!llllll!! ｀ .,!!lllllll!゜ ,|:::l:::::::,l:::::l!' 「見知らぬ少女が怯え切った表情で、
l:,l ,l:::,l, ''li, .;iiii!!!!'''" "''!!!!!!!'' ,i!:l;;l::::::i!:ﾞ!iﾉ 後ずさりする。」
ll' ,i':l::ｉ ﾞ!i;'!i, ..::::::::::. l' .::::::::::.. ,,i!''::;l::::::l';::::ヽ
,i':::,!'il,i'::::ﾞ'!i,、 ′ ,,i!'':::::l::::,i!::l＼::'l,
.,l:::,i! ,l:::::::::::::~=,, ‐- _,,;i!"':::::::i!:/::ヽﾞl l;::l
l:;i!' l"::::::::::::::::::ﾞ,!i,,_ ,,,illヽ;;:::::::,i!ﾉ:::::::::l:l l,:l
l:i!' l::::::::::::::::::.rl" ,l"''!i=r,__,,;;ii!'''” .'| ﾞ'i,,:::'ﾞ::::::::::::ll l:l
ll l::::::::::::,,〃 ,i,ﾉ ,,i､i ﾞﾞ'i,,_::::::::::::ll ll
ﾞ ﾞl;;;;r'''″ 'i､ ｀l' ﾞﾞ'!i;,,_::::,lﾞ
.,rr'll''″ lﾞ i! ﾞﾟ''h,,,、
179 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/25(木) 00:01:34 ID:S1kG32A5
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） すいません。
. | （__人__） キミの名前は？
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ｍm
/ ￣￣￣ つﾉ
| |￣￣￣
／ヽ：
：,＿＿／: : : : ヽ：
,：ｨ''"￣´ ｀ ゛ヽ、: ヽ：
：／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.＼:.ﾍ
：／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼k：
：／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ：
. /: : : : :/: :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : :ヽ
：/: : : : :/: :/: : :/: : : ヽ: : :ヽ: : : : ヽ: : : : ヽ: : : `：
. ：/: : : : :/: :ｨ: : :/ |: : : : :ﾊ: : : :l＼: : : :ヽ: :ヽ:ヽ: : : `,：
/: : : : :/: :ｲ: : :/ |: : : / l: : : :l ＼: : : ヽ: :ヽ:ヽ: :.r|
. ：/:/: : : :.|: :ハ: :/--|: : / ヽ: : :ヽ‐‐‐＼: : :l: : ﾍ:.ﾚ" |：
：|:.ﾊ: : : : |: :| rl/ｪｭﾐ.|:./ ＼rｪﾆﾐｪ､.ﾍ: :.|: : :.|:.|: : |： かっ、【加藤 乙女】…………です。
：|:| l: : : :|:ｨ"{'l:::::::ﾋIヽ " {.|:::`-I.`､|:.:.|: : :.|:.|／|：
：ヽ ヽ: : ト:.|.`ｺ::::::l.| ｺl::::::l } |:./: : : |:.|／:､
. |ヽ:.| ヽ`ｰ'./ ヽ`ｰ'/ ﾉ': : : : :l/＼: :.ヽ： 「今にも泣き出しそうな声で彼女は答えた。
. ：|: |∧ ｀￣´ ｀￣´ /: : : ://: : : :ヽ: :ヽ： ポニーテールが似合う活発そうな少女だが、
：ﾍ:ﾊ ヽ ′ ｲ: : :/l/:l: : : : : : :ヽ: :＼ 今は視線を定まらず、体を震わせている。
` ：ヽ - - ／./: :./: l: :l: : : : : : : : l＼: ヽ 何をそんなに怯えているのだろうか？」
：_> 、 , ｲ: : /:／: : :l: :l:.: : : : :.l: : l ﾍ: :l：
/. ｲ: :｀:.ﾄ､ __ , ' |: :ｲ: : : : :.ﾉ ﾉ:.: : : : :.l.: :.l. l: :l：
. //：|: : : :| .L 、: : : :/ /: : : : : : /: :/ l:/
// ：ヽ,:イ `y＼: /: ': : : : : : /: :/ ｲ：
. ：| |： - ´ / / ＼: : : : : :／:／：
180 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/25(木) 00:02:45 ID:S1kG32A5
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼ やらない夫、あのおにゃのこは、
／ （●） （●） ＼ 例のヴィジャ盤を燃やそうとしていた子だお)
| （__人__） |
./ ∩ノ ⊃ ／ 「やる夫がそっと耳打ちしてきた。
( ＼ ／ ＿ノ | | 彼は自信満々といった顔でうなずいた。
.＼ “ ／＿＿| | 一度遠くから見ただけなのに、よく覚えている……。」
＼ ／＿＿＿ ／
,,;;'":::::::::::::::,,r:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-,,,::::::::::"'i?
