中国はオンライン攻撃のローンチでしばしば非難されるが、大抵、状況証拠にとどまる。標的型のスパイ活動Trojanの多くは中国からのもののようだが、実際にそれを証明することはできないのだ。

  しかし、新たな証拠が表面化した。

  7月17日、ミリタリードキュメント番組「ミリタリーテクノロジ:インターネットの嵐がやって来る」が、政府運営のTVチャネル「CCTV 7, Millitary and Agriculture」(military.cntv.cn)で公開された。

  この番組は、サイバー戦争の可能性とリスクに関する、かなり標準的な20分のドキュメンタリー番組のようだ。しかし、理論について話している間にも、カメラの映像では、米国の標的に対して攻撃をローンチしている中国政府のシステムが示されている。これは非常に珍しいことだ。最も可能性の高い説明は、編集者がその重要性を理解していなかったために、この映像が最終編集版に含まれたというものだ。

  以下は同番組の重要な部分だ:

China's slip up...

  ダイアログに示されているテキストをざっと翻訳すると:

   中国人民解放軍情報工学大学
   
   攻撃対象を選択
   
   ターゲットIP
   
   法輪功サイトのリスト
   
   北米の法輪大法
   法輪大法サイト
   Meng Huiサイト
   法輪功サイト1の証言
   法輪功サイト2の証言
   
   攻撃  キャンセル


  同ツール内にリストされた標的は、中国で禁止されている宗教団体、法輪功もしくは法輪大法に関連している。特に、攻撃はIPアドレス「138.26.72.17」に対して行われており、これは米国の大学に属するものだ。どのような攻撃が行われているかははっきりしない。しかし、このような標的を持つ、このようなソフトウェアの存在は初のニュースだ。

  同ソフトウェアは、中国人民解放軍の情報工学大学で書かれたものと信じられている。

Information Engineering University of China's People's Liberation Army

  http://military.cntv.cn/program/jskj/20110717/100139.shtmlにアクセスし、ビデオを13分辺りまで早送りすることで、この部分を見る事ができる。しかし、我々は同番組がそれほど長くオンラインにとどまるとは思っていない。

  詳細は「Epoch Times」で読むことができる。「Epoch Times」はニューヨークの新聞で、中国語と英語で発行されており、中国政府に対して批判的だ。

>>原文へのリンク