やる夫達は一攫千金を狙うようです 第30話 後編-1
11 04, 2012 | やる夫達は一攫千金を狙うようです
0 Comments－やる夫 高校生時代－
『中学を卒業する間近になって』
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!::::::::::::::::::::::::::::::::::i ‐､ - /:::::::::|::::l:::::::l::::||:::::| やる夫……。
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ､ .... /::::::::::li:::::|::::::il::::l::::::|
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ .-二二‐､ /::::::::::::l|:::::i:::::::|::::i|:::::| 今貴方のお父さんの職場から
!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、 ‐──‐ ,ｲ:::::::l:::::::i::::∥:::::l:::::|:::::| 連絡があって……。
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＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | ……父ちゃんが？
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
『父が船から転落して行方不明になったと伝えられた』
7 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:10:55 ID:oUWMxXJI0
『この時やらない夫は、
「やる夫はもう立ち直れないかもしれない」と考えていたらしい』
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | （ ●）（● ） |
. | （__人__） │ ……やる夫。
| ｀⌒ ´ |
. | |
. ヽ /
ヽ /
> く
| |
| |
.. ＿＿＿_
／ ― -＼
. . ／ （●） （●）
／ （__人__） ＼ （……父ちゃん）
| ｀ ⌒´ |
. ＼ ／
. ノ ＼
／´ ヽ
『だけど僕はこの時不思議と悲しいとは感じていなかった』
8 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:11:44 ID:oUWMxXJI0
『ああ、辿り着いてしまったんだ。
それが僕が思った感想』
／｀ｰ──一'＼
,ｒ（●）(､_, )､（●）＼ やる夫、
. | '"トﾆニﾆ┤'｀ .:::| 知っているかい？
|. | .:::| .::::|
. | ヽ .::::ﾉ .::::::::| 海底から古代の都市が発見されたそうだ。
＼ ｀ﾆﾆ´ ..::::::／
,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ーーノﾞ -､ やはり「確かにあった」んだよ。
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i | 父ちゃんもそこに行ってみたいと思うようになった。
＞ ヽ. ハ | |｜
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／ （⌒） （⌒）＼ そうかおっ。
／ ::⌒（__人__）⌒::: ＼
| |::::::| ,---、 じゃあどっちが先に辿り着けるか、
＼ `ｰ' しＥ | 父ちゃんとやる夫とで勝負だお。
／ l､Ｅ ﾉ
／ ｜ |
（ 丶- 、 ヽ_／
`ー､＿ﾉ
『少し羨ましいとまで思っていた』
10 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:12:35 ID:oUWMxXJI0
『無気力のまま引きこもり夢想に逃避する僕が高校に進学できることになったのは
やらない夫が折れずに何度も説得してくれたおかげだ』
／￣￣＼
. ／ _ノ ヽ
| （ ⌒）（⌒) 先輩たちや先生の雰囲気がいいよな。
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ やっぱりこの学校を選んでよかったな。
ﾝ }
. ／⌒ヽ､ _ノ
/ ﾉ ＼__ィ ´
/ / '|.
（ y |.
. ＼ ＼ |
＼ｨﾝ､＿＿)、
| ij ,ﾉ
. | ,ｲ /
| | /
|, | ,/
| | |
. |_＿|,___|
. i,＿__）,_`).
＿＿＿_
／ ＼
／ ― ‐
／ （ ●） ）
| （__ﾉ､_） うん。
＼ ｀_⌒
／ ＼
『僕の成績に併せて同じ学校へ進学してくれたやらない夫には、
返しきれない恩がある』
11 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:13:25 ID:oUWMxXJI0
『ただ、通学することはできるようになったものの、
僕はまだ何かを自分から求める程の気力を取り戻してはいなかった』
||￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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|￣￣￣￣￣|
| |
||三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
＜xが3だからバルキスの定理に乗せて……
＜へえ、つよし君って頭いいんだねぇ
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.. ＿＿＿_
／ ― -＼
. . ／ （●） （●）
／ （__人__） ＼ （……バルキスの定理？）
| ｀ ⌒´ |
. ＼ ／
. ノ ＼
／´ ヽ
『だからクラスメイトの会話の輪には混ざることもできなかったし、
話題についていくこともできなかった』
12 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:14:14 ID:oUWMxXJI0
『このままでは良くないと感じていたある日』
, ‐'´~ ､ゝ
／ __, -‐ ＼
￣, ‐／ ヾ
／ / . /l ./vﾍ ヽ
/／ /l ./ .|/ ＼ |＼ l
／/ .／ ./|/-|/､_,| u .__,＼|'´＼lヽ |
. /／/../｀| ‐- ､__l l__,, -‐'´ .| ,-､ |
／ |/| , ==＝. ＝＝=､ .| .|｢ |.│
| ､ （;;ﾟ） l （;;ﾟ） , .| || ｌ|.│
. |. ` ‐-.___| u --‐ ' |.|,６ｌ│
君、どの部にも入っていないんだって？ .|. ∴： l ∴：∵ U l.レ' .|
. | ＿＿＿＿＿ ./'l ..|＼
それなら弓道部に来てくれないか？ . l (＿＿＿＿＿_） .／ . | |;';';'|＼
l ＿＿ U／ | |;';';';|
_／ヽ. ￣￣ .／: ||;';';';'|
_,, -‐'´ |;';';';|ヽ、 .／:::: ／|;';';';'|
|;';';';|+ヽ＼. ／::::::: ／+.|;';';';';|
. |;';';';|+.+ヽ:::`'´::::::::: ／+.+.|;';';';';'|
.. |;';';';|+.+.+ヽ:::::::::: ／+ + +|;';';';';';|
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ―
／ （ ●） （●）'
| （__人__） | 弓道部……ですかお？
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ー‐ '
『弓道部の3年生から声をかけられる』
14 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:15:05 ID:oUWMxXJI0
『どうやら弓道部には3年生しか在籍していなく、
新入部員が入らないと大幅に予算が削られるということだった』
.| ヽ
i くヽ i
│ イ イヽ. ヽ.ヾ
│ i イ / ヽ .| ヽ ｒヽ､ ト、.|
│ ｿ i i.| / .| ｉ │.|u │/トヽ i
│ イ iﾉ-iﾉ二二"iﾉ くiﾉ二 iｿ i
│ /″ヽ ,,-=＝= u ,＝=、.│
｛ i⌒│ 丶_ @_. /. @, │
│.i⌒│ u: .￣:. . . ( ￣:.u │ 頼むよ。
│`､...│ . :. . u "/. .: .|
iヽ ．| i＼ 席だけ置いてたまに顔を出すくらいでいいから。
／│~│＼ (￣￣￣) / ＼
／ ヽ,│ .＼ u ￣￣ ／ .＼＿ 助けると思ってさ。
│ ││ ＼ ≡ ／│ │ ”＝''-､＿
│ ヽ.│ ;;;;＼ .／;;;;;│ │ ”─､､＿
│ i ;;;;;.;;;; ＼／;;;;;;;; │ │
│ │ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. │ │
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | ……そういうことでしたら。
./ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
『特にこれといった何かがあったわけでもなく、
自分がそれで役に立てるならと先輩に求めに応じることにする』
16 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:15:55 ID:oUWMxXJI0
『在籍してあるだけというのもどうかと思い、
折角なので練習にも参加することにする』
｛ｆｔｊ、
Ⅵﾄ、
／￣￣￣ ＼ Ⅶﾄ、
／ ─ ―＼ Ⅶﾄ、
／ （ ●） （ ●） ＼ Ⅶﾄ、
| （__人__） | }Ⅷ｝ ……。
＼ ｀ ⌒´ ,／ /jⅷト、
_ ,..-' "⌒ ー‐ .⌒ ﾉⅥⅢfjゝ
／￣｀ーγ´ミゝ二二二ニニﾆﾆ＝＝＝＝＝＝ﾆく二＞
ヽ、＿＿, , ゝソ （彡ﾉｿ
＼ ,､-─ﾞ─ヾｆｔｒtｊﾔ'´
i / Ⅷfj/
l | ,ｲjⅣ
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『中学の時は1年で顔を出さなくなってしまったが、
この高校でなら3年間続けることができるかもしれないとの淡い期待もあった』
18 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:16:44 ID:oUWMxXJI0
『この学校の弓道部が、
本やビデオを見て自分で身に着けるというスタイルだったのも』
／￣￣＼
／ ＼
| ⌒ ⌒ 最近元気になってきたな。
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ やっぱり弓が好きなんだな、やる夫は。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼ ……。
l ⌒（__人__）⌒ ｌ
＼ ｀⌒´ ／ うん、好きなんだと思う。
／ ＼
『まだまだ人との対話が不安だった僕にとってはよかったことだった』
19 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:17:35 ID:oUWMxXJI0
『2年』
／⌒ヽ_ ／ヽ ＿＿ ／:.:.ヽ __
|:.:.:.:.:.:./:.:.:.／〉-‐:.:.:- ´:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ､ _/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
!:.:.:.:.:/:.／／￣｀:.:.:.:.:.ヘ:.:.:.:´￣:.:.｀:.:ヽ/l ',: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!
l:.:.:.:.:.:〈 ,.':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ', ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
|/: : :.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ_＼ >:.:.:.:.:.:.:.:.!
. /:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ !: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.|:＼:.:.:.:.:.:.:.:.',
. .:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:/:.:.:.〃 .l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:|: :.l:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.',
. i:.:.: :ｲ:.:.:.:.:.:.:l: : /!! ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:ヽ:.',:.: : :.:.＼: :.:.:ヽ
l:.:./: !: : :.:.:.:.|: ,' .|! ＼:.:.:ヽ: :.:.|: !',.:.:.:i:.:.',:ヽ:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.＼
!:.: :./!:.:.:.:.:.:/!:.!.斗‐- ヽ:斗‐ﾒ!:.! l: :/:.!:.l:.:.:.＼: : :.:.:.:ヽ.:.:.:.:',
l:.:.:/ .!i＼:./:.ヽ! ＿ ヽ!:/ j/ !/!:.:!/:.:.:.:./ ＼:.:.:.:.:.:',:.:.:.:',＼
|: ,' ｉl ｀i:.:.:.:!.´￣`ヽ ‐＝=ﾐ､,':/:.:|: :.:.:..:.:/. ＼:.:.:.:',:.:.:.:! ヽ
i:. !i |:.:.:::! /:/ノ/: : :.:.', ヽ:.:.i: :./ )
これからは、 l:! |:.:.:|::ﾄ､"" r ｀‐ｧ ""/:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ )/／
やる夫先輩って呼ぶことにしますねー。 ...ヽ !ヽ:!:.::.:>､ ー´ ,..イ!: :.l:.:.:.:.:.:.:.:＼:.',＼ .〃´
',ヽ｀ヽ:.:.:.::;＞.--‐ ＜ /:.j:./.:!ヽ､:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.ヽ
イ.-ﾍ:|:.:＼.::ヽ｀´ ｲ/:./イ:::::::::::＼::::ヽｌ::.:', :.:.:.;､
/ |:::::::|:.:.:.:.ｌ＞ﾘ､ ､‐_,‐＜イ／:::|::::::／::::::::＼i:.:.:.:.i
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／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ●） （ ●）ヽ 先輩か。
l ⌒（__人__）⌒ |
＼ ｀ ⌒´ ／ ちょっと照れくさいお。
／ ヽ
『やらない子ちゃんが同じ高校へ進学、
そして弓道部に入ることになった』21 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:18:25 ID:oUWMxXJI0
『彼女も中学で辛い思いをしたはずなのに、
以前よりずっと明るく快活になっていた』
／ヽ
, ､ r―--ミ、 /: : : : ヽ
/ : :ヽ、┤: : : : : : : ＞､￣く : : : : :ヽ＼
/｀/: : : : :ヾ: : :―ミ: : : : :ヽ : :｀ヽ:ィヽ: : : : ] .／ ｀ヽ
j: :j : : : /: : : ヽ: : : : ヽ : : : : :ヽ: : ' , : : : : : { / }
/ : /: : :|ﾙ! |、 : ヽ : : : : ヽ: : : }: : ヽ : : : : : :i | ..! ﾉ ＿
{: :/: : : ' : :.:| ヽ: : ヽ : : : :'; : : l : : :ハ : : : : :!:. ...,' /,. ‐''"´ ｀丶、
Y／: : i : : { ', : : ヽ: : : } : :| : : } : 丶: : : :∧ ﾉ ／ ＼
/: : : ｉ |ヽ: ! ヽ : :.ﾊ_ィ} : ﾊ : :ﾄ 、 :'、 : : :./ / }
,': i : : Vﾍヾ―-__ ∨i!ィf乏ｶ}: /^｀}: : } ヽ {,. -┴- ､ ,. ‐…ｰ‐--‐'
練習が終わったら、 /: ｲ : : :ヽ{:ィf弍ﾐ､. |八_´ﾘ|/ﾚﾊﾉ: : |ヽ.: ／ ＼ }
パスタを食べに行きませんか？ /: / ', :ﾄ : ﾊ:::{ 弋ノ, ｀ ´''ﾘ/_/´| : ﾘ./´￣￣｀丶、 〉
-彡" ヽYゞ::瓜｀ ｀´ 、 ´//: :.|: :.人 ｀ ノ
美味しいお店を見つけたんです。 ／:/:八八 ､_ .:7 .ｲ/ﾉ : : }: :.Y´ ＼_ j
__, ィ": :/ィ二ミ人≧ｭ. 、 ／ ／: : : : |__.ヽ、 ￣ ／
兄ちゃんも誘ってどうでしょう。 ／/ｲ////ハ///}: : : : j｀ﾞ´ 厶ィr: ;､: :弌/..{ヽ、 ﾉ＼
. /: /ﾉ///////}//ﾉ:_; イ /"{: :ハ l弋//.＼`ー‐…'´ ＼
＿＿＿
／ ＼
／ ＼ うん、分かったお。
／ ⌒ ⌒ ＼
| /// （__人__） /// | 楽しみだおー。
＼ ／
『強い娘なんだなと思う』
22 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:19:15 ID:oUWMxXJI0
『親しい身内と呼べる存在がいなくなった僕に、
この3年間、彼らは家族同然に接してくれた』
.:..:;;.;, ﾟ ﾟ :.:;.;:;. ⌒ﾊ ﾊ⌒ ,''ili; i:i...i:i;..:;:;::''::..;'.:;,;;:::. .::.:.:. ,::,;:;
::::,;,. ::;:;.::; i::::::...'.⌒Ｙ⌒ ﾍ:::::::::::j ! li;.i:;;;lii; ／￣￣ヽ :;,.:;. 。 ﾟ .:.:..:
':;:,;;' .::.:;.:;. ﾘ::::/, :: ,.ﾍ...:::..::::ヾ:::::ﾙ !i,,,;i;i; ,iii / _ノ ＼, :::..::''
＿＿_ ...:.::;,;:'::ﾘﾙ:::: ノ ヽヽ,:::NY ....;i.l. !il;i 。 | （⌒）（⌒） :,;;'::':'
.／⌒ ⌒＼ . :::..::'' ::' ）::（⌒）（⌒）)::::::ﾘ;. ;|i:i.! l.li:i; .| （__人__）.:. ,,;:';':';''
／ （ ⌒） （⌒）:.';'..:::'。 ( （i ー ,, ﾊ::::ﾊ l l.;il|,, iｌ!,,!:i;:| ｀⌒´|:... ,;.:';',:.:' ・
| （_人_.） |. ）ﾊゝ. ,.（ ( （（ l l! .,:;. ｊil;:'ｌｌ;ヽ };;,,:::;';';'::' 。
ヽ ｀⌒´ ノ .￣￣ ノ）∨y'∨::|（( 、 ￣￣￣￣￣￣ ヽ ノ￣￣￣￣￣￣￣￣
/ i i＼ . ヽ._ﾉﾆ)-(ﾆく._ / ／ ＼ ＿
│ .| .! │ /' / ｌ ヽ. / /＼ ／ ＼
（__,r' ┐ . | ）.￣￣ . ／／ 人 l i;. ￣￣￣￣￣.| | ＼ ／⌒'i ＼__￣￣￣
.| | （__⌒） .(___.(__＿(―､_lｿ (⌒ノ ゝ,__,∠／| |＼＿＿）
￣.....(__⌒）￣￣￣ ￣￣￣弋ﾉ弋ﾉ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣（,___)￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
『朝も昼も夜も共に行動をし、
休日には3人で海や山に遊びに行ったりもした』
24 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:20:11 ID:oUWMxXJI0
『そして2人きりの弓道部』
／´Y´"ヽ,__
./ .ノ-='´⌒｀ヽ,,, - 、,=-、
/ ／／ :.:.: ／:.:.:./ ,, ＼_ﾝ´ヽ、
/ l:.:/ :.:..: /:.::./ / / l::l ∧ l
/ l:.: / ,r=v'""l,/ ﾘ/ .ﾊ .|
/ / /ﾊ／i jl | ﾘ,:.:／´l | | |
／〃/:.:.:川:.l ´二lヽ ｿ_l_:.:..ｿ:./ ;l. |
/ / /:.::.ﾉハl.i´ l,ｨlヽ、 _二ノ｀ﾊ/ ｿ .l
l´ヽ, /l:.::./〃 .| ｀"''｀ .' 以 ゝj//ﾘ |:.:... | やる夫先輩。
｀ ヽ"l:.:.:/ / ', ｀""７//´ll i;;:.:.:.ﾊ
＼:.:.l /;,;,＼ ｀ー ／//:.:.:|l/;;:.:.:. .l 射法を見てくれませんか？
/￣ヽｿ∨:::::|｀ヽ-┬ ´_ノ/:.:.:..:l/./ ./ﾘ
l´ /,,ノ ∥ rソ´ ノ｀ー=ｿ/,,／ノ
| ヽ, lj ﾉ.ﾘ ./ ヽﾘ、
〉-、:.:..＼ ＼ l / .／/ .:.:.:.／ヽ、
〈:.:.:.ヽ:.:.:.:.＼.＼ i./ヽノ:.:.::.:.:/:.:.:.:.:...:〉
l:.::.:.:.:|:::: ＼.ｿ::::/ ´ ーj::::.:.:.:.:.:(_
／ヽ、:.:.:il:.::. .:.:.:.:.:.. :.:.:.:|.｀ヽ:.:.:ノ｀ヽ_
//, ｨ >''´｀ヽ:.: ..:::::.:.:.:.:.:...... ..:.ﾉl ｀ヽ、 __ ﾊ
´"´ ￣ /∥ ｀ -= ´ ⌒｀-=- '/ハ ｀ー'´'ソ
/∥｀ー===----==ー'´: : : ヽ、
/ ∥: : : : : : /: : : :.:.:.|: : : : : : : lヽ、
/: ∥ : : : : : l:.:: : : :.::.:|: : : : : : : ヽヽ
./: : i: : : : : : : |:.:.:: : : :.:::l: : : : : : : :..::ハ
l: : : l: : : : : : : l:.:.: : : : ;.;l: : : : : : : :.＼: ＼
|: : : |: : : : : : : i:.:.:: : : : :.:i: : : : : : : : :.:＼: ＼
＼__|:.:.:: : : : : : ヽ: : : : : |: : : : : : ／ ￣￣
ヽ、__ニニ===、____ノ__,,-=='|
| | | .∥
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／（ ●） （●）＼ うん。
／ ::::⌒（__人__）⌒:::: ＼
| |r┬-| | じゃあビデオに撮ってみるかお。
＼ `ー'´ ／
> く
（ | / ）
`| /'
| ｒ /
ヽ ヽ／
>__ノ;:::......