,,r':::;;:::::::::::,,r!"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ'丶,,::::::::'!i、
,;i";;;;rﾞ:::::::,,r"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ`i,、::::`l
,i!';/'/':::::::,,i":::::::::::::::::::::::::;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ!i、:::ﾞl
;!;/',i"::::::,,l"::::::::::::::::::::::::.;i!ﾞ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::l
,i!' ,i!"::::::,i!':::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::;:::::::,,l::::::、:::::::i、::::::::::::::::::::::::::::!;:.l
,i!'::::::;i!ﾞ:::;;:::::::,/::::::::::::/:::::::::::./::::::.i!'l:::::::lii;::::::ヽ＼::::::::ヽ:::::::::::ﾞl:l 「しかし黒田光が死んだ日、
,l::::::::,,l:::/::::::::,lﾞ:::::::::::::i!::::::::,/ﾞl::::.:/ ﾞl::::::l ヽ::::::::ヽヽ::::::::l::::::::::::ﾞ!| ヴィジャ盤を燃やそうとしていた少女も確かに
.,l::::.,r'i!:;:l::::::::.l":::::::::::,ｉl::::::/. l:::/ .ﾞ!;::::l ＼;;:::ﾞi ﾞ'i:::::::l::::::::l::ﾞ:!i ポニーテールだった。
l::;i!' .l:,!l::::::::l"::::::::::/,l;;;∠,＿l,_,,_,,,. ､i__l,＿,,,ヽ__l,,,,l;::::::l::::::::li;::ﾞl 髪型だけじゃない。
l;!" |:l'l:::::::::l::::::::::,lﾞ,l;;iilllllllll!!!!llﾞ￣'' l::iiiiilllllil!!!!!iiiil;;::::l:::::::::l::ｌ::l 今ここで禁じられているはずのコックリさんを
' ll ﾞl:::::::,l::::::::::i!'ﾞﾞllﾞiilllllllliii! ﾞ ﾞ!lﾞﾞlllllllliiiii::ﾞ!!li､:l::::::::,l::::l:l やろうとしていたのだから、
l:::,lﾞ l::::::/!i ::!!!llllll!! ｀ .,!!lllllll!゜ ,|:::l:::::::,l:::::l!' 同一人物である確率はかなり高い。」
l:,l ,l:::,l, ''li, .;iiii!!!!'''" "''!!!!!!!'' ,i!:l;;l::::::i!:ﾞ!iﾉ
ll' ,i':l::ｉ ﾞ!i;'!i, ..::::::::::. l' .::::::::::.. ,,i!''::;l::::::l';::::ヽ
,i':::,!'il,i'::::ﾞ'!i,、 ′ ,,i!'':::::l::::,i!::l＼::'l,
.,l:::,i! ,l:::::::::::::~=,, ‐- _,,;i!"':::::::i!:/::ヽﾞl l;::l
l:;i!' l"::::::::::::::::::ﾞ,!i,,_ ,,,illヽ;;:::::::,i!ﾉ:::::::::l:l l,:l
l:i!' l::::::::::::::::::.rl" ,l"''!i=r,__,,;;ii!'''” .'| ﾞ'i,,:::'ﾞ::::::::::::ll l:l
181 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/25(木) 00:03:12 ID:S1kG32A5
/:.:.:.:.: :i:.:: :.:.:.:.:/i: :.:.i:.:.:. :.:i. i:.: ::i:.: i:.: ｀;::. ｀,
i.::.:i:.:.:. :.:i:.:.:. :.:.::./ .i:.:. :.:.i:.:.:.:. :.:i:. :.i:.:. :i:.:.::. i.:.: i:.:.:.: .｀,
i:.:.i:.:.:.: .:.:.i:.:.:.:.:.:.:.i i:.:.:.:.:i i:.:.:.:.:.:i:.:. : :.:i:.: :i:.:.:.:: i:.:.: ﾍ:.::. ｀,
:.:.i:.:.:.:. :.:.:i.:.:.:.:.:.:i i.:.:.::i ヽ: :i:.:.::: :.:.i:.:.:ﾊ:.:.:: :i:.:.:. |. i:.:. |
:.:.i.:.:.:.:.:.:::ﾊ.:.:.:.::| ___i;;_,:ｒ-‐<´.:.:i::..:. :.:.i､_i__|:.:.: :i:.:.: |. i:.: .i
.:.:i.:.:.:.:.:.:.i レ‐:ヒ二-‐弋;‐i-､＼:.i :__,/;;/~^|:.:. :.:i:.:.:.. i. |:../
i:.:〉;: i.:.:::| i;;;;ｒ|==テ孑ﾍヾ'､. ＼;;〉=ﾆテVi:.:. :.i.i:.:.: i |:/
:i:.iﾍ:.:i:.:.::i. ´~V;|ﾄｿ::ｒ~ｿ ｀''､. |:.{/:::i:ｿ i i:.:.:/ i:.:../ さぁ、乙女。次はあなたの番よ。
:.:}i. {ヽ:i:.:.:i ｒ:iﾄ辷-'ﾟﾞ /';ｒ辷;;´: /／ ./:./ 早く儀式の続きを……
:.:ハヾヽ:i:.:.i ;;.｀ヽ ; .; .'/ /／
:/:.:.｀:.:｀^:ト､ヽ､ :> ／｀,
;.:.:.:.:.:.:.::.:.:| ＼ -‐' ／ i: i
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ｀ ､_ , イ.:.::i .i :i
.:.:.:.:.:.::,ｒ'´| ｀ ' .､_,, ｒ'´:::i:.:.::i:.:.:.:i ii :|
.:.:.::.:/ ＼ .ハ.＼:.:.:.i:.:.:.:i:.:.:.i | i i
:.／. ＼ ＼_i. ＼_i:.:i:.:.:.:.i .| | |
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ○）（○) 「おいおいっ、この状況で
. | u （__人__) コックリさんを再開するつもりか？」
| |r┬|}
| | | |}
. ヽ ｀ﾆ}
ヽ ノ
/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)
182 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/25(木) 00:03:33 ID:S1kG32A5
_____
,. ‐''三ヾ´彡ｼ,=｀丶、
／'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
/／.:;:彡:f'"´‐------ ｀`'ｒ=:l
/〃彡_彡′,.=､￣￣ ,.=､ |ミ:〉 「校長は怒りのあまり声も出せないでいる。」
'ｙ=､､:ｆ´===tr＝=､.___,. ==､._ゞ{
{´yﾍl'′ | /⌒l′ |｀Ｙ}
ﾞ､ゝ) ｕ `''''ﾂ_ _;`ｰ‐'ﾞ:::::ｌ{ ……………………
. ヽ.__ ｕ ,ｨnmmm､ ｕ .:::|!
