エフセキュアが2014年に実施した調査*では、日本のLinuxサーバ管理者がLinuxを利用する理由として、「コストパフォーマンスの高さ」「安定性」、そして「セキュリティの高さ」をあげていることが判りました。さらにLinuxサーバのセキュリティの不安に関する質問では、「安心」「どちらかというと安心」と回答したサーバ管理者が合わせて82%を占め、Linuxに対しセキュリティ上の信頼感を寄せていることが明らかになりました。

しかしその安心感に依存しているため、Linuxサーバ管理者の4人に1人がサーバのセキュリティ対策を実施していないという実態も浮き彫りになっています。その結果、安心を寄せているはずのLinuxサーバ管理者の7人に1人にあたる14%が、深刻なサイバー攻撃に合っていました。

こうしたLinuxサーバに関する深刻なセキュリティ被害の実態について、エフセキュアは「Linux セキュリティレポート」としてまとめ、公開いたしました。現在、このWebページからダウンロードいただけるようになっております。

なおエフセキュアでは、Linuxサーバ上でのマルウェアのコピーや、ハッカーからのファイルの改竄を防御するための製品「エフセキュア Linux セキュリティ」、およびプロトコルレベルで動作し、マルウェアのアップロードやダウンロードを阻止する「エフセキュア アンチウイルス Linux ゲートウェイ」を提供し、Linuxサーバの企業環境における多層的な安全性の確保に力をいれています。


* エフセキュアは2014年5月、調査パネルを持つインタネーネットリサーチ企業の協力により、企業におけるLinuxサーバのセキュリティ対策の実態について調査を実施しました。Webサーバ等のOSとしてLinuxを利用する企業の管理者の皆様から308件の有効回答をいただきました。