『僕のほうが中学での1年と併せて2年分経験が多かったため、
彼女に教えるのは僕の役目だと考える』
25 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:20:54 ID:oUWMxXJI0
『彼女はとても真面目に、
そして熱心に練習に励む娘だった』
／丶
／:::::::::丶
_ - ヘ - - ｀ヘ
, ､ ／￣ゝ＿: :/:, 、丶 ／:∧丶
/:::::丶 ／/ ./ /￣｀´￣￣￣＼､ ＼＼＼＼＼＿＿＿＿＿＿＿
/::::::::::::- .／-l .l ∥ ／、_＼＼ ＼＼／／／／／￣￣￣￣￣￣￣
一´￣:::.|l i:::: ／ .丶 i＿」-／ ∠-ヽノ_ノ--┘ .::::＼
.《::::::::::::::::::: Li:／ ＼／ll llﾚ: :: l. l:::lヽ:::ヽ::::::ヽ:::::::::＼
.. i :::: ::: .i::.／ ／.::::: / .＼／ :::: .l. l:::l .ヽ:::ヽ:::::: ヽ::::::::::＼
丶::::::／ ／ :::: /::,、::::::::i::::: :λ::::::: ヽ l:::l_ ,.i ヽ:｀-::::::l:::::丶:::::＼
／ .／i::::::: .::::.:/ /:: ﾉ:::∧::::::.l ヽ:::i lﾉ_lﾉlﾉlﾉ::::l:::::l＼::::ヽヽ:::ゝ
.／ / ::N ﾊ::/ /:::::ﾉ:::::/-‐ヽ'::l ＼l '1ﾟ;;j lﾉl:::/i:::/ l＼::::l
／ /::l.::::l:/ ..::/::/::ﾉ:::|::::/ _____ ,ヽl ｀ Vｿ, ﾊ∨∨ / ∨
/ /::::l .l .＼:::::::.∨ｌ:|:./ ,,, ￣´ 、 ″ｌ l ∨ ／
.ゝ ￣＼::i.. . .':::::::/ / ∧ ﾉ∨ ._ ／
＼ i ヽ ｿ∠ｌ |::.＼ __ ／μι . .＿／ ./｀´
. /＼ l .ヽ、.l∨ヽ:: |＞- ´ __ イ.ヽ ｀,)) ＿＿／ .│
.i ./ ＼ ./ ｀ .-v-/Y::::::: _i/.ヽ─ ┬─ // ヽ ／
V ＼ / ／/ / ヽ ヽ / yヽ∥ / ヽ／´
i .l ｀ ヽ-- -/ ./ / i l
| ヽ ヽ .丶 ＼::::::: ./ / ./ﾚ i ／ ﾚ
.＼_ / ヽ ヽ:::/／:::::::::::◎＼ .l ／ ／ ／
＼ヽ .＼ ヽ ／:::::::::::::::::::::::::::::i .i ./ ../ ＿／￣ ／.／
ヽヽ＼ ヽ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::i / ./／ ／／
ヽ l ＿＿／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i l /／ .__ ／／
y ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i.l / ／
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／ （●） （●） ＼
| （__人__） | ……。
./ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
『その真剣さがとても格好良くて、
つられて僕も本気になっていた』
26 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:21:45 ID:oUWMxXJI0
『彼女が真剣に学ぶことのできる環境であるためには、
学ぶ対象となる先人が居なくてはならない』
// ｌl
// il
// ｌl
// l l
/;/ l l
/;/ l l
/;;/ i.l
/;;/ i,l
/ｌ;;/ i.|
/,';/ |l
. //;;i . ／￣￣＼ . ||
. //;;;;ｌ / l ||
/ノ;;;;;;ｌ ＿＿__,>‐'ﾆ,ヽ、彡h＿lｒ―-、＿__
========／:::::::::::::/'/-/:::ヽ=/―‐ヾ__＞――-｀ヽ、
/;ｌ'rヾ'"::::/:::::ｌ::::／r'"｀‐-ｌ:::::::::::::::::::::::::::〉:::::::::::::::::,::::::::::)
ｌ;;;ヽ/ヽ::::ヽ:::::Y::::/;//｀T":ヽ::::::::ｌ::::::::::/:::::::::／:::::::,,／
ヽ;;;;;｀／ヽ-‐｀ｌ::/;;;ｌ ｌ;;;;;;ヽ::::::ヽ:::ｌ:::::::/::::::／::::::::／
ｌ;;;;;ｌ ｌ';;;;;ｌ ｌ;;;;;;;;;;;;〉,、:::ヽ::::::／￣￣￣
『その場には僕しかいなかった。
だから僕は必ず1歩は彼女の先に立っていられるようにしようと決めた』
27 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:22:34 ID:oUWMxXJI0
『2年の秋。
2人で出場した大会では全国大会へ進むことはできずに終わる』
＿＿＿_
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／:::::::::: ＼
／:::::::::: ＼
|::::::::::::::: | ……う、
＼:::::::::::::: ／ヽ う……。
/::::::::: くゝ ）
；|:::::::::::: ／ ；
；|:::::::::::::: イ ；
,‐- 、 ＿ _,ｨ ‐-┐
_/:::::::::::＼:zrft'"´:::::::::::::::::::｀ヽ､:::::::::}
,ｨ─-:::::::;/ヽ::／::::::::::::::::::::::::::::,..::::::::＼:::!
|::::::::::::::::〆:,ｲ:ヽ::::::::/￣￣´::::',:::::/ヽ::､::ヽ、
|:::::::: :::::/::/:::|::',::::／::::::::::::::::::::::∨:::::::｀::ヽﾊ｀ﾞ;
|:::::::: ::/:::;::::::::｀／:::::::::::::::l::::::::::::'::::::,::::::::',::＼
/::::::::::/::::i::::::::/:::/:::::::::::::::|::::::::/!'::::::|::::::::::':,:::::＼
（ｲ ::::r::::::}::::::::/:::/:::::::::::::::::l::::::::|''|::::::::',:::::::',::∨:::/
ﾉ::::::ィ:| :::::l::,-､|::/::/::::::::::::l::|::::::l:| |::::::::::',:::::::':,::ヽ〈
ｲノ´ }:::/:｀!l /l::{:::l::::::/:::/:l:!::::::|:! |:!:::::::::',::::::::ヽ::::j
（: /:/:::l::::l､ヽ!:l::l:::::/:::// l:::::/l:! l:l::|::::::::',!:::::::lヽ::!
l:'|::::{',:::::ヽ'l:l,ｲ::/l::// /ｲ:// l:|',:!::::::l::|:::l::/ lﾊ!
l ヽ:ヽ:::',:::l/､!/ l/ / l::/ , l,' l/l:::/:ﾘ::l::{
ヽ::}):/l::::::::lヽ､o ./ _ 。.ｲ:/:/:/l:､! ……。
/ {:(. |::l::lﾉ o.｀ ､ ´,..:＜´o.:/::l::j ヽ!
ヾ! l,-|:| ｀´!::/l l/ l:{ /
, -― '"ヽ:.乂 ｀ヽ､,-― ¨ﾟヽ
／ ＼ ､_ ', / _,..-} :,
/ ヽ、￣￣ ヽ "´ / ,! ',
『とても悔しくて思わず泣いてしまったが、
とてもとても気持ちのいい涙でもあった』
28 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:23:48 ID:oUWMxXJI0
『そこには行けはしなかったものの、
僕は自分の腕とやらない子ちゃんの成績に手応えを感じた』
＿＿＿
／ ＼
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ もっと練習しようか。
| /// （__人__） /// |
＼ ／
,ハ /＼ /::::::ﾍ
/´ヽ ,/;:::::∨::::::::Y＾⌒ヽ､{ｹ:::::::::ヽ､
/l:::::ﾉ!／::::／:l|:::_ｲ丶{:::ヽ､::::.ヽ::::::'⌒＾￣,}
,／/:::::/::::／:::::／l{ﾆ、ﾐ::::＼::::::::.::::＼: : :./´::|
i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ＼::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.ｲ.:/:::::::;:
/::::::::′/:::::::::/:::丿 '.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,ｲ',:::::::::ﾄ､
／:::::::/::::〃::::::/:::::| ヽ::::|ヽ:::::::';::::ｌ:＼:::i|::::::::: : ::>
, '::::::/::::/,ｨ!/:::::l::::::L::∟、 ､::| ＼!:::::|:::::l＼::::::::|ゝｲ
{::::::/:::://｜'::::::l::/ｌ_∟､ ヽl二,,'_'j::::|::::,ﾄ､:::＼::lﾙ
l::::/／ l:||::ｌ:::::::::l,'ｌ { ﾄ;ﾊ` '´‘;!iﾒj }|:::ﾚ'::!ヽj/ .）ヽ
｀/,' l:||::l:::ヽ∧ヾ` vｿ Ｖノ /|:::l丿::ﾘ::| `.丶
（ l ﾘｌ:!い::::::{txwx. , xwx|:::|::/ｲ|::l ） はい。
ヽ ｌ/ Ｖ｜トrﾍ、 ＿ ,ｲ.|::::|::i|| ﾘ.
＼｜::| |｜::::ﾄ､ ヽ ノ ｨ:::ﾚ':::::jl:::l よろしくお願いします。
|::::j人!::::｜「 ト __ , ´｜ ′ｲ八|
|::/ i:::::::ｌ l! | ∨/::∧::丶
|/ |:::::::l !ﾚ //::∧ ﾄ､::::＼＿,
/ ｌ:::::::川 ／/::,ﾍハL 「＿￣ヽ
／ ＿ 厶ィ'::::/ ｰ一' _／∠_ヽヾ. ￣｀ヽ
／￣ 〃 j::/￣￣｀ ´￣￣ ヾ.j }
/ {{ ヾ.j
『来年こそは必ず、
そんな希望が生まれた』
29 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:24:45 ID:oUWMxXJI0
『やらない夫は相変わらずの優秀っぷりを発揮していた』
┌───────────────┐
│ 中間試験上位50名 .│
│ ...│
│ 1、────── .....│
│ 2、……やらない夫 │
│ 3、────── .....│
│ 4、────── .....│
│ 5、────── .....│
│ ・ ....│
│ ・ ....│
│ ・ ....│
│ ・ ....│
│ ・ ....│
│ ・ ....│
└───────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（● またか……。
| （__人__）
. | ﾉ 今回は自信あったんだけどなぁ……。
| ∩ ノ ⊃
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼
／（ ●） （ ●）＼
／ ::::::⌒（__人__）⌒::::＼ ……やる夫も1度でいいから1桁になってみたいお。
| ￣ |
＼ ／
『1位にはほぼ満点ばかりの生徒が居たため1度も取ったことはないが、
学力試験の結果にはほぼ毎回2位か3位の欄にやらない夫の名があった』
30 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:25:34 ID:oUWMxXJI0
『2年のブランクから復帰した陸上部でも、
入部した直後から大会に出場していた』
, -､
ｌ l
ｒ ､ | |
ｆ ＼ | |
＼ ＼ | |
＼ ＼ | |
＼ ＼.」 | ＿＿＿_
_入 ヽ ／ ＼
r' ヽｊ ‐-- l / ヽ
ハ Y ｀ヽ＿ ハ lノ ヽ､_ l
ヽ ＼ ヽ、 ￣｀ヽ ( ⌒) ( ⌒ ) l
＼_ ヽ _トﾆTヽ | ( ＿ 人 ＿_ ) l
}｀ ー' 〈 | ( ` ⌒ ´ !
ヾ _ ヽ＿ | ヽ l
＼ | { l
| l ＿_ ヽ l
| l ／￣ ｀ー､＿＿ 「 |
| ｌ ＿_, イフ ／ { 「￣ｌ ／ レ､_
| ｌ ムゝ､ // ＼＼/ __∠ ／／ ￣｀ュ -
| ├ ´ | 〃 ヽ 二＿二二 ／
| l ヽ / ィ
| l ） / ７
ヽ | / /
＼ ＿ -ァ l / /
ヽ -‐ T ／ l { /
ヽ / イﾌ い ヽ ヽ l
＿＿＿
／ ⌒ ⌒＼ _＿
／ （⌒） （⌒） ＼〈〈〈 ヽ
／ ///（__人__）/// 〈⊃ } やらない夫ー。
| u. `Y⌒y'´ | |
＼ ﾞー ′ ,/ / 頑張るおー。
/⌒ヽ ー‐ ｨ /
/ rｰ'ゝ /
/,ﾉヾ ,> ／
| ヽ〆 |
『まさに文武両道。
その活躍は友人としてとても誇らしかった』
31 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:26:24 ID:oUWMxXJI0
『そんな姿に触発されて、
一度は挫折した英雄の仲間というポジションだが、
もう一度頑張ってみようと決意する』
// _＿＿
/ !二ﾆｰ'''"゛
/ ,ｒ'"
｛ｆｔｊ、 / ./
Ⅵﾄ、 ／ /゛＿＿ -―ﾆﾆア
／￣￣￣ ＼ Ⅶﾄ、 / ｀ﾞ,ﾞ,,.. -ｰ'''''"´ ＿＿＿
／ ─ ─＼ Ⅶﾄ、. !''''"´ "゛ ／./
／ （●） （●） ＼ Ⅶﾄ、 _,,, -‐′ﾞ';;二ﾆﾆ
| （__人__） | }Ⅷ｝ ……。 ∠ -ｰ''''"￣
＼ ｀ ⌒´ ,／ /jⅷト、
_ ,..-' "⌒. ノし. ⌒ ﾉⅥⅢfjゝ ｀、＼N＼
／￣｀ー n´. て..ﾞ───────────────────────────→ ＞
ヽ、＿＿, , 三） (. ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣7 ／7／
￣ﾞ"´｀ ,､-─ﾞ─ヾｆｔｒtｊﾔ'´ /／
i / Ⅷfj/
// _＿＿
,-‐-､ ,rｰ...｛ft、. / !二ﾆｰ'''"゛
j::::::::::.ヽ ,ﾍ^ ⌒ Ｙ ⌒ヽ/ .:::::ﾞ｛ｆｔｊ、. / ,ｒ'"
ｲ,ﾉ::::::::::j（ﾉ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)'::::::::: Ⅵﾄ、 / ./
７ヽﾙ:::::ﾘγ::..:::::..:::.:..ﾍ、: : : :: ﾉy::::..Ⅶﾄ、 ／ /゛＿＿ -―ﾆﾆア
ハYyﾉ ﾉ :ﾉ...:ﾉ ＼ / ::::::） ﾙﾘﾉj. Ⅶﾄ、. / ｀ﾞ,ﾞ,,.. -ｰ'''''"´ ＿＿＿
. }:ヽ{ 《ﾘ::::::( （ ●） (●::（ﾙﾉ:! Ⅶﾄ、 !''''"´ "゛ ／./
ﾊ::::ﾊ '' r‐ｧ ﾘ） ) ｨ }Ⅷ｝ _,,, -‐′ﾞ';;二ﾆﾆ
ヽ） ) ）、 ￣ ノくﾊ（＼. /jⅷト、. ∠ -ｰ''''"￣
（,（.( '.ノし. . '(j::ﾉ:::））:.:}... ﾉⅥⅢfjゝ ｀、＼N＼
_､r--ｰ..n´. ゝ . て ─────────────────────────────→ ＞
/´ ＿＿,,., 三）._ .( .￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣7 ／7／
＼__＿＿..￣ﾞ"´｀..--ｰ/: : {/ { ,､-{ ヾｆｔｒtｊﾔ'´ /／
￣` : : | / : :/〉ｰ{__,ゝ' ...Ⅷfj/
ﾄ ヽ l fTｵ|／ /. ,ｲjⅣ
!＼:Vj! ﾚ'/ ﾉ ｝. ,ｲjⅣ
『残りの1年。
2人で頑張ればきっとそこへ辿り着けると信じていた』
32 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:27:14 ID:oUWMxXJI0
『3年になって沢山の女子生徒が入部する。
ある程度の成績を残したこととやらない子ちゃんが居たことが大きかったんだと思う』
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ― ぶ、部長のややる夫です。
／ （ ●） （●）'
| （__人__） | よよよよろしくおお願いしまます。
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ー‐ '
∧ ∧. ∧ ∧. ∧ ∧. ∧ ∧
(ﾟーﾟ*) (ﾟーﾟ*) (ﾟーﾟ*) (ﾟーﾟ*)
ヽ)(/i. ヽ)(/i. ヽ)(/i. ヽ)(/i
よろしくお願いしま～す。. |. ∧ ∧.ﾞ|. ∧ ∧.ﾞ|. ∧ ∧.ﾞ|. ∧ ∧
Ｕ Ｕ(ﾟーﾟ*).Ｕ Ｕ(ﾟーﾟ*).Ｕ Ｕ(ﾟーﾟ*).Ｕ Ｕ(ﾟーﾟ*)
. ヽ)(/i. ヽ)(/i. ヽ)(/i. ヽ)(/i
. | |～ | |～ | |～ | |～
. Ｕ Ｕ Ｕ Ｕ Ｕ Ｕ Ｕ Ｕ
/: :ヽ ,.-‐' ´フ^ヽ,｀イ´ヽ,.ﾍ ／｀ｌ
. /: : :. :!／: : : ／: : : : : ,: : : ,:ﾊ´: : :ヾ l､
/￣: :､,/: : : : :/: : : : : /:/: : :,' ', ∧l: : ｀ ﾍ
:.:. : : .:/｀`; : :/: : : : : ,': :ｌ: l lﾞ‐-‐ | l: :: :: : ',
: : : :..,'.: : : : :,'.: : : : :, l ,斗ト| ﾄ-、l:,: :ﾊ
:: : : {｀'; : : : |: : : : : l |: :ﾊ ﾊ| ﾘ |. l | : :l|
: : : :ト- ､_:.:.|l : : : : l | | '-' ' ' |/r',' 乂
:./: : l: :ヽ: :｀ﾊ: : :ｨ/|r￣￣ '￣r::ﾉl:ﾉ ヽ
ﾊ: :,/ l : : !ﾍ:γ|∨:| ＝≡≡ ≡≡l |/ ゝ やる夫先輩……。
丿/ l,: : /ヽ乂', ＾|U ｀ ',!
: / i.,':::::/lﾊ .､', | ο _,ノ| 緊張しすぎです。
（ ,'::,':/ﾊｌ,'-‐ヽ|ｨ｀ﾆ､r‐､‐ T´|
/: : /ﾉ ﾚヾ, | ',.=ﾆ| /ｽ|丿
,'.: :/ﾉ / ｀ '、 ', | // ﾊl
_ﾉ:/（ / ',｀ヽ､ﾄ'/ﾚ'/ |
『本来ならば僕が教える役目であるべきなのだが、
やらない子ちゃんに押し付けてしまった』
33 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:28:04 ID:oUWMxXJI0
『この2年間で少しはましになったと思っていたのだが、
それは一定の距離を置いていたからだと痛感する』
「こうですかー？」
. ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧
/＼(ﾟーﾟ*) /＼(ﾟＯﾟ*) /＼(ﾟーﾟ#) /＼(ﾟーﾟ*) /＼(ﾟＯﾟ*) /＼(ﾟーﾟ#)
. くl─≪と ) くl─≪と ) くl─≪と ) くl─≪と ) くl─≪と ) くl─≪と )
.ヽ／ ,）～ ヽ／ ,）～ ヽ／ ,）～ ..ヽ／ ,）～ ヽ／ ,）～ ヽ／ ,）～
(,/｀ヽ,) (,/｀ヽ,) (,/｀ヽ,) (,/｀ヽ,) (,/｀ヽ,) (,/｀ヽ,)
,-‐-､ ,rｰ...｛ft、
j::::::::::.ヽ ,ﾍ^ ⌒ Ｙ ⌒ヽ/ .:::::ﾞ｛ｆｔｊ、
ｲ,ﾉ::::::::::j（ﾉ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)'::::::::: Ⅵﾄ、
７ヽﾙ:::::ﾘγ::..:::::..:::.:..ﾍ、: : : :: ﾉy::::..Ⅶﾄ、
ハYyﾉ ﾉ :ﾉ...:ﾉ _ノ ヽ ::::::） ﾙﾘﾉj. Ⅶﾄ、
. }:ヽ{ 《ﾘ::::::( （ ●） (●::（ﾙﾉ:! Ⅶﾄ、
ﾊ::::ﾊ '' r‐ｧ ﾘ） ) ｨ }Ⅷ｝ こうだよー。
ヽ） ) ）、 ⌒ ノくﾊ（＼. /jⅷト、
（,（.( ' ﾍ '(j::ﾉ:::））:.:}... ﾉⅥⅢfjゝ
_､r--ｰγ´ミゝ二二二ニニﾆﾆ＝＝＝＝＝＝ﾆく二＞
/´ ＿＿,,ゝソｰ-__ ‐ ７: : ／:〉 { {;;＿_......（彡ﾉｿ
＼__＿＿.....: : : ヒ --ｰ/: : {/ { ,､-{ ヾｆｔｒtｊﾔ'´
￣` : : | / : :/〉ｰ{__,ゝ' ...Ⅷfj/
.ﾄ ヽ l fTｵ|／ /. ,ｲjⅣ
!＼:Vj! ﾚ'/ ﾉ ｝. ,ｲjⅣ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿＿＿_
／ ＼
／ ― ヽ
／ （ ●） '､
| （__ﾉ_） ……。
＼ ｀_⌒
／ ＼
『やはりまだ女の子は怖かった』
36 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:28:55 ID:oUWMxXJI0
『僕の都合で練習時間を奪ってしまうことが申し訳なくて』
,ハ /＼ /::::::ﾍ
/´ヽ ,/;:::::∨::::::::Y＾⌒ヽ､{ｹ:::::::::ヽ､
/l:::::ﾉ!／::::／:l|:::_ｲ丶{:::ヽ､::::.ヽ::::::'⌒＾￣,}
,／/:::::/::::／:::::／l{ﾆ、ﾐ::::＼::::::::.::::＼: : :./´::|
i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ＼::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.ｲ.:/:::::::;:
/::::::::′/:::::::::/:::丿 '.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,ｲ',::::::::ﾄ､
／:::::::/::::〃::::::/:::::| ヽ::::|ヽ:::::::';::::ｌ:＼:::i|::::::::: : ::>
, '::::::/::::/,ｨ!/:::::l::::::L::∟、 ､::| ＼!:::::|:::::l＼::::::::|ゝｲ
{::::::/:::://｜'::::::l::/ｌ_∟､ ヽl二,,'_'j::::|::::,ﾄ､:::＼::lﾙ
l::::/／ l:||::ｌ:::::::::l,'ｌ { ﾄ;ﾊ` '´‘;!iﾒj }|:::ﾚ'::!ヽj/ ）ヽ
｀/,' l:||::l:::ヽ∧ヾ` vｿ Ｖノ /|:::l丿::ﾘ::| `丶 やる夫先輩。
（ l ﾘｌ:!い::::::{tﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::|::/ｲ|::l ）
ヽ ｌ/ Ｖ｜トrﾍ、 ,ｲ.|::::|::i|| ﾘ 教えてくれるのはかなりありがたいんですけど、
＼｜::| |｜::::ﾄ､ ‐―- ｨ:::ﾚ':::::jl:::l 自分の練習もしなくてもいいんですか？
|::::j人!::::｜「 ト __ , ´｜ ′ｲ八|
|::/ i:::::::ｌ l! | ∨/::∧::丶
|/ |:::::::l !ﾚ //::∧ ﾄ､::::＼＿,
/ ｌ:::::::川 ／/::,ﾍハL 「＿￣ヽ
／ ＿ 厶ィ'::::/ ｰ一' _／∠_ヽヾ. ￣｀ヽ
＿＿＿_
／ ＼ うん、やるお。
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼ だけど邪魔でなかったら、
l ⌒（__人__）⌒ ｌ もう少し見させてくれないかお。
＼ ｀⌒´ ／ 伸びてくれてとても嬉しいんだお。
／ ＼
『後輩達から解放されている時間は、
極力彼女の練習に付き合うことにする』
37 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:29:46 ID:oUWMxXJI0
『僕に再び「真剣に挑む」という感情を取り戻させてくれたやらない子ちゃん』
＿＿＿＿
／ ⌒ ＾＼
／ （ ●） （●）
／ ::::::⌒（＿人__）⌒ヽ しゃっ。
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
, ⌒ﾊ ﾊ⌒ 、
/ : : ヽ::/: :,:′: :′: /: : /: : ｉ : :!:: /::::: : :
,′: : ,'::/: :/: : : /: : /: : :;′: :!: : ｌ: :ｒ:::::｀Y: :
. {: : : : : :; : ,' ^) :;': : :,':⊥.」_: : :i: : :ｊ: :} : : : ｉ:
', :{｛:::{ : ::（( : { :{ :{ ⊥..」_｀:.ﾉ:／: ;′: : :ｊ:
. 从从八;ヽr=ﾐ｀ ´r＝=､ヽ／:/: / . : : :,′
〉〉〉 〈( , ／: ／: / .:/ : /: :
ｊ ｉｊ : : ｊ{´´ rｰ-‐､´´´/: :: /: : ::{ : :{: : {: : :
しゃっ。 ,','/／/'}n. ∨ ﾉ ,'. : ::;' : : : :', : :', : : : :
. / /ｲ / /./,n､ `ﾆ´ {: : :::{ : : : : :ヽ.: :､: : :
. ノ /.: | ' / '|// `￢ァﾍ、: ::、: : : : : :＼: : :
『初恋の人であり、
こんな僕を慕ってくれた優しい娘』
38 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:30:36 ID:oUWMxXJI0
『幼い頃から何度も家に通っていたので』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/:.|:.ﾄ、 ヾﾘ , /ｨ'/:i∧:.:l.′
/:.:.|:.ｌ:.:.T‐ 、 ＿_´ ﾚ':..ｲ:.:ﾍ:.i、
./:.ｉ:.:l:.:l:l:.:.i:.:li:＼ ´ ｀ , 'i:.!:.:.:.:.!:.:.ﾍ:ヽ やらない子！
/:i:.i:.:.|:.:l:l:.: i:.:li: .:|` ､ , イ:.:.!:.ｌ.i、:...:i :.:i:.:｀、
|/i:.!:.!|:.:l:ﾄ、.i:.i!:. | ｀ ‐ イ:.|:. |:.:.:!:..!:.ヽ:...:i:.:.ﾄ、:}
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ヽﾍ:. ::| /ヽ--､
／: ヽ. :::ヽ ./|＼:/: : ＼＿_
やらない子！ _丿: : : : ＼ 丶─‐ ./／.ノ: : : : : : : :..＼ィヽ＿
___／: : : :ヽ: : : ヽ＼ ￣ ／ '.／: : : : : : : : : ／／: : : : ＞､
_|: :｀＼: : : 人:{:{ ＼ 二_／ /: : : ／: : : :.／／: : : : : : : : : : :｀＞
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,へ -‐ ‐- へ
. 〈:::::ﾊ::从人::ﾊ:::::〉
)ｲﾉ（● ●）ﾘ/ お父さん……。
ﾘﾊ - ノ( お母さん……。
ﾊ） くv> ﾊ)
『優秀な兄の妹として生まれ、
両親から期待されない苦悩を抱いていたのを見てきている』
40 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:31:25 ID:oUWMxXJI0
『全国大会に出場すれば、
両親も彼女を認めてくれるかもしれない』
/ ｀ヽ _, . -―＝―- 、__ , イヽ
＿_∠: : : ／: : ／: : : : :｀: : '⌒ヽ、: : :}
|: : : : : :.ｲー:／: : : : : : : /: :ﾊ : : : :ヽ ヽ
|: : : : f: : :／: : : : : : : : ; : /゛"i : : : : :ヽ }
|: : : : |: :/: : : i : : : /: : : : | | i : l : : :.Y
j: : : : | 〉 : i : | : : ｲ.:.: ; : :.| | l : :} : : : }
ノ: : :イﾊ' : : l : | : ハ : :ﾊ: :.| |ｲ: :ｲ: :}: :|
, ィ´ｫ: ´ ノ /: :ﾍ:| : | / ヽ{ ヾ{ ﾘ|/ .l: / : |
.ｲ iノ :／ ./; ｲ;-､: :ﾊ{ ∩ ∩ |/: :ﾊ| やる夫先輩。
|: :/ ' |: { ヾ. ∪ ∪ |: :ﾉ l
ヽ{ |/ ヘ 、'' ､＿ ''.ノﾚ' 次は全国確実って言われていますよ。
｀ ﾘ从: : : ＞ 、‐─── '＜ｲ
// ヾ: : ﾊ トミ ｲ|: : /:. / ﾘ 凄いですねー。
ソ }ノ {/ {>く}.|レﾍ|/ `
´ | .|
| .|
＿＿＿＿
／ ⌒ ＾＼
／ （ ●） （●） この調子ならやらない子ちゃんも多分いけるお。
／ ::::::⌒（＿人__）⌒ヽ
| |r┬-| | だからもっともっと練習を頑張るお。
＼ `ー'´ ／
『彼女の苦悩の1つを取り去ってあげることができるかもしれない。
そして僕も自信を取り戻せるかもしれない』
41 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:32:15 ID:oUWMxXJI0
『2人揃って全国大会に出場すること』
＿＿＿
／ ＼
／ ＼
／ ＼ , , ／ ＼ （神様……。
| （ー） （ー） |
＼ u. （__人__） ,／ やる夫達の努力が足りているのであれば、
ノ ｀ ⌒´ ＼ どうか結果をください……）
／´ _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ
| ｌ （ l / / / l
l l ヽ /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━┓
┃ ┃
┃ ┃
┃ 目. ┃
┃ ┃
┃ 指. ┃
┃ ┃
┃ せ. ┃
┃ ┃
┃ 2. ┃
┃ ┃
┃ 人. ┃
┃ ┃
┃ で ┃
┃ ┃
┃ 全. ┃
┃ ┃
┃ 国. ┃
┃ ┃
┃ 大. ┃
┃ ┃
┃ 会. ┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━┛
『高校生活3年の総決算。
僕はそれを秋の総体に定めた』
44 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:33:04 ID:oUWMxXJI0
『そしてその夢は』
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼ ありがとう。
l ⌒（__人__）⌒ ｌ
＼ ｀⌒´ ／ じゃあ遠慮なく……。
／ ＼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
, -───‐- 、
/ /⌒`'''ー---‐ヘヽ
.l l ` ー---‐'' ＼
| L_ ￣｀`ヽ '⌒`|
| r:=､ヽ. ─- , ､-‐│ 美味そうだねぇ。
| {に.| |. l l |
/|. ヾﾆ|l __,ﾉ {.＿＿}（__! ちょっと俺にも分けてくれないかなぁ。
_/ | /l ヾ:三三三三:ヲ| あと兄ちゃんは帰っていいよ。
-‐ ''´ | │ / :l --- ,1`ｰ-
|. |/ `ｰ-------‐1´ |
| ヽ ::::::::::::::::::/|. |
| ＼ / | |
| ／｀ヽ:ｰ---::/ '´＼ |
|／ o ＼::::/／ ヽ!