,.ィ'´ﾄ.´ｕ ´｀"｀"｀ﾞ″ .ｕ:::;'
イ´::ﾉ|::::l ＼ "' ｕ:::/
::::::::::::|:::::l ヽ、 ..:: .:::/.､
:::::: ::: |:::::ヽ ヽ、.......::::／..:::／!＼＼
::::::::::: |::::::::ヽ ｀`''‐--ｧt''′ |!:::ヽ:::＼
:::::::::::::|::::::::::::ヽ、 /i|iﾄ､ |l:::::::ヽ:::::＼
:::::::::::::|::::::::::::::/:ヽ、 ∧|i|i|i|〉. ||::::::::::ヽ:::::::＼
__,,.、 -- ､、_
_,.ィ'"´ `'ト、
. ／ ＼
. / ..: ..:: ..i ..:.＼
/ ..:.:.: ..:.:.: .:.| .::.:.:∧
. j ..:.: .: ..／:: .:.::ﾄ､ .:.:.:.:.:.:ﾍ
.. | / .:.:.:.:／ .:,イ.:./!:..| i :.:.:.:.:.:.: i,
| .:.:./.:.:. ／/ .:／/.:./ |:./ } :.:.:.:.:.:.:.:.::|
| .:.:.:/.: ／--─‐‐ ''/" l/＼ | :.:.:.:.|.:.:.:.:: | コックリさんは怒ってらっしゃるのよ。
| :.:./:.:/ ,ｨ=＝rｧ ／ ／_,_ `ﾄ、:.:.|::.:.::.|::| 早く【血の儀式】を行わないと、
. | :.:.:j:.:.:.:.l'"ﾄz::ﾟﾘ ィテﾗﾄ| .:.:. |:.:.:.:.|.:| また誰か死ぬわよ。
. | ..:.:|:.:.:.:.{ `-‐' ﾋ::,ﾟｿ /}:.:.: l＼:.//
| :.:.:| :.:.:.ﾍ、 ~ /,ﾉ:.:.::.∧ ＼
| :.:.:| :.:.:.::}へ、 __ ' _ ｲ : /二二＾ ＼
. | :.:.:| .:.:.:.:.lト､ ＞､_ _,. ＜:.:..:..〈 ー‐-、 ﾍ
/ :.:.:.| :.:.:.:..| ＼ 了＼__:.:.:.:.:.:.:`l斤＼ |
. / :.:／|:.:.:.:.:.:|ﾍ rー--ﾍ、 ＼:.:.:.::.:..| ト---‐┴､
/..／::::::|:.:.:.:.:.:| ＼{ ー-＜⌒)'二＼::.| {::::::::::::::::::::::｝
. /../:::::::::: |:.:.:.:.:.:|＼ ＼ __,, ィ`-K-- .__).! |::::::::::::::::::::::|
/..:｛::::::::::::::|.:.:.:.:.:.|:.:.:＼／___ノ ﾉ ＼-- ＞.|:::::::::::::::::::: |
. /..:.:.:|::::::::::::::＼:.:.::.i,:.::.::.ヽ ::`ー''´:::ﾍ Y´:::::::＼:::::::::::::::::j
. /..:.:.:.:ﾍ.::::::::::::::::.＼:.:＼:.:.::.）:::::::::::::::::::ﾍ }::::::::::::::::＼ :::::::: |
183 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/25(木) 00:04:47 ID:S1kG32A5
／￣￣＼
ノし. u:_ノ｀ ,,＼.
/⌒` （ ◯）（Ｏ):
.:| j（ （__人__） ちょっと待った！！
:| ＾ ､｀ ⌒´ﾉ: 血の儀式ってなんだ！！
| u; ﾞ⌒}:
ヽ ﾟ " }: 「それは聞き逃せない発言だった。」
ヽ :j ノ: ｉ |ｉ |
／⌒ ヽ | || | |
:: ／￣￣ヽ :: ＼ || |i
:: （｢ ｀rﾉ :: ＼ ||i
:: ヽ ノ :: ＼
| | r ｢＼ ＼
| | | ﾉ ＼ ＼＿＿
ヽ＿ノ /||| l ＼_, ｀ヽ
|| ｉ / | ||| | (＿つ￣と_ノ)
|| || | | ||| |
|.:.:.i.:.::.:i /i.:.i i.:.:.:.:.:.:/ .//: |:|.|.:.:.:.:.:i.:.:.:.:|
.|.:.:.:i.:..:.:i.:.:._i_i:iｒ'~＾.i~:.::／ .//: '''''''ーｪ/. |.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.|
|ヽ,:.i:.i:.:.iｒ'´i:::||::::ー::ｫト /'´: :ｒ:=‐-;/ `.|..:.:.:.://.:.i.:::|
|.:.:.:ヽﾄ,i.:.:|.:.:|ｒ=(.f"::"j'ﾄ /:: ´ ｒ'f"ｦ:ｫ;;j|.:.:／/.:.:..i.:.::| 私たち、コックリさんと約束したの。
/.:i.:.:i.:.ヽ,ﾄ:.:.ヾ:i::::`''"~´::: .: ''"`''-''::xﾘ,ｨ:.:/.::i.:.::i.::.:.:ﾄ, 【願い事】を叶えてくれたら血を捧げるって……
.:.:i.:.:i.:.:.::ﾄi`'ト､:.ﾐ､_ .:i .ｒ''´;::'.|／:.:.i..:.:i.:.:.:.:i.:|
:.|.:.:i.:.:.:.:i.:.::＼ト'ﾄ=,,__ ::" :,'.:.:.:.:/.::.:i.:.i:.:.:.ﾄ,|
.|.:.:i.:.::.:.:i.:.:.::i.:.:´.ト､:::: ''' ‐.'' ／.:.:.::/..:.:.:.i.:.:ｉ.:.:.:.:iヾ､
.:.::.i.:.::..:.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:i.:.`::::,_ , ｒ'´::i/.:.:./.:.::.:.:.i.:.:.:i.:.:.:.:i ヾ､
.:.:.:.i.:.:.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:i.:/ー|`‐ ､__ ｒ ´.|＾`.V.:.:.:/.:.:.:.::..:i.:.:.:.:i.:.:.:.:i ヾ,
.:.:.:.:i.:.:.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:,,ｒ'´ .ｒ'´.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:´'ｿ/.:./.:.:.:.:.:.:.::i.:.:.:.:.:i.:.:.:.:i ヾ､
.:.:.:.i:i.:.:.::.:.:i.::.:<´ .i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: _ /.:.:/.:.:.:.:.:.:.::.i.:.:.:.:.:..::i.:.:.:.:i ヾ､
.:.:.:.i.:ｒi:.:.:.:.:.:i.:.:i i´~' /´.:.:/.:.::/.:..:.:.:.:.:.:.:i`'-,.:.:.:.:.:i.:.:.:.:i ヾ､
.i／i:.:.::i:.:.:.:.:.:i.:.i ヽ､ /i.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:i ト､:.::..:.i.:.:.:.:i ヾ､
'i. i:.:.:.::i.:.:.::.:.:i..i ヽ, /.i.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i .| .＼.:.:i.:.:.:.:.i ヾﾞ､
