1年前の1月11日、Aaron Swartzが自殺したことをここにも書いた。
  「Aaron Swartz の死とサイバー司法の将来への設問 #RIPAaron」 

  1周期の2014年1月11日には、「Never Forget Aaron (Aaronを絶対に忘れない)」のスローガンのもとに多数の抗議行動が行われた。生前のAaronを至近で支援していたLawrence Lessigはアメリカのニューハンプシャー市でデモを呼びかけ、アノニマスは追悼としてMITのウェブサイトを書き換えたと発表した。

  Aaronとともに働いていたThoughtWorksの追悼文Electronic Frontier Foundationの追悼文が掲載され、スペインのパイレーツ党は追悼ページを作った。

  https://thedaywefightback.org/はNSAなど諜報機関による大規模サーベイランスに反対する抗議行動の予定を発表した。 http://www.youtube.com/watch?v=RJ194S7KjRg

  そして今週末から開催されるサンダンス・フィルムフェスティバルでは、Aaronを追った映画「The Internet Own Boy: The Story of Aaron Swartz」が上映される。制作したのは、アノニマスのドキュメンタリー「We Are Legion」の作者でもあるBrian Knappenbergerだ。(私が撮影したAaronの写真もどこかに使われているはずだ)
http://www.sundance.org/video/meet-the-artists-14-Brian-Knappenberger/ 
Teaser: 



  しかし、Aaronを追い詰めるために検察が根拠として使った「Computer Fraud and Abuse Act (CFAA: コンピューター詐欺悪用禁止法[名仮訳])」の問題(http://blog.f-secure.jp/archives/50691603.html に付記)はまったく無くなってはいない。どちらかというと悪化したとも言えるだろう。2014年1月8日にPatric Leahy米民主党上院議員が提案した「Personal Data Privacy and Security Act」にはCFAAを修正して重罰化を求める内容が含まれると分析されているからだ。
http://rt.com/usa/leahy-data-privacy-cfaa-330/ 
http://thehackernews.com/2014/01/hacker-Personal-Data-Privacy-Security-Act.html