`/
『ゴールが目の前に迫っていた時に』
46 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:33:56 ID:oUWMxXJI0
『僕の左腕の骨と共に』
＼＼ | | | / ／
. ＼＼＼ .| | | / ／
＼＼ | | /'! ／
＼＼.. | | ./ ! ／／
＼ |＼ | //| |＿＿＿
＼ | ＼ | .// .l＿ ／
＿＿＿＿| |＼＼／＼// ／ ／
＼ ＿＿__| ＼／＼/ ／ ／ ＿＿＿＿＿＿＿
＼ ＼ ／..... _.ﾞ￣ ＿＿ ／
＼ ＼ __lV ､＿ ￣ Y´ ｀ヽｲ'"´￣￣ヽ.....／ ―――
/ / , > へ´ ,ゝ､ {:: ｨ } ヽ . ――
/ /／/ Y l＼.. Y´ ｀ー}￣l }､ﾉ :: ﾐ ―――――
/ ／./ ! ＼ﾞヽ､＿ ゝ=ｲ:{ :::::: ﾐ
/ ／ // ／! .! l＼ （ ｀ｰﾑイ::::', :::: ﾐ
/／ ..// ／ ...! l l. （｀ヽ､＿::;;;ﾉ :::::ヽ ﾐ､_ 聞こえねーのかよっ！
/ //／／ | .l l ｌ... ヽ､ ,ハ ;:'"´ヽ .::::: }//ヽ
/ / / ／ ｌ ∥ｌ. ｀ーく ;: ::: l////＼
. / / /／ l .i ｀......` ､__:::::::. ///////,'＼
｀ヽ＿／//////////＼
＼///////////
ヽ//////／
＼/／
＼
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| ヽヽ ＿|＿ ヽヽ | |
|＼ . | .| | |
| . ﾉ ﾉ .・..・
.／￣￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
/ ;;;;;（＞） （＜） ヽｎ /＾, ／人 あっ！
人 | u （_人__） ;;;;; | ｌ .＾－,
＼ ζ＾ヽ ＼ # |++++| ／ ゝ えﾉ ／
) ヾ ど, ￣￣ ￣ ／ (
- ＜ ｀´￣ヽ ーー' バキッ ＞ -
) > 〈＿__ (
／^ ／ へ ｆ ヽ ^＼
__,∠ ／ ＼ ｌ /
〈、 ／ `ー ’
＼､__ノ
『あっさり砕けた』
47 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:34:45 ID:oUWMxXJI0
『この時僕は痛みよりも恐怖よりも』
＿＿＿
_,. '´ ￣｀､ ;；
：; ／ ＼
, ＼, #;;; ,／ ヽ
| （○） （＜） | あぐぅぅ……。
､ （__人__） / ；
,"ヽ､ ´ー'´ '´ `､
/ ﾞヽ､
： | `-､､ ヽ
＼ ヽ ﾊ │ ﾀﾞﾗｰﾝ
ヽ l l ヽ＿ ノ
：; ゝ＿ノ |
,i .l､ ：;
/ ヽ
/ ,r´ヽ `,
,ハ /＼ /::::::ﾍ
/´ヽ ,/;:::::∨::::::::Y＾⌒ヽ､{ｹ:::::::::ヽ､
/l:::::ﾉ!／::::／:l|:::_ｲ丶{:::ヽ､::::.ヽ::::::'⌒＾￣,}
,／/:::::/::::／:::::／l{ﾆ、ﾐ::::＼::::::::.::::＼: : :./´::|
i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ＼::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.ｲ.:/:::::::;:
/::::::::′/:::::::::/:::丿 '.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,ｲ',::::::::ﾄ､
／:::::::/::::〃::::::/:::::| u:::ヽ::::|ヽ:::::::';::::ｌ:＼:::i|::::::::: : ::>
, '::::::/::::/,ｨ!/:::::l:::::l- -!:::::::::::::、:|---イi::::::|:::::l＼::::::::|ゝｲ
{::::::/:::://｜'::::::l::/L_:;ヽ::::U:::::ヽィl二,_ j:::|::::,ﾄ､:::＼::lﾙ
l::::/／ l:||::ｌ:::::::::l,'ｌ {::::::ﾊ}:::::::::::::::{{:::::::j }|:::ﾚ'::!ヽj/ ）ヽ
｀/,' l:||::l:::ヽ∧ヾ`;;;;;ｿ:::::::::::ij:::::ﾊ;;;ノ /|:::l丿::ﾘ::| `丶
（ l ﾘｌ:!い::::::{tﾍ , , u;ｌ|::::|::/ｲ|::l ） やる夫先輩っ！？
ヽ ｌ/ Ｖ｜トrﾍ、 u ,ｲ.|::::|::i|| ﾘ
＼｜::| |｜::::ﾄ､ ｒ っ ｨ:::ﾚ':::::jl:::l
|::::j人!::::｜「 ト __ , ´｜ ′ｲ八|
|::/ i:::::::ｌ l! | ∨/::∧::丶
|/ |:::::::l !ﾚ //::∧ ﾄ､::::＼＿,
/ ｌ:::::::川 ／/::,ﾍハL 「＿￣ヽ
／ ＿ 厶ィ'::::/ ｰ一' _／∠_ヽヾ. ￣｀ヽ
／￣ 〃 j::/￣￣｀ ´￣￣ ヾ.j }
/ {{ ヾ.j
『頭から足の先まで流れる心地良い感覚を感じた』
49 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:35:35 ID:oUWMxXJI0
『そう。
中学で殴られ朦朧とした意識の中で感じた、
それに身を委ねてしまいたいと思ったあのおぞましい感覚』
／ ￣￣￣ ＼：
：:／ j :::::＼:::／＼;ﾟ：
;： | ｡く一>:::::くー>| ：
＼...::::::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj
r " ;゜.｀ ⌒´,;／゜
i::: |:::: |::|：
：|::: |::::. :|::|：
：_|::: |::::. :|.´：
：{::: ）::. :',.：
゛‐-.` i：
『あの時終わったかと思っていたが、
僕の脳はそれをしっかりと記憶していた』
50 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 22:35:44 ID:qIB4db1s0
やる夫相当屈折してるな
51 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 22:36:20 ID:Ardwkn.Y0
感覚がやばい人になってるな・・・
52 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:36:24 ID:oUWMxXJI0
『結局僕のせいで、
自分はおろか彼女まで全国に行けなくなってしまった』
＿＿＿_
／::: ＼
／:::::::::: ＼
／:::::::::: ＼ やらない子ちゃん……。
|::::::::::::::: |
／⌒::::::::: ⌒ヽ／ 本当に申し訳ない……。
/:::::::::::: ＼
/:::::::::::::: ＼ ヽ
,／/:::::/::::／:::::／l{ﾆ、ﾐ::::＼::::::::.::::＼: : :./´::|
i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ＼::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.ｲ.:/:::::::;:
/::::::::′/:::::::::/:::丿 '.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,ｲ',::::::::ﾄ､
／:::::::/::::〃::::::/:::::| ヽ::::|ヽ:::::::';::::ｌ:＼:::i|::::::::: : ::>
, '::::::/::::/,ｨ!/:::::l::::::L::レ' ､::| ＼!:::::|:::::l＼::::::::|ゝｲ
{::::::/:::://｜'::::::l::/ｌ_∟､ ヽl二,,'_'j::::|::::,ﾄ､:::＼::lﾙ
l::::/／ l:||::ｌ:::::::::l,'ｌ { ﾄ;ﾊ` ::::::::: '´;!iﾒj } :|:::ﾚ'::!ヽj/ ）ヽ
｀/,' l:||::l:::ヽ∧とっ_ｿ :::::: ,Ｖとつ|::::l丿::ﾘ::| `丶 やる夫先輩は何も悪くありません。
（ l ﾘｌ:!い::::::{t o , 。 |:::|::/ｲ|::l ）
. ヽ ｌ/ Ｖ｜トrﾍ o ,ｲ.|::::|::i|| ﾘ 何も悪くありませんっ！
＼｜::| |｜::::ﾄ､ -＝- .ｨ:::ﾚ':::::jl:::l
|::::j人!::::｜「 ト __ ィ´｜ ′ｲ八|
|::/ i:::::::ｌ l! | ∨/::∧::丶
『何度人の足を引っ張るんだろうと思った』
53 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:37:13 ID:oUWMxXJI0
『「的を狙うのではない」。
的を狙うことは「卑しいこと」であると弓道では言われている』
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ― ー ＼
| （●） （●） |
. ＼ （__人__） ／ ……。
. ノ ｀ ⌒´ ＼
／´ ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━┓
┃ ┃
┃ ┃
┃ 目. ┃
┃ ┃
┃ 指. ┃
┃ ┃
┃ せ. ┃
┃ ┃
┃ 2. ┃
┃ ┃
┃ 人. ┃
┃ ┃
┃ で ┃
┃ ┃
┃ 全. ┃
┃ ┃
┃ 国. ┃
┃ ┃
┃ 大. ┃
┃ ┃
┃ 会. ┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━┛
『だが僕は狙ってしまった』
54 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:38:05 ID:oUWMxXJI0
『彼女の力を認めてもらいたい。
自分に自信もつけたい』
／丶
／:::::::::丶
_ - ヘ - - ｀ヘ
, ､ ／￣ゝ＿: :/:, 、丶 ／:∧丶
/:::::丶 ／/ ./ /￣｀´￣￣￣＼､ ＼＼＼＼＼＿＿＿＿＿＿＿
/::::::::::::- .／-l .l ∥ ／、_＼＼ ＼＼／／／／／￣￣￣￣￣￣￣
一´￣:::.|l i:::: ／ .丶 i＿」-／ ∠-ヽノ_ノ--┘ .::::＼
.《::::::::::::::::::: Li:／ ＼／ll llﾚ: :: l. l:::lヽ:::ヽ::::::ヽ:::::::::＼
.. i :::: ::: .i::.／ ／.::::: / .＼／ :::: .l. l:::l .ヽ:::ヽ:::::: ヽ::::::::::＼
丶::::::／ ／ :::: /::,、::::::::i::::: :λ::::::: ヽ l:::l_ ,.i ヽ:｀-::::::l:::::丶:::::＼
／ .／i::::::: .::::.:/ /:: ﾉ:::∧::::::.l ヽ:::i lﾉ_lﾉlﾉlﾉ::::l:::::l＼::::ヽヽ:::ゝ
.／ / ::N ﾊ::/ /:::::ﾉ:::::/-‐ヽ'::l ＼l '1ﾟ;;j lﾉl:::/i:::/ l＼::::l
／ /::l.::::l:/ ..::/::/::ﾉ:::|::::/ _____ ,ヽl ｀ Vｿ, ﾊ∨∨ / ∨
/ /::::l .l .＼:::::::.∨ｌ:|:./ ,,, ￣´ 、 ″ｌ l ∨ ／
.ゝ ￣＼::i.. . .':::::::/ / ∧ ﾉ∨ ._ ／
＼ i ヽ ｿ∠ｌ |::.＼ __ ／μι . .＿／ ./｀´
. /＼ l .ヽ、.l∨ヽ:: |＞- ´ __ イ.ヽ ｀,)) ＿＿／ .│
.i ./ ＼ ./ ｀ .-v-/Y::::::: _i/.ヽ─ ┬─ // ヽ ／
V ＼ / ／/ / ヽ ヽ / yヽ∥ / ヽ／´
i .l ｀ ヽ-- -/ ./ / i l
| ヽ ヽ .丶 ＼::::::: ./ / ./ﾚ i ／ ﾚ
.＼_ / ヽ ヽ:::/／:::::::::::◎＼ .l ／ ／ ／
＼ヽ .＼ ヽ ／:::::::::::::::::::::::::::::i .i ./ ../ ＿／￣ ／.／
ヽヽ＼ ヽ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::i / ./／ ／／
ヽ l ＿＿／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i l /／ .__ ／／
y ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i.l / ／
│/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l.l ./ /
.l.◎:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::◎i l ／／
l.i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／/ ∪＼
l ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| oﾟ （__人__） ﾟo ...| ……。
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
『そんな欲まみれで弓道に取り組んでいたことを、
その後も無心で練習を続ける彼女を見て恥じた』
56 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:38:55 ID:oUWMxXJI0
『3年間自分に付き合ってくれた弓へ感謝と侘びを行い、
僕は弓を置く』
┌──────────────────────┐
│.ヾ .＼ │
│ ヽヽ ＼ _,-'i＿ .│
│. ヽヽ .＼ i~,-'_,-' │
│. ヽヽ .＼ _, -' ￣ .....│
│. ヽゝ .＼ _, -' ...│
│ | i.7 ＼. _, -' ..│
│ ノ/ ＼ ＼ _, -' │
│ ) .∠ ,,-'＼ │
│ ｀⌒＾ヘヽ_.,-' .＼ ..│
│. _,-'＼＼ .＼ ....│
│ _,-' └丶>, ＼ ..│
│. ,／.ヽ ∠ ゝ、_ ＼ │
│. ／´~ )___---｀｀、 ＼ .│
│ ￣｀｀' ヽヽ _ ＼ .│
│ ｀＼＼ .＼ .│
│ ヾ､ ､_ .＼ ..│
／￣￣￣ ＼. │ ~＝-,ゝ .....│
／ ＼ ／＼.. └──────────────────────┘
／ .く一> くー>
| .（__人__） j ……。
＼、 .｀ ⌒´,;／
／ ⌒ヽ ..(
/ ,＿ ＼ ＼／＼ ＼
と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;
＿
『もう二度と手にすることは無いだろうと思いながら……』
57 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:39:46 ID:oUWMxXJI0
『得たものは多かった。
30年生きてきた中でこの3年間が一番何かに真剣に励んだ』
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ 2年間ありがとう。
／ （●） （●） ＼
l ⌒（__人__）⌒ ｌ やらない子ちゃんのおかげで頑張れた。
＼ ｀⌒´ ／ 本当に本当にありがとう。
／ ＼
, '::::::::::::ﾍ:, ::::::::＼::::::::::: ＼::::::::::＼::::::ヽ:i::::::::ﾍ:::::ヽ.:ヘ
/:::/::::,:/::::,ﾍ|＼::::＼:::::::::::::::＼ :::::::ヽ:::: ヾ:li､:.:::::ﾍ:::.ヽ.:.ヘ
/::/:::::::/::::/ ｀' ､i｀丶､::::::::::ヾ::.:.::`､:::::::ﾍ::ヾ.:.:::::ﾍ.:..＼.:ヽ
':::/::::::::/::/ ー--ト ,._､::ヽ:::::::ﾍ::::::::ﾍ::::::ヽ::::::丶.:.ヽ.:ﾊ
|::l!:::::::/::::|,.-‐' ｫ=＝ｱ＼｀i::＼i::＼::::ﾍ:.:.:.::ゞ::.:.:.ヾ.:ヽ））
|::ﾊ::::/:ｲ::|,ｨ= ､ r::::::::ﾘ ｲﾉﾘ｀'::ﾊ::::::::ﾉ＼i::::::::´ゝ､ヾ（.:.:（
ゞ! V/::::ﾊ!::::::ﾘ! ゝ-r'う（::::(ﾉ::::(:::::::（::::::::::（:::::（ ｀‐-､））ﾘ
ﾉ:::::l:|rぅ-' ｀ﾞj ）::)ｿ:::):::::::::）::::::::::）:::::） ｿﾊ
卒業おめでとうございます。 ﾉ::）::|i´ //////// （::::(:::::(::::ﾉ:::（:::::::（:: ﾉ.:ﾊ
（.::::::ii r ､ , ）::)::::::i::::ﾊ::::）:::::::）::ﾉ
でも……。 ）:::ﾍ ー' ´ （:::(::::/::::::（:::::::（:::::::.(
寂しいです……。 /:（:::::ﾊ. ）:::):::ﾊ:::::::::）::::::）::,.:::)
ﾉ::）:::::::）::ヽ.. ／ﾉ:::ﾉ:/ ）:::::::(::::::::(::::::(
（:::::::（::::（:へ. ＿ ﾊﾚ''(::（(:::::::::)::::::::::)::::(
)::::ﾊ:::::::ﾊ::)｀´)::::| |/ ___ﾉ::::)::::::(:::::::::::(:::::ﾊ
『そんな機会をくれた彼女にはとても感謝している』
59 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:40:35 ID:oUWMxXJI0
『そしてそこへ進ませてくれたやらない夫にも、
何度お礼を言っても足りない』
／￣￣＼
. ／ _ノ ヽ
| （ ⌒）（⌒) さて、次の舞台だな。
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 俺らはまだ始められる。
ﾝ }
. ／⌒ヽ､ _ノ そうだろ？
/ ﾉ ＼__ィ ´
/ / '|.
（ y |.
. ＼ ＼ |
＼ｨﾝ､＿＿)、
| ij ,ﾉ
. | ,ｲ /
| | /
|, | ,/
| | |
. |_＿|,___|
. i,＿__）,_`).
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／（ ●） （●）＼
／ ::::⌒（__人__）⌒:::: ＼ うん。
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／ 勿論だお。
> く
（ | / ）
`| /'
| ｒ /
ヽ ヽ／
>__ノ;:::......
『そんな高校生活を送らせてもらった』
60 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:41:29 ID:oUWMxXJI0
－やらない夫 高校生時代－
『周囲の猛反対を振り切って』
／￣￣＼
／ _ノ ヽ
| （ ●） |
| （__人） 何かあったら言ってくれ。
| ⌒ﾉ
ﾝ ノ
／⌒ヽ､ _ノ
/ ﾉ ＼__ィ ´
/ / '|.
