以前、リーガルマルウェアに関する記事を投稿させて頂きました。
その後、様々な調査をしましたが、リーク情報以外にこれといった収穫はありませんでした。

そんな中、とある日本国内のセキュリティイベントへ参加していた際に、見覚えのあるロゴが視界に入りました。
なんと、堂々と日本の関連機関へセールスに来ているではないですか!
中々このような機会はありませんので、早速日本式の挨拶をしまして、関係資料を頂きました。

HackingTeamパンフレット

複数のツールやサービスの紹介資料が同封されていましたが、中でも「Correlation & Data Intelligence」に関する資料は、
・コミュニケーションパターン
・行動パターン
・ターゲットに関する地理情報
・隠れた関係者の検出
・共通のコンタクトポイントの洗い出し
など、なかなか興味深いサービスが提供されていました。
(残念ながら、詳細な情報は記載されていませんでした。)

現在、日本市場はサイバー軍需産業だけで無く、政府向けソリューションベンダー等からも注目されています。
サイバー関連、通信傍受等の法改正が進む日本は、海外からは魅力的な市場に映るのかもしれません。
これらのツールは一般には犯罪捜査等に利用することを想定しています。(と、信じています。)
ただし、使用方法を誤りますと、これらの類のツールやサービスの利用は、私たち国民生活に対して様々な影響を及ぼす可能性があることは想像に難くありません。(様々な意見があると思いますが・・・)
そういった意味では、これらの市場の動向は今後も注目しておく必要がありそうです。