..i i.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.::.:i ヽ / i.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i .| /.|.:.:i.:.:.:.:i ヾゞ,
184 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/25(木) 00:05:11 ID:S1kG32A5
＿＿＿_ ━┓
／ ＼ ┏┛
／ ＼ ,＿＼. ・
／ （●）゛ （●） ＼ ねっ…願い事…かお……？
| ∪ （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
,'.:.:.:.:./.:.:.:.:／.:/.:.:.:／.／; ,／:.:.:/ /i.ｉ,ｖｙ',.:.:,.:.:.:.::ヽ:.ヽ
,'.:.:.:.:/,.:´/.:.:.::/.:.:/ ／./.:.:.:.:.:.: /:.:/ i i i.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾄ,:ヽ
.i.:.:.:.:/.:.:./..:.:.:/.:.://.:.:/.:.:.:..::.:／/./ // ',.:.:.:.:.:.:.:..:i.ヽ.',
,'.:.:.:/.:.:/.:.:.:.:/.:.:/.:.:.:/.:.:.:.:／ /./ // i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i i.:i
.ｉ.:.:.:,'.:.:,'.:.:.:.:,´.: ,'.:.:.:/:.:.:／ /./ // |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| i.:i
,'.:.: i:.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:|.:.://ｧｨ--=イ' // 丶､,__, |.:.:.:.:.:..:.:.: |.| i.i
i.:.:.:|..:.:|.:.:.:.:|.:.:.:f..:|´/ ＿,／ // _＿_ |/|.:.:.:..:.:./|.i |.ｉ
|.:.:.:|:.:.:|.:.:.:.:|.:.:.:| i.ﾅｧ=＝,=,` // ｨ==ｬｪ,, |.:.:..:.:.:| i:i |i
|.:.:.:ヽ.: |.: :.:ヽ.:.:ｒケ:::::::`::i ／ i::::`.:i '|.:.:.:.:.:.:ﾚ' 初めはみんな面白がって
.λ.:.:.::ヽ.|.:.:.:.:.ヽ..ト .５:::::::::i .５:::::| /.:.:.:.:.:.:| やってたんですけど…………
/ |.:.:.:i:.:.:ト.:、:.:.:.ﾄ.:i '--'' '^-'' /|:.:.:.:.:.:.:| 途中から怖がって嫌がる子が出てきたの……
i.:.:.:.ｉ.:..:|.:|.::.:.:’ト.:,_ヽ j. ' ,'::.:.:.:.:.:.::|
i.:.:.::i..:.:|.:|..:.:.:.:.:.:|、~' ,, _ /.:.:.:.:.:.:.:.:|
.,'.:.:.::i.:..:.:|.:|:.:.:.:.:.:.:|丶、 ／.:.i:.:.:.:.:.:.:.:|
i.:.:.:.:i.:.:.:.|.:.:|.:.:.:.:.::.:|. | ` ､ ｒ.:´|.:i.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.|
i:.:.:.:i.:.:.:.:|.:.:.:|.:.:.:.:.:.:| | ` -ｨ.:´.:.:.:.:.:|.:i.:.:i.:.:.:.:.:.::.:|
i:.:.:.:i.:.:.:.::|.:.:..:|:.::.:.:.:.:|| ト、.:.:.:.:.:|.:i.:.:i.:.:.:.:.:.:.:|
185 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/25(木) 00:05:38 ID:S1kG32A5
|/.:.:.:/.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.::／.:.:.:.:.:/<ヽ.:.:i.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
.|i.:.:.:/.:.:.:.:/.::.:.:.:.:.:/.:.:.:.:／.:.:.:／;;//iﾍvwｖ| :|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
|.:.://.:.::.::/.::.:.:.:.:/.:.:.:／:.:.:／;;／/// .|.:|.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:|
|:.:| |.:.:.::.:i.:.:.:.:.:::i.:.:.://.:::..／;;;／.// |:.:|i.:..:i.:.:.:.:i.:.:.:|
|:.| .|.:.:.::.:i.:.:.:.:.:i.:.:/ｰ;;／ソ／ // -＝=､_.|:.| |.:.::i.:.:.::i.:.:::|
.|:| .|.:.:.:.::i.:.:.::.:i.:.:ﾑ;ｒ-y,ﾈ' // -_､,,,,__ .|:;ﾍ|.:..:i.:.:.:i.::..:| だから血が足りないって、
ii |i :i.:.::i.:.:.:.:|ﾔｹiﾃうﾄ` ,/'´ '´,ｹﾈﾃﾞﾇ;., |.:.:i.:.:/|.::.::|i コックリさんは怒ってらっしゃるのよ！
.` |iﾄ,.:i..:i.:i.:..:|{_|;:::::`}:| ／ |{::::::f;;ｲｿ:.i.:.ｲ./.:.:.::|i
|i|i.:.::ﾄ,.:iヾ;;:| ｬ:::::,ソ .ｾ_:::::ソ/.:.:/.|/.:.:.:.:|.i
.|i|i.:.:.:;iヾ;ヽトヽ￣ . .~￣ /イi.:.:|i.:.::.:.:.| .ｉ
.|i |:i.:.:.:.:i..:`,ﾐ:ト､ i: ' /V::./.:.:.:.:.:|| i
|i .|.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:トト`: .､. -:‐ , ｒ'´.:::|.:.:/.:.:..:.::|| i
|i |:.:i.:.:.::.:.:i.:.:.::i.:|;:;:;:;::`i ､ __ , . ｒ'´;:;:i:;:;;:/:/.:.:.:.::.:.:|.:| ii
. |i |;:;:;i:;;:;:;:;:;:i;:;:;:i:;|_,／ i :ト､;;;;i;;;//;:;:;:;:;:;:;:|;:;::| .ii
.|i .|;:;:;:ﾄ;:;:;:;:;:;:;:i;:;::i:| ＼/';:/;:;:;:;:;:;:i;:;:::| .ii
|i .|;:;:;:小;:;:;:;:;:;:;::i;:;::|＿,,...,,_ ._,,,＿＿:/;::/;:;:;:;:;:/:|;:;:;::| .ii
ﾉ'´ |:ﾊ;:;:;:;:;:;:;:;:i :|`ヽ, , ｒ'´/;:/;:;:;:;:;;:/;:/＼;::| ii
. / |:| .ヽ,;:;:;:;:;:;:;i:|= =`=､ ,ｒ'´ _./;:/;:;:;:;:;;:/;::/ ＼ .