（ y |.
＼ ＼ |
＼ｨﾝ､＿＿)、
.| ij ,ﾉ
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | うん、ありがとう。
＼ ｀ ⌒´ ,／
/ ::::i ＼
/ / ::::|＿/
＼／ ::|
| ::::| ｷｭﾑ
i ＼ ::::/ ｷｭﾑ
＼ |::／
|＼＿／/
＼＿／
『やる夫と同じ高校へ進学する』
63 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:42:14 ID:oUWMxXJI0
『何をするにもつまらないと感じていた自分が、
心底楽しいと思えることに出会えるかもしれないという期待は』
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､.＼
| （●）（●） .|
! （__人__） | ……何かはまりそうなものは無いか？
, っ ｀⌒´ |
/ ミ） /
./ ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ― ヽ
／ （ ●） （ ●）' 今のところは……。
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／ 探してみるお。
／ ー‐ ヽ
『やる夫の傍にいないと感じられない』
65 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:43:04 ID:oUWMxXJI0
『中学時代はそれどころではなかったが』
／￣￣＼
／ ＼
| ⌒ ⌒ そうか。
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 見つかったら教えてくれよな。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)
＿＿＿_
／ ＼
／ ― ‐ うん。
／ （ ●） ）
| （__ﾉ､_） やらない夫も見つけたら教えて欲しいお。
＼ ｀_⌒
／ ＼
『雰囲気がいいと評判のその学校なら、
何かを見つけられそうな予感がしていた』
66 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:43:54 ID:oUWMxXJI0
『2年になり妹が同じ高校へ進学。
そしてやる夫と同じ弓道部へ入ることを決めた』
l: : : :‐-ｨ,>`´: :´: :.イV ﾏvヘ、ヽ.: : : :,'
. '´⌒:: : /:ヽ／: : 〃 ﾊ ヽ: : `ﾍ ヾ､::/
,／ .: : : : : l: :′ ｧ: : : : : j.: :f'} :、: : : : :ﾍ: :＼
ヽ .: : : : : :ﾊ : : /. : : : : : : : : :}: : : : : : : : ∧. :ヽ
Y.: : : :.,.' : : : :´ : :j . :l. :/. :ﾉ !. :| . :l: :ｷ.: :!ヽ: :l
/.: : : .:‘ : : ,' : : : :/ /l/／ |: :| : :| : :!. :/.::!: j
. /.: : : .:/.: : ;,' : : : /}ｲ'⌒丶 .l /‐､/| .:|: : ヽ::l/
/.: : :ｨノ!: :人.: : : /‐ｨ〒ﾃ; ′ ,辷,y､_ﾘ.::/::|: :ﾘ
!／l （ |/'|: :/: :i/〈'弋ﾉ ﾋノ丿, vﾊｲ/: :| 兄ちゃん。
{/ ） |N.: : :ハ''' . '' ,〈/ ﾙ/|/Y´
{ il: :}: :!ヽ丶 ,ｲﾑｲ | 私弓道部に入ることにしたよ。
|/: :/: :八 ヽ、 '´ , イ::l::/! /
,': :/: :/!: :、l:. ｀ 7:´l : :|: :,ｲ（
/ ／: / .＼_:ヽ、 ｲjヘl､ : : i八｀ヽ、
八/＝|、 `､: :ｌヽ, ‘l｀ヽ. : :＼ ）
/ ／＞┤＼_ ヽl ＼ _ヽ:｀ヽ.: .:!
|/／⌒ 乂＼＼ ＼ | ﾘ// ヽ:|
i ｀ﾊ ＼ `ヽ‐- Y´¨｀/〃 | ､
／￣￣＼
. ／ _ノ ヽ おっ、やる夫と一緒か。
| （ ⌒）（⌒)
. | （__人__） じゃあ俺はまた陸上を始めるかな。
| ｀ ⌒´ﾉ 2年ぶりだけどどうだろうなぁ……。
ﾝ }
. ／⌒ヽ､ _ノ
/ ﾉ ＼__ィ ´
/ / '|.
（ y |.
. ＼ ＼ |
＼ｨﾝ､＿＿)、
| ij ,ﾉ
. | ,ｲ /
| | /
|, | ,/
| | |
. |_＿|,___|
. i,＿__）,_`).
『自分も弓道部へとも考えたのだが、
中学時代に中途半端で投げ出した陸上部へ行くことに決める』
68 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:44:44 ID:oUWMxXJI0
『やる夫や妹は真剣に弓道に取り組んでいた』
―― [] ] ／￣三＼
| ｌ￣ | | ／ ＼三/＼
|_| 匚. | 三 （ ○） （ ○）
| | 三 u （__人__）
|_| ≡ ｀ ⌒´ﾉ
二 }
[] [] ,- r⌒ヽ ｒヽ， }
／／ 三 i／ | ノヽ
匚／ 三 三 / )≡
三 三 ／ ／≡
ﾆ三 .／ ／
二≡､__.／ ／､⌒)
三 ＼ ￣
三 /＼ ＼
三 /ﾆ ヽ 三 三
三 / ﾆ_二＿＿／
三 .／ .
≡ ／ |
≡ ／
三_ノ
. ／.::::／.::::::::::::::::::::｀ヽ:::::＞‐-ミ
/.::::／.::::::::::::::/.::::::::::/::∨.:::::::::::::.＼
. ,:〈::::/.:::::::::::::::::/.::::::::::∧∨:ハ::ｉ:::::::::::::.ヽ
. ∧::∨〃.::::::::::::'::::::::::::/｀`ヾ'＜|::ｌ::::::::::}i:::ハ
〈::::::::!|::ｌ:::::{::::::::_{::｣:|Ｌ/ |::l:::::::::八:::::::.
〈::::::::l:|::|::::｣≠-ｒ{‐‐l: ﾄ､ ,::｣|::::::/.::/.::::::|
ｉ:';:::::」{::|:::::|::{ ｘ≦=ミ 7ﾌＴヽ:':::/.:::::;リ
|:.∨ lヽl‐-l:〃ん.::ｉ| ｀ ｧミ刈∨.::::/
|::::.ヽ|:::::::::::::i 込ｒﾘ ん.:;ﾘ 》厶イ
.:|:::::::::|:::::::::::::| , , , ﾋｒｼ' ｰ=彡' 24秒09。
,:::|:::::::::l::::ｌ::::::::| __ , , /.::::::|
. /.:::|::::::::八:ｌ:::::N ､ ､_ ノ ,.:::::::::l:| いいわ、やらない夫君。
/.:::/|::::::::::::::ヽト{ 丶. イ:ｌ:::::::川 . 縮んできてるわよ。
. /.:::/_:|::::::::::.ヽ:::|::::. ｀ ｒ=≦:::ﾊ|::l::::/:::::|
ｘく￣ヽ:八::::::::::::::.＼:::..、 _ト､ ∨.:::Ｎ:/.:::::::|
' ＼: : :ヽヽ:::::::::::::::.＼::､__／, ==＼';:::ｊイ::::::::ｉ:|__
. ヽ: : :＼ヽ:::::::::::::::.＼ ／／⌒ヽ刈ﾉ ::::::::|:|: :ト､
『あの2人が頑張っている姿を見たら、
自分も限界まで頑張れるだろうと感じた』
69 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:45:34 ID:oUWMxXJI0
『ありがたいことに早々に選手として選ばれ、
大会にも出場できることになった』
＿＿
／ノ ヽ＼
／.（○）（○）＼ 俺が？
|. u. （__人__） |
. | | いいんですか？
| |
. ヽ ﾉ
ヽ /
/ ヽ
| |
| . |
／
/ __＿_
,､r＝:l:ﾚ´:::::::::::::＼
／:::::::::::|:l::::::::／￣:::::￢:、
/::::::::::::::::i::{;::::/::::::/:￣::::::::｀ヽ
{::::;ヘ::;ヘ:ヾ∨:::ヘ:::::/ヘ:::::::::::i
ﾉ:〃"｀!/'''""｀ﾞﾞ｀`ヾ;!｀ヾ!:::::::::ﾊ
｛::::ﾘ ￤ |! ｊﾐ::::::::::）
)小´¨＼ ／丁¨｀ ミ:::::｛
〈::::', r＝=､ ,､r＝､ !::::::ﾊ
）┤弋シ 弋リ ﾘｰ､/
ああ、入って間もないが君の真剣さは見ているつもりだ。 {｀:| } ⌒}
ヾ:', 〈 んノ
それにうちは短距離選手が少ない。 ヽ _＿ ___, /ソ
遠慮しないで出るといいさ。 ＼ ､ ／ﾘ
＼ ／ L
／「ヽ ヽ - ´ ﾉ ト、
/::::::| 〉ｰ､ ┌''´ l:::::＼
_..,､.r::':/::::::::l ∧ oﾍ. ハ l::::::::::ﾍ:.､、
_..,､.r::'::"´:::::::::::/::::::::::l /＜ヽ_ ∨ ∧ l::::::::::::ﾍ::::｀ｰ:､.,_
『恵まれているなと思ったが、
その厚遇に甘えることにする』
71 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:47:00 ID:oUWMxXJI0
『結局俺の2年での最高の成績は地区大会での予選落ち。
やる夫は地区大会個人戦で決勝まで進んだ』
／￣￣＼
.ノ ＼,_. .＼
（ー）（ー ） | お前はよくやった。
／￣（__人__） ﾟ |
／ _ノ .ヾ⌒ ´ | 来年があるだろ。
／ ﾟ⌒ { . / 頑張れよ。
| （__人＼ .ｶ
やらない夫ぉ……。 ＼ ｀ ⌒´ﾝ .ﾉﾉ
／ ￣ .／ . .. し｝
.(⌒二_⊿ニ⌒) .i
,ハ /＼ /::::::ﾍ
/´ヽ ,/;:::::∨::::::::Y＾⌒ヽ､{ｹ:::::::::ヽ､
/l:::::ﾉ!／::::／:l|:::_ｲ丶{:::ヽ､::::.ヽ::::::'⌒＾￣,}
,／/:::::/::::／:::::／l{ﾆ、ﾐ::::＼::::::::.::::＼: : :./´::|
i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ＼::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.ｲ.:/:::::::;:
/::::::::′/:::::::::/:::丿 '.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,ｲ',::::::::ﾄ､
／:::::::/::::〃::::::/:::::| ヽ::::|ヽ:::::::';::::ｌ:＼:::i|::::::::: : ::>
, '::::::/::::/,ｨ!/:::::l::::::L::レ' ､::| ＼!:::::|:::::l＼::::::::|ゝｲ
{::::::/:::://｜'::::::l::/ｌ_∟､ ヽl二,,'_'j::::|::::,ﾄ､:::＼::lﾙ
l::::/／ l:||::ｌ:::::::::l,'ｌ { ﾄ;ﾊ` '´;!iﾒj } :|:::ﾚ'::!ヽj/ ）ヽ
｀/,' l:||::l:::ヽ∧とっ_ｿ ,Ｖとつ|::::l丿::ﾘ::| `丶
（ l ﾘｌ:!い::::::{tﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::|::/ｲ|::l ）
ヽ ｌ/ Ｖ｜トrﾍ、 ,ｲ.|::::|::i|| ﾘ ……。
＼｜::| |｜::::ﾄ､ _,ｖ'ｉ .ｨ:::ﾚ':::::jl:::l
|::::j人!::::｜「У///,,. ´｜ ′ｲ八|
|::/ i:::::／／ " ｲ ∨/::∧::丶
|/ ／ ´ ∠!ﾆ,ﾍﾊ //::∧ ﾄ､::::＼＿,
/ .／ ニ.イ{ ヽ＼ /::,ﾍハL 「＿￣ヽ
／ ／ ー'-‐ｒ‐- `＜ヽヾ. ￣｀ヽ
／ / ,ィ:｢￣￣ ￣｀ヽ ヽ.j }
『スポーツではやる夫に先へ進まれた。
そのことがとても悔しかったし嬉しかった』
72 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:47:54 ID:oUWMxXJI0
『やる夫は次の年にはほぼ全国大会が確実視され、
妹も順当に進めば可能性はあると聞き、
自分もとにかく上を目指してみようという気になる』
／￣￣＼
_ノ ヽ、 ＼ ,.:┐
3年は俺も全国を目指す。 ..（ ●）（ ●） ..| ／ ｜
（__人__） .|./ /
分野は違うが勝負しないか？ .i⌒ ´ .r－､ |/ ／
{ ヽ, ',. .,/ :/',
.ヽ .| l_/_, -‐､',
.ヽ . | / , -－'i|
/ { V , -－ﾍ
| ヽ Ｌ| r= |
,ﾍ
＿＿＿_ / /
／＼ ／＼ ／ /
／（ ⌒） （⌒）＼／ /
／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼ / 分かった。
| |r┬-| |
＼ ｀ ー'´ ／ 負けないおっ。
／ ＼
/ ＼
/ ／＼ ヽ
／ ＼ ﾉ
U ヽ ノ
『試験の学年順位で1位をとること。
陸上で全国大会へ行くこと。
それが俺の目標になった』
73 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:48:45 ID:oUWMxXJI0
『ゾクゾクした』
／￣￣＼
／ ＼
| |
. | | はっ。
| ﾉ はっ。
. | }
. ヽ }
,,.. ．-‐' ＼
く" ,__,,_ ＼
ヽヾ丿 | i ヽ
ヽ＆ | | ヽ
|, ,_ i''ヽ、 )
i , -ii、^ﾞ''"
| へ i i
.| / ＼| | .
| / | | .
| / ｀--- ´
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
｛ｆｔｊ、
Ⅵﾄ、
／￣￣￣ ＼ Ⅶﾄ、
／ ─ ─＼ Ⅶﾄ、
／ （●） （●） ＼ Ⅶﾄ、
| （__人__） | }Ⅷ｝ ……。
＼ ｀ ⌒´ ,／ /jⅷト、
_ ,..-' "⌒ ⌒ ﾉⅥⅢfjゝ
／￣｀ーγ´ミゝ二二二ニニﾆﾆ＝＝＝＝＝＝ﾆく二＞
ヽ、＿＿, , ゝソ （彡ﾉｿ__
＼ ,､-─ﾞ─ヾｆｔｒtｊﾔ'´
i / Ⅷfj/
l | ,ｲjⅣ
／ ﾍ ,ｲjⅣ
/ ／ ヘ ヽ /ｆjⅣ
｛ ﾍ ＼ /fj7´
ヽ ﾍ、 ｀ヽ_ ｛㌘＼
> ） ＼ ヽ
（＿＿ _ノ ゝ ﾍ
（＿_＿ ＿）
『本気で何かを目指して努力するということが、
嬉しくて熱くてワクワクして……』
75 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:49:34 ID:oUWMxXJI0
『休んでいる暇がとてつもなく惜しいと感じるほどに』
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.___:.:.:.:.:.:､:.:.丶ヽ_
./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:´:.__:.:｀ヽ:.:.:.ヾ､:ヽリ
′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:.:.:.:｀:.､ミ＾´ ^7L_
:.:.:.:.:.:.:./:./:.:.:.:.:,:.-ぐ´ -―- ､|ﾘヽ）
:.:.:.:/:./:./:.:.:／:.:.:.:ミ r‐ l
',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ﾐ ij l
..ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;ﾊ:.:.:ﾐ ヽ
. ',:.:.:.:.:/|:./ ｀ ´ / やらない夫ー。
};v､/ .|/ /
.} と７ グラウンドの電気を消すぞー。
.┌┴‐-- ．_ /｀ ｰ‐-- ′
_」:::-――- ．_｀ｰ'､ お前も帰宅しろよー。
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:￣｀ー┐
:.:.:.:.:.:.--――￢:.:.:.:.:.:.:.:｀ー―-- ．_
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.l
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:l
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒) はい、分かりましたー。
. | u （__人__)
| |r┬|} （弓道場はまだ明かりが付いている……。
| | | |} もう少しやっていこう）
. ヽ ｀ﾆ}
ヽ ノ
/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)
『練習したくてたまらなかった』
77 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:50:34 ID:oUWMxXJI0
『負けたくないという気持ちと、
自分の本気は何処まで通用するのかという好奇心』
,ハ /＼
,/;:::::∨::::::::Y＾⌒ヽ､
／::::／:l|:::_ｲ丶{:::ヽ､::::.ヽ::::::
/::::／:::::／l{ﾆ、ﾐ::::＼::::::::.::::＼
/::::::::::::::::′∧ヽ＼::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.ｲ
′/:::::::::/:::丿 '.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,ｲ
/::::〃::::::/:::::| ヽ::::|ヽ:::::::';::::ｌ:＼:::i|
/,ｨ!/:::::l::::::L::∟、 ､::| ＼!:::::|:::::l＼::::::::
.//｜'::::::l::/ｌ_∟､ ヽl二,,'_'j::::|::::,ﾄ､:::＼::l
l:||::ｌ:::::::::l,'ｌ { |:::::|` '´‘|::::j }|:::ﾚ'::!ヽj/ ）
l:||::l:::ヽ∧ヾ ゞ:::' ゞ ' /|:::l丿::ﾘ::| 兄ちゃん。
ﾘｌ:!い::::::{tﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::|::/ｲ|::l まだ起きてる？
. ｌ/ Ｖ｜トrﾍ、 ,ｲ.|::::|::i|| ﾘ
｜::| |｜::::ﾄ､, ´ ｀ ,ｨ:::ﾚ':::::jl:::l コーヒー煎れようか？
|::::j人!::::｜「 ト __ , ´｜ ′ｲ八|
|::::|::::i:::::::ｌ l! | ∨/::∧:::::| あと、お風呂空いたよ。
|::::|::::|:::::::l !ﾚ //::∧ ﾄ､:::|
|::::|;;;;ｌ:::::::川 ／/::,ﾍハL:::::::|
|:::::j::厶ィ'::::/ ｰ一' _／∠_ヽヾ.￣￣￣｀ヽ
／￣ 〃 j::/￣￣｀ ´￣￣ ヾ.j }
/ {{ ヾ.j
／￣￣ヽ | | | ||:||：|| ||:|| |
／ ＼ ［二二二二二二
| | ＿|_|＿＿＿＿＿
| | |:| | |；| .| |
| | |:| | |；| .| |
ああ、頼む。 | ,' .|:| | |；| .| |
j ＿_＜ i ／.二フ | |；| .| |
ありがとう。 ,.ｲ::::::::::--.､ヽ _ﾉ 、（ ／‐ ´- ､ | |；| .| |
／ .::::::::::: :::::／￣｀ヽ. / 二ヽ.| |；| .| |
風呂はあとで入る。 ..／ ..::::::::: .:::::/ :::::::::::::.｀, / / ｀-'| |；| .| |
／ ..::::::: ::::::::::::: :::::::::::::::: ﾉ ._ﾉ ＿ _.ノ | |；| .| |
/ v :::: ::::::::r :::::::::::__,.-､,' j::::::::::::::::〈［二二二二二二
『結果が知りたくてがむしゃらに頑張った』
78 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:51:25 ID:oUWMxXJI0
『だが結局』
┌───────────────┐
│ 中間試験上位50名 .│
│ ...│
│ 1、────── .....│
│ 2、……やらない夫 │
│ 3、────── .....│
│ 4、────── .....│
│ 5、────── .....│
│ ・ ....│
│ ・ ....│
│ ・ ....│
│ ・ ....│
│ ・ ....│
│ ・ ....│
└───────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（● またか……。
| （__人__）
. | ﾉ 今回は自信あったんだけどなぁ……。
| ∩ ノ ⊃
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼
／（ ●） （ ●）＼
／ ::::::⌒（__人__）⌒::::＼ ……やる夫も1度でいいから1桁になってみたいお。
| ￣ |
＼ ／
『俺には1位になることは叶わなかった』
79 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:52:14 ID:oUWMxXJI0
『陸上は県大会準決勝で敗退。
だけどすっきりした気持ちになれた。
全力で頑張っていなければ、
どこかもやもやした思いを抱いただろう』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
_,.-''＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_''-.,_
／_,.-''＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_''-.,_＼
／／_,.-''＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_''-.,_＼＼
／／／_,.-'' ''-.,_＼＼＼
/ ./ ./ ./ ';, ';, .';, ';,
（ .（ .（ .（ ） .） .） .）
.';, .';, .';, .';, ./ ./ ./ ./
＼＼＼''-.,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__／／／／
＼＼''-.,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_,.-''／／
＼''-.,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_,.-''／
''-.,_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_,.-''
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒).
. | Ｕ （__人__） はぁはぁ……。
| Ｕ |r┬-|
. | ｀ ⌒} 無理だったか……。
. ヽ }
ヽ ノ
／ ＼
/ /＼ /￣＼＿＿＿＿l⌒l
| | ＼ / ヽ ＼_＿＿＿＿|
(⌒ノ ゝ ＼＿_）
『結果には満足できた』
80 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:53:04 ID:oUWMxXJI0
『悔しかったのはやる夫のこと。
俺は努力の結果を試すことができた。
／￣￣＼
ノし. u:_ノ｀ ,,＼.
/⌒` （ ◯）（Ｏ):
.:| j（ （__人__） 誰だそいつ……。
:| ＾ ､｀ ⌒´ﾉ:
| u; ﾞ⌒}: 同じ目に合わせてやる……。
ヽ ﾟ " }:
ヽ :j ノ: ｉ |ｉ |
／⌒ ヽ | || | |
:: ／￣￣ヽ :: ＼ || |i
:: （｢ ｀rﾉ :: ＼ ||i ＼
:: ヽ ノ :: ＼ ＼
ガタッ！ | | r ｢＼ ＼ ＼
| | | ﾉ ＼ ＼＿＿ ＼
ヽ＿ノ /||| l ＼_, ｀ヽ ＼
|| ｉ / | ||| | (＿つ￣と_ノ) ＼
|| || | | ||| | ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼ さっさと2人で逃げればよかったんだお。
l ⌒（__人__）⌒ ｌ
＼ ｀⌒´ ／ 慣れないことをしたやる夫がばかだったんだお。
／ ＼
/....::::（ﾉ/'..............へ....................＼:.:.:.:.ヽ:.:〈ヽ:.:.:.::.:.:...|
/...:::::::::/.............ﾊ.........ヽ.......................､..........:.:...:.:.:.:.:.::.:l
!...::::::; '"..................ﾍ...................................ヽ:./ ....:.:.:.:.:.:.i
l.....::::/..;:::::::::::::i,..........ﾒ､ '''''''ー.:i::::..:.:..:.:.l::.:.:〈.....:.:.:.:./i
!..:.:.:i:.:'....../....'大丶::i...::l:::_∧:::::i:::::,:::::::::l:./:.:i::::.:.i:.::.:ヽ
}:::::l::::/V|::::::|ノ｀ヽ､:.j ´-_ﾍZﾂ丶j:::::l:::ﾘl:./ ＼:i:::::::.）
/......ﾚ:::lヾ:ヽ.ゞ弋ﾘ} ￣ ﾉﾚ.l::..!:.l:.j /.:::／
. /.....::lノ.:i/:＼::::ゝ´ ﾉ ''' ´ﾉ,:'i::j::|（::::l （::/
……。 〈 ::::::（ ヽi. ヽ、 -- ／ｲ /:::ﾉ､ヽ） ヽ、
ゝ::::::＼ .. `ー-. -イ '/／ﾊ'ヾ'"`ｰ-､
｀ ヽ ,.- ''';:'/ﾌ _, j:.! ヽ
/ /i/' ` ‐''"~/:.∧ ,
l ､/'1l 7／ ヽ!
