ほとんどの方が、SOPAについて、少なくとも耳にしたことがあると思う。Wikipediaなどの主要Webサイトが今日、関心を高めるため、コンテンツの一部をブラックアウトしている。

  いくつかの地域で、Googleはロゴを消している。

Google

  言論の自由やプライバシーの擁護団体の多くが懸念しているのは、SOPA(「Stop Online Piracy Act」の略)が、著作権侵害の防止という名の元に、米国政府機関が海外でホスティングされたWebサイトを掌握する法的権限を、大幅に拡大するということだ。

This domain name has been seized by U.S. Immigration and Customs Enforcement…

  そしてこの問題は、ハリウッドと「コンテンツの著作権侵害」などという話ではない。製薬会社も参加しており、カナダベースのサイトもいくつか、今日のブラックアウトに加わっている。彼らは偽のバイアグラ・スパム関連サイトと一緒くたにされるのを恐れているのだ。

RxRights.org

  米国下院および上院の関連する法案はthomas.govで読むことができる:SOPAおよびPIPA、ProtectIP Act

  道徳や法律、政治学はさておき、エフセキュアラボの我々は、実装についてより関心を抱いている。言論の自由の擁護者(そして、そう、著作権侵害者たち)が新技術を取り入れるため、SOPAのような法律がインターネット「軍備拡張競争」を開始することは、ほとんど確実のようだ。

  そして、こうした新技術は、犯罪者によって取り込まれることになる(我々は非常にしばしか、こうしたことが起きるのを見てきた)。避けられるのならば、軍備拡張競争は始めない方が良いようだ。

  また興味深いことに、TED.comは今日、SOPAへの注意喚起の一部として、ミッコのTEDxBrusselsトークを、フロントページに掲載する予定だ。詳細に関しては、TED Blogをご覧頂きたい。

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