（⊃￣￣＼
（⊃ _ノ ＼
（⊃ （ ●）（●） その途中で嫌がった子って言うのは……
| （__人__） まさか―――
| ｀ ⌒´ﾉ
| } ＼
／ヽ } ＼
／ ヽ､＿＿__ノ ）
／ . | ＿／
| ／￣￣（＿)
＼ ＼ ／| ＪＪＪ （
＼ ／ ／⊂＿）
186 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/25(木) 00:06:15 ID:S1kG32A5
／:::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､::ヽ:::::::::::＼::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::/::::::::::::::::: /::: ∧:! ヾ:::＼:::::::::::ヽ:::::::::::::::::::ヾ::::::::::::::::::::::::::::::＼
|:::i:::::::::::::::: / ::::::| |::! ＼::＼::::::::: !::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
|:::|:::::::::::::: ':::::::::::| j_| .. -─十::|:｀ ､ :| ::: ::::::::::::::|:::::::::::::::::::i::::::::::::
|:∧::::| ::::::|:::::::::√i::l _ __ |::::|::::::| :::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::i:::::::::::
|:| |:::| ::::::|:::::::ハ j/ｨ≡tiミ |::,ｲ!:::i| :::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::i::::::::::
そう。ご想像の通りですよ。 |:| |:人 ::::|::::: |:::::/ l | i/ |:::::i| :::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::i:::::::::
甘露寺七海さんと黒田光さん。 |:| i::::| ＼l:::::::|:::::i ､ ﾉ / |:::从 :::::::| ::::::::::::|:::::::::::::::::::::::i::::::::
ヾ.､ ヾ:＼ ＼乂:, ´,,,, |/;;/:! : :::|:: ::::::::::|::::::::::::::::::::::::i:::::::
＼ ーゝ ゞ:/＼ ´ ;/ ;|::::::::|:: ::::::::::|:::::::::::::::::::::::::i:::::
く /;;;;;| ::/ :::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::i::::
＼ __ ;;;;;|:::/ :: ::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::i::::
＼ ,;;; j/ :::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::i:::
＞,. ─…；イ ::::::::::::::::::|::::::::::::::::l::::::::::::i::
／√ | :::::::::::::::::∧::::::::::::::l::::::::::::i:::
／ / ｲ :::::::::::::::::| ゝ:::::::::l::::::::::::i:::
／:::::::/ 〆 | :::::::::::::::::::::| ::::::::＼::::l::::::::::::i:::
/ ::::ノ ／ ィ:::::: | :::::::::::::::::::::| ::::::::::::::＼::::::::::::i
187 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/25(木) 00:06:33 ID:S1kG32A5
| ! | | |
| │ 〈 ! 人
| |/ノ二__‐──ｧ ヽﾆニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ ￣ .Ｙ ￣
/⌒!| =彳ｏ｡ﾄ￣ヽ '´ !o_ｼ｀ヾ | i/ ヽ ! |
! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l | 血の儀式ねぇ……。
| | /ヽ! | |ヽ i ! とても興味深いな。
ヽ { | ! |ﾉ / どれ、俺も混ぜてくれないか？
ヽ | _ ,､ ! , ′
＼ ! '-ﾞ ‐ ﾞ レ'
| ｀! /
人 ヽ ﾞ ￣ ￣ ｀ / |
￣ .Ｙ ￣ |＼ ー ─‐ , ′ !
| | ＼ ／ |
::::;::::::::::/--ｰ|:::::;/─ｰｰ|::::::,:;;:::::.:.:!::::....|
:::i::::::::/:..;:.._/:::/＿ _ .:..|:::::::i:::::::.:::i::::.....|
::l:::::/:..:..'´/::;/-ｰ- ､_ ..:|::::::i:::::::::::i::::::::..|
::l:::/.:..: /:／/.:´::ヽヽ､ヾ,::/l::::::::::i:::::::...|
::l/:..: ／'´ i.:i:::::::::i:.:.i '/ l::::::::/i:::::::.iヽ ダメよ！
::|:..: つ::::::::i.:.:i ;/ i::::::/｀l::::::/:..ヽ
ヾ､.:..:.. ﾄ,;_.;..:'..;/ /::/=く:.i:::/::::;;:..ヽ
.:..: .:.:..:..:..::.:::...｀￣ﾞ` /:／) ﾉ /:/::::::::il;:..ヽ 「阿部兄ぃの提案は無残に却下された。」
..::i ／i､´' ,/;/::::::::::;:::|i::::ヽ
／ /ｰ:'~:::::::l::::::::::i!::l l;::::l
´ ｀` /::::::::::::::::::l:::::::::::i!:::l l::::l
イヽ､::::::::::::::::i|:::::::::::i!:::l ﾄ-i
,. イ":.:.:.:.:.:.ヽ;::;;:::＿| |-ｰｰ''~~ r-i
, イ":.:.:.:.:.:.:.:. ヽヽ ｀ ＼-ｰi i~i |::::|
188 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/25(木) 00:07:12 ID:S1kG32A5
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | } ふーん。
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ< 参加者には条件があるのか……。
!∩|.}. '__＿ﾞ` ./'_＿` f＾| なるほど。
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣' |l.|
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ｰ=＝=- /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;!ﾞ`''〜^〜ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;!