!／ ヾ ､＿,,.-'ﾆ-'" l
/ ''''''￣ ll
『しかしやる夫はその場すら与えられなかった』
82 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:53:54 ID:oUWMxXJI0
『3年間やる夫は本当に努力した。
特に最後の1年はあのやる夫から執念を感じるほどだった』
／￣￣＼
／ ＼
| ⌒ ⌒
. | （__人__） じゃあ終わったらまた弓道場に行くよ。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)
＿＿＿
／ ＼
／⌒ ⌒ ＼
うん。 ／（● ） （● ） ヽ
| ⌒（__人__）⌒ |
待ってるお。 ＼ ｀⌒ ´ ／
/ ＼
/ ｀ヽ _, . -―＝―- 、__ , イヽ
＿_∠: : : ／: : ／: : : : :｀: : '⌒ヽ、: : :}
|: : : : : :.ｲー:／: : : : : : : /: :ﾊ : : : :ヽ ヽ
|: : : : f: : :／: : : : : : : : ; : /゛"i : : : : :ヽ }
|: : : : |: :/: : : i : : : /: : : : | | i : l : : :.Y
j: : : : | 〉 : i : | : : ｲ.:.: ; : :.| | l : :} : : : }
ノ: : :イﾊ' : : l : | : ハ : :ﾊ: :.| |ｲ: :ｲ: :}: :|
, ィ´ｫ: ´ ノ /: :ﾍ:| : | / ヽ{ ヾ{ ﾘ|/ .l: / : |
.ｲ iノ :／ ./; ｲ;-､: :ﾊ{ ∩ ∩ |/: :ﾊ|
|: :/ ' |: { ヾ. ∪ ∪ |: :ﾉ l また夜にね。
ヽ{ |/ ヘ 、'' ､＿ ''.ノﾚ'
｀ ﾘ从: : : ＞ 、‐─── '＜ｲ
// ヾ: : ﾊ トミ ｲ|: : /:. / ﾘ
ソ }ノ {/ {>く}.|レﾍ|/ `
´ | .|
| .|
『その頑張りに対する仕打ちがこれなのかと、
やる夫の運命を定めた世界を呪った』
83 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:54:45 ID:oUWMxXJI0
『高校生活、
特に2年と3年はとても充実していた。
あの学校に進んで本当に良かったと思っている』
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼ 3年間……。
l ⌒（__人__）⌒ ｌ
＼ ｀⌒´ ／ お互いにお疲れ様。
／ ＼
／￣￣￣＼
／ ＼
./ ヽ
.l l
l l ……そうだな。
.l l
ヽ l お疲れ様。
ヽ l
.) __,,..／ そしてありがとう。
／＝＝=､_〈
／ ＼
／ ヽ
.ｉ ､ . l
.l ｉ l l
l .l l l
l l . l l
l l . l l
l .l ､ .ヽ
ヽ .l ヽ ヽ
ヾ､_＿ _＿＿ヽ＿, ')
l_￣_￣￣__ __ .ヽ_ノ
l l l l l
『そしてやる気にさせてくれたやる夫にはとても感謝している』
84 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:55:35 ID:oUWMxXJI0
『だけどまだ終わっていない。
やる夫の本気の努力が実る日を、
共にこの目で見てみたい』
／￣￣＼
. ／ _ノ ヽ
| （ ⌒）（⌒) さて、次の舞台だな。
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 俺らはまだ始められる。
ﾝ }
. ／⌒ヽ､ _ノ そうだろ？
/ ﾉ ＼__ィ ´
/ / '|.
（ y |.
. ＼ ＼ |
＼ｨﾝ､＿＿)、
| ij ,ﾉ
. | ,ｲ /
| | /
|, | ,/
| | |
. |_＿|,___|
. i,＿__）,_`).
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／（ ●） （●）＼
／ ::::⌒（__人__）⌒:::: ＼ うん。
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／ 勿論だお。
> く
（ | / ）
`| /'
| ｒ /
ヽ ヽ／
>__ノ;:::......
『そう願うことになった高校生活だった』
86 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:56:24 ID:oUWMxXJI0
－現在－
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ●） （ ●）ヽ ……とまあ最後はちょっと残念だったけど、
l ⌒（__人__）⌒ | やる夫の青春が詰まった3年間だったお。
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） やる夫のあの事件は今でも悔やまれる……。
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ たらればの話をしても仕方が無いんだが……なぁ。
. | ｎｌ^l^l
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
88 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:57:14 ID:oUWMxXJI0
／ .／: : : : :/: : : : : : : :l: :l: : : : l: : : : : : :ヽ ヽ ヽ
ヽ／: /: : : :/: : : : : : : :/: /: :/: :.l: : : : : : : : ヽ※ i ヽ
/: :./: : : :./: : : : : : :／: /: :/l: :..l: : : :ヽ: : : : :.ヽ l ヽ
. /: :/: : : : /: : : : : ／: ／/:.//:/:/: : : : :ヽ: : : : : ﾍ l , -‐ '´
. ,': :/: : : : :.l: : : :.／: ／ ./／/:/:∧: : : : : ヽ: : : : : :l l'´l
l: /!: : : : : :l: :／: ／ _,／ ///､,__ヽ__: : : l: : : : : : l !: l
l/ .l: : : : : :l : :／ｨｪｭ､. ／／ ,ｨ=ｮｭ､,_`ヽ:l: : : : l: :,'.l: :!
'; : : : : :l´ヽ'.け:カ` ／ い::::ﾘ'ゝ/:/: : :/:/ !: l
ヽ: : : :ヽ とつ‐' ゝてつ'//: : :/:/′/: l
l: :＼: : :＼ ヽ l l '/: :／'´ /: : !
l: : :l ｀'ー-`- ＿_ l ! /／:./ l: : :.l
……やる夫は。 !: : :l lゝ､ （ ヽ l !´／:/ ※. /: : : l
. l: : : l ※ l: : :＞ ､, ￣ ´ !ﾉ'´: :/ /: : : : l
. l: : : :l !: : : : : : ＞ - ‐ ' ´／ヽ/ /: : : : :..l
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_ _,..‐.....-......､..._ vr 、
/:.:.:｀ヽ、,／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ .: ﾊ.j∧:
. ハ.::.:.:.l／:.:.:.ｲ.:.:.:.:.:.,:.:'"´ .:,.,ィ´:.:.7.:.:.､
/:ﾉ:.:.:.:.l〉:.:.:.:.:.:.:.:.;〃..:.:.:／:.:.l:.:.:.:./!ヽ:.l:.:.ヽ
l:.:l:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.;〃..:.:.:／:.:.l:.:.:.:./!ヽ:.:.l:.ヽﾍ
/イ.:.:.:.:.:.:.:ヾ:.:-:.:.l:.:.:.:./:.:.:l:.:/:.:.:./ :::.:.l:. l､:.:.ヾ、
l:.:.:l:.:.:.:.:.:,ｌヽ:.ヽ:.:.j. :.ノ:.:.:,:ｌ::.lﾑ:/--ヽ:.ﾊ:l:.:l:ト|
. l:.:.:.:l :.:.:./ :.ヽ:.:.:.／V:／:.i'"|:/_,ｭ、_i ,'lｿ:.:l|:.ｌ
l:.:.:.::.ｨｿ !:.､:.:./r,ヾ;.:.:.:.:l f´弋厂 ヽ､:lﾚヽ| やる夫先輩ってばそんなことを考えていたんだ……。
l:.:.（ ,':.:!.:.ヽ ､6ｌ.:.:.:.l ,,,,´ /:l
:.:.ｿ /:.:l:.:.ｲ:.:.ﾌ|ﾊ :.:.l ∧:l 感謝したいのは私のほうだというのに。
（ l:.:.,'/l |ヽ:.:.lヘ.:.:| ´/| ｿ
/:.八／ ´ ＼ヽ ヽﾄ､r┬ - i:.i
. ,∠.......｀ヽ, ＼ 〈ﾐ'ヽ.| ,l/
/"¨_""''＼、 ヽ_,, ﾕ.!!
ｲ／::::::｀:ヽ.、＼､_ _／:=ヽl.lヘ＼
91 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:58:06 ID:oUWMxXJI0
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ ん？
／ （●） （●） ＼
l ⌒（__人__）⌒ ｌ 何だお？
＼ ｀⌒´ ／
／ ＼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､.＼
| （●）（●） .| 俺もだよ。
! （__人__） |
, っ ｀⌒´ | やる夫から貰ったものもいっぱいあるのにな……。
/ ミ） /
./ ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
93 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:58:54 ID:oUWMxXJI0
,, -=- ,,
, '" ゛' ､
, '"´,, -=＝ニニ＝=- ,, ゛'' ､
, " ／ ,＿＿＿＿＿, ,, ゛' ､ ＼
. / , " ,,. .": : : : : : : : : : : : : ゛: .､ ゛ ､ ゛ ,
/ ./ ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ ＼ ゛､
,." / /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :゛:, .Y ゛,
,." ,' ,': : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ', i .゛: ､
ノ i .i: : : : i: : :i: : : : :/: : : : : : : i: : : : : : : i:: ',j ｝
｛ | |: : i: :j: : :|: : : /|: : : : : :.:.从: : : : i:.:.:.|: ::|! ／
＼ .| |:.:.:|: :|:.:.:.i: :.:/ .|: : : : : :// ゛;: : :|:.:. |: :.|! ィ7/
|`ーi |: : i: :i: : ﾊ /＿|: : : ／､＿＿.V: i: : :!: //:.i: :|
|: i: :ﾊ V: :!: :!.天{!__ ._|::／ z=≠ｧVj: :/ //|: :!:.:|
|: |: : :.', V:|:_」土ﾐ,_,,_,ｨ 燃忘 /::/ /∧i: :i: :| 何で笑っていられるんですか？
|: |: : : :.',У､-＝=ー' , ￣。ﾟ/::/,ｲ/: : i: :|: :',
. |: |r-＝-i －─-Y^! r==＝==; ,.ｲ ／7-＝ ､: :.:', そんなに辛い思いをして、
,':/ :| ￣￣Y> ,｀ー ─' .イ/ /｛'´ ヽ: ::', 何とも無いんですか？
,'/ :ﾊ t}-'´! i＞ - く ./ /!_ ヽ ',: :',
./ ｛.人 i 人 ＞-=-＜! / i!⌒ i: : ＼
/:i ヽ i｝7⌒V / / /7∧{ヽ } / ||ｰ; |: : : : :ヽ
. /: :| ／`ー=＝=く / /// i ! .|∧ .||rﾉ ｲ: :＼: : : ',
../: :.∧ i .Yi .| | | || | .|| .| .||! / ﾉ: :ヽ: :ヽ: :.',
: :/: : ＞､＿! :∧￣| | || | .|| .| :||」｝ ,"./: : : : ＼: : : :ヽ
: :./: r=ﾆ三ﾆ=> ｲ ';.,..| | || | :|| :| :||r ノ.／: : : : : : : : : : : : ',
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
l: : : :‐-ｨ,>`´: :´: :.イV ﾏvヘ、ヽ.: : : :,'
. '´⌒:: : /:ヽ／: : 〃 ﾊ ヽ: : `ﾍ ヾ､::/
,／ .: : : : : l: :′ ｧ: : : : : j.: :f'} :、: : : : :ﾍ: :＼
ヽ .: : : : : :ﾊ : : /. : : : : : : : : :}: : : : : : : : ∧. :ヽ
Y.: : : :.,.' : : : :´ : :j . :l. :/. :ﾉ !. :| . :l: :ｷ.: :!ヽ: :l
/.: : : .:‘ : : ,' : : : :/ /l/／ |: :| : :| : :!. :/.::!: j
. /.: : : .:/.: : ;,' : : : /}ｲ'一. l /‐､/| .:|: : ヽ::l/
/.: : :ｨノ!: :人.: : : /‐ｨ〒ﾃ; ′ ,辷,y､_ﾘ.::/::|: :ﾘ
!／l （ |/'|: :/: :i/〈'弋ﾉ ﾋノ丿,vﾊｲ:/ : :|
{/ ） |N.: : :ハ｀` . '' ,〈/ ﾙ/|/Y´ 私はあの2年間で
{ il: :}: :!ヽ丶 ,ｲﾑｲ | 2人にとても救われた。
|/: :/: :八 ヽ、 ´ ｀ , イ: :l::/! /
,': :/: :/!: :、l:. ｀ 7:´l : :|: :,ｲ（ だけど2人は救われなかったのかな。
/ ／: / .＼_:ヽ、 ｲjヘl､ : : i八｀ヽ、
八/＝|、 `､: :ｌヽ, ‘l｀ヽ. : :＼ ）
/ ／＞┤＼_ ヽl ＼ _ヽ:｀ヽ.: .:!
|/／⌒ 乂＼＼ ＼ | ﾘ// ヽ:|
i ｀ﾊ ＼ `ヽ‐- Y´¨｀/〃 | ､
94 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 22:59:46 ID:oUWMxXJI0
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ― ー ＼ ……何とも無いわけじゃない。
| （●） （●） |
. ＼ （__人__） ／ どうしてやる夫はこんな目にばっかり、
. ノ ｀ ⌒´ ＼ そう思ったお。
／´ ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒） そんなことは無いだろ。
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 今までで一番楽しかった時代を挙げろと言われたら、
,| } 俺は真っ先に3人で居たあの高校時代を挙げる。
／ ヽ }
く く ヽ ノ
＼ `' く
ヽ、 |
| |
96 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:00:35 ID:oUWMxXJI0
ﾉ ※／／:. :.:.:.:.／:.:.:.／:.:.:.＿:.:.＿:. 二／ ｌ
／:::／:.:. :.: ／.:: .:／ .::＿.:: .:.――:. ／ /| |
／/／／ ::／ ::.:.／ :.＿＿:.＿:.／／:／／ :/l | ｌ |
/ / ::／_ :.:./ 二＼ ／ ::／／:／:. ／ｌ / /l .| ｌ ｌ
※ l .:/ ／￣l _＿ ＼二 ― ´ ／ ／／ | :| | : ｌ
. l .:/:::/ /￣ミﾐ≧､ ｀ ／ ／ |.:.l | : l .::|
※ | .:l:.:/ ﾞ ﾐ≧､ ´ ／ ＿_＿ |:.:| | ::. | |
ノ|:.:|:/ (￣ )ｧ≡≠≧ﾐr l.:.l: l::.|: ｌ .:l
ノ:.:.l:: |' ￣ '¨￣￣ ｀ .,ｫ≦三三三/:ﾉ/ｌ:ｌ / /
ﾉ:. /:ヽ､＼ l ｌ| | | l ｀ヾﾐ>､ / ' /:ｌ.: / ./
':.:./: / ﾍ￣｀ ＿__. ( ｀ﾐ≧/／ /:. .: /
::/: /:/::.lヽ. ／::::::::::::｀:.､ ／ l | l /／/: / :／ じゃあ我慢しないで
/:./:. :. :l ヽ /::::::::::::::::::::::::〉 .､／ ／.:. ／ 泣いちゃえばいいのにですぅ。
::/:./:.:.:l :ヽ、 ｊ::::::::::::::::::::::::/ ／ ヽ= ― ´）
/:.:. :.:/ ＿＿:.::_＼ ｀ｰ‐ ＿ .二 -┬ ´! ※ l
＾￣ , ‐,.ニニニ､＼:.￣::.＿＿|_ ::.l::.|.:.|. ）
／／ ＼l￣l ‐,ニニﾆﾆ､ヽ┴- 、 ※ |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,ハ /＼ /::::::ﾍ
/´ヽ ,/;:::::∨::::::::Y＾⌒ヽ､{ｹ:::::::::ヽ､
/l:::::ﾉ!／::::／:l|:::_ｲ丶{:::ヽ､::::.ヽ::::::'⌒＾￣,}
,／/:::::/::::／:::::／l{ﾆ、ﾐ::::＼::::::::.::::＼: : :./´::|
i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ＼::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.ｲ.:/:::::::;:
/::::::::′/:::::::::/:::丿 '.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,ｲ',::::::::ﾄ､
／:::::::/::::〃::::::/:::::| ヽ::::|ヽ:::::::';::::ｌ:＼:::i|::::::::: : ::>
, '::::::/::::/,ｨ!/:::::l::::::L::∟、 ､::| ＼!:::::|:::::l＼::::::::|ゝｲ
{::::::/:::://｜'::::::l::/ｌ_∟､ ヽl二,,'_'j::::|::::,ﾄ､:::＼::lﾙ
l::::/／ l:||::ｌ:::::::::l,'ｌ { ﾄ;ﾊ` '´‘;!iﾒj }|:::ﾚ'::!ヽj/ ）ヽ
｀/,' l:||::l:::ヽ∧ヾ` vｿ Ｖノ /|:::l丿::ﾘ::| `丶
（ l ﾘｌ:!い::::::{tﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::|::/ｲ|::l ）
ヽ ｌ/ Ｖ｜トrﾍ、 ,ｲ.|::::|::i|| ﾘ ……。
＼｜::| |｜::::ﾄ､ ‐―- ｨ:::ﾚ':::::jl:::l
|::::j人!::::｜「 ト __ , ´｜ ′ｲ八|
|::/ i:::::::ｌ l! | ∨/::∧::丶
|/ |:::::::l !ﾚ //::∧ ﾄ､::::＼＿,
/ ｌ:::::::川 ／/::,ﾍハL 「＿￣ヽ
／ ＿ 厶ィ'::::/ ｰ一' _／∠_ヽヾ. ￣｀ヽ
97 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:01:24 ID:oUWMxXJI0
＿＿＿
／ ＼
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ ……楽しかったんだお。
| /// （__人__） /// |
＼ ／
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ ＼
| ⌒ ⌒ やる夫もそう言うだろうな。
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 「とても楽しかったお」ってな。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)
98 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:02:14 ID:oUWMxXJI0
/: : : : /: : :l: : :/: : : /: l: : :l: :l: : ヽxXxXxXxXxXxXxXx.l: : : : : :i!
/: : : : /: : :/: :/: :/: /: /: :.:/:/l: :l: :ヽxXxXxXxXxXxXxXi: : : : : :.i!
i!: :l: : :i!: : :/: :/: :/: /: //: : :./ l: :l: : :ヽXxXxXxXxXxXxXl: : :l: : : :i!
l: : :l: : :l: : /: :/: :/: /: //: /: / l:ll:l: l: : ヽXxXxXxXxXxXx.l: : :l: : : :.l!
. l!: : :l: :.:l: :/: :/: /: /: //､,/__/,,,､l:!十!'､: : :ヽxXxXxXxXxXxl: : :l: : : : l
l:: :l:.:l: : :l/: :/: /: /: / /: /: :/ l! l! ヽ､: : :iXxXxXxXxXxl: : :l: : : : :l
. l: :.l: :l: : :l!: /: /: /:./ ./:./:／ ,ｨ''7セ''示`ヽ`､:lxXxXxXxXxXl: : :l: :.: : :.l
l: :l: :l: : :l: :l!:/／／ /／/. ｲ ﾔ:::::::つ! ' lXxXxXxXxXx!: : :l: : l: : :l
. l: :l: :l: :.:l: : i!／､ ／ .／ ' .弋::::::ﾝつ｡ lxXxXxXxXxX!: : :.l: : l:.: :.l
l: l: :l: : :l: : l! ﾄ示!, ￣ iXxXxXxXxXx!: : : : : :l: : :.l!
. l:.l: :l: : :l: : l .乂ﾘ 〃〃〃 lxXxXxXxXxX!: : : : : :.l: : : :l!
