5/23〜5/25に、和歌山県の白浜にて「サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム」が開催されました。今回は白浜シンポジウムについて少しお話したいと思います。

白浜シンポジウムは毎年この時期に開催されているセキュリティカンファレンスです。警察とセキュリティ専門家との交流の場として1997年に第1回の白浜シンポジウムがスタートし、今年で第17回目を迎えました。国内のセキュリティカンファレンスとしては定番となっており、産・官・学から多くの専門家や関係者が出席しています。私もここ数年参加させて頂いており、昨年に引き続き、今年も技術的なトピックで講演をさせて頂きました。今回は、「MITB in Android」と題し、オンラインバンキング等を狙ったMITB攻撃について、Android端末での実現可能性について報告させて頂きました(参照:http://www.fourteenforty.jp/research/monthly_research.htm)

白浜シンポジウムの魅力は参加される方々によって様々だと思いますが、私が感じている魅力は、何と言っても非常に多くの方々と情報共有が出来る事です。色々な立場の方とお話をさせて頂き、今起こっている、もしくはこれから起こる可能性がある様々な課題についてお聞きできるのは、研究開発の方向性などを考える上で大変参考になります。

また、昼間のセッションだけでなく、ナイトセッションやミッドナイトセッションなどを通じ、色々な方々と親睦を深める事ができます。これも大きな魅力の一つだと感じています。

温泉地ですので、セッションの合間やシンポジウム終了後などに温泉を楽しむ事もできます。温泉地でのカンファレンスには、秋に開催される「情報セキュリティワークショップ in 越後湯沢」や、冬に開催される「情報セキュリティシンポジウム道後」があります。それぞれ違ったカンファレンスですが、同じような魅力がありますので、興味のある方は是非参加されては如何でしょうか?

・サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム
http://www.riis.or.jp/symposium/vol.17/index.html

・情報セキュリティワークショップ in 越後湯沢
http://www.anisec.jp/yuzawa/

・情報セキュリティシンポジウム道後
http://ehime-it.org/ssd/

※当該記事執筆は「株式会社フォティーンフォティ技術研究所」名義でなされました※