|;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;| でっ、誰がコックリさんを始めようって
_ゞ;! r─-- ､ ,rｪ--- ､ﾐ;ﾘ 言い出したんだい？
!ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀ ,ｨ '"世ﾝ ｢ヽ
!(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ
ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ
`| ^'='^ ﾑ'′
,rﾄ､ ー- ─-: /|
_..／ i| ＼ === ,ｲ.:ﾄ､
／ i| ﾞ､＼ ; ／ﾘ.:;!:::＼､＿
ﾞ! ﾞ､ `ｰ─''ﾞ:::;:'::::|::::::::::＼
ﾞ､ :::/::::::|::::::
`ヽ、 ﾞ､ ./ .| ,-､、
189 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/25(木) 00:07:35 ID:S1kG32A5
__,,.、 -- ､、_
_,.ィ'"´ `'ト、
. ／ ＼
. / ..: ..:: ..i ..:.＼
/ ..:.:.: ..:.:.: .:.| .::.:.:∧
. j ..:.: .: ..／:: .:.::ﾄ､ .:.:.:.:.:.:ﾍ
.. | / .:.:.:.:／ .:,イ.:./!:..| i :.:.:.:.:.:.: i,
| .:.:./.:.:. ／/ .:／/.:./ |:./ } :.:.:.:.:.:.:.:.::|
| .:.:.:/.: ／--─‐‐ ''/" l/＼ | :.:.:.:.|.:.:.:.:: |
| :.:./:.:/ ,ｨ=＝rｧ ／ ／_,_ `ﾄ、:.:.|::.:.::.|::| 私です。
. | :.:.:j:.:.:.:.l'"ﾄz::ﾟﾘ ィテﾗﾄ| .:.:. |:.:.:.:.|.:|
. | ..:.:|:.:.:.:.{ `-‐' ﾋ::,ﾟｿ /}:.:.: l＼:.//
| :.:.:| :.:.:.ﾍ、 ~ /,ﾉ:.:.::.∧ ＼ 「答えたのは意外にも桂だった。
| :.:.:| :.:.:.::}へ、 __ ' _ ｲ : /二二＾ ＼ 俺はてっきり西園寺かと思っていた。」
. | :.:.:| .:.:.:.:.lト､ ＞､_ _,. ＜:.:..:..〈 ー‐-、 ﾍ
/ :.:.:.| :.:.:.:..| ＼ 了＼__:.:.:.:.:.:.:`l斤＼ |
. / :.:／|:.:.:.:.:.:|ﾍ rー--ﾍ、 ＼:.:.:.::.:..| ト---‐┴､
/..／::::::|:.:.:.:.:.:| ＼{ ー-＜⌒)'二＼::.| {::::::::::::::::::::::｝
. /../:::::::::: |:.:.:.:.:.:|＼ ＼ __,, ィ`-K-- .__).! |::::::::::::::::::::::|
/..:｛::::::::::::::|.:.:.:.:.:.|:.:.:＼／___ノ ﾉ ＼-- ＞.|:::::::::::::::::::: |
. /..:.:.:|::::::::::::::＼:.:.::.i,:.::.::.ヽ ::`ー''´:::ﾍ Y´:::::::＼:::::::::::::::::j
. /..:.:.:.:ﾍ.::::::::::::::::.＼:.:＼:.:.::.）:::::::::::::::::::ﾍ }::::::::::::::::＼ :::::::: |
,, - ―- 、
,. '" _,,. -…; ヽ
(i'"（(´ __ 〈 }
どうして、コックリさんを？ |__ r=_ﾆﾆ`ヽｆﾊ }
ヾ|! ┴’ }|ﾄi }
|! ,,_ ｛' }
「´ｒ__ｧ ./ 彡ﾊ､
ヽ ‐' ／ "'ヽ
ヽ__,.. ' ／ ヽ
／⌒` ￣ ` ヽ＼_
/ i ヽ ＼
190 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/25(木) 00:08:43 ID:S1kG32A5
|/.:.:.:/.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.::／.:.:.:.:.:/<ヽ.:.:i.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
.|i.:.:.:/.:.:.:.:/.::.:.:.:.:.:/.:.:.:.:／.:.:.:／;;//iﾍvwｖ| :|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
|.:.://.:.::.::/.::.:.:.:.:/.:.:.:／:.:.:／;;／/// .|.:|.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:|
|:.:| |.:.:.::.:i.:.:.:.:.:::i.:.:.://.:::..／;;;／.// |:.:|i.:..:i.:.:.:.:i.:.:.:|
|:.| .|.:.:.::.:i.:.:.:.:.:i.:.:/ｰ;;／ソ／ // ヽ＝=､_|:.| |.:.::i.:.:.::i.:.:::|
.|:| .|.:.:.:.::i.:.:.::.:i.:.:ﾑ;ｒ-y,ﾈ' // -_､,,,,__ .|:;ﾍ|.:..:i.:.:.:i.::..:|
ii |i :i.:.::i.:.:.:.:|ﾔｹiﾃうﾄ` ,/'´ '´,ｹﾈﾃﾞﾇ;., |.:.:i.:.:/|.::.::|i どうしてって……
.` |iﾄ,.:i..:i.:i.:..:|{_|;:::::`}:| ／ |{::::::f;;ｲｿ:.i.:.ｲ./.:.:.::|i 私、転校してきたばかりだから友達を
|i|i.:.::ﾄ,.:iヾ;;:| ｬ:::::,ソ .ｾ_:::::ソ/.:.:/.|/.:.:.:.:|.i 作るきっかけになればと思って……