. l! l!:ﾄ､:.l: : l!. ｀´ ､ /XxXxXxXxX/: : : i: : :.l: : : : l
……えっ？ .l l! ヽ!:､:i! ﾍ ＿ /xXxXxXxXxX!: : : :.l: : : : : : :.ﾍ
| |xヽ!ヽ! ゝ､ ´ /xXxXxXxXxXx!: : : : l: : :: : : : : ﾍ
lXx|X|!xX.＞ , lXxXxXxXxXxXl: : :l: : l: : : : : : : : ﾍ
lxXxXxXxXxl: : ＞ , _,､ｨXxXxXxXxXxXl: : :l: : :l: : :ヽ: : : : :.ﾍ
l!XxXxXxXx.l: :l: : l: `.ｰ ' ´: ヽlxXxXxXxXxXx.l: : :l: : :.l: : : :ヽ: : : : :ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_ , - ､
/: ヽ ＿＿ , ィヽ ハ: : ヽ
r-―/､: : :ヽ , . : : ´: : : ／: : : :∨: :ヽ: : ｀ヾヽ
|: : : : : ｀: : イ: : : : ィ:.／: : : /: ∨: ヽ: ヽ: : : : }
| : : : : : : /ﾂ; イ ´:／: : : ;ノ⌒ｲ ヽ､l : : ヾﾍ: :.l
l : : : : : /ｿ': : : ／: : : ;イ: : i : ﾊ: i : :ヽ: : ' : : ヾ
/ : : : : /ｲ: : >' : : : :／: :/: / / ﾞl : '; : : ;ヽ: : : : ヾ ､
. / : : : : /;' |: / : : : ／: : :/: ｲ: ;' l: : '; : :l : '; : : : :l /
/ : : : ／ｲ: :l/: : : :ｲ: : : :/: :/ l :| l; : l : l : : l : : : :l
. /: : : :ｲ: : :|: /{ : : : : l: : 斗‐/-」､| l .;': :ﾊi : l : : : :l
/: :／/: : : :ﾄ/Y: ﾍ: i: :l: : ィァマヽヾ l l ﾅ=ト､l : : :l |
./: / /: : : ; イヽ; r､: l､ l: :{代 り ｲァ=ﾏヽ:/: : :ﾊヾ
: :/ /: :.／ |: : 'ヽ ヽﾄ､l: | ゞ" { ツ /ｲ:/ :;' ヾ
: ' /:／ .|: : ﾊ:ヾ-.l ヾ 〉 ｀´ ｲ/:/: :/ ……そうだね。
:{ {:ｲ ﾘ: :' :∨: :l 八/: ;イ
ヾ |' /: : : : / l : l ヽ ｀ " , ｲ イ: l ﾘ そう言うと思う。
＼＿ ／: : : ／/ l :ﾊ ｀ ､＿ イ: : | ヾl/
. /: : : ／: :/ ＼:ヽ {=ヾ-l､_:_|_ ´
/: ::r―f￣´ヽヽ ＼:ヽ 〈: : :〉 ヽヽ ヽ
ヾ/ ヽヽ 〉＼ ＼ヽ‐- ヾ ハ } ヽ }
|{ ヾ | | ＼｀ ＿ｿ | 〈 ｿ i
99 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:03:04 ID:oUWMxXJI0
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／ （⌒） （⌒）＼ そんなことを遥かに上回るくらい、
／ ::⌒（__人__）⌒::: ＼ とても楽しくて嬉しい3年間だったんだお。
| |::::::| ,---、
＼ `ｰ' しＥ | あの当時のような思いができるなら、
／ l､Ｅ ﾉ どんなことだって受け入れられるお。
／ ｜ |
（ 丶- 、 ヽ_／
`ー､＿ﾉ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ ⌒ ＼
悲しい出来事があるとそればかりが印象に残ってしまうが、 .（ へ）（ へ） |
それで帳消しになってしまうほど、 .（__人__） .|
薄い密度だったわけじゃない。 ｌ｀ ⌒´ |
{ |
お前もそうだろ？ { ＿ |
（ヽ、ヽ / ）|
| ｀`ー―‐'| ..ヽ|
ゝ ノ ヽ ノ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
101 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:03:54 ID:oUWMxXJI0
_ -‐ ￣￣￣ ｀丶
／￣＊￣⌒ … 、 ＼
／ ∠＿ _＿ _＿ ＊ ｀ ー ､_ ヽ
｜ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ ー 、 ヽ ヽ
∨:.:.::/:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ＊ ＼ ＼
/.....:./:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ ＼ ＼
. /......./............/../...:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ヽ ＼
':.:.:.:.':.:.:./:.:./:./....:.:.:.:.;. ｲ:.:.:.:.:／|:.:.:i:.:.:ヽ ＊ ｝ ヽ
ｌ:.:.:.:.|ｉ:.:.:l:.:./_/:.:.:.:.／／:.:.:.ｘ' |.....|....:.｛ { 〉
|:.:.:.:.|:l:.iﾊ/__｣:.:.／／:.:.:／_ ＼ |:.:..|........｝ ｝ ／
|i:.:.:.:|:.l:|ィ≠tド∠ - ´､__ ｀ 'ﾄ､:.!:.:.:.｛ ＊ ｛ ／
.、:.:|:.:l|１::::dj 不ミ=z､ j:.:.:,:.:.:.:.:.} }┬‐'
ヽ{ヽl! ￣´ |i:::::::ｄﾊ/:.:/:.:.:./:{ ｛:.:.|
｝.ﾊ."" ' ` ーイﾌ:.:/:.:.:./:.ﾉ ＊｝:.|
……。 .｛ ヽ⌒ヽっ """∠:.:ｲ:.:／:.:.{ {:.:.|
！ 〈￣∠＾Y⌒ヽ .ィ:.:_／:|:.:.:.ﾉ ｝:.:|
.ノ＊/ 「/:::厂}１＼￣ |_:.:.:.:.:.|:.:｛ {:.:.:.|
ｲ 〉「{:::/:::/┐ ヽ___ V丶、l:.:.:｝ ＊｛:.:.:.:|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,r:､
, ⌒ﾊ ,_ ＿ _ _､/::::::ﾞ,_
. j::::ゝ:::ヽr^ ⌒:/.:.Ｙ´ゝ:)´_:::::i
ﾉ:::::::::j（ﾉ::::::::::'＾::::::::::｀:::::.)y:::::;
/:::::::::ﾘγ::::::::/::::::/:;:ﾍ::::::::i:::ヽ;;ﾘ
. /:::: y.::ﾉﾊ:::::〃::::_:;|/ ﾚ'＼ﾄ､::ヽ|
（:::::::〈:::::ﾉ:::::::::ｌ:: ;ｨｆ_,'ﾆ iｔｧ=N/::j
. ＼::::∨人/::ﾊ:N ﾋダ' ､ "!(::! ……うん。
ヽ/〉 ）/::::ﾘ.､ " _ ,′,:／
. / i ﾊ::::ﾊZ´ゝ､ __ ｲ:)__ とても幸せだったよ。
（ /r:‐/:::::､≧ヽﾊ ト┴＜ヽ
. 〈 {:.:.ｌ.: : :ハ:.:{{:::＼｀＞､_l､ｉj:._
l:.:.,' : : : : :YﾞT::＞＾－-､V/:
. Y:.:.:.: : : :.l:.:l/ : : : : : : ::Ⅵ､:',.
|:.:,': : : : :l:.:'ｉ:::.:. : : : : .:.:}ﾊ､:::l
ﾚ': ,': : : :|:.:.ヽ:.:.:.: : : ;: '〃l: ﾉl
|:.: ' : : : :ﾄ､:.:.':'`':': :´: :/: :ll: ､|
j:/: ; ': : :l::ﾊ,':.:.: : ; : :.,': : ::ｌ : ﾊ
ノ:':;.' : : : :|.:|:j:.:.: : ; : : ' : : : ｌ : :_〉
Y:.': : : : : :|.:lﾑ-､､___r'､＿ノＬ_イノ
ﾉ:.: : : : : : Ｎﾚ人_`::ｰ::--::--::‐;ｲヽ
102 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:04:45 ID:oUWMxXJI0
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ だから泣かないで欲しいお。
／ ,,,⌒ ⌒,,,＼
／:::::: （__人__） ::::: ＼ 翠星石に泣かれてしまうと、
| |r┬-| | 悲しい3年間だったかと思ってしまうお。
＼ `ー'´ ／
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ ＼
| ⌒ ⌒ だからああは言ったけど、
. | （__人__） 少なくとも俺らは絶対に、
| ｀ ⌒´ﾉ あの時代の思い出を否定しちゃダメなんだ。
. | }
. ヽ } じゃないと悲しい思い出に摩り替わってしまう。
ヽ ノ
/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)
103 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:05:35 ID:oUWMxXJI0
: : : : : :|: : |: : : : : : : : : : : : : : :/l: : : : : : イ ´￣＼￣｀: :l: : :| : : : : : :l: :| {
: : : : : :|: : |: : : : : : : : : : : : ／ /: : : :/: :/ ＼: : :|: : |: : : : : : :|: :| { .／
: : : : : :|: : l, -:‐￣｀: :､ :／ ./ : : :〃.:/ ＼＿＿＿＿＼|: : |: : : : : : :|: :| {／.|: :
:.|: : : : :l／l: : : : : : : ／ヽ /: : :／/:/ |: : |: : : : : : :|: :| {: : :|: :
: !: : : : :ヽ: l : : : :／__＿／_､-'´ // ィ:_z≠テ＝＝ﾐ |:: :|: ,': : : : : |: :| {: : :.i :
: |: : : : : : ｀ﾍ _＿＿___ﾆ彡 // ﾍっヽ::::::ｿ/ |: /:/: : : : : :l :,' { : : | :
: :',: : : : :ヽ: :ﾍ"´{::ﾍ＼_ノl ／ ゝ─とつ´ .,'/:/: : : : : :/:/ |: : : |:
: : :､: : : : : ､: ﾍ ヽっ､:::ﾉj, ／／／／/ｲ/: : : : : :// {: : : i:
:ヽ: :ヽ: : : : :ヽ:ﾍ とつ‐'´ / //: : : :／ {: : : |:
|: ヽ: :ヽ: : : : : ヽﾍ／／／／ 〈 / 〃 イ ´ｆ _ヾ !! ﾉ_ !: : : |
あ……。 .ヽﾍヽ: :ヽ: : : : : ヾ＼ ／ |:::::{ ﾉ li ヽ {: : : :!
＼ ＼: ＼: : : : ＼ /￣￣ヽ u ／ l:::::i |: : : :
ごめんなさい。 .￣{￣￣￣｀丶､ ） ／ l:::::{ { : : :
f _ヾ!!ﾉ_ t::::::::＞－ ＿ ／ |::::i _ヾ !! ﾉ_ | : : :
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/ ｀ヽ _, . -―＝―- 、__ , イヽ
＿_∠: : : ／: : ／: : : : :｀: : '⌒ヽ、: : :}
|: : : : : :.ｲー:／: : : : : : : /: :ﾊ : : : :ヽ ヽ
|: : : : f: : :／: : : : : : : : ; : /゛"i : : : : :ヽ }
|: : : : |: :/: : : i : : : /: : : : | | i : l : : :.Y
j: : : : | 〉 : i : | : : ｲ.:.: ; : :.| | l : :} : : : }
ノ: : :イﾊ' : : l : | : ハ : :ﾊ: :.| |ｲ: :ｲ: :}: :|
, ィ´ｫ: ´ ノ /: :ﾍ:| : | / ヽ{ ヾ{ ﾘ|/ .l: / : |
.ｲ iノ :／ ./; ｲ;-､: :ﾊ{ ∩ ∩ |/: :ﾊ|
|: :/ ' |: { ヾ. ∪ ∪ |: :ﾉ l 確かにそうだねー。
ヽ{ |/ ヘ 、'' ､＿ ''.ノﾚ'
｀ ﾘ从: : : ＞ 、‐─── '＜ｲ 反省反省。
// ヾ: : ﾊ トミ ｲ|: : /:. / ﾘ
ソ }ノ {/ {>く}.|レﾍ|/ `
´ | .|
| .|
104 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:06:24 ID:oUWMxXJI0
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼ いやいや。
／ （ ●） （ ●）ヽ
l ⌒（__人__）⌒ | やる夫のことで泣いてくれてありがとう。
＼ ｀ ⌒´ ／ そして泣かせてごめんお。
／ ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（● しかし何というか……。
| （__人__）
. | ﾉ やる夫はお前のことを
| ∩ ノ ⊃ お前はやる夫のことを好きなんだなって
／ .／ ＿ノ 改めて思うよ。
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
105 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:07:14 ID:oUWMxXJI0
丶､ ,ｨ",z=＝＝=､、｀丶､ ＼
,ノ／ ｀ヽ ※ヽ, 丶
く/ ,' ﾉ i, ､ 丶 l, 丶
/ / / /〉 /l ,l､ l t ※ヽ 丶
,' 7ナｧ-/,ｨi/‐ﾘ-t､l, 〉 ',ﾄ, , ｀>
ll l,' /ﾑLﾘ// ﾉ __lL,,l下{ ※ } /, - '"
聞かせて欲しいと言ったのは翠星石ですぅ。 lﾊ ll 仏::::ﾄｿ '"7::::''トj､ゝ l/´l
{ ゝt⊥o-' で:rくｿ/※/ l
でも、 ソﾞ'ヘ)〃__'＿〃〃ﾘﾉ〉 ﾉ l
やる夫は本当にやらない夫とやらない子さんのことが、 / ﾐy丶､`ー ' _ノｨ/※） l
大好きなんですね。 Z{､, ,ｫﾘJ､_,＞-‐ ''"ｨf´ /,∩rっ l
/しunry'"/,ｨ=ﾃf＝=/'※ノr,r''"ヾろ l
/ D,ﾊ{_,ｨｼﾘ'ﾄ､ / }(7/ ヽ) l
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
l: : : :‐-ｨ,>`´: :´: :.イV ﾏvヘ、ヽ.: : : :,'
. '´⌒:: : /:ヽ／: : 〃 ﾊ ヽ: : `ﾍ ヾ､::/
,／ .: : : : : l: :′ ｧ: : : : : j.: :f'} :、: : : : :ﾍ: :＼
ヽ .: : : : : :ﾊ : : /. : : : : : : : : :}: : : : : : : : ∧. :ヽ つ
Y.: : : :.,.' : : : :´ : :j . :l. :/. :ﾉ !. :| . :l: :ｷ.: :!ヽ: :l
/.: : : .:‘ : : ,' : : : :/ /l/／ |: :| : :| : :!. :/.::!: j っ
. /.: : : .:/.: : ;,' : : : /}ｲ'――' l /‐､/| .:|: : ヽ::l/
/.: : :ｨノ!: :人.: : : /‐ｨ〒ﾃ; ′ ,辷,y､_ﾘ.::/::|: :ﾘ まあ……。
!／l （ |/'|: :/: :i/〈'弋:::ツ ﾋ:シ丿 vﾊｲ/: :| 大好きだよ。
{/ ） |N.: : :ハ'xxxx , xxx,〈/ ﾙ/|/Y´
{ il: :}: :!ヽ丶 u ,ｲﾑｲ | ……兄ちゃんを含めてね。
|/: :/: :八 ヽ、 '´ , イ::l::/! /
,': :/: :/!: :、l:. ｀ 7:´l : :|: :,ｲ（
/ ／: / .＼_:ヽ、 ｲjヘl､ : : i八｀ヽ、
八/＝|、 `､: :ｌヽ, ‘l｀ヽ. : :＼ ）
/ ／＞┤＼_ ヽl ＼ _ヽ:｀ヽ.: .:!
|/／⌒ 乂＼＼ ＼ | ﾘ// ヽ:|
i ｀ﾊ ＼ `ヽ‐- Y´¨｀/〃 |
107 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:08:04 ID:oUWMxXJI0
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ うん。
／ （●） （●） ＼
l ⌒（__人__）⌒ ｌ 大好きだお。
＼ ｀⌒´ ／ 2人とも超がつくほどの恩人だし。
／ ＼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒） ああ。
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 俺も2人のことが大好きだ。
,| }
／ ヽ } 出会えたことに感謝してるだろ。
く く ヽ ノ
＼ `' く
ヽ、 |
| |
108 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:08:55 ID:oUWMxXJI0
-――--ミ
´ _ノ¨￣｀ヽ ＿≫==ミ _
, '_ノ⌒´ ヽｌ∠ ヽｌノ `ｰ-ﾐ' ,
／_〃ヽＬ ￣lヽ __￣Γ _ .＊＼ 、
／／ 7|ヽ_彡 ´￣￣￣ : : :￣￣: : :＼＿_〉 ＼
. ノｘ.__ノ⌒´ : : : : : : : : : : i: : : : :､ : : :ヽ : : : : :‘， ＼
, / __ノ: : : : : : : : : : : : : : : : :!: : : : :.ヽ: : : : :, : : : : ‘， ,
. / {ノ : : : : : /: : : : : : : : : : : : :|: : ﾄ:、 : : : : : : ', : : : : : :. ／
/ !: : :.ｉ: : : :ｉ: : : : : : : : : : : : /|: :ｉ| ＼: : : : : : ::' : : : : : : ／
. / |: : : |: : : :| : : : i: : : : : : : / :|: :ﾘ ＿_ヽ:_:ｉ＿: :.ｉ : : : : : ∨
′ |: : : |: : : :| : : : |: : : :＿_/ !:./ ', |＼:｀:|: : : : : : :|
. , |: : : |: : : :| : : : レ':´: : / |/ _斗＝ミi: : : : : : ,
{ |: : : ｌ: : : :| : ／|: : : ／ ノ ィ爪:::::j ﾘ ハ: : : : /
. ＼ : : : :.、: : ∨/: |: ∠ ==ミ ゞ''"ﾟ￣｀ |: : : ∧ それに2人も
人: : : :＼ : ∨ ;ｨ八::::::以ヾ :::::::::::::: |: : :ｲ:∧ やる夫のことが大好きなんだって、
`ｰ＼: : : :＼: :《乂少''ﾟ´:::: ’ /／i |: :∧ 話を聞いていると伝わってくるです。
. |:＼: : : :＼＼::::::::::::: /ｲ ７｢|__｢＼
|: : : ト : : : :＼＞ _ ´ 八 / ┬ ﾉ⌒ヽ__ 翠星石も3人がますます好きになったです。
. /|: : :人 `トﾐ : : ＼_ ／ ＼i ｒ┴{ ┬┘::＼
＿ /斗-く _>､)_ ￣＞ __ . イ i |Y__ ﾉ く:::::::::::::::ヽ
／⌒: : ＼ /:.ゝ＼ノヽ, ＼ ＼ ＼二二二 ／ ﾉ }ｲ / ７=┘::::::::::::::::Ｖ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,⌒ﾊ ,ﾊ⌒ 、
,'...::::::ヽ、,_r - －¨⌒`へ _,、_-_:.:::ヽ
ﾉ....:::::::.ｨ〃:::::::::::::::::::::ﾍ::::::::::::::ヽ`ヽ::::::::ﾊ
i...:::ｨ::::∧:::::::: ::´::::,::::ﾊ:::::::::::::::::ヽ ´丶/:i
ﾄ..:::/::/::|/::: :/´:::::::::ﾒ:/ヽ:::i::::::: :ゝ:::ヽy::::i
ﾙ.:::ﾉ::::ﾘ/:::/:::::/:::/l/::::::/| l:::::l::::::::::::丶::ヽ::ﾘ
{ /jYyﾉ::/::::ｲ::::/::l::::::/|/ l:::/l:::/l::::::::i:::::l:::〈
） |/|/:::;/l;::/.:::l/ l:/ ,l;/ !:::::::l::::l ﾙﾘ:::、
ﾚ::l;::/.ﾚl/., u. l/_ _l;. l:::,:/:::l:! ヽ） ど、どうしたの今日は。
l/∧|'｛厂`` '{厂``ﾚ::i::l:::l
|::::ハ""" . """/::l::::l:/ くっさいことを言ったり、
|/::::.｀ﾄ. ___ u. ,':::/|::::i:| 真面目な顔でそんなことを言ったり。
,':::::i::::::ｌ:`r 、_ イ/::::/:::|::::i:|
,/::::::l/:l;;;l::::l |l::从:::ﾉｌ::.:.V
ィ:::;;;;;-‐l/:/l:{ヾ, ｿ/￣/'ヽ 、ヽ
:.:./-‐/ ゞ ヽ、 ｨｲ/ ／ヽ
,/ | ＼ ﾞ⌒`Ｖ＾¨＾Ｖ⌒" / i/ ',
109 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:09:44 ID:oUWMxXJI0
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼ ありがとう。
／ ,（⌒） （⌒）､＼ あの2人を褒めてもらえると嬉しくてたまらないお。
| /// （__人__）/// |
＼ ｀ ヽ_ノ ／ だからそんなことを言ってくれる翠星石のことを
ヽ , ＿_ , ／ やる夫もますます好きになったお。
／ |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒) もうごまかすのは辞めることにしたんだ。
. | u （__人__)
| |r┬|} やる夫に言われて、だけどな。
| | | |}
. ヽ ｀ﾆ}
ヽ ノ
/ く ＼
| ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､
110 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:10:35 ID:oUWMxXJI0
／ rｸ , --＝===＝ﾐ ＼
／ ｨ7 ≠″:::::::::::::::::::::::::`￢＼
,. ' 〃 ／:::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
,. rｸ ／:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ:::::::ヽ
＼ ＼ jｊ /::::::::::::::::/／:::::::::::::／:::::/::::/:::::|:::::::::::゛
＼｀ ､ヽ {{ .′:::::::::::/:::::::::::::::／:::::／::／:::::::′::::::::::ﾊ
＼/:::::V{{ ｜:::::::::::::/―--／ ::::／::イ:::/::::/::::::::::::::::::｜
/:::::::∧{ ｜::::::::::::|子＝ﾐ ヽ ／ /:::/::::ｲ::::::::::::::::::::｜
/:::::／::::}} ｉ|::::::::::::::|├び ﾊ ｀ ／／／ ﾄ､:::::::::|::|://
, ':::::::::::::::::::}}. ＼:::::::::|｀ ー ′ ／ ｧえﾒ､｀::::::::: |::|'/ ……。
／:::::::::::::::::::::: {{ rｆ＼:::ヽ::::::::::: ､ lじﾝ〃ﾍ/:::::::|::|′
／::::::::::::::::::::::::::/バ {{ ＼:: ::::::::/::/:::::::/::/ ありがとうですぅ。
／::::::::::::／^ヽゝぞ!: {{ }} | ﾄ､ 〉、 ｀ ｰ- -=ﾆ::::イ//
／:::::::::::::::ﾚ' ｀｝ {{ }}ト⌒＼ ＞ ＿_ ,. ＜}} }}:／
／::::::::::::::::::｛ {{ }}＿,ﾆヽ 、__ / l ﾄ、{{ }} ヾ!
／:::::::: ,.=､ソ /: :ヽ∠{{ }}ﾊ: : : :｀.､ ∨´ {{ }}. : . '.ﾑ_
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／/.:.:.:/:.:/ V＼.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:ヽ.:.:.:',.:.:.:.:`=,._
／.:.:/|.:.:.:.:! i i.:.:ﾊ.:.:ヽ.:.:.:!.:.:.:.:i.:.:.:.:',.:.:.:.:.:.:/
/.:.〈.:.! i.:.:-=,!ﾄ !:.|-弁:.,._.:.:!.:.:i.:.:|ノ/i.:.:.:.:.:.!
そっか……。 ..... i.:.:/l.:.:i.:.:',.:.:ｨﾃi、 !ﾘｨfr'=ﾄ､`ﾃ.:.:!.:.:|:/:i.:.:.:.:./
. !/ i.:.:.:!.:.:|ヾ|{ ﾘ ﾋ少 ｝´|:ﾊﾘ:.i:./.:.:.:.:/
いい事だと思うよ。 .!.:.:/ヽ|.:::}" ' " ﾘ ﾉヽ:.|/:.l/,.:i
. V |:.:..ヽ、 ＿ , ﾉ:./ノ.:./|.:.:.:.:.ヽ,
私も見習うことにする。 .,.. ‐:.:.:.＼ _,.-=/:.:,'.:.:./lｌ i.:..).:.:.:.:〉
,_／/:.:.:.:/.:.:`ﾏl´ /ゝ/.／.ﾍi:::!(＼.:.:(
´ _ﾉｨ/:.,-=ﾘ/」--=ｲ)‐-,.⌒Y::::ヽi:.:.:.) ＼ヽ
114 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:11:25 ID:oUWMxXJI0
＿＿＿_
／ ＼ 翠星石……。
／ ⌒ ⌒＼ ……地区大会で殴られた話なんだけど。
／ （ ●） （ ●）ヽ
l ⌒（__人__）⌒ | 実はあれの後遺症がもっとも辛かったりする。
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ _ノ ＼ ……だからこれもごまかさずに言う。
| （ ●）（●）
. | （__人__） やる夫はPTSDから来る、
| ｀ ⌒´ﾉ 脳内麻薬依存症だ。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> く
| |
| |
115 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 23:11:51 ID:q2.3EVA20
なん……だと……
116 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 23:12:08 ID:FHoUffVo0
不穏な空気が・・・？
117 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:12:14 ID:oUWMxXJI0
, -‐ '´__, -―‐-､ ｀ー-､_｀ ヽ､
,ィ , ィ´: : : : : : : : : : ヽ､_.XxX`ｰ､ ＼
／.／: : : : : : : : : : : : : : : : :｀ヽxXxXヽ ＼
. ,ｲl /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :..:ﾍXxXxヽ､ ＼
/: :l/: : : : : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : ﾍ.xXxXx', ヽ
/:/:/: : :/: : : : :/: : :/: : : : /!: : : : : : : : ',XxXxX ヽ
. /:/:/: : :/: : ／:/: :／: /:.:／ l: : l: : : : : : :lxXxXx! ヽ
l:/:/: :／: ／:／:／:.／:／ '; :.l: : : : : :l:.lXxXxX! _, -‐ '´
l; /／!:／;／-‐ ' ´/／｀ｰ‐--'; :l: :.l: : : :l:.lxXxXxl´: l
. l': /l´:/:l"示｀ ／ 示云"'x,l: l: :.l: :l:..:l:.lXxXxX!: : !
