国際政治情勢の専門誌フォーレンポリシーがTwitter界のベスト100人を今日発表しましたが、F-Secureのミッコ・ヒッポネン「Geeks」カテゴリーで「フィンランドのサイバーセキュリティ専門家」として選ばれています。

  ちょうど3年前にミッコが来日した時に私はインタビューしたことがあります。その頃は「Twitterを半年やってみて4000フォロワーを越えなければ続けないつもりだ」と言っていたミッコも、その後フォロワーが増加しつづけて辞めずにいて今は3万人あまりがフォロワーになりました。それだけでなく、過去3年間でセキュリティ関係者のTwitter参加が著しく増えているので、身近な情報交換・ディスカッション・アラート共有のプラットフォームとしてTwitterでのコミュニケーションは有効に機能している様子が見えます。
  またミッコは最近TEDなどのイベントでのスピーチ活動も盛んにしていて、技術に関わる話よりも、サイバーセキュリティの大局的な分析と方向性を一般の人たちにも解り易く解説することに注力しているのも、フォーレンポリシーが選んだ理由かもしれません。

  ちなみにフォーレンポリシー誌のTwitter要人100人の同じカテゴリーには、エレクトロニック・フロンティア財団でWikileaks関連の動きを追いかけていた Trevor Timm や、世界各国の市民運動の状況を一覧できる集合ブログGlobal Voicesを立ち上げ現在はMITメディアラボにいる Ethan Zuckerman などが選ばれています。

  日本人は1人だけ、ニューヨークタイムス日本支局で福島原発事故の報道で活躍しているタブチ ヒロコさんが選ばれていますね。