.|i|i.:.:.:;iヾ;ヽ , イi.:.:|i.:.::.:.:.| .ｉ
.|i |:i.:.:.:.:i..:`,ﾐ:ト､ ､ ,' /V::./.:.:.:.:.:|| i
|i .|.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:トト`: .､. , ｒ'´.:::|.:.:/.:.:..:.::|| i
|i |:.:i.:.:.::.:.:i.:.:.::i.:|;:;:;:;::`i ､ __ , . ｒ'´;:;:i:;:;;:/:/.:.:.:.::.:.:|.:| ii
. |i |;:;:;i:;;:;:;:;:;:i;:;:;:i:;|_,／ i .ト､;;;;i;;;//;:;:;:;:;:;:;:|;:;::| .ii
.|i .|;:;:;:ﾄ;:;:;:;:;:;:;:i;:;::i:| ＼/';:/;:;:;:;:;:;:i;:;:::| .ii
|i .|;:;:;:小;:;:;:;:;:;:;::i;:;::|＿,,...,,_ ._,,,＿＿:/;::/;:;:;:;:;:/:|;:;:;::| .ii
ﾉ'´ |:ﾊ;:;:;:;:;:;:;:;:i :|`ヽ, , ｒ'´/;:/;:;:;:;:;;:/;:/＼;::| ii
. / |:| .ヽ,;:;:;:;:;:;:;i:|= =`=､ ,ｒ'´ _./;:/;:;:;:;:;;:/;::/ ＼ .ii
/ |:| ヾ;:;:;:i:;:;::|-＝ﾃ＝Yd ＜´/;:/;:;:;:;:;::/;:;:/ー- ヽ ii
|:| ヾ;;;;i;;;;;;| ｒ彡ﾊ:/ ハア//|;:;:;:;:;:/;:;:/ | ii
＿_
／ 〜＼
／ ノ (●)＼ 「友達を作るなら何もコックリさんでなくてもいいだろうに。
. ｜ (.／) ⌒）＼ 桂の言葉は真実とは思えないふしがあるな……
. ｜ （__ノ￣ ＼ 警察の勘的に考えて……」
＼ |
＼ /
. ＼ ⊂ヽ∩
/´ (,＿ ＼.
/ ＼. ＼
./ / |. ＼ソ
（ y' .|
191 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/25(木) 00:09:24 ID:S1kG32A5
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;!ﾞ`''〜^〜ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;!
|;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;|
_ゞ;! r─-- ､ ,rｪ--- ､ﾐ;ﾘ それじゃあ、血の儀式というのも
!ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀ ,ｨ '"世ﾝ ｢ヽ キミが提案したのかい？
!(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ
ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ
`| ^'='^ ﾑ'′
,rﾄ､ ー- ─-: /|
_..／ i| ＼ === ,ｲ.:ﾄ､
／ i| ﾞ､＼ ; ／ﾘ.:;!:::＼､＿
ﾞ! ﾞ､ `ｰ─''ﾞ:::;:'::::|::::::::::＼
ﾞ､ :::/::::::|::::::
`ヽ、 ﾞ､ ./ .| ,-､、
_イ´／ ＼ ＼
／ / : ＼:. ﾍ
/ | :.:| :| |＼:.. ヽ、 :.:∧
それは違うわ。 . / / / :| :.:| -┼--＜_ |:. i,
コックリさんのお告げがあったのよ。 l .:/ :.:| :..|／ :.:| :.:./-ｪ,＿ '|:.:.:.|:.:.:|:.、 ヽ
私たちが血を捧げれば、願い事を | ./! :.:.|:.::./＼ :.:.|:../ ｲi爪心､|::.:.:|:.:.:|:.｝＼::.＼
叶えてくれるって… || | :.:| :.:.:|r'示Y:.!/ {l:.O:ﾘ /／|:.:/V ＼_）
|{ l :.| :.:.:l{ ﾔo:}＼ `-‐' / jﾚ' 人.. `ｰ─-- ､、
ヽ ＼ V :.ﾍ Vﾉ x_／:.:..＼:.. ＼ ）
. ＼＼∧ ' /.＼:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.＼.. ＼
/ l/:.:.ﾍ、 ⌒ ｲヽ.:.:..＼:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.＼:.. |
| /|:.:.:..:.:.＞ 、 _. ∨:.＿＼:.::. ＼ ＼: |
| ヽ:.:.:.:.:.:.:.＼＞'"i ／￣ ＼＼ ） ) ）
| ＼ ＼:.:. ＼ /〉 ／ ___,,.イ:＼. /.／ ／
. | ＼ ＞'／ ＜ ／:::::::::::::::::::ﾍ / 〆
＼ v-､, ／_イ、 ／::::::::::::_＞‐--ﾍ
192 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/25(木) 00:09:50 ID:S1kG32A5
._ _ _
(ヽl_l_ll_l,l
ヽ ｒ
│ |
|／￣￣＼
／ ＼ ノ 「俺は思わず叫んでいた。」
| （ ●）（●）
. | ノ（ （__人__）
| ⌒ ｀ ⌒´ﾉ そんなことを信じていたのか！？
. | } それじゃあ、自殺した二人も……！！
. ヽ }
ヽ ノ
l/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)
／￣￣＼
／ ノ ＼ ＼／｀i 「血の儀式と、自殺者の体から消えた
| （●）（●）./ ﾘ 血液の行方が、俺の脳内でじわじわと符合していく。」
. | （__人__）..| /
| ｀ ⌒´ ﾘ ﾋ どうなんだ！ 教えてくれ！！
. ヽ ／/ ,｀弋ヽ
ヽ - ′.Ｙ´ , ｀ヽ｀.ｌ
/〈 `ｰ〈::....ノ Ｖ
| ヽ_ｰ ､ ｀ヾ＿/ //
| ﾌ-､｀ｰ┴‐-〃
`ー‐一′