. l://l: :l: l 乂ﾘ 弋:::::ﾉ /l:.l: :.l: :l: :.l:.!xXxXxl: : :!
. l'/. !: l: :', , ￣ ´ !: :./:./:: :./XxXxXl: :l:.',
えっ？ .. l: : :..:', /: /: /: : /xXxXx./: l:l: :',
. l: :l: : :ヽ r ‐､ /／: /: : : lXxXxXx!: :l: : : !
傷むですか？ . l: :l: :ﾄ､: :ヽ ` ‐' ´ィ: :/: : : : lxXxXxXl: :l: :l: :l
l: :l: :l: :ヽ: :.ヽ _ , r＜´ l:./: : l: : : 〉XxXxソ: :l: :l: :l
l: :l: :ﾄ､ィミi〔ヽ: : ;ィ! !: :l:..:l: : :.lXxXxXヽ: :l: :l: :l
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_ _,..‐.....-......､..._ vr 、
/:.:.:｀ヽ、,／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ .: ﾊ.j∧:
. ハ.::.:.:.l／:.:.:.ｲ.:.:.:.:.:.,:.:'"´ .:,.,ィ´:.:.7.:.:.､
/:ﾉ:.:.:.:.l〉:.:.:.:.:.:.:.:.;〃..:.:.:／:.:.l:.:.:.:./!ヽ:.l:.:.ヽ
l:.:l:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.;〃..:.:.:／:.:.l:.:.:.:./!ヽ:.:.l:.ヽﾍ
/イ.:.:.:.:.:.:.:ヾ:.:-:.:.l:.:.:.:./:.:.:l:.:/:.:.:./ :::.:.l:. l､:.:.ヾ、
l:.:.:l:.:.:.:.:.:,ｌヽ:.ヽ:.:.j. :.ノ:.:.:,:ｌ::.lﾑ:/--ヽ:.ﾊ:l:.:l:ト|
. l:.:.:.:l :.:.:./ :.ヽ:.:.:.／V:／:.i'"|:/_,ｭ、_i ,'lｿ:.:l|:.ｌ
l:.:.:.::.ｨｿ !:.､:.:./r,ヾ;.:.:.:.:l f´弋厂 ヽ､:lﾚヽ| ……実は知ってるんだ。
l:.:.（ ,':.:!.:.ヽ ､6ｌ.:.:.:.l ,,,,´ /:l
:.:.ｿ /:.:l:.:.ｲ:.:.ﾌ|ﾊ :.:.l ∧:l 兄ちゃんのリハビリについて
（ l:.:.,'/l |ヽ:.:.lヘ.:.:| ´/| ｿ どう思うかを相談しに行った時に教えてくれたよ。
/:.八／ ´ ＼ヽ ヽﾄ､r┬ - i:.i
. ,∠.......｀ヽ, ＼ 〈ﾐ'ヽ.| ,l/
/"¨_""''＼、 ヽ_,, ﾕ.!!
ｲ／::::::｀:ヽ.、＼､_ _／:=ヽl.lヘ＼
120 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:13:05 ID:oUWMxXJI0
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼ ううん、むしろ逆。
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | 快楽に悩まされているんだお。
./ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | | 無性に高いところから飛び降りたくなるとか、
.＼ “ ／＿＿| | 危険に身を起きたくなるという話はしたお？
＼ ／＿＿＿ ／
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（● そうか、
| （__人__） それなら話は早いな。
. | ﾉ
| ∩ ノ ⊃ やる夫は俺が同じことにならないようにと気を使って言ってくれたが、
／ .／ ＿ノ 俺はそれを聞いて逆に決意した。
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
121 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:13:54 ID:oUWMxXJI0
. く /: : :/: : : : : : :l: l:.l: : : :.ヽ: ヽ ', , -‐'´
/: : :./: : : : : : :/l:/∧: __: :.ヽ:.:ﾍ l'´!
,': : : :l: : : :＿／ /'/'' ´ヽ ､｀:l: : :.! !:.l
. l'l: : : :l: : ´／ ／ / ,ｨｪｭ-､`l: : / l:.:',
. lヽ: : : l-'´,ｨｮｭ / 弋::ﾘ /: /.※ l: : ',
＼:.ﾍ `弋ﾂ ￣ /／ l: : :ﾍ
……はい。 .l`ｰ`-´ ' _ '´/: l !: : :.∧
l ※ ゝ､ ´ ／ |: l ※ !: : : :.∧
. l l: : :｀' ｰ- ,'´ ／´l /: : : : : ∧
/l l:,､r-､-'´l' ／ l /｀ーｨゝ: : ∧
. /: l ※ l:〉ﾉ,.ｨ＝示ﾐ､＿ / /r‐'ノ｀´ヽ: : :∧
/: : :l. l〈《 //ijヾ､¨¨ﾘ! l ﾉ l´:::::::::::l: : : :∧
. /: : : :.l lﾉ.ゞ彳/.ij ヾ∨/l lﾉr'´::::::::::::::!: : : :.∧
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_ _,..‐.....-.....､..._ vr 、
/:.:.:｀ヽ、, .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ .: ﾊ.j∧:
. ハ.::.:.:. l孑:.:.ｲ.:.:.:.:.:.,:.:'"´ .:,.,ィ´:.:.7.:ヽ、
/:ﾉ:.:.:.:.l〉:.:.:.:.:.:.:.:.;〃..:.:.:／:.:.l:.:.:.:/!ヽ:.l:.:.ヽ
l:.:l:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.;〃..:.:.:／:.:..l:.:.:.:./ ヽ:.:.l:.ヽﾍ
/イ.:.:.:.:.:.:.:ヾ:.:-:.:.l:.:.:.:./:.:.:l:.:/.:.:.:./ !:.l:. l､:.:.ヾ、
l:.:.:l:.:.:.:.:.:,ｌヽ:.ヽ:.:.j. :.ノ:.:.:,:ｌ::.lﾑ､_/ヽ :.ﾊ,l:.:l:iト|
. l:.:.:.:l :.:.:./ :.ヽ:.:.:.／V:／:.i'|__イ. |.ｿ/ /ｿ:.l|:.ｌ
l:.:.:.::.ｨｿ !:.､:.:./r,ヾ;.:.:.:.:l fi|l | | / /!ｌﾚヽ|〉
l:.:.（ ,':.:!.:.ヽ ､6ｌ.:.:.:.l |.i| l . ´ ヾ／ ,l.j:l ……。
:.:.ｿ /:.:l:.:.ｲ:.:.ﾌ|ﾊ :.:.l lN ／
（ l:.:.,':.:l_|ヽ:.:.lヘ.:.:| ..| || ｿ
/:.八丿l,/‐~:＼ヽﾄ | ﾉﾒ
. j /.:.「::Y´ ｀ ヽ |￣￣￣￣|
）:: //⌒ヽ＼ ',|。 l
（／:.{ ｀ヽ、 . ..:; ∟
122 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:14:44 ID:oUWMxXJI0
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ あれは無意識にやってしまうわけじゃないんだお。
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | とてもとても強い誘惑を感じるんだお。
＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ 医者が言うには脳内麻薬中毒。
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 | やる夫は薬物依存症なんだお。
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ _ノ ヽ
| （ ●） | 炎を克服できるなら、
| （__人） 俺はやる夫と同じになってもいい。
| ⌒ﾉ
ﾝ ノ そう思っている。
／⌒ヽ､ _ノ
/ ﾉ ＼__ィ ´
/ / '|.
（ y |.
123 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 23:15:17 ID:dJ01RrOQ0
これはまたキッツいのが……。
124 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 23:15:30 ID:D1WzpVdk0
やらない夫さん･･･
125 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:15:35 ID:oUWMxXJI0
l /: : :/: : : l: : : : : :l: : : :.:ヽ
l ※. /: : :/: : : :/: : : : :/!l: :.l: : l:',
l /: : : l: : : :/: : : :／//!:l:l: : l!:l
. l i: : : :.:l: :／:￣／｀十‐!:/: :/.l!
｀ヽ､ l ※ l: : : : l:´: : ／ｲ´ﾊ` //: /
: : : :｀ヽ､ l ',: : : :ﾍ‐'´ ﾔ! ヽ'/
: : : : : : : ｀'l ﾍ: : : : ﾍ `'' ＼ えっ？
: : : : : : : :.∧ ※ ＼: :ヽ` /
: : : : : : : : : :ﾍ l｀`ｰ`- /`7/ あ……。
: : : : : : : /: : :ﾍ ﾍ ￣/
: : : : : : /: : : : ∧ ※. ﾍ. /
: : : : : /: : : : /ｰﾍ ﾍ/`ー‐---'
: : : : /: : : : / ヽ ヽ
: : : /: : : ／ ＼ ※ ＼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,‐- 、 ＿ _,ｨ ‐-┐
_/:::::::::::＼:zrft'"´:::::::::::::::::::｀ヽ､:::::::::}
,ｨ─-:::::::;/ヽ::／::::::::::::::::::::::::::::,..::::::::＼:::!
|::::::::::::::::〆:,ｲ:ヽ::::::::/￣￣´::::',:::::/ヽ::､::ヽ、
|:::::::: :::::/::/:::|::',::::／::::::::::::::::::::::∨:::::::｀::ヽﾊ｀ﾞ;
|:::::::: ::/:::;::::::::｀／:::::::::::::::l::::::::::::'::::::,::::::::',::＼
/::::::::::/::::i::::::::/:::/:::::::::::::::|::::::::/!'::::::|::::::::::':,:::::＼
（ｲ ::::r::::::}::::::::/:::/:::::::::::::::::l::::::::|''|::::::::',:::::::',::∨:::/
ﾉ::::::ィ:| :::::l::,-､|::/::/::::::::::::l::|::::::l:| |::::::::::',:::::::':,::ヽ〈
ｲノ´ }:::/:｀!l /l::{:::l::::::/:::/:l:!::::::|:! |:!:::::::::',::::::::ヽ::::j
（: /:/:::l::::l､ヽ!:l::l:::::/:::// l:::::/l:! l:l::|::::::::',!:::::::lヽ::!
l:'|::::{',:::::ヽ'l:l,ｲ::/l::// /ｲ:// l:|',:!::::::l::|:::l::/ lﾊ! ……一生苦しむかもしれないのに？
l ヽ:ヽ:::',:::l/､!/ l/ / l::/ , l,' l/l:::/:ﾘ::l::{
ヽ::}):/l::::::::lヽ､ / _ ,..ｲ:/:/:/l:､! ドリームで活動できるのは
/ {:(. |::l::lﾉ ｀ ､ ´,..:＜´:/:/::l::j ヽ! あと数年かもしれないのに？
ヾ! l,-|:| ｀´!::/l l/ l:{ /
, -― '"ヽ:.乂 ｀ヽ､,-― ¨ﾟヽ
／ ＼ ､_ ', / _,..-} :,
/ ヽ、￣￣ ヽ "´ / ,! ',
126 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:16:25 ID:oUWMxXJI0
＿＿
／..::::::::::::::..＼ 何度も殴られることの痛みや辛さからの逃避、
／..:::::::::::::::::::::::::.＼ そして臨死体験でやる夫はちょっとしたことで
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼ エンドルフィンが多く分泌されるようになった。
| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ そして高校のときに腕を折られたことでフラッシュバックしたんじゃないかと、
,. -‐'´..:::::::::::::::::::::...｀丶､ お医者さんは言っていたお。
ﾉ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿＿
／ .／}＼
／ ,r'"／ .＼
ハ / / ヽ、 ／"i ああ。
.ｿ ﾉ / / （●／ ..,ｨ´ だけど俺はその数年に、
| ﾚ' '- '~ ／..|_ もてる全力を注いでみたいんだ。
l ｔ".,.-┘.)
. ', ､-ｰｒ'､ 30年捜し求めていたのが今なんだ。
.＼ ゛''´.ﾉ
） ／｀´
/ ／ヽ
. / ／ │
127 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:17:14 ID:oUWMxXJI0
_, -,x‐‐:‐:‐:-. .､
, ィ ´ ／: : : : : : : : : : ｀ヽ、
, ィ´ / ,ｲ: : : : :/: : : : :/:/:l: : :.ヽ
,.ｲ , ※,: : : : :l:/:_:_:_:／'/:/}: l: : :.ﾍ
/ :.. { l: : : : :l'-r'zｪｭ､/'´ ,:/: i: : :.ﾊ
. /, - t- ､ l ヾ: : : :! 弋 ﾉ /xt}.;': : :.ｌ:}
´￣ !: : : { ※ ｀ﾄ､:ﾍ ､ゞ'l: : ／″
. ,: : : :.ﾍ ! ｀ , ‐y 八/ ……治らねーですか？
,: : : : :.∧ l ::... ｀¨ ／ }
,: : :..: :/: ∧※ ! /: ―: i´ /
,: : :rt‐f_´ l }｀ヽt_: :l: : ｌ※ l
,: : :.f´::::::ゝゝ} ! ,ｲ7ﾐﾊ-､:ﾍ l
,: : : :l::::::::::::::::::l }'"〃 {iヾ;}､:ヽ l
. /: :..: :l:::::::::::::::::/※/､_ﾘ{i〈{i､_》{:ﾍ:ヽ
/: : : : :!::::::::::::::/ / ¨´{i ﾉ{i¨´ 〉:ﾍ: ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/....::::（ﾉ/'..............へ....................＼:.:.:.:.ヽ:.:〈ヽ:.:.:.::.:.:...|
/...:::::::::/.............ﾊ.........ヽ.......................､..........:.:...:.:.:.:.:.::.:.l
!...::::::::;'":................ﾍ...................................ヽ:./ ....:.:.:.:.:.:. i
l.....::::/.; .:.::::::::::i::.........ﾒ､ ::::::::::::.:i::::..:.:..:.:.l::.:.:〈.....:.:.:.:./i
!..:.:.:i:.:'....../....'大:::::::i...::l:::_∧-－l::::,|::::::::l:./:.:i::::.:.i:.::.:ヽ
}:::::l::::/V|::::::|ノ_｀ヽj |´ ､z＿,ｨ丶j::::l::::ﾘl:./ ＼:i:::::::.）
/......ﾚ:::lヾ:ヽ.:j ヾ≦' ￣ ﾉﾚ.l:.!:l::::.j /.:::／
. /.....::lノ.:i/:＼::::ゝ ''' ''' ﾉ,:'::i:j::|（::l （::/
……。 ..〈 ::::::（ ヽi､ヽ、 _ ／ｲ /:::ﾉ､ヽ::ヽ ヽ、
ゝ::::::＼ |l:::l/:`ー- .‐j '/／ﾊ'ヽ‐-`､
｀ ヽ /ﾊ::::;: ‐|/;'/ﾌ / _, j, ! l ヽ
r" .〈ﾉ:::::/ /i/' ` ‐''´~/.∧ , }
（ =‐' .ﾚﾘ:l ､./ l| /./ ヽ!
ゝ-' l! ｲ ヾ ､＿,,.-'ﾆ-" l ',
l / '''￣ ,ll :.
130 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:18:04 ID:oUWMxXJI0
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼ そういった危険な状況に極力身をおかないようにしていれば
. ／ ― ー ＼ 何十年かかければ改善されるそうだお。
| （●） （●） |
. ＼ （__人__） ／ ……だけどやる夫はドリームに出会ってしまった。
. ノ ｀ ⌒´ ＼ 本当はダメなんだお。
／´ ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣￣＼
／ ＼
./ ヽ
.l l
l l
.l l ……だからどうか、
ヽ l 俺とやる夫を見逃してくれ……。
ヽ l
.) __,,..／
／＝＝=､_〈
／ ＼
／ ヽ
.ｉ ､ . l
.l ｉ l l
l .l l l
l l . l l
131 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:18:54 ID:oUWMxXJI0
_, -――- ､_
_, -'_, -'´￣´`ｰ-､`ｰ､
／_r'´,r '´￣´'￣´ ヽ¨ヽ ＼
＼/／, / / ｌ｜ ヽ ＼}／
｣/ / / /´ ｣ l'、 ', lヽ!
/! / / /／／|l| ヽ l| ! |'、
//| l| j__{_. ィ 〃ﾄ､._､_|_｜l ',
/ / ｌ l| Ｎl__,ヽ /' /＿_/ /ｌ | ﾍ そんな……。
/ l ヽﾄ､ｌし￣:::::::;::::::￣ゝ)/ /}. ﾍ
/ | 丶ト _ ‐_‐ _ イ|/ | ﾍ 酷い……。
/ zヵ }:ー≧≦ー―｛. lz､ ﾍ
／ l: : ﾍ |／ .八. ＼ { ｜: ! ヽ
/ |: : : :ｌ |＿/!{ｉ}ﾄ ＿〉 l}| !: :| ＼
/ l: : : :l＼| /'{ｉ}| l} | ∨! ヽ
/ ﾄ､:_:_ゞzzzz!z{ｉ}|zzzzj}: {＿｣/ ',
! L:_:_:_;ｫｔ':＼､_{ｉ}_／/ｰｔｊ､_／ |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ｨiヽ
lﾄ､ _ -=＝ﾍ一_/::::::::.＼
_l::::::＼:::::::::::::`:::::ｉK:::::::::..`、
/.::!::::::::::::＼..:::::::::::｀Y-ゞ:::::::::::::: 、
ィ::::ヾ::::: ::::::::::ヽ:::: ::::::::;!:ヽ:ﾍ;;:::::::::::〉
,/. ::::::::ﾊ:::::::::::::::::::〉::::::::::,!:::::::j;;:::::::::/
……。 |:::::`,､::::.!.:::::::!::: :/:::::::::::::ゝ::::！::::::.｛
|/､jヽ:＼Ｖｉ:::;／〈:::::::::::::.,'::::::::Y::::::::::ｉ
世間の人からは、 Yヽ _）::::::ｉ:::::l|:::::|ヽ:::::i: ヽ_:::::＼
バカだって言われるね。 { !/:〉::::::ｉ:N,'(.::::k::.!: ｀ヽ:::）
＼ _/ｉ: ::l::::::}丿∧ﾍヽ ､:/
たかがゲームに人生賭けちゃってって。 ´/::::l'ﾞｉ|.:/ヽ／ |:::/:::〉 〈:
//::::ﾚ:|/／ ム〈::（
/／|i _／⌒ ヾ |::ヽ
/久ヽ＼ｨ/ _} ヽ:::..、
132 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:19:44 ID:oUWMxXJI0
.. ＿＿＿_
／ ― -＼
. . ／ （●） （●） だけどやる夫はもう少しだけ続けたい。
／ （__人__） ＼
| ｀ ⌒´ | やっと……。
. ＼ ／ やっと見つけた夢の世界なんだお……。
. ノ ＼
／´ ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） だろうな。
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 実際バカだし。
. | ｎｌ^l^l
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
133 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:20:34 ID:oUWMxXJI0
＿＿＿_
,､-‐'´,､-―――‐｀-'ヽ､
／／￣ ※ ※ ※＼
／／ _,､-――――-､___ﾍ
／ / .※ ／: : : : : : : : : : : : : : : : ＼
. / ./ ／: : /: : : :/: : :/: : : : : : :l: :.:ヽ
. ／ / /: : : :/: : : :/: : :/: : : : /: :./: : :∧､
. ／ ,' ※ l: :.:l:.:.l: : : :/: : :/: :/: :/: : /!:l: : l: :l ＼
. ＼ l l: : :l: :.l:ﾑ斗孑/:／:／: ､/ l:.l: : l:.:.l ﾉ
＼_.l l: : :l: :l／:／／/／/: :／｀'十: :.l: :l-'´
/:.l ※ l: : :l: :lｲセ'示 '′/／ イ示'!l!:..:l: ,'
/: :l l: :ヽ:ヽ!弋: ソ ／ 辷::ﾘ l: : l:/
. /: : :l l: : :ヽ:l` ￣ ￣ /!:.:/
/: : : :l ※ l:＼!＼! ' / l:/ ……。
. /: : : : :l l: : :`i＼ - ‐ ／ /l
/,､-‐-､.l l＿/l. .＞ ､ , .＜l .※. l
.／:::::::::::ゝl ※ l ＼ ﾉ＞＜､:/,､-‐-､.l
:::::::::::::::::`j.l l ,ｨ≧≦ﾐ､ ゝ ﾉ:::::::::::::ﾍ!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
イヽ / ヽ
/: ヽ /: : :} ∨: : : ＼ ィ:^ヽ
/: : : : ヽ /: : : ハ: :ﾊ: : : : ＼‐- .／ : : : : }
, ィ"´: : : : ヽｲ: : : ノ"´} ヽ: : : : : : ＼＞"ヽ: :-ヽ、
ﾏ: : : : : : /: :/: :イ: : : :{ : : : ＼: : : : : ヽ: : :}ヽ: : : : ＞､
ハ: : : : : / : ／: : }: : : ﾊ: : : : : :ヽ、 : : : ヽ: : ﾍ: : : : : : }
V : : /: :./: : : /: : : i {: : : : : : : : : : : : : : : : :' : : : : /
/: ／ : /: : : ｲ{ : : ∧: ヽ: : : : : : : : : : : : :}: : ∧: : 八
{ : j: : : :ｉ: : : : ハ: : ' ヽ ＼: : : :|: : : | : : |: :ヘ∧: : : ヽ
|: :| : : : |: :ｉ : :{ ∨i ', ヽ : |: : : | : : !: : : }ヽヽ: : :＼
|: :} :ｉ : :{: :ﾍ: :|―弋ヽ ! i斗―ナト/: i : :! ',ヘ: :＼ :}
}: j ハ: :!ヽ: ヽl {弌云ト }ｲf云刀.lｲ: ハ: | ヽ ＼: : :ヽﾐ、
ﾘ /:{ ヽ', ヽ: :八 乂ﾉ 人丿 ﾘi: :| ヾ! ヾ ＼} :ハ} ……だけど2人が今まで、
j 八: ', ﾔ: : |八''' '''ﾉイ: :l ｀ ﾍ:} ﾘ どんな思いをして
/´ ヽ' ｷ: : }: : ヽ ′ ,ィｉ:|::{ハ! ｿ 何を探していたのかを知ってる。
´ ｀ ｉ: :ﾘ: : ﾄ: :` :..、 ＾ ,.イ:ヽ:八: : : ヽ
}: /: : :} ヽ: :＼ ｀¨ /{ｭ:/＼: ヽ: : :＼ だからとめない。
//: : : /≦ト、 :ヽ / /: : ＞ 、ﾍ: : :ヽ＼
_}: z≦´: : :ﾊ ヽ: :ヽ /: : : : : : 〉: メ: : ＼｀`
/ ＼ヽ:: : : : :ハ ヽ:ﾘ /: : : : : : /ﾊ: :ﾘ ヽ: :ヽ
/、 ヽヽ:: : : : ヤ"}ﾙ'‐/: : : : : ／／}ﾊ} ＼}
/ハ ﾄ ヽヽ:: : : :{"´/｀ﾞ〉: : : :／／ !/ ムi
/ !ノ⌒ヽヽ:: :ﾑ }九/: ／／ / ヽ
135 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:21:25 ID:oUWMxXJI0
＿＿＿_
／ ＼ 翠星石や蒼星石。
／ ― ‐ それに水銀燈とでっていう。
／ （ ●） ） 4人の可能性を見つけたら、
| （__ﾉ､_） やらない夫と2人で満足できる冒険をして、
＼ ｀_⌒ それで引退しようと思っている。
／ ＼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ ＼
| |
. | |
| | ……やらない子。
. | }
. ヽ }
ヽニニニﾆノ ､_
／:::::::::::::::::::::￣`ｰ
ヽ:::::::::::::::::::::::ｰt-.._:
ヽ::::::::::::::::::::::::i
136 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:22:14 ID:oUWMxXJI0
, -―- ､
,.ィ ´ ＿＿ ｀ヽ､
. ／ ,.ィ ´ ｀ｰ-､ ｀ヽ､
. く ／ ※ ※ ｀ヽ／
`/ _, -―‐-､_ l
/:l, -‐:'´: : : : : : : : : ｀ｰ､l',
/: :l: :l:: : : : : : : : l: : : : : : l: ',
/: : :l: l: l: : : : : /:/!: : :l:l: :/:.∧
/: :ﾊ`ヽ:.l: : : ;.ィ:/-弋: l: /`７:∧ ……。
. /: : `iゝ! ヽ!'ヽ／_'_, ィ´/'´/ﾉ:l: :∧
/: : : :l:::::l l 《ﾉ ､》 / ./:::::::l: : ∧
/: : : : l::::::l ※l ¨ij 〉〈 ij l l:::::::::l: : :.∧
. /: : : : :/:::::::! ! .ij〈 ﾉ ij l※l::::::::::!: : : ∧
/: : : : :/::::::::::l l .ij.ﾉ 〉 ii ! !:::::::∧: : :.:∧
./: : : : :〈:::::::::::::l l^.＞＜ｰ! l:::::::::::∧: : : ∧
: : : : : : :ヽ::::::::::l ※l圭ヽ/圭! l::::::::::::::::〉: : : ∧
: : : : : : :./`ｰ-､! l圭圭圭/ /`､＿:;:ィ: : : : :.:∧
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／丶
／:::::::::丶
_ - ヘ - - ｀ヘ
∧ ／:::::￣::::: ::::::/:::,、丶 ／:∧丶
/:::::丶 ／::::: ::::: ::::: ::: ::/::::ノ ヽ::丶::::/_-丶丶
/::::::::::::-／::::: :::: ::一´￣／:::::´´:::::::: ヘ:::｀｀:::::::::＼
一´￣:::.|l i::::::::: ::::::::: :::: :／.::::..:::: ::::: .∧:::ヽ::＼:::::ヽ::::::::＼
《::::::::::::::::::::::Li ::::::::::: :::::::: ::/ :::..:::..:::: ::::: l .l:::lヽ:::ヽ::::::ヽ:::::::::＼
i:::: :::: :::i´::::::i:::: ::::: ::::::: /:::..:::: :::::..:::: ::::: l .l:::l ヽ:::ヽ:::::: ヽ::::::::::＼
丶::::::::::l:::: :::::i::: ,'､ ::/::,、::::::::i:::: ::λ :ヽ l:::l_ ,.i ヽ:｀-::::::l:::::丶:::::＼
丶:::::::::::::::::.i::: / 八:/ /:: ﾉ:::∧::::::.l ヽ:::i lﾉ_lﾉlﾉlﾉ::::l:::::l＼::::ヽヽ:::ゝ
i::::::::::::::::N.::/ ﾊ::/ /:::::ﾉ:::::/-‐ヽ'::l ＼l '1ﾟ;;j lﾉl:::/i:::/ l＼::::l
i:::::::::::ｌ::::ｌ / /:::/::/::ﾉ:::|::::/ _____ ,ヽl ｀ Vｿ, ﾊ∨∨ / ∨
/::::::::::: l::::l./ /冫^,、∨ｌ:|:./ ,,, ￣´ 、 ″ｌ l ∨ こういうのをまさに共依存って言うんだよね。
/:::::::l:::: i:: 〈 ' '／ .ヽ, / ∧ ﾉ∨
/:::::∧|::::::::/丶 く.ｿ∠ｌ |::.＼ __ ／μι とめない身内にも責任があるというのも
/::::／ l:::::/ ヽ ） l∨ヽ::丶＞- ´__. イ:::i､｀,)) とめられない理由もよく分かるよ。
i:::/ l:::/ / / i l ヽ::::ヽ ( ヽ､::::i ヽ(('
∨ ∨ / / ￣＼＼ ヽ::::ヽ ｀ ヽ i::i--,'、
137 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:23:05 ID:oUWMxXJI0
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼ そうじゃなくても君達に付いていくのはあと半年が限界だと思っているお。
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | それから2年くらいやらない夫と冒険して、
./ ∩ノ ⊃ ／ きっぱりと辞めようと思っているお。
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿＿
.,／,-､ ＼
／ ﾉ:/ ﾉfヽ.. ＼
| /:/ /...| | | ……すまん。
l ﾚ ./..ノ .,''´} i
l ' ´ .〃 / | 嫌な思いばかりさせるな。
ヽ. . 〈 .ﾉ
＼.,_ ._ﾉ /
/ / ヽ
./ / |
i .／ . |
139 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:24:05 ID:oUWMxXJI0
――'`ー―‐'ヽ
. ／: : : : : : : : : : : : : : : ｀ー 7
. .:': : : : : : : : : : : : : : : :!: : : : : | .ヽ|∠
/: : : : : : : : : : : : : : : : :|: : : : : :ﾟ。フ|ヽ
. /: : : : : : : : : : : : : : : : : :}: : : : : : :ヽ
′: : : : : : : : : : : :ｲ: : : :/: : : : : : : :/ .ヽ!∠
.' : : : : : : : : : : : /: /: : : ∧: : : : : : : { フ|ヽ
|:|: : : : : : : : : ／／: : : / ヽ: : ヽ: : :〉
|:|i: : : : : : : :/／/: : :／ ＼: :ヽ:{ ヽ|∠
|ハ : : : : : ｱ￣/`／〃 ￣ニニニ二. フ|ヽ
| ヽ: : : : ｉ{ 芍芸ﾐ / 勺艾云 ｱ、
＼: :ヽ 戈弐 ゞｰ一'//
{: ＼: ＼ /: i: ヽ|∠
……そうですか。 . . 〉 ｀入 ’ ／- ｲ フ|ヽ
i .ヽ!∠ヽ个: . ､ `＝ ﾄ
{ フ|ヽ }: |: : : |:l: : : :-ｒ ! 〉
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_ , - ､
/: ヽ ＿＿ , ィヽ ハ: : ヽ
r-―/､: : :ヽ , . : : ´: : : ／: : : :∨: :ヽ: : ｀ヾヽ
|: : : : : ｀: : イ: : : : ィ:.／: : : /: ∨: ヽ: ヽ: : : : }
| : : : : : : /ﾂ; イ ´:／: : : ;ノ⌒ｲ ヽ､l : : ヾﾍ: :.l
l : : : : : /ｿ': : : ／: : : ;イ: : i : ﾊ: i : :ヽ: : ' : : ヾ
/ : : : : /ｲ: : >' : : : :／: :/: / / ﾞl : '; : : ;ヽ: : : : ヾ ､
. / : : : : /;' |: / : : : ／: : :/: ｲ: ;' l: : '; : :l : '; : : : :l /
/ : : : ／ｲ: :l/: : : :ｲ: : : :/: :/ l :| l; : l : l : : l : : : :l
. /: : : :ｲ: : :|: /{ : : : : l: : 斗‐/-」､| l .;': :ﾊi : l : : : :l
/: :／/: : : :ﾄ/Y: ﾍ: i: :l: : ィァマヽヾ l l ﾅ=ト､l : : :l |
./: / /: : : ; イヽ; r､: l､ l: :{代 り ｲァ=ﾏヽ:/: : :ﾊヾ
: :/ /: :.／ |: : 'ヽ ヽﾄ､l: | ゞ" { ツ /ｲ:/ :;' ヾ それでも私は2人が傍に居てくれることが幸せだ。
: ' /:／ .|: : ﾊ:ヾ-.l ヾ 〉 ｀´ ｲ/:/: :/ だからその思いを否定しちゃダメなんだ。
:{ {:ｲ ﾘ: :' :∨: :l 八/: ;イ
ヾ |' /: : : : / l : l ヽ ´ ` , .ｲ イ: l ﾘ そうしてしまうと、
＼＿ ／: : : ／/ l :ﾊ ｀ ､＿ イ: : | ヾl/ 辛い思いに摩り替わってしまう。
. /: : : ／: :/ ＼:ヽ {=ヾ-l､_:_|_ ´
/: ::r―f￣´ヽヽ ＼:ヽ 〈: : :〉 ヽヽ ヽ でしょ。
ヾ/ ヽヽ 〉＼ ＼ヽ‐- ヾ ハ } ヽ }
|{ ヾ | | ＼｀ ＿ｿ | 〈 ｿ i
140 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:24:54 ID:oUWMxXJI0
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ だからその期間だけは
／ （●） （●） ＼ どうか見逃してくれないかお。
l ⌒（__人__）⌒ ｌ
＼ ｀⌒´ ／ そして……。
／ ＼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） ……。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> く
| |
| |
142 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:25:44 ID:oUWMxXJI0
／: : /: : : : : : : : : : :l: : : |: : ＼: : :: : : :ヽ､. ※ .ヽ ヽ
. /.: : : /: : : : : : : : : : : :.|: :: :|!: : : :＼: : : : : :.:ヽ l ゝ
. /:/: : :/: :.:l: : : : : : : : : :.i!: : :.i!: : : : : :ヽ: : : : : : l ※ | ／
7:/: : :.7: : :|!: : :: : : |: : :.:/:/:./!: : : : : : : l!: : : : : :.|. | ,ｨ''´
. l:./: : : l!: : :|!: : :: : :.:|!: :./:./:./.:||: : : : : : :.:|!: : :: : : | ※ .| /´
. |:l: : : : |: : |!: : : : : /: ://:/:./ l:.|ヽ: : : :: : : |: : :: : : :| | /:.|
. |!.|: : : :.|: :|: ___/:/!:／//.//＿i!＿ヽ: : : : :.|: : : : : :| ※ |.ノ: :.l
. | |: : : :l!:.|:／/／ ／ // i ｀ヽ: : : :|: : : : :./ |: : : :.l
ﾍ: : :.:ﾄ､!ｬ'´ﾓ示, ／ ｲ ほ示 ヽ`: l: : : : / ※ /: : : : :l
ﾍ: :.:l! `､ゝ辷ﾉ ､弋::::::ﾉ ´ /: : :.:/ /: : : : :..:l
＼i! , ￣ , ￣ //: ::／ ※ /: : : : : : :l
そして？ |`※ ',. ` ／/／ /: : : : : : :. :!
| ヽ ー ／／! ※ /.: : :: : : : : : :l
| ※ l:.ヽ､ ,／´|:.l l: : : : : : : : : : :l
| |: |: : :＞ .-‐ ＜´ ,ｨ´| ※ /: : :|: : : : : : : : :l
| ※ .|: :|: :: : :.ﾊ,__,,､ｨ'''"´ .| /: : : :|: : : : : : : : :.l
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,ハ /＼ /::::::ﾍ
/´ヽ ,/;:::::∨::::::::Y＾⌒ヽ､{ｹ:::::::::ヽ､
/l:::::ﾉ!／::::／:l|:::_ｲ丶{:::ヽ､::::.ヽ::::::'⌒＾￣,}
,／/:::::/::::／:::::／l{ﾆ、ﾐ::::＼::::::::.::::＼: : :./´::|
i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ＼::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.ｲ.:/:::::::;:
/::::::::′/:::::::::/:::丿 '.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,ｲ',::::::::ﾄ､
／:::::::/::::〃::::::/:::::| ヽ::::|ヽ:::::::';::::ｌ:＼:::i|::::::::: : ::>
, '::::::/::::/,ｨ!/:::::l::::::L::∟、 ､::| ＼!:::::|:::::l＼::::::::|ゝｲ
{::::::/:::://｜'::::::l::/ｌ_∟､ ヽl二,,'_'j::::|::::,ﾄ､:::＼::lﾙ
l::::/／ l:||::ｌ:::::::::l,'ｌ { ﾄ;ﾊ` '´‘;!iﾒj }|:::ﾚ'::!ヽj/ ）ヽ
｀/,' l:||::l:::ヽ∧ヾ` vｿ Ｖノ /|:::l丿::ﾘ::| `丶
（ l ﾘｌ:!い::::::{tﾍ ,,,, , ,,,;ｌ|::::|::/ｲ|::l ） だから私は、
ヽ ｌ/ Ｖ｜トrﾍ、 ,ｲ.|::::|::i|| ﾘ 兄ちゃんができるだけいい方向に回復をするように、
＼｜::| |｜::::ﾄ､ ‐―- ｨ:::ﾚ':::::jl:::l そしてその後の冒険で力を出し切れるように
|::::j人!::::｜「 ト __ , ´｜ ′ｲ八| お手伝いしたいな。
|::/ i:::::::ｌ l! | ∨/::∧::丶
|/ |:::::::l !ﾚ //::∧ ﾄ､::::＼＿,
/ ｌ:::::::川 ／/::,ﾍハL 「＿￣ヽ
／ ＿ 厶ィ'::::/ ｰ一' _／∠_ヽヾ. ￣｀ヽ
145 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:26:34 ID:oUWMxXJI0
＿＿＿_
／::: ＼
／:::::::::: ＼ やる夫がバカな事をしでかさないように、
／:::::::::: ＼ 見張っていてくれないかお。
|::::::::::::::: |
／⌒::::::::: ⌒ヽ／ 翠星石なら頼めるんだお。
/:::::::::::: ＼
/:::::::::::::: ＼ ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿＿
／ _ﾉ＼
/ （一）
| （__人） ……ありがとう。
| ｌ
. | |
. ヽ ﾉ
ヽ /
/ ヽ
| |
|. |
146 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:27:24 ID:oUWMxXJI0
―― ゝ-へ
. ／ ／ _＞‐､
´ ／ -‐: : ´: : : : : :ヽ､
. ／／: : : : : : : : : : : : : |: ＼
/ /: : : : : :／ : : : : : : l :|: : : ＼
. / /: : : : : /: : : : : : : /斗ﾊ: : : : :.ヽ
/ ′: : : :/.: ／: : :／ / ',:| : : : : :
. / |: : : : :/／: : :／ ｘ冬ﾐ:ﾊ: : : : :|
―┤ |: : : : :|: : : ,≦ｭ ∨ﾘ//: :ヽ: : ::|
: : :.| |: : : : :| イしﾊ ゞﾟｲ:.|: :.ﾊ |リ
: : ∧ ∨ : : :| 乂ｚﾂ ′.ﾉ/／ ﾘ ……はい。
: : : ∧ ∨ : : ＼ ´ _, ' ／ } 分かりました。
}: : : :∧ ヽ: :.Ｔ ゝ ．._ ｲ ＼
!: : : : :∧ ´'┴ ､ ﾊ: : :＼ ＼ ＿ _ ､￣ ｀ヽ
: : : : ｢:::∧ ＼ |`ーﾍヽヽ ＼ ＼
: : : : |:::::::::＼＿＿ `丶、__} }::ヽﾞー──────‐' }
: : : : |::::::::::::::::＼ヽヽー┬ｒ､ヽ ￣`ーi { ,}
: : : : |::::::::::::::::::::::＼ヾ､ {{ }ハ ＼＿__＼ / }
: : : : |::::::::::::::::::::::::::::ヽ} ¨', }ﾍ ||{ { }:::::::ﾞ､ / ＿__／
: : : : |::::::::::::::::::::::::::::::::＼ } } || { { }:::::::::i、 ￣
: : : : |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ } } .{ { }::::::::::〉
: : :／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ } } { { }::::::::{
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,⌒ﾊ ,ﾊ⌒ 、
,'...::::::ヽ、,_r - －¨⌒`へ _,、_-_:.:::ヽ
ﾉ....:::::::.ｨ〃:::::::::::::::::::::ﾍ::::::::::::::ヽ`ヽ::::::::ﾊ
i...:::ｨ::::∧:::::::: ::´::::,::::ﾊ:::::::::::::::::ヽ ´丶/:i
ﾄ..:::/::/::|/::: :/´:::::::::ﾒ:/ヽ:::i::::::: :ゝ:::ヽy::::i
ﾙ.:::ﾉ::::ﾘ/:::/:::::/:::/l/::::::/| l:::::l::::::::::::丶::ヽ::ﾘ
{ /jYyﾉ::/::::ｲ::::/::l::::::/|/ l:::/l:::/l::::::::i:::::l:::〈
） |/|/:::;/l;::/.:::l/ l:/ ,l;/ !:::::::l::::l ﾙﾘ:::、
ﾚ::l;::/.ﾚl/., l/_ _l;. l:::,:/:::l:! ヽ）
l/∧|'｛厂`` '{厂``ﾚ::i::l:::l
|::::ハ'''' . '''/::l::::l:/ いえいえどういたしまして。
|/::::.｀ﾄ. ___ ,':::/|::::i:|
,':::::i::::::ｌ:`r 、_ イ/::::/:::|::::i:|
,/::::::l/:l;;;l::::l |l::从:::ﾉｌ::.:.V
ィ:::;;;;;-‐l/:/l:{ヾ, ｿ/￣/'ヽ 、ヽ
:.:./-‐/ ゞ ヽ、 ｨｲ/ ／ヽ
,/ | ＼ ﾞ⌒`Ｖ＾¨＾Ｖ⌒" / i/ ',
148 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:28:16 ID:oUWMxXJI0
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
l ⌒（__人__）⌒ ｌ
＼ ｀⌒´ ／
／ ＼
「……」
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | （ ⌒）（⌒ ） |
. | （__人__） │
| ｀⌒ ´ |
. | |
. ヽ /
ヽ /
> く
| |
| |
150 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:28:55 ID:oUWMxXJI0
「よろしくお願いします」
.
151 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:29:15 ID:oUWMxXJI0
/ ＼
/ ＼
_＿_/_＿＿＿＿＿ ＿＿_＼__
{ | 9 ￣￣￣ 6 |
} 「 |
} i [
L!_ 30話後編2へ続く…… |
「l￣_ -─ }
| i￣ |
L|＿ - ‐─ - {
￣￣¨¨＝‐=＝────‐=─┘
.
152 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 23:29:29 ID:JpCtkmfs0
なにこのふつつかものですが
153 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 23:29:30 ID:q2.3EVA20
お疲れ様
154 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 23:29:45 ID:FHoUffVo0
乙でした～
155 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 23:30:16 ID:JpCtkmfs0
乙ですー
156 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 23:30:21 ID:2AIB59Ic0
乙・・・でいいのかな
早く一攫千金を狙ってくれ～
157 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 23:30:32 ID:.u4eCZ9A0
乙でした。
口の中が苦いんだが、最後甘くなったw
158 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 23:31:03 ID:MMYWNzrU0
お疲れ様でした。続きぼちぼち楽しみにしております。
159 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 23:31:14 ID:dJ01RrOQ0
乙したー。
やる夫も、やらない夫も、そしてやらない子や翠星石も。
みんなほのぼの幸せになってほしいもんだ……。
それはさておき、復ッ活ッ！苺さん復活ッッ！苺さん復活ッッ！酔っぱら苺さん復活ッッ！
おかえりなさいｐｒｐｒ
160 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 23:31:21 ID:AY86smX20
乙でした
161 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 23:31:39 ID:I4WGyidY0
苺さんおっつおっつ
162 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 23:31:39 ID:14naGCTE0
おおぅ。
ほんのりビターで柔らかい甘さが私を包み込んでいるぞっ！
乙！実に乙です！！
ありがとう苺さん！
163 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 23:31:55 ID:kPuJnyDs0
乙でした。
本当によく分かっているんだなあ、お互いが。
164 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 23:32:19 ID:D1WzpVdk0
乙です
いやあ息が詰まりそうになった
翠星石もやらない子もいい女だ、やるやら幸せにな
165 ：名無しのやる夫だお：2012/10/28(日) 23:32:45 ID:8a.aLAaM0
長い間待ってた甲斐があった。この雰囲気やっぱいいわ～～
166 ：酔っぱら苺 ◆Cj8UFo77gc：2012/10/28(日) 23:32:49 ID:oUWMxXJI0
短いですが今回はここまでとなります。
やるやらがどんな思いで活動し、
どんな決意でドリームに挑んでいるか、
ここまでで全て出し尽くしました。
この後社会人を経てドリーム新人時代をお届けして
30話は終わりとなります。
次回投下で全て完了できるかは分かりませんが、
来週か再来週には必ず投下します。
もう少しだけ、お付き合いくださいませ。
お読みくださってありがとうございます。
そして合いの手嬉しいです。
暗い話もありましたが、
読んでくださってありがとうございます。
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