193 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/25(木) 00:10:18 ID:S1kG32A5
/:.:.:.:.: :i:.:: :.:.:.:.:/i: :.:.i:.:.:. :.:i. i:.: ::i:.: i:.: ｀;::. ｀,
i.::.:i:.:.:. :.:i:.:.:. :.:.::./ .i:.:. :.:.i:.:.:.:. :.:i:. :.i:.:. :i:.:.::. i.:.: i:.:.:.: .｀,
i:.:.i:.:.:.: .:.:.i:.:.:.:.:.:.:.i i:.:.:.:.:i i:.:.:.:.:.:i:.:. : :.:i:.: :i:.:.:.:: i:.:.: ﾍ:.::. ｀,
:.:.i:.:.:.:. :.:.:i.:.:.:.:.:.:i i.:.:.::i ヽ: :i:.:.::: :.:.i:.:.:ﾊ:.:.:: :i:.:.:. |. i:.:. |
:.:.i.:.:.:.:.:.:::ﾊ.:.:.:.::| ___i;;_,:ｒ-‐<´.:.:i::..:. :.:.i､_i__|:.:.: :i:.:.: |. i:.: .i
.:.:i.:.:.:.:.:.:.i レ‐:ヒ二-‐弋;‐i-､＼:.i :__,/;;/~^|:.:. :.:i:.:.:.. i. |:../
i:.:〉;: i.:.:::| i;;;;ｒ|==テ孑ﾍヾ'､. ＼;;〉=ﾆテVi:.:. :.i.i:.:.: i |:/
:i:.iﾍ:.:i:.:.::i. ´~V;|ﾄｿ::ｒ~ｿ ｀''､. |:.{/:::i:ｿ i i:.:.:/ i:.:../ あの二人が死んだのは願い事を
:.:}i. {ヽ:i:.:.:i ｒ:iﾄ辷-'ﾟﾞ /';ｒ辷;;´: /／ ./:./ 叶えてもうらためじゃない。
:.:ハヾヽ:i:.:.i ;;.｀ヽ ; .; .'/ /／ あの子たちが死んだのは血の儀式を
:/:.:.｀:.:｀^:ト､ヽ､ :> ／｀, 拒否したからよ！
;.:.:.:.:.:.:.::.:.:| ＼ -‐' ／ i: i
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ｀ ､_ , イ.:.::i .i :i
.:.:.:.:.:.::,ｒ'´| ｀ ' .､_,, ｒ'´:::i:.:.::i:.:.:.:i ii :|
.:.:.::.:/ ＼ .ハ.＼:.:.:.i:.:.:.:i:.:.:.i | i i
:.／. ＼ ＼_i. ＼_i:.:i:.:.:.:.i .| | |
|.:/ |.:.:.:i.:..:.i.:i.:.i._:ﾑi.:i,i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:rj i,_
|.| |.:..:.:i.:.:.:i:.:yi´i i.i .i.:.:.:.:.:.:..／// `
ii |.:..:.:i.:.:.:i.:i >i=＝ﾆｒ ｒ'´ /ﾑﾆ=ｪ
血を差し出すっていっても、 ヽ.::.:ﾊ.:.:i:iｨ''{::::::::.｝: `v′ '´´{::::::::
指先を切って、少し血を垂らす程度 `､:iｒｩ,:.:i'. { :::::::｝: . : {.:::::::
だったのにね…… i:＼k.ｩ,:i､.`=＝ `＝=
iﾉ/i.:`‐''､` i: ,
i:/.:i.:/:.:.,ヘ、 -.:: .,
i:/.:.:./.:.:/..:.:.:`: ､_ ., ｒ'´:
i:/i.:.:/.:./.:.:.:.:.:._.ｒ:ﾅ` - '´ト､i.:.:
i:/i.:.:/.:.:i.:.:.:.:／ /_| .| i `y:
ii.:.:i.:i.:.:.:i:.:／ /'´ `i `
194 名前：
◆qXkFkNuBGk
[] 投稿日：09/06/25(木) 00:10:45 ID:S1kG32A5
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） 「垂らす程度といえども血は血だ。
. | （__人__） 普通は怖くなって逃げ出すだろう。」
| ｀ ⌒´ﾉ.
. | }.
. ヽ }.
ヽ ノ
/ く
| |
| .|
::::;::::::::::/--ｰ|:::::;/─ｰｰ|::::::,:;;:::::.:.:!::::....|
:::i::::::::/:..;:.._/:::/＿ _ .:..|:::::::i:::::::.:::i::::.....|
::l:::::/:..:..'´/::;/-ｰ- ､_ ..:|::::::i:::::::::::i::::::::..|
::l:::/.:..: /:／/.:´::ヽヽ､ヾ,::/l::::::::::i:::::::...|
::l/:..: ／'´ i.:i:::::::::i:.:.i '/ l::::::::/i:::::::.iヽ あの子たちは血の儀式を途中で投げ出した。
::|:..: つ::::::::i.:.:i ;/ i::::::/｀l::::::/:..ヽ だからコックリさんのお怒りになって…………
ヾ､.:..:.. ﾄ,;_.;..:'..;/ /::/=く:.i:::/::::;;:..ヽ
.:..: .:.:..:..:..::.:::...｀￣ﾞ` /:／) ﾉ /:/::::::::il;:..ヽ
..::i ／i､´' ,/;/::::::::::;:::|i::::ヽ
／ /ｰ:'~:::::::l::::::::::i!::l l;::::l
´ ｀` /::::::::::::::::::l:::::::::::i!:::l l::::l
イヽ､::::::::::::::::i|:::::::::::i!:::l ﾄ-i
,. イ":.:.:.:.:.:.ヽ;::;;:::＿| |-ｰｰ''~~ r-i
, イ":.:.:.:.:.:.:.:. ヽヽ ｀ ＼-ｰi i~i |::::|
つづく
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